JP3185978U - 保温具 - Google Patents

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裕之 吉田
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Abstract

【課題】保温効果を長時間にわたって発揮できる保温具を提供する。
【解決手段】本体2は、左前身頃21と、右前身頃22と、後身頃23によって構成されている。また、左右の前身頃21、22、及び後身頃23の裏面にはそれぞれ後述の電熱フィルムを収納する電熱フィルム収納部が上下2つずつ設けられており、後身頃23の電熱フィルム収納部の間には後述の配線5を収納する配線収納部が設けられている。一方で、左身頃21の表面には、後述のバッテリ4を収納するためのバッテリ収納部26が設けられている。
【選択図】図3

Description

この考案は保温具に関し、具体的には、保温効果を長時間にわたって発揮できる保温具に関する。
従来から、人等の保温をするための保温具として、例えば特許文献1の衣服や、特許文献2の電熱マットが知られている。これら従来の保温具は、衣服やマット等を構成する基材に電熱線が取り付けられており、一般商用電源、又は、充電式のバッテリから電力を得て発熱するものである。
特開2003−183913号公報 特開2005−300104号公報
従来の保温具は、基材に取り付けた電熱線を発熱させるものであり、電熱線が取り付けられていない部分を発熱させることができない。このため、十分な保温効果を使用者が実感することが出来ないという問題があり、この解決のために電熱線の発熱を必要以上に高温となるようにすることが行われていた。
しかし、高い温度で発熱する保温具は電力消費量が大きく、またバッテリ再充電のためには一般商用電源から電力の供給を受ける必要が生じる等、長時間の使用に難があるという問題があった。
本考案は前述の状況に着目し、十分な保温効果を長時間にわたって発揮できる保温具を提供することを、その課題とするものである。
前述の課題を解決することを目的としてなされた本考案の構成は、一又は二以上の電熱フィルムと、該電熱フィルム及び電熱フィルムに電力を供給するバッテリを収納可能な本体と、からなる保温具であって、前記本体は、前記電熱フィルムを収納する、電熱フィルム収納部と、前記バッテリを収納する、バッテリ収納部と、前記バッテリから前記電熱フィルムに電力を供給するための配線を収納する、配線収納部と、を備え、前記バッテリが、携帯端末の予備電源として使用可能なバッテリであることを特徴としている。
本考案に係る保温具において、本体は、左右の前身頃及び後身頃を備えた上衣状に形成してもよい。さらに、前記電熱フィルム収納部は、前記左右の前身頃、及び、前記後身頃の内側に夫々上下二つずつ設けられていると好適であり、前記バッテリ収納部は、前記左右の前身頃のいずれか一方の外側に設けられていることが望ましい。
また、本考案に係る保温具において、電熱フィルムは、電圧をDC5V、最大消費電流を500mAとすると好適である。
また、本考案に係る保温具は、さらに、前記電熱フィルムの発熱量を制御するための温度調整部を備え、前記温度調整部は、PWM(Pulse With Modulation)回路により前記電熱フィルムに印加される電圧のOn/Off時間比を切替えることにより、前記電熱フィルムの発熱量を制御するようにしてもよい。
本考案によれば、保温具において発熱する部材として電熱フィルムを用いることにより、当該電熱フィルムの面全体を発熱させることができるので、必要最小限の発熱量で長時間にわたる保温効果を使用者が実感することができる。また、電源として携帯端末充電用の予備バッテリを用いることで、バッテリの再充電が行えない状況下でも交換用のバッテリを容易に入手することができるので、保温効果の持続時間を延ばすことができる。
本考案に係る保温具の実施形態の正面図。 同実施形態における電熱フィルムの配置を示す模式図。 同実施形態におけるバッテリの配置を示す模式図。 同実施形態における電熱フィルムとバッテリを繋ぐ配線を示す図。
次に、本考案に係る保温具の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。図1〜図3で示すとおり、本実施形態に係る保温具1は、ベスト形状の上衣に形成された本体2と、電熱フィルム3と、バッテリ4と、配線5から構成されている。
本体2は、左前身頃21と、右前身頃22と、後身頃23によって構成されている。また、図3で示すように、左右の前身頃21、22、及び後身頃23の裏面にはそれぞれ後述の電熱フィルム3を収納する電熱フィルム収納部24が上下2つずつ設けられており、後身頃23の電熱フィルム収納部24の間には後述の配線5を収納する配線収納部25が設けられている。一方で、左身頃21の表面には、後述のバッテリ4を収納するためのバッテリ収納部26が設けられている。
電熱フィルム3は、後述のバッテリ4からの電力の供給を受けて発熱する部材である。本実施形態においては、ゲルマニウム等を樹脂に混練したものを、幅略150mm、高さ略100mm程度の大きさのフィルム状に形成し、シリコン樹脂で被服したものを用いている。また、本実施形態の電熱フィル3は電圧がDC5V、最大消費電流が500mA以下でする。
本実施形態では、上記の電熱フィルムを四枚用いており、その内二枚は後身頃23の電熱フィルム収納部24に収納され、他の二枚はそれぞれ左右の前身頃21、22の電熱フィルム収納部24に収納される。本体1が備える電熱フィルム収納部24は前述のとおり合計6箇所に設けられており、合計4枚の電熱フィルム4を任意の電熱フィルム収納部24に収納することで、使用者の好みに合わせた保温具とすることができる。
バッテリ4は、前述の電熱フィルム3に電力を供給するための部材である。本実施形態では、スマートフォンやタブレット端末用の予備電源として用いられる一般的な携帯端末用バッテリを用いており、バッテリ4が備える給電用USBコネクタから定格5V、最大2Aの電力を供給可能である。
配線5は、前述の電熱フィルム3とバッテリ4を連結し、バッテリ4から電熱フィルム3に電力を供給するための部材である。図4で示すように、配線5は、バッテリ4の給電用USBコネクタに接続するためのUSBコネクタ51と、電力のOn/Off、及び設定温度を調節するためのスイッチ52と、電熱フィルム3との接続用コネクタ53〜56と、これらを連結するケーブル57から構成されている。
本実施形態におけるスイッチ52は、PWM(Pulse With Modulation)回路が設けられており、電力をOnにした状態で電熱フィルム3にパルス状の電圧を印加する。また、スイッチ52を操作することにより、当該パルス状電圧のOn/Off比を変更して、電熱フィルム3の発熱量を制御することができる。
本実施形態では、保温具1の加熱装置として電熱フィルム3を用いている。従来の保温具に用いられていた電熱線とは異なり、電熱フィルム3は発熱する面積が広いので、少ない消費電力でも使用者は十分に保温効果を実感することができる。これにより、保温に必要な消費電力を低減させることが出来るので、保温具1の保温効果を長時間にわたって発揮することができる。また、一の電熱フィルム3は定格5V、最大500mAの電力で発熱するようにしているのでUSB規格の給電コネクタから電力の供給を受けることができ、バッテリ4としてスマートフォンやタブレット等の携帯端末用バッテリを用いることができる。携帯電話用バッテリは駅の売店やコンビニエンスストア等様々な場所で購入することができるので、バッテリ4の予備を容易に準備することが可能であり、適宜バッテリ4を交換することにより保温効果の持続時間を延ばすことができる。また、オフィス等で保温具1を使用する場合にはバッテリ4を用いずに、パーソナルコンピュータ等に備えられたUSBコネクタから電力を供給することもできる。
また、従来の電熱線を用いた保温具の場合には、電熱線の一部が断線することで使用不能となってしまうが、本実施形態の保温具1は4枚の電熱フィルム3を用いており、電熱フィルム3が、フィルムの一部に破損が生じても発熱できる上に、一の電熱フィルム3が使用不能な状況に陥っても他の電熱フィルム3に影響を与えないので、高い耐久性を発揮することができる。
本実施形態の説明は以上であるが、本考案の構成は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、本実施形態における保温具1はベスト状の上衣に形成されていたが、上衣ではなく全身を覆う衣服状としても良いし、ひざ掛け等として使用できる様にマット状に形成してもよい。
その他具体的構成についても上記の実施例の形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまな変更が可能である。
1 保温具
2 本体
3 電熱フィルム
4 バッテリ
5 配線

