JP3187632U - ハイブリッド型ステッピングモータ用ロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータを軽量化し、イナーシャを小さくして、使用可能な帯域を広くできるハイブリッド型ステッピングモータ用ロータを提供する。
【解決手段】ハイブリッド型ステッピングモータのロータ1Aは、第1及び第2ロータコア2,3と、第1スリーブ4と、第2スリーブ5と、シャフト6とで構成されている。第1スリーブ4は、シャフト6を通す係合穴10が設けられ、この係合穴10から径方向に延びるスポーク部材11が設けられている。第1スリーブ4をスポーク状に形成することで、不要な部分をそぎ落とすことができ、重量を軽減することができる。シャフトは、磁性材料で形成されているために、充分な強度が得られ、細く形成することができ、重量を軽減することができる。これらにより、ロータ1A全体が軽量化され、イナーシャを小さくし、低い応答周波数での反応を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ハイブリッド型ステッピングモータ用ロータに関する。
従来、ハイブリッド型(HB型)ステッピングモータの構造は、軸方向に配置された1組のロータヨークの間にアキシャル方向に着磁されたマグネットを挟んで、ステータを介して磁気回路を形成する構造をしていた。
しかしながら、上述したようなHB型ステッピングモータの構造では、1組のロータヨークが薄い電磁鋼板を積層して形成されており、マグネットと合わせると、モータに占める1組のロータヨークの質量の割合が高い。また、ロータヨークは、歯型状で形成されており、薄い電磁鋼板の積層構造では、寸法精度が出しづらいという問題がある。
そこで、このような欠点を解消するために、例えば、特許文献1には、極歯を成型マグネットにより形成し、磁性材料のロータボスと嵌合し、ロータボスの体積を減らすことにより、ロータのイナーシャ(慣性モーメント)を大幅に削減することができるステッピングモータ用ロータが開示されている。
特開平6−169559号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたものでは、シャフトがロータボスに直接嵌挿されているので、シャフトを磁性材料で形成すると、シャフトを通して磁気漏洩が発生するため、シャフトは、非磁性金属を使用する必要がある。そのため、磁性金属を使用するよりも、硬度が得られず、太い材料を使用することになり、シャフトの質量が重くなるという問題がある。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ロータを軽量化し、イナーシャを小さくして、使用可能な帯域を広くできるハイブリッド型ステッピングモータ用ロータを提供することを目的とする。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の態様を例示するものであり、本発明の多様な構成要素の理解を容易にするために、項分けして説明するものである。以下の各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明を実施する最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、または、さらに他の構成要素を付加した態様についても、本発明の一態様になり得るものである。
(1)シャフトと、
前記シャフトが嵌合する係合穴と、前記係合穴から径方向に延びるスポーク部材とを備えた第1スリーブと、
前記第1スリーブの外周に装着された第2スリーブと、
前記第2スリーブの外径と同一の内周を有し、かつ、外周に極歯を形成したマグネットから成る一対のロータコアと、を備えたハイブリッド型ステッピングモータのロータであって、
前記一対のロータコアは、軸方向に一定の間隔をあけて配置され、かつ、前記一対のロータコアの前記極歯が周方向に所定ピッチのずれを有して前記第2スリーブに嵌合しているロータ(請求項1)。
本項に係るロータでは、第1スリーブが径方向に延びるスポーク部材を設けることで、必要な強度を確保しつつ、不要な部分をそぎ落とすことができるため、第1スリーブを軽量化することができ、ロータ全体の軽量化が可能になる。これにより、ロータのイナーシャ(慣性モーメント)を小さくし、低い応答周波数での反応が向上する。
(2)上記(1)項において、前記シャフトは、磁性材料で形成され、
前記第1スリーブは、非磁性材料で形成され、
前記第2スリーブは、磁性材料で形成されているロータ(請求項2)。
