JP3187291U - 携帯端末の無線局 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きな通信エリアを持つ既存の無線基地局と協調して携帯端末の通信能力を高めると共に、大きな災害時に各種情報の提供や携帯端末以外で安否の連絡が可能な無線局を提供する。
【解決手段】街路灯1と無線局アンテナ2が一体的に取り付けられた7〜8mの高さの自立支柱3に近接設置したボックス4内に無線機と電源、および蓄電池を収納し、携帯電話ネットワークに光ケーブルで接続されるように構成した通信エリアの小さい無線局を、主要ターミナル駅前広場等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替して複数設置し、通信端末の収容能力を高める。また、無線局の支柱にディスプレイ37を設け、普段は広告の表示等に活用し、災害発生時には、一時避難所の表示、交通機関の状況、災害情報等の表示をする。更に大規模災害発生時には、無線局に設置したICカードリーダに非接触ICカードを翳すことで、予め登録された宛先に居場所が連絡される。
【選択図】図5
【解決手段】街路灯1と無線局アンテナ2が一体的に取り付けられた7〜8mの高さの自立支柱3に近接設置したボックス4内に無線機と電源、および蓄電池を収納し、携帯電話ネットワークに光ケーブルで接続されるように構成した通信エリアの小さい無線局を、主要ターミナル駅前広場等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替して複数設置し、通信端末の収容能力を高める。また、無線局の支柱にディスプレイ37を設け、普段は広告の表示等に活用し、災害発生時には、一時避難所の表示、交通機関の状況、災害情報等の表示をする。更に大規模災害発生時には、無線局に設置したICカードリーダに非接触ICカードを翳すことで、予め登録された宛先に居場所が連絡される。
【選択図】図5
Description
本考案は、主要ターミナル駅前、イベント会場等の人が集中するエリアにおいて、携帯端末の通信速度の低下が避けられない、あるいは大規模災害発生時に、都市部の駅前広場にあふれた人の携帯端末が繋がらず、安否確認ができない状況を解消するための携帯端末の無線局に関するものである。
現在、都市部の無線基地局は、1km〜2kmの通信エリアを確保することと、無線基地局の設置場所としては、高層ビルの屋上に設置されていて、同時に使用できるチャンネル数は限られている。このため、都市部の駅前やイベント会場や商業施設等の人が集中する場所での携帯端末通信品質の低下や繋がりにくい状況が生じている。また、大規模災害発生時には、携帯端末の使用が集中して繋がらない状態が続き、連絡や安否確認がなかなかできない現状にある。これらの都市部では、電力等のインフラは地中に埋設され、殆ど電柱が撤去されて街路灯あるいはカメラを備えた防犯灯の自立支柱が道路に沿った歩道や駅前広場に見られる程度であり、災害時等の安否情報の伝達や災害情報の入手が難しい。地震発生時に携帯電話利用者に速やかに地震の発生と利用者の居場所付近の安全な避難場所を案内するものが従来技術として開示されている。また、非常時に対応した防犯街路灯が従来技術として開示されている。
特許文献1の技術によれば、地震発生時に携帯電話利用者に速やかに地震の発生と利用者の居場所付近の安全な避難場所を案内するものが開示されている。しかし、大きな地震等の災害発生時には、交通機関も止まり、駅前広場にあふれた人々が、真先に安否確認のために家族との連絡を取ろうとするには、この従来技術では安否確認はできない。また、災害時の必要情報を得ることもできない。特許文献2の従来技術によれば、非常時に対応した防犯街路灯が従来技術として開示されているが、防犯カメラと街路灯が停電時でも機能することと、非常時に携帯電話の充電ができる機能が用意されたもので、いずれも人の集中するエリアでの携帯端末の通信速度の低下、大規模災害時の繋がらない状況の解消にはならないので、本考案では、通信エリア(サービスエリア)が小さく、したがって電波出力も小さい無線局を人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替として複数設置し、大きな通信エリア(サービスエリア)を持つ既存の無線基地局と協調して携帯端末の通信の収容能力を高めると共に、大きな災害時にも各種情報の提供や携帯端末以外でも安否の連絡が可能な無線局を提供することである。
