JP3182097U - 膨張式ライフジャケットの点検窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 膨張式ライフジャケットの着用者が、そのライフジャケットを着用しながら、或は、着用後であっても点検窓から内部の自動膨張装置の状態をチェックできるようにした点検窓を提供すること。
【解決手段】 ベルト型又は逆U字型若しくはベスト型の浮力体を用いた膨張式ライフジャケットであって自動膨張装置が内装されている部位に、当該膨張装置の状態をチェックするための点検用の窓を設けた膨張式ライフジャケットにおいて、前記点検窓の前面に起伏自在のフラップ片を設けたこと。
【選択図】図1

Description

本考案は膨張式ライフジャケットにおいて、膨張される浮力体(気のう)を収容した外皮(カバーともいう)の内部に装備された自動膨張装置の状態,状況をチェックするため前記カバーに設けた点検窓の構造に関する。
膨張式ライフジャケットは、首から胸にかけて装着される略逆U字型やベスト型或はベルト型(胴巻き型)に形成された外皮(カバー)の内部に、該カバー内に収まるように折畳まれた浮力体と、この浮力体に接続される圧縮ガスを収容したボンベ及び該ボンベの開栓機構とから成る前記浮力体の自動膨張装置を収装したものであって、前記開栓機構を手動操作で開栓させるか、或は、水分又は水圧を感知,受容した前記開栓機構に連繋された作動機構が働いて当該開栓機構を開栓させ浮力体の内部に浮力ガスを充満させるものであり、数多くの膨張式ライフジャケットが実際に使用されている。
上記ライフジャケットは、船に乗っている者や海岸等で釣りをしている者などが万一海中に転落したような場合に、このライフジャケットの着用者が開栓機構を作動させるために作動索を自分の手で引張ったり、或は、着用者が失神したりして前記操作が出来ない場合でも、作動機構が着用者の落水による水を受容して前記開栓機構に開栓作動をさせて、当該浮力体の内部に圧縮ガスを充満させることにより、着用者の少なくとも頭部(顔面)を含む上半身側を水面上に確保するためのものである。
従って、膨張式のライフジャケットは、何もなければ、浮力体を収めたカバーの中に設けられている自動膨張装置のガスボンベ及び水受容又は水圧により動作する開栓機構の作動機構は未使用(未動作)状態の状態にあるのが通常である。
ところが、膨張式ライフジャケットでは、例えば未使用状態で長期間に亘り保管等しておくと、ボンベが腐食等を起こして内部のガスが抜けていたり、使用済みのままのボンベの取替を忘れていたり、或は、開栓機構の作動機構の水受容部(水圧感知部)が水を吸ったり感知して使用済み状態になっていたりすることがある。しかし、これをチェックせずに着用すると、万一、落水した場合にはライフジャケットとして機能し得ないため、重大な問題になる。
この点に鑑み、現在の自動膨張装置について、ガスボンベが未使用状態(すなわち、ガスは抜けていない)であるか否か、並びに、作動機構の水受容部や水感知部が未使用状態であるか否かを、色分け表示することにより、外部から視覚的に認識乃至判別できるようにした機能が付加された膨張式ライフジャケットが供給されるようになった。
新たに供給されるようになった上記ライフジャケットでは、自動膨張装置のガスボンベや作動機構の使用,未使用状態を示す表示機能をライフジャケットの外から視認できるようにするため、自動膨張装置が装備された浮力体を収装したライフジャケット外皮(カバー)の壁面表側に、前記自動膨張装置が外から見えるように窓穴を設け、この穴を透明シート等の内部を見透せる材料で塞いだ構造を自動膨張装置の点検窓としている。
上記の点検窓を備えた膨張式ライフジャケットでは、着用前に点検窓から内部のガスボンベが未使用状態にあるか否かを示す表示、及び、作動機構の水受容部や水感知部が未使用状態か否かを示す表示を、着用前に着用者が自分の眼で確かめてから着用できるので、着用後にボンベのガスが無かったり作動機構の水受容部が水に反応した後であったりした場合には、そのことを事前に知ることができるという利点がある。
しかし乍ら、上述の点検窓は、浮力体を収装したライフジャケット外皮(カバー)の表側(着用した場合カバーの外側の面)に設けられているため、以下のような問題がある。
