JP3184432U - 飛出し玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛出し部材の非装填時には打撃部材の打撃待機位置への移動が困難な構造を有する飛出し玩具を提供する。
【解決手段】打撃部材52を打撃待機位置まで移動させ、その際に生じるスプリング圧力によって飛出し部材を打ち出すようにした飛出し玩具において、装填穴56aに正規の飛出し部材を装填しないと、第2の移動阻止部が打撃部材52の打撃待機位置までの移動を阻止し、正規の飛出し部材を装着した際には第2の移動阻止部の移動阻止を解除させ、打撃部材52の打撃待機位置までの移動を許すようにした。
【選択図】図7

Description

本考案は飛出し玩具に関する。
従来、ケースの外壁部に複数の差込み孔が設けられた玩具本体と、この玩具本体の装填穴に装填される飛出し部材と、装填穴に装填された飛出し部材を打撃して打ち出すための打撃部材と、打撃部材の移動を阻止する移動阻止部を有しスプリングの付勢力が畜勢された状態で打撃部材の移動を阻止する打撃部材規制手段と、特定の差込み孔に差し込んだ差込み物による押圧によって移動阻止部による打撃部材の移動阻止を解除させる操作部と、を備えた飛出し玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平7−25997号公報
しかしながら、上記特許文献1の飛出し玩具では、飛出し部材を装填穴に装填しない状態でも、打撃部材をスプリングの付勢力に抗して手で移動させさえすれば、打撃待機位置で且つスプリングの付勢力が畜勢された状態で打撃部材の移動が移動阻止部によって阻止され、発射準備が完了してしまう。そして、この発射準備完了後に、正規の飛出し部材だけでなく、他の物体、例えばこけし人形やビー玉等を装填穴に装填して、操作部を操作すれば、移動阻止部による打撃部材の移動阻止が解除され、これら本来想定されない物体を打ち出すことが可能となり、怪我をする危険性があった。
この考案は、上記問題点を解決するためになされたもので、飛出し部材の非装填時には打撃部材の打撃待機位置への移動が困難な構造を有する飛出し玩具を提供することを目的とする。
請求項1の飛出し玩具は、
玩具本体と、この玩具本体から打ち出される飛出し部材と、を備え、
前記玩具本体は、
開口側からの挿入によって前記飛出し部材を装填可能な装填穴と、
前記装填穴の底面に直交する方向で互いに離間する第1位置及び第2位置の間で移動可能に構成された打撃部材と、
前記飛出し部材の前記第2位置側への移動に伴って畜勢され、この畜勢された付勢力によって、当該打撃部材を前記第1位置側へ移動させ当該打撃部材による打撃にて当該飛出し部材を打ち出させる打出し用スプリングと、
前記打撃部材の移動域に対して進退可能に構成され所定の付勢力によって前記移動域に進出する側に向けて付勢され且つ前記打撃部材の前記第1位置から前記第2位置までの移動を許容するとともに前記打撃部材が前記第2位置に至ったときに前記打撃部材を前記第2位置に保持する第1の移動阻止部と、前記打撃部材の移動域に対して進退可能に構成され所定の付勢力によって前記移動域に進出する側に向けて付勢され且つ前記移動域に固定された状態で前記打撃部材の前記第1位置から前記第2位置までへの移動を阻止する第2の移動阻止部を有する打撃部材規制手段と、
人為的に操作可能で、操作時に、前記第1の移動阻止部による前記打撃部材の保持を解除させる操作部と、
前記打撃部材とは異なる位置に設けられ、前記装填穴への前記飛出し部材の非装填時に前記第2の移動阻止部を前記移動域に固定するとともに、当該装填穴への当該飛出し部材の装填の際に当該飛出し部材との間に生じる力によって動作して前記第2の移動阻止部の固定を解除する移動阻止部固定手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2の飛出し玩具は、請求項1記載の飛出し玩具において、前記操作部は前記第1の移動阻止部とは1つの部材に一体的に構成されていることを特徴とする。
請求項3の飛出し玩具は、請求項2記載の飛出し玩具において、前記移動阻止部固定手段は、前記飛出し部材の前記装填穴への非装填時に前記操作部の操作を阻止する操作阻止部と、前記装填穴への当該飛出し部材の装填の際に当該飛出し部材との間に生じる力によって動作して前記操作阻止部による前記操作部の操作阻止を解除させる操作阻止解除部とを備えることを特徴とする。
請求項4の飛出し玩具は、請求項3記載の飛出し玩具において、前記装填穴の底面の外周近くには、当該装填穴の内側面に対向し穴中央部と穴外周部とを仕切る仕切り壁が立設され、前記打撃部材は前記穴中央部に対応して設けられ、前記操作阻止解除部は前記穴外周部に設けられ、前記飛出し部材は、前記装填孔への装填時に前記穴外周部に差込み可能で差込みによって前記操作阻止解除部を動作させる差込み部を備えることを特徴とする。
請求項5の飛出し玩具は、請求項1〜4いずれか一項記載の飛出し玩具において、前記装填穴、前記打撃部材、前記打出し用スプリング、前記打撃部材規制手段及び前記移動阻止部固定手段によって1つの打出しユニットが構成され、前記打出しユニットは、前記玩具本体のケース内に収められるとともに、前記装填穴に装填した飛出し部材を前記装填穴の中心軸線を中心に回転させた際に追従して回転するように構成され、一方、前記ケースには、周方向に複数の差込み孔が形成され、この差込み孔には、差込みによって前記操作部を操作可能な差込み物が抜差し可能となっていることを特徴とする。
請求項1の飛出し玩具によれば、打撃部材の非装填時には、移動阻止部固定手段によって第2の移動阻止部が打撃部材の移動域に固定されて打撃部材の第2位置(打撃待機位置)までへの移動が阻止され、その移動阻止は、操作部を操作するだけでなく、打撃部材とは異なる位置に設けた移動阻止部固定手段が動作しない限り解除されないので、正規の飛出し部材以外の物体を装填して発射させることが困難となる。
請求項2の飛出し玩具によれば、操作部と第1の移動阻止部とが一体に構成されているため、別々に構成する場合よりも、構造が簡単なものとなる。
請求項3の飛出し玩具によれば、飛出し部材の非装填時には移動阻止部固定手段によって操作部の操作が阻止され、その操作阻止は、移動阻止部固定手段を動作させない限り解除されないので、飛出し部材とは形状又は構造が異なるこけし人形やビー玉などの物体を装填穴に装填しても、飛出し玩具は動作し難いことになる。
請求項4の飛出し玩具によれば、移動阻止部固定手段の操作阻止解除部が装填穴の外周近くに設けられ、仕切り壁によって保護されているので、この仕切り壁と装填穴の内側面との小さな隙間に物体を差し込まない限り、打撃部材を第2位置(打撃待機位置)に移動させることができないこととなる。
請求項5の飛出し玩具によれば、装填穴に装填した飛出し部材を回転させることで、打出しユニットも追従して回転するので、玩具本体のケースに収められた操作部の位置が外部からは視認しにくく、遊びに変化が生まれ、興趣性の高い飛出し玩具が実現できる。
本考案の実施形態に係る飛出し玩具の斜視図である。 図1の飛出し玩具の打出しユニット及び飛出し部材の斜視図である。 図1の飛出し玩具の飛出し部材を示した図であり、(A)は飛出し部材の一部を切り欠いて示す正面図、(B)はその底面図である。 図1の飛出し玩具の移動阻止部固定手段を示した斜視図である。 図1の飛出し玩具の玩具本体の上部ケースを取り外した状態を示す平面図である。 図1の飛出し玩具の玩具本体の飛出し部材非装填時の状態を示した模式的断面図である。 図1の飛出し玩具の玩具本体の飛出し部材非装填時の状態を別の角度から示した模式的断面図である。 図1の飛出し玩具の玩具本体の飛出し部材装填時の状態を示した模式的断面図である。 図1の飛出し玩具の玩具本体の飛出し部材装填時の状態を別の角度から示した模式的断面図である。 図1の飛出し玩具のガイド機構を示した斜視図である。
以下、本考案の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本考案に係る飛出し玩具の全体斜視図である。
この飛出し玩具1は、同図に示すように、外壁部11に差込み孔12を複数有する樽の外観をしたケース13を有する玩具本体10と、差込み孔12に対して抜差し可能な差込み物20と、飛出し部材30とを備え、ケース13の内部には、飛出し部材30を打ち出すための打出しユニット50が設けられている(図2参照)。ここで、差込み物20の形状は、特に限定はされないが、剣を模した形状を有している。