本考案は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、街路灯と無線局アンテナが一体的に取り付けられた7〜8m程度の高さの自立支柱に近接して設置したボックス内に無線機と電源、および蓄電池を収納し、携帯電話ネットワークに光ケーブルで接続されるように構成した通信エリアの小さい無線局を、人が集中する主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替として複数設置し、携帯端末の通信の収容能力を高めることにある。また、本考案の無線局の支柱にディスプレイを設け、普段は広告の表示、各種案内等に活用し、災害発生時には、最寄りの一時避難所の表示、交通機関の状況、災害情報等の表示をする。更に大規模災害発生時には、本考案の無線局に設置した非接触ICカードリーダに、交通機関等で使用されている非接触ICカードを翳すことにより、予め登録された宛先に居場所が連絡される無線局である。
本考案の無線局は、人が集中する主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替として複数設置されるので、携帯端末の通信の収容能力が高められる。このため、朝夕の通勤ラッシュ時の駅前に人があふれる時でも繋がらない状況や通信速度の低下を避けることが可能となる。また、第3世代携帯電話の通信規格(3G)をさらに高速化させた携帯電話通信規格LTE(Long Term Evolution)に対応した無線局としたので、データ通信が高速化されると共に、既設の無線基地局の通信エリア内に設置しても大きな通信エリアと小さな通信エリアが協調して収納能力を高めることが可能となる。このため、大規模災害発生時には、帰宅するため駅に人々が集中し、交通機関のストップした閉鎖駅の駅前広場に人があふれて携帯端末の使用が集中し、一時的な通話制限があっても、携帯端末の通信の収容能力を大きくしたことと、高速データ通信環境となっているので、携帯端末の使用が集中しても安否情報の発信、受信が可能となる。更に、携帯端末の充電端子を有しているので、非常時の充電も可能となる。また、交通機関で発行されている非接触ICカード(IC乗車券)を本考案の無線局に設置したICカードリーダに翳すことにより、予め登録された連絡先に居場所を知らせることができる。更に、本考案の無線局に設置されたディスプレイに最寄りの一時避難所やトイレ等の各種案内、交通状況、災害情報等が表示されるので、パニック状態の緩和に役立たせることができる。
本考案の一実施形態を図1に示す。図1で街路灯1と無線局アンテナ2を有した支柱3は、人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設される。あるいは既設街路灯の一部代替として複数設置される。この支柱3に近接してボックス4が設置される。支柱3は、金属パイプ等で構成され、7〜8m程度の高さを有した自立支柱で、この支柱3の上端部に無線局アンテナ2が取り付けられる。この街路灯1と無線局アンテナ2を有した支柱3と収納ボックス4が、車道11に面した歩道、あるいは施設広場10に設置されて無線局が形成される。本考案の無線局の構成と各部の動作を図6で説明する。地中に埋設されているAC電源ケーブル34が、ボックス4内の電力制御装置25に接続されると共に、AC電源出力ケーブル35としてボックス4から支柱3内に引き込まれ、図示しないが街路灯1の点灯制御回路に入力される。この点灯制御回路は図示しないが時計を有していて、時刻管理された点灯制御が行われる。また、街路灯1の光源としては、LEDが用いられる。電力制御装置25は、図示しないが整流器とインバータで構成され、AC電源ケーブル34から入力されたAC(交流)電力が整流器で整流された直流電力として、蓄電池24に充電されると共にインバータで交流に変換されて無線機20に安定化されたAC電源として入力される。ここで、蓄電池24と電力制御装置25は、非常用電源、即ちUPS(無停電電源装置)としての動作も合わせて行われ、停電や瞬停、あるいは大規模災害時のAC電源ケーブル34の電力入力遮断等が発生した際に、蓄電池24に蓄えられた電力により、安定した電力を無線機20に供給し続けることができる。また、携帯端末充電端子9を有した携帯端末充電器33が合わせて設置されるので、携帯端末への充電が可能となる。この携帯端末充電器33は図示しないが、電源制御装置25からのAC電源が供給されるので、災害時等の停電時にも携帯端末への充電が可能となる。また、コントローラ31と無線通信モジュール32にDC電源を供給するAC/DCコンバータ(図示しない)に対して電源制御装置25からのAC電源が供給されるので、災害時等の停電時にも安定した電力の供給が行われる。同様に、太陽電池パネル7からの発電出力が入力される充電制御装置30にDC電源を供給するAC/DCコンバータ(図示しない)に電源制御装置25からのAC電源が供給されるので、災害時等の停電時にも安定した電力の供給が行われる。このように、ボックス4内の電源は、AC電源ケーブル34、AC電源出力ケーブル35、電源制御装置25で構成される。