JP3179261U - エアノズル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧液噴射用とエアマッサージ用とを兼用できるようにしたエアノズル装置を提供する。
【解決手段】ノズル本体が、化粧液が貯溜される貯溜部12と、先端部に位置されて貯溜部12からの化粧液が導かれるノズル部11と、エア圧発生源42に接続されると共にノズル部1の周縁部からエアを噴射させるエア噴射口と、を備えている。化粧液の噴射用として使用するときは、大きな有効開口面積を有する化粧液用噴射ノズル61からエアが噴射される。例えば噴射ノズル61に、有効開口面積の小さなエアマッサージ用ノズル構成部材71を取付けることにより、あるいはエア圧発生源42での発生エア圧を大きくすることにより、噴射エアの流速が早まって、エアマッサージ用として使用される。
【選択図】図1

Description

本考案は、化粧液噴射用とエアマッサージ用とを兼用できるようにしたエアノズル装置に関するものである。
化粧用具の一種として、エアを利用して化粧液を顔面に噴射(噴霧)するためのエアノズルが知られている。このエアノズルは、そのノズル本体に、化粧液を貯溜する貯溜部と、ノズル本体の先端部に形成されて該貯溜部に連なるニードル弁式のノズル部と、ニードル弁を操作する操作部と、エア圧発生源に接続されると共にノズル部の周縁部に開口されたエア噴射口と、を有する。そして、ノズル本体の先端部には、ノズル部を囲むと共に内部にエア噴射口からのエアが供給される噴射ノズルが設けられる。このようなエアノズルは、片方の手指で把持されて、噴射ノズルを顔面に向けて使用されることになる。すなわち、エア噴射口から噴射されるエアのベンチュリ効果によって、ノズル部から化粧液が吸引されて、エアと化粧液との混合物が噴射ノズルから噴射されることになる。そして、化粧液の量は、操作部を操作してノズル部の開口面積を変更することにより行われる。
特許文献1には、噴射ノズルの変更と貯溜部に貯溜させる液体の変更によって、化粧液噴射を行う化粧用としての使用状態と、洗顔液をクリーム状にして噴射する洗顔用としての使用状態とを適宜選択できるようにしたエアノズル装置が開示されている。また、特許文献2には、耐圧容器に封入された化粧液と炭酸ガス等の噴射剤とを噴射するものが開示されており、ジェット噴射を行うことによりマッサージ効果が得られるということも開示されている。特許文献3には、化粧水と炭酸ガスとの混合物を顔面に噴射してマッサージするものが開示されている。
実用新案登録第3159019号公報 特開2003−54662号公報 特許第4277306号公報
ところで、マッサージの中には、エアを顔面等に噴射させてマッサージを行うエアマッサージがある。このエアマッサージの機能を、化粧液噴射用のエアノズル装置でもって兼用できれば好ましいものとなる。しかしながら、化粧液噴射においては、化粧液を顔面にゆるやかに衝突させて付着させる等の観点から、エア噴射口つまり噴射ノズルから噴射されるエアの流速はかなり遅いものとならざるを得ず、エアマッサージ用としては使用できないものである。逆に、噴射ノズルから噴射されるエアの流速をエアマッサージ用に適したものに設定すると、化粧液噴射の際には、化粧液が局所的にかつ激しく顔面に衝突してしまい、化粧液を薄くかつ全体的に均一に塗布するということが困難となってしまい、化粧液噴射用としては使用できないものとなる。
本考案は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、化粧液噴射用とエアマッサージ用とを兼用できるようにしたエアノズル装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案にあっては、基本的に、噴射ノズルから噴射されるエアの流速を調整可能として、化粧液噴射用として使用するときは噴射ノズルから噴射されるエアの流速を遅い(小さい)状態とし、エアマッサージ用として使用するときは噴射ノズルから噴射されるエアの流速を早い(大きい)状態とするようにしてある。具体的には、本考案におけるエアノズル装置にあっては、次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
エア圧発生源と、
化粧液が貯溜される貯溜部と、先端部に位置されて該貯溜部からの化粧液が導かれるノズル部と、前記エア圧発生源に接続されると共に該ノズル部の周縁部からエアを噴射させるエア噴射口と、を有するノズル本体と、
前記ノズル本体の先端部に設けられ、前記ノズル部を囲むと共に内部に前記エア噴射口からのエアが供給される噴射ノズルと、
前記噴射ノズルから噴射されるエアの流速を調整する流速調整手段と、
を備え、
前記噴射ノズルから噴射されるエアの流速が遅い第1流速状態でもって前記貯溜部に貯溜された化粧液を前記噴射ノズルから噴射させる化粧液噴射用としての使用状態と、前記第1流速状態よりも流速が早い第2流速状態でもって前記噴射ノズルからエアのみを噴射させるエアマッサージ用としての使用状態とが選択可能とされている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、化粧液噴射用として使用するときは、噴射ノズルからは遅い流速でもってエアを噴射させて、化粧液塗布に適した噴射状態とすることができる。また、エアマッサージ用として使用するときは、噴射ノズルから早い流速でもってエアを噴射させて、エアによるマッサージ効果を十分に得ることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記流速調整手段が、前記噴射ノズルの有効開口面積を変更するようにされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、噴射ノズルの有効開口面積変更によって、流速を変更することができる。
前記噴射ノズルが、化粧液噴射用とされ、
前記流量調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積よりも小さな有効開口面積を有するエアマッサージ用ノズルが別途設けられ、
前記エアマッサージ用ノズルを用いないことにより化粧液噴射用の使用状態とされる一方、該エアマッサージ用ノズルを用いることによってエアマッサージ用の使用状態とされる、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、専用のエアマッサージ用ノズルを用いることにより、エアマッサージに適した流速を確実に得る上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルが、筒状とされると共に少なくとも先端部が弾性部材により形成されており、
前記エアマッサージ用ノズルの先端は、その使用状態において、前記ノズル本体のもっとも先端側に位置するようにされている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、エアマッサージの最中に、エアマッサージ用ノズルの先端部が顔面等に不用意に接触しても、弾性的に接触するだけなのでなんら問題のないものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに対して着脱自在に取付られる、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、エアマッサージ用ノズルは、その基端部側を噴射ノズルでもって兼用させて、エアマッサージ用ノズルを極力簡単な構成とする上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルが、全体的に弾性部材により形成され、
前記エアマッサージ用ノズルは、その弾性変形を利用して前記噴射ノズルの先端部に着脱自在に嵌合される、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、エアマッサージ用ノズルが不用意に顔面等に接触した場合の問題を回避しつつ、弾性変形を利用して噴射ノズルに着脱自在に取付けられるので、この取付構造を簡単化する上でも好ましいものとなる。
前記ノズル本体に、前記噴射ノズルが着脱自在に取付けられ、
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に取付けられる、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、エアマッサージ用ノズルは、洗顔液噴射に適した噴射ノズルの構造等の制約を受けることなく、もっぱらエアマッサージ用とされるので、エアマッサージ用としてもっとも好適なエア噴射を行わせる等の上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルの少なくとも先端部が弾性部材によって形成されている、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、エアマッサージ時に、エアマッサージ用ノズルが不用意に顔面等に接触した場合の問題を回避する上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルとして、有効開口面積の異なる複数種が用意されている、ようにしてある(請求項9対応)。この場合、エアマッサージの際に、使用者の好みにあったエア噴射を得る上で好ましいものとなる。