そして、この飛出し玩具1は、玩具本体10に飛出し部材30を設置した状態で、複数の差込み孔12のうちの特定の差込み孔12に差込み物20が差し込まれたときに、打出しユニット50により飛出し部材30が打ち出されて玩具本体10から飛び出すように構成されている。
なお、差込み孔12に差込み物20が差し込まれる際などに作動されて効果音を発する音出手段を備えてもよいことは勿論である。
続いて、この飛出し玩具1の細部を説明する。
ケース13は、図6等に示すように、上下に分割可能に構成された上部ケース13a及び下部ケース13bからなり、全体として、樽の外観をした中空状のケースとして構成されている。このケース13の外壁部11には差込み物20を抜差し可能な差込み孔12が円周方向に複数設けられている。また、上部ケース13aの天壁14には、飛出し部材30をケース13の上部に設置するための開口14aが形成されている。
飛出し部材30は、差込み物20がケース13の特定の差込み孔12に差し込まれたことを報知させるためのもので、ここでは人形として構成されている。図3(A)に示すように、この飛出し部材30は上半部30aが人形の頭部の形をし、下半部30bが人形の胴部の形をし、この胴部は略円柱状となっている。この飛出し部材30を下方から見ると、図3(B)に示すように、下半部30bの周壁の直ぐ内方に環状の凹部31が同心的に形成されている。そして、この下半部30bの周壁は差込み片(差込み部)32を構成し、凹部31の内側の凸部は打撃部材52との当接部33となっている。また、図2に示すように、下半部30bの周壁の下端には凹部34が周方向に複数形成されており、この凹部34は、飛出し部材30を装填穴56aに装填した際に、装填穴56aの底面に形成された凸部(図示せず)と噛合可能に構成され、噛合状態で、飛出し部材30をその中心軸を中心に回転させることで、打出しユニット50を一体的にクリック回転させることができる。このクリック回転させることによって、後述の操作部54bを複数の差込み孔12の1つに対向させる。なお、凹部34に代えて、飛出し部材30の周壁下端又は下半部外周を摩擦抵抗の大きい素材で形成してもよい。この場合には、その摩擦力を利用して打出しユニット50を回転させることになる。
打出しユニット50は、上述の装填穴56aを備えるとともに、筒体51と、飛出し部材30の打ち出しに必要な各種部品を備えている。
筒体51内には、図7に示すように、棒状の打撃部材52が上下動可能に収納されるとともに、打撃部材52を上方に付勢するスプリング(打出し用スプリング)53が収納されている。このうち、打撃部材52には上下方向中程にフランジ52aが設けられるとともに、下端にフランジ52bが設けられている。そして、フランジ52aは打撃部材52が上動する際に装填穴56aの底面の開口縁に係止され、打撃部材52の上昇位置を規制する。一方、フランジ52bは、打撃部材52の下動を阻止したり、打撃部材52を打撃待機位置に保持するものである。
また、筒体51の外周部には係止レバー54が設けられている。この係止レバー54は、上下方向中間部の軸54aを中心に回動可能に構成され、上端側のアーム部には差込み物20によって操作される操作部54bが設けられ、下端側のアーム部には係止爪54cが設けられている。
このうち操作部54bは、スプリング55によって、筒体51から離間する方向に付勢されている。また、係止爪54cは、筒体51の周壁に形成された透孔51aを通じて筒体51内に進入している。この係止爪54cは、操作部54bを筒体51に接近する方向に操作した際に筒体51内から退出する。すなわち、係止爪54cは、打撃部材52の移動域に対して進退可能に構成されている。ここで、係止爪54cを画成する下縁は打撃部材52の上動を阻止するための第1の移動阻止部を構成し、上縁は打撃部材52の下動を阻止するための第2の移動阻止部を構成している。そして、係止爪54cとスプリング55とは打撃部材移動規制手段を構成している。なお、スプリング55の付勢力に代えて、係止レバー54の自重による付勢力を利用して、係止レバー54を付勢してもよいが、確実に付勢するためにはスプリング55の付勢力を利用することが好ましい。また、スプリング55に代えて、トーションスプリングを軸54aに巻装して設け、操作部54bを筒体51から離間する方向に付勢してもよい。
この係止レバー54はスプリング55と協働して次のような働きをする。この係止レバー54の働きを、後述の移動阻止部固定部材60で係止レバー54が操作阻止されていない場合と、係止レバー54が操作阻止されている場合とに分けて説明する。
1.係止レバー54が操作阻止されていない場合
この状態で、打撃部材52を上昇位置から下降させると、打撃部材52のフランジ52bによって係止爪54cが下方に押圧され、係止レバー54はスプリング55の付勢力に抗する方向に回動し、係止爪54cが打撃部材52のフランジ52bを乗り越えた所で、スプリング55の付勢力によってフランジ52bを係止する。この位置は、打撃部材52の打撃待機位置であり、係止爪54cのフランジ52bの係止によって打撃部材52の上動が阻止される。
そして、この状態から、差込み物20の差込みの押圧力によって操作部54bが操作されると、図9に示すように、スプリング55の付勢力に抗して係止レバー54がスプリング55の付勢力に抗する方向に軸54aを中心に回動し、係止レバー54の係止爪54cによるフランジ52bの係止を解除させ、スプリング53の付勢力によって打撃部材52の上端部が装填穴56a内に突出する。
2.係止レバー54の操作阻止がされている場合
この状態で、打撃部材52を上昇位置から下降させると、打撃部材52の下側のフランジ52bによって係止爪54cが下方に押圧されるが、係止レバー54は、移動阻止部固定部材60により操作阻止されているため、回動しない。そのため、係止爪54cが打撃部材52のフランジ52bを乗り越えることができない。つまり、係止爪54cによってフランジ52bが係止され、打撃部材52の下動が阻止される。
次に、筒体51の上端に設けた飛出し部材装填部56について説明する。
この飛出し部材装填部56は筒体51に比べて大径に形成されている。この飛出し部材装填部56には上方に開口する装填穴56aが形成されている。そして、この装填穴56aの底面の外周近くには、当該装填穴56aの内側面に対向し当該装填穴56aを穴中央部と穴外周部とに仕切る平面視で弧状の仕切り壁57が立設されている。そして、飛出し部材30を装填穴56aに装填する際に、穴外周部には飛出し部材30の差込み片32が差し込まれ、穴中央部には飛出し部材30の当接部33が挿入される。
また、図6〜図9に示すように、筒体51の上端部には移動阻止部固定部材60が設けられている。この移動阻止部固定部材60は移動阻止部固定手段を構成している。この移動阻止部固定部材60は、飛出し部材30が装填穴56aに装填されない状態では打撃部材52が打撃待機位置まで下動しないように係止レバー54を打撃部材52の移動域に固定し、飛出し部材30が装填穴56aに装填される際には係止レバー54の固定を解除する。
この移動阻止部固定部材60は、軸61aを中心に回動可能に構成されている。そして、この移動阻止部固定部材60は、装填穴56aの周壁の孔56bを貫通して当該装填穴56aの内側面と仕切り壁57との隙間に臨む操作阻止解除部61と、この操作阻止解除部61と連結され操作部54bと筒体51との間に差込み可能な差込み片62とを備え、差込み片62が操作部54bと筒体51との間に差し込まれる方向にスプリング63によって付勢されている。ここで、差込み片62は操作阻止部を構成している。
この移動阻止部固定部材60は、図6及び図7に示すように、装填穴56aに打撃部材52が装填されない状態にあるときに差込み片62が操作部54bと筒体51との間に差込まれ、操作部54bの操作を阻止することで、打撃部材52の打撃待機位置までの下動を阻止する。一方、この移動阻止部固定部材60は、図8に示すように、飛出し部材30を装填穴56aに装填する際に、飛出し部材30の差込み片32が操作阻止解除部61を押圧すると、スプリング63の付勢力に抗する方向に軸61aを中心に回動し、差込み片62が操作部54bと筒体51との間から退出する。この差込み片62が操作部54bと筒体51との間から退出するタイミングは、飛出し部材30が打撃待機位置に到達する前である。これにより、打撃部材52の打撃待機位置までの下動が可能となる。
また、この移動阻止部固定部材60には、図10に示すように、ガイド機構70が付設されている。このガイド機構70は、筒体51に固定された固定板71に立設されたガイド板72と、移動阻止部固定部材60に垂設されガイド板72を挟持し移動阻止部固定部材60の回動の際にガイド板72に摺接する2つの摺接板64、64とから構成されている。これによって、移動阻止部固定部材60の回動が円滑に行われる。
次に、以上のように構成された飛出し玩具1の遊び方を動作と共に説明する。
先ず、外壁部11の差込み孔12の全てから差込み物20を抜いておく。この状態では、移動阻止部固定部材60の差込み片62が操作部54bと筒体51との間に差込まれ、操作部54bの操作を阻止している。したがって、この状態で、手で打撃部材52を押し込んでも、打撃部材52のフランジ52bが係止爪54cに突き当たり、打撃部材52のそれ以上の下動が阻止される。
次に、飛出し部材30を装填穴56aに装填する。すると、この装填の際に飛出し部材30の差込み片32によって操作阻止解除部61が押圧され、移動阻止部固定部材60がスプリング63の付勢力に抗する方向に軸61aを中心に回動し、差込み片62が操作部54bと筒体51との間から退出する。したがって、飛出し部材30のさらなる装填穴56aへの押し込みが可能となり、打撃部材52が下動し、係止爪54cが打撃部材52の外周に摺接し、係止レバー54がスプリング55の付勢力に抗する方向に回動し、係止爪54cが打撃部材52のフランジ52bを乗り越えた所で、スプリング55の付勢力によってフランジ52bを係止する。これによって打撃部材52の上動が阻止される。
なお、操作阻止解除部61が、穴中央部と仕切り壁57に仕切られる状態で穴外周部に設けられているため、例えば装填穴56aの内周径(穴外周部径)よりもやや小さい程度の人形を装填しようとしても当該人形の底部が仕切り壁57に当接することで装填が阻止される。一方、仕切り壁57で仕切られる穴中央部に装填可能な径サイズの人形では、前述の通り打撃部材52の下動が係止爪54cにより阻止され、やはり装填ができない。つまり、飛出し部材30のような差込片32と当接部33を併せ持つ特殊な形状のものでなければ装填操作が出来ないこととなり、専用部材としての飛出し部材30でなければ遊ぶことが出来ず、安全性が向上する。
この状態で、飛出し部材30を装填穴56a内で鉛直軸を中心に回転させる。すると、打出しユニット50もそれに伴って回転する。この回転は、外部から操作部54bの位置を悟られないようにするためのものである。
次に、例えば複数のプレイヤーが順番に1本ずつ差込み孔12に差込み物20を差してゆく。この場合、操作部54bに対向しない差込み孔12に差込み物20を差し込んでも飛出し玩具1は動作しない。
一方、操作部54bに対向する差込み孔12に差込み物20を差し込むと、係止レバー54がスプリング55の付勢力に抗する方向に軸54aを中心に回動し、係止レバー54の係止爪54cによるフランジ52bの係止を解除させ、スプリング53の付勢力によって打撃部材52の上端部が装填穴56a内に突出する。そして、この打撃部材52の打撃によって飛出し部材30が玩具本体10から打ち出される。
なお、飛出し部材30を装填穴56aに装填し、打撃部材52を打撃待機位置まで下降させた後に飛出し部材30を装填穴56aから取り外すと、スプリング63の付勢力によって移動阻止部固定部材60が回動し、差込み片62が操作部54bと筒体51との間に差し込まれ、操作部54bの操作を阻止する。したがって、それ以降に飛出し部材30に代えて、飛出し部材30とは形状や構造の異なるこけし人形やビー玉などの物体を装填穴56aに装填して、差込み孔12に差込み物20を差し込んでも飛出し玩具1は動作しないことになる。
