JP3179270U - 繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で、安価な繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台を提供する。
【解決手段】排水管に連通する排水口をほぼ中央に開孔形成する底面と、該底面の周縁から立設される枠縁部とを一体的に形成してなる。前記底面の表面及び前記枠縁部の内面及び/又は外面を繊維補強プラスチック(FRP)で被包したものからなる。底面や枠縁部とFRPとの間に形成される間隙内に軽量フィラを充填する。
【選択図】図1

Description

本考案は、人工大理石からなる流し台であって、その表面や内面及び/又は外面に繊維補強プラスチック(FRPと略称する)を被包すると共に間隙内に充填材を充填して人工大理石の部位の重量を低減せしめて全体として軽量化を図る繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台に関する。
流し台としては陶器やステンレス等の金属や樹脂材を用いるものが多いが、外観美の要請や高級感を満足させる流し台として人工大理石を用いる物も多い。人工大理石は、ポリエステル系又はアクリル系の樹脂に無機質粉体等を混合したものからなり、天然の大理石に似た美観を有すると共に高硬度でもあり、流し台に限らず広く使用されている。勿論、天然の大理石に較べて安価であり、人工的に製作されるため多量に取得することも可能である。
この人工大理石を用いた流し台としての従来技術としては数多くあるが、後に説明する本考案のように人工大理石の表面等に被包材を用いたものとして例えば、「特許文献1」が挙げられる。また、図5に示すように従来から流し台としては着色をしたものが多いが、これは着色剤を人工大理石に混在することによって形成されるものであり、着色部は別体のものを接合したものではない。
実用新案登録第3036804号(図1)
前記の「特許文献1」の「実用新案登録第3036804号」の「人工大理石一体成形式深型シンク」は通常形態の流し台であるが、その形状に特意性があると共に表面にゲールコーティングを施した点に特徴を有するものである。しかしながら、この流し台は後に説明する本考案の流し台のように軽量化を目的としたものではなく、かつFRP等使用したものでなく、大きく相違するものである。
一般に人工大理石を用いた流し台としてはかなり高重量のものであり、例えば、横長2000mmで縦長450mmで深さ150mm位の通常の流し台でも総重量が70kg程あり、2人がかりで設置作業をするのが普通であった。更に近年では横長4000mmのものも要請される場合もあり、この場合は100kg以上となり、2人で作業することが出来ず、大きな問題点となっていた。
一方、FRPはガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料であり、軽量であり、柔軟性を有するものであり人工大理石等に接着可能のものからなる。勿論任意の色彩を付することも可能である。なお、このものは前記のように人工大理石に接着することが出来ると共に本材との接着も可能であり、入工大理石の被覆材として使用することが可能であり、このFRPの厚みの分だけでも人工大理石の厚みを低減することが出来、流し台としての機能を低下させることがなく流し台の軽量化手段として有効のものである。
更にもっと軽量化を図る手段として例えば、人工大理石の部分に厚みを更に低減させると共に例えば人工大理石の枠縁部とFRPとの間に間隙を設けてここに充填材を充填させることにより更に軽量化を図ることが出来る。
本考案は、以上の事情に鑑みて考案されたものであり、人工大理石を使用する軽量な流し台として形成され、比較的安価に形成される繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台を提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、排水管に連通する排水口をほぼ中央に開孔形成する底面と、該底面の周縁から立設される枠縁部とを一体的に形成してなる人工大理石製の流し台であって、該流し台は、前記底面の表面及び前記枠縁部の内面及び/又は外面を繊維補強プラスチック(以下、FRPに略称する)で被包したものからなることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台の人工大理石の部分の厚みが薄い軽量の流し台において、前記底面や前記枠縁部と前記FRPとの間に形成される間隙内に軽量フィラを充填することを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台の人工大理石の部分の厚みが薄い軽量の流し台において、前記底面や前記枠縁部と前記FRPとの間に形成される間隙内に板材を充填し、該板材に形成される貫通孔内に接着剤又は人工大理石成形時に注入する原料によって前記枠縁部とFRPとを接着連結することを特徴とする。
本考案の請求項1の繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台によれば、底面や枠縁部の表面や内面及び/又は外面にFRP材を被覆して設けることにより、FRPの厚みの分だけ人工大理石の厚みを低減することが出来、軽量化を図ることができると共にFRPは流し台としての水に対しても抵抗力があり、かつ比較的安価に入手可能であり、軽量化と安価化を図ることが出来る。
また、請求項2の繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台によれば、人工大理石の厚みを更に薄くして軽量化を図る場合には流し台の全体厚みを通常のものと一致させるためには人工大理石とFRPとの間に間隙が生ずるため、この間隙内に軽量フィラを充填することにより間隙がなくなり、全体として更なる軽量化を図ることが出来る。
また、人工大理石とFRPとの間の間隙に木材を充填し、この木材に形成されている貫通孔に接着剤又は人工大理石成形時に注入する原料によって人工大理石とFRPを接着結合することができ、更に軽量化が出来ると共に安価に製作することが出来る。
人工大理石の枠縁部の内面にFRPを設けた実施例を示す横断面図(a)及び枠縁部の外面にFRPを設けた実施例を示す横断面図(b)。 人工大理石の枠縁部の外面側とFRPとの間の間隙内に軽量フィラを充填した実施例を示す横断面図(a)及び(a)のPの部分の拡大形状を示す拡大部分横断面図(b)。 人工大理石の枠縁部の外面側とFRPとの間の間隙内に貫通孔を有する木材を充填して木材を人工大理石側とFRP側に接着結合した状態を示す横断面図(a)及び(a)のQの部分の拡大形状を示す拡大部分断面図(b)。 従来一般的に使用されている人工大理石の流し台を示す斜視図(a)及び(a)のA−A線横断面図(b)。 従来使用されている色付きの流し台の一例を示す斜視図。
以下、本考案の繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、図1乃至図3は図4における(b)の状態における形態を示すものであり、繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台の全体形状としては図4(a)に示す如きものであるが、勿論これに限定するものではない。
また、着色についても説明していないが着色された形態のものも含まれることは勿論である。
図1(a)に示すように、人工大理石の部分としては排水口4を有する底面3とこの底面の周縁から立設する枠縁部2とからなり枠縁部2はこの実施例では傾斜面5が形成されるものからなるがこの傾斜面5はなくてもよいが水の流れの容易化のためあった方が望ましい。
本実施例は枠縁部2の内面及び底面3の表面にFRP1を接着したものからなる。図1(a)は流し台としては図1(a)に示すように上面側の厚みWが約20mm程度のものが一般であるが、この実施例では薄厚のものからなる。即ち、FRP1の厚みが約3mm程度のためこの場合はWを薄くすることが出来、例えば約10mm程度のものからなり人工大理石の部分の重量は図4に示した従来のものより軽いものになる。即ち、人工大理石の比重は1.7位であり、FRPの比重は1.5位のためこの実施例の流し台は前記のように従来のものより軽量に形成されることが出来る。
図1(b)に示した流し台は、FRP1を枠縁部2の外面側に接着したものである。この場合も図1(a)のものと同じく従来のものより軽量のものとなる。
図2に示す流し台は図1(a),(b)に示したものより更に軽量のものからなる。この場合、図示のように人工大理石の部分の枠縁部2は図1(a),(b)に示したものより更に薄型となる。このため、枠縁部2に直接FRP1を接着すると厚みWが薄くなり過ぎるためFRP1は枠縁部2に対して間隙6を介した状態で固定される。この実施例ではこの間隙6内に軽量フィラ7を充填し厚みWを従来のものと見かけ状同一のものにしたものである。
軽量フィラ7としては任意のものでよい。なお、図2(b)は図1(a)におけるP部分を拡大したものであり、軽量フィラ7の充填状態をよく詳しく示したものである。
図3は図2の場合と同じく人工大理石の枠縁部2を図1のものより更に薄型にしたものであるが、間隙6内には軽量フィラ7の代りに木材8を充填したものである。この場合木材8を自由状態のまま充填してもよいが、この実施例4では木材8に貫通孔9を複数個設けて充填し、この状態で人工大理石原料を注入することにより枠縁部2やFRP1に接着し木材8を固定したものからなる。なお、図3(b)は図3(a)のQ部を拡大表示したもので木材8の挿入状態や接着剤10の接着状態をより詳細に示したものである。
本考案の繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台は以上の説明の内容のものからなるが、本考案は以上の内容に限定されるものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。即ち、人工大理石に限らずプラスチック材の流し台でもよく、充填材としては木材の他発泡スチロール等の他の材料でもよい。
本考案は流し台のすべてに適用されることは勿論であるが、水洗等を必要とし人工大理石を用いるその他のもの、例えば、洗面台や便器等にも適用可能であり、その利用範囲は広い。また、FRPに色彩を付すことも出来美観を保持させることも勿論可能である。
1 繊維補強プラスチック(FRP)
2 枠縁部
3 底面
4 排水口
5 傾斜面
6 間隙
7 軽量フィラ
8 木材
9 貫通孔
10 接着剤(又は人工大理石成形時に注入する原料)

Claims (3)

  1. 排水管に連通する排水口をほぼ中央に開孔形成する底面と、該底面の周縁から立設される枠縁部とを一体的に形成してなる人工大理石製の流し台であって、該流し台は、前記底面の表面及び前記枠縁部の内面及び/又は外面を繊維補強プラスチック(以下、FRPに略称する)で被包したものからなることを特徴とする繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台。
  2. 前記繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台の人工大理石の部分の厚みが薄い軽量の流し台において、前記底面や前記枠縁部と前記FRPとの間に形成される間隙内に軽量フィラを充填することを特徴とする請求項1に記載の繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台。
  3. 前記繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台の人工大理石の部分の厚みが薄い軽量の流し台において、前記底面や前記枠縁部と前記FRPとの間に形成される間隙内に板材を充填し、該板材に形成される貫通孔内に設けた接着剤又は人工大理石成形時の原料によって前記枠縁部とFRPとを接着連結することを特徴とする請求項1に記載の繊維補強プラスチックを有する人工大理石製流し台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0463238U (ja) * 1990-10-04 1992-05-29
JPH0768567A (ja) * 1993-09-01 1995-03-14 Nippon Sheet Glass Co Ltd 樹脂成形品およびその製造方法
JP3036804U (ja) * 1996-10-15 1997-05-06 博一 母袋 人工大理石一体成形式深型シンク
JPH11253342A (ja) * 1998-03-09 1999-09-21 Ube Cycon Ltd バスタブ又は洗面ボール用複合熱可塑性樹脂成形品並びにバスタブ又は洗面ボール

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