JP3182016U - 光源隠れ式環境保護水栽培システム - Google Patents

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Abstract

【課題】消耗品を無くすことができ、洗浄可能であり、環境保護でき、植物の異なる成長期での根部の長さに対応して水分及び栄養分を提供できる光源隠れ式環境保護水栽培システムを提供する。
【解決手段】複数の植物の必要な光源、水分及び栄養分を供給し、少なくとも上下の2層を有し、その上縁に複数の栽培口21が設けられ、水が上層から下層へ流れ可能である水栽培チューブ20と、水栽培チューブの高さよりもやや低い端部に設けられる水位調整蓋30と、水栽培チューブの高さよりもやや高い端部に設けられる密封蓋31とを設ける。さらに、上層に位置する水位調整蓋と下層に位置する密封蓋を連通するための連接ホース32と、最上層に位置する水栽培チューブのより高い端部と連通する送水箱60と、最下層に位置する水栽培チューブのより低い端部と連通する貯水箱50と、適宜の距離で水栽培チューブの上方に設けられる植物照明用光源80と、を含む。
【選択図】図1

Description

本考案は、植物栽培システムに関し、特に、互いに重なる複数の層を有する光源隠れ式環境保護水栽培システムに関するものである。
従来、野菜、果物や花は、平面的な土壌によって栽培されるが、これらの成長の過程及び成長の結果が、環境条件及び天然災害などにより、精確に制御し、又は予測することができない。現在、有限な栽培空間において、生産量を増加するために、多層式の栽培フレームや水栽培システムが開発された。このように、植物の生産量を増加可能であり、そして栽培空間の高さを増加することもできる。なお、水栽培システムの技術は、科学化の植物成長条件を利用する室内栽培技術である。
例えば特許文献1の台湾特許M437047号の「LED発光円盤を利用する多層式水栽培フレーム」が提案された。このような多層式水栽培フレームは、互いに重なる配列方式により、設置空間を節約でき、植物の栽培面積を増加できる水栽培フレームであり、これにより、従来の栽培円盤がLED発光円盤の高さを大幅に調整できないという問題を解決できる。
しかしながら、従来の技術は次のような欠点がある。
(1)植物を栽培する円盤には、樹脂フィルムにより水を貯蔵することが必要であり、前記樹脂フィルムを頻繁に交換することも必要であるため、コストが増加し、そして交換された前記樹脂フィルムがリサイクルできないという問題がある。
(2)水位の高さを調整することができないため、植物の異なる成長期での根部の長さに対応できない。
(3)LED発光円盤の高さを大幅に調整できるが、LED発光円盤から生じる熱がその上方にある栽培円盤に侵入することを防止するために、通気空間を設けることが一般的である。そうすると、各層の実際の栽培空間が増加するため、栽培空間を充分で有効に利用できず、そして植物の生産量を大幅に増加できない。
台湾特許M437047号公報
本考案の主な目的は、消耗品を無くすことができ、洗浄可能であり、環境を保護でき、植物の異なる成長期での根部の長さに対応して水分及び栄養分を提供でき、システムの設置空間を減少でき、植物の栽培面積を有効に増加できる光源隠れ式環境保護水栽培システムを提供することにある。
本考案の光源隠れ式環境保護水栽培システムによると、複数の植物の必要な光源、水分及び栄養分を供給し、
少なくとも上下の2層を有し、各層には、数量が同じであり、互いに並んでおり、その上縁には、植物を挿入して管内の水分及び栄養分を吸収する複数の栽培口が設けられ、その上層及び下層と水平ラインの開角がそれぞれ2.5度以下であり、そしてその上層と下層の開角が5度以下であり、これらの開角による傾斜度により水が上層から下層へ流れ可能である水栽培チューブと、
水栽培チューブの高さよりもやや低い端部に設けられる水位調整蓋と、
水栽培チューブの高さよりもやや高い端部に設けられる密封蓋と、
上層に位置する水位調整蓋と下層に位置する密封蓋を連通するための連接ホースと、
最上層に位置する水栽培チューブのより高い端部と連通する送水箱と、
最下層に位置する水栽培チューブのより低い端部と連通し、水分及び栄養分を送水箱に送る送水モータを有する貯水箱と、
適宜の距離で水栽培チューブの上方に設けられ、植物に充分の光源を提供する植物照明用光源と、
を含むことを特徴とする。
本考案の光源隠れ式環境保護水栽培システムによると、更に、水栽培チューブと植物照明用光源とを支持するためのフレームを含み、水位調整蓋の中心からずれる箇所では、角度を調整可能であり、連接ホースと連通する第1継ぎ手が設けられ、密封蓋には、連接ホースと連通する第2継ぎ手が設けられることを特徴とする。
本考案の光源隠れ式環境保護水栽培システムによると、栽培口の周縁には、植物を受けて、植物の根部が水栽培チューブの内部に延び可能な網状スリーブが配され、植物照明用光源は、発光ダイオード、冷陰極管、又は蛍光灯であることを特徴とする。
本考案の光源隠れ式環境保護水栽培システムによれば、次のような効果がある。
(1)消耗品を無くすことができ、洗浄可能であり、水分及び栄養分を循環に供給できるため、環境を保護できる。
(2)水位の高さを調整できる水位調整蓋を有するため、植物の異なる成長期での根部の長さに対応して水分及び栄養分を提供できる。
