JP3183959U - 無煙携帯型バーベキューコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳みが可能で、体積が小さく、携帯に便利な無煙携帯型バーベキューコンロを提供する。
【解決手段】底盤2、二つの側板3、蓋4、支持板5および二つの掛板6を含む。底盤2は、両側の辺上に枢接部20を設けている。二つの側板3は、底盤2の両側の辺上に相対するように枢設され、二つの折板30が枢着してなり、二つの折板30が上下にそれぞれ枢接部31を設け、相互に枢着した部分を折り曲げ軸としている。蓋4は、相対する二つの側板3の上部に枢着され、周辺に枢接部40が設けられ、上部に取っ手42を有する加熱器41が設けられている。支持板5は、蓋4の側辺に枢着され、蓋4の側辺の枢接部40に枢着した枢接部50が設けられ、開口部51が設けられている。二つの掛板6は、底盤2、二つの側板3および蓋4の前後面上に組み合わされている。
【選択図】図2

Description

本考案は、無煙携帯型バーベキューコンロに関し、特に、折り畳みが可能で、体積が小さく、携帯に便利な無煙携帯型バーベキューコンロに関する。
図1を参照して説明するが、図1は、従来のバーベキューコンロを示す分解斜視図である。図1に示すように、バーベキューが行なわれる際は、バーベキューコンロ1がよく用いられる。バーベキューコンロ1は、本体10、および本体10上に架設された網11を含む。バーベキューコンロ1の下部に支脚12が支持するように螺着されている。バーベキューコンロ1は、固定された状態であるため、不使用時において、本体10および支脚12を収納することができず、無駄に場所を取った。
また、バーベキューコンロ1は、開放状態で、覆う物がないため、バーベキューを行なう際に発生した熱エネルギーが上方および外側に放出されやすく、熱効率が良くなかった。
実用新案登録第3180270号公報
本考案の目的は、折り畳みが可能で、体積が小さく、携帯に便利な無煙携帯型バーベキューコンロを提供することにある。
本考案は、上述の目的を達成するため、無煙携帯型バーベキューコンロを提供する。
本考案の無煙携帯型バーベキューコンロは、底盤、二つの側板、蓋、支持板および二つの掛板を含む。底盤は、両側の辺上に枢接部を設けている。二つの側板は、底盤の両側の辺上に相対するように枢設され、二つの折板が枢着してなり、二つの折板は上下にそれぞれ枢接部を設け、相互に枢着した部分を折り曲げ軸としている。
蓋は、相対する二つの側板の上部に枢着され、周辺に枢接部が設けられ、上部に取っ手を有する加熱器が設けられている。支持板は、蓋の側辺に枢着され、蓋の側辺の枢接部に枢着した枢接部が設けられ、開口部が設けられている。二つの掛板は、底盤、二つの側板および蓋の前後面上に組み合わされている。
本考案の無煙携帯型バーベキューコンロは、工具を用いずに折り畳みおよび展開が迅速にできる。折り畳まれた無煙携帯型バーベキューコンロは、体積が小さく、携帯に便利で、置き場所も取らないという長所を有する。
また、熱量を集中し、熱源が下方から上方に移動し、加熱効果を向上させることができる。二酸化炭素を削減し、無煙、無毒で空気を汚さないエコ効果がある。
従来のバーベキューコンロを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態による無煙携帯型バーベキューコンロを示す分解斜視図である。 本考案の一実施形態による無煙携帯型バーベキューコンロを示す斜視図である。 無煙携帯型バーベキューコンロの二つの掛板を取り外した状態を示す斜視図である。 無煙携帯型バーベキューコンロを片側から使用した状態を示す斜視図である。 無煙携帯型バーベキューコンロを両側から使用した状態を示す斜視図である。 無煙携帯型バーベキューコンロの全ての面を閉め切り、オーブンとして使用した状態を示す斜視図である。 無煙携帯型バーベキューコンロの支持板を収納する状態を示す斜視図である。 無煙携帯型バーベキューコンロの二つの側板を折り畳む状態を示す斜視図である。 無煙携帯型バーベキューコンロが、完全に折り畳まれた状態を示す斜視図である。
