JP3173716U - バレエ用トウシューズ - Google Patents

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Abstract

【課題】工業生産に適し、適切な硬さと履き心地を備えるバレエ用トウシューズを提供する。
【解決手段】本バレエ用トウシューズは、トゥシューズの内部にプラスチック製骨組みがあり、プラスチック製骨組みはプラスチック製ボックス1及びプラスチック製シャンク2から構成され、前記プラスチック製シャンクの底面の横の方向に1筋の切れ目3を設け、前記切れ目の位置が足の指とアーチ部との連結部に合うようにし、前記切れ目はドゥミ・ポアント時に開き、ポアント時に閉じる。
【選択図】図3

Description

本考案は舞踏用品に関し、特に主としてバレエ用トウシューズに関するものである。
バレエは欧州の宮廷舞踊として数百年かけて発展し、現在における世界の芸術の中では珍しく美しい花のような存在に進化してきた。バレリーナのトゥダンスはバレエ芸術の典型的な特徴であり、他のダンスと異なる最も顕著な特徴である。
トウシューズ(pointe shoes)はバレリーナが使用する特製のダンスシューズであり、その先端部には特殊な処理が施され、これによりダンサーはつま先で立つことができる。トウシューズ先端部の中には硬いボックス(Box)があり、ボックスには特殊な接着剤で布を一層一層張り付け、打ち固めて形成されており、更にボックスの最前端には小さなプラットホーム(Platform)がある。靴底の内側には紙製のシャンク(Shank)があり、外側にはレザーソール(Leather Sole)がある。バレリーナはシャンクとボックスに補助されることでつま先で立つことができ、且つボックスのプラットホームと地面との接触点を変化させることにより重心を支えるポイントをコントロールする。
上記から理解される通り、バレエでつま先立を可能とする最大の秘訣はバレエダンサーの基本技能だけでなく、主にボックスとシャンクによる補助と支えである。ボックスは実際は硬いカバーであり、足の指及び足の甲の一部を覆い込んでいるが、従来のボックスは木材、プラスチック、コルク等の材料を使用せず、6〜8層のジュート布、綿布又は他の紡績品を貼り合わせて制作し、その後ボックスの内側と外側の残りの部分を縫い合わせた後、その先端部を裏返し、金槌でボックスが平坦になるように加工し、凹凸の無いことを確認後、そのシューズを硬い物の上に直立させ、バランスを保てるか確認し、最後に、シューズを摂氏50度前後で乾燥させる。ボックスは手作業で非常に多くの層の布を接着剤で貼り合わせて打ち固めて制作するため、非常に変形、軟化、破損し易く、従来のトウシューズの寿命は非常に短かった。一足のトゥシューズの寿命は上演2〜3回分と短く、残念なことである。例えば「グリシコ」製トウシューズの記録は、大劇場のプリマ・バレリーナであるナデジダ・グラチョーワがキトリと共に演じた舞踊劇『ドン・キホーテ』の中での上演9回である。更にシャンクの材質も非常に相反しており、軟らかすぎると、ドゥミ・ポアント(指の腹で立つ状態)時には有利だが、ポアント(つま先で立つ状態)時には支えがあまり利かず、逆に硬すぎると、ポアント時には非常に支えが利くが、ドゥミ・ポアントには不利である。それ以外に手作業加工による不安定要因もあるため、トウシューズの硬さと履き心地はこれまでバレエダンサーが克服できない悩みでありつづけ、バレリーナは上演前、往々にして丸一日もの時間を費やして新しいトウシューズを履き慣らす必要があった。
上記の欠点を克服するために、本考案は、工業生産に適し、適切な硬さと履き心地を備えるバレエ用トウシューズを提供することを目的とする。
本考案では技術上の問題を解決するために以下の構成を採用している。
前記バレエ用トウシューズの内部にはプラスチック製骨組みがあり、前記プラスチック製骨組みはプラスチック製ボックス(Box)及びプラスチック製シャンク(Shank)から構成される。前記プラスチック製シャンクの厚みは4〜10mmであり、前記プラスチック製シャンクには相対する2つの表面があり、足裏に向かう表面はプラスチック製シャンクの内面であり、もう1つの表面はプラスチック製シャンクの底面であり、前記プラスチック製シャンクの底面の横の方向(幅方向)に1筋のリニア(1本の直線状)の切れ目を設け、前記切れ目の位置が人体の足の指とアーチ部(土踏まず部)との連結部に合うようにする(つまり切れ目の位置とドゥミ・ポアント時の指の腹の位置を合わせる)。前記切れ目は前記プラスチック製シャンクの横の方向(幅方向)に貫き、且つ前記プラスチック製シャンクの厚みの方向に3〜6mmの深さあり、ドゥミ・ポアント(バレエ用語で、指の腹で立つことを指す)時は前記切れ目が開き、ポアント(バレエ用語で、つま先で立つことを指す)時は前記切れ目が閉じる。
