JP3186740U - 燻焼炉 - Google Patents

Abstract

【課題】工作が容易で、熱効率が向上し、燻焼する工芸品等が早く、万遍なく焼け、肉食、植物等他の燻焼が達成できる燻焼炉を提供する。
【解決手段】内筒３と外筒４とを設けしかも内、外筒のすき間を二重にし、すき間に螺旋状の火道８を設け、しかも排気ダクト６を炉体の上部に２ヶ所以上配設したため熱効率が良く、早く、しかもむら焼け、まだら焼け等の諸問題を解決することが出来た。
【選択図】図１

Description

本考案は、燻焼炉に関する、植物および工芸品（多種）、竹酢、木酢、竹炭、肉食加工等を蒸焼とする燻焼炉に関する。

従来、この種の燻焼炉は、燻焼に長時間を要し、かつ、手間が掛かっていた。しかも燻焼する工芸品等が万遍なく焼くことが出来なかった。

特開２００２−３０１７０５号公報

考案が解決しようとする課題

従来の燻焼炉は、構造上、熱効率が悪く、着火から燻焼する工芸品等が完成迄に、時間が掛かりすぎ、燻焼する工芸品等は、まだらにむら焼けしたり、しかも不完全に燻焼されていたため、熱効率の良い燻焼炉の提供が切望されていた。

課題を解決するための手段

上記の問題を解決するために、本考案は外筒と内筒からなる燃焼室の下部焚口より上部の外気に連通する前記外筒と内筒のすき間で構成される煙道とからなり、前記内筒内は外気を遮断する燻焼炉において、前記煙道のすき間に、螺旋板を巻着したことを特徴とする燻焼炉で、特に、内筒の外周に螺旋板を巻着することにより、内筒の外周に、螺旋板を巻着することが容易となり、かつ、螺旋板から内筒への伝導性が向上して、内筒内の品物を完全に蒸し、燻焼するため煙道部に螺旋板を巻着して、燃焼ガスを煙道内に滞留させることにより熱効率が向上し、燻焼する工芸品等が早く、しかも、万遍なく焼け、ほぼ完全に役目を果たすことが出来た。

考案の効果

本考案に係る燻焼炉は、工作が容易で、熱効率が向上し、燻焼する工芸品等が早く、し かも、万遍なく焼け、肉食、植物等他の燻焼が完全に達成できた。

本考案に係る一実施例を示す外筒を縦に切欠いた正面図である。 図１を上部より見た平面図である。

以下、本考案に係る実施の形態を図面に基づき説明する。

図１は本考案に係る一実施例を示し、外筒４と内筒２からなる燃焼室１の下部焚口１２より上部の外気に連通する外筒４と内筒２のすき間で構成される煙道８とからなり、内筒２内は外気を遮断する燻焼炉において、記煙道８のすき間に、螺旋板３を巻着した燻焼炉で、螺旋板３を燻焼炉１の上部迄煙道８（火道）を設けたため、熱効率が良く完全燻焼ができた。本実施例では、４巻の螺旋板３を内筒２の外周に巻着したが、必要に応じて、螺旋板３の巻き数を、増減してもよい。焼却火力を調整する切り替えダンパー７を設けて、火力の調整ができるようにした。符号９は燻焼内部がス放出口を、符号１０はロストル（火受）、符号１１は燃焼室、符号１２は焚口、符号１３は燻焼液出口を示している。

図２は、上記実施形態の図１を上部から見た平面図で、燻焼品等を投入する投入蓋５および排気ダクト６を表している。

本考案は蒸し燻焼炉として、食肉、植物（松、竹、梅外）、竹酢、木酢、竹炭、観賞用工芸品の加工等に使用することが出来る。

１． 燻焼炉
２． 内筒
３． 螺旋板
４． 外筒
５． 投入蓋
６． 排気ダクト
７． 火力調整ダンパー
８． 煙道（火道）
９． 燻焼内部がス放出口
１０．ロストル（火受）
１１．燃焼室
１２．焚口
１３．燻焼液出口

Claims (2)

1. 外筒と内筒からなる燃焼室の下部焚口より上部の外気に連通する前記外筒と内筒のすき間で構成される煙道とからなり、前記内筒内は外気を遮断する燻焼炉において、前記煙道のすき間に、螺旋板を巻着したことを特徴とする燻焼炉。
2. 上記内筒の外周に、上記螺旋板を巻着したことを特徴とする請求項１に記載の燻焼炉。

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