JP3184618B2 - 育苗箱洗浄機の水切り装置 - Google Patents
育苗箱洗浄機の水切り装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用済の育苗箱を洗浄
後、水切り及び消毒して、再び使用する為の育苗箱洗浄
機及び水切り排出装置の構成に関するものである。
後、水切り及び消毒して、再び使用する為の育苗箱洗浄
機及び水切り排出装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から育苗箱洗浄機に関する技術は公
知とされている。例えば、特開平4−45726号や特
開平4−51829号公報等の技術があったのである。
これらは使用済の育苗箱を搬送しながら、圧水により洗
浄し、高圧風により付着水を吹き飛ばして、自然乾燥或
いはヒータにて乾燥させて搬送終端において積み重ねて
いたのである。
知とされている。例えば、特開平4−45726号や特
開平4−51829号公報等の技術があったのである。
これらは使用済の育苗箱を搬送しながら、圧水により洗
浄し、高圧風により付着水を吹き飛ばして、自然乾燥或
いはヒータにて乾燥させて搬送終端において積み重ねて
いたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術の洗
浄機における洗浄した後の水切り装置は、自然乾燥する
場合に、集積時に機械を濡らすことになり、乾燥に一定
期間が必要で処理が面倒で時間ロスがあり、高圧風で付
着水を吹き飛ばす構成では、水滴は除かれるが完全に乾
かすことはできなかったので、自然乾燥が必要となって
いたのである。本発明は以上のような従来技術の不具合
を解消するものである。
浄機における洗浄した後の水切り装置は、自然乾燥する
場合に、集積時に機械を濡らすことになり、乾燥に一定
期間が必要で処理が面倒で時間ロスがあり、高圧風で付
着水を吹き飛ばす構成では、水滴は除かれるが完全に乾
かすことはできなかったので、自然乾燥が必要となって
いたのである。本発明は以上のような従来技術の不具合
を解消するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段につい
て説明する。請求項1においては、育苗箱洗浄機Aの排
出口C側に水切り装置Bを延設し、該水切り装置Bはケ
ース内の上下の位置に一対ずつ、水切り回転ブラシ3・
4と、前段高圧風ノズル5f・6fと、消毒液散布器7
・7と、消毒液除去回転ブラシ8・9と、後段高圧風ノ
ズル5r・6rとを、順次搬送装置に沿って配設したも
のである。請求項2においては、請求項1記載の育苗箱
洗浄機の水切り装置において、水切り回転ブラシ3・4
と消毒液除去回転ブラシ8・9の回転方向と、前段高圧
風ノズル5f・6fと後段高圧風ノズル5r・6rの高
圧風吐出方向を、育苗箱の 進行方向と逆方向にしたもの
である。請求項3においては、請求項1記載の育苗箱洗
浄機の水切り装置において、水切り回転ブラシ3・4と
消毒液除去回転ブラシ8・9の円周部に、当接するスク
レパー棒21を設けたものである。
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段につい
て説明する。請求項1においては、育苗箱洗浄機Aの排
出口C側に水切り装置Bを延設し、該水切り装置Bはケ
ース内の上下の位置に一対ずつ、水切り回転ブラシ3・
4と、前段高圧風ノズル5f・6fと、消毒液散布器7
・7と、消毒液除去回転ブラシ8・9と、後段高圧風ノ
ズル5r・6rとを、順次搬送装置に沿って配設したも
のである。請求項2においては、請求項1記載の育苗箱
洗浄機の水切り装置において、水切り回転ブラシ3・4
と消毒液除去回転ブラシ8・9の回転方向と、前段高圧
風ノズル5f・6fと後段高圧風ノズル5r・6rの高
圧風吐出方向を、育苗箱の 進行方向と逆方向にしたもの
である。請求項3においては、請求項1記載の育苗箱洗
浄機の水切り装置において、水切り回転ブラシ3・4と