以下、本考案の無煙携帯型バーベキューコンロの実施形態を、図面に基づいて説明する。
図2および図3を参照して説明する。
図2は、本考案の一実施形態による無煙携帯型バーベキューコンロを示す分解斜視図である。図3は、本考案の一実施形態による無煙携帯型バーベキューコンロ示す斜視図である。図2および図3に示すように、本考案の無煙携帯型バーベキューコンロは、底盤2、二つの側板3、蓋4、支持板5および二つの掛板6を含む。
二つの側板3は、底盤2の両側の枢接部20上に相対するように枢設されている。側板3は、二つの折板30が枢着してなる。二つの折板30は、上下にそれぞれ枢接部31を設けている。二つの折板30が相対して接続する部分は、枢着棒7により枢着されている。
二つの折板30は、相互に枢着した部分を折り曲げ軸としている。二つの側板3の下部は、枢着棒7により枢接部31と底盤2両側の枢接部20と相互に枢着している。二つの側板3には、少なくとも一つの穿孔32が相対するように設けられ、内側に複数の突起33が相対するように凸設されている。
蓋4は、相対する二つの側板3の上部に枢着棒7により枢着されている。蓋4の三辺には、枢接部40が設けられている。蓋4の上には、取っ手42を有する加熱器41が設けられている。蓋4の頂面には、二つの凸体43が相対するようにそれぞれ設けられている。
支持板5は、蓋4の側辺に枢着棒7により枢着されている。支持板5には、蓋4の枢接部40に枢着した枢接部50が設けられている。また、支持板5には、開口部51が設けられている。
二つの掛板6は、底盤2、二つの側板3および蓋4に囲まれた前後面上に組み合わされている。掛板6の頂縁には、折り曲げ部60が折れ曲がるように形成され、二つの穴61が設けられている。掛板6の面には、つまみ62が設けられている。以上が無煙携帯型バーベキューコンロの構造である。
本考案の無煙携帯型バーベキューコンロの組立において、複数の枢着棒7によりそれぞれ底盤2、二つの側板3および蓋4を相互に枢着させ、支持板5を蓋4の下部に枢着させ、支持板5を下方に揺動するように移動させて、支持板5の底縁が底盤2を支持するようにし、二つの側板3および蓋4を上方に向けて突っ張るようにして位置決めを行い、二つの掛板6を蓋4の相対する二つの辺に設けると組立が完了する。
本考案の無煙携帯型バーベキューコンロを広げて使用する際は、蓋4上の加熱器41の取っ手42を持って蓋4を上方に持ち上げると、二つの側板3の折板30が展開して直立状態となり、支持板5が自重により下方に揺動するように移動して、支持板5の底縁が底盤2を支持するようにし、二つの側板3および蓋4が突っ張るようにして位置決めを行うとバーベキューコンロができあがる。迅速にバーベキューコンロを広げられるため、大変便利である。
図4および図5を参照して説明する。
図4は、無煙携帯型バーベキューコンロの二つの掛板を取り外した状態を示す斜視図である。図5は、無煙携帯型バーベキューコンロを片側から使用した状態を示す斜視図である。図4および図5に示すように、本考案の無煙携帯型バーベキューコンロがバーベキューに使われる場合、一方の掛板6を蓋4上に掛け、もう一方の掛板6の折り曲げ部60を底盤2の辺縁上に引っ掛けて用いることができる。
もう一方の掛板6のつまみ62が、地上またはテーブル上において支持点となり、掛板6が水平に設けられた面となり、バーベキューの材料、焼かれた後の食材a、バーベキューソースbなどを置くことができる。また、相対する二つの側板3内側面の突起33に網80を配置して二つの側板3の間に位置決めすることにより、蓋4上に設けられた加熱器41が網80上の食材aに対して加熱を行う。
片側から使用した場合は、三方からの風を防ぎ、熱量を集中し、熱源が下方から上方に移動し、加熱効果を向上させることができる。また、二酸化炭素を削減し、無煙、無毒で空気を汚さないエコ効果があり、ホコリ、虫などが食材aに付着するのを防ぐため、非常に衛生的である。木炭が燃える際に炎が突然大きくなるという危険を防ぐこともできる。
図6を参照して説明する。
図6は、無煙携帯型バーベキューコンロを両側から使用した状態を示す斜視図である。図6に示すように、蓋4上から二つの掛板6を取り外し、二つの掛板6をそれぞれ底盤2前後の辺縁上に引っ掛けて用いることにより2人が同時に前後両側から調理を行うことができる。また、コンロ内の前後部の食材aの焼け具合も見られるため、適時に食材aをひっくり返したり、ソースを塗ったりすることができる。
図7を参照して説明する。
図7は、無煙携帯型バーベキューコンロの全ての面を閉め切り、オーブンとして使用した状態を示す斜視図である。図7に示すように、鶏の丸焼きなど大きな食材aに対して加熱を行う場合、串81に食材aを挿着し、串81の両方の端部を二つの側板3の穿孔32内に穿設する。一方の側板3の外部から挿入された串81の端部には、駆動器82が設けられている。
二つの掛板6は、底盤2、二つの側板3および蓋4のに囲まれた前後面に設けられ、箱体を形成し、オーブンとして使用することができる。駆動器82が串81を回転させると串81が食材aを回転させる。蓋4上の加熱器41が食材aを均等に加熱することにより、熱エネルギーの放出を防ぎ、好適な加熱効果が得られる。使い勝手が良く、室内および野外でも使用することができる。
図8〜10を参照して説明する。
図8は、無煙携帯型バーベキューコンロの支持板を収納する状態を示す斜視図である。図9は、無煙携帯型バーベキューコンロの二つの側板を折り畳む状態を示す斜視図である。図10は、無煙携帯型バーベキューコンロが完全に折り畳まれた状態を示す斜視図である。
図8〜10に示すように、本考案の無煙携帯型バーベキューコンロの不使用時においては、蓋4上から二つの掛板6を取り外し、支持板5の底縁を上方に移動させ(図8参照)、支持板5を蓋4の枢接部40を支軸として上方に揺動させて蓋4内に収納する。そして、二つの側板3の二つの折板30の間の枢接部40を内側に向けて押し込むと、二つの折板30が折り畳まれ、底盤2内に収納される。その際、蓋4が底盤2に被さる。
以上のように、本考案の無煙携帯型バーベキューコンロは、工具を用いずに折り畳みおよび展開が迅速にできる。折り畳まれた無煙携帯型バーベキューコンロは、体積が小さく、携帯に便利で、置き場所も取らないという長所を有する。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
1 バーベキューコンロ
2 底盤
3 側板
4 蓋
5 支持板
6 掛板
7 枢着棒
10 本体
11 網
12 支脚
20 枢接部
30 折板
31 枢接部
32 穿孔
33 突起
40 枢接部
41 加熱器
42 取っ手
43 凸体
50 枢接部
51 開口部
60 折り曲げ部
61 穴
62 つまみ
80 網
81 串
82 駆動器
a 食材
b バーベキューソース

Claims (2)

  1. 両側の辺上に枢接部を設けた底盤と、
    前記底盤の両側の辺上に相対するように枢設され、二つの折板が枢着してなり、前記二つの折板は上下にそれぞれ枢接部を設け、相互に枢着した部分を折り曲げ軸としている二つの側板と、
    前記相対する二つの側板の上部に枢着され、周辺に枢接部が設けられ、上部に取っ手を有する加熱器が設けられている蓋4と、
    前記蓋の側辺に枢着され、前記蓋の側辺の前記枢接部に枢着した枢接部が設けられ、開口部が設けられている支持板と、
    前記底盤、前記二つの側板および前記蓋の前後面上に組み合わされている二つの掛板と、を含むことを特徴とする無煙携帯型バーベキューコンロ。
  2. 前記折板の二つの折板は、枢着棒により相対して接続する前記枢接部に枢着され、下部が前記枢着棒により底縁の前記枢接部と前記底盤両側の前記枢接部とが相互に枢着され、前記蓋も前記枢着棒により相対する前記二つの折板上部の前記枢接部に枢着され、前記支持板上部の前記枢接部も前記枢着棒により前記蓋側辺の前記枢接部に枢着されていることを特徴とする請求項1に記載の無煙携帯型バーベキューコンロ。
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