前記流速調整手段が、前記エア圧発生源で発生されるエア圧を調整するようにされている、ようにしてある(請求項10対応)。この場合、発生エア圧を変更するという手法でもって、噴射エアの流速を変更することができる。
前記エア圧発生源が、エア圧を発生させるためのポンプと、該ポンプを駆動するモータと、を有し、
前記流速調整手段が、前記モータの回転数を調整する回転数調整手段として構成されている、
ようにしてある(請求項11対応)。この場合、発生エア圧を変更する具体的な手法が提供される。
前記流速調整手段が、前記モータの回転数を、小回転数と中回転数と大回転数との少なくとも3段階で調整するようにようにされ、
前記モータの回転数が前記小回転数のときは、前記貯溜部にアイシャドウ用化粧液を貯溜させて前記噴射ノズルからアイシャドウ用化粧液を噴射させる使用状態とされ、
前記モータの回転数が前記中回転数のときは、前記貯溜部にファンデーション用化粧液を貯溜させて前記噴射ノズルからファンデーション用化粧液を噴射させる使用状態とされ、
前記モータの回転数が前記大回転数のときは、前記噴射ノズルからエアのみを噴射させるエアマッサージ用の使用状態とされる、
ようにしてある(請求項12対応)。この場合、化粧液噴射用として、アイシャドウ用とファンデーション用とのそれぞれに適した2種類のエア流速を得つつ、エアマッサージに適したエア流速をも得ることができる。
前記流速調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積を変更する開口面積変更手段をさらに備えている、ようにしてある(請求項13対応)。この場合、発生エア圧の変更に加えて、噴射ノズルの有効開口面積変更をも行うことにより、噴射エア圧を大きな範囲でもって変更することが可能となる。
前記噴射ノズルが、化粧液の噴射用とされ、
前記流速調整手段が、前記噴射ノズルの有効開口面積を小さくするためのエアマッサージ用ノズルによって構成されている、
ようにしてある(請求項14対応)。この場合、請求項3に対応した効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに対して着脱自在に嵌合される、ようにしてある(請求項15対応)。この場合、請求項5に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズル部材が、全体的に弾性部材により形成されると共に、使用状態においてもっとも先端側に位置される、ようにしてある(請求項16対応)。この場合、請求項6に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記流量調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積よりも小さな有効開口面積を有するエアマッサージ用ノズルをさらに有し、
前記噴射ノズルが、化粧液噴射用とされると共に前記ノズル本体に着脱自在に取付けられ、
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に取付けられる、
ようにしてある(請求項17対応)。この場合、請求項7に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズルの少なくとも先端部が、弾性部材によって形成されている、ようにしてある(請求項18対応)。この場合、請求項8に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズルとして、有効開口面積の異なる複数種が用意されている、ようにしてある(請求項19対応)。この場合、請求項9に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記噴射ノズルが、前記ノズル本体に対して着脱自在に取付けられ、
前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に設けられ、フィルタと膨張室とを有する泡立てノズルをさらに有し、
前記貯溜部に洗顔液を貯溜させることにより、前記泡立てノズル内に噴射された前記エアと洗顔液との混合物が前記フィルタと前記膨張室とを通過することにより、洗顔液がクリーム状となって前記泡立てノズルの先端から吐出される、
ようにしてある(請求項20対応)。この場合、化粧液噴射用としての使用とエアマッサージ用としての使用に加えて、洗顔液をクリーム状として得る洗顔用としての使用をさらに得ることができる。
前記ノズル本体が、前記ノズル部の開口面積を閉状態から全開状態に渡る範囲でもって変更するための操作部を有している、ようにしてある(請求項21対応)。この場合、
操作部を操作しないときに化粧液が無駄に吐出されてしまうのを防止することができる。
前記ノズル部は、弁筒部材と、該弁筒部材内に挿入された先細状のニードル弁と、を備えて、該ニードル弁の変位に応じて該ノズル部の開口面積が変更され、
前記ノズル本体内には、前記ノズル部が閉状態となるように前記ニードル弁を先端側に向けて付勢するスプリングが設けられ、
前記操作部によって前記スプリングに抗して前記ニードル弁を後退変位させることにより、前記ノズル部の開口面積が大きくされる、
ようにしてある(請求項22対応)。この場合、ノズル部をニードル弁式としつつ、請求項21に対応した効果を得ることができる。
本考案によれば、化粧液噴射用としての使用とエアマッサージ用としての使用とを選択的に行うことのできるエアノズル装置を提供することができる。特に、化粧液噴射用のエアノズルを有効に利用して、エアマッサージ機能を追加的に得る上で好ましいものとなる。
本考案が適用されたエアノズル装置の一例を示す全体図。 ノズル部の詳細を示す要部拡大断面図。 泡立てノズルを使用したときのノズル部付近を示す要部拡大断面図。 化粧液噴射用ノズルを使用したときのノズル部付近を示す要部拡大断面図。 化粧液噴射用ノズルを使用して、顔面に化粧液を塗布する様子を示す図。 エアマッサージ用ノズル構成部材の一例を示す側面断面図。 エアマッサージ用ノズル構成部材の一例を示すもので、図6に示すものよりも有効開口面積が大きくされた場合を示す側面断面図。 エアマッサージ用ノズル構成部材の一例を示すもので、図6に示すものよりも有効開口面積が小さくされた場合を示す側面断面図。 図6に示すエアマッサージ用ノズル構成部材を化粧液噴射用ノズルに取付けてエアマッサージ用して使用するときの状態を示す要部拡大断面図。 エア圧発生源の内部構成例を示すブロック回路図。
以下本考案の実施形態について説明するが、実施形態では、化粧液噴射用とエアマッサージ用との2つの使用状態に加えて、さらに洗顔液をクリーム状にして吐出する洗顔クリーム噴射用の使用状態をも得られるようにして、合計3種類の使用状態を選択できるものとされている。
図1において、エアノズルAは、ノズル本体1を有する。このノズル本体1は、前側構成部材1Aと後側構成部材1Bとの分割構成とされて、全体的に手指で把持できるように細長く形成されている。前側構成部材1Aは例えば金属によって前後に開口された筒状に形成され、後側構成部材1Bは例えば合成樹脂あるいは金属によって後端が閉じられた筒状に形成されている。そして、前側構成部材1Aの後端部に後側構成部材1Bの前端部を螺合することにより、前側構成部材1Aと後側構成部材1Bとが着脱自在に結合されている。
ノズル本体1は、ノズル部11と、貯溜部12と、操作部13と、エア接続部14と、を有する。ノズル部11は、ノズル本体1の先端部に構成されている。具体的には、図2に示すように、細長い筒状の弁筒部材21と、弁筒部材21内に軸方向に変位可能に位置された長いニードル弁22とを有する。弁筒部材21はノズル本体1に固定され、ニードル弁22は先端部が徐々に先細となるように形成されている。ニードル弁22がもっとも前方(図1,図2左方)に位置したときは、弁筒部材22(つまりノズル部1)の先端を閉じる閉弁状態とされる。この閉弁状態からニードル弁22を後方(図1、図2右方)へ変位させると、弁筒部材21の先端が開口され、その開口面積は、ニードル弁22の後方への変量が大きくなるほど大きくされる。
図1に示すように、ニードル弁22は、その途中に大径部22aを有する。この大径部22aの後方において、ノズル本体1内には環状のストッパ部材23が螺合によって固定されている。このストッパ部材23と大径部22aとの間には、ニードル弁22を取り巻くように配設されたコイルスプリングからなるリターンスプリング24が配設されて、ニードル弁22は常時前方に向けて付勢されている(ノズル部1が閉弁される方向へ付勢されている)。なお、ニードル弁22は、環状のストッパ部材23および操作部13(に形成された貫通孔)を摺動可能に貫通している。
