JP3183254B2 - 電源制御回路 - Google Patents
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- JP3183254B2 JP3183254B2 JP12793598A JP12793598A JP3183254B2 JP 3183254 B2 JP3183254 B2 JP 3183254B2 JP 12793598 A JP12793598 A JP 12793598A JP 12793598 A JP12793598 A JP 12793598A JP 3183254 B2 JP3183254 B2 JP 3183254B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源制御回路の改
良に係り、特に1次電池の逆流防止用ダイオードのショ
ートによる消費電力の改善と電池の過放電による電池の
液漏れを防止することのできる電源制御回路に関するも
のである。
良に係り、特に1次電池の逆流防止用ダイオードのショ
ートによる消費電力の改善と電池の過放電による電池の
液漏れを防止することのできる電源制御回路に関するも
のである。
【0002】
【発明の背景】従来、携帯情報端末装置のような主電源
を1次電池で使用する装置において、ACアダプタを外
部より接続する場合、電池へ逆流防止用ダイオードを電
池供給ラインに設けている。ところで、電池の放電特
性、例えばアルカリ電池1セルの常温における各定電流
負荷の連続放電カーブについては、図7に示す如く負荷
電流が大きくなると放電カーブの電圧は低下していく。
を1次電池で使用する装置において、ACアダプタを外
部より接続する場合、電池へ逆流防止用ダイオードを電
池供給ラインに設けている。ところで、電池の放電特
性、例えばアルカリ電池1セルの常温における各定電流
負荷の連続放電カーブについては、図7に示す如く負荷
電流が大きくなると放電カーブの電圧は低下していく。
【0003】また、ショットキーバリアダイオードの順
方向の電流と電圧の関係は、図8に示した如く電池電圧
に比べ無視できるほどの電圧ドロップは見られない。こ
のため、電池供給ラインの電圧降下を抑えるための方法
が検討された。例えば、特開平9−308129号広報
のような方法である。図4に従来回路のブロック図を、
図5にそのタイムチャート、図6に逆流防止用ダイオー
ドのアノード側及びカソード側の使用期間における電圧
低下状態を示した。
方向の電流と電圧の関係は、図8に示した如く電池電圧
に比べ無視できるほどの電圧ドロップは見られない。こ
のため、電池供給ラインの電圧降下を抑えるための方法
が検討された。例えば、特開平9−308129号広報
のような方法である。図4に従来回路のブロック図を、
図5にそのタイムチャート、図6に逆流防止用ダイオー
ドのアノード側及びカソード側の使用期間における電圧
低下状態を示した。
【0004】先ず、図4の回路動作について、図5のタ
イムチャートを参照しながら説明する。図5の期間50
1は電池6がセットされた状態である。期間502は制
御部19と負荷25と信号104により負荷電流の増減
について交信を行い、負荷電流が少し増加するとトラン
ジスタ9のエミッタコレクタ間を0. 1V程度に保つよ
うに、制御部19より信号101を" H" レベルにし、
AND回路18の出力信号は" H" レベルとなりMOS
FET15のゲートを駆動し、MOSFET15はオン
してトランジスタ9のベース電流を負荷電流の大きさに
合わせて流し、トランジスタ9をオンにする。
イムチャートを参照しながら説明する。図5の期間50
1は電池6がセットされた状態である。期間502は制
御部19と負荷25と信号104により負荷電流の増減
について交信を行い、負荷電流が少し増加するとトラン
ジスタ9のエミッタコレクタ間を0. 1V程度に保つよ
うに、制御部19より信号101を" H" レベルにし、
AND回路18の出力信号は" H" レベルとなりMOS
FET15のゲートを駆動し、MOSFET15はオン
してトランジスタ9のベース電流を負荷電流の大きさに
合わせて流し、トランジスタ9をオンにする。
【0005】期間503は、負荷電流がより大きくなる
と制御部19より信号102をAND回路17に送り、
MOSFET14をオンにして、トランジスタ9のベー
スを増加していく。期間504は更に負荷電流が増加し
ていくと以下同様にMOSFET13をオンし、トラン