Claims (6)

  1. 一又は二以上の電熱フィルムと、該電熱フィルム及び電熱フィルムに電力を供給するバッテリを収納可能な本体と、からなる保温具であって、
    前記本体は、
    前記電熱フィルムを収納する、電熱フィルム収納部と、
    前記バッテリを収納する、バッテリ収納部と、
    前記バッテリから前記電熱フィルムに電力を供給するための配線を収納する、配線収納部と、
    を備え、
    前記バッテリが、携帯端末の予備電源として使用可能なバッテリである
    ことを特徴とする、保温具。
  2. 前記本体は、左右の前身頃及び後身頃を備えた上衣状に形成された
    ことを特徴とする、請求項1記載の保温具。
  3. 前記電熱フィルム収納部が、前記左右の前身頃、及び、前記後身頃の内側に夫々上下二つずつ設けられた
    ことを特徴とする、請求項2記載の保温具。
  4. 前記バッテリ収納部が、前記左右の前身頃のいずれか一方の外側に設けられた
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載の保温具。
  5. 前記電熱フィルムは、電圧をDC5V、最大消費電流を500mAとした
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の保温具。
  6. 前記保温具は、さらに、前記電熱フィルムの発熱量を制御するための温度調整部を備え、
    前記温度調整部は、PWM(Pulse With Modulation)回路により前記電熱フィルムに印加される電圧のOn/Off時間比を切替えることにより、前記電熱フィルムの発熱量を制御するようにした
    ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の保温具。

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