消毒液除去回転ブラシ8・9の円周部に、当接するスク
レパー棒21を設けたものである。
【0005】請求項4においては、請求項1記載の育苗
箱洗浄機の水切り装置において、前段高圧風ノズル5f
・6fと後段高圧風ノズル5r・6rを、搬送方向に対
して逆方向に吹き出すべく傾斜して配置したものであ
る。請求項5においては、請求項1記載の育苗箱洗浄機
の水切り装置において、前段高圧風ノズル5f・6fと
後段高圧風ノズル5r・6rの高圧風吐出部を、育苗箱
の幅方向に長く、正面視で扇形に構成したものである。
請求項6においては、請求項5記載の育苗箱洗浄機の水
切り装置において、前段高圧風ノズル5f・6fと後段
高圧風ノズル5r・6rを構成する、下側の高圧風ノズ
ル6f・6rを、送風管より二股に分岐し、先端が並列
して育苗箱の底面に臨むべく構成したものである。
箱洗浄機の水切り装置において、前段高圧風ノズル5f
・6fと後段高圧風ノズル5r・6rを、搬送方向に対
して逆方向に吹き出すべく傾斜して配置したものであ
る。請求項5においては、請求項1記載の育苗箱洗浄機
の水切り装置において、前段高圧風ノズル5f・6fと
後段高圧風ノズル5r・6rの高圧風吐出部を、育苗箱
の幅方向に長く、正面視で扇形に構成したものである。
請求項6においては、請求項5記載の育苗箱洗浄機の水
切り装置において、前段高圧風ノズル5f・6fと後段
高圧風ノズル5r・6rを構成する、下側の高圧風ノズ
ル6f・6rを、送風管より二股に分岐し、先端が並列
して育苗箱の底面に臨むべく構成したものである。
【0006】
【作用】本発明の作用について説明する。洗浄された後
の育苗箱1は搬送チェーン2により搬送されながら、水
切り回転ブラシ3・4によって水滴が除去され、水切り
作業が終了すると上下に配設されている前段高圧風ノズ
ル5f・6fからの風により乾燥される。次に、乾燥さ
れた育苗箱1は上下に設けられている消毒液散布器7・
7から消毒液が箱全体に散布されて殺菌消毒され、更に
搬送されて消毒液除去回転ブラシ8・9により除去され
て、後段高圧風ノズル5r・6rに送られて、吐出口か
らの風によって乾燥されて次の工程へ搬送されるのであ
る。
の育苗箱1は搬送チェーン2により搬送されながら、水
切り回転ブラシ3・4によって水滴が除去され、水切り
作業が終了すると上下に配設されている前段高圧風ノズ
ル5f・6fからの風により乾燥される。次に、乾燥さ
れた育苗箱1は上下に設けられている消毒液散布器7・
7から消毒液が箱全体に散布されて殺菌消毒され、更に
搬送されて消毒液除去回転ブラシ8・9により除去され
て、後段高圧風ノズル5r・6rに送られて、吐出口か
らの風によって乾燥されて次の工程へ搬送されるのであ
る。
【0007】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本発明の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1は育苗箱洗浄機及び
水切り装置の全体側面図一部断面図。図2は水切り装置
の側面断面図。図3は高圧風ノズル部の正面断面図。図
4は水切り装置後部に配置した育苗箱集積装置の側面
図。図5は同じく後面図。図6は同じく平面図。
以上の如くであり、次に本発明の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1は育苗箱洗浄機及び
水切り装置の全体側面図一部断面図。図2は水切り装置
の側面断面図。図3は高圧風ノズル部の正面断面図。図
4は水切り装置後部に配置した育苗箱集積装置の側面
図。図5は同じく後面図。図6は同じく平面図。
【0008】図1において、育苗箱洗浄機及び水切り装
置の全体構成を説明する。育苗箱洗浄機Aは、カバー内
に回転ブラシと高圧水ノズルを配置して、回転ブラシは
モーターM2にて駆動されている。そして、育苗箱洗浄
機A後端に水切り装置Bが連設され、前端から後端まで
機体中心部を貫通する如く搬送チェーン2が配設され、
水切り装置Bの排出口C下方に設けられたモーターM1
