JP3182493U - 液体貯留装置のろ過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ろ過装置に内蔵されているフィルターエレメントの洗浄を、逆洗用圧縮空気供給源、逆洗用ポンプ等を使用することなく、簡素な構成、簡単な操作で行うことができる液体貯留装置のろ過装置の提供。
【解決手段】本考案は、工業用液体を貯留するための液体貯留タンク10と、液体貯留タンクに設けられた供給用ポンプ11とを備えた液体貯留装置のろ過装置である。ろ過装置は、工業用液体を二次ろ過した工業用液体とするためのフィルターエレメントが内蔵されているフィルター装置20と、フィルター装置本体内の工業用液体をフィルター装置の外部に排出するためのドレン口部21dと、フィルター装置の出口側から作業部位Waに工業用液体を供給するための第2流通回路25の開閉を行うための第1開閉弁26と、フィルター装置のドレン口部から液体貯留タンクに還流させるためのドレン回路27と、ドレン回路の開閉を行うための第2開閉弁28とからなる。
【選択図】図5
【解決手段】本考案は、工業用液体を貯留するための液体貯留タンク10と、液体貯留タンクに設けられた供給用ポンプ11とを備えた液体貯留装置のろ過装置である。ろ過装置は、工業用液体を二次ろ過した工業用液体とするためのフィルターエレメントが内蔵されているフィルター装置20と、フィルター装置本体内の工業用液体をフィルター装置の外部に排出するためのドレン口部21dと、フィルター装置の出口側から作業部位Waに工業用液体を供給するための第2流通回路25の開閉を行うための第1開閉弁26と、フィルター装置のドレン口部から液体貯留タンクに還流させるためのドレン回路27と、ドレン回路の開閉を行うための第2開閉弁28とからなる。
【選択図】図5
Description
本考案は、工業用液体を貯留する液体貯留装置において、工業用液体をろ過(濾過)するための液体貯留装置のろ過装置に関する。さらに詳しくは、ろ過装置に内蔵されているフィルターエレメントの洗浄を、逆洗用圧縮空気供給源、逆洗用ポンプ等を使用することなく、簡素な構成、簡単な操作で行うことができる液体貯留装置のろ過装置に関する。
部品等の洗浄装置、工作機械のクーラント装置等は、洗浄液、クーラント液等を循環させている。例えば、洗浄装置では、被洗浄物に洗浄液を噴射ノズルから噴射して、汚れ、切粉等異物を除去して洗浄を行う。しかしながら、洗浄液を循環させて洗浄作業を行うと、切粉、ごみ、油分等異物が洗浄液に混入してくる。そのため、洗浄装置では、良好な部品洗浄を行うために、フィルターエレメントを備えたろ過装置で、ダーティな洗浄液をクリーンな洗浄液にろ過する等洗浄液の管理を行っている。クーラント装置でも同様のことが発生するため、特に精密な加工を行う工作機械では、クーラント液と切屑、研削屑等との分離を確実に行うため、クーラント液をろ過する等クーラント液の管理を行っている。
しかしながら、長時間に亘って、部品洗浄を行っていると、汚れ、浮遊物等異物がフィルターエレメントに付着して目詰まりが生じ、ろ過装置で所望の洗浄液管理、クーラント液管理を行うことができない。そのため、ろ過装置は、通常の部品洗浄時の洗浄液の流れとは逆方向に洗浄液を流すことによりフィルターエレメントの目詰まりを解消する逆洗(又は逆洗浄)などと呼ばれる作業が行われることがある。
特許文献に基づいて、クーラント液、洗浄液の逆洗について、さらに説明を行う。
例えば、洗浄液タンク内の洗浄液を第2水中ポンプの作動によりフィルタ装置に送られ、フィルタが逆洗されて目詰まりが解消されるフィルタ装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。又、エア源からの加圧された空気をケーシング内に流入させ、このエア圧によって濾過フィルタ内のクーラントが濾過フィルタの内側から外側に向かって噴出させ逆洗を行う技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
