JP3185748B2 - 信号符号化装置 - Google Patents
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Description
し、特に音声信号あるいは音楽信号を低いビットレート
で高品質に符号化するための信号符号化装置に関する。
能率に符号化する方式としては、例えば、T.Mori
ya氏らによる“Transform coding
osspeech using weighted v
ector quantizer”と題した論文(T.
Moriya et al. ,IEEE Journ
al on Selected Areas in C
ommunications, vol.JSAC−
6,pp.425−431, 1988.)や、N.I
wakami氏らによる“High―quality
audio―coding at less than
64kbit/using transform―d
omain weighted interleave
vector quantization(TWIN
VQ)”と題した論文(N.Iwakami et a
l., Proc. ICASSP−95、pp.30
95−3098,1995.)等が知られている。
いずれも、音声又は音楽信号をN点のDCT(Disc
rete Cosine Transform)変換を
用いて直交変換している。そして、DCT係数を予め定
められた点数M(M≦N)毎に分割し、M点毎にコード
ブックを用いてベクトル量子化している。
れている方法によると、次のような欠点がある。
比較的良好な音質を提供できる。しかし、ビットレート
が低下すると音質が劣化してくるという欠点がある。こ
の主な原因は、特に、DCT係数のハーモニクス成分
を、少ない量子化ビット数のベクトル量子化では良好に
表せないことに起因する。
に、分割点数Mを大きくとると、ベクトル量子化器のビ
ット数が増え、ベクトル量子化に必要な演算量が指数的
に増大するという欠点がある。
るためになされたものであり、その目的はビットレート
が低い場合にも、比較的少ない演算量で音質の劣化の少
ない信号符号化装置を提供することである。
装置は、入力信号を予測した結果に応じて予測残差を求
める予測手段と、この求めた予測残差を直交変換して直
交変換係数を求める直交変換手段と、この求めた直交変
換係数の包絡を予め定められた次数の係数で表す係数計
算手段と、この表された係数に応じて前記直交変換係数
を複数個のパルス列の組合わせで表して量子化する量子
化手段とを含み、前記入力信号からスペクトルパラメー
タを求めて量子化した結果及び前記係数計算手段により
表された係数並びに前記量子化手段の量子化結果を組合
わせて出力することを特徴とする。
を予測し、この予測した残差信号を直交変換する。そし
て、直交変換係数の包絡を表すための少ない次数の係数
を計算し、パルスを立てる(発生させる)位置を決定し
ながら、直交変換係数を複数のパルス列で表して量子化
する。直交変換係数の包絡の係数を計算する代わりにそ
の微細構造を計算するか、又は直交変換係数の包絡の係
数と共にその微細構造を計算しても良い。これらの係数
を基に直交変換係数を複数個のパルス列の組合せで表す
ので、従来よりも効率的な符号化を行うことができるの
である。
いて図面を参照して説明する。
の実施形態を示すブロック図である。同図において、本
装置では、入力端子100から信号を入力し、フレーム
分割回路110は予め定められた点数N毎のフレームに
分割する。スペクトルパラメータ計算回路200では、
フレームの音声信号に対して、フレーム長(例えば20
[ms])よりも長い窓(例えば24[ms])をかけ
て音声を切り出してスペクトルパラメータを予め定めら
れた次数(例えばP=10次)計算する。
は、周知のLPC分析や、Burg分析等を用いること
ができる。本装置では、Burg分析を用いることとす
る。このBurg分析の詐細については、中溝著による
“信号解析とシステム同定”と題した単行本(コロナ社
1988年刊)の82〜87頁等に記載されているので
説明は省略する。
0では、Burg法分析により計算された線形予測係数
αi(i=1 ,…,P)を量子化や補間に適したLSP
パラメータに変換する。線形予測係数からLSPへの変
換は、菅村他による“線スペクトル対(LSP)音声分
析合成方式による音声情報圧縮”と題した論文(電子通
信学会論文誌、J64―A、pp.599〜606、1
981年)を参照することができる。
00は、図2に示されているように、上述した窓かけ処
理を行う窓かけ部200―1と、上述したBurg分析
によるスペクトルパラメータの計算を行うスペクトルパ
ラメータ計算部200―2と、この計算されたスペクト
ルパラメータをLSPパラメータに変換するLSPパラ
メータ変換部200―3とを含んで構成されている。
路200から出力されるフレームの線形予測係数αi
(i=1 ,…,P)は、聴感重み付け回路230に入力
される。また、フレームのLSPパラメータはスペクト
ルパラメータ量子化回路210に入力される。
は、コードブック215を用いてフレームのLSPパラ
メータを効率的に量子化し、次の式(1)の歪みを最小
化する量子化値を出力する。
(i)j ,W(i)は、夫々、量子化前のi次目のLS
P,量子化後のj番目の結果,重み係数である。
クトル量子化法を用いるものとする。LSPパラメータ
のベクトル量子化方法は、周知の手法を用いることがで
きる。具体的な方法は、例えば、特開平4―17150
0号公報、特開平4―363000号公報、特開平5―
6199号公報の他、T.Nomura et al.
