JP3186800U - ワゴン - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で、簡単に畳み込むことができ、しかも料理を乗せたトレーの出し入れが容易な、ワゴンを提供すること。
【解決手段】使用状態で、左右の側柱2a,2aと、両側柱の上端に差し渡された把手2bとによってメインフレーム2を構成し、前記メインフレームを下方が斜め前方に位置するように傾斜させて配置するとともに、前記両側柱の上端部に、後方へ張り出して後部支持フレーム4をそれぞれ延設し、前記メインフレームおよび前記後部支持フレームの下端部にキャスター12a,12bを設置し、前記両側柱の上下複数個所で、棚プレート8を装架するとともに、該棚プレートの前端を前記メインフレームの両側柱よりも前方に延伸させたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】使用状態で、左右の側柱2a,2aと、両側柱の上端に差し渡された把手2bとによってメインフレーム2を構成し、前記メインフレームを下方が斜め前方に位置するように傾斜させて配置するとともに、前記両側柱の上端部に、後方へ張り出して後部支持フレーム4をそれぞれ延設し、前記メインフレームおよび前記後部支持フレームの下端部にキャスター12a,12bを設置し、前記両側柱の上下複数個所で、棚プレート8を装架するとともに、該棚プレートの前端を前記メインフレームの両側柱よりも前方に延伸させたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、ワゴンに関するもので、特には、フードコート等で、その使用に適したワゴンに関するものである。
フードコートでは、共用の多数のテーブルが配置された座席スペースを囲んで調理設備を備えた店舗が囲むようにして複数配置され、客は希望するメニューを選択した店舗で注文し、その料理が出来上がるとそれを受け取り、トレー等に載せてテーブルに運んで飲食をする。
このような場合、料理をテーブルまで運ぶ際に、トレー上の料理は不安定になり料理を溢す虞がある。また、料理が多い場合には、一度に運びきれず、店舗とテーブル間を何度も往復しなければならないことが生じる。
ところで、ワゴン(台車)を使用することによって、トレーを運べば、多量の料理を安定して運搬することができる。しかし、通常のワゴンは、棚プレートを支持する柱が存在するため、特に下段の棚プレートに載置したトレーは、柱が邪魔をして取り出し難いばかりか、トレー上の料理等を溢してしまうこともある。また、通常のワゴンは、嵩張るため、特にフードコート等の多数のワゴンを使用するところでは、ワゴンを保管するための広いスペースが必要となる。
本考案は、上述した背景技術が有する課題に鑑みなされたものであって、簡単な構造で、簡単に畳み込むことができ、しかも料理を乗せたトレーの出し入れが容易な、ワゴンを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、請求項1のワゴンは、使用状態で、左右の側柱と、両側柱の上端に差し渡された把手とによってメインフレームを構成し、前記メインフレームを下方が斜め前方に位置するように傾斜させて配置するとともに、前記両側柱の上端部に、後方へ張り出して後部支持フレームをそれぞれ延設し、前記メインフレームおよび前記後部支持フレームの下端部にキャスターをそれぞれ設置し、前記両側柱の上下複数個所で、棚プレートを装架するとともに、該棚プレートの前端を前記メインフレームの両側柱よりも前方に延伸させたことを特徴とする。
また、請求項2のワゴンは、上記請求項1に記載のワゴンにおいて、上記複数の棚プレートの大きさを同じくし、それらの棚プレートの同一位置で上記メインフレームに支持させたことを特徴とする。
更に、請求項3のワゴンは、上記請求項1または2に記載のワゴンにおいて、上記後部支持フレームを上記メインフレームに回動自在に支持させ、上記複数の棚プレートをメインフレームに回動自在に支持させるとともに、それらの棚プレートをリンク竿によって互いに連結させたことを特徴とする。
更に、請求項4のワゴンは、上記請求項3に記載のワゴンにおいて、上記メインフレームと上記棚プレートと上記リンク竿によって、平行リンクを構成したことを特徴とする。
更に、請求項5のワゴンは、上記請求項3または4に記載のワゴンにおいて、上記メインフレームに設置されるキャスターの取り付け位置と、上記後部支持フレームに設置させるキャスターの取り付け位置を、使用状態における正面視で互いに左右方向にオフセットさせたことを特徴とする。
