JP3180429B2 - 移動電話装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば携帯形電話装
置に使用して好適な移動電話装置に関する。
置に使用して好適な移動電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるセルラー電話システムに
おける携帯形の電話機、あるいは車載の携帯形の電話機
の送信時の最大出力電力は、電源としての電池電圧の大
きさや容量等の制約から比較的小さく、セルラー電話の
低クラス、例えばクラス3タイプとして使用され、最大
出力は、例えば0.6W程度である。
おける携帯形の電話機、あるいは車載の携帯形の電話機
の送信時の最大出力電力は、電源としての電池電圧の大
きさや容量等の制約から比較的小さく、セルラー電話の
低クラス、例えばクラス3タイプとして使用され、最大
出力は、例えば0.6W程度である。
【0003】そこで、自動車内にブースターアンプを設
け、携帯形の電話機本体を、このブースターアンプに装
着して大電力の送信出力を得ることができるようにする
ことが行われている。しかし、この従来のシステムは、
ブースターアンプは車載専用タイプであり、また、携帯
形電話機本体をこのブースターアンプに接続した状態で
は、大出力タイプ例えばクラス1(最大出力3W)タイ
プとしてのみ動作するもので、送信出力クラスを選択す
ることはできなかった。
け、携帯形の電話機本体を、このブースターアンプに装
着して大電力の送信出力を得ることができるようにする
ことが行われている。しかし、この従来のシステムは、
ブースターアンプは車載専用タイプであり、また、携帯
形電話機本体をこのブースターアンプに接続した状態で
は、大出力タイプ例えばクラス1(最大出力3W)タイ
プとしてのみ動作するもので、送信出力クラスを選択す
ることはできなかった。
【0004】しかし、使用状況に応じて送信出力クラス
を選択することができれば便利であり、この観点からセ
ルラー電話の電話機本体に送信出力の選択機能を備える
ようにしたものが提供されている。
を選択することができれば便利であり、この観点からセ
ルラー電話の電話機本体に送信出力の選択機能を備える
ようにしたものが提供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セルラ
ー電話の携帯形電話機本体に送信出力の選択機能を設け
る場合には、大出力が可能なように、大型のパワーモジ
ュールその他の回路部品が必然的に追加されるため、低
クラス出力専用タイプのセルラー電話機本体に比べて、
携帯形の電話機本体が大型になってしまう。また、大出
力を選択した場合には、携帯形の電話機本体に装填し得
る小型バッテリーでは、通話可能時間が短くなってしま
う欠点がある。この発明は、以上の欠点を解消できる移
動電話装置を提供することを目的とする。
ー電話の携帯形電話機本体に送信出力の選択機能を設け
る場合には、大出力が可能なように、大型のパワーモジ
ュールその他の回路部品が必然的に追加されるため、低
クラス出力専用タイプのセルラー電話機本体に比べて、
携帯形の電話機本体が大型になってしまう。また、大出
力を選択した場合には、携帯形の電話機本体に装填し得
る小型バッテリーでは、通話可能時間が短くなってしま
う欠点がある。この発明は、以上の欠点を解消できる移
動電話装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による移動電話装置は、後述の実施例の参
照符号を対応させると、携帯形の電話機本体100とア
ダプタ200とからなり、本体100は、第1の電池4
3と、送信する高周波信号を増幅する第1の増幅手段1
3と、第1のアンテナ41と、アダプタ200が本体1
00に接続されたか否かを検出する接続検出手段42
と、 第1の増幅手段13を通った信号をアダプタ200
に供給する第1の出力端子53と、 第1の増幅手段13
を通らない信号をアダプタ200に供給する第2の出力
端子54と、 送信信号の出力端子として、第1の出力端
子53と、第2の出力端子54とのいずれか一方を選択
するための選択手段15と、 第1の出力端子53と第2
の出力端子54とのいずれを選択するかの使用者の指示
を入力するための操作手段と、 接続検出手段42の検出
出力と、前記操作手段からの操作信号とを受け、接続検
出手段42でアダプタ200の接続が検出されないとき
には、前記第1の出力端子を選択するように選択手段1
5を選択制御し、接続検出手段42でアダプタ200の
接続が検出されたときには、前記操作手段を通じた前記
使用者の指示に応じて選択手段15を選択制御する制御
手段40と、を備え、アダプタ200は、第1の電池よ
りも容量の大きい第2の電池206と、前記第1の出力
端子53からの信号を受ける第1の入力端子213と、
前記第2の出力端子54からの信号を受ける第2の入力
端子214と、 前記第2の入力端子214からの信号を
増幅する第2の増幅手段201と、第2のアンテナ20
3と、第2の増幅手段を通った信号を第2のアンテナ2
03より送信する第1の経路と、前記第1の入力端子2
13からの信号を第2の増幅手段201をバイパスして
第2のアンテナ203より送信する第2の経路と、を備
え、前記本体に対して前記アダプタが接続されたとき、
前記本体の電源電圧も前記第2の電池から供給されるこ
とを特徴とする。
め、この発明による移動電話装置は、後述の実施例の参
照符号を対応させると、携帯形の電話機本体100とア
ダプタ200とからなり、本体100は、第1の電池4
3と、送信する高周波信号を増幅する第1の増幅手段1
3と、第1のアンテナ41と、アダプタ200が本体1
00に接続されたか否かを検出する接続検出手段42
と、 第1の増幅手段13を通った信号をアダプタ200
に供給する第1の出力端子53と、 第1の増幅手段13
を通らない信号をアダプタ200に供給する第2の出力
端子54と、 送信信号の出力端子として、第1の出力端
子53と、第2の出力端子54とのいずれか一方を選択
するための選択手段15と、 第1の出力端子53と第2
の出力端子54とのいずれを選択するかの使用者の指示
を入力するための操作手段と、 接続検出手段42の検出
出力と、前記操作手段からの操作信号とを受け、接続検
出手段42でアダプタ200の接続が検出されないとき
には、前記第1の出力端子を選択するように選択手段1
5を選択制御し、接続検出手段42でアダプタ200の
接続が検出されたときには、前記操作手段を通じた前記
使用者の指示に応じて選択手段15を選択制御する制御
手段40と、を備え、アダプタ200は、第1の電池よ