貯溜部12は、図2に示すように、化粧液(例えばファンデーション用やアイシャドウ用等のための液体)あるいは洗顔液(例えば洗顔石けん液)を貯溜できるようになっている。この貯溜部12は、ノズル本体1(の前側構成部材1A)に一体的に形成されて、上方が開口されると共に、その底部が、前記弁筒部材21の後端開口部に連なっている。つまり、貯溜部12に貯溜された液体は、弁筒部材21内(弁筒部材21とニードル弁22との間の隙間)を通って、弁筒部材21の先端部つまりノズル部11に導入されるようになっている。
ノズル部11の開口面積(開度)の変更は、操作部13を操作して、ニードル弁22を前後方向に変位させることによって行われる。この操作部13は、ノズル本体1(の前側構成部材1A)にピン26(図1参照)を中心に所定角度範囲だけ揺動可能に保持されて、例えば人差し指あるいや親指で前後方向に揺動操作されるようになっている。そして、操作部13の中間部が、前記大径部22aの前端面に対して前方から当接可能とされている。操作部13がその前方揺動端位置にあるときは、ニードル弁22は、リターンスプリング32によって前方ストローク端に位置されて、ノズル部1が閉状態(閉弁状態)とされる。この閉状態から、操作部13を後方に向けて揺動操作することによって、大径部22aを介してニードル弁22が後方へ変位されて開弁され、ニードル弁22の後方への変位量が大きくなるにつれてノズル部1の開口面積が大きくされて、最終的に全開状態とされる。
前記エア接続部14は、例えば可撓性チューブからなるエアパイプ41を介して、エア圧発生源としてのエアポンプ42に接続される。このエア接続部14は、図2に示すように、ノズル本体1(の前側構成部材1A)内に形成されたエア通路35の一端に連なっている。そして、エア通路35の他端は、ノズル部1の直下方において、ノズル本体1の前面にエア噴射口35aとして開口されている。エアポンプ42からエア通路35に供給されたエア(加圧エア)は、エア噴射口35aから前方に向けて噴射されることになり、このときノズル部1が開弁されていると、ベンチュリ効果によって弁筒部材11内の液体がノズル部1から吸引されてエアと共に前方へ噴射されることになる。ノズル部1の開口面積(開度)が大きいほど、噴射される液体量が増大されることになる。
ノズル本体1の先端部には、泡立てノズル51または化粧液用の噴射ノズル61が選択的に取付けられるようになっている。すなわち、ノズル本体1の先端部には、ノズル部11の周囲において短い筒状の取付部16が形成され、この取付部16の外周に雄ねじ部16aが形成されている。そして、泡立てノズル51および噴射ノズル61の各後端部内面には、図3あるいは図4に示すように、上記雄ねじ部16aに螺合される雌ねじ部51aあるいは61aが形成されている。
噴霧用ノズル61の詳細について、噴霧用ノズル61をノズル本体1に装着した状態を示す図4を参照しつつ説明する。なお、図4では、貯溜部12に化粧液が貯溜されている。噴霧用ノズル61は、1つの部材によって形成されて、その基端部側は、先端に向かうにつれて徐々に径が小さくなり、最小径部分から先端側は同一径でもって伸びている。噴霧用ノズル61の最小径部分には、隔壁部62が形成されて、この隔壁部62に小孔62aが開口されている。この小孔62aは、ニードル弁32が進出可能とされていて、若干の絞り作用を奏するようになっている。
噴霧用ノズル61を使用した場合は、ノズル部11からの化粧液とエア噴射口35aからのエアとの混合物は、若干の広がりをもつ噴霧状として噴霧用ノズル61から吐出されることになる。操作部13を操作して、ノズル部11の開度を大きくするほど、含まれる化粧液の割合が増大されることになる。エアノズルAを図5に示すように片方の手指で把持して、噴射ノズル61の先端を顔面に近づけた状態で、顔面に沿ってエアノズルAを移動させることによって、化粧液が顔面全体に薄くかつ均一に塗布されることになる。
次に、泡立てノズル51の詳細について、泡立てノズル51をノズル本体1に装着した状態を示す図3を参照しつつ説明する。なお、図3では、貯溜部12に洗顔液が貯溜されている。泡立てノズル51は、複数(実施形態では2つ)の筒状のノズル構成部材51A、51Bを直列にねじ結合することにより構成され、ねじ結合部分が符合α1で示される。泡立てノズル51内には、細かい目を有する複数(実施形態では2つ)のフィルタ52、53が互いに間隔をあけて配設されている。各フィルタ52、53は、例えば円板状のポリエステルメッシュとされて、泡立てノズル51の所定位置に固定されている。具体的には、フィルタ52は、ノズル構成部材51内面に形成された段部とスナップリング60との間に挟持されている。フィルタ53は、ノズル構成部材51Aと51Bとの間に挟持されている。なお、フィルタ52は例えばメッシュ105μ、フィルタ53は例えばメッシュ227μとされている。
各フィルタ52、53によって、泡立てノズル51内は、その基端側(ノズル本体1側)から順次、第1室55,第2室56,第3室57の3つの室に区画されている。第1室55は、ノズル部11とエア噴射口35aとが臨まされて、ここでノズル部11(貯溜部12)からの洗顔液とエアとが混合される。洗顔液とエアとの混合物は、フィルタ52、膨張室としての第2室56,フィルタ53,膨張室としての第3室57を通って、泡立てノズル51の先端からクリーム状となって吐出される。すなわち、細かい目を有するフィルタ52を通過した直後に膨張室としての第2室56でもって極めて細かい泡状つまりクリーム状とされ、このような作用を複数回経ることにより、泡立てノズル51の先端からは極めてきめ細かい洗顔液のクリーム状物(図3,図5において符合Fで示される)が吐出されることになる。この場合、各室55〜57でもってエアの速度が減速されて、泡立てノズル51から吐出される洗顔液のクリーム状物は、勢いよく前方へ飛び出すことなく、ゆっくりと広がるようにして吐出されることになる。操作部13を操作してノズル部1の開度を大きくするほど、泡成物に含まれる洗顔液の量が増大されることになる。換言すれば、クリーム状の洗顔液の濃さ(つまりクリーム状洗顔液の保形性を示す硬さともなる)を、操作部13の操作によって変更することが可能となる。
エアノズルAを片方の手指で把持して、泡立てノズル51の先端を顔面に近づけた状態で、顔面に沿ってエアノズルAを移動させることによって、クリーム状の洗顔液が顔面全体に塗布されることになる。泡立てノズル51から吐出された直後のクリーム状の洗顔液が直接顔面に塗布(付着)されることになる。この塗布に際して、クリーム状の洗顔液をこすったり押しつけたりする必要がないので、洗顔液の泡が潰れることなく、また顔面に均一に塗布することも可能となる。
泡立てノズル51から吐出されるクリーム状の洗顔液を、一旦手のひらにとって、その後、手指によってクリーム状の洗顔液を顔面に塗布することもできる。この場合、洗顔液はクリーム状となっているので、手のひらから殆ど拡散することなく、厚いクリームの層のまま顔面に塗布することができるので、クリーム状洗顔液を顔面に塗布する際に、手指で直接顔面をこすってしまう事態が防止されることになり、また洗顔液のほぼ全量を無駄なく顔面に塗布することができる。
再び図1において、化粧液噴射用となる噴射ノズル61に対しては、エアマッサージ用ノズル構成部材(以下単にノズル構成部材と称することもある)71が、着脱自在に取付けられるようになっている。ノズル構成部材71の詳細が、図6に示される。この図6において、ノズル構成部材71は、全体的に、ゴム等の弾性部材によって筒状に形成されている。より具体的には、円筒状とされて、噴射ノズル61の先端部外周に嵌合される本体部71aと、本体部71aの先端部側に形成された径方向内方側に向かう内フランジ部71bと、内フランジ部71bの内周縁部で画成された小孔(噴射孔)71cとを有する。この小孔71cの有効開口面積(直径)は、噴射ノズル61の有効開口面積よりも小さくされている。また、小孔71cの軸心は、噴射ノズル61(ノズル部11)の軸心と一致されている。
ノズル構成部材71は、その本体部71aを若干拡径させつつ、噴射ノズル61の先端部外周に嵌合され、この嵌合状態が本体部71aの弾性力によって維持される(図9参照)。この嵌合状態では、弾性部材からなるノズル構成部材71が、エアノズルAのもっとも先端側に位置されることになる(噴射ノズル61の先端面が、ノズル構成部材71の内側フランジ部71bによって被覆されている)。ノズル構成部材71を取外すには、図9に示す嵌合状態から、本体部71aを拡径させるように弾性変形させつつ噴射ノズル61から引き抜けばよい。このように、ノズル構成部材71は、噴射ノズル61に対して着脱自在に取付けられるようになっている。
エアマッサージ用として使用する際には、エアポンプ42で発生されるエア圧が、化粧液噴射用あるいは洗顔液噴射用の場合に比してより大きくされて、噴射ノズル61から噴射されるエアの流速がもっとも早く(大きく)なるようにされる。なお、エアポンプ42における発生エア圧(エア流量)の調整(変更)の点については、後述する。
エアマッサージの際には、貯溜部12には化粧液や洗顔液等の液体が貯溜されない状態とされ、また、操作部13は操作しないものとされる(ノズル部11は全閉のまま)。そして、図9に示すように、噴射ノズル61にノズル構成部材71を取付けた状態で、エアポンプ42から大きなエア圧のエアが供給される。これにより、ノズル構成部材71の先端に形成されている小孔71cからは、エアマッサージに適した流速の早いエアが噴射されることになる。なお、エアマッサージは、図5に示すように、エアノズルAを片手で把持して、ノズル構成部材71が顔面に沿って移動させるようにすればよい。噴射ノズル61の先端が弾性部材からなるノズル構成部材71で覆われているので、エアノズルAの先端を顔面に接触させてしまっても、問題のないものとなる。勿論、エアマッサージは、顔面のみならず、首筋、腕等、任意の箇所について行うことが可能である。
なお、操作部13を操作してノズル部11を開弁させると、貯溜部12側から少なからずエアが吸引されて、その分ノズル構成部材71から噴射されるエアの流速が低下されるので、エアマッサージの最中に操作部13を操作することにより噴射流速をきめ細かく調整することも可能である(噴射流速低下方向の調整)。
図7、図8は、それぞれノズル構成部材71の変形例を示すもので、小孔71aの有効開口面積を、図7の場合は図6に示す場合よりも大きくしたものであり(噴射ノズル61の先端開口面積と同じ開口面積とされている)、図8場合は図6に示す場合よりも小さくしたものである。小孔71aの大きさが異なるノズル構成部材71を選択的に使用することにより、好みの流速でもってエアマッサージを行うことができる。ただし、最大の有効開口面積を有する図7のようなノズル構成部材71を用いる場合は、エアポンプ42での発生エア圧(流量)が、化粧液噴射時の発生エア圧よりも十分に大きくされる。
次に、図10を参照しつつ、発生エア圧(エア流量)を調整(変更)可能なエアポンプ42の具体的な構造例について説明する。まず、81は、商用電源からの電力が入力される電源回路である。この電源回路81から、マイクロコンピュータ(例えば1チップマイコン)を利用して構成されたコントローラUと駆動回路82へ電力供給される。駆動回路82から供給される電力によってモータ83が駆動され、このモータ83によって、例えばベローズ式等の適宜の形式のポンプ84が駆動される。勿論、ポンプ84で発生されたエアが、エアノズルAに供給される。
上記コントローラUには、スイッチS1〜S4からの操作信号が入力される。スイッチS1は、電源スイッチである。スイッチS2〜S4は、発生エア圧(エア流量)変更用スイッチである。すなわち、実施形態では、モータ83の回転数を変更することにより、発生エア圧を変更するようになっており、このモータ回転数の変更は、駆動回路82からモータ83へ供給される電圧をデューティ制御することにより行われ、回転数の大小に応じたデューティ比がコントローラUから駆動回路83へ出力され、駆動回路83は、入力されたデューティ比(に対応した電圧)でもってモータ83へ給電する。
スイッチS2は、もっとも小さい回転数(最小エア圧)を指令するものである。スイッチS2は中間の回転数(中間のエア圧)を指令するものである。スイッチS3は、もっとも大きい回転数(最大エア圧)を指令するものである。実施形態では、各スイッチS2〜S4と発生エア圧の大きさとの対応関係が明確になるように、発生エア圧が大きなスイッチほど大きな面積を有するようにしてある(発生エア圧が最大となるスイッチS4がもっとも大きな面積を有する)。この他、各スイッチS2〜S4に、早、中、遅(あるいは大、中、小)の文字表示を行うようにしてもよい。
噴射ノズル61からファンデーション用の化粧液を噴射する場合は、スイッチS3を操作して、発生エア圧が中間の大きさとされる。噴射ノズル61からアイシャドウ用の化粧液を噴射する場合は、スイッチS2を操作して、発生エア圧が最小とされる。ノズル構成部材71が装着された噴射ノズル61からエアのみを噴射させるエアマッサージ用として使用される場合は、スイッチS4を操作して、発生エア圧が最大とされる。泡立てノズル51からクリーム状となった洗顔液を噴射する場合は、スイッチS4を操作して発生エア圧を最大とするのが好ましいが、スイッチS3を操作して発生エア圧を中間の大きさとすることも可能である。
以上実施形態について説明したが、本考案は、実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。泡立てノズル51を使用しないものであってもよい(洗顔用としては用いない)。噴射流速の変更としては、エアポンプ42での発生エア圧の変更のみで行ってもよく、あるいは噴射有効開口面積の変更のみによって行うようにしてもよい。ファンデーション用とエアマッサージ用との2段階で噴射エア圧を変更するようにしてもよい。エアポンプ42での発生エア圧を、連続可変式に変更するようにしてもよく、特にエアマッサージ用として連続可変式な変更が好ましいものである。この場合、例えば連続可変式に発生エア圧を指令するスイッチをダイアル式(回転式)として、このダイアル式スイッチの周囲に、化粧液用として好ましい範囲を示す指標と、エアマッサージ用として好ましい範囲を示す指標と、を表示しておくのが好ましい。
エアマッサージ用のノズル構成部材71を、図9に示すように、噴射ノズル61に相当する部材とあらかじめ一体化して、完全に噴射ノズル61や泡立てノズル51から別個独立したものとしてもよい(エアマッサージ用ノズルを、噴射ノズル61や泡立てノズル51と交換して使用される態様)。この場合、エアマッサージ用ノズルは、ノズル本体1の取付部16へ着脱自在に取付けられる基端部側と小孔71aを有する先端部側とを別部材で構成してもよく、あるいはゴムや合成樹脂等によって全体的に同一部材で形成してもよい。
エア噴射口35aに供給されるエア圧を、操作部13あるいは操作部13とは別個にノズル本体1に設けた別の操作部を操作することによって調整可能としてもよい(エアの圧力調整用スイッチを設けるようにしてもよい)。ノズル部11の開口面積を一定としてもよく、この場合、例えばエア通路35に設けた弁装置の開度を操作部13を操作することによって変更するようにしてもよい。エア噴射口35aは、ノズル部11の周囲に間隔をあけて複数個設けるようにしてもよい。ノズル51,61等をノズル本体1に着脱自在に取付ける場合、例えばワンタッチ継手を用いる等、ねじ結合以外の適宜の手法を採択することができる。勿論、本考案の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本考案は化粧分野において好適である。
A:エアノズル
1:ノズル本体
11:ノズル部
12:貯溜部
13:操作部
14:エア接続部
16:取付部
21:弁筒部材
22:ニードル弁
24:リターンスプリング
35:エア通路
35a:エア噴射口
41:エアパイプ
42:エアポンプ(エア圧発生源)
51:泡立てノズル
51a:雌ねじ部
52、53:フィルタ
56〜57:室(膨張室)
61:噴射ノズル(化粧液用)
71:ノズル構成部材(エアマッサージ用)
71a:本体部
71b:内側フランジ部
71c:小孔
81:電源回路
82:駆動回路
83:モータ
84:ポンプ
S1:スイッチ(電源スイッチ)
S2〜S4:スイッチ(発生エア圧変更用)
本考案は、化粧液噴射用とエアマッサージ用とを兼用できるようにしたエアノズル装置に関するものである。
化粧用具の一種として、エアを利用して化粧液を顔面に噴射(噴霧)するためのエアノズルが知られている。このエアノズルは、そのノズル本体に、化粧液を貯溜する貯溜部と、ノズル本体の先端部に形成されて該貯溜部に連なるニードル弁式のノズル部と、ニードル弁を操作する操作部と、エア圧発生源に接続されると共にノズル部の周縁部に開口されたエア噴射口と、を有する。そして、ノズル本体の先端部には、ノズル部を囲むと共に内部にエア噴射口からのエアが供給される噴射ノズルが設けられる。このようなエアノズルは、片方の手指で把持されて、噴射ノズルを顔面に向けて使用されることになる。すなわち、エア噴射口から噴射されるエアのベンチュリ効果によって、ノズル部から化粧液が吸引されて、エアと化粧液との混合物が噴射ノズルから噴射されることになる。そして、化粧液の量は、操作部を操作してノズル部の開口面積を変更することにより行われる。
特許文献1には、噴射ノズルの変更と貯溜部に貯溜させる液体の変更によって、化粧液噴射を行う化粧用としての使用状態と、洗顔液をクリーム状にして噴射する洗顔用としての使用状態とを適宜選択できるようにしたエアノズル装置が開示されている。また、特許文献2には、耐圧容器に封入された化粧液と炭酸ガス等の噴射剤とを噴射するものが開示されており、ジェット噴射を行うことによりマッサージ効果が得られるということも開示されている。特許文献3には、化粧水と炭酸ガスとの混合物を顔面に噴射してマッサージするものが開示されている。
実用新案登録第3159019号公報 特開2003−54662号公報 特許第4277306号公報
ところで、マッサージの中には、エアを顔面等に噴射させてマッサージを行うエアマッサージがある。このエアマッサージの機能を、化粧液噴射用のエアノズル装置でもって兼用できれば好ましいものとなる。しかしながら、化粧液噴射においては、化粧液を顔面にゆるやかに衝突させて付着させる等の観点から、エア噴射口つまり噴射ノズルから噴射されるエアの流速はかなり遅いものとならざるを得ず、エアマッサージ用としては使用できないものである。逆に、噴射ノズルから噴射されるエアの流速をエアマッサージ用に適したものに設定すると、化粧液噴射の際には、化粧液が局所的にかつ激しく顔面に衝突してしまい、化粧液を薄くかつ全体的に均一に塗布するということが困難となってしまい、化粧液噴射用としては使用できないものとなる。
