JP3180074U - Pldd用レーザーファイバー - Google Patents

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Abstract

【課題】効果的にレーザー光を拡散させることによって、より効率的に対象部位にエネルギー伝達することが可能なPLDD用レーザーファイバーの提供。
【解決手段】対象部位にレーザー光を照射して治療を行うためのPLDD用レーザーファイバーである。PLDD用レーザーファイバー1は、曲面で構成された先端部2を有し、先端部2には粉体5が付着されている。先端部2は、半球状の曲面で構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、椎間板ヘルニア等の対象部位にレーザー光を照射して治療を行うためのPLDD用レーザーファイバーに関する。
椎間板ヘルニアの治療方法として、対象部位である髄核に対してレーザー光を照射し、髄核の減圧を行う経皮的髄核減圧術(PLDD:Percutaneous Laser Disc Decompression)が知られている。PLDD法とは、簡単に説明すると、ニードル部材を髄核内に穿刺し、そのニードル部材内にレーザーファイバー(光ファイバー)を挿入した状態で、該レーザーファイバー先端からレーザー光を髄核に照射して髄核の蒸散を行わせ、発生したガスを体外に放出させることにより、患者の腰部における疼痛を取り除くものである。
レーザー光は直進性があるため、対象部位である髄核に対してレーザー光を照射したときに、ターゲットである髄核を超えて椎間板の外にまで広がろうとする。しかし、レーザー光を椎間板の内部に留めるためにレーザー光のエネルギーを弱くすると髄核を蒸散させることが困難となる。このため、図5に示す従来の例では、レーザーファイバー101の先端付近におけるクラッドを除去して円柱状に加工することにより、先端面102だけでなく周面103からもレーザー光が出射するように構成している。かかる構成により、レーザー光のエネルギーの一部を周面から出射させて、レーザー光を対象部位に効率的に照射しようとしている。
また、光ファイバの先端部表面にレーザー光を吸収する粉体を付着させて、レーザー光の一部を側方に出射させるレーザー導光体の処理方法が特許文献1に開示されている。
特許第3415284号公報
しかし、近年のPLDD法治療の発達の中で、更に効率良くレーザー光を拡散させて対象部位に照射させるレーザーファイバーが求められていた。
そこで本考案は、効果的にレーザー光を拡散させることによって、より効率的に対象部位にエネルギー伝達することが可能なPLDD用レーザーファイバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、対象部位にレーザー光を照射して治療を行うためのPLDD用レーザーファイバーであって、曲面で構成された先端部を有し、該先端部には粉体が付着されているPLDD用レーザーファイバーを提供している。ここで、前記先端部は、半球状の曲面で構成されているのが好ましい。また、前記粉体は、光吸収性粉体であるのが好ましい。
請求項1記載のPLDD用レーザーファイバーによれば、曲面で構成された先端部を有し、先端部には粉体が付着されているため、レーザー光の一部が粉体に当たることにより拡散され、また、半球面を通過する際にもレーザー光が拡散される。従って、従来のレーザーファイバーと比較して、より広く拡散されたレーザー光を出射することができる。更に、先端部が曲面で加工されているため、治療の際にスムーズに挿入することができ、従って破損のおそれも小さい。
請求項2記載のPLDD用レーザーファイバーによれば、前記先端部は、半球状の曲面で構成されているため、レーザー光が効率的に拡散される。先端部が球面で加工されているため、治療の際によりスムーズに挿入することができる。
請求項3記載のPLDD用レーザーファイバーによれば、前記粉体は、光吸収性粉体であるため、粉体に入射したレーザー光がより効率的に拡散される。
本考案の実施形態によるPLDD用レーザーファイバーを示す図。 本実施形態によるPLDD用レーザーファイバーを用いて、対象部位の治療を行っている様子を示す説明図。 変形例によるPLDD用レーザーファイバーを示す図。 別の変形例によるPLDD用レーザーファイバーを示す図。 従来のPLDD用レーザーファイバーを示す図。
本考案の実施形態によるPLDD用レーザーファイバーについて図1及び2に基づき説明する。
