JP3180940U - 作業台 - Google Patents
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Abstract
【課題】動力を用いることなく、作業台に乗った作業者が手動で昇降操作ができるようにした作業台を提供する。
【解決手段】ベース2と作業台1がその両側において、パントグラフ機構4により連結され、該機構を構成する一方のリンク3aの下端がベース2に回動可能に軸着されると共に、上端が作業台1にスライド可能に連結され、また他方のリンク3bは下端がベース2にスライド可能に連結されると共に、上端が前記作業台1に回動可能に軸着され、両パントグラフ機構4は、連結ロッド6を押し引きすることで屈伸される。連結ロッド5には作業台上の作業者により回動操作されるロッド状のハンドル7と、ハンドル7の回動操作により回動するネジ軸8と、該ネジ軸8及び前記連結ロッド6を連結し、ネジ軸8の回動によって連結ロッド6を押し引きする押動機構9を有し、ハンドル操作よりパントグラフ機構4が屈伸して作業台1が昇降する。
【選択図】図1
【解決手段】ベース2と作業台1がその両側において、パントグラフ機構4により連結され、該機構を構成する一方のリンク3aの下端がベース2に回動可能に軸着されると共に、上端が作業台1にスライド可能に連結され、また他方のリンク3bは下端がベース2にスライド可能に連結されると共に、上端が前記作業台1に回動可能に軸着され、両パントグラフ機構4は、連結ロッド6を押し引きすることで屈伸される。連結ロッド5には作業台上の作業者により回動操作されるロッド状のハンドル7と、ハンドル7の回動操作により回動するネジ軸8と、該ネジ軸8及び前記連結ロッド6を連結し、ネジ軸8の回動によって連結ロッド6を押し引きする押動機構9を有し、ハンドル操作よりパントグラフ機構4が屈伸して作業台1が昇降する。
【選択図】図1
Description
本考案は、人が乗ったまま昇降操作が可能な作業台に関する。
従来、例えば庭木の剪定や果実の剥ぎ取り、或いは樋の修理や清掃、壁面の塗装等、手の届かない高所での作業を行う場合には、通常、脚立や梯子が用いられ、また電柱や電信柱上での作業は通常、作業車に取付けた旋回可能なブームに作業台を取付け、該作業台に乗った作業者をブームを上下に旋回させ、作業台を昇降させることにより行っていた。このほかパントグラフ機構に作業台を取付け、パントグラフ機構を屈伸させることにより作業台を昇降させるようにした装置も知られる。
作業台をブームやパントグラフ機構に取付けたものは、作業台の高さ調整が可能で、好みの高さに調整して作業を行うことができるが、この種の従来の装置や機構では、作業台の昇降はモータよりなる動力によって行っており、動力源が必要でコスト高である。
本考案は、動力を用いることなく、作業台に乗った作業者が手動で昇降操作ができるようにした作業台を提供することを目的とする。
請求項1に係る考案の作業台は、ベースと、該ベースと作業台を連結し、屈伸により作業台を昇降させるパントグラフ機構と、該パントグラフ機構を屈伸させるための屈伸機構を備え、作業台上には、前記屈伸機構を操作してパントグラフ機構を屈伸させる手動操作部材が設けられることを特徴とする。
請求項2に係る考案の作業台は、請求項1に係る考案の作業台において、前記パントグラフ機構は、一対のリンクをX状に組合せて回動可能に軸着した基本構造のリンク機構により構成されてベースの両側に配置され、これら両パントグラフ機構は上端及び下端において、前記一対のリンクよりなるリンク機構のうちの一方のリンクがベース又は作業台に軸着されると共に、他方のリンクが作業台又はベースにスライド可能に連結され、また前記屈伸機構は手動操作部材の操作により回動するネジ軸と、前記ベースの両側に配置される両パントグラフ機構のスライド可能な前記他方のリンク同士を連結し、前記ネジ軸の回動により、前記他方のリンクを押し引きする押動機構を備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明の作業台によると、作業者は作業台上で手動操作部材を操作することにより、パントグラフ機構を屈伸させて作業台を所望の高さに昇降させることができる。