りも容量の大きい第2の電池206と、前記第1の出力
端子53からの信号を受ける第1の入力端子213と、
前記第2の出力端子54からの信号を受ける第2の入力
端子214と、 前記第2の入力端子214からの信号を
増幅する第2の増幅手段201と、第2のアンテナ20
3と、第2の増幅手段を通った信号を第2のアンテナ2
03より送信する第1の経路と、前記第1の入力端子2
13からの信号を第2の増幅手段201をバイパスして
第2のアンテナ203より送信する第2の経路と、を備
え、前記本体に対して前記アダプタが接続されたとき、
前記本体の電源電圧も前記第2の電池から供給されるこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明による移動電話装置においては、本体
100にアダプタ200が接続されないときには、本体
100は小電力出力タイプとしてのみ動作する。
100にアダプタ200が接続されないときには、本体
100は小電力出力タイプとしてのみ動作する。
【0008】本体100にアダプタ200が接続された
ときにおいて、アダプタ200で第1の経路が選択され
たときには、第1の増幅手段の出力は、さらにアダプタ
200の第2の増幅手段によりブーストされ、第2のア
ンテナより送信される。つまり、移動電話装置は、大電
力出力タイプとして動作する。また、アダプタ200で
第2の経路が選択されたときには、本体100の第1の
増幅手段の出力は、ほぼそのままの出力状態でアダプタ
200の第2のアンテナから送信される。つまり、小電
力出力タイプとして動作する。この状態では、装置の電
源電圧は、アダプタ200の第2の電池から与えられ
る。この第2の電池の電圧は、第1の電池の電圧よりも
大型であるので、通話可能時間が延びる。
ときにおいて、アダプタ200で第1の経路が選択され
たときには、第1の増幅手段の出力は、さらにアダプタ
200の第2の増幅手段によりブーストされ、第2のア
ンテナより送信される。つまり、移動電話装置は、大電
力出力タイプとして動作する。また、アダプタ200で
第2の経路が選択されたときには、本体100の第1の
増幅手段の出力は、ほぼそのままの出力状態でアダプタ
200の第2のアンテナから送信される。つまり、小電
力出力タイプとして動作する。この状態では、装置の電
源電圧は、アダプタ200の第2の電池から与えられ
る。この第2の電池の電圧は、第1の電池の電圧よりも
大型であるので、通話可能時間が延びる。
【0009】
【実施例】以下、この発明による移動電話装置の一実施
例を、セルラー電話システムに適用した場合を例にとっ
て、図を参照しながら説明する。図1は、この発明によ
る移動電話装置の一実施例のブロック図である。100
は携帯形のセルラー電話機本体である。また、200は
アダプタを示し、この例では携帯形に構成されている。
図2は、本体100とアダプタ200とが接続された状
態の外観を示す図で、ユーザは、アダプタ200を本体
100に接続した状態の電話機システムを携帯形の電話
機として使用することができる。
例を、セルラー電話システムに適用した場合を例にとっ
て、図を参照しながら説明する。図1は、この発明によ
る移動電話装置の一実施例のブロック図である。100
は携帯形のセルラー電話機本体である。また、200は
アダプタを示し、この例では携帯形に構成されている。
図2は、本体100とアダプタ200とが接続された状
態の外観を示す図で、ユーザは、アダプタ200を本体
100に接続した状態の電話機システムを携帯形の電話
機として使用することができる。
【0010】図1に示すように、携帯形電話機本体10
0は、送信系10と、受信系20と、出力制御系30
と、マイコン40と、送受信アンテナ41と、アダプタ
200の接続検出回路42と、充電可能な電池43とを
備えている。接続検出回路42は、本体100をアダプ
タ200に接続したときの電源電圧の変化を検出して、
本体100がアダプタ200に接続されているか否かを
検出する。この場合、電池43の電圧V1と、後述する
アダプタ200の電池206の電圧V2とは、V2>V
1に選定されている。もっとも、V2≧V1であっても
よい。
0は、送信系10と、受信系20と、出力制御系30
と、マイコン40と、送受信アンテナ41と、アダプタ
200の接続検出回路42と、充電可能な電池43とを
備えている。接続検出回路42は、本体100をアダプ
タ200に接続したときの電源電圧の変化を検出して、
本体100がアダプタ200に接続されているか否かを
検出する。この場合、電池43の電圧V1と、後述する
アダプタ200の電池206の電圧V2とは、V2>V
1に選定されている。もっとも、V2≧V1であっても
よい。
【0011】また、51〜55はアダプタ200との接
続用のコネクタジャックで、これらのうちジャック5
1,53,55はプラグが挿入されると回路切り換えが
なされるスイッチ付きジャックの構成とされている。
続用のコネクタジャックで、これらのうちジャック5
1,53,55はプラグが挿入されると回路切り換えが
なされるスイッチ付きジャックの構成とされている。
【0012】送信系10は、送信する音声が入力される
マイクロホン11と、送信回路12と、電力増幅器13
と、送信フィルタ14と、送信出力クラス切換スイッチ
回路15とからなっている。受信系20は、受信フィル
タ21と、受信回路22、スピーカ23とからなってい
る。
マイクロホン11と、送信回路12と、電力増幅器13
と、送信フィルタ14と、送信出力クラス切換スイッチ
回路15とからなっている。受信系20は、受信フィル
タ21と、受信回路22、スピーカ23とからなってい
る。
【0013】出力制御系30は、電力増幅器13の出力
電力を検出する電力検出回路31と、出力制御回路32
とからなる。出力制御回路32は、基準電圧可変回路3
3と、比較回路34と、出力制御ドライバ35とからな
る。基準電圧可変回路33は、例えばD/Aコンバータ
単体で、あるいは複数通りの基準電圧データが記憶され
るメモリとD/Aコンバータとで構成され、マイコン4
0からの基準電圧データあるいは3ビットの選択制御信
号を受けて、複数通りの基準電圧のうちから選択された
出力基準電圧を出力する。比較回路34は、基準電圧可
変回路33からの基準電圧と電力検出回路31からの電
力検出出力とを比較し、その比較誤差電圧を出力制御ド
ライバ35に供給する。出力制御ドライバ35は、比較
回路34からの比較誤差に基づいて電力増幅器13を利
得制御する。
電力を検出する電力検出回路31と、出力制御回路32
とからなる。出力制御回路32は、基準電圧可変回路3
3と、比較回路34と、出力制御ドライバ35とからな
る。基準電圧可変回路33は、例えばD/Aコンバータ