より、ベルト11を介してカウンター軸12に固設した
プーリー13に伝えられ、該プーリー13と同一軸上の
スプロケット14から育苗箱洗浄機Aのスプロケット1
5や水切り装置Bのスプロケットに搬送チェーン2が巻
回されて、搬送チェーン2が駆動されるのである。
置の全体構成を説明する。育苗箱洗浄機Aは、カバー内
に回転ブラシと高圧水ノズルを配置して、回転ブラシは
モーターM2にて駆動されている。そして、育苗箱洗浄
機A後端に水切り装置Bが連設され、前端から後端まで
機体中心部を貫通する如く搬送チェーン2が配設され、
水切り装置Bの排出口C下方に設けられたモーターM1
より、ベルト11を介してカウンター軸12に固設した
プーリー13に伝えられ、該プーリー13と同一軸上の
スプロケット14から育苗箱洗浄機Aのスプロケット1
5や水切り装置Bのスプロケットに搬送チェーン2が巻
回されて、搬送チェーン2が駆動されるのである。
【0009】次に、本発明の水切り装置Bの構成につい
て図2において説明する。水切り装置B内の供給側の搬
送チェーン2の上下に、水切り回転ブラシ3・4が横架
され、その後工程側の上下に順次、前段高圧風ノズル5
f・6f、消毒液散布器7・7、消毒液除去回転ブラシ
8・9、後段高圧風ノズル5r・6rが配設され、該上
下の水切り回転ブラシ3・4及び上下の消毒液除去回転
ブラシ8・9は、搬送チェーン2の進行方向とは逆方向
に回転するように設定されており、該上下の水切り回転
ブラシ3・4、及び上下の消毒液除去回転ブラシ8・9
の前工程側の円周上には、ブラシに付着した水または消
毒液を除去する為のスクレパー棒21・21・21・2
1が配設され、回転時にブラシ先端が当接して水又は消
毒液が弾き飛ばされて除去されるのである。
て図2において説明する。水切り装置B内の供給側の搬
送チェーン2の上下に、水切り回転ブラシ3・4が横架
され、その後工程側の上下に順次、前段高圧風ノズル5
f・6f、消毒液散布器7・7、消毒液除去回転ブラシ
8・9、後段高圧風ノズル5r・6rが配設され、該上
下の水切り回転ブラシ3・4及び上下の消毒液除去回転
ブラシ8・9は、搬送チェーン2の進行方向とは逆方向
に回転するように設定されており、該上下の水切り回転
ブラシ3・4、及び上下の消毒液除去回転ブラシ8・9
の前工程側の円周上には、ブラシに付着した水または消
毒液を除去する為のスクレパー棒21・21・21・2
1が配設され、回転時にブラシ先端が当接して水又は消
毒液が弾き飛ばされて除去されるのである。
【0010】また、水切り装置B内の搬送チェーン2上
方に、水切り回転ブラシ3、上部前段高圧風ノズル5
f、消毒液散布器7、消毒液除去回転ブラシ8、上部後
段高圧風ノズル5rの作用が他の装置に影響を与えない
ように仕切り板22・22・・・が上ケースに垂設され
ており、該水切り回転ブラシ3と消毒液除去回転ブラシ
8の上方には開閉可能な内部点検窓23・23が設けら
れている。そして、育苗箱1はガイドローラー24・2
4・・・と育苗箱支持板25・25・・・に水平に支持
されながら装置内を搬送されて水切り・消毒・乾燥され
て行くのである。
方に、水切り回転ブラシ3、上部前段高圧風ノズル5
f、消毒液散布器7、消毒液除去回転ブラシ8、上部後
段高圧風ノズル5rの作用が他の装置に影響を与えない
ように仕切り板22・22・・・が上ケースに垂設され
ており、該水切り回転ブラシ3と消毒液除去回転ブラシ
8の上方には開閉可能な内部点検窓23・23が設けら
れている。そして、育苗箱1はガイドローラー24・2
4・・・と育苗箱支持板25・25・・・に水平に支持
されながら装置内を搬送されて水切り・消毒・乾燥され
て行くのである。
【0011】前記高圧風ノズル5f・5r・6f・6r
は、次々に搬送されてきた育苗箱1の水及び消毒液をブ
ラシにより除去された後に完全に乾燥させる為のもので
あり、その構成は、水切り装置Bの後端に送風機10を
配置し、該送風機10の吐出口10aに上部送風管5と
下部送風管6を連結しており、上部送風管5は前後2本
に分管して、その先端に前段高圧風ノズル5f・5rが