上記した請求項1の本考案に係るワゴンによれば、棚プレートが支柱から外方へ延設されているので、棚プレートに載置させたトレーを滑らすようにて端部まで案内できる。したがって、トレーを棚プレートから料理等を溢すことなく容易に取り出すことができる。
また、上記した請求項2の本考案に係るワゴンによれば、上記した効果に加え、下段に位置する棚プレートの前端部はその上に位置する棚プレートの前端部よりも前方に位置するので、下段の棚プレートに載置されたトレー等を取り出すことが更に容易になる。
また、上記した請求項3の本考案に係るワゴンによれば、上記した効果に加え、畳み込めるので、保管に際してコンパクトになり、保管スペースを少なくすることができる。
また、上記した請求項4の本考案に係るワゴンによれば、上記した効果に加え、ワゴンを畳み込んだ際に、棚プレートがメインフレームと平行になるので、よりコンパクトになる。
また、上記した請求項5の本考案に係るワゴンによれば、上記した効果に加え、ワゴンを畳み込んだ際に、キャスターがぶつかることなく、よりコンパクトに畳み込むことができる。
以下、本考案に係るワゴンを、図面に示した一実施形態に基づいて、詳細に説明する。
図1に示したワゴン1では、メインフレーム2が角パイプによって矩形状に形成されている。このメインフレーム2は、左右の側柱2a,2aと、両側柱の上端に差し渡された把手2bと、左右の側柱の下端に差し渡された底部材2cで構成されている。そして、このメインフレーム2は、使用状態で、底部材2cを前方にして傾斜して配置される。
メインフレーム2における両側柱2a,2aの上端部背面には、それぞれ孔3が形成されている。この孔3には、角パイプによって形成された後部支持フレーム4の上端がそれぞれ挿入され、その端部は軸5によってメインフレーム2に回動自在に支持されている。この後部支持フレーム4は、上部が湾曲され、下部が鉛直方向下方に延びている。
そして、両後部支持フレーム4,4には、それらの上部および下部に差し渡して連結され、それらの間隔を確保するステー4a,4bが配設されている。
そして、両後部支持フレーム4,4には、それらの上部および下部に差し渡して連結され、それらの間隔を確保するステー4a,4bが配設されている。
また、メインフレーム2の両側柱2a,2a間には、上下3か所に矩形状のプレート支持フレーム6が差し渡すようにして配置され、それらは軸7によって両側柱2a,2aに回動可能に支持されている。そして、それらのプレート支持フレーム6には、棚プレート8が嵌着されている。
プレート支持フレーム6の後部中間部には、後方に向けて2つのブラケット6a,6aがそれぞれ突設されている。そして、各ブラケット6aは、上下のプレート支持フレーム6に渡って上下方向に差し渡して配置され、側面にブラケット9aを有するリンク竿9の前記ブラケット9aにピン10を介して連結されている。そして、メインフレーム2と、上下段のプレート支持フレーム6と、リンク竿9とによって、平行リンクが構成されている。
棚プレート8は、図に示すように、ワゴン1の使用状態で、水平に維持されなければならない。そこで、例えば、リンク竿9と棚プレート8との最大開度が所定の角度に規制されるように、ガイド部材11が設けられている。このガイド部材11は、両後部支持フレーム4,4間に差し渡された上記ステー4aに取り付けられ、リンク竿9が挿入される穴11aが形成された受け部11bを有し、該受け部11bによって棚プレート8が装着されるプレート支持フレーム6を所定の角度で支えることによってその移動が規制され、メインフレーム2と後部支持フレーム4との開き角度を所定の角度に維持するとともに、棚プレート8を水平に維持する。
メインフレーム2の底部材2cの中間部2か所と、それぞれの後部支持フレーム3の下端には、キャスター12a,12bが設置されている。そして、前記前部側キャスター12aと後部側キャスター12bとは、ワゴン1を畳み込んだ際に、互いに干渉しないように、正面視において互いにオフセットさせて配置されている。
上記実施形態のワゴン1は、図2に示した状態、即ち、メインフレーム2が傾斜した状態で各キャスター12a,12bが接地し、ガイド部材11の受け部11bがプレート支持フレーム6当接し、メインフレーム2と後部支持フレーム4との開き角度が所定の角度に維持されるとともに、各棚プレート8が水平状態に維持される。
なお、必要ならば、棚プレート8にトレー等を載置した際に、棚プレート8の前端が下方に傾斜しないように、適宜なロック手段を備える。
なお、必要ならば、棚プレート8にトレー等を載置した際に、棚プレート8の前端が下方に傾斜しないように、適宜なロック手段を備える。
そして、棚プレート8上に料理を盛ったトレー等を載せ、把手2bをもってワゴン1をテーブルまで移動させ、そこで、棚プレート8からトレー等を取り出す。
