JP3185289U - 靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】インソールを用いなくても、クッション性が良好な靴を提供する。
【解決手段】アッパー2と、外底5と、中底4とを備えた靴であって、中底として熱塑性樹脂材料を用い、外周縁部を加熱圧縮して厚みを薄くして他部材と縫い合わせた構造とした。中底が本来の中底としての機能とインソールとしての機能を併せ持つことでクッション性に優れる。また、中底と他部材とは直接的に縫い合わせあるいは貼着されるので一体性が高く、煽りの良好な靴となる。
【選択図】図2

Description

本考案は、クッション性と屈曲性に優れ、靴から足の踵がはみ出ることのないと共に耐久性にも優れ、容易に製造することができる靴に関するものである。
靴の簡略的な構成としては、足の甲部分を覆い、靴の最外面に位置するアッパーと、地面に接触する外底と、外底の内上面に設けられる中底とからなり、アッパーと外底とは最終的に一体とされる。なお、本願で言う中底とは、靴に別途で挿入するインソールではなく、製品とする靴の必須構成する部材を意味する。
従来の靴では、足を挿入するための挿入口が広いので、中底と外底に厚みがあったり、屈曲性に乏しいと、歩行時、特に蹴り出して足裏が反った際に、靴の踵部分が足の踵の(地面から上方に浮く)動きに追従せず、この結果、歩行時に踵が靴からはみ出る(脱げる)ことになる。こうした靴の状況を「返り又は煽りが悪い」という。
上記の点を改善すべく、例えば特許文献1は、アッパーと中底と、この中底の下面を覆って上面周囲に巻き返された巻革とを縫い合わせるいわゆるカリフォルニア(プラット)製法において、縫合が簡単で柔軟で屈曲性に富んだ靴とする次の製法が提案されている。
特許文献1では、巻革の下端側がアッパーの下端縁から張り出すべく該アッパーの周面に重合された状態で、該アッパーから下方に張り出した余剰部分をそのまま中底の底面側に折り込んで外底を貼着する、点が開示されている。
しかしながら、特許文献1を含めた従来の製法では、中底の処理において次の問題があった。まず、従来の製法において中底上記のとおり、中底と外底に厚みがあったり屈曲性が乏しいと煽りが悪い靴となる。よって、中底は基本的には薄くする必要がある。すると靴としてはクッション性が乏しくなり、これを補うべく別途でインソールを挿入するとなると、靴内部でインソールがずれて歩行感が悪化する。
特許文献1では、中底とは別のクッション性に富む中敷きを巻革で覆い、巻革を介して、外底に接着する中底の下面に折り込んで該中底を該外底に貼着するが、中敷きを別途設けて該中敷きを巻革を介して中底とアッパーに縫い合わているので、中底と中敷きを加えた厚みが大きくなって煽りが悪くなる。
特開平10−225301号公報
解決しようとする問題は、従来は中底と共にクッション材を中敷きと一体的に設けると厚みが大きくなって煽りが悪くなり、クッション性を良好にしようとして別途のインソールを挿入すると靴内部でインソールがずれて歩行感が悪化する点である。
上記問題を解決するために、本考案は、アッパーと、外底と、中底とを備えた靴であって、中底として熱塑性樹脂材料を用い、該中底の外周縁部を加熱圧縮して厚みを薄くして該中底を他部材と縫い合わせた構造とすることを最も主要な特徴とする。
本考案は、中底を本来の中底としての機能とインソールとしての機能を併せ持つことで中底の機能を損なうことなくクッション性に優れたものとできる。すなわち、クッション性の高い樹脂材料を中底に採用して、足と接触する部位は中底をそのまま用い、縫い合わせる周縁部は加熱圧縮して厚みを薄くして、縫い合わせを容易にした。
こうすることで、中底とは別にインソールを用いる必要はない一方、中底の厚みが大きくなって縫い合わせが困難になることもない。そして、中底とは別の中敷きを要しないので該中敷きが中底に対してずれることがなく、かつ中底と他部材とは直接的に縫い合わせあるいは貼着されるので一体性が高く、よって、煽りの良好な靴となる。
本考案の靴の外観を示す図である。 (a)は本考案の靴の分解斜視図、(b)は(a)の中底のA−A線断面図、(c)は(a)の中底のB−B線断面図である。 (a)は本考案の靴の中底を中心とした部分拡大図、(b)は従来の靴の中底を中心とした部分拡大図、である。 (a)は本考案の靴の中底を中心とした部分拡大図、(b)は従来の靴の中底を中心とした部分拡大図、である。
本考案は、中底の厚みを大きくすると煽りが悪くなると共に他部材との縫い合わせが困難となり、一方、クッション性を良好にしようとしてインソールを挿入すると靴内部でインソールがずれて歩行感が悪化する点を、中底として熱塑性樹脂材料を用い、該中底の周縁部を加熱圧縮して厚みを薄くして該中底を他部材と縫い合わせた構造とすることで改善した。
また、本考案は、中底における足の長さ方向の途中部位に、足の幅方向に延びる凹部を加熱圧縮により形成すれば、この凹部によって屈曲しやすくなるので煽りがより良好となる。