支柱3の上部に設置された無線局アンテナ2は複数設置され、受信品質向上のため、例えば一方が送受信アンテナとして、他方は受信アンテナとして構成され、ダイバーシティ機能を有している。無線局アンテナ2は同軸ケーブル38を介して、ボックス4内の無線機20に接続される。無線機20は、電源制御装置25からのAC電源が供給され、図示しないが無線機20の内部にAC/DCコンバータを有し、送受信装置21、多重化装置22等に必要なDC電源が供給される。無線機20に接続された光ケーブル23は、携帯電話ネットワークの移動通信制御局26に接続される。この移動通信制御局26は、図示しないが無線ネットワーク制御装置と加入者交換局で構成され、光ケーブル27を介して図示しないが、中継交換機に接続される。この移動通信制御局26には、光ケーブル28、29を介して複数の無線局が接続され、無線ネットワークの各種通信制御が行われる。本考案の携帯端末の無線局は、支柱3の高さ5〜6m程度の高さに設置された街路灯1と支柱3の高さ7〜8程度の高さに設置された無線局アンテナ2と支柱3に近接して設置されたボックス4内に無線機20と蓄電池24、および、電源制御装置25等で構成される電源を有し、無線機20は光ケーブル23を介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局26に接続されるように構成される。無線局アンテナ2で受信された複数の携帯端末からの信号は、送受信装置21で増幅と復調が行われ、多重化装置22で時分割多重化されて、光ケーブル23を介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局26に伝送される。無線機20では、音声やメールなどのデータ情報を中継するだけでなく、通話に至るまでの無線回線制御も行われる。また、無線機20の送受信装置21は、送信部と受信部で構成され、常時複数の携帯端末と通信が行われる。次に本考案の他の実施例を図2に示す。図2で街路灯1と無線局アンテナ2を有した支柱3は、人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設される。あるいは既設街路灯の一部代替として複数設置される。この支柱3に近接してボックス4が設置される。支柱3は、金属パイプ等で構成され、7〜8m程度の高さを有した自立支柱で、この支柱3の上端部に無線局アンテナ2が取り付けられる。支柱3の高さ5〜6m程度の高さに街路灯1とカメラ5、端末アンテナ6が設置される。また、支柱3の上部には加速度センサ12が取り付けられる。この加速度センサ12は3次元加速度センサであり、支柱3の揺れの大きさや傾きを検知できるものである。図2の本考案の無線局の構成と各部の動作を図6で説明する。ボックス4内の無線機20の動作、無線機20から光ケーブル23を介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局26に接続されるように構成される部分は、動作も含めて図1の実施例と同じである。また、支柱3に近接されたボックス4内に蓄電池24、および、電源制御装置25等で構成される電源を有している部分も、動作を含めて図1の実施例と同じである。カメラ5の映像出力は、ボックス4内のコントローラ31に入力される。このコントローラ31は図示しないが、マイコン、ROM、RAM、画像メモリ等で構成され、マイコンは入出力ポートや通信インターフェースを有している。コントローラ31は無線通信モジュール32を介して端末アンテナ6に接続され、カメラ5からの映像出力は、端末アンテナ6から無線局アンテナ2に送信され、この無線局アンテナ2に接続された無線機20、光ケーブル28を介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局26に伝送される。カメラ5は、夜間の撮像も可能なものである。無線通信モジュール32は、本考案の携帯端末の無線局を運用する事業者から提供されるものである。カメラ5の制御はコントローラ31で行われ、カメラ5からの映像出力(動画、あるいは静止画等)が一時保存されたり送信される。カメラ5からの映像出力の送信先は、例えば最寄りの自治体や防犯カメラを管理する事業者でもよい。加速度センサ12からの支柱3の傾き、あるいは揺れの大きさの検知出力は、コントローラ31内の図示しないがマイコンのA/Dコンバータに入力され、マイコンで処理が行われて、支柱3の傾き、揺れの大きさの数値データに変換されたあと、無線通信モジュール32を介して端末アンテナ6から無線局アンテナ2に送信され、この無線局アンテナ2に接続された無線機20、光ケーブル28を介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局26に伝送され、例えば最寄りの自治体、防犯カメラ、街路灯等を管理する事業者に送られる。次に本考案の他の実施例を図3に示す。