取付けられているのである。他方、下部送風管6も上部
送風管と同じように前後二本に分管しており、該分管6
F・6Rは図3に示すように更に左右に分岐して、搬送
チェーン2を避けて送風するようにしており、その先端
に高圧風ノズル6f・6f・6r・6rが取付けられて
いるのである。該高圧風ノズル5・6は正面視扇形とし
て、育苗箱1の幅方向に長くして、底面視で吐出口が長
方形となるように構成している。そして、各高圧風ノズ
ル5f・5r・6f・6f・6r・6rに搬送上手側に
対してβの角度を持たせて傾斜して配設しており、搬送
されてくる育苗箱1に対して搬送方向と逆に風が吹き出
し、該逆風が育苗箱1の同一ヶ所Xに集中して吹き出し
て育苗箱1が浮き上がることなく安定して搬送され、飛
沫が育苗箱1上に落ちないようにしているのである。
は、次々に搬送されてきた育苗箱1の水及び消毒液をブ
ラシにより除去された後に完全に乾燥させる為のもので
あり、その構成は、水切り装置Bの後端に送風機10を
配置し、該送風機10の吐出口10aに上部送風管5と
下部送風管6を連結しており、上部送風管5は前後2本
に分管して、その先端に前段高圧風ノズル5f・5rが
取付けられているのである。他方、下部送風管6も上部
送風管と同じように前後二本に分管しており、該分管6
F・6Rは図3に示すように更に左右に分岐して、搬送
チェーン2を避けて送風するようにしており、その先端
に高圧風ノズル6f・6f・6r・6rが取付けられて
いるのである。該高圧風ノズル5・6は正面視扇形とし
て、育苗箱1の幅方向に長くして、底面視で吐出口が長
方形となるように構成している。そして、各高圧風ノズ
ル5f・5r・6f・6f・6r・6rに搬送上手側に
対してβの角度を持たせて傾斜して配設しており、搬送
されてくる育苗箱1に対して搬送方向と逆に風が吹き出
し、該逆風が育苗箱1の同一ヶ所Xに集中して吹き出し
て育苗箱1が浮き上がることなく安定して搬送され、飛
沫が育苗箱1上に落ちないようにしているのである。
【0012】また、前記上下の水切り回転ブラシ3・4
及び上下の消毒液除去回転ブラシ8・9は、育苗箱洗浄
機Aの支持脚16の側面に取付けられたモーターM2の
回転がベルト17を介して、育苗箱洗浄機A内の回転ブ
ラシのプーリー18に伝えられ、該プーリー18に伝達
された回転が、更に同一軸上のプーリー19に伝えら
れ、ベルト20を介して上下の水切り回転ブラシ3・4
及び上下の消毒液除去回転ブラシ8・9に固設されてい
るプーリーに伝達されることにより回転しているのであ
る。
及び上下の消毒液除去回転ブラシ8・9は、育苗箱洗浄
機Aの支持脚16の側面に取付けられたモーターM2の
回転がベルト17を介して、育苗箱洗浄機A内の回転ブ
ラシのプーリー18に伝えられ、該プーリー18に伝達
された回転が、更に同一軸上のプーリー19に伝えら
れ、ベルト20を介して上下の水切り回転ブラシ3・4
及び上下の消毒液除去回転ブラシ8・9に固設されてい
るプーリーに伝達されることにより回転しているのであ
る。
【0013】このような構成により、育苗箱洗浄機Aに
て洗浄された育苗箱1は、水切り装置Bへ搬送チェーン
2により搬送され、水切り回転ブラシ3・4によって箱
全体が水切りされ、水切り作業が終了すると上下に配設
されている前段高圧風ノズル5f・6fからの風により
乾燥される。次に、乾燥された育苗箱1は上下に設けら
れている消毒液散布器7・7に送られ、該消毒液散布器
7・7から消毒液が箱全体に散布されて殺菌消毒される
と、余分な消毒液は上下に横架された消毒液除去回転ブ
ラシ8・9により除去されて、最後にもう一度、上下に
配設されている後段高圧風ノズル5r・6rに送られ
て、吐出口からの風によって乾燥されて搬送チェーン2
により育苗箱集積部Dに運ばれて行くのである。
て洗浄された育苗箱1は、水切り装置Bへ搬送チェーン
2により搬送され、水切り回転ブラシ3・4によって箱
全体が水切りされ、水切り作業が終了すると上下に配設
されている前段高圧風ノズル5f・6fからの風により
