JP3181045U - 木粉を用いたグリップ部を備えた工具 - Google Patents
木粉を用いたグリップ部を備えた工具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3181045U JP3181045U JP2012006715U JP2012006715U JP3181045U JP 3181045 U JP3181045 U JP 3181045U JP 2012006715 U JP2012006715 U JP 2012006715U JP 2012006715 U JP2012006715 U JP 2012006715U JP 3181045 U JP3181045 U JP 3181045U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- tool
- resin
- grip portion
- driver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】ドライバー10は、射出成形により形成され、一方の端面に中空孔を穿設したグリップ部30と、グリップ部30の中空孔内に嵌入され固定された接合軸22を備えた剛性部20とを備え、グリップ部30の少なくとも一部は、木粉配合樹脂により形成されている。グリップ部30は、内周側であるコア部31と、外周側であるグリップ表面部32とで形成され、これらは樹脂結合され、グリップ表面部32は、木粉配合樹脂により形成されている。
【選択図】図1
Description
米国特許第5475894号公報(特許文献2)は、このような構造の一例を備える工具を開示する。この特許文献2に開示されたグリップ部は、ドライバー等の工具に用いられ、人の指または手とかみあう、グリップ部の表面の全体または一部の摩擦を増加させる粉末、微粒または同様の摩擦粒子で、すべりを防止する。詳しくは、摩擦向上粒子層を少なくともグリップ部の表面に接着した構成を備える。そして、この摩擦向上粒子の例として、木粉(wood meal)、プラスチック微粒、コランダム、炭化ケイ素、ダイヤモンドダストおよびそれらの混合物から選択することが開示されている。
に接着された摩擦向上粒子層が剥がれる可能性、特に、貫通タイプのドライバーのように打撃等の衝撃を繰り返し受けることにより摩擦向上粒子層が剥がれる可能性がある。
すなわち、本考案に係る工具は、人の手で把持されるグリップ部を備えた工具であって、 前記グリップ部に接合するための接合軸を備えた剛性部と、射出成形または押出成形により形成され、前記剛性部に接合されるグリップ部とを備え、前記グリップ部の少なくとも一部は、植物由来原料が配合された複合樹脂により形成されたことを特徴とする。
さらに好ましくは、前記グリップ部は、握り変形を可能にする弾性層を備えるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記グリップ部は、外観から木目を視認することができるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記植物由来原料は木粉であるように構成することができる。
図1は、本考案の第1の実施の形態に係るドライバー10の側面図であって、図2は、その拡大正面図(螺旋嵌合部側)であって、図3はそのドライバー10の拡大背面図(グリップ部側)である。なお、これらの図において、グリップ表面部32は、後述する植物由来原料が配合された複合樹脂(木粉配合樹脂)で形成されており、外観から木目を視認することができるので、そのように表現している。
により形成されている。なお、剛性部20(接合軸22)とグリップ部30(コア部31)との接合方法は、グリップ部30に中空孔を設けるものに限定されるものではない。
グリップ部30を形成する外周側のグリップ表面部32は、コア部31に樹脂結合された硬質の木粉配合樹脂で形成されており、その木粉配合樹脂の配合率は、木粉重量比がプラスチック重量比よりも大きく、好ましくは、木粉50〜60%程度、合成樹脂(たとえばPP(ポリプロピレン))40〜50%程度が好ましく、特に、木粉55%程度、合成樹脂45%程度が好ましい。この配合比は、外観から木目を視認することができ、および/または、握って木質であることを認識でき、すなわち、外観上および/または感触上で木質感を認識できて、それが好ましいと感じることができる配合比である。
以下に、本考案の第2の実施の形態に係る工具について説明する。本実施の形態においても工具はドライバー50であるとする。このドライバー50の構造において、上述の説明と重複する部分については、ここでは繰り返して説明しない。
本実施の形態に係るドライバー50の特徴は、上述した第1の実施の形態に係るドライバー10のグリップ部30がコア部31およびグリップ表面部32により形成されていたが、本実施の形態に係るドライバー50のグリップ部は、コア部のみまたはグリップ表面部のみで形成され、かつ、このグリップ部がグリップ表面部32と同様に、硬質の木粉配合樹脂で形成されている。その木粉配合樹脂の配合率も第1の実施の形態に係るドライバー10のグリップ表面部32と同様に、木粉重量比がプラスチック重量比よりも大きく、好ましくは、木粉50〜60%程度、合成樹脂(たとえばPP(ポリプロピレン))40〜50%程度が好ましく、特に、木粉55%程度、合成樹脂45%程度が好ましい。この配合比は、グリップ部の全体が木粉配合樹脂で形成されているとしても、外観から木目を視認することができ、および/または、握って木質であることを認識でき、すなわち、外観上および/または感触上で木質感を認識できて、それが好ましいと感じることができる配合比である。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案登録請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。たとえば、グリップ部は上述したような射出成形ではなく、押出成形により形成されるものであっても構わない。また、植物由来原料は木粉ではなく竹炭であっても他の植物由来原料であっても構わない。
20 剛性部
21 螺旋嵌合部
22 接合軸
30 グリップ部
31 コア部
32 グリップ表面部
Claims (7)
- 人の手で把持されるグリップ部を備えた工具であって、
前記グリップ部に接合するための接合軸を備えた剛性部と、
射出成形または押出成形により形成され、前記剛性部に接合されるグリップ部とを備え、
前記グリップ部の少なくとも一部は、植物由来原料が配合された複合樹脂により形成されたことを特徴とする工具。 - 前記グリップ部は、内周側である1次側の成形部と、外周側である2次側の成形部とで形成され、前記1次側の成形部と前記2次側の成形部とは樹脂結合され、前記2次側の成形部は、前記複合樹脂により形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の工具。
- 前記グリップ部は、握り変形を可能にする弾性層を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の工具。
- 前記複合樹脂の配合率は、植物由来原料の重量比が合成樹脂の重量比よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の工具。
- 前記グリップ部は、外観から木目を視認することができることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の工具。
- 前記植物由来原料は木粉であることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の工具。