図3で街路灯1と無線局アンテナ2を有した支柱3は、人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設される。あるいは既設街路灯の一部代替として複数設置される。この支柱3に近接してボックス4が設置される。支柱3は、金属パイプ等で構成され、7〜8m程度の高さを有した自立支柱で、この支柱3の上端部に太陽電池パネル7と加速度センサ12、および無線局アンテナ2が取り付けられる。また、支柱3の高さ5〜6m程度の高さには街路灯1とカメラ5、端末アンテナ6が設置される。更に、支柱3の下部で、手の届く高さに、非接触ICカードリーダ8と携帯端末充電端子9が取り付けられるように構成される。また、支柱3に近接して設置されたボックス4内に蓄電池24、および、電源制御装置25等で構成される電源を有している部分も、動作を含めて図1の実施例と同じである。図3の本考案の無線局の構成と各部の動作を図6で説明する。支柱3の下部に取り付けられた携帯端末充電端子9は携帯端末充電器33に接続され、この携帯端末充電端子9に携帯端末を接続することにより、充電が行われる。携帯端末充電器33への電源は電源制御装置25から供給されるように構成されるので、災害発生時等の停電の際にも携帯端末に安定した充電環境が提供できる。携帯端末充電端子9は、複数個設けてもよい。支柱3の上端部に設置された太陽電池パネル7からの発電電力は、ボックス4内の充電制御装置30に接続され、充電制御装置30で充電制御が行われて、蓄電池24に充電が行われる。このため、災害発生時等の停電の際にも日中の電源供給が可能となる。また、通常時でも無線局の電力の節電ができる。同様に、支柱3の下部に取り付けられた非接触ICカードリーダ8は、図示しないがシリアルインターフェースを介してコントローラ31に接続される。この非接触ICカードリーダ8に翳す非接触ICカード36は、鉄道会社が発行したIC乗車券であり、交通機関を利用する人の殆どが所持しているものである。この非接触ICカード36と非接触ICカードリーダ8の間では相互認証、暗号化通信が行われるのは勿論である。この非接触ICカード36であるIC乗車券に対して、発行元の鉄道会社と連携し、非接触ICカード36のカード情報を活用することとし、所有者は、例えば鉄道会社の窓口で予め、非接触ICカード36内に連絡先のメールアドレスとメール文を登録しておく。この非接触ICカード36を支柱3に取り付けられた指定の非接触ICカードリーダ8に翳すと連絡先のメールアドレスとメール文が読み取られ、コントローラ31で支柱3の位置情報が付加されて、無線通信モジュール32、端末アンテナ8を介して無線局アンテナ2に送られ、指定メールアドレスの連絡先に支柱3の無線局の位置情報と共に携帯電話ネットワークを介して送信が行われる。このため、大規模災害時などで交通機関がストップし、携帯電話が使えない状態でも、IC乗車券の非接触ICカード36を支柱3に取り付けられたICカードリーダ8に翳すことで、居場所を家族等の連絡先の携帯端末に知らせることができる。次に本考案の他の実施例を図4に示す。図4で街路灯1と無線局アンテナ2を有した支柱3に無線機20が取り付けられる。支柱3に近接して設置されたボックス4内には、電源制御装置25等からなる電源と蓄電池24が収納される。動作は本考案の図1と同じで、図1で無線機20がボックス4内に設置されているのに対して、支柱3の上部に取り付けられた構成となっている。従って、支柱3に近接して設置されるボックス4は、形状を小さくできる。また、無線機20が支柱3の上部に取り付けられるため、光ケーブル23と電源制御装置25からの電源ケーブルは、支柱3の内部を通って無線機20に接続される。図4の本考案の携帯端末の無線局は、街路灯1と無線局アンテナ2、および無線機20を有した支柱3に近接して設置されたボックス4内に電源制御装置25からなる電源と蓄電池24を有し、無線局アンテナ2に接続された無線機20から光ケーブル23を介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局26に接続され、人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替として設置される。次に本考案の他の実施例を図5に示す。図5で街路灯1と無線局アンテナ2を有した支柱3にディスプレイ37が取り付けられる。支柱3に近接して設置されたボックス4内には、無線機20と電源制御装置25等からなる電源と蓄電池24が収納される。ディスプレイ37を除いた無線局としての構成と動作は図1と同じである。ディスプレイ37は、図示しないがシリアル通信インターフェースを介してコントローラ31に接続される。コントローラ31は、無線通信モジュール32、端末アンテナ6を介して無線局アンテナ2と通信が行われ、本考案の携帯端末の無線局から携帯電話ネットワークを介して最寄りの自治体、あるいはディスプレイ37の運用を行う事業者等に接続される。ディスプレイ37を運用する事業者は、普段は、地域情報や広告等をディスプレイ37に流す。大規模災害が発生した際にはディスプレイ37に最寄りの一時避難所やトイレ等の各種案内、交通状況、災害情報等が表示されるようにしたので、パニック状態の緩和に役立たせることができる。次に本考案の他の実施例を図7に示す。図7で、支柱3に取り付けられたカメラ5、加速度センサ12、ディスプレイ37は、ボックス4内のコントローラ31に接続される。コントローラ31は、図示しないがシリアル通信インタフェースを介して光ケーブル39に接続され、予め定めた運用事業者との情報通信が行われるように構成される。カメラ5からの映像出力が情報の収集先の運用事業者、あるいは最寄りの自治体に伝送される。また、加速度センサ12からの支柱3の傾きや揺れの出力も情報の収集先の運用事業者、あるいは最寄りの自治体に伝送される。ディスプレイ37には、運用事業者から光ケーブル39、コントローラ31を介して情報が表示される。この支柱3に構成される無線局としての動作は、本考案の図1〜図6のいずれかで述べたものと同じである。ここで、本考案の携帯端末の無線局に用いられる無線機20は、第3世代携帯電話の通信規格(3G)をさらに高速化させた携帯電話通信規格LTE(Long Term Evolution)に対応させている。このLTEに対応した無線局としたので、データ通信が高速化されると共に、電波干渉の影響も受けにくく、既設の無線基地局の通信エリア内に設置しても大きな通信エリアと本考案の無線局の小さな通信エリアが協調して収納能力を高めることが可能となる。更に、無線機20の出力を小さくして、小型、軽量化すると共に、通信エリア(〜200m程度)を小さくして、街路灯1を兼ねた携帯端末の無線局としたので、人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設が可能となる。あるいは既設街路灯の一部代替として複数局、きめ細かい設置が可能となる。また、無線機20の消費電力は既設の無線基地局の消費電力に比べて大幅に小さいものとなっているので、大規模災害時の際の停電に対しても、小さな蓄電池24で長時間の通信動作が可能となる。
1 街路灯
2 無線局アンテナ
3 支柱
4 ボックス
5 カメラ
6 端末アンテナ
7 太陽電池パネル
8 非接触ICカードリーダ
9 携帯端末充電端子
10 歩道、あるいは施設広場
11 車道
12 加速度センサ
20 無線機
21 送受信装置
22 多重化装置
23、27、28、29、39 光ケーブル
24 蓄電池
25 電源制御装置
26 移動通信制御局
30 充電制御装置
31 コントローラ
32 無線通信モジュール
33 携帯端末充電器
34 AC電源ケーブル
35 AC電源出力ケーブル
36 非接触ICカード
37 ディスプレイ
38 同軸ケーブル
2 無線局アンテナ
3 支柱
4 ボックス
5 カメラ
6 端末アンテナ
7 太陽電池パネル
8 非接触ICカードリーダ
9 携帯端末充電端子
10 歩道、あるいは施設広場
11 車道
12 加速度センサ
20 無線機
21 送受信装置
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23、27、28、29、39 光ケーブル
24 蓄電池
25 電源制御装置
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30 充電制御装置
31 コントローラ
32 無線通信モジュール
33 携帯端末充電器
34 AC電源ケーブル
35 AC電源出力ケーブル
36 非接触ICカード
37 ディスプレイ
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Claims (15)
- 街路灯と無線局アンテナを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有し、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナ、および無線機を有した支柱に近接して設置されたボックス内に電源、および蓄電池を有し、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有し、前記無線局アンテナに接続された前記無線機から光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続される無線局は、人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替として設置されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナ、および無線機を有した支柱に近接して設置されたボックス内に電源と蓄電池を有し、前記無線局アンテナに接続された前記無線機から光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続される無線局は、人が集まる主要ターミナル駅前広場、イベント会場、商業施設等に設けられた既設街路灯と併設、あるいは一部代替として設置されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- カメラと無線局アンテナを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有し、前記カメラは無線通信モジュールに接続された端末アンテナを介して前記無線局アンテナと無線通信が行われると共に、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は、光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 支柱にカメラと基地局アンテナおよび加速度センサを有し、前記支柱の傾き、あるいは揺れの大きさが前記加速度センサで検知され、該検知出力は、無線通信モジュールに接続された端末アンテナを介して前記無線局アンテナに送信されることを特徴とする請求項5に記載の携帯端末の無線局。
- 街路灯とカメラと無線局アンテナを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有し、前記カメラは無線通信モジュールに接続された端末アンテナを介して前記無線局アンテナと無線通信を行うと共に、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は、光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナと太陽電池パネルを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有し、前記太陽電池パネルからの発電電力は、前記蓄電池に充電されるように構成され、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線基地局。
- 街路灯と無線局アンテナを有した支柱に近接して設置されたボックス内にLTEに対応した無線機と電源、および蓄電池を有し、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナとLTEに対応した無線機を有した支柱に近接して設置されたボックス内に電源と蓄電池を有し、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有した無線局に非接触ICカードリーダが併設され、該非接触ICカードリーダは無線通信モジュールに接続された端末アンテナを介して前記無線局アンテナとの間で通信が行われると共に、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナ、およびディスプレイを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有した無線局の前記ディスプレイは、無線通信モジュールに接続された端末アンテナを介して前記無線局アンテナと無線通信が行われると共に、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信制御局に接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有した無線局に携帯端末の充電端子が設けられると共に、前記無線局アンテナに接続された前記無線機は光ケーブルを介して携帯電話ネットワークの移動通信基地局接続されることを特徴とする携帯端末の無線局。
- 街路灯と無線局アンテナ、およびディスプレイを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有した無線局の前記ディスプレイは、前記ボックス内のコントローラを介して光ケーブルに接続され、所定の事業者からの情報が表示されることを特徴とする携帯端末の無線基地局。
- 街路灯と無線局アンテナとカメラを有した支柱、あるいは街路灯と無線局アンテナとカメラ、および加速度センサを有した支柱に近接して設置されたボックス内に無線機と電源、および蓄電池を有した無線局の前記カメラと前記加速度センサは、前記ボックス内のコントローラを介して光ケーブルに接続され、所定の情報収集先に前記カメラ出力、あるいは前記加速度センサからの前記支柱の傾きや揺れの出力が伝送されることを特徴とする携帯端末の無線局。
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