による“LSP Coding Using VQ―S
VQ With Interpolation in
4.075 kbps M―LCELP Speech
Coder”と題した論文(Proc. Mobil
e Multimedia Communicatio
ns, pp.B.2.5,1993)等を参照できる
のでここでは説明は省略する。
は、量子化されたLSPを線形予測係数αi ´(i=1
,…,P)に変換し、インパルス応答計算回路310
ヘ出力する。また、スペクトルパラメータ量子化回路2
10は、量子化LSPのコードベクトルを表すインデク
スをマルチプレクサ395に出力する。
210は、図3に示されているように、フレームのLS
Pパラメータを量子化するLSPパラメータ量子化部2
10―1と、量子化されたLSPを線形予測係数αi ´
に変換する線形予測係数変換部210―2とを含んで構
成されている。なお、LSPパラメータ量子化部210
―1は、コードブック215の出力を参照し、インデク
スを出力する。
0は、スペクトルパラメータ計算回路200から、量子
化前の線形予測係数αi (i=1 ,…,P)を入力し、
スペクトルパラメータ量子化回路210から量子化して
復号した繰形予測係数αi ´(i=1 ,…,P)を入力
し、次の式(2)伝達特性H(z)を有するフィルタの
インパルス応答を計算する。
回路200から線形予測係数αi を入力し、スペクトル
パラメータ量子化回路210から量子化、復元した線形
予測係数αi ´を入力する。そして、応答信号計算回路
240は、保存されているフィルタメモリの値を用い
て、入力信号を零d(n)=0とした応答信号を1フレ
ーム分計算し、滅算器235へ出力する。ここで、応答
信号xz (n)は次の式(3)で表される。
γ2 は聴感重み付け量を制御する重み係数である。sw
(n),p(n)は、重み付け信号計算回路の出力信
号,式(2)における分母の項の出力信号を夫々示して
いる。
感重み付け信号から応答信号を1サブフレーム分減算
し、xw ´(n)を予測回路300へ出力する。
(7)で表される伝達特性F(z)を有するフィルタを
用いて予測を行い、予測残差信号e(n)を計算する。
算出することができる。
号e(n)に対して直交変換を施す。以下では、直交変
換の一例として、DCT変換を用いることにする。この
DCT変換の詳細については、J.Triboletら
による“Frequency domain codi
ng of speech”と題した論文(IEEE
Trans. ASSP,vol.ASSP―27,p
p.512〜530,1979)等を参照できるので、
説明は省略する。DCT変換後の信号をE(K)(K=
0,…,N−1)とする。第2の直交変換回路330
は、インパルス応答計算回路310からインパルス応答
を入力し、自己相関関数r(i)i=1 ,…,N)を計
算する。次に、自己相関関数をN点DCT変換し、W
(k)(k=0,…,N−1)を得る。
路の出力である直交変換係数E(K)(K=0,…,N
−1)の2乗値の包絡(スペクトル包絡)を表すための
少ない次数P(P≪N)の係数を求める。具体的には、
E(K)の各係数の振幅の2乗値E2 (K)を求め、こ
れをパワスペクトルと考えて対称化し、2N点としたう
えで、2N点の逆FFT(Fast Fourier
Transform)を施し、最初のN点を取り出し
て、N点の疑似自己相関関数R(j)=(j=0,…,
N−1)を計算する。
次数の係数で表すために、N点の自己相関関数のうち、
最初から(P+1)点を取り出してP次のLPC分析を
施し、P次の線形予測係数βi (i=1,…,P)を計
算する。これをP次のLSP係数に変換し、係数コード
ブック345を用いてLSP係数を量子化し、インデク
スをマルチプレクサ395に出力する。量子化したLS
P係数を線形予測係数βi ´に戻し、フィルタのインパ
ルス応答l(n)(n=0,…,Q−1)(Q≧N)を
求める。
ス応答からN点の自己相関関数R´(j)(j=1,
…,N−1)を求め、対称化して2N点とし、2N点F
FTを行って、最初のN点からEV(k)(k=0,
…,N−1)を求めて量子化回路350へ出力する。E
V(k)(k=0,…,N−1)は上述した直交変換係
数の包絡成分を表す。
されているように、DCT変換後の信号E(K)から上
述したE2 (K)(k=0,…,N−1)を計算するE
2 (K)計算部340―1と、その出力を2N点に拡張
する2N点拡張部340―2と、この拡張された2N点