トウシューズの内部に前記プラスチック製ボックス及び前記プラスチック製シャンクから構成されるプラスチック製骨組みを採用するため、工業的な大量生産が可能となり、従来の手作業によるトウシューズの制作に比べ、本実用新案のトウシューズの方が生産効率は高く、労働力を節約でき、市場競争力が強くなる。またプラスチック製骨組みによりトウシューズの形状、類型及び硬さが決まるため、手作業による不確実性が排除される。更にプラスチック製ボックスは変形、劣化しにくく、従来の布張り製ボックスに比べ、耐用性が高く、トウシューズの使用寿命は長くなる。それ以上に強調すべき点は、プラスチック製シャンクの底面上の切れ目であり、これにより、従来のシャンクよりも硬くなったプラスチック製シャンクがドゥミ・ポアント時に容易に曲げ、且つポアント時に切れ目が閉じ、さらにプラスチック製骨組みの硬度によって、足裏を支える効果が充分に得られることができる。また、生産時に、さまざまな類型やダンサーのニーズに応じて、プラスチック成分の配合比、プラスチック製骨組みの厚み及び切れ目の深さを調整することにより、硬さと履き心地を調整できるため、硬さと履き心地の2つのニーズを完全に満たすことができる。
本考案の更に進んだ技術は、プラスチック製ボックスとプラスチック製シャンクが一体成型され、プラスチック製骨組みを構成していることである。
プラスチック製ボックス及びプラスチック製シャンクは相互に独立し、且つ両者は相互に固定されて連結してプラスチック製骨組みを構成する。プラスチック製シャンクの底面にはプラスチック製ボックス底面の後方端部の対応する部位にステップが形成され、ステップの前方表面とプラスチック製ボックス底面の後方端部面とは切れ目を構成する。ドゥミ・ポアント時にステップの前方表面はプラスチック製ボックス底面の後方端部面と分離し(つまり切れ目が開く状態)、ポアント時にステップの前方表面はプラスチック製ボックス底面の後方端部面と緊密に接触する(つまり切れ目が閉じている状態)。
前記プラスチック製シャンクの厚みは6〜7mmである。
前記切れ目は縦方向(厚み方向)に4〜5mmの深さがある。
ポアント時に、前記切れ目の横断面は1筋の斜線となる。前記斜線と水平面との夾角は20°〜50°であり、最も望ましい斜線と水平面との夾角は30°である。
ポアント時に、前記切れ目の横断面は水平直線でも良い。
本考案のバレエ用トウシューズはプラスチック製骨組みを採用しているため、工業的な大量生産が可能で、労働力を節約し、生産効率及び市場競争力が向上する。プラスチック製骨組みによりトウシューズの形状、類型及び硬さが決まるため、手作業による不確実性が排除される。また、プラスチック製ボックスは変形、劣化し難く、トウシューズの使用寿命が長くなる。それ以上に強調すべき点は、プラスチック製シャンクの底面上の切れ目がドゥミ・ポアント時に容易に曲げ、且つポアント時には切れ目が閉じ、さらにプラスチック製骨組みの硬度によって、足裏を支える効果が充分に得られることである。更にさまざまな類型やダンサーのニーズに応じて、プラスチック成分の配合比、プラスチック製骨組みの厚み及び切れ目の深さを調整することにより、硬さと履き心地を調整できる。以上を総合すると、本考案のバレエ用トウシューズはダンサーの要求する硬さ及び履き心地についての2つの需要を完全に満たすことができ、且つ工業的な大量生産に適している。
本考案のプラスチック製骨組みのポアント時における断面図である。 図1のA部の拡大図である。 本考案のプラスチック製骨組みのドゥミ・ポアント時における断面図である。 図3のB部の拡大図である。
(実施例)
バレエ用トウシューズの内部にはプラスチック製骨組みがあり、前記プラスチック製骨組みはプラスチック製ボックス(Box)1及びプラスチック製シャンク(Shank)2から構成される。前記プラスチック製シャンクの厚みは6〜7mmであり、前記プラスチック製シャンクには相対する2つの表面があり、足裏に面した表面はプラスチック製シャンクの内面であり、他方の表面はプラスチック製シャンクの底面であり、前記プラスチック製シャンクの底面の横の方向(幅方向)に1筋のリニア(1本の直線状)の切れ目3を設け、前記切れ目の位置が人体の足の指とアーチ部との連結部に合うようにする(つまり切れ目の位置とドゥミ・ポアント時の指の腹で立つ位置を合わせる)。前記切れ目は前記プラスチック製シャンクの横の方向(幅方向)に、且つプラスチック製シャンクの厚みの方向に4〜5mmの深さで貫かれており、ドゥミ・ポアント(バレエ用語で、指の腹で立つことを指す)時に前記切れ目が開き、ポアント(バレエ用語で、つま先で立つことを指す)時に前記切れ目が閉じ、且つ前記切れ目の横断面は水平面との夾角が30°の1筋の斜線となる。
前記プラスチック製ボックス及び前記プラスチック製シャンクは相互に独立し、且つ両者は相互に固定されて連結して前記プラスチック製骨組みを構成する。前記プラスチック製シャンクの底面には前記プラスチック製ボックス底面の後方端部11の対応する部位にステップ21が形成され、前記切れ目3が前記ステップの前方表面と前記プラスチック製ボックス底面の後方端部面から形成される。ドゥミ・ポアント時は前記ステップ21の前方表面は前記プラスチック製ボックス底面の後方端部面11と分離し(つまり切れ目が開く状態)、ポアント時は前記ステップ21の前方表面は前記プラスチック製ボックス底面の後方端部面11と緊密に接触する(つまり切れ目が閉じている状態)。
生産時、様々な類型やダンサーのニーズに応じて、プラスチック成分の配合比、プラスチック製骨組みの厚み及び切れ目の深さを調整することにより、硬さと履き心地履き心地を調整できる。

