JP3186593U - 洗濯物干し用ピンチ受け - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物干し時に、ピンチを物干し竿の近くに配置し、不自由を感じることなくピンチを取捨選択して使用できるようにした洗濯物干し用ピンチ受けを提供する。
【解決手段】適量の物干し用ピンチを収容するための上部開口容器1と、容器1を載置させる枠体2とからなる。枠体2は、水平方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の吊り下げ用フック体3,3と、フック体3と枠体2との上下間を連結する2本の垂下体4a,4aと、フック体3の下方において2本の垂下体4a,4aの間に掛け渡された連結体5aと、2本の垂下体4a,4aの下方部分において前方に向かって突出させた2本の水平枠7a,7aを備えた載置枠7と、さらに、連結体5aに対して基部が着脱自在に係止され、基部からピンチ収容容器1の上部において前方に向かって突出するハンガー係止用の棒状体とを備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、洗濯物干し時に使用する洗濯物干し用ピンチを多数又は複数入れておくピンチ収容容器と、このピンチ収容容器を物干し竿の近く位置に吊り下げて使用することができるようにしたピンチ収容容器の受け体とからなる洗濯物干し用ピンチ受けに関するものである。
より具体的には、本考案にいう洗濯物干し用ピンチ受け容器は、通常は、洗濯物干し場の邪魔にならない箇所に置いておき、洗濯物を干す時は、物干し竿の近くに移動させて、腰を屈めることなく立ったまま直ちに使用することができるものである。
従来から、このような洗濯物干し用ピンチ受け容器は、洗濯物干し場の隅に保管しておき、洗濯物干し時に必要なピンチを選択して使用している。この時、ピンチを取るために逐一腰を屈めなければならないという煩わしさを避けるため、例えば、ピンチ容器そのものを洗濯物干し竿に吊り下げて使用するという考え方も一応知られており、例えば次の特許文献1にみられる通りである。
特開平9−99951号公報
しかしながら、この特許文献1に記載の取手付き容器は、物干し竿に吊して使用することができる点で、ピンチの使用に際して逐一腰を屈めなければならないという煩わしさを避けることができるという利点を有しているものである。
しかしながら、ここに記載のピンチ容器は、ピンチかご本体1に取付けられる取っ手3に直接フック部2を樹脂素材で一体成形したものであるから、複雑な成形金型が必要となり、金型作成に多大な出費を要するという課題を有するものである。
殊に、ピンチかご本体1に取付けられる取っ手3にフック部2を一体成形したものであるため、ピンチかご本体1の開口が物干し竿の近くに存在することとなってピンチの取り出しが不便となり、これを解決するためにフック部2の長さを長くしたり、取っ手3を大形のものとすると、成形金型を大型のものとしなければならず、金型作成にさらに多大な出費を要するという課題を有するものである。
そこで、本考案の第1の目的は、該先行技術文献1に記載のピンチ収容容器のように、ピンチを選択して取り出す際に不便を感じることなく、物干し竿と容器の上部開放面との間に充分な間隔が設けられていて、収容されたピンチの使用に際して使いやすい構造とした洗濯物干し用ピンチ受けを提供しようとするものである。
また、本考案の第2の目的は、洗濯物干し用ピンチ受け容器の直上箇所において、洗濯物干し時に必要な物干し用ハンガーを適宜数保持させて直ちに取捨選択して使用できるようにした洗濯物干し用ピンチ受けを提案しようとするものである。
これらの目的のうち、前段の目的を達成するために講じた本考案にいう請求項1に記載の洗濯物干し用ピンチ受けの構成を、実施例において使用した符号を用いて説明すると、適量の物干し用ピンチを収容するための上部開口容器1と、該容器1を載置させる枠体2とからなり、該枠体2が、水平方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の吊り下げ用フック体3,3と、該フック体3と前記枠体2との上下間を連結する2本の垂下体4,4と、前記フック体3の下方において2本の垂下体4,4の間に掛け渡された間隔規制用連結体5と、2本の垂下体4,4の下方部分において前方に向かって突出させた2本の水平枠7a,7aを備えた容器の載置枠7とを備える構成としたものである。
後段の請求項2に記載の洗濯物干し用ピンチ受けの構成は、適量の物干し用ピンチを収容するための上部開口容器1と、該容器1を載置させる枠体2とからなり、該枠体2が、水平方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の吊り下げ用フック体3,3と、該フック体3と前記枠体2との上下間を連結する2本の垂下体4,4と、前記フック体3の下方において2本の垂下体4,4の間に掛け渡された間隔規制用連結体5と、2本の垂下体4,4の下方部分において前方に向かって突出させた2本の水平枠7a,7aを備えた容器の載置枠7とを備え、さらに、所定長さの水平棒状部62を備え、基部61に下向き開放のフック状部63を形成してあるハンガー係止用棒状体6を、フック状部63を介して連結体5に着脱自在に取付け、当該水平棒状部62をピンチ収容容器1の上部において連結体5の前方に向かって水平方向に突出させてある構成としたものである。
