JP3179351U - 枕用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】睡眠時における枕と頭部との間での通気性、頭部への圧迫性の低減等によって快適な睡眠が得られるようにし、また汎用の枕のみならず使用者において従前から使用している枕自体にもそのまま適用でき、濡れタオルなどで頭部を冷やす場合などで枕を濡らさずに済む枕用シートを提供する。
【解決手段】枕の上面に敷く所定肉厚のシート状のカバー本体1と、このカバー本体1の上面に配列形成した多数の通気突起2とを備えて成る。通気突起2は、裁頭錐体状に形成し、カバー本体1上に相互間に所定間隔を設定して分散させて配列形成する。また、カバー本体1、通気突起2は、可撓性ある合成樹脂材によって一体状に形成する。
【選択図】図1
【解決手段】枕の上面に敷く所定肉厚のシート状のカバー本体1と、このカバー本体1の上面に配列形成した多数の通気突起2とを備えて成る。通気突起2は、裁頭錐体状に形成し、カバー本体1上に相互間に所定間隔を設定して分散させて配列形成する。また、カバー本体1、通気突起2は、可撓性ある合成樹脂材によって一体状に形成する。
【選択図】図1
Description
この考案は、睡眠時に枕と頭部との間に介在されるように枕上に載せて使用することで快適な眠りが得られるようにした枕用シートに関する。
従来から、睡眠時に快適な眠りが得られるように枕自体が通気性を備えているようにしたり、頭部あるいは頸部等における経絡・ツボなどを刺激するようにしたりした各種の枕が提案されている。例えば特許文献1に示されるような枕であり、特許文献2に示されるような枕である。そして、特許文献1の枕は、クッション体を包み込むカバー部材を、一対の編地相互を連結繊維で連結することで形成した2枚の三次元立体編物を重ねて周囲を縁取りカバーで覆って縫着して成る構造とし、前記クッション体は通気孔が形成されている高反発クッション、三次元立体編物から成る通気クッションにて形成されるとする。また、特許文献2の枕は、全体形状がやや扁平な略瓢箪形に構成した枕本体のくびれ部の表面に、マイナスイオンを発生するシリコン樹脂製の略山形の複数の弾性突起体を配設して成るとする。
特許文献1の枕によると、通気性を図るためにクッション体に通気孔を形成し、またその周囲は三次元立体編物にて覆うとするから、枕自体そのものが構造的に複雑であり、例えば現在使用中の個々人の睡眠に合わせられている好みの枕があっても、それの交換が必要となり、交換すると場合によっては合わなくなることで従前と同様な好みにあった枕による睡眠が得られないこともある。また、特許文献2の枕によると、マイナスイオンによるα波による脳波へのリラックス感が得られるとしても、睡眠時に枕本体のくびれ部内に頭部が沈み込むようになると、頭部周囲における通気性が劣ることになり、快適な睡眠が得られないことにもなる。
そこでこの考案は上述したような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的は睡眠時における枕と頭部との間での通気性、頭部への圧迫性の軽減等によって快適な睡眠が得られるようにし、また汎用の枕のみならず使用者において従前から使用している枕自体にもそのまま適用できるばかりでなく、濡れタオルなどで頭部を冷やす場合などで枕を濡らさずに済みようにした枕用シートを提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、後述する考案を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、枕Pの上面に敷かれる所定肉厚のシート状のカバー本体1と、このカバー本体1の上面に配列形成した多数の通気突起2とを備えて成ることを特徴とする。
通気突起2は、裁頭錐体状に形成されていて、カバー本体1上に相互間に所定間隔を設定して分散させて配列形成して構成することができる。
カバー本体1、通気突起2は、可撓性ある合成樹脂材によって一体状に形成することができる。
通気突起2は、裁頭錐体状に形成されていて、カバー本体1上に相互間に所定間隔を設定して分散させて配列形成して構成することができる。
カバー本体1、通気突起2は、可撓性ある合成樹脂材によって一体状に形成することができる。
