JP3185117U - 衝立装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示態様の変更が容易で装飾性・美術性に富んだ衝立装置を簡単な構造にて提供する。
【解決手段】衝立装置1は、左右の縦枠2との間に配置した左右横長の木製板3と、上下に隣り合った木製板3の間の空間4に配置した積層体5とを備えている。積層体5は表裏の透光保護材9,10とその間に挟み保持された美粧材11とで構成されており、木製板3に形成した上向き開口溝12と下向き開口溝13とに嵌め込まれている。下向き開口溝13の深さ寸法H2が上向き開口溝12の深さ寸法H1より大きくなっているため、積層体5は上下木製板3に対して着脱自在である。美粧材10は和紙など様々のものを使用できると共に、交換も簡単に行える。
【選択図】図3
【解決手段】衝立装置1は、左右の縦枠2との間に配置した左右横長の木製板3と、上下に隣り合った木製板3の間の空間4に配置した積層体5とを備えている。積層体5は表裏の透光保護材9,10とその間に挟み保持された美粧材11とで構成されており、木製板3に形成した上向き開口溝12と下向き開口溝13とに嵌め込まれている。下向き開口溝13の深さ寸法H2が上向き開口溝12の深さ寸法H1より大きくなっているため、積層体5は上下木製板3に対して着脱自在である。美粧材10は和紙など様々のものを使用できると共に、交換も簡単に行える。
【選択図】図3
Description
本願考案は、主要材料として木製板を使用した衝立装置(間仕切)に関するものである。
木製板を使用した衝立装置は種々提案されかつ実施されている。その一例として本願出願人のうち有限会社エム工房は、特許文献1において、木製板と透光板とを上下に交互に配置した衝立装置を提案した。この特許文献1では、上下に隣り合った木製板の相対向する面に溝を形成して、透光板の上下端部を溝に差し込むことで透光板を取り外し不能に保持しており、採光性に優れていると共に、木製板と透光板との群で一種の横縞模様が構成されていてそれ自体として装飾性に富んでおり、更に、透光板の存在で圧迫感も抑制されている。
さて、空間を仕切る什器や内装等において、美粧性を高めるために表示部を着脱自在とすることが提案されており、その例として特許文献2では、トイレブースの構造として、ブースに絵パネルを埋め込む凹所を形成して、絵パネルを押しピン状の留め具で固定することが開示されている。
また、特許文献3には、左右の縦枠の間にカーテンを配置した衝立において、カーテンの上端と下端とに横長の軸部材を取り付けて、軸部材の左右両端にコイルばねを突設する一方、左右縦枠の内側面には軸部材の端部とコイルばねとが嵌まる縦溝を形成し、コイルばねを押し縮めることで軸部材の左右両端を縦溝に嵌脱可能にすると共に、軸部材をコイルばねの突っ張り作用で落下不能に保持した構成が開示されている。
さて、我が国の林業の問題として植林後の間伐が不十分であることがかねてから指摘されているが、特許文献1の木製板として間伐材を使用することが可能であり、このため、間伐材に用途を提供して間伐の促進に貢献できる利点も有している。従って、特許文献1の衝立装置に一層の美粧性・装飾性を持たせると間伐材等の木材の有効利用に有益であるが、透光板のみでは美粧性を高めるには限度がある。
他方、特許文献2のようにパネルを押しピン状の留め具で固定する方式では、留め具が衝立装置の表面に突出するため体裁が悪いのみならず、留め具に物が当たって外れやすい等の問題がある。また、特許文献3については、コイルばねが必要になるため構造が複雑化するのみならず、カーテンが汚れやすい問題や、カーテンは薄くて腰がないため質感に劣るという問題、或いは、物や人が触れる簡単にずり下がるといった問題がある。
本願考案はこのような現状に鑑み成されたものであり、特許文献1のように木製板を使用した衝立装置において、簡単な構造で高い美粧性を確保できるようにすることを目的とするものである。
本願考案の衝立装置は、平行に配置された左右の縦枠と、上下に間隔を空けた状態で前記左右の縦枠の間に多段に並列配置された左右横長の木製板の群とを備えており、このため横長の木製板の群と前後に開口した横長の空間の群とが上下方向に交互に並んでおり、前記各木製板は縦枠に固定されている一方、前記空間の群のうち少なくとも1つに、表裏の透光保護材とその間に挟まれた美粧材とから成る積層体を着脱自在に配置している、という基本構成になっている。