単体で、あるいは複数通りの基準電圧データが記憶され
るメモリとD/Aコンバータとで構成され、マイコン4
0からの基準電圧データあるいは3ビットの選択制御信
号を受けて、複数通りの基準電圧のうちから選択された
出力基準電圧を出力する。比較回路34は、基準電圧可
変回路33からの基準電圧と電力検出回路31からの電
力検出出力とを比較し、その比較誤差電圧を出力制御ド
ライバ35に供給する。出力制御ドライバ35は、比較
回路34からの比較誤差に基づいて電力増幅器13を利
得制御する。
【0014】アダプタ200は、電力増幅器201と、
送信フィルタ202と、送受信アンテナ203と、電力
増幅器201の出力電力を検出する電力検出回路204
と、本体100の出力制御回路30と同様の構成の出力
制御回路205と、電池206と、充電器207とを備
えている。電池206としては、容量の大きい大型バッ
テリーが使用されている。そして、アダプタ200に
は、電話機本体100のコネクタジャック51〜55に
対応して、コネクタプラグ211〜215が設けられて
いる。
送信フィルタ202と、送受信アンテナ203と、電力
増幅器201の出力電力を検出する電力検出回路204
と、本体100の出力制御回路30と同様の構成の出力
制御回路205と、電池206と、充電器207とを備
えている。電池206としては、容量の大きい大型バッ
テリーが使用されている。そして、アダプタ200に
は、電話機本体100のコネクタジャック51〜55に
対応して、コネクタプラグ211〜215が設けられて
いる。
【0015】次に、図1の例のシステムの動作について
説明するに、先ず、携帯形電話機本体100がアダプタ
200に装着されずに、単独で使用される場合について
説明する。このとき、接続検出回路42は、電源電圧と
して電池43の電圧V1を検出し、これによりアダプタ
200が本体100に接続されていないことを検知し、
その旨を示す情報をマイコン40に供給する。マイコン
40はこれを受け、スイッチ回路15を図の状態に切り
換え、携帯形電話機本体100を、セルラー電話システ
ムの小電力出力タイプのクラス3で動作させるように制
御する。すなわち、携帯形電話機本体100は単独で
は、以下に説明するように、小電力出力タイプ専用のセ
ルラー電話機として動作するようになる。
説明するに、先ず、携帯形電話機本体100がアダプタ
200に装着されずに、単独で使用される場合について
説明する。このとき、接続検出回路42は、電源電圧と
して電池43の電圧V1を検出し、これによりアダプタ
200が本体100に接続されていないことを検知し、
その旨を示す情報をマイコン40に供給する。マイコン
40はこれを受け、スイッチ回路15を図の状態に切り
換え、携帯形電話機本体100を、セルラー電話システ
ムの小電力出力タイプのクラス3で動作させるように制
御する。すなわち、携帯形電話機本体100は単独で
は、以下に説明するように、小電力出力タイプ専用のセ
ルラー電話機として動作するようになる。
【0016】そして、送信系10においては、マイクロ
ホン11からの音声信号が送信回路12に供給されて、
送信信号にエンコードされ、高周波(RF)信号とされ
る。この送信高周波信号は、スイッチ回路15を通じて
電力増幅器13に供給されて後述するように選択された
所定の電力レベルを維持するように増幅される。この電
力増幅器13の出力送信信号は、送信フィルタ14を介
してアンテナ41から送信される。
ホン11からの音声信号が送信回路12に供給されて、
送信信号にエンコードされ、高周波(RF)信号とされ
る。この送信高周波信号は、スイッチ回路15を通じて
電力増幅器13に供給されて後述するように選択された
所定の電力レベルを維持するように増幅される。この電
力増幅器13の出力送信信号は、送信フィルタ14を介
してアンテナ41から送信される。
【0017】このとき、電力増幅器13の出力電力は電
力検出回路31において検出され、その検出出力が出力
制御回路32の比較回路34に供給されて、基準電圧可
変回路33からの基準電圧と比較される。そして、比較
回路34からの比較誤差電圧が出力制御ドライバ35に
供給され、電力検出回路31の検出出力が基準値と等し
くなるように電力増幅器13が利得制御される。すなわ
ち、電力増幅器13は、その出力電力が基準電圧に応じ
た所定値に維持されるように利得制御される。
力検出回路31において検出され、その検出出力が出力
制御回路32の比較回路34に供給されて、基準電圧可
変回路33からの基準電圧と比較される。そして、比較
回路34からの比較誤差電圧が出力制御ドライバ35に
供給され、電力検出回路31の検出出力が基準値と等し
くなるように電力増幅器13が利得制御される。すなわ
ち、電力増幅器13は、その出力電力が基準電圧に応じ
た所定値に維持されるように利得制御される。
【0018】アダプタ200が接続されずに、電話機本
体100がセルラー電話のクラス3で使用される場合に
は、基準電圧可変回路33は、マイコン40からの例え
ば選択制御信号により6通りの基準電圧を選択的に発生
するようにされる。その最大出力は、0.6Wとされ
る。
体100がセルラー電話のクラス3で使用される場合に
は、基準電圧可変回路33は、マイコン40からの例え
ば選択制御信号により6通りの基準電圧を選択的に発生
するようにされる。その最大出力は、0.6Wとされ
る。
【0019】また、受信系20においては、アンテナ4
1からの受信信号が、受信フィルタ21を介して受信回
路22に供給され、受信音声がスピーカ23により再生
される。また、受信回路52では受信信号中に含まれる
固定局からのデータがデコードされ、そのデコードデー
タがマイコン40に供給される。マイコン40は、この
デコードデータに基づいて出力電圧、すなわち、基準電
圧可変回路33から発生する基準電圧を決定する。
1からの受信信号が、受信フィルタ21を介して受信回
路22に供給され、受信音声がスピーカ23により再生
される。また、受信回路52では受信信号中に含まれる
固定局からのデータがデコードされ、そのデコードデー
タがマイコン40に供給される。マイコン40は、この
デコードデータに基づいて出力電圧、すなわち、基準電
圧可変回路33から発生する基準電圧を決定する。
【0020】次に、携帯電話機本体100をアダプタ2
00に装着して接続した場合の動作について説明する。
00に装着して接続した場合の動作について説明する。
【0021】本体100がアダプタ200に接続される
と、プラグ211がジャック51に挿入されることによ
り、システム全体の電源電圧はアダプタ200の大型の
電池206に切り替わる。そして、本体100の電池4