について逆FFT変換を施す2N点逆FFT部340―
3と、N点疑似自己相関関数R´(j)(j=1,…,
N−1)を計算するN点疑似自己相関計算部340―4
と、上述したP次のLPC分析を施してP次の線形予測
係数βi を計算するLPC分析部340―5と、この計
算された線形予測係数βi をP次のLSP係数に変換す
るLSP変換部340―6とを含んで構成されている。
算回路340は、LSP変換部340―6による変換後
のLSP係数を量子化するLSP量子化部340―7
と、量子化されたLSP係数を線形予測係数βi ´に戻
す線形予測係数計算部340―8と、その線形予測係数
βi ´からフィルタのインパルス応答l(n)を求める
インパルス応答部340―9と、このインパルス応答か
らN点の自己相関関数R´(j)(j=1,…,N−
1)を求める自己相関計算部340―10と、2N点F
FTを行って最初のN点からEV(k)を求める2N点
FFT部340―11とを含んで構成されている。LS
P量子化部340―7は係数コードブック345の出力
を参照し、インデクスを出力する。
換係数を予め定められた個数Mのパルス列の組合せで表
すことにより量子化する。ここで、パルスの個数MはM
<Nであり、パルスの位置は互いに異なっている。
をAi とすると、パルスを立てる(発生させる)位置
は、包絡成分EV(K)の振幅が大きい所から順に選ん
で決定して行く。すなわち、N点の直交変換係数EV
(K)をM個(M<N)のパルスを発生させることによ
り時間的に間引いて表すのである。そして、パルスが発
生されていない係数は零とし、伝送しないのである。こ
うすることによって、情報の圧縮を図っているのであ
る。なお、パルスを立てるときは、N点全体の領域に個
数Mのパルスを割り当てても良いし、N点を予め定めら
れた点数毎のサブ領域に分割し、サブ領域毎にパルスを
割り当て、パルス数の合計がMになるようにしても良
い。
(K)の振幅が大きい順に、10本のパルスの位置mi
(i=1〜M;M=10)を選ぶようにする。なお、同
図において、縦軸は振幅、横軸は周波数である。
(9)を最小にするように、パルスの振幅を計算する。
回路350は、各パルスの振幅Ai を予め定められたビ
ット数で符号化し、この符号化されたビット数をマルチ
プレクサ395へ出力する。
れているように、EV(K)を入力とし上述したパルス
の位置探索を行うパルス位置探索部350―1と、パル
スの位置が求まった後でパルスの振幅を計算するパルス
振幅計算部350―2と、この計算されたパルスの振幅
を量子化するパルス振幅量子化部350―3とを含んで
構成されている。なお、パルス振幅量子化部350―3
から出力されるパルスの振幅Ai ´及びパルスの位置m
i はゲイン量子化回路360に入力される。パルス振幅
量子化部350―3から出力されるインデクスはマルチ
プレクサ395に入力される。
ブック365を用いて、次の式(10)を最小化するよ
うにゲインコードブックから最適なゲインコードベクト
ルを探索する。そして、ゲイン量子化回路360は、そ
れを表すインデクスをマルチプレクサ395に、ゲイン
コードベクトル値を駆動信号計算回路370へ出力す
る。
トル、i番目のパルスの振幅を夫々示す。
クスを入力し、インデクスからそれに対応するコードベ
クトルを読出す。そして、駆動信号計算回路370は、
次の(11)に基づき、駆動音源信号V(K)を求めて
出力する。
DCT変換してv(n)を求め、重み付け計算回路38
0に出力する。
の出力を用いて、スペクトルパラメータ計算回路200
の出力パラメータ、スペクトルパラメータ量子化回路2
10の出力パラメータを用いて次の式(12)により、
応答信号sw (n)をサブフレーム毎に計算し、応答信
号計算回路240へ出力する。
量子化回路210の出力インデクス,係数計算回路34
0の出力インデクス,量子化回路350の出力インデク
ス及びゲイン量子化回路360の出力インデクスを入力
とし、予め定められた順番に組合わせて出力端子900
に出力するものである。どのような順番で組合わせるか
については、本装置の使用者が自由に設定できるものと
する。以上で第1の実施形態の説明を終える。
2の実施形態の構成を示す図である。同図において、図
1と同等部分は同一符号により示されており、その部分
の詳細な説明は省略する。
化回路400及び振幅コードブック410である。以
下、これらについて説明する。
ック410から振幅コードベクトルを読出し、次の式
(13)を最小化する振幅コードブックを選択する。