以下、図1〜図4を参照して本考案の靴について説明する。本考案の靴1は次のように構成されている。靴1は、図2に示すように、アッパー2と、本例の場合、このアッパー2の裏側に貼着された裏革3と、中底4と、外底5とから構成される。
アッパー2と裏革3、外底5はその靴により材料は様々であるため、ここでは特に記さないが、中底4は、本考案では、例えばウレタンフォームを使用することとしている。この中底4は、例えば高反発型のウレタンフォームを採用すればクッション性を良好にでき、低反発型のウレタンフォームを採用すれば足裏への密着感が向上する。もちろん中底4としては上記高反発と低反発を、一体とした特性のものを用いたり、足との接触箇所で部分的に異ならせたりするようにしてもよい
また、中底4としてウレタンフームを用いると、上記のとおり柔軟性に富むので、屈曲性も良好となり、煽りも良好となるというメリットがある。すなわち、本考案の靴1は、クッション性と煽りが良好になるような柔軟性のある材料を中底4として採用することが望ましい。
中底4は、図3(a)ではその外縁部の最大約2mm程度を、図4(a)ではその外縁部を最大約5mm程度を、各々加熱圧縮して約12mmの厚みを1mm以下としている。こうすることで、中底4の縫い合わせに用いられる部位は通常の中底とほぼ変わりのないあるいは薄い厚みとして用いることができる。
また、本例における中底4は、図2に示すように、歩行動作時に最も稼働する領域となる足の長さ方向の途中部位に、足の幅方向に延びる凹部4Aを加熱圧縮により形成している。本考案における中底4は、加圧圧縮可能な材料を採用しているので、凹部4Aの他に多彩な凹凸形状を設けることが可能となり、足の密着性、機能性が向上する。
中底4は、加圧圧縮した外縁部が、図3(a)においては裏革3と、図4(a)においてはアッパー2及びアッパー2の外縁部に設けられた細革2Aと、各々縫い合わされる。図3(b)及び図4(b)には、各々従来の製法が示されているが、これらはいずれも従来の中底Iを縫い合わせているだけであって、別途でインソールを要することとなる。
ちなみに、図3はボロネーゼ製法で作成される靴の構造であり、図3(a)で説明すると、中底4(の外縁部)と裏革3とを縫い合わせて、下端部で余剰するアッパー2を中底4と外底5との間に挟み込んで(これを吊り込みという)、中底4及び吊り込んだアッパー2とを外底5の表面部と接着する。
図4はステッチダウン製法で作成される靴の構造であり、図4(a)で説明すると、アッパー2と中底4と細革2Aとを縫い合わせて、外底5と、中底4とを接着する。
縫い合わせに用いる糸は、通常であれば30〜40番手の細いものを用いる。この理由は、糸が太いと靴を履いたときに、縫い合わせた部分が硬く感じたり、糸そのものの存在を感触として足に伝わり、使用者に違和感を与えるからである。
しかし、通常の番手の糸は細いので、弱く、靴の使用により破断することが多く、糸が破断すれば、当然に縫い合わせ部位が分離するから、靴に例えば孔が開いて破損した状態になったり、違和感を与えることになる。
本考案の靴であれば、中底4の外縁部を除く中央部分の厚みがあることから、例えば5番手ほど太い糸6を用いても、中底4の厚みで吸収されて糸6そのものの存在が感触として足に伝わることがなく、また、中底4自体が柔軟性の高い材料であるため、縫い合わせ部分が硬く感じることもない。
よって、太い糸6を用いても支障がないことから、糸6が破断しにくく、よって、縫い合わせ部位の分離が防止でき、靴自体の耐久性が向上する。
図3(b)、図4(b)に各々示す従来の靴は、アッパーU、裏革R、中底I、外底O細革P、糸S、として説明すると、中底Iが本考案の中底4ではないので、いずれもクッション性が悪く、また、屈曲性も悪いので煽りが悪い。また、図示するように糸Sの縫い合わせ部位の露出が大きいので、できるだけ細い番手の糸Sを用いる必要があり、耐久性に劣る。
図3(b)、図4(b)に示す従来の靴に対し、図3(a)、図4(a)に示す本考案の靴は、中底4は従来の中底Iのように縫い合わせることができると共に、クッション性と屈曲性に富むので煽りが良好となる。また、中底4の外縁部を除く部位の厚みで縫い合わせ部位が吸収される(隠れる)ので、太い番手の糸6を使用することができ、よって耐久性に優れる。
1 靴
2 アッパー
3 裏革
4 中底
4A 凹部
5 外底

Claims (2)

  1. アッパーと、外底と、中底とを備えた靴であって、中底として熱塑性樹脂材料を用い、該中底の外周縁部を加熱圧縮して厚みを薄くして該中底を他部材と縫い合わせた構造としたことを特徴とする靴。
  2. 中底における足の長さ方向の途中部位に、足の幅方向に延びる凹部を加熱圧縮により形成したことを特徴とする請求項1記載の靴。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107811350A (zh) * 2017-12-01 2018-03-20 福州路雅鞋业有限公司 一种柔软且不变形的鞋及其制作方法

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