例えば、洗浄液タンク内の洗浄液を第2水中ポンプの作動によりフィルタ装置に送られ、フィルタが逆洗されて目詰まりが解消されるフィルタ装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。又、エア源からの加圧された空気をケーシング内に流入させ、このエア圧によって濾過フィルタ内のクーラントが濾過フィルタの内側から外側に向かって噴出させ逆洗を行う技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1、2の技術は、逆洗を行うために第2水中ポンプやエア源が必要なものであり、構成が簡素でなく、経済性がよくないおそれがあるという問題点があった。又、ろ過装置のフィルターエレメントによりクリーンにしたクーラント液、洗浄液を貯留するためのクリーンタンクを必要とし、装置を大型化してしまうおそれがあるという問題点も生じていた。
そこで、簡素な構成で、フィルターエレメントの洗浄を簡単に行える液体貯留装置のろ過装置に関する技術の開発が要望されている。
そこで、簡素な構成で、フィルターエレメントの洗浄を簡単に行える液体貯留装置のろ過装置に関する技術の開発が要望されている。
本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、次の目的を達成する。
本考案の目的は、工業用液体をろ過するろ過装置において、圧縮空気供給源、逆洗用ポンプを使用することなく、簡単な開閉弁の切り換え操作のみで、フィルターエレメントの洗浄を行えるようにした液体貯留装置のろ過装置を提供することにある。
本考案の目的は、工業用液体をろ過するろ過装置において、圧縮空気供給源、逆洗用ポンプを使用することなく、簡単な開閉弁の切り換え操作のみで、フィルターエレメントの洗浄を行えるようにした液体貯留装置のろ過装置を提供することにある。
本考案は、前記目的を達成するための次の手段を有する。
本考案1の液体貯留装置のろ過装置は、流通回路を循環し、所定の作業を行う作業部位に供給される工業用液体を貯留するための容器である液体貯留タンクと、前記液体貯留タンクに設けられ、前記液体貯留タンクに貯留されている工業用液体を吸い上げ、吐出口から吐出して、前記作業部位に前記工業用液体を供給するための供給用ポンプとを備えた液体貯留装置において、前記液体貯留タンクに隣設され、前記工業用液体を二次ろ過した工業用液体とするためのフィルターエレメントが内蔵されているフィルター装置と、前記供給用ポンプの吐出口と前記フィルター装置の入口側とを連通するための第1流通回路と、前記フィルター装置の出口側から前記作業部位に二次ろ過した前記工業用液体を供給するための第2流通回路と、前記第2流通回路に設けられ、前記第2流通回路の開閉を行うための第1開閉弁と、前記フィルター装置に設けられ、フィルター装置本体内の前記工業用液体を前記フィルター装置の外部に排出するためのドレン口部と、前記フィルター装置の前記ドレン口部から前記液体貯留タンクに前記工業用液体を還流させるためのドレン回路と、前記ドレン回路に設けられ、前記ドレン回路の開閉を行うための第2開閉弁とからなり、前記第1開閉弁を閉状態に、かつ、前記第2開閉弁を開状態にすることにより、前記工業用液体が、前記フィルター装置本体の内周部と前記フィルターエレメントの外周部との間の空間を流れて、前記フィルターエレメントの洗浄を行えるようにしたことを特徴とする。
本考案1の液体貯留装置のろ過装置は、流通回路を循環し、所定の作業を行う作業部位に供給される工業用液体を貯留するための容器である液体貯留タンクと、前記液体貯留タンクに設けられ、前記液体貯留タンクに貯留されている工業用液体を吸い上げ、吐出口から吐出して、前記作業部位に前記工業用液体を供給するための供給用ポンプとを備えた液体貯留装置において、前記液体貯留タンクに隣設され、前記工業用液体を二次ろ過した工業用液体とするためのフィルターエレメントが内蔵されているフィルター装置と、前記供給用ポンプの吐出口と前記フィルター装置の入口側とを連通するための第1流通回路と、前記フィルター装置の出口側から前記作業部位に二次ろ過した前記工業用液体を供給するための第2流通回路と、前記第2流通回路に設けられ、前記第2流通回路の開閉を行うための第1開閉弁と、前記フィルター装置に設けられ、フィルター装置本体内の前記工業用液体を前記フィルター装置の外部に排出するためのドレン口部と、前記フィルター装置の前記ドレン口部から前記液体貯留タンクに前記工業用液体を還流させるためのドレン回路と、前記ドレン回路に設けられ、前記ドレン回路の開閉を行うための第2開閉弁とからなり、前記第1開閉弁を閉状態に、かつ、前記第2開閉弁を開状態にすることにより、前記工業用液体が、前記フィルター装置本体の内周部と前記フィルターエレメントの外周部との間の空間を流れて、前記フィルターエレメントの洗浄を行えるようにしたことを特徴とする。