このワゴン1を収納するには、図3に示すように、メインフレーム2を後部支持フレーム4に重なるように軸5を中心に時計方向に回動させ、棚プレート8をピン7を中心にして反時計方向に回動させて畳み込み、コンパクトな外形とし、保管スペースに収納する。む。
なお、上記ワゴンは、一実施形態を示したもので、実用新案登録請求の範囲に記載した本考案に係るワゴンの範囲内で、材質,形状,構造,付加的な機能を適宜変更することができる。
例えば、材質としては金属,樹脂,木材等が挙げられる。また、形状としてはメインフレーム2の上部を後方に湾曲させて、把手2bを後方に位置させてワゴン1の移動性を高めたり、構造として、棚プレート8の数を増減させたり、リンク竿9をプレート支持フレーム6の側面に配設したりしてもよい。
また、付加的な機能として、メインフレーム2にリンク竿9(棚プレート8)を連動させて、ワゴン1を畳み込む際に棚プレート8を回動させるようにしてもよい。
また、付加的な機能として、メインフレーム2にリンク竿9(棚プレート8)を連動させて、ワゴン1を畳み込む際に棚プレート8を回動させるようにしてもよい。
1 ワゴン
2 メインフレーム
2a 側柱
2b 把手
2c 底部材
3 孔
4 後部支持フレーム
4a,4b ステー
5 軸
6 プレート支持フレーム
6a ブラケット
7 軸
8 棚プレート
9 リンク竿
9a ブラケット
10 ピン
11 ガイド部材
11a 穴
11b 受け部
12a,12b キャスター
2 メインフレーム
2a 側柱
2b 把手
2c 底部材
3 孔
4 後部支持フレーム
4a,4b ステー
5 軸
6 プレート支持フレーム
6a ブラケット
7 軸
8 棚プレート
9 リンク竿
9a ブラケット
10 ピン
11 ガイド部材
11a 穴
11b 受け部
12a,12b キャスター
Claims (5)
- 使用状態で、左右の側柱と、両側柱の上端に差し渡された把手とによってメインフレームを構成し、前記メインフレームを下方が斜め前方に位置するように傾斜させて配置するとともに、前記両側柱の上端部に、後方へ張り出して後部支持フレームをそれぞれ延設し、前記メインフレームおよび前記後部支持フレームの下端部にキャスターをそれぞれ設置し、前記両側柱の上下複数個所で、棚プレートを装架するとともに、該棚プレートの前端を前記メインフレームの両側柱よりも前方に延伸させたことを特徴とする、ワゴン。
- 上記複数の棚プレートの大きさを同じくし、それらの棚プレートの同一位置で上記メインフレームに支持させたことを特徴とする、請求項1に記載のワゴン。
- 上記後部支持フレームを上記メインフレームに回動自在に支持させ、上記複数の棚プレートをメインフレームに回動自在に支持させるとともに、それらの棚プレートをリンク竿によって互いに連結させたことを特徴とする、請求項1または2に記載のワゴン。
- 上記メインフレームと上記棚プレートと上記リンク竿によって、平行リンクを構成したことを特徴とする、請求項3に記載のワゴン。
- 上記メインフレームに設置されるキャスターの取り付け位置と上記後部支持フレームに設置させるキャスターの取り付け位置を、使用状態における正面視で互いに左右方向にオフセットさせたことを特徴とする、請求項3または4に記載のワゴン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004719U JP3186800U (ja) | 2013-08-14 | 2013-08-14 | ワゴン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013004719U JP3186800U (ja) | 2013-08-14 | 2013-08-14 | ワゴン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3186800U true JP3186800U (ja) | 2013-10-24 |
Family
ID=50430428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013004719U Expired - Fee Related JP3186800U (ja) | 2013-08-14 | 2013-08-14 | ワゴン |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3186800U (ja) |
-
2013
- 2013-08-14 JP JP2013004719U patent/JP3186800U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |