JP3183981U - 自立形組立式膜体展示設備 - Google Patents

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健治 木村
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Abstract

【課題】展示面積が大きくなっても設置作業、撤去作業が容易で、しかもコンパクトに収納できる自立形組立式膜体展示設備構造を提供する。
【解決手段】同長二本の棒材の中央箇所21同士が互いに可回動に連結されて成る回動アーム体3の四つの端部のうち異なる棒材の2端部に、隣接する回動アーム体を可回動に連結付加してゆくという形で、XYZ軸で構成される座標におけるXY軸平面・YZ軸平面・ZX軸平面の中の二つの平面それぞれに平行に、いずれも複数の回動アーム体を配置したものを骨格構造とする。全回動アーム体を構成する各二本の棒材の交角θを固定すべく、該固定交角を超えて広がることのないテープ状面ファスナーが表面の外側部分に固定され、且つ、該固定交角時に端部同士が連結されるように端部の連結部材4にコネクター杆材6が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、イベントブースの間仕切り、インタビューボード等の大型の膜体を、自立した状態で展示するに適した、組立式展示設備の構造に関する。
膜体面積の大きい膜体(シート)を撤去自在に立設する状況がある。例えば、フロアに臨時にインタビューボードを設置する場合、或いは展覧会等開催期間のある会場においてブースを間仕切りする場合、等である。
こうした場合通常は、支柱や桟材で骨格構造を組み立ててゆき、案内情報や模様・写真等が印刷されたシートをその表面に固定する、という手法を採ることが多い。予め、支柱や桟材の連結箇所を着脱容易な構造としておき、設置・解体を簡便化する方策が採られていることもある。が、例えば床面で支柱と桟材を組み立てて骨格構造を完成させ、この骨格を鉛直に立てるという作業を取ってみても、骨格を鉛直に立ててからシートを固定する場合、シートを固定してから骨格を鉛直に立てる場合、いずれもシート面積が大きくなるに従って重労働となる。
例えば縦横2mを超えるようなサイズのシートの場合、これを組み立て鉛直に立てるという作業は、一人ではなかなか難しい。また、支柱のサイズが2mを超えるということは組み立て前の長さも2m程度あるということを意味するので、保管や搬送の際のコンパクトさに欠けることとなっていた。
そこで本考案者は、大型であっても一人で簡単に設置・撤去ができる自立形組立式膜体展示設備を開発すべく鋭意研究の結果遂に本考案を成したものであり、その特徴とするところは、同長二本の棒材の中央箇所同士が互いに可回動に連結されて成る回動アーム体の四つの端部の端部のうち異なる棒材の2端部に連結部材を設け、隣接する回動アーム体を該連結部材によって可回動に連結付加してゆくという形で、XYZ軸で構成される座標におけるXY軸平面・YZ軸平面・ZX軸平面の中の二つの平面それぞれに平行に、いずれも複数の回動アーム体を配置したものを骨格構造とするものであって、全回動アーム体を構成する各二本の棒材の交角を固定すべく、該固定交角を超えて広がることのないテープ状面ファスナーが表面の外側部分の該連結部材に固定され、且つ、該固定交角時に端部同士が連結されるように端部にコネクター杆材が該連結部材に設けられている点にある。
即ち本考案は、多節リンク機構を用いて大型のシートを張設するものであると言い換えることもできる。そして本考案における多節リンク機構は、玩具のマジックハンドに類するものであるが、より立体的な構造となっている。
なお、本考案である自立形組立式膜体展示設備は、膜体(グラフィックシート等)を張設するための自立する構造物であって、膜体自体を必須要件としていない。
本考案に係る自立形組立式膜体展示設備は、変形自在な骨格構造部分と、適切な状態まで変形させた時点でその変形を固定化するための2種の部材、即ち、テープ状面ファスナー及びコネクター杆材、とにより構成されるものである。
骨格構造部分は、同長二本の棒材の中央箇所同士が互いに可回動に連結されて成る回動アーム体の組み合わせで構成される。
典型的な玩具マジックハンドの場合、この回動アーム体を平面的に連設したもの、ということになるが、本考案の場合には立体的に連設されている。
該骨格構造部分の単位であるところの回動アーム体は、同長二本の棒材の組み合わせであり、1本の棒材に2つずつ、合計四つの端部を有している。この四つの端部の端部のうち異なる棒材の2端部に、隣接する回動アーム体を、連結部材によって可回動に連結付加してゆく。連結部材の存在は、本考案において必須要件であるが、その構造については特に限定するものではない。
実用新案登録請求の範囲においては、連結の形態を、XYZ軸で構成される立体座標を用いて説明した。即ち、XY軸平面・YZ軸平面・ZX軸平面の中の二つの平面それぞれに平行に該回動アーム体は連結されることになる。これは、立方体の稜線をXYZ軸に揃えて置いた時、この立方体を構成する六面(天面、底面、及び四側面)の中の、例えば四側面にのみ回動アーム体を配置するということを意味する。天面と底面には配置されないので多節リンク機構は機能することとなる。
このような構成の骨格構造部分は、各同長二本の棒材が揃った状態(厳密にはこの二本の棒材が一直線上になるということはなく、小さな交角を持つ)から、交角を大きくしてゆくにつれて展開面積が広がってゆき、交角180度近く(同じく厳密には180度にならない)で再度二本の棒材が揃うこととなる。その状態で骨格構造部分は展開面積が最大となるが、厚みがなくなり、自立しにくいものとなる。
そこで、交角を予め定めておき、その設定交角まで拡げた状態でそれ以上広がることも縮まることもないようにすることで、形状維持を図っている。
設定交角まで拡げた状態でそれ以上広がることを阻止するのが、「テープ状面ファスナー」である。テープ状面ファスナーは、骨格構造部材表面の外側部分に固定される。骨格構造部材表面の外側部分とは、上述した「広がってゆく展開面積」に相当する面の周囲部分と言い換えることもできる。この面は、回動アーム体の端部にて形成されているものであって、言わば「点の集まり」によって構成されている。この点同士が離反してゆくことを面が広がるものとして認識することになる。従って、この面の周囲にテープを取設するということは、広がったり縮んだりする「点」同士を連結することにほかならない。そして、本考案の場合この「点」位置には連結部材があり、テープはそれらに固定されているので、離反距離の変化を許容するものでなければならない。
テープに求められる性質は、布状の可撓性を有すること、全く伸びないか余り伸びないこと、の二点である。これによって、設計交角までであれば、拡げたり縮めたりすることができる。このテープは、設計交角に達した時点で緊張力を以て張られるよう設計されている。なおこのテープは面ファスナーであり、膜体はこれを利用して係止されることになる。骨格構造部分を展開した後に係止しても良いが、膜体の材質を柔軟なもの(キャンバス地その他)とすれば、膜体を付けたまま拡げたり畳んだりすることができる。
一方、その設定交角まで拡がった段階で、以後は縮まることがないようにするための部材が「コネクター杆材」である。コネクター杆材は2つ一組の部材であり、回動アーム体の端部に1つずつ設けられている。設計交角となった時に、これら2つの部材同士を連結すれば交角を固定することができるように設置位置や長さが設計されている。
本考案に係る自立形組立式膜体展示設備は、以下述べる如き効果を有する極めて高度な考案である。
(1) 組み立て式であるので、保管・搬送時の体積を小さくできる。
(2) 鉛直部材(支柱)が存在しない。
(3) 折り畳まれた状態から手で引っぱるだけで、簡単に拡がる。
(4) 広がった状態で、何カ所かのコネクター杆材を連結してやれば展示設備が完成する。
(a)(b)(c)は、本考案に係る自立形組立式膜体展示設備の一例の、折り畳まれた状態は(a)、展開途中は(b)、展開後の状態は(c)に、それぞれ示すものであって、(a)(c)は正面図と側面図で、(b)は側面図で示すものである。 (a)(b)は、本考案に係る自立形組立式膜体展示設備の一例を展開している途中の状態を示すいずれも斜視図である。 (a)(b)は、コネクター杆材の構造の一例を示すいずれも斜視図である。 本考案に係る自立形組立式膜体展示設備に膜体を取り付けている状態の一例を示す斜視図である。
図1(a)(b)(c)は本考案に係る自立形組立式膜体展示設備1(以下本考案設備1という)の一例の、折り畳まれた状態は(a)、展開途中は(b)、展開後の状態は(c)にそれぞれ示すものであって、(a)(c)は正面図と側面図で、(b)は側面図で示すものである。なお、本考案に必須の部材である面ファスナーテープ5は、構造を明瞭にすることを目的に、本図においては描出を省略している。
図より明らかなように本考案設備1は、多節リンク機構によって大きく広がる構造体であり、図示した例では、同図(a)のサイズが260×260×795mm、同図(c)のサイズが2250×2250×315mmのものである。同図(a)状態で収納しておき、同図(c)状態で使用する、ということになる。
この多節リンク機構は、同長二本の棒材2・2の中央箇所21同士が互いに可回動に連結されて成る回動アーム体3を単位をし、これを組み合わせて構成されるものであり、各棒材2の端部には連結部材4が設けられ、隣接する回動アーム体3と可回動に連結されている。本例の場合は、幅方向・高さ方向にそれぞれ三単位、奥行方向には一単位の回動アーム体3を連設したものであるが、連設個数はこれに限定されるものではない。但し奥行方向に複数単位連設する場合、内側に配置される連結部材4の構造が、他の連結部材4の構造と異なることになる(図示せず)。
また、一対の棒材2・2の成す交角θについて言うと、本例では交角θを140度にして展示するものとして設計されているが、これについても特に限定するものではない。
図2(a)(b)は、展開途中の本考案設備1を示すいずれも斜視図(斜視角度が異なる2種)である。本図には面ファスナーテープ5が描出されており、図より明らかなように、広がってゆく骨格構造部材の表面の外側部分に固定されるもので、設計表面積で多少の張力を持って張られるよう全長が定められている(本例で言うと一辺2250mmとなる)。取り付け方法は何ら限定しないが本例では、まず本体部分を設計サイズ〔即ち図1(c)の状態〕に展開しておき、最外側に位置する連結部材4を結ぶ形で、面ファスナーテープ5を固定した。面ファスナーテープ5には、伸縮性が小さい幅約40mmの長尺テープを裁断して用いた。
また連結部材4には、コネクター杆材6が設けられており、本考案設備1を展開してゆくと、対向する連結部材4に設けられているコネクター杆材6と接近する。同図(b)の状態では、対向するコネクター杆材6・6はまだ離反している。
図3は、離反している状態(a)と連結後の状態(b)を示すものである。連結構造に関しては特に限定するものではないが、連結・解除が簡便にでき、強靱な連結がなされる構造の採用が当然好ましい。本例では、手作業での組み立てを基本とする本考案設備1にあって連結解除は、対向する連結部材4同士の間隔を縮める方向に力を加えたら簡単に外れるのが望ましいと考え、片方にフックを、他方にこのフックを係止する構造を設けるという構造を採用した。この構造は、係止状態で連結部材4同士の間隔がより縮まる方向に外力を受けた場合、外れてしまいやすい性質を持つが、上述した面ファスナーテープ5の存在が、連結部材4同士の間隔が縮まる方向の外力に対抗するため、好適に採用できる。
なお本例では全ての連結部材4にコネクター杆材6を取り付けたが、ところどころ省略するようにしても支障ない。
コネクター杆材6・6の連結が完了した時点で、本考案設備1の組み立て作業は完了する。本考案設備1は展示状態では膜体が取り付けらていることになるが、その一例を図4に示す。
本図は、本考案設備1の組み立て作業は完了後に、表面に印刷が施されたプラスチックシート7を張設している状態を示すものである。このシート7の裏面周囲には予め面ファスナーテープ8が固着されており、本体側の面ファスナーテープ5と接合させてゆくという形で張設作業を行なう。
膜体の材質を適宜選択(例えば薄布)すれば、膜体が張設されたまま収納しておくことも可能であるので、設置と撤去を頻繁に繰り返すといった状況においては好適である(図示せず)。
1 本考案に係る自立形組立式膜体展示設備
2 棒材
21 棒材の中央箇所
3 回動アーム体
4 連結部材
5 面ファスナーテープ
6 コネクター杆材
7 プラスチックシート
8 面ファスナーテープ
θ 交角

Claims (1)

  1. 同長二本の棒材の中央箇所同士が互いに可回動に連結されて成る回動アーム体の四つの端部の端部のうち異なる棒材の2端部に連結部材を設け、隣接する回動アーム体を該連結部材によって可回動に連結付加してゆくという形で、XYZ軸で構成される座標におけるXY軸平面・YZ軸平面・ZX軸平面の中の二つの平面それぞれに平行に、いずれも複数の回動アーム体を配置したものを骨格構造とするものであって、全回動アーム体を構成する各二本の棒材の交角を固定すべく、該固定交角を超えて広がることのないテープ状面ファスナーが表面の外側部分の該連結部材に固定され、且つ、該固定交角時に端部同士が連結されるように端部にコネクター杆材が該連結部材に設けられているものであることを特徴とする自立形組立式膜体展示設備。
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