以上のように構成されたこの考案に係る枕用シートにあって、所定の枕Pの上面に敷かれて睡眠時に頭部が載せられると、通気突起2相互間の空隙における空気の流動によって通気性を良好にさせ、分散させて配列形成した通気突起2による頭部の支持は頭部への圧迫を軽減させ、安眠、快眠を睡眠者に与える。
また、裁頭錐体形の通気突起2は、この通気突起2上で支持する頭部に対し、通気突起2が分散配列されていて、この通気突起2には可撓性があることと相俟ち、頭部への圧迫の軽減に役立たせ、また適度な刺激を与えて、例えばリラックスさせる例えばα波の発生を増進させ、快適性を一層大きくさせる。
また、裁頭錐体形の通気突起2は、この通気突起2上で支持する頭部に対し、通気突起2が分散配列されていて、この通気突起2には可撓性があることと相俟ち、頭部への圧迫の軽減に役立たせ、また適度な刺激を与えて、例えばリラックスさせる例えばα波の発生を増進させ、快適性を一層大きくさせる。
この考案は以上説明したように構成されているため、所定の枕Pの上面に敷かれて睡眠時に使用されるとき、頭部と枕Pとの間には通気突起2による空隙が形成されていることで睡眠時の通気性が図られ、また頭部への圧迫が軽減されて使用者にとって安眠、快眠を得ることができる。
すなわちこれはこの考案において、枕Pの上面に敷かれる所定肉厚のシート状のカバー本体1と、このカバー本体1の上面に配列形成した多数の通気突起2とを備えて成るからであり、これによって、睡眠使用時での頭部における通気を良好にし、圧迫の軽減を図れる。
また、通気突起2は、裁頭錐体状で、分散させて配列形成されているから、可撓性ある合成樹脂材製であることと相俟ち、載せられる頭部のいずれの部位にも局部的な重量の負荷がなく、例えばセットした髪型を大きく崩すこともない。そればかりでなく、例えば風邪などの疾病罹病時に体熱を下げるために濡れタオルを使用するとき、枕Pの上面に敷かれるカバー本体1によって枕Pのみならず、周囲をも濡らさずに済み、便利である。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は所定の枕Pにおける上面に載置されるカバー本体であり、このカバー本体1は、所定肉厚の薄いシート状に形成されていて、その素材は非透水性の例えばシート状の可撓性ある合成樹脂材によって、載置される枕Pの上面における外郭形状にほぼ対応する外郭形状を備えたものとして形成されている。
図示にあって、所定高さを有する扁平なほぼ直方体状を呈する枕Pの上面形状に対応して、カバー本体1自体はほぼ長方形状を呈している。もとより、このカバー本体1の外郭形状はこれに限定されず、楕円形、長円形、矩形その他であっても良く、また枕Pの上面の全体を覆う大きさであるも、その一部を覆う大きさであるも、いずれも任意であり、また必要があれば枕Pを巻回できる長さのシート状、あるいは筒状、袋状に形成することもできる。ただ、後述するように、通気突起2は、枕Pに載せられる頭部域を支持するに足りる面積で形成されていればよいので、カバー本体1自体は、これが巻回される大きさ、筒状等に形成される場合には枕Pの上面部位に相当する部域に配列形成されれば良く、カバー本体1の全面域に形成される必要はない。
また、このカバー本体1の表面には、例えば裁頭円錐体、裁頭多角錐体などの栽頭錐体状の通気突起2が多数にして配設形成されている。この通気突起2の高さは例えば5〜20mm程度とし、底部径・幅は例えば5〜10mm程度とし、これらの通気突起2相互間の空隙には空気流動が得られるような間隔が設定され、枕P上に載せて使用したときのカバー本体1の外域と、カバー本体1の内域との間での空気流通が図れるようにしてある。通気突起2自体は、カバー本体1と一体状に形成され、頭部が載せられたときに頭部の外皮への刺激、例えば頭部自体に押圧刺激が得られるように適度に硬くされていたり、頭部の重量でやや低く窪んで撓む程度となるよう柔らかく形成されていたりし、いずれにしても睡眠者の頭部への圧迫が軽減されるように配慮してある。
尚、この通気突起2の配列形態は、平面から見て左右方向、前後・上下方向で整列配置されていたり、千鳥状に配列されていたりなどの配列形態は特に限定されず、また場合によってはそれぞれが異なる高さとなるよう、高さに高低が設定されていたりする。また、通気突起2の立体形状は図示のように裁頭円錐体状に限らず、三角錐等の多角錐体状とすることもできる等、いずれも任意である。