(3)本考案の水栽培チューブが多層に並んでいるため、左右に並んでいる水栽培チューブ同士の間にある隙間の下方の空間に植物照明用光源を設けることができるため、植物照明用光源の上方に生じる熱が前記隙間によって放熱される。このように、システムの設置空間を減少でき、植物の栽培面積を有効に増加できる。
本考案の一実施例の一部を示す分解斜視図である。 図1の組合済み状態を示す斜視図である。 図2の水位調整蓋の一部を示す正面図である。 図3の水位調整蓋の調整の動作を示す図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2を参照する。図1は本考案の一実施例の一部を示す分解斜視図であり、図2は図1の組合済み状態を示す斜視図である。本考案の実施例の光源隠れ式環境保護水栽培システム10は、水栽培チューブ20と、水位調整蓋30と、密封蓋31と、連接ホース32と、送水箱60と、貯水箱50と、植物照明用光源80と、を含む。水栽培チューブ20は、少なくとも上下の2層を有し、各層には、数量が同じであり、互いに並んでおり、その上縁には、植物90を挿入して管内の水分及び栄養分を吸収する複数の栽培口21が設けられ、その上層及び下層と水平ラインの開角がそれぞれ2.5度以下であり、そしてその上層と下層の開角が5度以下であり、これらの開角による傾斜度により水が上層から下層へ流れ可能である。栽培口21の周縁には、植物90を受けて、植物90の根部が水栽培チューブ20の内部に延び可能な網状スリーブ22が配される。水位調整蓋30は、水栽培チューブ20の高さよりもやや低い端部に設けられる。密封蓋31は、水栽培チューブ20の高さよりもやや高い端部に設けられる。連接ホース32は、上層に位置する水位調整蓋30と下層に位置する密封蓋31を連通するためのものである。水位調整蓋30の中心からずれる箇所では、角度を調整可能であり、連接ホース32と連通する第1継ぎ手33が設けられる。密封蓋31には、連接ホース32と連通する第2継ぎ手34が設けられる。送水箱60は、最上層に位置する水栽培チューブ20のより高い端部と連通する。貯水箱50は、最下層に位置する水栽培チューブ20のより低い端部と連通する。貯水箱50の内部には、水分及び栄養分を送水箱60に送る送水モータ70が設けられ、そして紫外線殺菌ランプ(周知の技術であるため、図示せず)が設けられてもよい。前記紫外線殺菌ランプにより、貯水箱50の内部にある水分及び栄養分を殺菌して水栽培チューブ20に循環に供給できる。植物照明用光源80は、適宜の距離で水栽培チューブ20の上方に設けられ、植物90に充分の光源を提供する。すなわち、左右に並んでいる水栽培チューブ20同士の間にある隙間の下方の空間に植物照明用光源80を設けることが好ましい。植物照明用光源80は、発熱量がより少ない発光ダイオードを採用することが好ましい。もちろん、植物照明用光源80は、冷陰極管、又は蛍光灯を採用してもよい。光源隠れ式環境保護水栽培システム10は、更に、水栽培チューブ20と植物照明用光源80とを支持するためのフレーム40を含む。
上記の説明から明らかなように、本考案の光源隠れ式環境保護水栽培システム10によれば、消耗品を無くすことができ、全ての部品を分解して洗浄可能であり、送水モータ70により水分及び栄養分を循環に供給できるため、環境を保護できる。水位の高さを調整できる水位調整蓋30を有するため、植物の異なる成長期での根部の長さに対応して水分及び栄養分を提供できる。本考案の水栽培チューブ20が多層に並んでいるため、左右に並んでいる水栽培チューブ20同士の間にある隙間の下方の空間に植物照明用光源80を設けることができるため、植物照明用光源80の上方に生じる熱が前記隙間によって放熱される。このように、光源隠れ式環境保護水栽培システム10の設置空間を減少でき、植物90の栽培面積を有効に増加できる。
図2乃至図4を参照する。図3は図2の水位調整蓋の一部を示す正面図であり、図4は図3の水位調整蓋の調整の動作を示す図である。図3に示すように、送水箱60から、最上層に位置する水栽培チューブ20のより高い端部に、水分及び栄養分(以下、「栄養液」と称し)をそれぞれ送り込んだ後、前記栄養液が水栽培チューブ20のより高い端部から、水栽培チューブ20のより低い端部へ流動し、且つ水栽培チューブ20の内部に一定の水位(破線で示し)が形成される。その原因は、水栽培チューブ20のより低い端部に水位調整蓋30が設けられ、水位調整蓋30の中心からずれる箇所では、角度を調整可能であり、連接ホース32と連通する第1継ぎ手33が設けられることにある。このため、植物90が成長して根部の長さが増加する場合には、水栽培チューブ20のより低い端部に設けられる水位調整蓋30に旋回力を加えて、その位置を変更すると同時に、第1継ぎ手33を適宜の角度に旋回することにより、図4に示すように、水栽培チューブ20の内部の栄養液の水位(破線で水位を示し)を降下可能である。
このように、本考案の特定の例を参照して説明したが、それらの例は、説明のためだけのものであり、本考案を限定するものではなく、この分野に通常の知識を有する者には、本考案の要旨および実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、ここで開示された実施例に変更、追加、または、削除を施してもよいことがわかる。
本考案は、水栽培システムに適用することができる。
10:光源隠れ式環境保護水栽培システム
20:水栽培チューブ
21:栽培口
30:水位調整蓋
31:密封蓋
32:連接ホース
33:第1継ぎ手
34:第2継ぎ手
50:貯水箱
60:送水箱
70:送水モータ
80:植物照明用光源
90:植物