- 前記工具は、ドライバーであることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012006715U JP3181045U (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 木粉を用いたグリップ部を備えた工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012006715U JP3181045U (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 木粉を用いたグリップ部を備えた工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3181045U true JP3181045U (ja) | 2013-01-24 |
Family
ID=50425308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012006715U Expired - Lifetime JP3181045U (ja) | 2012-11-05 | 2012-11-05 | 木粉を用いたグリップ部を備えた工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181045U (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5253496U (ja) * | 1975-10-16 | 1977-04-16 | ||
JPS5768779U (ja) * | 1980-10-08 | 1982-04-24 | ||
JPH10118961A (ja) * | 1996-10-17 | 1998-05-12 | Shimomura Kogyo Kk | 調理用器具の柄 |
JP2004043529A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Sekisui Jushi Co Ltd | 木粉配合樹脂成形体及び木粉樹脂成形体の製造方法 |
JP2006264331A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-10-05 | Pentel Corp | 軸体 |
JP2008183787A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Pentel Corp | 軸体 |
JP2009520609A (ja) * | 2005-12-23 | 2009-05-28 | フェロ−ウェルクズーグ−ファブリック ホーランド−レッツ ジーエムビーエイチ | グリップの製造方法 |
-
2012
- 2012-11-05 JP JP2012006715U patent/JP3181045U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5253496U (ja) * | 1975-10-16 | 1977-04-16 | ||
JPS5768779U (ja) * | 1980-10-08 | 1982-04-24 | ||
JPH10118961A (ja) * | 1996-10-17 | 1998-05-12 | Shimomura Kogyo Kk | 調理用器具の柄 |
JP2004043529A (ja) * | 2002-07-09 | 2004-02-12 | Sekisui Jushi Co Ltd | 木粉配合樹脂成形体及び木粉樹脂成形体の製造方法 |
JP2006264331A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-10-05 | Pentel Corp | 軸体 |
JP2009520609A (ja) * | 2005-12-23 | 2009-05-28 | フェロ−ウェルクズーグ−ファブリック ホーランド−レッツ ジーエムビーエイチ | グリップの製造方法 |
JP2008183787A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Pentel Corp | 軸体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5964009A (en) | Tool with dual-material handle | |
US5390572A (en) | Tool with immproved impact and torque capabilities and having ergonomic handle | |
US20080163463A1 (en) | Tool handle | |
US7523525B2 (en) | Pry bar ergonomic handle | |
US20060026800A1 (en) | Pry bar ergonomic handle | |
US20160039078A1 (en) | Hammer | |
CA2498220A1 (en) | Dual material tool handle | |
US20040155229A1 (en) | Pry Bar Handle | |
CN202129774U (zh) | 敲钉器 | |
EP2159010A3 (en) | Power tool | |
EP1479486A3 (en) | Cushion grip handle | |
JP3181045U (ja) | 木粉を用いたグリップ部を備えた工具 | |
US20130061724A1 (en) | Handle for a hand tool | |
WO2008146814A1 (ja) | 合成樹脂製ボトル | |
JP2012525995A (ja) | 鉛筆 | |
JP3114731U (ja) | 鉛筆用グリップ | |
JP2011093269A (ja) | 筆記具 | |
JP2008067796A (ja) | グリップ | |
KR102602779B1 (ko) | 그립 부재 | |
JP2007152617A (ja) | 把持部用部材 | |
CN212123145U (zh) | 多用途锤头及包括该多用途锤头的手动工具 | |
TWM426473U (en) | Improved impact drill structure | |
CN201161262Y (zh) | 手工工具及其手柄 | |
US6945766B1 (en) | Scooper having ice cream removing device | |
KR200457326Y1 (ko) | 수공구 자루 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20121105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3181045 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151226 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
A624 | Registrability report (other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A624 Effective date: 20160630 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |