JP3184111U - 回転翼安全装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平面ドア羽根、円弧状ドア羽根、円弧状ドア羽根先端部に付設した湾曲変形できる曲げ変形装置を備え、曲げ変形装置は板ばね34と緩和部分38を含み、板ばね34は、回転翼先端部に繋ぐ第一連結部、緩和部分に繋ぐ第二連結部と開口部が自動回転ドアの中心に向かっている曲げ変形部を含む。
【選択図】図4
Description
中国では歩行者の右側通行が習慣になっている。従って、自動回転扉が反時計回転で回転すると中国建築工業行業標準第JG/T177−2005号『自動ドア』では書いてある。その標準にはいくつかの専門用語を規定している。
『危険領域:回転扉の出入口にある通行者が挟まれやい危険区域で、回転扉に向き、右方立から時計方向沿いで700mm離れた所までの区域を示すことである。』
『右方立:回転扉の出入口の外に立って、回転扉に向き、右側の方立のことである。』
通行者が自動回転扉に挟まれる事故を防止するため、従来技術には色々な解決手段があり、その中に『危険領域にセンサを設け、センサが検知した時、センサの検知状態が無くなるまで、制御装置が回転翼を停止させる。』ことが中国実用新型専利201020273737.8(特許文献1)に開示されている。上記の実用新型は、ある程度まで通行者が挟まれる確率を低減することができるが、危険領域に人や物体が存在しているか検知するセンサが故障した時などに、人が挟まれる事故がまだ残っている。
前記板ばねはU字形を呈し、前記第一連結部と第二連結部はU型板ばねの両側の平たい板で、前記曲げ変形部はU型板ばねの円弧状板であり、前記第一連結部は固定縦枠で回転翼先端部に連結し、前記第二連結部が固定縦枠緩和部分に連結する。
前記回転翼は、前記板ばねを囲む緩和材料からできた充填弾性部分を含み、その緩和材料はスポンジであり、充填弾性部分は皮、合成革や布からできた保護層で包まれた構成とする。また、前記緩和部分はゴム材料からできたもので、接触型スイッチが緩和部分の中に設置された構成とする。
そして、曲げ変形装置作動検知センサは、前記自動回転ドアの回転翼の上方に位置する天井外輪枠の底面に設けた近接スイッチであり、前記曲げ変形装置の上面に近接マグネットが付設され、その曲げ変形装置の通常状態時では、近接マグネットの直上に前記近接スイッチが位置するように設定する。
1)円弧状ドア羽根先端部に取り付けた湾曲変形できる曲げ変形装置により、回転翼先端部が人に衝撃する時、曲げ変形装置が押し出されてから自動回転ドアの内側または外側へ湾曲し、曲げ変形装置は変形性がよく、かつ曲げ変形量が大きいので、人に対する挟まれ力と衝撃力を最大に吸収でき、人への傷害を低減できる。
2)スポンジなど緩和材料で板ばねを包むことにより、金属部品に直接に触れることを防止して緩衝の役割をし、人への傷害をさらに抑えることができる。
3)曲げ変形装置作動検知センサを設置することにより、回転翼は前記曲げ変形装置が一定の位置に変形すると前記回転翼の回転を止めることができるので、人への傷害を最小限に抑制できる。
4)前記曲げ変形装置は独立した安全装置なので、安全性が低い従来の自動回転ドアにも簡単に取り付けることができ、既存の自動回転ドアの安全性を高めることができる。
(実施例一)
図2及び図3に示すように、回転翼2は、平面ドア羽根20、円弧状ドア羽根21、円弧状ドア羽根21先端部につけられた湾曲変形できる曲げ変形装置3を備えている。
曲げ変形装置3は、板ばね34、固定縦枠31、固定縦枠35、充填弾性部分32と緩和部分38等を含み、緩和部分38は板ばね34の両脇にある固定縦枠31、固定縦枠35で円弧状ドア羽根21先端部に連結し、板ばね34はU字形を呈し、その開口部が自動回転ドアの中心に向かっている。通行者が円弧状ドア羽根21先端部に挟まれた時、曲げ変形装置3が圧力を掛けられて自動回転ドアの内側または外側へ湾曲し、曲げ変形装置3は変形性がよく、かつ曲げ変形量が大きいので、人に対する挟まれ力と衝撃力を最大に吸収でき、人への傷害を低減できる。
充填弾性部分32は、皮、合成革や布からできた保護層33で包まれた構成を例示するが、それにより保護層33が充填弾性部分32を保護しながら装飾の役割も果たしている。
この曲げ変形装置3は独立した安全装置で、安全性が低い従来の自動回転ドアにも簡単に取り付けることができ、既存の自動回転ドアの安全性を高めることがきる。
なお、回転翼2は曲げ変形装置3のバック位置を限定するストッパー(図示せず)も含み、それにより、曲げ変形装置3が前記自動回転ドアの回転中心の方向へ湾曲しやすく、元の位置に復帰しやすい。
図5に実施例二を示すが、実施例一との相違点は次のとおりである。
回転翼2は、前記曲げ変形装置3が一定の位置まで変形したときに前記回転翼2の回転を停止させる曲げ変形装置作動検知センサも含む。前記一定の位置は、前記曲げ変形装置3が通常状態位置から大きく変形して近接スイッチが開状態になる位置をいう。
前記曲げ変形装置3が一定の位置に変形したときに回転翼2が回転し続けて、人への傷害が発生することを防止するため、前記曲げ変形装置作動検知センサは開状態になって、回転翼2の回転をすぐに止め、挟まれ状態から人が脱出することができるようにする。危険状態を解除すると、板ばね34は自己の弾性力によって、曲げ変形前の通常状態位置に戻り、近接スイッチが閉状態になると回転翼2が通常回転状態に復帰する。勿論、緩和部分38には接触型センサ39が設置され、圧力を掛けられると制御装置が駆動装置を制御することによって、回転翼2の回転を止める。
すなわち、実施例二では、前記曲げ変形装置3は回転翼2の回転を止める機能が二重に装備され、自動回転ドアの安全性を大幅に向上させたので、挟まれ事故を有効的に防止することができる。
そして、曲げ変形装置3が一定の位置へ変形した時、近接マグネット36が近接スイッチ37から一定の距離離れて、近接スイッチ37が開状態になったときに、制御装置が近接スイッチ37の信号を受信し、駆動装置を制御することによって回転翼2の回転を止める。
20:平面ドア羽根
21:円弧状ドア羽根
3:曲げ変形装置
31:固定縦枠
32:充填弾性部分
33:保護層
34:板ばね
35:固定縦枠
36:近接マグネット
37:近接スイッチ
38:緩和部分
39:接触型センサ
Claims (10)
- 平面ドア羽根、円弧状ドア羽根、円弧状ドア羽根先端部に付設した湾曲変形できる曲げ変形装置を備え、前記曲げ変形装置は板ばねと緩和部分を含み、前記板ばねは、回転翼先端部に繋ぐ第一連結部、緩和部分に繋ぐ第二連結部と開口部が自動回転ドアの中心に向かっている曲げ変形部を含むことを特徴とする回転翼安全装置。
- 前記板ばねはU字形をしていることを特徴とする請求項1記載の回転翼安全装置。
- 前記第一連結部は固定縦枠で回転翼先端部に連結し、前記第二連結部が固定縦枠緩和部分に連結することを特徴とする請求項1又は2記載の回転翼安全装置。
- 前記回転翼は前記板ばねを囲む緩和材料からなる充填弾性部分を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の回転翼安全装置。
- 前記緩和材料はスポンジであることを特徴とする請求項4記載の回転翼安全装置。
- 前記充填弾性部分は皮、合成革や布からできた保護層で包まれたことを特徴とする請求項4記載の回転翼安全装置。
- 前記緩和部分はゴム材料からできたもので、接触型スイッチが緩和部分の中に設置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の回転翼安全装置。
- 前記回転翼は前記曲げ変形装置のバック位置を限定するストッパーを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の回転翼安全装置。
- 前記回転翼は前記曲げ変形装置が一定の位置に変形すると前記回転翼の回転を止める曲げ変形装置作動検知センサを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の回転翼安全装置。
- 前記曲げ変形装置作動検知センサは前記自動回転ドアの回転翼の上方に位置する天井外輪枠の底面に設置された近接スイッチで、前記曲げ変形装置の上面に近接マグネットが付けられ、前記曲げ変形装置が通常状態時、前記近接スイッチは前記近接マグネットの直上にあることを特徴とする請求項9記載の回転翼安全装置。
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