Claims (9)

  1. 内部にプラスチック製骨組みを有するトウシューズであって、前記プラスチック製骨組みはプラスチック製ボックス(1)及びプラスチック製シャンク(2)から構成され、前記プラスチック製シャンクの厚みは4〜10mmであり、前記プラスチック製シャンクには相対する2つの表面があり、足裏に向かう表面は前記プラスチック製シャンクの内面、他方の表面はプラスチック製シャンクの底面であり、前記プラスチック製シャンクの底面の幅方向に1本の直線状の切れ目(3)を設け、前記切れ目の位置が人体の足の指とアーチ部との連結部に合うようにし、前記切れ目は前記プラスチック製シャンクの幅方向に貫き、且つ前記プラスチック製シャンクの厚み方向に3〜6mmの深さがあり、ドゥミ・ポアント時に前記切れ目が開き、ポアント時に前記切れ目が閉じることを特徴とするバレエ用トウシューズ。
  2. 前記プラスチック製ボックスと前記プラスチック製シャンクとは一体成型され、前記プラスチック製骨組みを構成することを特徴とする請求項1に記載のバレエ用トウシューズ。
  3. 前記プラスチック製ボックスと前記プラスチック製シャンクとは相互に独立し、且つ両者は相互に固定されて連結して前記プラスチック製骨組みを構成し、前記プラスチック製シャンクの底面には前記プラスチック製ボックスの底面の後方端部面(11)の対応する部位にステップ(21)が形成され、前記ステップの前方表面と前記プラスチック製ボックス底面の後方端部面とは共に前記切れ目(3)を構成し、ドゥミ・ポアント時に前記ステップ(21)の前方表面は前記プラスチック製ボックス底面の後方端部面(11)と分離し、ポアント時には前記ステップ(21)の前方表面は前記プラスチック製ボックス底面の後方端部面(11)と緊密に接触することを特徴とする請求項1に記載のバレエ用トウシューズ。
  4. 前記プラスチック製シャンクの厚みが6〜7mmであることを特徴とする請求項1に記載のバレエ用トウシューズ。
  5. 前記切れ目は厚み方向に4〜5mmの深さがあることを特徴とする請求項4に記載のバレエ用トウシューズ。
  6. ポアント時に、前記切れ目の横断面が1筋の斜線であることを特徴とする請求項1に記載のバレエ用トウシューズ。
  7. 前記斜線と水平面との夾角が20°〜50°であることを特徴とする請求項6に記載のバレエ用トウシューズ。
  8. 前記斜線と水平面との夾角が30°であることを特徴とする請求項6に記載のバレエ用トウシューズ。
  9. ポアント時に、前記切れ目の横断面が1筋の水平直線であることを特徴とする請求項1に記載のバレエ用トウシューズ。
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