以上、本考案の実施形態を説明したが、本考案は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、飛出し部材30の差込み片32の押圧力によって移動阻止部固定部材60を動作させたが、飛出し部材30と移動阻止部固定部材60との間で磁力作用が働くように構成しておき、飛出し部材30を装填した際にその磁力作用によって移動阻止部固定部材60を動作させるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、移動阻止部固定部材60は係止レバー54を介して間接的に打撃部材52を下動させないようにしたが、移動阻止部固定部材60自体によって打撃部材52を下動させないようにしてもよい。この場合には移動阻止部固定部材60の一部は打撃部材規制手段の一部を兼用することになる。
1 飛出し玩具
10 玩具本体
30 飛出し部材
32 差込み片
50 打出しユニット
51 筒体
52 打撃部材
52b フランジ
53 スプリング
54 係止レバー
54b 操作部
54c 係止爪
55 スプリング
56a 装填穴
57 仕切り壁
60 移動阻止部固定手段
61 作動部

Claims (5)

  1. 玩具本体と、この玩具本体から打ち出される飛出し部材と、を備え、
    前記玩具本体は、
    開口側からの挿入によって前記飛出し部材を装填可能な装填穴と、
    前記装填穴の底面に直交する方向で互いに離間する第1位置及び第2位置の間で移動可能に構成された打撃部材と、
    前記飛出し部材の前記第2位置側への移動に伴って畜勢され、この畜勢された付勢力によって、当該打撃部材を前記第1位置側へ移動させ当該打撃部材による打撃にて当該飛出し部材を打ち出させる打出し用スプリングと、
    前記打撃部材の移動域に対して進退可能に構成され所定の付勢力によって前記移動域に進出する側に向けて付勢され且つ前記打撃部材の前記第1位置から前記第2位置までの移動を許容するとともに前記打撃部材が前記第2位置に至ったときに前記打撃部材を前記第2位置に保持する第1の移動阻止部と、前記打撃部材の移動域に対して進退可能に構成され所定の付勢力によって前記移動域に進出する側に向けて付勢され且つ前記移動域に固定された状態で前記打撃部材の前記第1位置から前記第2位置までへの移動を阻止する第2の移動阻止部を有する打撃部材規制手段と、
    人為的に操作可能で、操作時に、前記第1の移動阻止部による前記打撃部材の保持を解除させる操作部と、
    前記打撃部材とは異なる位置に設けられ、前記装填穴への前記飛出し部材の非装填時に前記第2の移動阻止部を前記移動域に固定するとともに、当該装填穴への当該飛出し部材の装填の際に当該飛出し部材との間に生じる力によって動作して前記第2の移動阻止部の固定を解除する移動阻止部固定手段と、
    を備えたことを特徴とする飛出し玩具。
  2. 前記操作部は前記第1の移動阻止部とは1つの部材に一体的に構成されていることを特徴とする請求項1記載の飛出し玩具。
  3. 前記移動阻止部固定手段は、前記飛出し部材の前記装填穴への非装填時に前記操作部の操作を阻止する操作阻止部と、前記装填穴への当該飛出し部材の装填の際に当該飛出し部材との間に生じる力によって動作して前記操作阻止部による前記操作部の操作阻止を解除させる操作阻止解除部とを備えることを特徴とする請求項2記載の飛出し玩具。
  4. 前記装填穴の底面の外周近くには、当該装填穴の内側面に対向し穴中央部と穴外周部とを仕切る仕切り壁が立設され、前記打撃部材は前記穴中央部に対応して設けられ、前記操作阻止解除部は前記穴外周部に設けられ、前記飛出し部材は、前記装填孔への装填時に前記穴外周部に差込み可能で差込みによって前記操作阻止解除部を動作させる差込み部を備えることを特徴とする請求項3記載の飛出し玩具。
  5. 前記装填穴、前記打撃部材、前記打出し用スプリング、前記打撃部材規制手段及び前記移動阻止部固定手段によって1つの打出しユニットが構成され、前記打出しユニットは、前記玩具本体のケース内に収められるとともに、前記装填穴に装填した飛出し部材を前記装填穴の中心軸線を中心に回転させた際に追従して回転するように構成され、一方、前記ケースには、周方向に複数の差込み孔が形成され、この差込み孔には、差込みによって前記操作部を操作可能な差込み物が抜差し可能となっていることを特徴とする請求項1〜4いずれか一項記載の飛出し玩具。
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