そして、請求項1の考案は、上記基本構成において、前記積層体は、前記木製板より薄くて前記左右縦枠の間に抜き差し自在な横幅である一方、前記積層体を挟んで上下に隣り合った木製板のうち上側の木製板には前記積層体の上端部が嵌まる下向き開口溝が形成されて下側の木製板には前記積層体の下端部が嵌まる上向き開口溝が形成されており、前記下向き開口溝の深さ寸法を上向き開口溝の深さ寸法よりも大きい寸法として、これら開口溝と前記積層体とを、積層体をその上部が下向き開口溝に嵌め込まれた状態を維持しつつ下にずらして下端部が上向き開口溝に嵌め込まれる関係とすることで、前記積層体をその上下の木製板に着脱自在と成している。
本願考案の木製板には、集成材や積層材、パーティクルポードなども含まれる。また、本願考案において、表裏の透光保護材はそれぞれ単層でもよいし複数でもよい。同様に、美粧材も単層と複層との両方を含んでいる。表裏の透光保護材はその機能からして、全体として上下木製板の間の空間の略全体を覆う大きさになるが、左右複数枚に分離していてもよい。美粧材の大きさや形状は限定はないのであり、例えば多数の要素から成っていて、散点状に配置された状態で表裏の透光保護材で挟み保持されていてもよい。
請求項2の考案は請求項1を具体化したもので、この考案では、前記表裏の透光保護材はいずれも透明又は半透明な樹脂板から成っている。なお、半透明とは透明度が不完全という意味であり、スリガラスのように向こう側の形状や色が大まかに判るものも含んでいる。また、透明及び半透明とも、無色と有色との両方を含んでいる。更に、透光保護材は模様や図柄が施されたものと施されていないものとの両方を含んでいる。
請求項3の考案は、請求項1又は2において、前記美粧材は紙又は樹脂フィルム若しくは異種素材の複層材から成っている。この請求項3の下位概念として請求項4では、前記美粧材は全体又は大部分が手漉き又は機械漉きの和紙からなっている。
請求項5の考案は、請求項1又は2において、前記美粧材はその全体又は大部分が布で構成されている。この場合、布は織地や編地の一体物でもよいし、パッチワークのように多数の要素から成っていてもよい。敢えて述べるまでもないが、編地にはレース地も含まれる。請求項6の考案は、請求項1又は2において、前記美粧材はその全体又は大部分が不織布から成っている。
請求項7の考案では、請求項1〜6のうちのいずれかにおいて、前記美粧材には模様又は図柄が施されている。更に、請求項8の考案では、請求項1〜7のうちのいずれかにおいて、前記美粧材は、押し花又は押し葉若しくはその他の乾燥又は未乾燥の植物を含んでいる。この場合、美粧材として押し花等の植物のみを使用してこれを表裏の透光保護材の間に挟み込んでもよいし、植物を紙や布等の台紙に接着等で取り付けて、両者を表裏の透光保護材で挟み込んでもよい。
請求項8の下位概念として、請求項9では、前記美粧材は、和紙と押し花又はその他の植物とから成っており、前記和紙の片面又は両面に前記植物を配置している。
請求項10の考案は、請求項1〜9のうちのいずれかにおいて、前記表裏の透光保護材のうち一方は剛性が高くて厚い板状で、他方は剛性が低く薄いシート状又はフィルム状である。
本願考案では、美粧材として様々なものを使用可能であり、木製板の木目と相まって衝立装置に高い化粧機能・装飾性を持たせることができるため、人を癒したり場の雰囲気を和らげたりと高い機能を発揮できる共に、衝立装置の商品価値を向上して木材の有効利用にも貢献できる。
また、美粧材は表裏の透光保護材で保護されているため、美粧材が汚れたり傷ついたりすることもない。また、積層体は空間の内部に収まっており、衝立装置の外面に留め具類が出っ張るようなことは皆無であるため、物が引っ掛かるような不具合もない。
更に、美粧材を含む積層体は、いったん上に上げてから下げるという単純な作業で木製板に取り付けたり取り外したりすることができるため、衝立装置の組み立てを容易に行うことかできる。また、美粧材の交換も簡単であるため、図柄をユーザーの好みに合わせたり、例えば季節に合わせて表示内容を変更したりといったことにも簡単に対応できて、融通性に優れている。
透光保護材としてはガラスも使用できるが、請求項2のように樹脂板を使用すると衝撃に対する抵抗が高いため、安全性に優れている利点がある。運搬や取り付け・取り外しに際しての取り扱いも安全に行える。