すなわち、点検窓が浮力体を収めた外皮(カバー)の前面側の外面に設けられると、内部を見透すためにその窓に取付けた透明シートは、素材の強度や耐UVなどの耐候性において外皮(カバー)の生地に比べて軟弱であるところ、その点検窓は使用時に船体やその他の壁や機材などに衝突したり接触する機会が多いため、それによる破損のおそれも大であり、透明シートの万一の破損は内部の浮力体の毀損に及ぶおそれもあって好ましくない。
着用者は当該ライフジャケットを身体に着ける前に、予め点検窓の内部を検視しておくことができるが、点検窓が外皮の前面側に設けられている関係上、当該ジャケットを着用しながら点検窓から内部を見ることは、かなり困難である。しかし、着用前にあらためてライフジャケット前面側の点検窓から内部を覗くよりは、着用しながら点検窓の内部を観察した方が、迅速な着用ができるので好ましい。
さらに、透明シートなどで塞がれた点検窓が浮力体を収めたライフジャケット外皮(カバー)の前面側に設けられると、それが設けられない場合でも、当該ライフジャケットの外観デザインには窮しているところ、さらにデザインの自由度が小さくなるという問題もある。
しかし乍ら、従来の膨張式ライフジャケットにおいて、かかる点を考慮したと思われる先行技術は見当らない(例えば、特許文献1〜4参照)。
特許第4608336号公報 特許第3542125号公報 特開2011−68297号公報 特開2011−25881号公報
そこで本考案では、膨張式ライフジャケットの着用者が、そのライフジャケットを着用しながら、或は、着用後であっても点検窓から内部の自動膨張装置の状態をチェックできるようにした点検窓を提供することを課題とする。
上記課題を解決することを課題としてなされた本考案ライフジャケットにおける点検窓の構成は、ベルト型又は逆U字型若しくはベスト型の浮力体を用いた膨張式ライフジャケットであって自動膨張装置が内装されている部位に、当該膨張装置の状態をチェックするための点検用の窓を設けた膨張式ライフジャケットにおいて、前記点検窓の前面に起伏自在のフラップ片を設けたことを特徴とするものである。
本考案は上記構成のフラップ片の裏面に当該ライフジャケットに関する取扱説明文などを記載するとなお好ましい。特に、本考案では、自動膨張装置を当該ライフジャケットの着用者の身体に対面する側に設けると共に、その点検用の窓を着用者の身体に対面する側に設けた構成を採ったので、ライフジャケットを使用する上で好適である。
本考案は、浮力体を内装した外皮(カバー)内に装備された自動膨張装置の点検窓を、着用時に前記カバーの着用者の身体に対面する側に設けたので、そのライフジャケットを着用しながら着用者が点検窓の内部を点検することができる。また、点検窓は、着用されたライフジャケットの内面側に位置するので、その窓が着用時に壁や機材等に直接衝突したり、接触することがない。さらに、点検窓はカバーの内面であるからライフジャケット外面(表側)のデザインがその窓で制約されることもない。
本考案点検窓を備えた膨張式ライフジャケットの一例を背面側から見た背面図。 本考案点検窓を備えた膨張式ライフジャケットの他の例を背面側から見た背面図。 従来の点検窓を備えた膨張式ライフジャケットの一例を正面側から見た正面図。
図1において、1は気密性のナイロン生地などの気密性シート材によって内部が中空で平面から見て大略逆U字状に形成したライフジャケットの外皮(又は、カバー)であって、内部に点線で示した形に折畳まれた浮力体1BLが収装されている。図1の例では、図の右側のカバー気室部1Rの内部に、公知の自動膨張装置2浮力体1BLに接続して収装されている。1Lは図1の左側のカバー気室部である。従って、前記自動膨張装置2は、着用者から見て浮力体1BLより当該着用者に近い側に位置付けられている。
上記カバー1は、上部の逆凹状をなす首の背後から両肩にかけてに着用される首肩部1Nからこのカバー1の背面中央に向けて大略Y状を呈して下方へ延びた支持ベルト3と、この支持ベルト3の下端部に連結された平面略O状をなす装着ベルト4とを備えると共に、膨張される浮力体1BLがカバーからはみ出すための面ファスナ(図に表われない)によって閉じた開口ラインを有して、膨張式ライフジャケットLJ1に形成されている。図中、3a,4aは長さ調節バックル、4bは装着用バックルである。