図1は、本実施形態によるPLDD用レーザーファイバー1を示す。レーザーファイバー1の先端部分のうち領域R1では、クラッドを除去してコアを露出させる表面処理がなされている。その他の領域R2ではクラッドが存在するため、基本的に光は出射されない。また、最先端部2が半球状(ドーム状)に加工されている。更に、最先端部2を含む領域R1には、カーボン等のレーザー光を吸収する粉体(光吸収性粉体)5が付着されている。
かかるレーザーファイバー1の作用効果について説明する。レーザー光は直進性を有するが、領域R1には粉体が付着されているため、粉体に当たったレーザー光の一部の進路が変えられ、結果としてレーザー光が拡散される。また、最先端部2から出射するレーザー光は、半球面を通過する際に屈折され、進路が変更される。従って、ここでもレーザー光が拡散される。従って、従来のレーザーファイバー101と比較して、より広く拡散されたレーザー光を出射することができる。なお、図1,5中の矢印は、レーザー光の進路を模式的に示すものである。
更に、本実施形態によるPLDD用レーザーファイバー1は、最先端部2が半球状即ち曲面で加工されているため、治療の際、後述のニードル部材70に挿入する際にスムーズに挿入することができ、従って破損のおそれも小さい。また、対象部位内でレーザーファイバー1を動かすときも、引っ掛かる部分が少ないので、動きがスムーズとなり、破損のおそれも小さい。
図2は、PLDD用レーザーファイバー1の使用状態を示す。処置手術方法としては、まずMRI等により対象の椎間板を把握し、ニードル部材70に対してドリル部材(図示せず)を挿入した状態で、体外から両者を椎間板の髄核80内に穿刺する。そして、ニードル部材70を体内に残して、ドリル部材のみを抜き取る。
その後、代わりに、レーザーファイバー保持具90を取り付けたレーザーファイバー1をニードル部材70に挿入する。このとき、レーザーファイバー保持具90の先端部がニードル部材70の把持部71の後端と当接することにより、位置決めがなされる。この状態で、ニードル部材70の先端からレーザーファイバー1の先端部(図1の領域R1を含む部分)が突出する。このような状態で、レーザー光の照射が行われ、髄核80を蒸散させることにより、椎間板ヘルニアの治癒手術が行われる。
本考案によるPLDD用レーザーファイバーは上述した実施形態に限定されず、請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
図3は、変形例によるPLDD用レーザーファイバー11を示す。PLDD用レーザーファイバー11では、最先端部12のうち角部13が丸みを帯びるように加工されている。
図4は、別の変形例によるPLDD用レーザーファイバー21を示す。PLDD用レーザーファイバー21では、最先端部22が略円錐状(ペンシル状)となるように加工されている。ここで、円錐の頂部は、丸みを帯びるように加工されている。
図3,4に示す変形例においても、図5の例と比べて、よりレーザー光が拡散するという効果、及び、引っ掛かる部分が少ないので動きがスムーズとなり破損のおそれも小さいという効果を有する。
当然のことながら、図1,3,4以外の形状も考えられる。レーザー光の拡散の度合、動きのスムーズさ、加工の容易さ等を考慮して、適切な形状が決定される。
また、図1の実施形態では、領域R1の略全体にわたって粉体が付着されているが、領域R1の一部(例えば最先端部2に近い部分)にのみ粉体を付着してもよい。
また、図1の領域R1に付着させる粉体の密度について、必ずしも均一である必要はない。例えば、必要に応じて、先端に近い部分の粉体密度を高くしたり低くしたりしてもよい。
1,11,21 PLDD用レーザーファイバー、 2,12,22 最先端部、
5 粉体、 13 角部、 70 ニードル部材、 71 把持部、 80 髄核、
90 レーザーファイバー保持具。

Claims (3)

  1. 対象部位にレーザー光を照射して治療を行うためのPLDD用レーザーファイバーであって、
    曲面で構成された先端部を有し、
    該先端部には粉体が付着されていることを特徴とするPLDD用レーザーファイバー。
  2. 前記先端部は、半球状の曲面で構成されていることを特徴とする請求項1記載のPLDD用レーザーファイバー。
  3. 前記粉体は、光吸収性粉体であることを特徴とする請求項1又は2記載のPLDD用レーザーファイバー。
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JPH0332660A (ja) * 1989-06-30 1991-02-13 S L T Japan:Kk レーザ導光プローブ
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