ック410を用いることにより、パルスの振幅を少なく
とも1つ以上まとめて量子化するのである。
とも1つ以上のパルスの極性を格納した極性コードブッ
クを用いることもできる。かかる場合は、極性コードブ
ックを用いて少なくとも1つ以上のパルスの極性をまと
めて量子化することになる。以上で第2の実施形態の説
明を終える。
の実施形態の構成を示すブロック図である。同図におい
て、図1及び図7と同等部分は同一符号により示されて
おり、その部分の詳細な説明は省略する。図8におい
て、図1に示されている装置と異なる点は、レベル計算
回路500が追加されている点である。
係数を予め定められた本数毎の帯域に分割し、各帯域毎
に次の式(14)に基づき第1の直交変換係数の平均レ
ベルを求める。
の本数である。レベル計算回路500は、LV(j)
(j=1,…,L:Lは帯域の個数)を係数計算回路5
50へ出力する。
00の出力を入力とし、図1の係数計算回路340と同
一の動作を行う。以上で第3の実施形態の説明を終え
る。
4の実施形態の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、図1,図7及び図8と同等部分は同一符号により
示されており、その部分の詳細な説明は省略する。
されている装置に、図7に示されている装置で使用され
ている量子化回路400と振幅コードブック410とを
使用したものである。その他の構成及び動作は上述した
通りである。以上で第4の実施形態の説明を終える。
第5の実施形態の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、図1及び図7〜図9と同等部分は同一符号によ
り示されており、その部分の詳細な説明は省略する。図
10において、図1に示されている装置と異なる点は、
ゲイン量子化回路600及び駆動信号計算回路610で
ある。以下、これらについて説明する。
340から包絡成分EV(K)(K=0,…,N−1)
を入力し、ゲインコードブック365を用いて、次の式
(15)を最小化するようにゲインコードブックから最
適なゲインコードベクトルを探索する。そして、ゲイン
量子化回路600は、それを表すインデクスをマルチプ
レクサ395に、ゲインコードベクトル値を駆動信号計
算回路610に夫々出力する。
ベクトル,i番目のパルスの振幅を示す。
クスと包絡EV(K)とを入力し、インデクスからそれ
に対応するコードベクトルを読出す。そして、駆動信号
計算回路610は、次の式(16)に基づき駆動音源信
号V(K)を求めて出力する。
第6の実施形態の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、図1及び図7〜図10と同等部分は同一符号に
より示されており、その部分の詳細な説明は省略する。
示されている装置における量子化回路400及び振幅コ
ードブック410を使用している点だけが図10に示さ
れている装置と異なる。他の構成及び動作は図10に示
されている装置と同様であるため、その説明は省略す
る。
ロック図である。同図において、図1及び図7〜図11
と同等部分は同一符号により示されており、その部分の
詳細な説明は省略する。
量子化回路700は、係数計算回路340の出力である
包絡EV(K)と第2の直交変換回路330の出力を用
いて、音源コードブック710に格納されたコードベク
トルのうち、次の式(17)を最小化するコードベクト
ルを選択することで、第1の直交変換係数を量子化す
る。
す。また、Gは最適ゲインである。なお、コードブック
は全帯域に対して保有しても良いし、予めサブ帯域に分
割しサブ帯域毎に専用のコードブックを保有しても良
い。
最小化するようにゲインコードブック365を探索し、
最適なゲインコードベクトルを選択する。また、それを
表すインデクスをマルチプレクサ395に、ゲインコー
ドベクトル値を駆動信号計算回路730へ出力する。
す。
クスと包絡EV(K)を入力し、インデクスからそれに
対応するコードベクトルを読出し、次の式(19)に基
づき駆動音源信号V(K)を求めて出力する。
8の実施形態の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、図1及び図7〜図12と同等部分は同一符号によ
り示されており、その部分の詳細な説明は省略する。
示されている装置において、量子化回路700,音源コ
ードブック710,ゲイン量子化回路720,駆動信号
計算回路730を、図12に示されている装置と同様の
構成にしたものである。その他の構成部分及びその動作
は上述したものと同様であるので、その説明は省略す
る。以上で第8の実施形態の説明を終える。
9の実施形態の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、図1及び図7〜図13と同等部分は同一符号によ
り示されており、その部分の詳細な説明は省略する。図
14において、ピッチ抽出回路750は、第1の直交変
換回路320の出力である直交変換係数に対して、微細
構造(スペクトル微細構造)を表すピッチ周波数を計算
する。
ある直交変換係数E(K)(K=0,…,N−1)の2
乗値E2 (K)を求める。これをパワスペクトルと考え
て対称化し2N点としたうえで、2N点の逆FFTを施
し、最初のN点を取出して、N点の疑似自己相関関数R
(j)(j=0,…,N−1)を計算する。
おいて最大値を探索し、最大値をとる値のみを残し、他
は“0”とする。さらに、最大値をとる次数と、最大値
とを、夫々、ピッチラグ,ピッチゲインとして符号化し
てマルチプレクサ395に出力する。
関を対称化して2N点とし、2N点FFTを行って、最
初のN点からEV(K)(K=0,…,N−1)を求め
て量子化回路350及びゲイン量子化回路600へ出力
する。EV(K)(K=0,…,N−1)が上述した直
交変換係数の微細構造を表す。以上で第9の実施形態の
説明を終える。
10の実施形態の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、図1及び図7〜図14と同等部分は同一符号に
より示されており、その部分の詳細な説明は省略する。
1の直交変換係数の微細構造及び包絡の両者を表す少な
い次数の係数を求める。この場合、第1の直交変換回路
の出力である直交変換係数E(K)(K=0,…,N−
1)の2乗値の包絡を表すための少ない次数P(P≪
N)の係数を求める。具体的には、E(K)の各係数の
振幅の2乗値E2 (K)を求め、これをパワスペクトル
と考えて対称化して2N点とする。そして、この2N点
について逆FFTを施し、最初のN点を取出して、N点
の疑似自己相関関数R(j)(j=0,…,N−1)を
計算する。
N点の自己相関関数のうち、最初から(P+1)点を取
り出してP次のLPC分析を施し、P次の線形予測係数
βi(i=1,…,P)を計算する。これをP次のLS
P係数に変換し、係数コードブック345を用いてLS
P係数を量子化し、インデクスをマルチプレクサ395
に出力する。
´に戻し、フィルタのインパルス応答l(n)(n=
0,…,Q−1)(Q≧N)を求める。インパルス応答
からN点の自己相関R´(j)(j=0,…,N−1)
を求める。
区間において最大値を探索する。さらに、最大値をとる
次数と、最大値とを、夫々ピッチラグ、ピッチゲインと
して符号化してマルチプレクサ395に出力する。自己
相関R´(j)に対して、ピッチラグの位置に符号化し
た最大値を立て、対称化して2N点とし、2N点FFT
を行って、最初のN点からEV(K)(K=0,…,N
−1)を求めて量子化回路350へ出力する。EV
(K)(K=0,…,N−1)が上述した直交変換係数
の微細構造及び包絡成分の両者を表す。以上で第10の
実施形態の説明を終える。
態様をとりうる。
ら求めたスペクトルパラメータを用いて入力信号を予測
することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載
の信号符号化装置。
ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の信
号符号化装置。
ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の信
号符号化装置。
を直交変換して直交変換係数を求め、上述した直交変換
係数の包絡、又は直交変換係数の予め定められた本数毎
に平均レベルを算出して求めた包絡を、少ない次数の係
数で表し、その係数を基に直交変換係数を複数個のパル
ス列の組合せで表すので、従来よりも効率的な符号化を
行うことができるという効果がある。
換し直交変換係数を求め、直交変換係数の包絡、又はそ
の直交変換係数の予め定められた本数毎に平均レベルを
算出して求めた包絡を、少ない次数の係数で表し、その
係数をもとに直交変換係数をコードブックで表して量子
化するので、従来よりも効率的な符号化を行うことがで
きるという効果がある。
パルス列やコードブックのゲインを決定しながら量子化
を行うので良好な量子化性能を得ることができるという
効果がある。そして、スペクトル包絡のみならず、スペ
クトル微細構造も含めて表すように少ない次数の係数を
求めゲインを決定することで、さらに量子化性能を向上
させることができるという効果がある。
置の構成を示すブロック図である。
構成を示す図である。
部構成を示す図である。
る。
る。
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
装置の構成を示すブロック図である。
化装置の構成を示すブロック図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 入力信号を予測した結果に応じて予測残
差を求める予測手段と、この求めた予測残差を直交変換
して直交変換係数を求める直交変換手段と、この求めた
直交変換係数の包絡を予め定められた次数の係数で表す
係数計算手段と、この表された係数に応じて前記直交変
換係数を複数個のパルス列の組合わせで表して量子化す
る量子化手段とを含み、前記入力信号からスペクトルパ
ラメータを求めて量子化した結果及び前記係数計算手段
により表された係数並びに前記量子化手段の量子化結果
を組合わせて出力することを特徴とする信号符号化装
置。 - 【請求項2】 前記直交変換手段により求めた直交変換
係数を予め定められた数に分割しこの分割した数毎に平
均レベルを算出するレベル計算手段を更に含み、前記係
数計算手段は該レベル計算手段によって算出された平均
レベルの包絡を予め定められた次数の係数で表すことを
特徴とする請求項1記載の信号符号化装置。 - 【請求項3】 前記量子化手段は、前記直交変換係数を
複数個のパルス列の組合わせで表して量子化する代わり
に、コードブックを用いて前記直交変換係数を量子化す
ることを特徴とする請求項1又は2記載の信号符号化装
置。 - 【請求項4】 前記量子化手段は、前記係数計算手段に
より表された係数に応じてパルスを発生させる位置を決
定しながら前記直交変換係数を複数個のパルス列の組合
わせで表して量子化することを特徴とする請求項1又は
2記載の信号符号化装置。 - 【請求項5】 前記量子化手段は、前記係数計算手段に
より表された係数に応じてパルスのゲインを決定しなが
ら前記直交変換係数を複数個のパルス列の組合わせで表
して量子化することを特徴とする請求項1又は2記載の
信号符号化装置。 - 【請求項6】 前記量子化手段は、前記係数計算手段に
より表された係数に応じてパルスを発生させる位置と該
パルスのゲインとを決定しながら前記直交変換係数を複
数個のパルス列の組合わせで表して量子化することを特
徴とする請求項1又は2記載の信号符号化装置。 - 【請求項7】 前記係数計算手段は、前記直交変換係数
の包絡を表す係数を計算する代わりに該直交変換係数の
微細構造を表す係数を計算することを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載の信号符号化装置。 - 【請求項8】 前記量子化手段は、前記直交変換係数を
複数個のパルス列の組合わせで表して量子化する代わり
に、コードブックを用いて前記直交変換係数を量子化す
ることを特徴とする請求項7記載の信号符号化装置。 - 【請求項9】 前記係数計算手段は、前記直交変換係数
の包絡を表す係数を計算すると共に該直交変換係数の微
細構造を表す係数をも計算することを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載の信号符号化装置。 - 【請求項10】 前記量子化手段は、前記直交変換係数
を複数個のパルス列の組合わせで表して量子化する代わ
りに、コードブックを用いて前記直交変換係数を量子化
することを特徴とする請求項9記載の信号符号化装置。 - 【請求項11】 前記量子化手段は、パルスの振幅を1
つ以上まとめて量子化することを特徴とする請求項1〜
10のいずれかに記載の信号符号化装置。 - 【請求項12】 前記量子化手段は、パルスの極性を1
つ以上まとめて量子化することを特徴とする請求項1〜
10のいずれかに記載の信号符号化装置。
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JP9041597 | 1997-04-09 | ||
JP09554298A JP3185748B2 (ja) | 1997-04-09 | 1998-04-08 | 信号符号化装置 |
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