本考案2の液体貯留装置のろ過装置は、本考案1において、前記工業用液体は、洗浄装置において被洗浄物に洗浄処理を行う部位に供給される洗浄液、工作機械の加工部位に供給されるクーラント液、試験装置に供給される試験液から選択される1種であることを特徴とする。
本考案3の液体貯留装置のろ過装置は、本考案1又は2において、前記第1開閉弁は、電磁力の作用で前記第2流通回路の開閉を行う第1電磁弁であり、前記第2開閉弁は、電磁力の作用で前記ドレン回路の開閉を行う第2電磁弁であることを特徴とする。
本考案4の液体貯留装置のろ過装置は、本考案3において、前記液体貯留タンクには、前記ドレン回路から還流されてくる前記工業用液体の一次ろ過を行うためのかご状フィルターエレメントを内設したフィルダーバケットが設けられていることを特徴とする。
本考案5の液体貯留装置のろ過装置は、本考案4において、前記液体貯留タンクには、前記工業用液体に浮上している浮上物の除去を行うための浮上物除去装置が設けられていることを特徴とする。
本考案6の液体貯留装置のろ過装置は、本考案5において、前記液体貯留タンクには、前記液体貯留タンク内に貯留されている前記工業用液体を攪拌するための攪拌用ポンプが設けられていることを特徴とする。
本考案の液体貯留装置のろ過装置は、二次ろ過(精密ろ過)を行うためのフィルター装置のフィルターエレメントの洗浄を行うために、ドレン回路と、第2流通回路を開閉する第1開閉弁、ドレン回路を開閉する第2開閉弁を設けただけの簡素な構成のものであり、逆洗を行うための圧縮空気供給源、逆洗用ポンプを必要としない。又、フィルターエレメントの洗浄作業は、この2つの第1開閉弁、第2開閉弁を開閉する操作を行うだけであり、制御もたいへん容易である。このように、簡素な構成のものを簡単な操作制御を行うことにより、フィルターエレメントの洗浄作業を信頼性高く行え、目詰まりが解消できるようになった。そのため、このろ過装置は、ろ過精度の低下を防止でき、高寿命化が図れ、経済的効果も大きいものとすることができる。又、フィルターエレメントの寿命を数倍延ばすことができる。さらに、このろ過装置を備えることによりクリーンな工業用液体を貯留する貯留タンクを設ける必要がないので、設置面積の省スペース化が図れる。
工業用液体が洗浄液の場合、このろ過装置を使用することにより、洗浄装置において安定した洗浄効果を得ることができる。又、工業用液体がクーラント液の場合、このろ過装置を使用することにより、高圧クーラントを行うための高圧ポンプの寿命を延ばすことができる。さらに、工業用液体が試験液の場合、このろ過装置を使用することにより、試験結果を安定させることができる。
以下、本考案の液体貯留装置のろ過装置の実施の形態を、図1から図5に基づいて詳細に説明する。
図1は、本考案の液体貯留装置のろ過装置の正面図、図2は、液体貯留装置のろ過装置の平面図、図3は、液体貯留装置のろ過装置の側面図である。図4は、本考案の作用を説明するための図であって、洗浄部位に洗浄液を噴射している状態を模式的に示した説明図、図5は、フィルターエレメントを洗浄している状態を模式的に示した説明図である。なお、この形態でいう工業用液体とは、洗浄装置で被洗浄物をノズル等から噴射して洗浄を行うための洗浄液、工作機械の加工部位、工具刃先等に供給されるクーラント液、各種試験を行うための試験液等であり、この形態の説明では、洗浄液を貯留している液体貯留装置のろ過装置として説明を行う。
図1は、本考案の液体貯留装置のろ過装置の正面図、図2は、液体貯留装置のろ過装置の平面図、図3は、液体貯留装置のろ過装置の側面図である。図4は、本考案の作用を説明するための図であって、洗浄部位に洗浄液を噴射している状態を模式的に示した説明図、図5は、フィルターエレメントを洗浄している状態を模式的に示した説明図である。なお、この形態でいう工業用液体とは、洗浄装置で被洗浄物をノズル等から噴射して洗浄を行うための洗浄液、工作機械の加工部位、工具刃先等に供給されるクーラント液、各種試験を行うための試験液等であり、この形態の説明では、洗浄液を貯留している液体貯留装置のろ過装置として説明を行う。
図1から図5に示すように、液体貯留装置のろ過(濾過)装置(以下、ろ過装置と記載)1は、かご状フィルターエレメント14、フィルター装置20、第1開閉弁26、第2開閉弁28等から構成されている。床面に設置されているオイルパン30の上部には、液体貯留タンク10が設けられている。オイルパン30は、新しい洗浄液に交換する際などに、洗浄液が床面にこぼれて床面を汚してしまうことを防止するためのものである。液体貯留タンク10は、平面視したとき内部の角部がR形状をしている容器であって、洗浄液が貯留されている。液体貯留タンク10の角部がR状になっているのは、角部にスラッジ等異物が堆積することを防止するためである。液体貯留タンク10の上部には、蓋体31が設けられている。この蓋体31は所定の大きさに分割されて、液体貯留タンク10の上部の開口部を覆うためのものであり、液体貯留タンク10内にゴミ、粉塵等異物が入り込むことを防止している。
液体貯留タンク10の上部には、フィルターバケット13が設けられている。フィルダーバケット13内には、かご状フィルターエレメント14が配置されている。このかご状フィルターエレメント14は、例えば、ナイロン製のメッシュかご、ペーパーフィルター製かご等からなるものである。このかご状フィルターエレメント14は、洗浄装置で洗浄作業を行って汚れたダーティな洗浄液が液体貯留タンク10に戻ってくるとき、ダーティな洗浄液を受け入れて一次ろ過するものである。又、後述するフィルター装置20のフィルターエレメント22の洗浄を行って汚れたダーティな洗浄液を受け入れて一次ろ過するものでもある。この一次ろ過により、供給用ポンプ11において、吸引可能なレベルにろ過された洗浄液とすることができる。又、かご状フィルターエレメント14に捕集された異物は、異物が所定量以上溜まったと判断された時や所定の期間毎に、作業者が廃棄処分作業を行う。
蓋体31には、供給用ポンプ11が設けられている。供給用ポンプ11は、液体貯留タンク10内に貯留された洗浄液を吸い上げ口から吸い上げ、洗浄液を吐出口から吐出する。オイルパン30の上部であって、液体貯留タンク10に隣設する位置には、フィルター装置20が設けられている。又、蓋体31には、液体貯留タンク10内の洗浄液を攪拌するための攪拌用ポンプ12が設けられている。この攪拌用ポンプ12を設けて、洗浄液を攪拌することにより、洗浄液の液体温度を均一化するとともに、液体貯留タンク10内の混入された異物が沈殿しにくくなり、フィルターエレメント22の洗浄を行った時、かご状フィルターエレメント14で捕集される。
このフィルター装置20は、洗浄液の二次ろ過(精密ろ過)を行うためのものである。フィルター装置20は、フィルター装置20の筐体を構成するフィルター装置本体21と、フィルター装置本体21に内蔵されているフィルターエレメント22と、フィルターエレメント22の下方側に設けられ、フィルター装置20を第1の室20A、第2の室20Bとに仕切るための隔壁部23と、フィルター装置本体21の上部の開口部を覆っている上蓋21e等から構成されている。フィルター装置本体21には、第1の室20A内に一次ろ過された洗浄液を流入させるための入口部21bと、第2室20B内から二次ろ過(精密ろ過)されたクリーンな洗浄液を流出させるための出口部21cとが設けられている。上蓋21eには、第1の室20Aからフィルター装置20の外部に、フィルターエレメント22を洗浄したダーティな洗浄液を流出させるためのドレン口部21dが設けられている。なお、この形態では、第1の室20Aの下部に第2の室20Bを設けた構成のフィルター装置20として説明を行っているが、第1の室20Aの上部側に第2の室20Bを設けた構成のフィルター装置であってもよい。
供給用ポンプ11と、フィルター装置20との間には、供給用ポンプ11の吐出口とフィルター装置20の入口部21bとを連通させ、供給用ポンプ11が吐出した洗浄液をフィルター装置20に送出するために、洗浄液を流通させる第1流通回路24が設けられている。供給用ポンプ11から吐出された洗浄液は、第1流通回路24内を流れて、フィルター装置20内に流入する。
フィルターエレメント22は、入口部21bから流入した一次ろ過された洗浄液を二次ろ過(精密ろ過)して、出口部21cからクリーンな洗浄液として流出させるためのものである。フィルターエレメント22は、フィルター装置本体21内に複数本(例えば、7本)設けられている。フィルターエレメント22は、所定のろ過精度(フィルターで捕集対象する粒子径をミクロンで表した値)を有するものである。フィルターエレメント22は、外周部22a側から内周部側に一次ろ過された洗浄液が通過するとき、クリーンな液体成分のみを通過させ、洗浄液に含有されていた異物を通過させないことで、洗浄液のろ過を行うものである。フィルターエレメント22により二次ろ過(精密ろ過)された洗浄液は、フィルターエレメント22が第2の室20B側に突き出すように設けられた端部22bから第2の室20B内に流入する。この形態のフィルターエレメント22は、例えば10ミクロンのろ過精度のものとなっている。又、ろ過精度を上げたい場合には、5ミクロン、3ミクロンなどのものとすることができる。
フィルター装置本体21の出口部21cと洗浄装置(図示せず)の洗浄部位Waとの間には第2流通回路25が設けられている。第2流通回路25の途中には、第1開閉弁26が設けられている。この形態の第1開閉弁26は電磁弁であり、一方のソレノイド26aを励磁し、他方のソレノイド26bを消磁することにより、第2流通回路25は閉状態となる。言い換えると、第2流通回路25が第1開閉弁26の位置で遮断された状態となり、洗浄液が洗浄装置側に送出されることがない。又、他方のソレノイド26bを励磁し、一方のソレノイド26aを消磁することにより、第2流通回路25は開状態となる。言い換えると、第2流通回路25途中の第1開閉弁26が連通した状態となり、クリーンな洗浄液が洗浄装置側に送出され洗浄ノズル(図示せず)から噴射される。
フィルター装置20は、所定の時間、二次濾過(精密ろ過)を行っていると、フィルターエレメント22の外周部22aに、異物が付着して、フィルターエレメント22に目詰まりが発生する。フィルターエレメント22の目詰まりは、外周部22a側から内周部側への洗浄液の通過、流入を阻害し、洗浄装置に十分な量が送出されず洗浄性能の低下を招いてしまう。又、液体貯留装置、洗浄装置等の故障の原因となるおそれが生じる。そのため、このろ過装置1では、フィルターエレメント22の洗浄を行うための機能が設けられている。フィルター装置20の上蓋21eのドレン口部21dと液体貯留タンク10との間には、ドレン回路27が設けられている。ドレン回路27の途中には、第2開閉弁28が設けられている。
この形態の第2開閉弁28は電磁弁であり、一方のソレノイド28aを励磁し、他方のソレノイド28bを消磁することにより、ドレン回路27は閉状態となる。言い換えると、ドレン回路27が遮断された状態となり、フィルター装置本体21内の洗浄液が液体貯留タンク10側にドレン回路27を介して還流することがない。又、他方のソレノイド28bを励磁し、一方のソレノイド28aを消磁することにより、ドレン回路27は開状態となる。言い換えると、ドレン回路27が連通された状態となり、フィルター装置本体21内の洗浄液が液体貯留タンク10側にドレン回路27を介して還流可能となる。第1開閉弁26、第2開閉弁28は、図示しない制御装置により制御される。例えば、操作盤(図示せず)に、「洗浄」と「フィルターエレメント洗浄」とに切り換える切換スイッチを設け、この切換スイッチを選択することにより、第1開閉弁26、第2開閉弁28が制御装置により制御されるとよい。なお、この形態の説明では、第1開閉弁、第2開閉弁を電磁弁として説明を行っているが、手動式の第1開閉弁、第2開閉弁であってもよい。
液体貯留タンク10には、貯留されている洗浄液の液面の高さを表示するための液面計17が設けられている。この形態の液面計17は、液面に浮いているステンレス製のフロート17aが上下動することにより液面の高さを表示するフロート式液面計である。この液面計17には、液面の上限位置、下限位置に達したことを検知して信号を発するようになっている。例えば、下限位置は、洗浄液加温体18の上面位置より所定量高い位置に設定されている。
又、液体貯留タンク10には、貯留されている洗浄液の温度を測定するための測温体19が設けられている。又、液体貯留タンク10には、洗浄液を所定の温度にするための洗浄液加温体(液体加温体)18が設けられている。この形態の洗浄液加温体18は、空焚き防止機能付のステンレスヒーターである。すなわち、液体貯留タンク10内の洗浄液は、測温体19で測定された温度データに基づいて洗浄液加温体18が、制御装置(図示せず)によって制御され、所定の温度範囲内の液体となっている。
さらに、液体貯留タンク10には、洗浄液に浮遊、浮上している異物である浮遊物、浮上物を除去するための浮上物除去装置であるオイルスキマー15が設けられている。このオイルスキマー15は、液体貯留タンク10内の洗浄液に浮上している浮上物等を金属製ベルト15aに付着させて液体貯留タンク10の上部に取り出し、付着している浮上物等を掻き取り浮上物回収容器16に回収する。この浮上物とは、油成分等の洗浄液と異なる成分のものである。
このろ過装置1は、フィルターエレメント22の洗浄を行うために、ドレン回路27と、第2流通回路25を開閉する第1開閉弁26と、ドレン回路27を開閉する第2開閉弁28とを付加しただけの簡素な構成のものであり、逆洗を行うための圧縮空気供給源、逆洗用ポンプを必要としない。又、フィルターエレメント22の洗浄作業は、この第1開閉弁26、第2開閉弁28を開閉する操作を行うだけであり、制御もたいへん容易である。このように、簡素な構成のものを簡単な操作制御を行うことにより、フィルターエレメント22の洗浄作業を信頼性高く行えるようになった。そのため、このろ過装置1は、ろ過精度の低下を防止でき、フィルターエレメントの高寿命化が図れ、経済的効果も大きいものとすることができる。例えば、フィルターエレメント22は、寿命が数倍(3〜4倍)延び、交換期間が延びることで稼働率を向上させることができる。さらに、洗浄液貯留装置(液体貯留装置)は、このろ過装置1を備えることによりクリーンな洗浄液を貯留するためのタンクを設ける必要がないので、設置面積の省スペース化が図れる。
このろ過装置1の作用について説明を行う。
図4は、洗浄部位に洗浄液を噴射している状態を模式的に示した説明図、図5は、フィルターエレメントを洗浄している状態を模式的に示した説明図である。
ろ過装置1のフィルター装置20を介して二次ろ過(精密ろ過)されたクリーンな洗浄液により、洗浄作業を行う場合には、例えば、操作盤(図示せず)の切換スイッチを「洗浄」にし、「スタート」釦スイッチを押圧する。制御装置(図示せず)は、第1開閉弁26を開状態にし、第2開閉弁28を閉状態とする。言い換えると、制御装置は、第1開閉弁26の他方のソレノイド26bを励磁状態にし、一方のソレノイド26aを消磁状態にして第1開閉弁26を開状態とする。又、制御装置は、第2開閉弁28の一方のソレノイド28aを励磁状態にし、他方のソレノイド28bを消磁状態にして第2開閉弁28を閉状態とし、供給用ポンプ11を起動させる。
図4は、洗浄部位に洗浄液を噴射している状態を模式的に示した説明図、図5は、フィルターエレメントを洗浄している状態を模式的に示した説明図である。
ろ過装置1のフィルター装置20を介して二次ろ過(精密ろ過)されたクリーンな洗浄液により、洗浄作業を行う場合には、例えば、操作盤(図示せず)の切換スイッチを「洗浄」にし、「スタート」釦スイッチを押圧する。制御装置(図示せず)は、第1開閉弁26を開状態にし、第2開閉弁28を閉状態とする。言い換えると、制御装置は、第1開閉弁26の他方のソレノイド26bを励磁状態にし、一方のソレノイド26aを消磁状態にして第1開閉弁26を開状態とする。又、制御装置は、第2開閉弁28の一方のソレノイド28aを励磁状態にし、他方のソレノイド28bを消磁状態にして第2開閉弁28を閉状態とし、供給用ポンプ11を起動させる。