美粧材は好み等に応じて様々なものを使用できるが、請求項3のように紙やフィルムや複層材を使用すると、市販品や量産品などを簡単に使用できる。和紙(特に手漉き)は高い美術性を有するため、請求項4のように美粧材に和紙を使用すると、柔らかい雰囲気を簡単に実現できるなど、木製板の木目との調和に優れていると云える。
布も各種の模様や図柄など多種多様のものが存在しており、高い美術性を有するものも多いため、請求項5のように美粧材に布を使用することで、衝立装置の装飾性を向上できる。不織布も和紙に似た風合いを持っているため、柔らかい雰囲気を形成するのに有益であると云える。印刷を施した不織布を使用してもよい。
既に述べたように、シート状の美粧材は無地のものも模様・図柄付きのものも使用できる。請求項7はこの点を明記したものであるが、美粧材に模様や図柄を施すことで、華やかさなどの装飾性を格段に高めることができる。
本願考案は表裏の透光保護材とその間の美粧材とのサンドイッチ構造であるが、このようなサンドイッチ構造により、請求項8のように、押し花又は押し葉若しくはその他の植物を飾ることができる。そして、押し花のような乾燥又は未乾燥の植物により、草花をあしらった状態を実現できるため、装飾性・芸術性に富んだ従来にない衝立装置を提供できる。
押し花等の植物はそれのみを表裏の透光保護材の間に挟むことも可能であるが、請求項9のように和紙と組み合わせると、和紙が台紙になって押し花(植物)が浮き上がるため、美術性をより一層向上させることができる。
表裏の透光保護材は、例えば2〜5mm程度の同じ厚さのアクリル板を使用することも可能であるが、請求項10のように厚さを変えると、美粧材の厚さの違いを吸収できる利点がある。また、片方の透光保護材をシート状又はフィルム状とすることで、全体のコストを抑制できる利点もある。
(1).構造
次に、本願考案の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、構造を説明する。図1に示すように、衝立装置1は、鉛直姿勢に配置した左右の縦枠2と、左右の縦枠2の間に配置された木製板3の群とを備えている。各木製板3は左右横長の姿勢であり、これら木製板3の群は、上下に間隔を空けた状態で多段に配置されている。
次に、本願考案の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、構造を説明する。図1に示すように、衝立装置1は、鉛直姿勢に配置した左右の縦枠2と、左右の縦枠2の間に配置された木製板3の群とを備えている。各木製板3は左右横長の姿勢であり、これら木製板3の群は、上下に間隔を空けた状態で多段に配置されている。
従って、図1(B)のように木製板3と左右横長の空間4とが上下に交互に並んでおり、各空間4に積層体5を配置している。本実施形態では空間4の上下幅寸法は木製板3の上下幅寸法と同じ程度に設定しているが、木製板3の上下幅と空間4の上下幅とは任意に設定できる。
縦枠2と鋼板を使用しており、図2に示すように、木製板3は縦枠2を上下2本ずつ(他の本数でもよい)の皿ビス6で固定されており、木製板3の前面と縦枠2の前面とは略同一面を成している。なお、縦枠2はコの字形のチャンネル材や押し出し材なども使用できる。縦枠2に木材や樹脂を使用することも可能である。また、衝立装置1の上端に金属製等の笠木を設けて、下端に金属製等の巾木を設けることも可能である。
衝立装置1は自立させるための脚7を備えている。脚7も鋼板製であり、平面視で木製板3と直交した方向に長い姿勢になっている。図示の例では、複数の衝立装置1を平面視で直線状に連結している。上端の連結はジョイント8で行われ、下端の連結は脚7で行われている。複数の衝立装置1を平面視L字型やT字型、十字型に連結することも可能であり、この場合は、脚7を必要としない場合もある。
図2,3に示すように、積層体5は、表面板9と裏面板10とその間に挟まれた和紙11との三層構造になっている。表面板9は表側の透光保護材であり、裏面板10は裏側の透光保護材である。和紙11は美粧材の一例である。
本実施形態では、表面板9は例えば厚さ4〜5mm程度のアクリル板を使用しており、裏面板10としては、厚さ数百μm〜1mm程度の樹脂フィルム又は樹脂シートを使用している。樹脂フィルムを使用する場合、ある程度の腰の強さを持っているのが好ましい。図3(B)に示すように、表面板9と裏面板10とを同じ厚さに設定してもよく、強度の面ではこのようなタイプが好ましいと云える。