乾燥される。次に、乾燥された育苗箱1は上下に設けら
れている消毒液散布器7・7に送られ、該消毒液散布器
7・7から消毒液が箱全体に散布されて殺菌消毒される
と、余分な消毒液は上下に横架された消毒液除去回転ブ
ラシ8・9により除去されて、最後にもう一度、上下に
配設されている後段高圧風ノズル5r・6rに送られ
て、吐出口からの風によって乾燥されて搬送チェーン2
により育苗箱集積部Dに運ばれて行くのである。
【0014】図4〜図6において育苗箱集積部D及び育
苗箱集積装置の構成を説明する。搬送ベルト26の両側
に支持枠27・27・・・が配設されて、該搬送ベルト
26の両側の支持枠27・27間にチャック装置28・
28が配設され、該チャック装置28・28は搬送ベル
ト26下方に設けた昇降装置30にて昇降されるのであ
る。そして、排出側の支持枠27・27にゲート・29
・29が開閉可能に設けられ、該ゲート29・29によ
り止められる位置を検出する定位置センサー31が支持
枠27に設けられ、該支持枠27上部に育苗箱1を集積
して所定量積み上げた位置に集積センサー32が配設さ
れているのである。
苗箱集積装置の構成を説明する。搬送ベルト26の両側
に支持枠27・27・・・が配設されて、該搬送ベルト
26の両側の支持枠27・27間にチャック装置28・
28が配設され、該チャック装置28・28は搬送ベル
ト26下方に設けた昇降装置30にて昇降されるのであ
る。そして、排出側の支持枠27・27にゲート・29
・29が開閉可能に設けられ、該ゲート29・29によ
り止められる位置を検出する定位置センサー31が支持
枠27に設けられ、該支持枠27上部に育苗箱1を集積
して所定量積み上げた位置に集積センサー32が配設さ
れているのである。
【0015】このように構成することにより、前記水切
り装置Bの排出口Cから水切り・消毒が施された育苗箱
1が、育苗箱集積部Dへと搬送ベルト26により運ばれ
てきて指定された位置に到着すると、定位置センサー3
1が育苗箱1の到着を感知して搬送ベルト26の駆動を
停止し、昇降装置30を下降して両側のチャック装置2
8・28を内方向に作動させて、育苗箱1の両側面を挟
持し、その状態で昇降装置30を上昇し次の育苗箱1の
到着を待つのである。そして、次の育苗箱1が搬送され
てくると、定位置センサー31がONしてチャック装置
28・28を開きながら昇降装置30により下降させ
て、育苗箱1を搬送された育苗箱1上に載せ、下側の育
苗箱1を挟持して持ち上げるのである。以上が繰り返さ
れて育苗箱1を次々と集積して行くのであるが、一定量
に達して集積センサー32がONすると、育苗箱1を下
ろしてからゲート29が開放されて、集積した状態で梱
包部へと再び搬送され、再びゲート29が閉じられて、
育苗箱1が到着すると挟持されて持ち上げられるのであ
る。尚、集積センサー32の代わりに育苗箱1を挟持し
て上昇した回数をカウントして、一定数に達するとゲー
ト29を開けるように構成することも可能である。
り装置Bの排出口Cから水切り・消毒が施された育苗箱
1が、育苗箱集積部Dへと搬送ベルト26により運ばれ
てきて指定された位置に到着すると、定位置センサー3
1が育苗箱1の到着を感知して搬送ベルト26の駆動を
停止し、昇降装置30を下降して両側のチャック装置2
8・28を内方向に作動させて、育苗箱1の両側面を挟
持し、その状態で昇降装置30を上昇し次の育苗箱1の
到着を待つのである。そして、次の育苗箱1が搬送され
てくると、定位置センサー31がONしてチャック装置
28・28を開きながら昇降装置30により下降させ
て、育苗箱1を搬送された育苗箱1上に載せ、下側の育
苗箱1を挟持して持ち上げるのである。以上が繰り返さ
れて育苗箱1を次々と集積して行くのであるが、一定量
に達して集積センサー32がONすると、育苗箱1を下
ろしてからゲート29が開放されて、集積した状態で梱
包部へと再び搬送され、再びゲート29が閉じられて、
育苗箱1が到着すると挟持されて持ち上げられるのであ
る。尚、集積センサー32の代わりに育苗箱1を挟持し