本考案は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、化粧液噴射用とエアマッサージ用とを兼用できるようにしたエアノズル装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案にあっては、基本的に、噴射ノズルから噴射されるエアの流速を調整可能として、化粧液噴射用として使用するときは噴射ノズルから噴射されるエアの流速を遅い(小さい)状態とし、エアマッサージ用として使用するときは噴射ノズルから噴射されるエアの流速を早い(大きい)状態とするようにしてある。具体的には、本考案におけるエアノズル装置にあっては、次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
エア圧発生源と、
化粧液が貯溜される貯溜部と、先端部に位置されて該貯溜部からの化粧液が導かれるノズル部と、前記エア圧発生源に接続されると共に該ノズル部の周縁部からエアを噴射させるエア噴射口と、を有するノズル本体と、
前記ノズル本体の先端部に設けられ、前記ノズル部を囲むと共に内部に前記エア噴射口からのエアが供給される噴射ノズルと、
前記噴射ノズルから噴射されるエアの流速を調整する流速調整手段と、
を備え、
前記噴射ノズルから噴射されるエアの流速が遅い第1流速状態でもって前記貯溜部に貯溜された化粧液を前記噴射ノズルから噴射させる化粧液噴射用としての使用状態と、前記第1流速状態よりも流速が早い第2流速状態でもって前記噴射ノズルからエアのみを噴射させるエアマッサージ用としての使用状態とが選択可能とされている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、化粧液噴射用として使用するときは、噴射ノズルからは遅い流速でもってエアを噴射させて、化粧液塗布に適した噴射状態とすることができる。また、エアマッサージ用として使用するときは、噴射ノズルから早い流速でもってエアを噴射させて、エアによるマッサージ効果を十分に得ることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記流速調整手段が、前記噴射ノズルの有効開口面積を変更するようにされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、噴射ノズルの有効開口面積変更によって、流速を変更することができる。
前記噴射ノズルが、化粧液噴射用とされ、
前記流速調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積よりも小さな有効開口面積を有するエアマッサージ用ノズルが別途設けられ、
前記エアマッサージ用ノズルを用いないことにより化粧液噴射用の使用状態とされる一方、該エアマッサージ用ノズルを用いることによってエアマッサージ用の使用状態とされる、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、専用のエアマッサージ用ノズルを用いることにより、エアマッサージに適した流速を確実に得る上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルが、筒状とされると共に少なくとも先端部が弾性部材により形成されており、
前記エアマッサージ用ノズルの先端は、その使用状態において、前記ノズル本体のもっとも先端側に位置するようにされている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、エアマッサージの最中に、エアマッサージ用ノズルの先端部が顔面等に不用意に接触しても、弾性的に接触するだけなのでなんら問題のないものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに対して着脱自在に取付られる、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、エアマッサージ用ノズルは、その基端部側を噴射ノズルでもって兼用させて、エアマッサージ用ノズルを極力簡単な構成とする上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルが、全体的に弾性部材により形成され、
前記エアマッサージ用ノズルは、その弾性変形を利用して前記噴射ノズルの先端部に着脱自在に嵌合される、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、エアマッサージ用ノズルが不用意に顔面等に接触した場合の問題を回避しつつ、弾性変形を利用して噴射ノズルに着脱自在に取付けられるので、この取付構造を簡単化する上でも好ましいものとなる。
前記ノズル本体に、前記噴射ノズルが着脱自在に取付けられ、
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に取付けられる、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、エアマッサージ用ノズルは、洗顔液噴射に適した噴射ノズルの構造等の制約を受けることなく、もっぱらエアマッサージ用とされるので、エアマッサージ用としてもっとも好適なエア噴射を行わせる等の上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルの少なくとも先端部が弾性部材によって形成されている、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、エアマッサージ時に、エアマッサージ用ノズルが不用意に顔面等に接触した場合の問題を回避する上で好ましいものとなる。
前記エアマッサージ用ノズルとして、有効開口面積の異なる複数種が用意されている、ようにしてある(請求項9対応)。この場合、エアマッサージの際に、使用者の好みにあったエア噴射を得る上で好ましいものとなる。
前記流速調整手段が、前記エア圧発生源で発生されるエア圧を調整するようにされている、ようにしてある(請求項10対応)。この場合、発生エア圧を変更するという手法でもって、噴射エアの流速を変更することができる。
前記エア圧発生源が、エア圧を発生させるためのポンプと、該ポンプを駆動するモータと、を有し、
前記流速調整手段が、前記モータの回転数を調整する回転数調整手段として構成されている、
ようにしてある(請求項11対応)。この場合、発生エア圧を変更する具体的な手法が提供される。
前記流速調整手段が、前記モータの回転数を、小回転数と中回転数と大回転数との少なくとも3段階で調整するようにようにされ、
前記モータの回転数が前記小回転数のときは、前記貯溜部にアイシャドウ用化粧液を貯溜させて前記噴射ノズルからアイシャドウ用化粧液を噴射させる使用状態とされ、
前記モータの回転数が前記中回転数のときは、前記貯溜部にファンデーション用化粧液を貯溜させて前記噴射ノズルからファンデーション用化粧液を噴射させる使用状態とされ、
前記モータの回転数が前記大回転数のときは、前記噴射ノズルからエアのみを噴射させるエアマッサージ用の使用状態とされる、
ようにしてある(請求項12対応)。この場合、化粧液噴射用として、アイシャドウ用とファンデーション用とのそれぞれに適した2種類のエア流速を得つつ、エアマッサージに適したエア流速をも得ることができる。
前記流速調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積を変更する開口面積変更手段をさらに備えている、ようにしてある(請求項13対応)。この場合、発生エア圧の変更に加えて、噴射ノズルの有効開口面積変更をも行うことにより、噴射エア圧を大きな範囲でもって変更することが可能となる。
前記噴射ノズルが、化粧液の噴射用とされ、
前記流速調整手段が、前記噴射ノズルの有効開口面積を小さくするためのエアマッサージ用ノズルによって構成されている、
ようにしてある(請求項14対応)。この場合、請求項3に対応した効果とほぼ同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに対して着脱自在に嵌合される、ようにしてある(請求項15対応)。この場合、請求項5に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズル部材が、全体的に弾性部材により形成されると共に、使用状態においてもっとも先端側に位置される、ようにしてある(請求項16対応)。この場合、請求項6に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記流速調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積よりも小さな有効開口面積を有するエアマッサージ用ノズルをさらに有し、
前記噴射ノズルが、化粧液噴射用とされると共に前記ノズル本体に着脱自在に取付けられ、