3は、バッテリー充電器207により充電される状態に
なる。また、ジャック53にプラグ213が挿入される
ことにより、送信フィルタ44の出力端は、アンテナ4
1から切り離されると共に、アダプタ200のアンテナ
203に接続される。さらに、ジャック55にプラグ2
15が挿入されることにより、受信フィルタ21の入力
端は、アンテナ41から切り離されると共に、アダプタ
200のアンテナ203に接続される。
と、プラグ211がジャック51に挿入されることによ
り、システム全体の電源電圧はアダプタ200の大型の
電池206に切り替わる。そして、本体100の電池4
3は、バッテリー充電器207により充電される状態に
なる。また、ジャック53にプラグ213が挿入される
ことにより、送信フィルタ44の出力端は、アンテナ4
1から切り離されると共に、アダプタ200のアンテナ
203に接続される。さらに、ジャック55にプラグ2
15が挿入されることにより、受信フィルタ21の入力
端は、アンテナ41から切り離されると共に、アダプタ
200のアンテナ203に接続される。
【0022】このとき、接続検出回路42は、アダプタ
200の電池206の電圧V2を検出して、アダプタ2
00が接続されたことを検知し、そのことを示す情報を
マイコン40に供給する。そして、このアダプタ200
が接続されている状態においては、マイコン40は、こ
れに供給されるクラス切換信号により、システム全体と
しての送信出力電力のクラスを決定する。クラス切換信
号は、例えば本体100に設けられる図示しないキー入
力により発生する。すなわち、クラス選択をユーザが行
うことができる。
200の電池206の電圧V2を検出して、アダプタ2
00が接続されたことを検知し、そのことを示す情報を
マイコン40に供給する。そして、このアダプタ200
が接続されている状態においては、マイコン40は、こ
れに供給されるクラス切換信号により、システム全体と
しての送信出力電力のクラスを決定する。クラス切換信
号は、例えば本体100に設けられる図示しないキー入
力により発生する。すなわち、クラス選択をユーザが行
うことができる。
【0023】今、例えば小電力出力クラス3が選択され
たときには、マイコン40からの切換信号によりクラス
切換スイッチ回路15は、図示の状態に切り換えられ
る。そして、送信フィルタ14からの送信信号は、アダ
プタ200のアンテナ203により送信される。また、
アンテナ203の受信信号が受信フィルタ21に供給さ
れる。その他は、本体100が単独で使用される前述の
場合と同様である。ただし、この場合、電源は、本体1
00の電池43に代わってアダプタ200の電池206
に切り換えられる。このアダプタ200の電池206は
容量の大きい大型バッテリーであるので、クラス3での
通話可能時間は、電話機本体100単独での使用よりも
延びる。
たときには、マイコン40からの切換信号によりクラス
切換スイッチ回路15は、図示の状態に切り換えられ
る。そして、送信フィルタ14からの送信信号は、アダ
プタ200のアンテナ203により送信される。また、
アンテナ203の受信信号が受信フィルタ21に供給さ
れる。その他は、本体100が単独で使用される前述の
場合と同様である。ただし、この場合、電源は、本体1
00の電池43に代わってアダプタ200の電池206
に切り換えられる。このアダプタ200の電池206は
容量の大きい大型バッテリーであるので、クラス3での
通話可能時間は、電話機本体100単独での使用よりも
延びる。
【0024】次に、大電力出力クラス1が選択されたと
きには、マイコン40からの切換信号によりクラス切換
スイッチ回路15は、図示の状態とは逆の状態に切り換
えられる。このときは、送信回路12の出力信号が電力
増幅器13及び送信フィルタをバイパスしてアダプタ2
00の電力増幅器201に入力される。そして、この電
力増幅器201の出力信号が送信フィルタ202を介し
てアンテナ203に供給され、送信される。
きには、マイコン40からの切換信号によりクラス切換
スイッチ回路15は、図示の状態とは逆の状態に切り換
えられる。このときは、送信回路12の出力信号が電力
増幅器13及び送信フィルタをバイパスしてアダプタ2
00の電力増幅器201に入力される。そして、この電
力増幅器201の出力信号が送信フィルタ202を介し
てアンテナ203に供給され、送信される。
【0025】このとき、アダプタ200においては、電
力増幅器201の出力電力が電力検出回路204で検出
され、その検出出力が出力制御回路205に供給され
る。出力制御回路205は、前述したように、本体10
0の出力制御回路32と同様の構成を有しており、電力
増幅器201の出力電力レベルを所定のレベルに維持す
る制御と、維持するレベルを複数通りに可変にする制御
とを行う。セルラー電話のクラス1の場合には、送信出
力レベルは8段階に可変制御され、その最大電力は例え
ば3Wとされる。
力増幅器201の出力電力が電力検出回路204で検出
され、その検出出力が出力制御回路205に供給され
る。出力制御回路205は、前述したように、本体10
0の出力制御回路32と同様の構成を有しており、電力
増幅器201の出力電力レベルを所定のレベルに維持す
る制御と、維持するレベルを複数通りに可変にする制御
とを行う。セルラー電話のクラス1の場合には、送信出
力レベルは8段階に可変制御され、その最大電力は例え
ば3Wとされる。
【0026】この8段階に制御するために出力制御回路
205に供給する制御信号(基準電圧可変回路の出力基
準電圧を決定する信号)は、この例では、本体100の
マイコン40から供給される。もっとも、アダプタ20
0にもマイコンを設け、このマイコンにより出力制御回
路205による送信出力レベル選択制御を行うように構
成してもよい。
205に供給する制御信号(基準電圧可変回路の出力基
準電圧を決定する信号)は、この例では、本体100の
マイコン40から供給される。もっとも、アダプタ20
0にもマイコンを設け、このマイコンにより出力制御回
路205による送信出力レベル選択制御を行うように構
成してもよい。
【0027】以上のようにして、本体100にアダプタ
200を接続した状態では、小電力出力のクラス3と大
電力出力のクラス1とを選択して使用することができ
る。そして、低クラス3で使用するときには、通話時間
を延長させることができる。
200を接続した状態では、小電力出力のクラス3と大
電力出力のクラス1とを選択して使用することができ
る。そして、低クラス3で使用するときには、通話時間
を延長させることができる。
【0028】図3は、この発明による移動電話装置の他
の実施例のブロック図である。この例では、クラス切換