図1の膨張式ライフジャケットLJ1は、上述のように、その背面において、右側のカバー気室部1Rの内部に、折畳んでカバー1内に収められた浮力体1BLに接続された自動膨張装置2が収設されている。そこで、本考案では前記自動膨張装置2に対向したカバー気室部1Rにおけるカバー壁面(背面の壁)に窓穴5を形成し、該窓穴5の全面全域に柔軟性のある透明シート6が当てがって窓穴の全域を塞いでいる。自動膨張装置2において、2aはガスボンベ、2bは開栓機構の作動機構、2cは操作紐である。なお、透明シート6は、メッシュ地のような内部が透視できるシート材で代替できる。
7は前記透明シート6で塞がれた窓穴5の前面に開閉自在に取付けた蓋状のフラップ片で、ここでは、このフラップ片7の上辺を基に上方へ開閉自在の構造を採っており、かつ、裏面には、自動膨張装置2の操作方法などの記載欄が設けられている。フラップ片7の開閉方向は他の向きでもよく、また、開閉式ではなく、面ファスナ等による着脱式にしてもよい。
図2は、本考案点検窓を備えたベルト型(又は胴巻き型)の膨張式ライフジャケットLJ2で、ここでは浮力体11BLを収めたカバー11が着用者の胴に巻付けられる態様の広帯のベルト状に形成され、このカバー11に装着ベルト41が設けられたものである。
図2のライフジャケットLJ2において、浮力体11BLを収めたカバー11の裏面側(着用者に対面する側)に、自動膨張装置2をチェックするための窓穴5が設けられ、この窓穴5が透明シート6で封止され、かつ、フラップ片7が設けられている構成は、図1の例と同じである。よって、図1と同一部材,同一部位には同一符号を用いている。
図3は、従来の点検窓となる窓穴51が表側に設けられた膨張式ライフジャケットを正面側から見た図で、自動膨張装置2が浮力体11BLを収めたカバー1の右側カバー気室部1R(図3では左側)の内部に設けられている点が、自動膨張装置2は浮力体11BLの上に位置している。また、窓穴51とこの穴51を塞ぐ透明シート61により形成された点検窓がカバー気室部1Rの表側(着用者の身体に対面しない側)に設けられている点で図1の本考案による点検窓と全く異なっている。因みに、本考案による図1の膨張式ライフジャケットLJ1では浮力体1BLを収めたカバー1の裏面(着用者に対面する側)に点検窓は設けられている。しかも、図3のライフジャケットは窓穴51にフラップ片は設けられていない。なお、図3において図1と同じ部材,同じ部位には同じ符号を用いている。
本考案は以上の通りであるから、膨張式ライフジャケットの浮力体を収めた外皮(カバー)に内装された自動膨張装置のボンベや開栓機構の作動機構の状態を、そのライフジャケットを着用しつつ、点検するための点検窓としてきわめて有用である。
LJ1,LJ2 本考案点検窓を有する膨張式ライフジャケット
1BL 浮力体
1 浮力体1BLを折畳んで収めた外皮(カバー)
2 自動膨張装置
2a ガスボンベ
2b 作動機構
2c 操作紐
3 支持ベルト
4 装着ベルト
5 窓穴
6 透明シート
7 フラップ片

Claims (3)

  1. ベルト型又は逆U字型若しくはベスト型の浮力体を用いた膨張式ライフジャケットであって自動膨張装置が内装されている部位に、当該膨張装置の状態をチェックするための点検用の窓を設けた膨張式ライフジャケットにおいて、前記点検窓の前面に起伏自在のフラップ片で被覆したことを特徴とする膨張式ライフジャケット。
  2. フラップ片の裏面には当該ライフジャケットに関する取扱説明文を記載した請求項1に記載の膨張式ライフジャケット。
  3. 自動膨張装置は当該ライフジャケットにおける外皮の着用者の身体に対面する側に設けられていると共に、その点検用の窓を着用者の身体に対面する側に設けた請求項1又は2に記載の膨張式ライフジャケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20170057604A1 (en) * 2015-09-02 2017-03-02 Mustang Survival Ulc Stabilizing Cap for Personal Flotation Device

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