本項に係るロータでは、シャフトを磁性材料で形成することで、非磁性材料に比べて強度の確保が容易となり、細く形成することができ、シャフトの軽量化につながる。更に、第1スリーブを非磁性材料で形成することで、モータの磁気漏洩を防ぐことができる。
(3)上記(1),(2)項において、前記一対のロータコアの一方は、外周部がN磁極に着磁され、内周部がS磁極に着磁され、一方、前記一対のロータコアの他方は、外周部がS磁極に着磁され、内周部がN磁極に着磁されているロータ(請求項3)。
(4)上記(1)から(3)項において、前記一対のロータコアの内周部には、各々バックヨークが設けられている。(請求項4)。
本項に係るロータでは、バックヨークを設けることで、一対のロータコアを成型する際、バックヨークにより寸法精度を確保し、マグネットの寸法精度がよりよくなる。
本考案は、以上のように構成したことにより、ロータを軽量化し、イナーシャを小さくして、使用可能な帯域を広くできる。
本考案の第1実施形態に係るハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの斜視図である。 図1に示すハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの軸方向の断面図である。 本考案の第2実施形態に係るハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの斜視図である。 図2に示すハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの軸方向の断面図である。
以下、本考案の第1実施形態に係るハイブリッド型ステッピングモータ用ロータの構成を図1及び図2に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本考案のハイブリッド型(HB型)ステッピングモータのロータ1Aは、一対のロータコアである第1及び第2ロータコア2,3と、第1スリーブ4と、第2スリーブ5と、シャフト6とで構成されている。
第1及び第2ロータコア2,3は、内周部が略円筒状であり、外周部に複数の極歯7,8が形成されている。また、第1及び第2ロータコア2,3は、マグネットで形成され、圧縮加工や射出成型により形成される。第1及び第2ロータコア2,3は、一定の間隔をあけて隙間9を形成するように第2スリーブ5に装着されている。第1ロータコア2の複数の極歯7と第2ロータコア3の複数の極歯8とは、第2スリーブ5に装着した際、各々周方向に所定ピッチでずれるように配置される。図示の例では、第1ロータコア2の外周部は、N磁極に着磁され、第1ロータコア2の内周部は、S磁極に着磁され、一方、第2ロータコア3の外周部は、S磁極に着磁され、第2ロータコア3の内周部は、N磁極に着磁されている。なお、第1及び第2ロータコア2,3のN及びS磁極は、適宜逆の関係で構成されていても良い。また、第1ロータコア2と第2ロータコア3との間の隙間9は、組付けの際に治具を用いて隙間を形成してもよい。
第1スリーブ4は、非磁性材料から形成され、第2スリーブ5の内周部に嵌合されている。第1スリーブ4の中央には、シャフト6を通す係合穴10が形成され、この係合穴10にシャフト6を嵌合している。また、第1スリーブ4は、係合穴10から径方向(放射方向)に延びる複数のスポーク部材11が設けられている。このように第1スリーブ4をスポーク状に形成することで、必要な強度を確保しつつ、不要な部分がそぎ落とされ、複数の空洞部12が形成されることにより、第1スリーブ4の重量を軽減することができる。更に、第1スリーブ4を非磁性材料で形成することで、モータの磁気がシャフト6に漏洩することが無くなる。
第2スリーブ5は、円環形状であり、磁性材料から形成されている。第2スリーブ5の外周部は、第1及び第2ロータコア2,3と嵌合し、第2スリーブ5の内周部は、第1スリーブ4に装着され、固定されている。第2スリーブ5の内径は、適当な肉厚を有すればよいため、シャフト6の太さによって内径の大きさを適宜変更することができる。第2スリーブ5の外径は、第1及び第2ロータコア2,3の内径と同径である(嵌合に適した嵌め合い寸法に設定されている)。第2スリーブ5は、第1及び第2ロータコア2,3と嵌合することで、第2スリーブ5とステータ(図示せず)との間で磁束の通路が形成され、磁気回路構造が成立する。
シャフト6は、円柱状であり、磁性材料で形成されている。このシャフト6は、第1スリーブ4の係合穴10に回転可能に嵌合し、シャフト6の両端が係合穴10から突出している。このシャフト6は、磁性材料で形成されているため、非磁性材料に比べて強度の確保が容易となり、細く形成することができる。これにより、シャフト6の重量を軽減することができる。