前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に取付けられる、
ようにしてある(請求項17対応)。この場合、請求項7に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズルの少なくとも先端部が、弾性部材によって形成されている、ようにしてある(請求項18対応)。この場合、請求項8に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記エアマッサージ用ノズルとして、有効開口面積の異なる複数種が用意されている、ようにしてある(請求項19対応)。この場合、請求項9に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
前記噴射ノズルが、前記ノズル本体に対して着脱自在に取付けられ、
前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に設けられ、フィルタと膨張室とを有する泡立てノズルをさらに有し、
前記貯溜部に洗顔液を貯溜させることにより、前記泡立てノズル内に噴射された前記エアと洗顔液との混合物が前記フィルタと前記膨張室とを通過することにより、洗顔液がクリーム状となって前記泡立てノズルの先端から吐出される、
ようにしてある(請求項20対応)。この場合、化粧液噴射用としての使用とエアマッサージ用としての使用に加えて、洗顔液をクリーム状として得る洗顔用としての使用をさらに得ることができる。
前記ノズル本体が、前記ノズル部の開口面積を閉状態から全開状態に渡る範囲でもって変更するための操作部を有している、ようにしてある(請求項21対応)。この場合、
操作部を操作しないときに化粧液が無駄に吐出されてしまうのを防止することができる。
前記ノズル部は、弁筒部材と、該弁筒部材内に挿入された先細状のニードル弁と、を備えて、該ニードル弁の変位に応じて該ノズル部の開口面積が変更され、
前記ノズル本体内には、前記ノズル部が閉状態となるように前記ニードル弁を先端側に向けて付勢するスプリングが設けられ、
前記操作部によって前記スプリングに抗して前記ニードル弁を後退変位させることにより、前記ノズル部の開口面積が大きくされる、
ようにしてある(請求項22対応)。この場合、ノズル部をニードル弁式としつつ、請求項21に対応した効果を得ることができる。
本考案によれば、化粧液噴射用としての使用とエアマッサージ用としての使用とを選択的に行うことのできるエアノズル装置を提供することができる。特に、化粧液噴射用のエアノズルを有効に利用して、エアマッサージ機能を追加的に得る上で好ましいものとなる。
本考案が適用されたエアノズル装置の一例を示す全体図。 ノズル部の詳細を示す要部拡大断面図。 泡立てノズルを使用したときのノズル部付近を示す要部拡大断面図。 化粧液噴射用ノズルを使用したときのノズル部付近を示す要部拡大断面図。 化粧液噴射用ノズルを使用して、顔面に化粧液を塗布する様子を示す図。 エアマッサージ用ノズル構成部材の一例を示す側面断面図。 エアマッサージ用ノズル構成部材の一例を示すもので、図6に示すものよりも有効開口面積が大きくされた場合を示す側面断面図。 エアマッサージ用ノズル構成部材の一例を示すもので、図6に示すものよりも有効開口面積が小さくされた場合を示す側面断面図。 図6に示すエアマッサージ用ノズル構成部材を化粧液噴射用ノズルに取付けてエアマッサージ用して使用するときの状態を示す要部拡大断面図。 エア圧発生源の内部構成例を示すブロック回路図。
以下本考案の実施形態について説明するが、実施形態では、化粧液噴射用とエアマッサージ用との2つの使用状態に加えて、さらに洗顔液をクリーム状にして吐出する洗顔クリーム噴射用の使用状態をも得られるようにして、合計3種類の使用状態を選択できるものとされている。
図1において、エアノズルAは、ノズル本体1を有する。このノズル本体1は、前側構成部材1Aと後側構成部材1Bとの分割構成とされて、全体的に手指で把持できるように細長く形成されている。前側構成部材1Aは例えば金属によって前後に開口された筒状に形成され、後側構成部材1Bは例えば合成樹脂あるいは金属によって後端が閉じられた筒状に形成されている。そして、前側構成部材1Aの後端部に後側構成部材1Bの前端部を螺合することにより、前側構成部材1Aと後側構成部材1Bとが着脱自在に結合されている。
ノズル本体1は、ノズル部11と、貯溜部12と、操作部13と、エア接続部14と、を有する。ノズル部11は、ノズル本体1の先端部に構成されている。具体的には、図2に示すように、細長い筒状の弁筒部材21と、弁筒部材21内に軸方向に変位可能に位置された長いニードル弁22とを有する。弁筒部材21はノズル本体1に固定され、ニードル弁22は先端部が徐々に先細となるように形成されている。ニードル弁22がもっとも前方(図1,図2左方)に位置したときは、弁筒部材22(つまりノズル部1)の先端を閉じる閉弁状態とされる。この閉弁状態からニードル弁22を後方(図1、図2右方)へ変位させると、弁筒部材21の先端が開口され、その開口面積は、ニードル弁22の後方への変量が大きくなるほど大きくされる。
図1に示すように、ニードル弁22は、その途中に大径部22aを有する。この大径部22aの後方において、ノズル本体1内には環状のストッパ部材23が螺合によって固定されている。このストッパ部材23と大径部22aとの間には、ニードル弁22を取り巻くように配設されたコイルスプリングからなるリターンスプリング24が配設されて、ニードル弁22は常時前方に向けて付勢されている(ノズル部1が閉弁される方向へ付勢されている)。なお、ニードル弁22は、環状のストッパ部材23および操作部13(に形成された貫通孔)を摺動可能に貫通している。
貯溜部12は、図2に示すように、化粧液(例えばファンデーション用やアイシャドウ用等のための液体)あるいは洗顔液(例えば洗顔石けん液)を貯溜できるようになっている。この貯溜部12は、ノズル本体1(の前側構成部材1A)に一体的に形成されて、上方が開口されると共に、その底部が、前記弁筒部材21の後端開口部に連なっている。つまり、貯溜部12に貯溜された液体は、弁筒部材21内(弁筒部材21とニードル弁22との間の隙間)を通って、弁筒部材21の先端部つまりノズル部11に導入されるようになっている。
ノズル部11の開口面積(開度)の変更は、操作部13を操作して、ニードル弁22を前後方向に変位させることによって行われる。この操作部13は、ノズル本体1(の前側構成部材1A)にピン26(図1参照)を中心に所定角度範囲だけ揺動可能に保持されて、例えば人差し指あるいや親指で前後方向に揺動操作されるようになっている。そして、操作部13の中間部が、前記大径部22aの前端面に対して前方から当接可能とされている。操作部13がその前方揺動端位置にあるときは、ニードル弁22は、リターンスプリング32によって前方ストローク端に位置されて、ノズル部1が閉状態(閉弁状態)とされる。この閉状態から、操作部13を後方に向けて揺動操作することによって、大径部22aを介してニードル弁22が後方へ変位されて開弁され、ニードル弁22の後方への変位量が大きくなるにつれてノズル部1の開口面積が大きくされて、最終的に全開状態とされる。
前記エア接続部14は、例えば可撓性チューブからなるエアパイプ41を介して、エア圧発生源としてのエアポンプ42に接続される。このエア接続部14は、図2に示すように、ノズル本体1(の前側構成部材1A)内に形成されたエア通路35の一端に連なっている。そして、エア通路35の他端は、ノズル部1の直下方において、ノズル本体1の前面にエア噴射口35aとして開口されている。エアポンプ42からエア通路35に供給されたエア(加圧エア)は、エア噴射口35aから前方に向けて噴射されることになり、このときノズル部1が開弁されていると、ベンチュリ効果によって弁筒部材11内の液体がノズル部1から吸引されてエアと共に前方へ噴射されることになる。ノズル部1の開口面積(開度)が大きいほど、噴射される液体量が増大されることになる。
ノズル本体1の先端部には、泡立てノズル51または化粧液用の噴射ノズル61が選択的に取付けられるようになっている。すなわち、ノズル本体1の先端部には、ノズル部11の周囲において短い筒状の取付部16が形成され、この取付部16の外周に雄ねじ部16aが形成されている。そして、泡立てノズル51および噴射ノズル61の各後端部内面には、図3あるいは図4に示すように、上記雄ねじ部16aに螺合される雌ねじ部51aあるいは61aが形成されている。
噴霧用ノズル61の詳細について、噴霧用ノズル61をノズル本体1に装着した状態を示す図4を参照しつつ説明する。なお、図4では、貯溜部12に化粧液が貯溜されている。噴霧用ノズル61は、1つの部材によって形成されて、その基端部側は、先端に向かうにつれて徐々に径が小さくなり、最小径部分から先端側は同一径でもって伸びている。噴霧用ノズル61の最小径部分には、隔壁部62が形成されて、この隔壁部62に小孔62aが開口されている。この小孔62aは、ニードル弁32が進出可能とされていて、若干の絞り作用を奏するようになっている。