スイッチをアダプタ200側に設けている。また、アダ
プタ200には、出力制御回路を設けずに出力切り換え
(クラス切り換え)を行えるように構成している。この
ように構成することにより、この例の場合には、本体1
00のマイコン40から、アダプタ200の出力制御回
路に出力レベル選択信号を供給する必要もなくなり、構
成を簡単にできるという利点が得られる。
の実施例のブロック図である。この例では、クラス切換
スイッチをアダプタ200側に設けている。また、アダ
プタ200には、出力制御回路を設けずに出力切り換え
(クラス切り換え)を行えるように構成している。この
ように構成することにより、この例の場合には、本体1
00のマイコン40から、アダプタ200の出力制御回
路に出力レベル選択信号を供給する必要もなくなり、構
成を簡単にできるという利点が得られる。
【0029】すなわち、この例においては、本体100
においては、図1の例のスイッチ回路15が存在せず、
送信回路12の出力は、電力増幅器13に直接供給され
る。そして、アダプタ200には、リニア電力増幅器2
21と送信フィルタ222が設けられる。リニア電力増
幅器221は、図示しないが簡単な帰還回路により一定
のゲインとなるように構成されている。この例の場合、
リニア電力増幅器201の利得は、フィルタ202及び
その他での減衰を含んで、例えば10dBとされてい
る。
においては、図1の例のスイッチ回路15が存在せず、
送信回路12の出力は、電力増幅器13に直接供給され
る。そして、アダプタ200には、リニア電力増幅器2
21と送信フィルタ222が設けられる。リニア電力増
幅器221は、図示しないが簡単な帰還回路により一定
のゲインとなるように構成されている。この例の場合、
リニア電力増幅器201の利得は、フィルタ202及び
その他での減衰を含んで、例えば10dBとされてい
る。
【0030】そして、リニア電力増幅器221とコネク
タプラグ213との間及びアンテナ103と送信フィル
タ222との間に、それぞれクラス切換スイッチ回路2
23及び224が設けられる。この例では、これらクラ
ス切換スイッチ223及び224の切換信号は、本体1
00のマイコン40からジャック56及びプラグ216
を介して供給されるように構成されている。
タプラグ213との間及びアンテナ103と送信フィル
タ222との間に、それぞれクラス切換スイッチ回路2
23及び224が設けられる。この例では、これらクラ
ス切換スイッチ223及び224の切換信号は、本体1
00のマイコン40からジャック56及びプラグ216
を介して供給されるように構成されている。
【0031】この例において、電話機本体100にアダ
プタ200が接続されない状態では、図1の例と同様
に、本体100はセルラー電話のクラス3の小電力出力
タイプの専用機として動作する。そして、マイコン40
及び出力制御回路32により電力増幅器13の出力レベ
ルは例えば6段階に可変されると共に、選択された出力
電力を維持するように制御される。この場合、送信フィ
ルタ44の出力レベルが、例えば27.8dBm(0.
6W),23.8dBm,19.8dBm,15.8d
Bm,11.8dBm,7.8dBmの6段階(誤差は
±2dBm)に、4dBステップで、切り換えることが
できるようにされている。以下、この6段階のレベルを
第1の出力セットという。
プタ200が接続されない状態では、図1の例と同様
に、本体100はセルラー電話のクラス3の小電力出力
タイプの専用機として動作する。そして、マイコン40
及び出力制御回路32により電力増幅器13の出力レベ
ルは例えば6段階に可変されると共に、選択された出力
電力を維持するように制御される。この場合、送信フィ
ルタ44の出力レベルが、例えば27.8dBm(0.
6W),23.8dBm,19.8dBm,15.8d
Bm,11.8dBm,7.8dBmの6段階(誤差は
±2dBm)に、4dBステップで、切り換えることが
できるようにされている。以下、この6段階のレベルを
第1の出力セットという。
【0032】次に、携帯形電話機本体100をアダプタ
200に装着して接続した場合の動作について説明す
る。本体100にアダプタ200が接続されたときに
は、電源の電池が本体100の電池43からアダプタ2
00の電池206に切り換えられ、電池43は充電器2
07により充電される。また、接続検出回路42により
本体100にアダプタ200が接続されたことが検出さ
れ、その検出出力がマイコン40に供給される。
200に装着して接続した場合の動作について説明す
る。本体100にアダプタ200が接続されたときに
は、電源の電池が本体100の電池43からアダプタ2
00の電池206に切り換えられ、電池43は充電器2
07により充電される。また、接続検出回路42により
本体100にアダプタ200が接続されたことが検出さ
れ、その検出出力がマイコン40に供給される。
【0033】マイコン40は、アダプタ200が接続さ
れていることを検出している状態においては、クラス切
換信号を取り込んで、クラス切換状態をチェックする。
れていることを検出している状態においては、クラス切
換信号を取り込んで、クラス切換状態をチェックする。
【0034】そして、クラス切換信号が小電力出力のク
ラス3を選択することを示す状態のときは、マイコン4
0は、本体100の電力増幅器13を、本体100単独
で使用するときと同様に制御する。これと共に、マイコ
ン40は、アダプタ200のスイッチ回路223及び2
24に切換信号を供給し、これらスイッチ回路223及
び224を図示とは逆の状態に切り換える。このとき、
本体100の送信フィルタ14の出力は、アンテナ41
が送信系10から切り離されているので、アダプタ20
0にそのまま供給されるが、アダプタ200において
は、リニア電力増幅器221及び222をバイパスして
アンテナ203に供給される。こうして、アダプタ20
0を接続した状態で、クラス3タイプでシステムは動作
し、電源電池がアダプタ200の大容量の電池206に
切り換えられることにより、本体100の単独使用の場
合よりも長時間の通話が可能となる。
ラス3を選択することを示す状態のときは、マイコン4
0は、本体100の電力増幅器13を、本体100単独
で使用するときと同様に制御する。これと共に、マイコ
ン40は、アダプタ200のスイッチ回路223及び2
24に切換信号を供給し、これらスイッチ回路223及
び224を図示とは逆の状態に切り換える。このとき、
本体100の送信フィルタ14の出力は、アンテナ41
が送信系10から切り離されているので、アダプタ20
0にそのまま供給されるが、アダプタ200において
は、リニア電力増幅器221及び222をバイパスして
