JP3180248U - 可動式ｌｅｄライト及び赤色点滅灯・緊急警報器一体型杖 - Google Patents

Abstract

【課題】杖の補助を必要とする使用者に対して、近年増加の傾向にある交通事故や、事件を未然に防ぐために、交通安全や防犯の為のライト及び緊急警報器を取り付けることで使用者の安全に配慮する杖を提供する。
【解決手段】グリップ部分前面に可動式ＬＥＤライト５、グリップと杖の接続部の上部に全方向を照らす赤色点滅灯５、緊急警報を鳴らすための緊急警報器発信用スピーカー２と緊急警報器発声ボタン６を備えたことを特徴とし、グリップにボタンを集約することで操作は簡易化され、利便性が向上する。
【選択図】図１

Description

本考案は、杖の補助を必要とする使用者に対して、近年増加の傾向にある交通事故や、事件を未然に防ぐために、交通安全や防犯の為のライト及び緊急警報器を取り付けることで使用者の安全に配慮する杖に関したものである。

杖を必要とする高齢者や身体障害者の歩行に際して、夜間歩行の安全及び車や自転車等からの視認性を備えた杖は多数考案されているが、近年では昼夜を問わず事件・事故に巻き込まれるケースは増え続けている。また、バリアフリー化が進んでいない我が国においては、舗装されている道路であっても段差があるなど、杖を必要とする使用者にとって危険が多数潜在している。

従来型のライト付き杖については、前方を照らすことはできても、足下を照らすことや、赤色点滅灯で全方向に使用者の存在を知らせることは困難である。緊急警報器についても、別途防犯ブザーなどを所持している場合もあるが、身体から離れているケースが多く、緊急警報を鳴らして危険を知らせたい時にタイムラグが発生しやすい。

上記目的を達成するために、グリップ前方に可動式のＬＥＤライトを取り付けることにより、一方向だけでなく足下など照射範囲を広げ、杖との接続部の上部に全方向を照らす赤色点滅灯を取り付けることで、前後左右に使用者の存在を知らせることが可能となる。
ＬＥＤライトおよび赤色点滅灯の点灯・消灯はグリップ上部のボタン操作にて行う。ライトの可動は手動で行う。さらにグリップ内部に緊急警報器を取り付ける。警報の誤作動を避けるために、警報器の発声はグリップ左側面にあるボタン操作で行う。

本考案のライト・緊急警報器一体型の杖は、全ての機能をグリップに集めることで、使用者の操作を簡素化し、高齢者や身体障害者にとって使いやすい形態とする。

以下添付図面に従って実施例を説明する。図面１は杖のグリップ部分の左側面図である。通常のライト付き杖は、一方向しか照らすことができず、足下を照らすことが困難で、かつ、使用者の存在を全方向に知らせることができない。増加する犯罪から身を守る為に防犯ブザーを別途持ち歩くケースも増加しているが、危険を周囲に知らせたくとも別動作が必要になるため、タイムラグが発生しやすい。本機はライト・緊急警報器をグリップ部分に集約し、ボタン操作で使用者の操作を簡単簡潔にし、全方向を照らす赤色点滅灯をグリップと杖の接続部の上部に設置することにより、周囲に使用者の存在を容易に知らせることが可能となる。

グリップ左側面図

１ ＬＥＤライト及び赤色点滅灯点灯・消灯ボタン
２ 緊急警報器発信用スピーカー
３ ＬＥＤライト
４ ライト可動範囲（４５度）
５ 赤色灯
６ 緊急警報器発声ボタン

Claims (1)

1. グリップ部分前面に可動式ＬＥＤライト、グリップと杖の接続部の上部に全方向を照らす赤色点滅灯をつけることにより、前後左右に使用者の存在を周知させることで未然に事故を防ぎ、また、緊急警報を鳴らすことにより、使用者に迫った危険を周囲に知らせることができる杖。