このような構成とした本考案にいう洗濯物干し用ピンチ受けを実施するに当たっては、樹脂成形金型に対する高価な投資を回避するため、ピンチを収容するための上部開口容器1を除いて、枠体2を構成する水平方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の吊り下げ用フック体3,3と、該フック体3と前記枠体2との上下間を連結する2本の垂下体4,4と、該フック体3の下方において2本の垂下体4,4の間に掛け渡された連結体5と、2本の垂下体4,4の下方部分において前方に向かって突出させた2本の水平枠7a,7aとの成型素材、さらには、所定長さの水平棒状部62を備え、基部61に下向き開放のフック状部63を形成してあるハンガー係止用棒状体6を、防錆処理を施した適宜太さの金属線材によって形成することができる。
この金属線材は、販売流通に際して全体が嵩張らないようにするとともに、運送費の低減化を考慮して複数の部品に分割して実施することが望ましい。
以上のように、本考案の請求項1に記載の洗濯物干し用ピンチ受けは、物干し用ピンチを収容するための上部開口容器と、この容器を載置させる枠体とを個々に形成したものとしてあるから、ピンチ受けの物干し竿からの間隔を最適な間隔に設定しやすいという利点がある。また、物干し竿に対して吊り下げるフック体を、水平方向に所定の間隔を隔てて配置させた2本のフック体によって形成してあるので、ピンチの収容用容器を安定させやすいという利点があり、フック体の下方に垂下させた2本の垂下体を、両垂下体間に掛け渡した間隔規制用連結体によって連結させてあるので、枠体全体が固定化しやすいという効果を有する。
請求項2に記載の洗濯物干し用ピンチ受けは、ハンガー係止用棒状体をピンチの収容用容器の上方に形成しておき、このハンガー係止用棒状体に洗濯物干し用ハンガーを係止しておくことができるので、洗濯物干し時に、物干し用ハンガーについても手近に揃えておいて直ちに使用することができるので、上記の効果に加えてさらなる利便性を有する。
本考案の洗濯物干し用ピンチ受けの使用形態を示す全体斜視図。 枠体の組み立て直前状態と上部開口容器とを示す全体斜視図。 枠体を構成する第1部材を示す斜視図。 枠体の第2部材を示す図3同様の斜視図。 枠体の第3部材を示す図3同様の斜視図。 本考案の第2実施例におけるハンガー係止用棒状体を示す斜視図。 図6の正面図。 図6の側面図。 ハンガー係止用棒状体を第1部材に取付けた状態を示す正面図。 図9の側面図。
以下本考案にいう洗濯物干し用ピンチ受けの第1実施例について、添付の図面に基づいて説明する。
該第1実施例として示した洗濯物干し用ピンチ受けは、図1及び図2において符号1として示した合成樹脂製の容器、ここでは、上下深さの浅い略方形状の上部開口容器であって、この容器1に洗濯物干し用のピンチ(図示略)を所要数入れて使用する。
これらの図1及び図2を含めてその他の図に示した符号2は、容器1を適宜高さ位置に載置して物干し竿100(図1参照)に吊り下げて使用するための枠体を示す。該枠体2は、鉄線材等の素材を曲げ加工や溶接加工により作製し、外皮として適宜色彩の防錆塗装を施したものである。
前記ピンチ収容用の上部開口容器1は、合成樹脂のインゼクション成形品であってもよく、鉄線を利用した篭形態のものであってもよい。枠体2は、鉄線に防錆塗装を施したものとしてある。
該実施例に示した枠体2は、大別して図3〜5に個々に示した第1部材、第2部材及び第3部材の3つの部材によって形成される構造としてある。
図3に示した第1部材は、図1に示したように、物干し竿100に吊り下げて使用する下向き開放のU字形に形成した2本の吊り下げ用フック体3,3を水平方向に所定の間隔を隔てて配置形成してある。これらのフック体3,3は、下げ手を兼ねた連結杆8で連結されている。
また、これらのフック体3,3には、その下方に、符号4a,4aとして示してある2本の垂下体4,4を連結してあり、これら2本の垂下体4,4の間には、図では5a,5aとして示してある上下2本の間隔規制用連結体5,5を掛け渡して連結してある。これら上下2本の間隔規制用連結体5,5は、その横幅方向中程に左右2本の縦杆51,51で連結してある。また、その下端部は第2部材とボルト連結するために平坦状に形成してあり、ボルト孔91,91を形成してある。
図4に示した第2部材は、図1,2に示したように、前記符号4a,4aとして示した2本の垂下体4,4の下方に連結するために、上端を平坦状としてボルト孔92,92を形成してある2本の垂下体4b,4bの上部付近及び下部付近とに間隔規制用連結体5b,5cを掛け渡して連結し、下部側の間隔規制用連結体5cのすぐ上部に、後述する第3部材の先端部と連結するための平坦部とボルト孔93,93を形成してある。なお、前記間隔規制用連結体5cの下部には、脚部4c,4cが形成されている。