Claims (3)

  1. 複数の植物の必要な光源、水分及び栄養分を供給し、
    少なくとも上下の2層を有し、各層には、数量が同じであり、互いに並んでおり、その上縁には、前記植物を挿入して管内の水分及び栄養分を吸収する複数の栽培口が設けられ、その上層及び下層と水平ラインの開角がそれぞれ2.5度以下であり、そしてその上層と下層の開角が5度以下であり、これらの開角による傾斜度により水が上層から下層へ流れ可能である水栽培チューブと、
    前記水栽培チューブの高さよりもやや低い端部に設けられる水位調整蓋と、
    前記水栽培チューブの高さよりもやや高い端部に設けられる密封蓋と、
    上層に位置する前記水位調整蓋と下層に位置する前記密封蓋を連通するための連接ホースと、
    最上層に位置する前記水栽培チューブのより高い端部と連通する送水箱と、
    最下層に位置する前記水栽培チューブのより低い端部と連通し、水分及び栄養分を前記送水箱に送る送水モータを有する貯水箱と、
    適宜の距離で前記水栽培チューブの上方に設けられ、前記植物に充分の光源を提供する植物照明用光源と、
    を含むことを特徴とする光源隠れ式環境保護水栽培システム。
  2. 更に、前記水栽培チューブと前記植物照明用光源とを支持するためのフレームを含み、前記水位調整蓋の中心からずれる箇所では、角度を調整可能であり、前記連接ホースと連通する第1継ぎ手が設けられ、前記密封蓋には、前記連接ホースと連通する第2継ぎ手が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の光源隠れ式環境保護水栽培システム。
  3. 前記栽培口の周縁には、前記植物を受けて、前記植物の根部が前記水栽培チューブの内部に延び可能な網状スリーブが配され、前記植物照明用光源は、発光ダイオード、冷陰極管、又は蛍光灯であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の光源隠れ式環境保護水栽培システム。
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CN109757256A (zh) * 2019-03-21 2019-05-17 吴伟刚 一种作物栽培装置

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