JP3181601U - 靴類の形状保形具 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量でありながら靴の反りを十分に抑制することが可能であり、しかも通気性、吸湿性が良く、制作作業にも利用可能な強度を有する靴類の保形具を提供する。
【解決手段】靴の前方内部に挿入され、靴のつま先部及び甲部の形状に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された前足部2と、靴の踵部に挿入され、靴の踵部に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された後足部3とを、軸5を中心に揺動自在に連結して構成する。また、前記の前足部2と、靴の踵部及び筒部に挿入され、靴の踵部及び筒部に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された胴筒部とを、弾性体により連結して構成しても良い。
【選択図】図1

Description

本案は、靴の型崩れを防止するための保形具に関し、より詳しくは型崩れの防止に止まらず、靴内の脱臭や湿気の除去をも可能な、靴類の形状保形具に関するものである。
従来例に係る靴の保形具は、靴のつま先部とかかと部に似せた形状の木型を、ヒンジ等を介して連結したものが汎用されている。木型が用いられるのは吸湿性を高めるためであるが、重量が大きいためつま先部に似せた形状の木型は底面がえぐられた形状となっている。
脱臭及び乾燥機能を備えた靴の保形具が特許文献1において開示されている。この考案は、靴のつま先形に形成された中空体の保形部に、脱臭剤及び乾燥剤を交換自在に収容するものである。
平板を筒状に構成し、長靴等の保形具として用いる考案が特許文献2に開示されている。
薄板状のシート材を複数組み合わせてブーツの保形具を構成した考案が特許文献3に開示されている。
ブーツの対向する内面にそれぞれ圧接可能な対向一対の保形体により、ブーツの内面を圧接するブーツ保形具が特許文献4に開示されている。
登録実用新案公報第3027100号 実開昭62−16306号公報 登録実用新案公報第3177451号 特開2003−159102号公報
上記木型を用いた保形具は一足当たり700〜800グラムと重く、旅行等に携帯するには不向きであった。また、通気性と軽量化のためつま先部の底面をえぐって構成してあり、靴の反りを十分に補修することが出来なかった。
女性用のロングブーツは、はき口がふくらはぎよりも上方となるよう胴筒部が長いため、脱いだときに胴筒部が折れ曲がりやすく、この折れ曲がりが繰り返されたり、折れ曲がり状態にて長時間放置されると、折れ曲がり部に癖がつき型崩れや皺が発生する。係る不都合を回避すべく、従来型のブーツ保形具は、ブーツの胴筒部内面から弾性体により押圧するものが多いが、係る保形具は余計な負荷を与えてしまい、胴筒部を変形させてしまう恐れが有るとともに、ソフトブーツでは自立しにくく、胴筒部が折れてしまうことを回避しづらいという難点があった。
更には従来の木製ブーツ保形具は、一足の重量が6Kgに達し、旅行等に携帯することは無理なものであった。木製の保形具は靴制作時の木型としても利用されるが、6Kgに達する木型は制作者に大きな負担を与えるものであった。
胴筒部のみプラスチック製の簡易保形具も存在するが、モールドを使用するためサイズや形状の変化に対応できないという難点を有するものである。また、強度も足りずブーツの制作作業には使用できないものであった。
そこで本考案は軽量でありながら靴の反りを十分に抑制することが可能であり、しかも通気性、吸湿性が良い靴類の保形具を提供することを目的とする。
更には、ブーツ等胴筒部が長い靴類であっても軽量でありながら胴筒部の折れ曲がりを抑制可能であり、しかも制作作業にも利用可能な強度を有する靴類の保形具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の構成は次の通りである。
(1) 請求項1に記載の考案は、靴の前方内部に挿入され、靴のつま先部及び甲部の形状に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された前足部と、靴の踵部に挿入され、靴の踵部に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された後足部とを、揺動自在に連結して構成した。
(2) 請求項2に記載の考案は、靴の前方内部に挿入され、靴のつま先部及び甲部の形状に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された前足部と、靴の踵部及び筒部に挿入され、靴の踵部及び筒部に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された胴筒部とを、弾性体により連結して構成した。
(3) 請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の保形具において、弾性体を板状の皮革を屈曲して構成した。
本考案に係る保形具は、皮革により形成されること及び内部が空洞のモノコック構造を採用していることから、重量の抑制が可能となり、請求項1記載の短靴用のもので1足がおよそ240gと、旅行等にも十分携帯可能なものである。請求項2又は3記載のブーツ等に対応するものでも、1足がおよそ1.5Kg程度であり、従来の木型のおよそ25%程度の重量に過ぎず、制作者に与える肉体的負担を軽度のものとすることが可能となる。