図5に示した第3部材は、図1,2に示したように、その先端部に、前記第2部材の平坦部のボルト孔93,93に連結するための平坦部とボルト孔94,94を形成してある左右2本の前方に向かって突出させた水平枠7a,7aと、その前端部を下方に屈曲させて脚部7c,7cを形成してある。また、これらの脚部7c,7cを間隔規制用連結体5dで連結してある。
このような構造とした第1乃至第3部材の組み立てに際しては、図2のように、前記第1部材下端のボルト孔91,91と第2部材上端のボルト孔92,92とを対応させて図1のようにボルトBで連結し、同様に、第2部材の下部付近のボルト孔93,93と第3部材先端部のボルト孔94,94とを対応させて図1のようにボルトBで連結すればよい。このようにして組み立てた枠体2の前記水平枠7a,7aを利用してピンチ収容用容器1を図1のように載置して使用すればよい。
図6乃至図10は、本考案の第2実施例を説明する図であって、前記実施例で説明した第1乃至第3の枠体とは別に形成したハンガー係止用棒状体6を示したものである。該実施例に示したハンガー係止用棒状体6は、図6に示したように、所定長さの水平棒状部62の先端部を上方に向けて屈折させて滑り止め部64とし、その基部61を、上端部を下向き開放のフック状部63,63に形成し、正面形状をU字形枠60とし、該U字形枠60に掛け渡した連結体65の中央部に溶着したものである。
このような構造としたハンガー係止用棒状体6を、前記フック状部63,63を介して図9,10のように、連結体5aに着脱自在に取付け、当該水平棒状部62をピンチ収容容器1の上部において連結体5aの前方に向かって水平方向に突出させてあるものとし、該棒状体6の水平棒状部62に洗濯用ハンガー(図示略)を掛けて使用するようにしたものである。
以上本考案の代表的と思われる実施例について説明したが、本考案は必ずしも上記実施例に示した構造のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構成要件を備えていて、かつ、本考案にいう目的を達成し、上記の効果を達成する範囲内において適宜改変して実施することができるものである。
本考案にいうところの洗濯物干し用ピンチ受けは、物干し竿の近くで、物干し姿勢のままで物干し用ピンチを適宜選択して使用することができるものであり、ひいては、物干し用ハンガーも必要に応じて物干し姿勢のままで選択使用できることから、市場に提供すると大いに歓迎され重宝に使用されるものと期待される。
1 上部開口容器
2 枠体
3 吊り下げ用フック体
4 垂下体
5 間隔規制用連結体
6 ハンガー係止用棒状体
61 棒状体基部
62 水平棒状部
63 フック状部
7 載置枠
7a 水平枠

Claims (2)

  1. 適量の物干し用ピンチを収容するための上部開口容器(1)と、該容器(1)を載置させる枠体(2)とからなり、
    該枠体(2)が、
    水平方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の吊り下げ用フック体(3,3)と、
    該フック体(3)と前記枠体(2)との上下間を連結する2本の垂下体(4,4)と、
    前記フック体(3)の下方において2本の垂下体(4,4)の間に掛け渡された間隔規制用連結体(5)と、
    2本の垂下体(4,4)の下方部分において前方に向かって突出させた2本の水平枠(7a,7a)を備えた容器の載置枠(7)と
    を備えた構造とされている洗濯物干し用ピンチ受け。
  2. 適量の物干し用ピンチを収容するための上部開口容器(1)と、該容器(1)を載置させる枠体(2)とからなり、
    該枠体(2)が、
    水平方向に所定の間隔を隔てて配置された2本の吊り下げ用フック体(3,3)と、
    該フック体(3)と前記枠体(2)との上下間を連結する2本の垂下体(4,4)と、
    前記フック体(3)の下方において2本の垂下体(4,4)の間に掛け渡された間隔規制用連結体(5)と、
    2本の垂下体(4,4)の下方部分において前方に向かって突出させた2本の水平枠(7a,7a)を備えた容器の載置枠(7)とを備え、さらに、
    所定長さの水平棒状部(62)を備え、基部(61)に下向き開放のフック状部(63)を形成してあるハンガー係止用棒状体(6)を、フック状部(63)を介して連結体(5)に着脱自在に取付け、当該水平棒状部(62)をピンチ収容容器(1)の上部において連結体(5)の前方に向かって水平方向に突出させた構造としてある請求項1に記載の洗濯物干し用ピンチ受け。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0540511U (ja) * 1991-11-01 1993-06-01 住友金属鉱山株式会社 パネルの吊具
JP2016047218A (ja) * 2014-08-28 2016-04-07 株式会社エスエイ企画 ハンガー吊り具

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