第1実施形態に係るHB型ステッピングモータのロータ1Aによると、第1スリーブ4をスポーク状で形成することにより、必要な強度を確保しつつ、不要な部分を削ぐことができるので第1スリーブ4の重量を軽減することができ、更に、シャフト6を磁性材料で形成することで、十分な強度が得られ、シャフト6を細く形成することができ、重量を軽減することができる。これにより、ロータ1A全体の重量を軽量化することができ、ロータ1Aのイナーシャ(慣性モーメント)を小さくすることができ、低い応答周波数での反応を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態に対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図3及ぶ図4に示すように、第2実施形態に係るロータ1Bでは、第1及び第2ロータコア2,3と第2スリーブ4との間にバックヨーク15が設けられ、更に、第1ロータコア2と第2ロータコア3との間にスペーサ16が設けられている。
バックヨーク15は、円環状であり、磁性材料で形成されている。バックヨーク15の内周部には、第2スリーブ5が嵌合され、バックヨーク15の外周部には、第1及び第2ロータコア2,3が設けられている。
スペーサ16は、リング状であり、第2スリーブ5の外周部に装着されている。また、スペーサ15の外径は、第1及び第2ロータコア2,3の外径より小さい。
第2実施形態に係るロータ1Bによると、上記第1実施形態と同様の作用効果に加え、バックヨーク15を用いることで、第1及び第2ロータコア2,3を成型した際、バックヨーク15により寸法精度を確保し、マグネット、すなわち、第1及び第2ロータコア2,3の寸法精度をよりよくすることができる。
なお、第2実施形態では、バックヨーク15の外周部に設けられた第1及び第2ロータコア2,3は、バックヨーク15と一体に射出成型してもよく、又は、第1及び第2ロータコア2,3を射出成型した後、バックヨーク15に取付けてもよい。
1A,1B…ロータ、2…第1ロータコア、3…第2ロータ、4…第1スリーブ、5…第2スリーブ、6…シャフト、7…極歯、8…極歯、11…スポーク部材
考案の態様)
以下の考案の態様は、本考案の態様を例示するものであり、本考案の多様な構成要素の理解を容易にするために、項分けして説明するものである。以下の各項は、本考案の技術的範囲を限定するものではなく、本考案を実施する最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、または、さらに他の構成要素を付加した態様についても、本考案の一態様になり得るものである。
次に、本考案の第2実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態に対して、同様の部分には同じ参照符号を用いて、異なる部分についてのみ詳細に説明する。

Claims (4)

  1. シャフトと、
    前記シャフトが嵌合する係合穴と、前記係合穴から径方向に延びるスポーク部材とを備えた第1スリーブと、
    前記第1スリーブの外周に装着された第2スリーブと、
    前記第2スリーブの外径と同一の内周を有し、かつ、外周に極歯を形成したマグネットから成る一対のロータコアと、を備えたハイブリッド型ステッピングモータのロータであって、
    前記一対のロータコアは、軸方向に一定の間隔をあけて配置され、かつ、前記一対のロータコアの前記極歯が周方向に所定ピッチのずれを有して前記第2スリーブに嵌合していることを特徴とするロータ。
  2. 前記シャフトは、磁性材料で形成され、
    前記第1スリーブは、非磁性材料で形成され、
    前記第2スリーブは、磁性材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータ。
  3. 前記一対のロータコアの一方は、外周部がN磁極に着磁され、内周部がS磁極に着磁され、一方、前記一対のロータコアの他方は、外周部がS磁極に着磁され、内周部がN磁極に着磁されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータ。
  4. 前記一対のロータコアの内周部には、各々バックヨークが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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