ジスタ9のベース電流を増加させ、トランジスタ9のエ
ミッタコレクタ間の電圧ドロップが負荷電流により増加
しないよう制御する。
と制御部19より信号102をAND回路17に送り、
MOSFET14をオンにして、トランジスタ9のベー
スを増加していく。期間504は更に負荷電流が増加し
ていくと以下同様にMOSFET13をオンし、トラン
ジスタ9のベース電流を増加させ、トランジスタ9のエ
ミッタコレクタ間の電圧ドロップが負荷電流により増加
しないよう制御する。
【0006】期間505は負荷電流が少し減ったため、
制御部19の信号103を" L" レベルにしてMOSF
ET13をオフにする。期間506は更に負荷電流が減
少したため、制御部19の信号102を" L"レベルに
してMOSFET14をオフにする。期間507は再び
負荷電流が増え、MOSFET14をオンにした状態で
ある。
制御部19の信号103を" L" レベルにしてMOSF
ET13をオフにする。期間506は更に負荷電流が減
少したため、制御部19の信号102を" L"レベルに
してMOSFET14をオフにする。期間507は再び
負荷電流が増え、MOSFET14をオンにした状態で
ある。
【0007】期間508は再び更に負荷電流が増え、M
OSFET13をオンした状態である。期間509はA
Cアダプタ3がコネクタ4へ接続されるとダイオード2
6を通してDC/DCコンバータ24へACアダプタ電
源を供給する。この時、ACアダプタ電圧監視用IC5
はACアダプタ電圧を検知し、信号100にて" L" レ
ベルをAND回路16,17及び18へ送信し、MOS
FET13,14及び15をオフし、トランジスタ9を
オフする。
OSFET13をオンした状態である。期間509はA
Cアダプタ3がコネクタ4へ接続されるとダイオード2
6を通してDC/DCコンバータ24へACアダプタ電
源を供給する。この時、ACアダプタ電圧監視用IC5
はACアダプタ電圧を検知し、信号100にて" L" レ
ベルをAND回路16,17及び18へ送信し、MOS
FET13,14及び15をオフし、トランジスタ9を
オフする。
【0008】図6の電池電圧側200電圧変化に対し、
DC/DCコンバータ入力側201はトランジスタ9に
よる電圧降下低減を図ったものであり、201' はトラ
ンジスタ9が無い場合の電圧変化を示す。
DC/DCコンバータ入力側201はトランジスタ9に
よる電圧降下低減を図ったものであり、201' はトラ
ンジスタ9が無い場合の電圧変化を示す。
【0009】
【解決すべき課題】前述した従来技術は、次のような問
題点があった。第1の問題点は逆流防止用ダイオード8
に並列に接続するトランジスタ9のエミッタコレクタ間
の電圧を飽和状態で使用するため、トランジスタ9のベ
ース電流が大きくなり、電池エネルギを効率よく使用す
ることができない。
題点があった。第1の問題点は逆流防止用ダイオード8
に並列に接続するトランジスタ9のエミッタコレクタ間
の電圧を飽和状態で使用するため、トランジスタ9のベ
ース電流が大きくなり、電池エネルギを効率よく使用す
ることができない。
【0010】第2の問題点は電池供給ラインをトランジ
スタ9にて分岐して電流を流すわけであるが、トランジ
スタ9のエミッタコレクタ間電圧が約0.1Vあり、更
に電圧降下を低減する必要がある。第3の問題点はトラ
ンジスタ9のベース電流を制御する制御部やMOSFE
T等の回路部品点数が多く、基板面積に占める割合も大
きく、制御も複雑となっていた。
スタ9にて分岐して電流を流すわけであるが、トランジ
スタ9のエミッタコレクタ間電圧が約0.1Vあり、更
に電圧降下を低減する必要がある。第3の問題点はトラ
ンジスタ9のベース電流を制御する制御部やMOSFE
T等の回路部品点数が多く、基板面積に占める割合も大
きく、制御も複雑となっていた。
【0011】その他、別に重要な第4の問題点として、
電池6を装置にセットして長期保管状態にある場合、電
池6は過放電となり、電池内部のガス発生により安全弁
が作動し、液漏れが発生し機器を腐蝕することである。
その理由は、電池電圧が低下し、DC/DCコンバータ
が動作停止状態となるが、電池供給を停止する手段がな
いため、負荷のインピーダンスに依存した暗電流が流れ
続けるためである。
電池6を装置にセットして長期保管状態にある場合、電
池6は過放電となり、電池内部のガス発生により安全弁
が作動し、液漏れが発生し機器を腐蝕することである。