表面板9及び裏面板10は両方とも無色透明が一般的であるが、両方を有色透明としたり、一方は無色透明として他方は有色透明とすることも可能である。和紙10は、例えば手漉きの和紙を使用している。表面板9と裏面板10とは上下幅寸法及び左右幅寸法とも同一であるのが好ましいが、和紙10は表面板9及び裏面板10と多少は大きさが相違していてもよい。
積層体5は全体の厚さが木製板3よりも薄くなっており、左右横幅寸法は図2(B)のように空間4にきっちり嵌まる左右幅寸法に設定してもよいし、図2(D)のように空間4の左右幅寸法より若干小さい寸法に設定してもよく、いずれにしても、積層体5は横長の姿勢で空間4に手前又は後ろから抜き差しできるようになっている。
そして、図3(A)に明示するように、木製板3の上面に形成した上向き開口溝12に積層体5の下端部を嵌め込んで、木製板3の下面に形成した下向き開口溝13に積層体5の上端部を嵌め込んでいるが、上向き開口溝12の深さ寸法H1を下向き開口溝13の深さ寸法H2よりも深くして、積層体5を上下の溝12,13に嵌め込んだ状態で、上向き開口溝12に下向き開口溝13の深さ寸法H1より大きい寸法H3の余裕ができるように設定している。
従って、積層体5を、その上端部をいったん下向き開口溝13にいっぱいに嵌め込んでから下降させることで、上端部を下向き開口溝12に嵌めた状態を保持しつつ、下端部を上向き開口溝12に嵌め込むことができる。取り外す場合は、いったん上に持ち上げてから手前又は後ろにずらして下方に引いたらよい。このように、木製板3を固定した状態のままで積層体5を簡単に取り付けたり取り外したりすることができるため、衝立装置1の組み立てを簡単にできると共に、和紙11等の交換も簡単に行える。
なお、積層体5の全体の厚さは上下の溝12,13の溝幅寸法と略同じでもよいが、積層体5の左右横幅は例えば900mm程度の大きさがあることが多いので、嵌め込みの容易性という点からは、積層体5の全体の厚さは上下の溝12,13の溝幅寸法よりも小さめに設定しておくのが好ましい。なお、表面板9と裏面板10とのうち一方を先に取り付けておいて、他方を後から取り付けるといったことも可能である。
(2).バリエーション
図4に示す例では、美粧材を和紙11とその片面(表面)に配置した押し花(或いは押し草)13とで構成している。押し花14は乾燥させた植物の一例である。この場合は、和紙11は台紙として機能しているが、和紙11の模様と押し花の模様とがマッチして、美術性に富んだ環境を提供することができる。押し花14は和紙11に接着剤等で固定しておいてもよい。
図4に示す例では、美粧材を和紙11とその片面(表面)に配置した押し花(或いは押し草)13とで構成している。押し花14は乾燥させた植物の一例である。この場合は、和紙11は台紙として機能しているが、和紙11の模様と押し花の模様とがマッチして、美術性に富んだ環境を提供することができる。押し花14は和紙11に接着剤等で固定しておいてもよい。
台紙としては和紙11に代えて用紙や印刷紙、織地や編地等の布など、各種のものを使用できる。もとより、和紙11等の台紙を使用せずに、表裏の板9,10で押し花14を直接挟んでもよい。敢えて述べるまでもないが、押し花14には多種多様の植物を使用できる。紅葉した楓の葉なども風情があって好適である。
衝立装置1は、配置態様により、主として片面だけ人目に触れる場合と表裏両面が均等に人目に触れる場合とがある。美粧材として和紙11等の台紙と押し花14を使用する場合、主として片面だけが人目に触れる使用態様では、押し花14は台紙の片面だけに配置したらよいし、表裏両面が人目に触れる場合は、押し花14は台紙の表裏に配置したらよい。押し花13を表裏から薄い和紙やシート類で挟んで、これを表面板9と裏面板10とで挟み固定するといったことも可能である。
美粧材としては、布や不織布、印刷物など多種多様のものを使用できる。これらは無地でもよいし、模様等が施されていてもよい。写真を使用することも可能である。イベント等の会場に設置する場合は、案内の表示として使用することも可能である。表から見た表示と裏から見た表示とを異ならせることも可能である。
敢えて述べるまでもないが、多段に配置された積層体の全部を同じ表示内容に統一してもよいし、異なる表示態様に変えてもよい。複数段ずつの表示内容を統一することも可能である。多段の空間のうちの一部のみに積層体を嵌め入れて、他の空間には単層の透光板又は不透光板を嵌め込むといった使用態様も採用できる。