請求項2に係る発明の作業台によると、手動操作部材の操作により押動機構が前記他方のリンクを押し引きしてパントグラフ機構を屈伸させ、作業台を昇降させるが、他方のリンクはベース又は作業台にスライド可能に連結されているため、スライドさせることにより、その押し引きは軽くスムースに行われ、したがって手動操作部材の操作による作業台の昇降が容易に行える。また他方のリンクの押し引きはネジ軸の回動によって行われるが、逆に他方のリンクを押し引きすることでネジ軸を回動させることはできないため、作業台上に人が乗っても、それらの自重で降下することはなく、任意の昇降位置で固定される。
以下、本考案の実施形態の作業台を図面に従って説明する。
図1に示す作業台1は、矩形の平板状をなすパレットと、同じく矩形のフレームで構成され、コロ2cを備えて移動可能なベース2を有し、該ベース2の両側で作業台1とベース2が一対のリンク3a、3bを中央で軸着してX状に組合せたリンク機構により構成されるパントグラフ機構3により連結され、該パントグラフ機構3の屈伸により前記作業台1が昇降するようになっている。
図1に示す作業台1は、矩形の平板状をなすパレットと、同じく矩形のフレームで構成され、コロ2cを備えて移動可能なベース2を有し、該ベース2の両側で作業台1とベース2が一対のリンク3a、3bを中央で軸着してX状に組合せたリンク機構により構成されるパントグラフ機構3により連結され、該パントグラフ機構3の屈伸により前記作業台1が昇降するようになっている。
ベース両側のパントグラフ機構3において、リンク機構を構成する一対のリンク3a、3bのうち、一方のリンク3aは下端がベース2の長辺を構成するロッド2aに回動可能に軸着されると共に、上端が作業台1裏面の両側にロッド2aに対応して配設されたガイドロッド4にスライダー5によってスライド可能に支持され、また他方のリンク3bは下端が前記ベース2の長辺を構成するロッド2aにスライダー5によってスライド可能に支持されると共に、上端が前記作業台1裏面の前記ガイドロッド4に回動可能に軸着されている。そしてベース両側のパントグラフ機構4は、前記他方のリンク3bのスライダー5同士が連結ロッド6で連結され、該連結ロッド6を押し引きすることで両リンク3a、3bのスライダー5がそれぞれロッド2a及び4に沿って進退しながら両側のパントグラフ機構3を屈伸させるようになっている。
前記連結ロッド6には、屈伸機構が連結される。この屈伸機構は作業台上の作業者により回動操作されるロッド状のハンドル7と、該ハンドル7に連結されてハンドル7と共にT形状をなし、ハンドル7の回動操作により回動するネジ軸8と、該ネジ軸8及び前記連結ロッド6を連結し、ネジ軸8の回動によって連結ロッド6を押し引きする押動機構9を有し、押動機構9は図2に示す例では、パントグラフ機構11により構成されている。
前記パントグラフ機構11は、ベース2の短辺を構成するロッド2bに固着されるブラケット12と、連結ロッド6の中央部に固着の固定金具13を連結し、屈伸によって連結ロッド6及びベース両側のパントグラフ機構3の前記他方のリンク3bを押し引きするようになっており、パントグラフ機構11の屈伸のため、前記ネジ軸8の下端がパントグラフ機構11を構成するリンク14同士を谷状に軸着する軸着部14aに軸着され、谷状に連結されるリンク14に対向して山状に連結されるリンク14の軸着部14bがネジ軸8の中間部に螺着されるナット15にも軸着されれている。
本実施形態の作業台1において、作業台上で作業者がハンドル7の回動操作を行うと、ネジ軸8によりナット15が昇降して押動機構9を構成するパントグラフ機構11の谷状に屈折するリンク14の谷部と、山状に屈折するリンク14の山部とが拡縮してパントグラフ機構11を屈伸させながら連結ロッド6を図の矢印方向に押し引きし(図2参照)、これによりスライダー5がロッド2a及び4に沿って進退し、パントグラフ機構3が屈伸して作業台1が昇降するようになっている。
本実施形態の作業台1によると、作業台上で作業台の昇降操作を行うことができ、またパントグラフ機構3を上述するようなネジ軸8を用いて直接屈伸させて作業台1を昇降させるのは、該作業台1や作業者の自重に抗して行う必要があり、多大な労力を要するが、連結ロッド4aや他方のリンク3bの押し引きは、リンク3bがロッド2a及び4をスライドして行われるため、スムースに容易に行え、しかも作業台1に作業者が乗って負荷がかかった状態であっても、ナット15がネジ軸8を回転させながらネジ軸8に沿って動いてパントグラフ機構11が屈伸することはなく、したがってパントグラフ機構4の屈伸によって高さ調整された作業台1はロック状態となって動くことはなく固定状態に維持される。