その理由は、電池電圧が低下し、DC/DCコンバータ
が動作停止状態となるが、電池供給を停止する手段がな
いため、負荷のインピーダンスに依存した暗電流が流れ
続けるためである。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、1次電池の逆流防止用ダイオードのシ
ョートによる消費電力の改善と電池の過放電による電池
の液漏れを防止する電源制御回路を提供することにあ
る。
なされたもので、1次電池の逆流防止用ダイオードのシ
ョートによる消費電力の改善と電池の過放電による電池
の液漏れを防止する電源制御回路を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、電池電源
と前記電池電源の出力電圧より高い直流電圧を出力する
ACアダプタ電源とを、選択的に負荷に供給するための
電源制御回路において、前記ACアダプタ電源から前記
電池電源への逆流を防止する逆流防止用ダイオードと、
前記ACアダプタ電源が接続されていない場合、前記逆
流防止用ダイオードをショートし、前記逆流防止用ダイ
オードに並列に接続されたPNPトランジスタをオフす
る手段と、前記ACアダプタ電源の出力と前記電池電源
の出力とを負荷に供給するDC/DCコンバータと、前
記ACアダプタ電源が接続されてなる場合に、前記AC
アダプタ電源の停電もしくはACアダプタコンセントの
外れを監視するACアダプタ電源電圧監視手段とを有す
ることを特徴とする電源制御回路によって解決される。
特に、前記PNPトランジスタは、前記ACアダプタ電
源電圧監視手段により前記ACアダプタ電源の停電もし
くはACアダプタコンセントの外れが検出された場合
に、前記電池電源から該電池電源の電池電源電圧に近い
電圧を前記DC/DCコンバータへ供給するものである
ことを特徴とする。又、前記電源制御回路に、電池電源
を装置に実装して長期保管状態下において、電池電圧の
降下を検出してリレードライブ監視手段を作動させ、電
池電源を負荷から遮断するための電池電圧監視手段を付
加したことを特徴とする。
と前記電池電源の出力電圧より高い直流電圧を出力する
ACアダプタ電源とを、選択的に負荷に供給するための
電源制御回路において、前記ACアダプタ電源から前記
電池電源への逆流を防止する逆流防止用ダイオードと、
前記ACアダプタ電源が接続されていない場合、前記逆
流防止用ダイオードをショートし、前記逆流防止用ダイ
オードに並列に接続されたPNPトランジスタをオフす
る手段と、前記ACアダプタ電源の出力と前記電池電源
の出力とを負荷に供給するDC/DCコンバータと、前
記ACアダプタ電源が接続されてなる場合に、前記AC
アダプタ電源の停電もしくはACアダプタコンセントの
外れを監視するACアダプタ電源電圧監視手段とを有す
ることを特徴とする電源制御回路によって解決される。
特に、前記PNPトランジスタは、前記ACアダプタ電
源電圧監視手段により前記ACアダプタ電源の停電もし
くはACアダプタコンセントの外れが検出された場合
に、前記電池電源から該電池電源の電池電源電圧に近い
電圧を前記DC/DCコンバータへ供給するものである
ことを特徴とする。又、前記電源制御回路に、電池電源
を装置に実装して長期保管状態下において、電池電圧の
降下を検出してリレードライブ監視手段を作動させ、電
池電源を負荷から遮断するための電池電圧監視手段を付
加したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施態様】図1を参照して本発明に係る電源制
御回路の構成を説明する。電源制御回路30は、ACア
ダプタ3と電池6及びDC/DCコンバータ24の間に
接続される。この電源制御回路30のAC入力電源1側
はスイッチ39付きコネクタ4を介してACアダプタ電
源電圧監視用抵抗器40、41と、これら両ACアダプ
タ電源電圧監視用抵抗器40、41の分割電圧を検知す
るACアダプタ電源電圧監視用IC31とその出力信号
を抵抗器42を介してMOSFETトランジスタ13の
ゲートへ接続され、コネクタ7を介して接続される電池
6電源側は、電池6に並列に接続される電池電圧監視I
C32とその出力信号を受けるリレードライブIC( リ
レードライブ監視手段) 33と電池電源ラインを開閉す
るラッチリレー36と初期電源ラインを閉じるための押
ボタンスイッチ34と電池供給ラインを開閉するラッチ
リレー36の接点38により構成されている。
御回路の構成を説明する。電源制御回路30は、ACア
ダプタ3と電池6及びDC/DCコンバータ24の間に
接続される。この電源制御回路30のAC入力電源1側
はスイッチ39付きコネクタ4を介してACアダプタ電
源電圧監視用抵抗器40、41と、これら両ACアダプ
タ電源電圧監視用抵抗器40、41の分割電圧を検知す
るACアダプタ電源電圧監視用IC31とその出力信号
を抵抗器42を介してMOSFETトランジスタ13の
ゲートへ接続され、コネクタ7を介して接続される電池
6電源側は、電池6に並列に接続される電池電圧監視I
C32とその出力信号を受けるリレードライブIC( リ
レードライブ監視手段) 33と電池電源ラインを開閉す
るラッチリレー36と初期電源ラインを閉じるための押
ボタンスイッチ34と電池供給ラインを開閉するラッチ
リレー36の接点38により構成されている。
【0015】ところで、前記ACアダプタ電源電圧監視
用IC31の回路は、図2でその回路の詳細を示す如
く、出力端はトランジスタ55、57を採用したエミッ
タホロア回路で構成され、トランジスタ57はベースに
挿入した抵抗器56を通して"L" レベルに保持されオ
ンするように構成されている。このため、電源回路のM
OSFETトランジスタ13のゲートは" L" レベルと
なり、トランジスタ9のベース電圧は" H" レベルにあ
って、トランジスタ9はオフするように構成されてい
る。
用IC31の回路は、図2でその回路の詳細を示す如
く、出力端はトランジスタ55、57を採用したエミッ
タホロア回路で構成され、トランジスタ57はベースに
挿入した抵抗器56を通して"L" レベルに保持されオ
ンするように構成されている。このため、電源回路のM
OSFETトランジスタ13のゲートは" L" レベルと
なり、トランジスタ9のベース電圧は" H" レベルにあ
って、トランジスタ9はオフするように構成されてい
る。
【0016】以下、図1の回路動作について、図を参照
して説明する。通常、電池6を主電源にして使用する場
合は、ACアダプタ3は切り離されている。この時、ス
イッチ付きコネクタ4のスイッチ39は、端子aと端子
bがショートされる。ACアダプタ電源電圧監視用IC
31の電源はスイッチ39の端子bと端子cが開くため
なくなる。
して説明する。通常、電池6を主電源にして使用する場
合は、ACアダプタ3は切り離されている。この時、ス
イッチ付きコネクタ4のスイッチ39は、端子aと端子
bがショートされる。ACアダプタ電源電圧監視用IC
31の電源はスイッチ39の端子bと端子cが開くため
なくなる。
【0017】ACアダプタ電源電圧監視用IC31の回
路は、図2のような回路であり、出力端はエミッタホロ
ア回路であり、トランジスタ57はベースが抵抗器56
を通して" L" レベルにあるため、オンする。このた
め、電源回路のMOSFETトランジスタ13のゲート
は" L" レベルとなるため、トランジスタ9のベース電
圧は" H" レベルにあり、トランジスタ9はオフ状態に
ある。
路は、図2のような回路であり、出力端はエミッタホロ
ア回路であり、トランジスタ57はベースが抵抗器56
を通して" L" レベルにあるため、オンする。このた
め、電源回路のMOSFETトランジスタ13のゲート
は" L" レベルとなるため、トランジスタ9のベース電
圧は" H" レベルにあり、トランジスタ9はオフ状態に
ある。
【0018】図3は本発明のタイムチャートであり、図
3を合わせて詳細に説明をする。期間401は電池6が
セットされ、リレー接点38は開いた状態にあるため、
電源回路は動作しない。期間402は押ボタンスイッチ
34を押下するとラッチリレー36のセットコイルが動
作し、リレー接点38は閉じて電池6より電源が供給さ
れ、スイッチ39の端子b−a間を通してDC/DCコ
ンバータ24へ供給される。DC/DCコンバータ24
は動作を開始し、出力電圧を負荷25へ供給する。
3を合わせて詳細に説明をする。期間401は電池6が
セットされ、リレー接点38は開いた状態にあるため、
電源回路は動作しない。期間402は押ボタンスイッチ
34を押下するとラッチリレー36のセットコイルが動
作し、リレー接点38は閉じて電池6より電源が供給さ
れ、スイッチ39の端子b−a間を通してDC/DCコ
ンバータ24へ供給される。DC/DCコンバータ24
は動作を開始し、出力電圧を負荷25へ供給する。
【0019】期間403は押ボタンスイッチ34を離し
ても、ラッチリレー36のセットコイルへ電流は流れな
くなるが、リレー接点38は閉じた状態にある。DC/
DCコンバータ24は電池6の電圧が直接供給され、ト
ランジスタ9のベース電流は流れないため、電池エネル
ギのロスは大きく改善される。期間404はACアダプ
タ3がスイッチ付コネクタ4へ接続されるとスイッチ3
9は端子a−b間は開き、端子b−c間が閉じて、ダイ
オード26を通してACアダプタ3の電源がDC/DC
コンバータ24へ供給される。この時、ACアダプタ3
の電源電圧は電池電圧より高く設定しておく。
ても、ラッチリレー36のセットコイルへ電流は流れな
くなるが、リレー接点38は閉じた状態にある。DC/
DCコンバータ24は電池6の電圧が直接供給され、ト
ランジスタ9のベース電流は流れないため、電池エネル
ギのロスは大きく改善される。期間404はACアダプ
タ3がスイッチ付コネクタ4へ接続されるとスイッチ3
9は端子a−b間は開き、端子b−c間が閉じて、ダイ
オード26を通してACアダプタ3の電源がDC/DC
コンバータ24へ供給される。この時、ACアダプタ3
の電源電圧は電池電圧より高く設定しておく。
【0020】期間405はACアダプタ3のAC入力電
源1の停電もしくは、ACアダプタコンセント2が外れ
た場合、ACアダプタ出力電圧を抵抗器40、41の分
割電圧をACアダプタ電源電圧監視用IC31により検
出し、そのIC31内部のヒステリシス付コンパレータ
52の基準電圧51の電圧以下になると、抵抗器54を
通してトランジスタ55のベースをドライブし、トラン
ジスタ55はオンする。抵抗器56へ電流が流れ、トラ
ンジスタ57のベース電圧は高くなるとトランジスタ5
7はオフする。
源1の停電もしくは、ACアダプタコンセント2が外れ
た場合、ACアダプタ出力電圧を抵抗器40、41の分
割電圧をACアダプタ電源電圧監視用IC31により検
出し、そのIC31内部のヒステリシス付コンパレータ
52の基準電圧51の電圧以下になると、抵抗器54を
通してトランジスタ55のベースをドライブし、トラン
ジスタ55はオンする。抵抗器56へ電流が流れ、トラ
ンジスタ57のベース電圧は高くなるとトランジスタ5
7はオフする。
【0021】電源制御回路30の信号ライン100のレ
ベルは" H" となり、MOSFET13のゲートを駆動
し、MOSFET13はオンし、トランジスタ9はオン
となり、逆流防止用ダイオード8からトランジスタ9へ
電池6から供給される電流は切替わる。このようにコネ
クタ4へACアダプタ3が接続された状態でACアダプ
タ3の電源供給が停止した場合においても、電池電圧に
近い電圧レベルでDC/DCコンバータ24への供給が
スムーズに切り替わることができる。
ベルは" H" となり、MOSFET13のゲートを駆動
し、MOSFET13はオンし、トランジスタ9はオン
となり、逆流防止用ダイオード8からトランジスタ9へ
電池6から供給される電流は切替わる。このようにコネ
クタ4へACアダプタ3が接続された状態でACアダプ
タ3の電源供給が停止した場合においても、電池電圧に
近い電圧レベルでDC/DCコンバータ24への供給が
スムーズに切り替わることができる。
【0022】期間406はAC入力電源1が復電もしく
は、コンセント2へACアダプタ3が接続され、再びA
Cアダプタ3より出力電圧の供給がされると、抵抗器4
0、41の分割電圧によりヒステリシス付コンパレータ
52にて基準電圧51以上の電圧を検出するとトランジ
スタ55のベース電圧は" H" レベルとなり、トランジ
スタ55はオフし、トランジスタ57はオンし、電源回
路のMOSFET13のゲートは" L" レベルとなり、
MOSFET13はオフし、トランジスタ9はオフす
る。ACアダプタ3よりダイオード26を通して、再び
DC/DCコンバータ24へ電源を供給する。
は、コンセント2へACアダプタ3が接続され、再びA
Cアダプタ3より出力電圧の供給がされると、抵抗器4
0、41の分割電圧によりヒステリシス付コンパレータ
52にて基準電圧51以上の電圧を検出するとトランジ
スタ55のベース電圧は" H" レベルとなり、トランジ
スタ55はオフし、トランジスタ57はオンし、電源回
路のMOSFET13のゲートは" L" レベルとなり、
MOSFET13はオフし、トランジスタ9はオフす
る。ACアダプタ3よりダイオード26を通して、再び
DC/DCコンバータ24へ電源を供給する。
【0023】期間407はACアダプタ3をコネクタ4
より切り離した場合である。期間408は電池6が消耗
し、電池電圧が低下していくとDC/DCコンバータ2
4の最低動作入力電圧以下に達するとDC/DCコンバ
ータの動作は停止するが、DC/DCコンバータ24の
内部コイルやダイオード27を通して、負荷25へ電池
電流は微小であるが流れ、その状態を放置すると電池6
は過放電に至る。
より切り離した場合である。期間408は電池6が消耗
し、電池電圧が低下していくとDC/DCコンバータ2
4の最低動作入力電圧以下に達するとDC/DCコンバ
ータの動作は停止するが、DC/DCコンバータ24の
内部コイルやダイオード27を通して、負荷25へ電池
電流は微小であるが流れ、その状態を放置すると電池6
は過放電に至る。
【0024】しかし、期間408において電池電圧監視
用IC32は電池電圧が規定電圧以下に低下するとリレ
ードライブIC33へ" H" レベル信号を送信するとリ
レードライブIC33はラッチリレー36のリセットコ
イルをオンし、リレー接点38を開き、電池供給ライン
を切り離す。期間409はリレー接点38が開き、電池
供給ラインが切り離された状態にある。DC/DCコン
バータ24の出力電圧は低下するため、ラッチリレー3
6のリセットコイルとリレードライブIC33の電源は
DC/DCコンバータ24の出力電圧より供給を受けて
いるため、動作を停止する。
用IC32は電池電圧が規定電圧以下に低下するとリレ
ードライブIC33へ" H" レベル信号を送信するとリ
レードライブIC33はラッチリレー36のリセットコ
イルをオンし、リレー接点38を開き、電池供給ライン
を切り離す。期間409はリレー接点38が開き、電池
供給ラインが切り離された状態にある。DC/DCコン
バータ24の出力電圧は低下するため、ラッチリレー3
6のリセットコイルとリレードライブIC33の電源は
DC/DCコンバータ24の出力電圧より供給を受けて
いるため、動作を停止する。
【0025】期間410は新電池へ交換した状態を示
す。期間411は再び押ボタン34を押下し、リレー接
点38を閉じて新電池6より電源の供給を再開する。
尚、電源制御部30のダイオード35、37はラッチリ
レー36のコイルのオン・オフ時に発生するノイズによ
る誤動作を防止するものである。
す。期間411は再び押ボタン34を押下し、リレー接
点38を閉じて新電池6より電源の供給を再開する。
尚、電源制御部30のダイオード35、37はラッチリ
レー36のコイルのオン・オフ時に発生するノイズによ
る誤動作を防止するものである。
【0026】抵抗器42はMOSFET13のゲート電
圧のレベル確定をするためのプルアップ抵抗である。ま
た、図2のACアダプタ電源電圧監視用IC31の定電
流源50は基準電源51の安定化のためのもので、抵抗
器53はプルアップ抵抗器であり、抵抗器54はトラン
ジスタ55のベース電流制限抵抗器である。抵抗器56
はトランジスタ57のドライブ抵抗器である。
圧のレベル確定をするためのプルアップ抵抗である。ま
た、図2のACアダプタ電源電圧監視用IC31の定電
流源50は基準電源51の安定化のためのもので、抵抗
器53はプルアップ抵抗器であり、抵抗器54はトラン
ジスタ55のベース電流制限抵抗器である。抵抗器56
はトランジスタ57のドライブ抵抗器である。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、本発明に係る
電源制御回路はACアダプタがスイッチ付きコネクタへ
接続されていない時は、スイッチの端子aと端子bが閉
じて電池への充電を防止するため逆流防止用ダイオード
はショート状態にある。したがって、ACアダプタ電源
電圧監視用ICの電源電圧は切り離され、MOSFET
トランジスタのゲート電圧は" L" レベルに保持され、
トランジスタをOFF状態にする。これにより、逆流防
止用ダイオードの電圧ドロップは防止され、トランジス
タのベース電流は停止されて消費電力は改善される。
電源制御回路はACアダプタがスイッチ付きコネクタへ
接続されていない時は、スイッチの端子aと端子bが閉
じて電池への充電を防止するため逆流防止用ダイオード
はショート状態にある。したがって、ACアダプタ電源
電圧監視用ICの電源電圧は切り離され、MOSFET
トランジスタのゲート電圧は" L" レベルに保持され、
トランジスタをOFF状態にする。これにより、逆流防
止用ダイオードの電圧ドロップは防止され、トランジス
タのベース電流は停止されて消費電力は改善される。
【0028】また、機器の長期保管中において、特に1
次電池にアルカリ電池を使用している場合、過放電状態
に至ると電池内部の活物質の膨張及びガス発生により安
全弁が作動し、内部の強アルカリ溶液が外部へ流出して
過放電状態を招く恐れがあるが電池電圧監視用ICが規
定電圧以下に達するとこれを検出してリレードライブI
Cへ信号を送り、小型ラッチリレーを動作させてリレー
接点を開くため電池に接続する負荷は遮断され、電池の
過放電は防止されることになる。
次電池にアルカリ電池を使用している場合、過放電状態
に至ると電池内部の活物質の膨張及びガス発生により安
全弁が作動し、内部の強アルカリ溶液が外部へ流出して
過放電状態を招く恐れがあるが電池電圧監視用ICが規
定電圧以下に達するとこれを検出してリレードライブI
Cへ信号を送り、小型ラッチリレーを動作させてリレー
接点を開くため電池に接続する負荷は遮断され、電池の
過放電は防止されることになる。
【0029】すなわち、DC/DCコンバータより高い
電圧を供給できると共に、電池の効率的な使用が可能と
なり、電池を長時間使用でき、また、ACアダプタ使用
中に停電やACアダプタコンセント抜けが発生し、電池
供給へ切り替わった場合においても、スムーズに電池供
給に切り替わり、電池電圧に近い電圧をDC/DCコン
バータに供給することができる。
電圧を供給できると共に、電池の効率的な使用が可能と
なり、電池を長時間使用でき、また、ACアダプタ使用
中に停電やACアダプタコンセント抜けが発生し、電池
供給へ切り替わった場合においても、スムーズに電池供
給に切り替わり、電池電圧に近い電圧をDC/DCコン
バータに供給することができる。
【0030】また、電池電圧が規定電圧以下に達すると
電池電圧監視用ICにて検知し、電池供給ラインを開
き、負荷側と完全に切り離すことができるから電池の効
率的な使用と長時間の使用が可能になる。
電池電圧監視用ICにて検知し、電池供給ラインを開
き、負荷側と完全に切り離すことができるから電池の効
率的な使用と長時間の使用が可能になる。
【図1】図1は、本発明に係る電源制御回路の一実施を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明に係るACアダプタ電源電圧監
視用IC回路図である。
視用IC回路図である。
【図3】図3は、本発明に係る実施のタイムチャートで
ある。
ある。
【図4】図4は、従来の電源制御回路のブロック図であ
る。
る。
【図5】図5は、従来の電源制御回路のタイムチャート
である。
である。
【図6】図6は、従来の電源制御回路の電池電源供給ラ
インの入力電圧変化グラフである。
インの入力電圧変化グラフである。
【図7】図7は、アルカリ電池1セルの常温における各
定電流負荷における連続放電カーブを示すグラフであ
る。
定電流負荷における連続放電カーブを示すグラフであ
る。
【図8】図8は、ショットキーバリアダイオードの順方
向電流と電圧特性カーブを示すグラフである。
向電流と電圧特性カーブを示すグラフである。
1 AC入力電源 2 ACアダプタコンセント 3 ACアダプタ 4 スイッチ付きコネクタ 6 電池 7 コネクタ 8 逆流防止用ダイオード 9 トランジスタ 10 抵抗器 13 MOSFETトランジスタ 20 コンデンサ 21 インダクタンス 22 スイッチング制御用IC 23 コンデンサ 24 DC/DCコンバータ 25 負荷 26 逆流防止用ダイオード 27 ダイオード 30 電源制御回路 31 ACアダプタ電源電圧監視用IC 32 電池電圧監視用IC 33 リレードライブIC 34 押ボタンスイッチ 35 ダイオード 36 小型ラッチリレー 37 ダイオード 38 リレー接点 39 スイッチ 40 ACアダプタ電源電圧監視用抵抗器 41 ACアダプタ電源電圧監視用抵抗器 42 プルアップ抵抗器 50 定電流源 51 基準電圧 52 ヒステリシス付コンパレータ 53 プルアップ抵抗器 54 抵抗器 55 トランジスタ 56 抵抗器 57 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36
Claims (3)
- 【請求項1】 電池電源と前記電池電源の出力電圧より
高い直流電圧を出力するACアダプタ電源とを、選択的
に負荷に供給するための電源制御回路において、前記ACアダプタ電源から前記電池電源への逆流を防止