噴霧用ノズル61を使用した場合は、ノズル部11からの化粧液とエア噴射口35aからのエアとの混合物は、若干の広がりをもつ噴霧状として噴霧用ノズル61から吐出されることになる。操作部13を操作して、ノズル部11の開度を大きくするほど、含まれる化粧液の割合が増大されることになる。エアノズルAを図5に示すように片方の手指で把持して、噴射ノズル61の先端を顔面に近づけた状態で、顔面に沿ってエアノズルAを移動させることによって、化粧液が顔面全体に薄くかつ均一に塗布されることになる。
次に、泡立てノズル51の詳細について、泡立てノズル51をノズル本体1に装着した状態を示す図3を参照しつつ説明する。なお、図3では、貯溜部12に洗顔液が貯溜されている。泡立てノズル51は、複数(実施形態では2つ)の筒状のノズル構成部材51A、51Bを直列にねじ結合することにより構成され、ねじ結合部分が符合α1で示される。泡立てノズル51内には、細かい目を有する複数(実施形態では2つ)のフィルタ52、53が互いに間隔をあけて配設されている。各フィルタ52、53は、例えば円板状のポリエステルメッシュとされて、泡立てノズル51の所定位置に固定されている。具体的には、フィルタ52は、ノズル構成部材51内面に形成された段部とスナップリング60との間に挟持されている。フィルタ53は、ノズル構成部材51Aと51Bとの間に挟持されている。なお、フィルタ52は例えばメッシュ105μ、フィルタ53は例えばメッシュ227μとされている。
各フィルタ52、53によって、泡立てノズル51内は、その基端側(ノズル本体1側)から順次、第1室55,第2室56,第3室57の3つの室に区画されている。第1室55は、ノズル部11とエア噴射口35aとが臨まされて、ここでノズル部11(貯溜部12)からの洗顔液とエアとが混合される。洗顔液とエアとの混合物は、フィルタ52、膨張室としての第2室56,フィルタ53,膨張室としての第3室57を通って、泡立てノズル51の先端からクリーム状となって吐出される。すなわち、細かい目を有するフィルタ52を通過した直後に膨張室としての第2室56でもって極めて細かい泡状つまりクリーム状とされ、このような作用を複数回経ることにより、泡立てノズル51の先端からは極めてきめ細かい洗顔液のクリーム状物(図3,図5において符合Fで示される)が吐出されることになる。この場合、各室55〜57でもってエアの速度が減速されて、泡立てノズル51から吐出される洗顔液のクリーム状物は、勢いよく前方へ飛び出すことなく、ゆっくりと広がるようにして吐出されることになる。操作部13を操作してノズル部1の開度を大きくするほど、泡成物に含まれる洗顔液の量が増大されることになる。換言すれば、クリーム状の洗顔液の濃さ(つまりクリーム状洗顔液の保形性を示す硬さともなる)を、操作部13の操作によって変更することが可能となる。
エアノズルAを片方の手指で把持して、泡立てノズル51の先端を顔面に近づけた状態で、顔面に沿ってエアノズルAを移動させることによって、クリーム状の洗顔液が顔面全体に塗布されることになる。泡立てノズル51から吐出された直後のクリーム状の洗顔液が直接顔面に塗布(付着)されることになる。この塗布に際して、クリーム状の洗顔液をこすったり押しつけたりする必要がないので、洗顔液の泡が潰れることなく、また顔面に均一に塗布することも可能となる。
泡立てノズル51から吐出されるクリーム状の洗顔液を、一旦手のひらにとって、その後、手指によってクリーム状の洗顔液を顔面に塗布することもできる。この場合、洗顔液はクリーム状となっているので、手のひらから殆ど拡散することなく、厚いクリームの層のまま顔面に塗布することができるので、クリーム状洗顔液を顔面に塗布する際に、手指で直接顔面をこすってしまう事態が防止されることになり、また洗顔液のほぼ全量を無駄なく顔面に塗布することができる。
再び図1において、化粧液噴射用となる噴射ノズル61に対しては、エアマッサージ用ノズル構成部材(以下単にノズル構成部材と称することもある)71が、着脱自在に取付けられるようになっている。ノズル構成部材71の詳細が、図6に示される。この図6において、ノズル構成部材71は、全体的に、ゴム等の弾性部材によって筒状に形成されている。より具体的には、円筒状とされて、噴射ノズル61の先端部外周に嵌合される本体部71aと、本体部71aの先端部側に形成された径方向内方側に向かう内フランジ部71bと、内フランジ部71bの内周縁部で画成された小孔(噴射孔)71cとを有する。この小孔71cの有効開口面積(直径)は、噴射ノズル61の有効開口面積よりも小さくされている。また、小孔71cの軸心は、噴射ノズル61(ノズル部11)の軸心と一致されている。
ノズル構成部材71は、その本体部71aを若干拡径させつつ、噴射ノズル61の先端部外周に嵌合され、この嵌合状態が本体部71aの弾性力によって維持される(図9参照)。この嵌合状態では、弾性部材からなるノズル構成部材71が、エアノズルAのもっとも先端側に位置されることになる(噴射ノズル61の先端面が、ノズル構成部材71の内側フランジ部71bによって被覆されている)。ノズル構成部材71を取外すには、図9に示す嵌合状態から、本体部71aを拡径させるように弾性変形させつつ噴射ノズル61から引き抜けばよい。このように、ノズル構成部材71は、噴射ノズル61に対して着脱自在に取付けられるようになっている。
エアマッサージ用として使用する際には、エアポンプ42で発生されるエア圧が、化粧液噴射用あるいは洗顔液噴射用の場合に比してより大きくされて、噴射ノズル61から噴射されるエアの流速がもっとも早く(大きく)なるようにされる。なお、エアポンプ42における発生エア圧(エア流量)の調整(変更)の点については、後述する。
エアマッサージの際には、貯溜部12には化粧液や洗顔液等の液体が貯溜されない状態とされ、また、操作部13は操作しないものとされる(ノズル部11は全閉のまま)。そして、図9に示すように、噴射ノズル61にノズル構成部材71を取付けた状態で、エアポンプ42から大きなエア圧のエアが供給される。これにより、ノズル構成部材71の先端に形成されている小孔71cからは、エアマッサージに適した流速の早いエアが噴射されることになる。なお、エアマッサージは、図5に示すように、エアノズルAを片手で把持して、ノズル構成部材71が顔面に沿って移動させるようにすればよい。噴射ノズル61の先端が弾性部材からなるノズル構成部材71で覆われているので、エアノズルAの先端を顔面に接触させてしまっても、問題のないものとなる。勿論、エアマッサージは、顔面のみならず、首筋、腕等、任意の箇所について行うことが可能である。
なお、操作部13を操作してノズル部11を開弁させると、貯溜部12側から少なからずエアが吸引されて、その分ノズル構成部材71から噴射されるエアの流速が低下されるので、エアマッサージの最中に操作部13を操作することにより噴射流速をきめ細かく調整することも可能である(噴射流速低下方向の調整)。
図7、図8は、それぞれノズル構成部材71の変形例を示すもので、小孔71aの有効開口面積を、図7の場合は図6に示す場合よりも大きくしたものであり(噴射ノズル61の先端開口面積と同じ開口面積とされている)、図8場合は図6に示す場合よりも小さくしたものである。小孔71aの大きさが異なるノズル構成部材71を選択的に使用することにより、好みの流速でもってエアマッサージを行うことができる。ただし、最大の有効開口面積を有する図7のようなノズル構成部材71を用いる場合は、エアポンプ42での発生エア圧(流量)が、化粧液噴射時の発生エア圧よりも十分に大きくされる。
次に、図10を参照しつつ、発生エア圧(エア流量)を調整(変更)可能なエアポンプ42の具体的な構造例について説明する。まず、81は、商用電源からの電力が入力される電源回路である。この電源回路81から、マイクロコンピュータ(例えば1チップマイコン)を利用して構成されたコントローラUと駆動回路82へ電力供給される。駆動回路82から供給される電力によってモータ83が駆動され、このモータ83によって、例えばベローズ式等の適宜の形式のポンプ84が駆動される。勿論、ポンプ84で発生されたエアが、エアノズルAに供給される。
上記コントローラUには、スイッチS1〜S4からの操作信号が入力される。スイッチS1は、電源スイッチである。スイッチS2〜S4は、発生エア圧(エア流量)変更用スイッチである。すなわち、実施形態では、モータ83の回転数を変更することにより、発生エア圧を変更するようになっており、このモータ回転数の変更は、駆動回路82からモータ83へ供給される電圧をデューティ制御することにより行われ、回転数の大小に応じたデューティ比がコントローラUから駆動回路83へ出力され、駆動回路83は、入力されたデューティ比(に対応した電圧)でもってモータ83へ給電する。
スイッチS2は、もっとも小さい回転数(最小エア圧)を指令するものである。スイッチS2は中間の回転数(中間のエア圧)を指令するものである。スイッチS3は、もっとも大きい回転数(最大エア圧)を指令するものである。実施形態では、各スイッチS2〜S4と発生エア圧の大きさとの対応関係が明確になるように、発生エア圧が大きなスイッチほど大きな面積を有するようにしてある(発生エア圧が最大となるスイッチS4がもっとも大きな面積を有する)。この他、各スイッチS2〜S4に、早、中、遅(あるいは大、中、小)の文字表示を行うようにしてもよい。