カバー本体1と通気突起2とは上記のように一体的に形成されており、通気突起2の配列密度、高さ、大きさ、数、相互間の間隔その他によって、載せられる頭部が大きく沈むことがないようにされていて、特に通気突起2相互間の空隙には枕Pの外域からの外気が流入し、またカバー本体1の内域から外域に空気が流出されるようにしてある。尚、カバー本体1と通気突起2とは、例えばポリウレタン樹脂、軟質ビニール樹脂、ゴム材等によって全体としてある程度の柔軟性があるものとして形成されていて、使用される枕Pの上面における窪みその他にしっくりと密着されるようにしてあって、いわゆる変形枕にも対応可能なようにしてある。
また、例えば風邪その他の疾病罹病等によって体熱があるとき、その体熱・頭熱を除去するために使用される例えば濡れタオルなどを通気突起2上に敷くことがあっても、その水分が枕Pに浸入したり、濡らしたりすることがないよう、カバー本体1自体は非透水性あるものとしてある。
カバー本体1裏面は、これが載せられたときの枕Pの上面との間では滑ることがないように配慮されており、例えばカバー本体1を軟弾性ある可撓性の合成樹脂材、例えばスポンジ樹脂の如き発泡性合成樹脂材にて所定肉厚に形成することで特別な滑動防止手段を採用するを要しない。尚、カバー本体1に、例えば枕Pに巻回固定させるベルト、バンド等を付設しておくこともでき、必要に応じてカバー本体1に連結される(図示せず)。
図示を省略したが、カバー本体1は枕Pと一体的になっていても良く、枕Pと一体化することで、枕P自体の通気性、頭部への圧迫軽減を図ることができる。
次にこれの使用例を説明すると、これの使用に際し、図2に示すようにカバー本体1の裏面側を所定の枕Pの上面に載せ、通気突起2側を上方に向けて適宜固定しておき、睡眠時には通気突起2上に頭部を載せれば良い。載せることで、通気突起2相互の間隙を流通する空気による通気性、通気突起2による頭部荷重の分散に伴う圧迫軽減等によって快適な睡眠状態を得ることができる。
P…枕
1…カバー本体 2…通気突起
1…カバー本体 2…通気突起
Claims (3)
- 枕の上面に敷かれる所定肉厚のシート状のカバー本体と、このカバー本体の上面に配列形成した多数の通気突起とを備えて成ることを特徴とする枕用シート。
- 通気突起は、裁頭錐体状に形成されていて、カバー本体上に相互間に所定間隔を設定して分散させて配列形成してある請求項1に記載の枕用シート。
- カバー本体、通気突起は、可撓性ある合成樹脂材によって一体状に形成してある請求項1または2に記載の枕用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005024U JP3179351U (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 枕用シート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012005024U JP3179351U (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 枕用シート |
Publications (1)
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JP3179351U true JP3179351U (ja) | 2012-10-25 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103549826A (zh) * | 2013-10-17 | 2014-02-05 | 吴江市恒赢蔺草刺绣工艺制品厂 | 一种多功能枕头 |
WO2023060765A1 (zh) * | 2021-10-13 | 2023-04-20 | 深圳市联奕实业有限公司 | 一种颈椎保健枕头 |
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2012
- 2012-08-17 JP JP2012005024U patent/JP3179351U/ja not_active Expired - Fee Related
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