図1に示すパントグラフ気候は、リンク機構一組で構成されているが、複数組のリンク機構を一連に連結したものであってもよい。
また押動機構としては、図2に示すパントグラフ機構11に代え、例えばベース2に水平に軸支されるネジ軸と、ハンドル軸の回動をネジ軸に伝達する歯車機構と、前記ネジ軸に螺着され、ネジ軸の回動によりネジ軸に沿って移動し、前記連結ロッドに連結されるナットよりなる機構を用いることもできる。
前記実施形態のハンドル7は、ネジ軸8と一体に連結されているが、図3に示すようにハンドル7と一体をなす操作杆14の下端にピン12を側方に突出させて逆T形状に形成すると共に、ネジ軸8の上端より両側方にフォーク状部13を一体形成し、ピン12をフォーク状部13に上方より嵌合係止させることによりハンドル操作でネジ軸8を回動させるようにしてもよい。ネジ軸8は全体にネジが形成されていなくても、ナット15が昇降する箇所にのみネジが切られていても差し支えない。
1・・作業台
2・・ベース
3、3´・・リンク
4,11・・パントグラフ機構
5・・連結ロッド
7・・ハンドル
8・・ネジ軸
2・・ベース
3、3´・・リンク
4,11・・パントグラフ機構
5・・連結ロッド
7・・ハンドル
8・・ネジ軸
Claims (2)
- ベースと、該ベースと作業台を連結し、屈伸により作業台を昇降させるパントグラフ機構と、該パントグラフ機構を屈伸させるための屈伸機構を備え、作業台上には、前記屈伸機構を操作してパントグラフ機構を屈伸させる手動操作部材が設けられることを特徴とする作業台。
- 前記パントグラフ機構は、一対のリンクをX状に組合せて回動可能に軸着した基本構造のリンク機構により構成されてベースの両側に配置され、これら両パントグラフ機構は上端及び下端において、前記一対のリンクよりなるリンク機構のうちの一方のリンクがベース又は作業台に軸着されると共に、他方のリンクが作業台又はベースにスライド可能に連結され、また前記屈伸機構は手動操作部材の操作により回動するネジ軸と、前記ベースの両側に配置される両パントグラフ機構のスライド可能である前記他方のリンク同士を連結し、前記ネジ軸の回動により、前記他方のリンクを押し引きする押動機構を備えることを特徴とする請求項1記載の作業台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012006612U JP3180940U (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012006612U JP3180940U (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 作業台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3180940U true JP3180940U (ja) | 2013-01-17 |
Family
ID=50425212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012006612U Expired - Fee Related JP3180940U (ja) | 2012-10-31 | 2012-10-31 | 作業台 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3180940U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114184085A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-03-15 | 上海机电工程研究所 | 导弹装填于集装式发射箱层间运载平台 |
-
2012
- 2012-10-31 JP JP2012006612U patent/JP3180940U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114184085A (zh) * | 2021-11-04 | 2022-03-15 | 上海机电工程研究所 | 导弹装填于集装式发射箱层间运载平台 |
CN114184085B (zh) * | 2021-11-04 | 2024-05-14 | 上海机电工程研究所 | 导弹装填于集装式发射箱层间运载平台 |
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