JP3182260U - アンカー穴の先端拡径装置 - Google Patents

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俊男 新道
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株式会社ナイステック
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Abstract

【課題】アンカーボルト設置用穴の先端部をテーパー状に拡径できるアンカー穴の先端拡径装置を提供する。
【解決手段】拡径ドリル軸1の中空部10にコイルスプリング35を装着した軸心棒3挿入した拡径ビット軸1をドリル穿孔で形成したアンカー穴に挿入し、軸心棒3の先端部のテーパー形状の拡径部31を穴の先端部に当たるまで押し込む。この状態で拡径ドリル軸1を回転させながら穴に押し込むと、拡径ビット4は軸心棒3の先端拡径部31によって外側に開くので、穴の先端部にはテーパー状の拡径穴が形成される。
【選択図】図3

Description

本考案は、物体を構造物に固定するために設置する拡径アンカーボルトを施工するための拡径ビットに関する。
従来、トンネルライニングの天盤に機器や吊り下げ天井を支持するための金具をアンカーボルトで固定していた。トンネルライニングの施工が完成した後にボルト穴を穿孔して接着剤やモルタルでボルトを固定するあと施工アンカーには種々の固定方式が提案されている。
トンネル天盤にロックボルトを打設して吹き付けコンクリートでトンネルを補強するNATM工法では、先端拡径のアンカーボルトが使用されており、万が一のボルトの抜け落ちを防止する落下防止金具が提案されている。
特開2012−071505号公報 特許第3284026号公報
打設されたアンカーボルトが年月の経過と共に劣化したり、穿孔内に充填された接着剤やモルタルの付着力が周囲からの漏水や地下水に含有される化学成分によって低下したりすることが想定される。
本考案は、拡径羽根ボルトを設置するために穿孔したアンカーボルト設置用穴の先端部をテーパー状に拡径できるようにするものである。
中空軸の先端にピンを軸として両側に拡開可能な半割とした拡径ビットが設けてある拡径ドリルと、中空軸に挿入される軸心棒とからなり、軸心棒は基軸とその先端にテーパー状の拡径部が形成されているアンカー穴の先端拡径装置である。
また、中空軸の中間部にはコイルスプリングの受座が設けてあり、軸心棒の下端部にはコイルスプリングの受台が設けてあり、受座と受台の間にコイルスプリングが装着されているアンカー穴の拡径装置である。
ドリルで形成した穴に本考案の先端拡径装置を挿入して回転しながら中空軸を押すことにより、軸心棒の先端テーパーによって、拡径ビットが外側に拡がるので、穴の先端部をテーパー状に拡径することができる。このテーパー状の拡径部に拡径羽根ボルトを挿入して羽根を広げることにより、アンカーボルトをアンカー穴内に固定している接着剤等の充填材が経年劣化によって付着力を失っても、拡径状態の拡径羽根がテーパー状穴の細径部に機械的に引っ掛かり、穴から抜け落ちることがなく、アンカーボルトによって固定されていた機器や装置、または構造物が落下することを防止できる。
本考案の拡径ビットの縦断面図。 拡径ビットの中空部に挿入する軸心棒の正面図。 拡径ビットに軸心棒を挿入した状態の断面図。 拡径の説明図。
図1(1)に示すように、拡径ドリル軸1は、肉厚の中空軸10の基部側に駆動軸への取付用のネジ2が設けてあり、このネジ2にドリル駆動軸(図示しない)が連結されて回転して穴を拡径するもので、先端の拡径ビット4が中空部11に挿入する軸心棒3によって外側に開き、テーパー状の拡径穴を形成する。
中空部11の中間部には受座12が内側に突出して設けてあり、図3に示すように、中空部11に軸心棒3を挿入した際、軸心棒3の基軸30を包囲するコイルスプリング35の上端が受座12に当たり、コイルスプリング35の弾発力によって中空軸10に下向きの力を与える。
拡径ドリル軸1の先端には、図1(2)に示されるように、半割にした断面半円形の基部40の外面にダイヤモンドチップ41が取り付けてある拡径ビット4が中空軸10の先端にピン42によって取り付けてあり、拡径ビット4はピン42を軸にして外側に拡がることができる。
中空軸10の先端部に突出する取付座15、16が間隔をあけて設けてあり、ピン42を軸にして外方に開いて拡径するようにしてある。
図2に示すものは、拡径ドリル軸1の中空部に挿入する軸心棒3である。基軸30の先端部に先広がりのテーパー形状の拡径部31が形成してあり、その先端部は先鋭に尖らせてあり、図示の例では円錐形としてあり、アンカー穴の先端部の凹凸に対応して拡径ドリル軸1を所定の方向を向くようにガイドすると共に、拡径ドリル軸の回転を安定させる。
基軸30の下端部には、コイルスプリング35の下端を受ける受台32が着脱自在に設けてある。具体的には、溝が基軸30の全周に形成してあり、この溝にスナップリングが装着されて着脱可能な受台32となる。
この拡径ドリル軸1の中空軸10の中空部11にコイルスプリング35を装着した軸心棒3を挿入して組立てた状態を図3に示す。
ビット4は、ピン42を軸として外側に開いて拡がるので、拡径ビット4によって形成される穴は、先端側に向かって拡がるテーパー状に拡径された穴となる。
図4は、本考案の拡径ビットの拡径過程を説明するものであり、トンネル天盤などにアンカーボルトを上向きに設置する場合である。
拡径ドリル軸1の中空部11にコイルスプリング35を装着した軸心棒3を挿入した拡径ビット1を、天端にドリル穿孔で形成した穴に挿入する。
軸心棒3の先端部のテーパー形状の拡径部31は、中空部11の内径より直径が大きなものであるので、軸心棒3の先端は中空軸より突出しており、軸心棒3の先端の先鋭部が穴の端部に当たる。この状態で拡径ドリル軸1の中空軸を回転させながら穴に押し込むと、拡径ビット4は軸心棒3の先端拡径部31によって図4(2)に示すように外側に開くので、穴の先端部にはテーパー状の拡径穴が形成される。
拡径ドリル軸1の穴内に押し込み力が解除されると、中空軸10はコイルスプリング35の弾発力によって穴から抜き出しやすくなる。
1 拡径ドリル軸
10 中空軸
11 中空部
12 受座
2 ネジ
3 軸心棒
30 基軸
35 コイルスプリング
32 受台
4 拡径ビット
40 基部
41 ダイヤモンドチップ
42 ピン

Claims (2)

  1. 中空軸の先端にピンを軸として両側に拡開可能な半割とした拡径ビットが設けてある拡径ドリルと、中空軸に挿入される軸心棒とからなり、軸心棒は基軸とその先端にテーパー状の拡径部が形成されているアンカー穴の先端拡径装置。
  2. 請求項1において、中空軸の中間部にはコイルスプリングの受座が設けてあり、軸心棒の下端部にはコイルスプリングの受け台が設けてあり、受座と受台の間にコイルスプリングが装着されているアンカー穴の先端拡径装置。
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