アンテナ203に供給される。こうして、アダプタ20
0を接続した状態で、クラス3タイプでシステムは動作
し、電源電池がアダプタ200の大容量の電池206に
切り換えられることにより、本体100の単独使用の場
合よりも長時間の通話が可能となる。
【0035】次に、クラス切換信号が大電力出力のクラ
ス1を選択することを示す状態のときは、本体100の
マイコン40からの切換信号によりアダプタ200のス
イッチ回路223及び224は図示の状態に切り換えら
れる。そして、このとき、本体の電力増幅器13は、出
力制御回路32及びマイコン40により制御されて、ク
ラス1としての8段階に可変制御される。この例の場
合、システムは、送信出力電力が4dBmステップで、
最大3W(34.8dBm)まで、8段階に切り換えら
れるようにされている。
ス1を選択することを示す状態のときは、本体100の
マイコン40からの切換信号によりアダプタ200のス
イッチ回路223及び224は図示の状態に切り換えら
れる。そして、このとき、本体の電力増幅器13は、出
力制御回路32及びマイコン40により制御されて、ク
ラス1としての8段階に可変制御される。この例の場
合、システムは、送信出力電力が4dBmステップで、
最大3W(34.8dBm)まで、8段階に切り換えら
れるようにされている。
【0036】この場合、送信フィルタ222、その他で
の減衰を含めて、前述したようにリニア電力増幅器22
1のゲインを10dBとすると、本体100の電力増幅
器13は、出力制御回路32により、送信フィルタ44
の出力レベルが、24.8dBm,20.8dBm,1
6.8dBm,12.8dBm,8.8dBm,4.8
dBm,0.4dBm,−3.6dBmの8段階(誤差
は±2dBm)に、4dBステップで、切り換えること
ができるように制御される。以下、この8段階のレベル
(システムの送信出力レベルは、34.8dBm,3
0.8dBm,26.8dBm,22.8dBm,1
8.8dBm,14.8dBm,10.4dBm,6.
8dBm)を第2の出力セットという。
の減衰を含めて、前述したようにリニア電力増幅器22
1のゲインを10dBとすると、本体100の電力増幅
器13は、出力制御回路32により、送信フィルタ44
の出力レベルが、24.8dBm,20.8dBm,1
6.8dBm,12.8dBm,8.8dBm,4.8
dBm,0.4dBm,−3.6dBmの8段階(誤差
は±2dBm)に、4dBステップで、切り換えること
ができるように制御される。以下、この8段階のレベル
(システムの送信出力レベルは、34.8dBm,3
0.8dBm,26.8dBm,22.8dBm,1
8.8dBm,14.8dBm,10.4dBm,6.
8dBm)を第2の出力セットという。
【0037】この図3の例においては、クラス1で動作
させる場合に、本体100の送信フィルタ14の出力レ
ベル(電力増幅器13の出力レベル)が、前述したよう
に、第2の出力セットの出力レベルの低いレベルのとき
には、当該電力増幅器13の入力レベルより低くなり、
制御が難しくなることを改善することを目的の1つとし
ている。
させる場合に、本体100の送信フィルタ14の出力レ
ベル(電力増幅器13の出力レベル)が、前述したよう
に、第2の出力セットの出力レベルの低いレベルのとき
には、当該電力増幅器13の入力レベルより低くなり、
制御が難しくなることを改善することを目的の1つとし
ている。
【0038】この目的のため、スイッチ回路221及び
222は、システムがクラス1機として動作する本体1
00とアダプタ200が接続された状態において、送信
出力レベルが第2の出力セットの大きい方の4段階のレ
ベルのときには、図示の状態に、第2の出力セットのそ
れ以下の4段階のレベルのときには図示の状態とは逆の
状態に、マイコン40からの切換信号により、それぞれ
切り換えられる。
222は、システムがクラス1機として動作する本体1
00とアダプタ200が接続された状態において、送信
出力レベルが第2の出力セットの大きい方の4段階のレ
ベルのときには、図示の状態に、第2の出力セットのそ
れ以下の4段階のレベルのときには図示の状態とは逆の
状態に、マイコン40からの切換信号により、それぞれ
切り換えられる。
【0039】すなわち、この例の場合、第2の出力セッ
トの大きな4レベル、つまり送信フィルタ14の出力レ
ベルを、24.8dBm,20.8dBm,16.8d
Bm,12.8dBm(システムの送信出力レベルは、
34.8dBm,30.8dBm,26.8dBm,2
2.8dBm)とすべきときには、スイッチ回路223
及び224は図示の状態に切り換えられて、送信信号
は、リニア電力増幅器221及び送信フィルタ222を
通じてアンテナ203に供給されて送出される。そし
て、電力増幅器13が出力制御回路32によりその選択
された出力レベルを維持するように制御される。
トの大きな4レベル、つまり送信フィルタ14の出力レ
ベルを、24.8dBm,20.8dBm,16.8d
Bm,12.8dBm(システムの送信出力レベルは、
34.8dBm,30.8dBm,26.8dBm,2
2.8dBm)とすべきときには、スイッチ回路223
及び224は図示の状態に切り換えられて、送信信号
は、リニア電力増幅器221及び送信フィルタ222を
通じてアンテナ203に供給されて送出される。そし
て、電力増幅器13が出力制御回路32によりその選択
された出力レベルを維持するように制御される。
【0040】送信出力レベルを第2の出力セットのそれ
以下の4種の出力レベルとする場合には、スイッチ回路
223及び224は、マイコン40からの切換信号によ
り図示の状態とは逆の状態に切り換えられる。そして、
マイコン40は、送信フィルタ14の出力レベルが第1
の出力セットの低いレベル19.8dBm,15.8d
Bm,11.8dBm,7.8dBmとなるように出力
制御回路32により電力増幅器13を制御するようにす
る。
以下の4種の出力レベルとする場合には、スイッチ回路
223及び224は、マイコン40からの切換信号によ
り図示の状態とは逆の状態に切り換えられる。そして、
マイコン40は、送信フィルタ14の出力レベルが第1
の出力セットの低いレベル19.8dBm,15.8d
Bm,11.8dBm,7.8dBmとなるように出力
制御回路32により電力増幅器13を制御するようにす
る。
【0041】この場合、リニア電力増幅器221とフィ
ルタ222をバイパスしたときのアダプタ200での減
衰量は約1dBと見込まれるので、アダプタ200のア
ンテナ203の送信信号の出力レベルは、上記レベルよ
り1dB低い18.8dBm,14.8dBm,10.