供給用ポンプ11の作用により第1流通回路24に供給された一次ろ過された洗浄液は、第1流通回路24内を矢印f1方向に、フィルター装置20内を矢印f2、矢印f3、矢印f4方向に、第2流通回路25内を矢印f5、矢印f6方向に流れて、洗浄部位Waに供給される(図4参照)。すなわち、フィルターエレメント22の外周部22a側から内周部側に、矢印f3方向に一次ろ過された洗浄液が通過、流入するとき、洗浄液の二次ろ過(精密ろ過)が行われる。洗浄装置において洗浄ノズル等から噴出された洗浄液は、被洗浄物(図示せず)の洗浄部位Waに対する洗浄作業を行う。洗浄を行って汚れたダーティな洗浄液は、図示しない還流路を流れて、フィルターバケット13、フィルターバケット13内のかご状フィルターエレメント14を介して一次ろ過され、液体貯留タンク10に戻る。このように、フィルター装置20で二次ろ過(精密ろ過)されたクリーンな洗浄液は、外気に触れることなく洗浄部位に洗浄ノズルから噴射され洗浄作業を行う。洗浄作業を中止する場合には、操作盤の「ストップ」釦スイッチを押圧する。
フィルターエレメント22の洗浄を行う場合には、例えば、操作盤(図示せず)の切換スイッチを「フィルターエレメント洗浄」にし、「スタート」釦スイッチを押圧する。制御装置(図示せず)は、第1開閉弁26を閉状態とし、第2開閉弁28を開状態とする。言い換えると、制御装置は、第1開閉弁26の一方のソレノイド26aを励磁状態にし、他方のソレノイド26bを消磁状態にして第1開閉弁26を閉状態とする。又、制御装置は、第2開閉弁28の他方のソレノイド28bを励磁状態にし、一方のソレノイド28aを消磁状態にして第2開閉弁28を開状態とし、供給用ポンプ11を起動させる。供給用ポンプ11の作用により供給された洗浄液は、第1流通回路24内を矢印f1方向に、フィルター装置20内を矢印f2、矢印f10方向に、ドレン回路27内を矢印f11、矢印f12方向に流れて、フィルターエレメント22の洗浄を行う(図5参照)。すなわち、洗浄液が、フィルター装置本体21の内周部21aとフィルターエレメント22の外周部22aとの間の空間を、矢印f10方向に流れ、この洗浄液の流れにより、フィルターエレメント22の洗浄が行われる。フィルターエレメント洗浄作業を中止する場合には、操作盤の「ストップ」釦スイッチを押圧する。
この洗浄では、フィルターエレメント22の外周部22aに付着していた異物の分離が行なわれ、分離された異物が洗浄液の流れに乗って洗浄液とともに流れていく。フィルターエレメント22の洗浄を行って汚れたダーティな洗浄液は、ドレン回路27を流れ、フィルターバケット13、フィルターバケット13内のかご状フィルターエレメント14を介して一次ろ過され、液体貯留タンク10に戻る。フィルターエレメント22は、このような洗浄を行うことにより、寿命を数倍(例えば、3〜4倍)延ばすことができる。又、洗浄装置が洗浄作業を行っていないとき、第1開閉弁26、第2開閉弁28を切り換える操作を行うことによりフィルターエレメント22の洗浄を行うことができるので、洗浄装置の稼働率を向上させることができる。又、洗浄装置は、このろ過装置1を使用することにより、安定した洗浄効果を得ることができる。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。本考案の、目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。例えば、工作機械の加工部位、工具刃先等に供給されるクーラント液のろ過を行うろ過装置、各種試験を行うための試験液のろ過を行うろ過装置であってもよい。このろ過装置は、クーラント液のろ過を行うことで、高圧クーラントを行うための高圧ポンプの寿命を延ばすことができる。又、ろ過装置は、試験液のろ過を行うことで、試験装置における試験結果を安定させることができる。
1 … 液体貯留装置のろ過装置
10 … 液体貯留タンク
11 … 供給用ポンプ
12 … 攪拌用ポンプ
13 … フィルターバケット
14 … かご状フィルターエレメント
15 … 浮上物除去装置(オイルスキマー)
16 … 浮上物回収容器
17 … 液面計
18 … 液体加温体(洗浄液加温体)
19 … 測温体
20 … フィルター装置
20A … 第1の室
20B … 第2の室
21 … フィルター装置本体
22 … フィルターエレメント
23 … 隔壁部
24 … 第1流通回路
25 … 第2流通回路
26 … 第1開閉弁
27 … ドレン回路
28 … 第2開閉弁
30 … オイルパン
31 … 蓋体
10 … 液体貯留タンク
11 … 供給用ポンプ
12 … 攪拌用ポンプ
13 … フィルターバケット
14 … かご状フィルターエレメント
15 … 浮上物除去装置(オイルスキマー)
16 … 浮上物回収容器
17 … 液面計
18 … 液体加温体(洗浄液加温体)
19 … 測温体
20 … フィルター装置
20A … 第1の室
20B … 第2の室
21 … フィルター装置本体
22 … フィルターエレメント
23 … 隔壁部
24 … 第1流通回路
25 … 第2流通回路
26 … 第1開閉弁
27 … ドレン回路
28 … 第2開閉弁
30 … オイルパン
31 … 蓋体
Claims (6)
- 流通回路を循環し、所定の作業を行う作業部位に供給される工業用液体を貯留するための容器である液体貯留タンク(10)と、前記液体貯留タンクに設けられ、前記液体貯留タンクに貯留されている工業用液体を吸い上げ、吐出口から吐出して、前記作業部位に前記工業用液体を供給するための供給用ポンプ(11)とを備えた液体貯留装置において、
前記液体貯留タンクに隣設され、前記工業用液体を二次ろ過した工業用液体とするためのフィルターエレメントが内蔵されているフィルター装置(20)と、
前記供給用ポンプの吐出口と前記フィルター装置の入口側とを連通するための第1流通回路(24)と、
前記フィルター装置の出口側から前記作業部位(Wa)に二次ろ過した前記工業用液体を供給するための第2流通回路(25)と、
前記第2流通回路に設けられ、前記第2流通回路の開閉を行うための第1開閉弁(26)と、
前記フィルター装置に設けられ、フィルター装置本体内の前記工業用液体を前記フィルター装置の外部に排出するためのドレン口部(21d)と、
前記フィルター装置の前記ドレン口部から前記液体貯留タンクに前記工業用液体を還流させるためのドレン回路(27)と、
前記ドレン回路に設けられ、前記ドレン回路の開閉を行うための第2開閉弁(28)とからなり、
前記第1開閉弁を閉状態に、かつ、前記第2開閉弁を開状態にすることにより、前記工業用液体が、前記フィルター装置本体の内周部と前記フィルターエレメントの外周部との間の空間を流れて、前記フィルターエレメントの洗浄を行えるようにした
ことを特徴とする液体貯留装置のろ過装置。 - 請求項1に記載された液体貯留装置のろ過装置において、
前記工業用液体は、洗浄装置において被洗浄物に洗浄処理を行う部位に供給される洗浄液、工作機械の加工部位に供給されるクーラント液、試験装置に供給される試験液から選択される1種である
ことを特徴とする液体貯留装置のろ過装置。 - 請求項1又は2に記載された液体貯留装置のろ過装置において、
前記第1開閉弁は、電磁力の作用で前記第2流通回路の開閉を行う第1電磁弁であり、前記第2開閉弁は、電磁力の作用で前記ドレン回路の開閉を行う第2電磁弁である
ことを特徴とする液体貯留装置のろ過装置。 - 請求項3に記載された液体貯留装置のろ過装置において、
前記液体貯留タンクには、前記ドレン回路から還流されてくる前記工業用液体の一次ろ過を行うためのかご状フィルターエレメント(14)を内設したフィルダーバケット(13)が設けられている
ことを特徴とする液体貯留装置のろ過装置。 - 請求項4に記載された液体貯留装置のろ過装置において、
前記液体貯留タンクには、前記工業用液体に浮上している浮上物の除去を行うための浮上物除去装置(15)が設けられている
ことを特徴とする液体貯留装置のろ過装置。 - 請求項5に記載された液体貯留装置のろ過装置において、
前記液体貯留タンクには、前記液体貯留タンク内に貯留されている前記工業用液体を攪拌するための攪拌用ポンプ(12)が設けられている
ことを特徴とする液体貯留装置のろ過装置。
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