本願考案は実際に製造して提供できる。従って、産業上利用できる。
1 衝立装置
2 縦枠
3 木製板
4 空間
5 積層体
7 脚
9 表面板(表側の透光保護材)
10 裏面板(裏側の透光保護材)
11 美粧材を構成する和紙
12 上向き開口溝
13 下向き開口溝
14 美粧材を構成する押し花(乾燥植物)
2 縦枠
3 木製板
4 空間
5 積層体
7 脚
9 表面板(表側の透光保護材)
10 裏面板(裏側の透光保護材)
11 美粧材を構成する和紙
12 上向き開口溝
13 下向き開口溝
14 美粧材を構成する押し花(乾燥植物)
Claims (10)
- 平行に配置された左右の縦枠と、上下に間隔を空けた状態で前記左右の縦枠の間に多段に並列配置された左右横長の木製板の群とを備えており、このため横長の木製板の群と前後に開口した横長の空間の群とが上下方向に交互に並んでおり、前記各木製板は縦枠に固定されている一方、前記空間の群のうち少なくとも1つに、表裏の透光保護材とその間に挟まれた美粧材とから成る積層体を着脱自在に配置している構成であって、
前記積層体は、前記木製板より薄くて前記左右縦枠の間に抜き差し自在な横幅である一方、前記積層体を挟んで上下に隣り合った木製板のうち上側の木製板には前記積層体の上端部が嵌まる下向き開口溝が形成されて下側の木製板には前記積層体の下端部が嵌まる上向き開口溝が形成されており、前記下向き開口溝の深さ寸法を上向き開口溝の深さ寸法よりも大きい寸法として、これら開口溝と前記積層体とを、積層体をその上部が下向き開口溝に嵌め込まれた状態を維持しつつ下にずらして下端部が上向き開口溝に嵌め込まれる関係とすることで、前記積層体をその上下の木製板に着脱自在と成している、
衝立装置。 - 前記表裏の透光保護材はいずれも透明又は半透明な樹脂板から成っている、
請求項1に記載した衝立装置。 - 前記美粧材は紙又は樹脂フィルム若しくは異種素材の複層材から成っている、
請求項1又は2に記載した衝立装置。 - 前記美粧材は全体又は大部分が手漉き又は機械漉きの和紙からなっている、
請求項3に記載した衝立装置。 - 前記美粧材はその全体又は大部分が布で構成されている、
請求項1又は2に記載した衝立装置。 - 前記美粧材はその全体又は大部分が不織布から成っている、
請求項1又は2に記載した衝立装置。 - 前記美粧材には模様又は図柄が施されている、
請求項1〜6のうちのいずれかに記載した衝立装置。 - 前記美粧材は、押し花又は押し葉若しくはその他の乾燥又は未乾燥の植物を含んでいる、
請求項1〜7のうちのいずれかに記載した衝立装置。 - 前記美粧材は、和紙と押し花又はその他の植物とから成っており、前記和紙の片面又は両面に前記植物を配置している、
請求項8に記載した衝立装置。 - 前記表裏の透光保護材のうち一方は剛性が高くて厚い板状で、他方は剛性が低く薄いシート状又はフィルム状である、
請求項1〜9のうちのいずれかに記載した衝立装置。
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JP (1) | JP3185117U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018188939A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 立川ブラインド工業株式会社 | 間仕切り |
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2013
- 2013-05-21 JP JP2013002810U patent/JP3185117U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018188939A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 立川ブラインド工業株式会社 | 間仕切り |
JP7002218B2 (ja) | 2017-04-28 | 2022-01-20 | 立川ブラインド工業株式会社 | 間仕切り |
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