8dBm,6.8dBmとなる。したがって、システム
では、クラス1機の8段階の出力選択制御及びその出力
維持制御が行われるものである。
ルタ222をバイパスしたときのアダプタ200での減
衰量は約1dBと見込まれるので、アダプタ200のア
ンテナ203の送信信号の出力レベルは、上記レベルよ
り1dB低い18.8dBm,14.8dBm,10.
8dBm,6.8dBmとなる。したがって、システム
では、クラス1機の8段階の出力選択制御及びその出力
維持制御が行われるものである。
【0042】以上説明したようにして、この例において
は、アダプタ200を接続することにより、小電力出力
と、大電力出力とにクラス選択することができ、出力可
変段数を第1の出力セットから第2の出力セットに変更
することができる。そして、この例においては、アダプ
タ200側には出力制御回路を設けずに、出力可変とす
ることが可能、かつ、その選択された出力を維持するこ
とが可能であり、マイコン40から選択制御信号をアダ
プタ200側に転送する必要がない。したがって、簡単
な構成で、かつ安価な電力増幅回路を実現することがで
きる。
は、アダプタ200を接続することにより、小電力出力
と、大電力出力とにクラス選択することができ、出力可
変段数を第1の出力セットから第2の出力セットに変更
することができる。そして、この例においては、アダプ
タ200側には出力制御回路を設けずに、出力可変とす
ることが可能、かつ、その選択された出力を維持するこ
とが可能であり、マイコン40から選択制御信号をアダ
プタ200側に転送する必要がない。したがって、簡単
な構成で、かつ安価な電力増幅回路を実現することがで
きる。
【0043】この場合、アダプタ200の電力増幅器2
21はリニア電力増幅器であるので、本体100の電力
増幅器13と出力制御系30とによる可変出力制御及び
出力維持制御を4dBステップで容易に行うことができ
る。電力増幅器としては、設計の容易さ等から、一般に
はノンリニア増幅器が使用されるが、アダプタ200の
電力増幅器201が、もしもノンリニア増幅器で構成さ
れている場合には、本体100の電力増幅器13と出力
制御系30により、システム全体として可変出力制御及
び出力維持制御を行おうとする場合に、その非直線のゲ
イン対出力特性の部分では、出力可変制御及び出力維持
制御をその非直線性を考慮して行わなければならず、非
常に複雑な制御が必要となる。また、出力レベルが低レ
ベルのときの非直線特性部分では、出力維持制御は非常
に不安定になる。この点、この発明においては、アダプ
タ200の電力増幅器201として、リニア電力増幅器
を用いたので、ゲイン対出力特性は直線であり、可変出
力制御及び出力維持制御を容易に行うことができると共
に、低レベルの出力レベルにおいても安定に動作するも
のである。
21はリニア電力増幅器であるので、本体100の電力
増幅器13と出力制御系30とによる可変出力制御及び
出力維持制御を4dBステップで容易に行うことができ
る。電力増幅器としては、設計の容易さ等から、一般に
はノンリニア増幅器が使用されるが、アダプタ200の
電力増幅器201が、もしもノンリニア増幅器で構成さ
れている場合には、本体100の電力増幅器13と出力
制御系30により、システム全体として可変出力制御及
び出力維持制御を行おうとする場合に、その非直線のゲ
イン対出力特性の部分では、出力可変制御及び出力維持
制御をその非直線性を考慮して行わなければならず、非
常に複雑な制御が必要となる。また、出力レベルが低レ
ベルのときの非直線特性部分では、出力維持制御は非常
に不安定になる。この点、この発明においては、アダプ
タ200の電力増幅器201として、リニア電力増幅器
を用いたので、ゲイン対出力特性は直線であり、可変出
力制御及び出力維持制御を容易に行うことができると共
に、低レベルの出力レベルにおいても安定に動作するも
のである。
【0044】なお、この図3の例においても、図1の例
と同様にアダプタ200側に出力制御系を設けると共
に、電力増幅器221をノンリニアアンプで構成し、出
力維持制御及び出力可変制御を行うようにしてもよい。
と同様にアダプタ200側に出力制御系を設けると共
に、電力増幅器221をノンリニアアンプで構成し、出
力維持制御及び出力可変制御を行うようにしてもよい。
【0045】また、以上の例では、クラス切り換えは、
クラス1とクラス3の2クラス間で行うようにしたが、
クラス1、クラス2、クラス3のように、3クラス以上
の間で切り換えるようにすることもできる。また、アダ
プタ200は、ポータブルに形成したが、自動車に簡単
なアダプタを設置することにより、アダプタ200を車
載型に使用することができる。すなわち、この発明によ
る移動電話装置を自動車電話として使用することができ
る。
クラス1とクラス3の2クラス間で行うようにしたが、
クラス1、クラス2、クラス3のように、3クラス以上
の間で切り換えるようにすることもできる。また、アダ
プタ200は、ポータブルに形成したが、自動車に簡単
なアダプタを設置することにより、アダプタ200を車
載型に使用することができる。すなわち、この発明によ
る移動電話装置を自動車電話として使用することができ
る。
【0046】なお、この発明は、セルラー電話システム
に限らず、その他種々の移動電話システムに適用するこ
とができる。
に限らず、その他種々の移動電話システムに適用するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯形の電話機本体は、小電力出力タイプ専用とす
ることができるので、電話機本体を小形化できる。そし
て、アダプタを用いる場合には、出力電力をクラス選択
することができ、大電力出力タイプの装置とすることが
できる。しかも、小電力出力タイプとして使用する場合
にも、アダプタ側に設けた大容量の電池によりシステム
を動作させるので、通話可能時間を延長させることがで
きる。
ば、携帯形の電話機本体は、小電力出力タイプ専用とす
ることができるので、電話機本体を小形化できる。そし
て、アダプタを用いる場合には、出力電力をクラス選択
することができ、大電力出力タイプの装置とすることが
できる。しかも、小電力出力タイプとして使用する場合
にも、アダプタ側に設けた大容量の電池によりシステム
を動作させるので、通話可能時間を延長させることがで
きる。
【0048】また、アダプタを携帯形とした場合には、
小電力出力タイプの携帯形の電話機本体を、基地局の送
受信エリアの周縁などの基地局の受信感度のよくない場
所で使用する場合、この携帯形のアダプタを電話機本体
に装着して大電力出力タイプとして動作させることがで
き、緊急時等を含め、その使用効果は大きい。
小電力出力タイプの携帯形の電話機本体を、基地局の送
受信エリアの周縁などの基地局の受信感度のよくない場
所で使用する場合、この携帯形のアダプタを電話機本体