て上昇した回数をカウントして、一定数に達するとゲー
ト29を開けるように構成することも可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、請求項1〜6の如く構成した
ので、次のような効果を奏するものである。第一に、回
転ブラシとノズルにより二段階の水切りで、しかも、回
転ブラシの回転方向を育苗箱の搬送方向とは逆にし、ノ
ズルの吐出口に一定の角度をもたせて育苗箱に対して逆
風が吹き出すように構成したので、水は育苗箱の後方に
跳ね飛ばされることになり、完全な水切りをすることが
できるようになるのである。第二に、水切り装置内に消
毒液散布器を設けたことにより、殺菌・消毒の作業を水
切り装置で処理することができるようになり、作業の効
率が大幅に向上することになるのである。第三に、回転
ブラシの水及び消毒液を除去する為のスクレパー棒をブ
ラシに当接配置したことにより、育苗箱の水切り及び消
毒液の除去を効率良く行うことができるようになるので
ある。
ので、次のような効果を奏するものである。第一に、回
転ブラシとノズルにより二段階の水切りで、しかも、回
転ブラシの回転方向を育苗箱の搬送方向とは逆にし、ノ
ズルの吐出口に一定の角度をもたせて育苗箱に対して逆
風が吹き出すように構成したので、水は育苗箱の後方に
跳ね飛ばされることになり、完全な水切りをすることが
できるようになるのである。第二に、水切り装置内に消
毒液散布器を設けたことにより、殺菌・消毒の作業を水
切り装置で処理することができるようになり、作業の効
率が大幅に向上することになるのである。第三に、回転
ブラシの水及び消毒液を除去する為のスクレパー棒をブ
ラシに当接配置したことにより、育苗箱の水切り及び消
毒液の除去を効率良く行うことができるようになるので
ある。
【図1】育苗箱洗浄機及び水切り装置の全体側面図一部
断面図である。
断面図である。
【図2】水切り装置の側面断面図である。
【図3】高圧風ノズル部の正面断面図である。
【図4】水切り装置後部に配置した育苗箱集積装置の側
面図である。
面図である。
【図5】同じく後面図である。
【図6】同じく平面図である。
A 育苗箱洗浄機 B 水切り装置 1 育苗箱 3 上部水切り回転ブラシ 4 下部水切り回転ブラシ 5f 上部前段高圧風ノズル 5r 上部後段高圧風ノズル 6f 下部前段高圧風ノズル 6r 下部後段高圧風ノズル 7 消毒液散布器 8 上部消毒液除去回転ブラシ 9 下部消毒液除去回転ブラシ 10 送風機 21 スクレパー棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜口 正 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式 会社内 (72)発明者 下村 孝道 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−51829(JP,A) 特開 平4−104738(JP,A) 実開 昭51−122009(JP,U) 実開 昭50−145614(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 9/06
Claims (6)
- 【請求項1】 育苗箱洗浄機Aの排出口C側に水切り装
置Bを延設し、該水切り装置Bはケース内の上下の位置
に一対ずつ、水切り回転ブラシ3・4と、前段高圧風ノ
ズル5f・6fと、消毒液散布器7・7と、消毒液除去
回転ブラシ8・9と、後段高圧風ノズル5r・6rと
を、順次搬送装置に沿って配設したことを特徴とする育
苗箱洗浄機の水切り装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の育苗箱洗浄機の水切り装
置において、水切り回転ブラシ3・4と消毒液除去回転
ブラシ8・9の回転方向と、前段高圧風ノズル5f・6
fと後段高圧風ノズル5r・6rの高圧風吐出方向を、
育苗箱の進行方向と逆方向にしたことを特徴とする育苗
箱洗浄機の水切り装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の育苗箱洗浄機の水切り装
置において、水切り回転ブラシ3・4と消毒液除去回転
ブラシ8・9の円周部に、当接するスクレパー棒21を
設けたことを特徴とする育苗箱洗浄機の水切り装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の育苗箱洗浄機の水切り装
置において、前段高圧風ノズル5f・6fと後段高圧風
ノズル5r・6rを、搬送方向に対して逆方向に吹き出
すべく傾斜して配置したことを特徴とする育苗箱洗浄機
の水切り装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の育苗箱洗浄機の水切り装
置において、前段高圧風ノズル5f・6fと後段高圧風
ノズル5r・6rの高圧風吐出部を、育苗箱の幅方向に
長く、正面視で扇形に構成したことを特徴とする育苗箱
洗浄機の水切り装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の育苗箱洗浄機の水切り装
置において、前段高圧風ノズル5f・6fと後段高圧風
ノズル5r・6rを構成する、下側の高圧風ノズル6f
・6rを、送風管より二股に分岐し、先端が並列して育
苗箱の底面に臨むべく構成したことを特徴とする育苗箱
洗浄機の水切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23579592A JP3184618B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 育苗箱洗浄機の水切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23579592A JP3184618B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 育苗箱洗浄機の水切り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678632A JPH0678632A (ja) | 1994-03-22 |
JP3184618B2 true JP3184618B2 (ja) | 2001-07-09 |
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ID=16991379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP23579592A Expired - Fee Related JP3184618B2 (ja) | 1992-09-03 | 1992-09-03 | 育苗箱洗浄機の水切り装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3184618B2 (ja) |
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KR100402901B1 (ko) * | 2001-06-07 | 2003-10-22 | 주식회사 디엠에스 | 평판디스플레이 제조장치의 다기능 세정모듈 및 이를이용한 세정장치 |
JP5007822B2 (ja) * | 2007-12-12 | 2012-08-22 | みのる産業株式会社 | ポット苗箱用補助剤の自動塗布装置 |
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-
1992
- 1992-09-03 JP JP23579592A patent/JP3184618B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0678632A (ja) | 1994-03-22 |
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