する逆流防止用ダイオードと、 前記ACアダプタ電源が接続されていない場合、前記逆
流防止用ダイオードをショートし、前記逆流防止用ダイ
オードに並列に接続されたPNPトランジスタをオフす
る手段と、 前記ACアダプタ電源の出力と前記電池電源の出力とを
負荷に供給するDC/DCコンバータと、 前記ACアダプタ電源が接続されてなる場合に、前記A
Cアダプタ電源の停電もしくはACアダプタコンセント
の外れを監視するACアダプタ電源電圧監視手段とを有
することを特徴とする電源制御回路。 - 【請求項2】 前記PNPトランジスタは、前記ACア
ダプタ電源電圧監視手段により前記ACアダプタ電源の
停電もしくはACアダプタコンセントの外れが検出され
た場合に、前記電池電源から該電池電源の電池電源電圧
に近い電圧を前記DC/DCコンバータへ供給するもの
であることを特徴とする請求項1に記載の電源制御回
路。 - 【請求項3】 前記電源制御回路に、電池電源を装置に
実装して長期保管状態下において、電池電圧の降下を検
出してリレードライブ監視手段を作動させ、電池電源を
負荷から遮断するための電池電圧監視手段を付加したこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源制御回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12793598A JP3183254B2 (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 電源制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12793598A JP3183254B2 (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 電源制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11332113A JPH11332113A (ja) | 1999-11-30 |
JP3183254B2 true JP3183254B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=14972284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12793598A Expired - Fee Related JP3183254B2 (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 電源制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183254B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3674725A4 (en) * | 2018-01-30 | 2020-12-09 | Lg Chem, Ltd. | DIAGNOSTIC DEVICE FOR RELAY DRIVER CIRCUIT |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101953049B (zh) * | 2009-04-14 | 2013-01-02 | 宇太光电科技股份有限公司 | 电力供应器及其中的双充电功能电池模块 |
-
1998
- 1998-05-11 JP JP12793598A patent/JP3183254B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3674725A4 (en) * | 2018-01-30 | 2020-12-09 | Lg Chem, Ltd. | DIAGNOSTIC DEVICE FOR RELAY DRIVER CIRCUIT |
US11204387B2 (en) | 2018-01-30 | 2021-12-21 | Lg Chem, Ltd. | Apparatus for diagnosing relay driving circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11332113A (ja) | 1999-11-30 |
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