また、革製であることから通気性、吸湿性に優れ、更にはモノコック構造であることから、内部に乾燥剤や除菌剤を挿入することも可能となり、靴の劣化防止や衛生面の向上も図れるものである。
更にはモノコック構造であることから強度にも富み、靴の反りを十分に抑制できるものである。具体的には、図5に示すように請求項1記載の保形具1を装備した短靴11の場合は、甲部12、つま先部13及び踵部14にそれぞれ矢印方向の押圧力が加わり、靴の型崩れを抑えるとともにシワを伸ばすことも可能となるのである。ブーツ等の長靴15に請求項2又は3に記載の保形具6を装備した場合は、図10に示すように靴のつま先部16、筒部17に矢印方向の押圧力が加わり、靴の型崩れを抑えるとともにシワを伸ばすことも可能となるのである。
モノコック構造故の強度により、本考案に係る保形具は靴制作時の木型としての役割も十分果たせるものである。
請求項1記載の考案の斜視図 請求項1記載の考案における前足部の正面図 同右側面図 a 請求項1記載の考案における後足部の正面図 b 同左側面図 請求項1記載の考案の実施状態を示す説明図 請求項2又は3記載の考案の斜視図 a 請求項2又は3記載の考案における前足部の正面図 b 同右側面図 請求項2又は3記載の考案における胴筒部の正面図 同A−A線断面図 請求項2又は3記載の考案の実施状態を示す説明図
以下、好ましい考案の一実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
請求項1記載の考案における保形具1は、図1に示すように前足部2と後足部3とにより成るものである。
前足部2は、図2、図3に示すように靴のつま先部及び甲部の形状に概ね相似した形状を呈し、内部が空洞のモノコック構造を有するものである。但し、完全なモノコック構造ではなく、右側面側は開放された形状となっている。係る開放された形状となっていることから、内部に乾燥剤等を容易に装入できるものである。
請求項1記載の考案における後足部3は、図4a,bに示すように、靴の踵部の形状に概ね相似した形状を呈し、内部が空洞のモノコック構造を有するものである。但し、完全なモノコック構造ではなく、平面側、左側面側は開放された形状となっている。係る開放された形状となっていることから、内部に乾燥剤等を容易に装入できるものである。
後足部3の正面側側壁3aと背面側側壁3bとに渡って架橋部材4が設けてある。架橋部材4は、保形具1の出し入れを容易にするための摘みとしての役割を果たすとともに、正面側側壁3a及び背面側側壁3bを内部から外部へ押圧する役目も果たすものである。
前足部2と後足部3とは軸5により、揺動自在に連結されている。揺動自在に設けたのは、図5に示すように、靴内に挿入する作業を容易にするためである。
前足部2、後足部3、架橋部材4共に素材は靴本底に用いられる皮革を用いている。これは十分な強度を持たせるためであり、具体的には例えばベンズやドードー等を利用可能である。
請求項2又は3記載の考案における保形具6は、図6に示すように前足部7と胴筒部8とにより成るものである。
前足部7は、図7a,bに示すように靴のつま先部及び甲部の形状に概ね相似した形状を呈し、内部が空洞のモノコック構造を有するものである。但し、完全なモノコック構造ではなく、後述の弾性体10を取付ける部分を除き右側面側は開放された形状となっている。係る開放された形状となっていることから、内部に乾燥剤等を容易に装入できるものである。
請求項2又は3記載の考案における胴筒部8は図8に示すようにブーツ等の筒部の形状に概ね相似した形状を呈し、図9に示すように内部が空洞のモノコック構造を有するものである。但し、完全なモノコック構造ではなく、平面上端の略半分は図6に示すように開閉自在な蓋体9となしてあり、摘み9aが取付けてある。開閉自在な蓋体9を設けたのは内部に乾燥剤等を容易に装入可能とするためである。
前足部7と胴筒部8の間には、弾性体10を介在してある。弾性体10は板バネ等も利用可能であるが、板状の皮革を屈曲して構成したレザースプリングを用いることが好ましい。弾性体10の介在方法は、弾性体10のどちらか一方端部を、前足部7の右側面の一部を覆う側壁、あるいは胴筒部8の底面いずれかに固着すれば足りるものである。
前足部7、胴筒部8共に素材は靴本底に用いられる皮革を用いている。これは十分な強度を持たせるためであり、具体的には例えばベンズやドードー等を利用可能である。
1・・保形具 2・・前足部 3・・後足部
3a・・正面側側壁 3b・・背面側側壁 4・・架橋部材
5・・軸 6・・保形具 7・・前足部
8・・胴筒部 9・・蓋体 9a・・摘み
10・・弾性体

Claims (3)

  1. 靴の前方内部に挿入され、靴のつま先部及び甲部の形状に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された前足部と、靴の踵部に挿入され、靴の踵部に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された後足部とを、揺動自在に連結した靴類の保形具。
  2. 靴の前方内部に挿入され、靴のつま先部及び甲部の形状に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された前足部と、靴の踵部及び筒部に挿入され、靴の踵部及び筒部に概ね相似し、皮革によりモノコック構造に形成された胴筒部とを、弾性体により連結した靴類の保形具。
  3. 弾性体を板状の皮革を屈曲して形成した請求項2記載の靴類の保形具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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