に装着して大電力出力タイプとして動作させることがで
き、緊急時等を含め、その使用効果は大きい。
【図1】この発明による移動電話装置の一実施例のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】この発明による移動電話装置の外観の例を示す
図である。
図である。
【図3】この発明による移動電話装置の他の実施例のブ
ロック図である。
ロック図である。
100 携帯形電話機本体 200 アダプタ 12 送信回路 13 第1の電力増幅器 15 クラス切換スイッチ回路 31 電力検出回路 32 出力制御回路 40 マイコン 41 アンテナ 42 接続検出回路 43 電池 201 電力増幅器 203 アンテナ 206 大容量の電池 221 リニア電力増幅器 223,224 クラス切換スイッチ回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04M 1/00 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (2)
- 【請求項1】携帯形の電話機本体とアダプタとからな
り、 前記本体は、 第1の電池と、 送信する高周波信号を増幅する第1の増幅手段と、 第1のアンテナと、前記アダプタが前記本体に接続されたか否かを検出する
接続検出手段と、 前記第1の増幅手段を通った信号を前記アダプタに供給
する第1の出力端子と、 前記第1の増幅手段を通らない信号を前記アダプタに供
給する第2の出力端子と、 送信信号の出力端子として、前記第1の出力端子と、前
記第2の出力端子とのいずれか一方を選択するための選
択手段と、 前記第1の出力端子と前記第2の出力端子とのいずれを
選択するかの使用者の指示を入力するための操作手段
と、 前記接続検出手段の検出出力と、前記操作手段からの操
作信号とを受け、前記接続検出手段で前記アダプタの接
続が検出されないときには、前記第1の出力端子を選択
するように前記選択手段を選択制御し、前記接続検出手
段で前記アダプタの接続が検出されたときには、前記操
作手段を通じた前記使用者の指示に応じて前記選択手段
を選択制御する制御手段と、 を備え、 前記アダプタは、 前記第1の電池よりも容量の大きい第2の電池と、前記第1の出力端子からの信号を受ける第1の入力端子
と、 前記第2の出力端子からの信号を受ける第2の入力端子
と、 前記第2の入力端子からの 信号を増幅する第2の増幅手
段と、 第2のアンテナと、 前記第2の増幅手段を通った信号を前記第2のアンテナ
より送信する第1の経路と、前記第1の入力端子からの 信号を前記第2の増幅手段を
バイパスして前記第2のアンテナより送信する第2の経
路と、 を備え、 前記本体に対して前記アダプタが接続されたとき、前記
本体の電源電圧も前記第2の電池から供給されることを
特徴とする移動電話装置。 - 【請求項2】携帯形の電話機本体とアダプタとからな
り、 前記本体は、 第1の電池と、 送信する高周波信号を増幅する第1の増幅手段と、 第1のアンテナと、 前記アダプタが前記本体に接続されたか否かを検出する
接続検出手段と、 前記第1の増幅手段を通った信号を前記アダプタに供給
する第1の出力端子と、 使用者の指示を入力するための操作手段と、 前記接続検出手段の検出出力と、前記操作手段からの操
作信号とを受けて制御信号を発生する制御手段と、 前記制御手段からの制御信号を前記アダプタに出力する
第2の出力端子と、 を備え、 前記アダプタは、 前記第1の電池よりも容量の大きい第2の電池と、 前記第1の出力端子からの信号を受ける第1の入力端子
と、 前記第2の出力端子からの制御信号を受ける第2の入力
端子と、 前記第1の入力端子からの信号を増幅する第2の増幅手
段と、 第2のアンテナと、 前記第1の増幅手段をバイパスして前記第1の入力端子
からの信号を前記第2のアンテナより送信する第1の経
路と、前記第2の増幅手段を通った信号を前記第2のア
ンテナより送信する第2の経路とのいずれか一方の経路
を、前記第2の入力端子からの制御信号に基づいて選択
する選択手段と、 を備え、 前記本体に対して前記アダプタが接続されたとき、前記
本体の電源電圧も前記第2の電池から供給されると共
に、前記制御手段は、前記接続検出手段で前記アダプタ
の接続が検出されたときには、前記操作手段を通じた前
記第1の経路と前記第2の経路のいずれを選択するかの
使用者の指示に応じた制御信号を前記第2の出力端子か
ら前記アダプタの前記第2の入力端子に供給することを
特徴とする移動電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9380992A JP3180429B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 移動電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9380992A JP3180429B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 移動電話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05268140A JPH05268140A (ja) | 1993-10-15 |
JP3180429B2 true JP3180429B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=14092736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9380992A Expired - Fee Related JP3180429B2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 移動電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3180429B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5053414B2 (ja) * | 2010-05-13 | 2012-10-17 | 株式会社バッファロー | 無線通信装置および無線通信装置の制御方法 |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP9380992A patent/JP3180429B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05268140A (ja) | 1993-10-15 |
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