JP3186416U - 装飾照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】全ての電灯が消灯する不具合を防止できる装飾照明装置を提供する。
【解決手段】互いに並列に接続された複数のLED光源13a,13bからなる光源対が、電力供給線12に間隔をおいて複数直列に接続され、電力供給線12に抵抗回路14が接続されている。
【選択図】 図1
【解決手段】互いに並列に接続された複数のLED光源13a,13bからなる光源対が、電力供給線12に間隔をおいて複数直列に接続され、電力供給線12に抵抗回路14が接続されている。
【選択図】 図1
Description
本考案は、クリスマスツリーや街路樹などの装飾に用いて好ましいイルミネーション用装飾照明装置に関するものである。
透明もしくは彩色された多数の白熱電球を1本の電源ケーブルにより直列に接続し、列状に配置したクリスマス用装飾電灯が知られている(特許文献1)。しかしながら、この種の照明装置では、一つの電球のフィラメントが切れたりケーブルが断線したりすると全ての電球が消灯してしまうという問題がある。特に近年普及しているLED照明は長寿命であるものの、この種の照明装置は装飾対象物にケーブルを巻き付けるといった作業をともなうことから、電灯との接続部が断線することが少なくない。
本考案が解決しようとする課題は、全ての電灯が消灯する不具合を防止できる装飾照明装置を提供することである。
本考案は、電源ケーブルに対し所定間隔で一対の電灯を並列に接続することにより、上記課題を解決する。
本考案によれば、電源ケーブルに対して所定間隔で一対の電灯が並列に接続されているので、一方の電灯が断線などによって消灯しても他方の電灯及びその他の電灯対には電力が供給される。したがって、全ての電灯が消灯するといった不具合を防止することができる。
本考案に係る装飾照明装置1は、家屋内外に設けられ、クリスマスツリーや街路樹などの装飾対象物に巻き付けられて装飾用照明として機能する照明装置であり、複数のLED光源13a,13bと、交流電力を整流して直流電力に変換するAC/DCアダプタ11と、商用交流電源2からAC/DCアダプタ11を介してLED光源13a,13bへ電力を供給する電力供給線12と、変換された直流電力をLED光源の定格電圧に調整する複数の抵抗回路14と、を備える。なお、必要に応じて抵抗回路14を省略してもよい。
本例のAC/DCアダプタ11は、変圧回路と整流回路と必要に応じて安定化回路を備え、コンセントから供給される商用交流電力を変圧回路によって降圧させたのち整流回路によって整流し、シリーズレギュレータやスイッチングレギュレータなどの安定化回路を経由することで直流電力を出力する。
本例の一対のLED光源13a,13bは、互いに並列に接続され、こうした対をなすLED光源13a,13bが、電力供給線12に所定間隔をおいて複数直列に接続されている。図1及び図2に示す例では、2つのLED光源13a,13bを並列に接続したが、3つ以上のLED光源を並列に接続してもよい。互いに並列に接続された2つ以上のLED光源13a,13bを本例では一対のLED光源と称することとする。
本例のLED光源13a,13bは、図2に示すように円筒状に形成された電灯筐体内に発光ダイオードが設けられたものであるが、電灯筐体の形状は装飾などの必要に応じて適宜の形状とすることができる。
対をなすLED光源13a,13bと隣接する対をなすLED光源13a,13bとの間の電力供給線12には、各LED光源13a,13bに印加される電圧を調整するための抵抗回路14が直列に接続されている。上述したとおりこの抵抗回路14は必要に応じて省略してもよい。
従来のように複数のLED光源を直列に接続した場合と、本例のように互いに並列に接続された一対のLED光源13a,13bを複数直列に接続した場合とを比較すると、同数のLED光源を直列に接続しても一つのLED光源に印加される電圧が相違する。たとえば、抵抗値R1のLED光源を8つ直列に接続し、これに電圧Vを印加した場合の、一つのLED光源に印加される電圧V1はV/R1となる。これに対して、図1に示すように抵抗値R1のLED光源を2つ並列に接続したものを4つ直列に接続し、これに電圧Vを印加した場合の、一つのLED光源13a又は13bに印加される電圧V1は2V/R1となり、従来のように複数のLED光源を直列に接続した場合に比べて2倍の電圧が印加されることになる。2つのLED光源13a,13bを並列に接続したことでこの部分の抵抗値が1/2になるからである。
したがって、AC/DCアダプタ11にてLED光源13a,13bの定格電圧を考慮した電圧まで降圧すればよいが、AC/DCアダプタ11をたとえば従来の照明装置と共用する場合には、LED光源13a,13bに印加される電圧が定格電圧を満たすように、電力供給線12に抵抗回路14を設けることが好ましい。
なお、本考案の光源11はLED光源にのみ限定されず、交流電力で作動する白熱灯も適用することができる。交流電力の光源を用いる場合は、整流回路15及び降圧回路16を省略することもできる。
以上のように、本例の照明装置1によれば、一対のLED光源13a,13bのうちの一方のLED光源13a又は13bが断線しても、他方のLED光源13b又は13aに電流が流れるので、他のLED光源が消灯するといった不具合を防止することができる。
したがって、装飾用照明装置1の信頼性が著しく向上することになる。たとえば、24個のLED光源を直列に接続した場合において、各LED光源の信頼度をRaとすると、全体の信頼度Rは、R=Ra24となる。これに対して、本例のように2つのLED光源を並列に接続したものを12対直列に接続した場合において、各LED光源の信頼度をRaとすると、並列部分の信頼度RpはRp=1−(1−Ra)2となり、これが12対直列に接続されているので全体の信頼度Rは、R={1−(1−Ra)2}12となる。ここで、各LED光源の信頼度を仮にRa=0.9とすると、24個のLED光源を直列に接続した場合の全体の信頼度はR=0.0798であるのに対し、本例のように構成した場合の全体の信頼度はR=0.8864となり、約11倍信頼度が向上することになる。
1…装飾照明装置
11…AC/DCアダプタ
12…電力供給線
13a,13b…LED光源
14…抵抗回路
2…商用交流電源
11…AC/DCアダプタ
12…電力供給線
13a,13b…LED光源
14…抵抗回路
2…商用交流電源
Claims (3)
- 互いに並列に接続された複数の光源からなる光源対が、電力供給線に間隔をおいて複数直列に接続されている装飾照明装置。
- 互いに並列に接続された複数のLED光源からなる光源対が、電力供給線に間隔をおいて複数直列に接続されている装飾照明装置。
- 前記電力供給線に抵抗回路が接続されている請求項1又は2に記載の装飾照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013004255U JP3186416U (ja) | 2013-07-24 | 2013-07-24 | 装飾照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013004255U JP3186416U (ja) | 2013-07-24 | 2013-07-24 | 装飾照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3186416U true JP3186416U (ja) | 2013-10-03 |
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ID=50430082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013004255U Expired - Fee Related JP3186416U (ja) | 2013-07-24 | 2013-07-24 | 装飾照明装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3186416U (ja) |
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2013
- 2013-07-24 JP JP2013004255U patent/JP3186416U/ja not_active Expired - Fee Related
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