噴射ノズル61からファンデーション用の化粧液を噴射する場合は、スイッチS3を操作して、発生エア圧が中間の大きさとされる。噴射ノズル61からアイシャドウ用の化粧液を噴射する場合は、スイッチS2を操作して、発生エア圧が最小とされる。ノズル構成部材71が装着された噴射ノズル61からエアのみを噴射させるエアマッサージ用として使用される場合は、スイッチS4を操作して、発生エア圧が最大とされる。泡立てノズル51からクリーム状となった洗顔液を噴射する場合は、スイッチS4を操作して発生エア圧を最大とするのが好ましいが、スイッチS3を操作して発生エア圧を中間の大きさとすることも可能である。
以上実施形態について説明したが、本考案は、実施形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。泡立てノズル51を使用しないものであってもよい(洗顔用としては用いない)。噴射流速の変更としては、エアポンプ42での発生エア圧の変更のみで行ってもよく、あるいは噴射有効開口面積の変更のみによって行うようにしてもよい。ファンデーション用とエアマッサージ用との2段階で噴射エア圧を変更するようにしてもよい。エアポンプ42での発生エア圧を、連続可変式に変更するようにしてもよく、特にエアマッサージ用として連続可変式な変更が好ましいものである。この場合、例えば連続可変式に発生エア圧を指令するスイッチをダイアル式(回転式)として、このダイアル式スイッチの周囲に、化粧液用として好ましい範囲を示す指標と、エアマッサージ用として好ましい範囲を示す指標と、を表示しておくのが好ましい。
エアマッサージ用のノズル構成部材71を、図9に示すように、噴射ノズル61に相当する部材とあらかじめ一体化して、完全に噴射ノズル61や泡立てノズル51から別個独立したものとしてもよい(エアマッサージ用ノズルを、噴射ノズル61や泡立てノズル51と交換して使用される態様)。この場合、エアマッサージ用ノズルは、ノズル本体1の取付部16へ着脱自在に取付けられる基端部側と小孔71aを有する先端部側とを別部材で構成してもよく、あるいはゴムや合成樹脂等によって全体的に同一部材で形成してもよい。
エア噴射口35aに供給されるエア圧を、操作部13あるいは操作部13とは別個にノズル本体1に設けた別の操作部を操作することによって調整可能としてもよい(エアの圧力調整用スイッチを設けるようにしてもよい)。ノズル部11の開口面積を一定としてもよく、この場合、例えばエア通路35に設けた弁装置の開度を操作部13を操作することによって変更するようにしてもよい。エア噴射口35aは、ノズル部11の周囲に間隔をあけて複数個設けるようにしてもよい。ノズル51,61等をノズル本体1に着脱自在に取付ける場合、例えばワンタッチ継手を用いる等、ねじ結合以外の適宜の手法を採択することができる。勿論、本考案の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本考案は化粧分野において好適である。
A:エアノズル
1:ノズル本体
11:ノズル部
12:貯溜部
13:操作部
14:エア接続部
16:取付部
21:弁筒部材
22:ニードル弁
24:リターンスプリング
35:エア通路
35a:エア噴射口
41:エアパイプ
42:エアポンプ(エア圧発生源)
51:泡立てノズル
51a:雌ねじ部
52、53:フィルタ
56〜57:室(膨張室)
61:噴射ノズル(化粧液用)
71:ノズル構成部材(エアマッサージ用)
71a:本体部
71b:内側フランジ部
71c:小孔
81:電源回路
82:駆動回路
83:モータ
84:ポンプ
S1:スイッチ(電源スイッチ)
S2〜S4:スイッチ(発生エア圧変更用)

Claims (22)

  1. エア圧発生源と、
    化粧液が貯溜される貯溜部と、先端部に位置されて該貯溜部からの化粧液が導かれるノズル部と、前記エア圧発生源に接続されると共に該ノズル部の周縁部からエアを噴射させるエア噴射口と、を有するノズル本体と、
    前記ノズル本体の先端部に設けられ、前記ノズル部を囲むと共に内部に前記エア噴射口からのエアが供給される噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルから噴射されるエアの流速を調整する流速調整手段と、
    を備え、
    前記噴射ノズルから噴射されるエアの流速が遅い第1流速状態でもって前記貯溜部に貯溜された化粧液を前記噴射ノズルから噴射させる化粧液噴射用としての使用状態と、前記第1流速状態よりも流速が早い第2流速状態でもって前記噴射ノズルからエアのみを噴射させるエアマッサージ用としての使用状態とが選択可能とされている、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  2. 請求項1において、
    前記流速調整手段が、前記噴射ノズルの有効開口面積を変更するようにされている、ことを特徴とするエアノズル装置。
  3. 請求項2において、
    前記噴射ノズルが、化粧液噴射用とされ、
    前記流量調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積よりも小さな有効開口面積を有するエアマッサージ用ノズルが別途設けられ、
    前記エアマッサージ用ノズルを用いないことにより化粧液噴射用の使用状態とされる一方、該エアマッサージ用ノズルを用いることによってエアマッサージ用の使用状態とされる、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  4. 請求項3において、
    前記エアマッサージ用ノズルが、筒状とされると共に少なくとも先端部が弾性部材により形成されており、
    前記エアマッサージ用ノズルの先端は、その使用状態において、前記ノズル本体のもっとも先端側に位置するようにされている、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  5. 請求項4において、
    前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに対して着脱自在に取付けられる、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  6. 請求項5において、
    前記エアマッサージ用ノズルが、全体的に弾性部材により形成され、
    前記エアマッサージ用ノズルは、その弾性変形を利用して前記噴射ノズルの先端部に着脱自在に嵌合される、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  7. 請求項3において、
    前記ノズル本体に、前記噴射ノズルが着脱自在に取付けられ、
    前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に取付けられる、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  8. 請求項7において、
    前記エアマッサージ用ノズルの少なくとも先端部が弾性部材によって形成されている、ことを特徴とするエアノズル装置。
  9. 請求項3ないし請求項8のいずれか1項において、
    前記エアマッサージ用ノズルとして、有効開口面積の異なる複数種が用意されている、ことを特徴とするエアノズル装置。
  10. 請求項1において、
    前記流速調整手段が、前記エア圧発生源で発生されるエア圧を調整するようにされている、ことを特徴とするエアノズル装置。
  11. 請求項10において、
    前記エア圧発生源が、エア圧を発生させるためのポンプと、該ポンプを駆動するモータと、を有し、
    前記流速調整手段が、前記モータの回転数を調整する回転数調整手段として構成されている、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  12. 請求項11において、
    前記流速調整手段が、前記モータの回転数を、小回転数と中回転数と大回転数との少なくとも3段階で調整するようにようにされ、
    前記モータの回転数が前記小回転数のときは、前記貯溜部にアイシャドウ用化粧液を貯溜させて前記噴射ノズルからアイシャドウ用化粧液を噴射させる使用状態とされ、
    前記モータの回転数が前記中回転数のときは、前記貯溜部にファンデーション用化粧液を貯溜させて前記噴射ノズルからファンデーション用化粧液を噴射させる使用状態とされ、
    前記モータの回転数が前記大回転数のときは、前記噴射ノズルからエアのみを噴射させるエアマッサージ用の使用状態とされる、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  13. 請求項10ないし請求項12のいずれか1項において、
    前記流速調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積を変更する開口面積変更手段をさらに備えている、ことを特徴とするエアノズル装置。
  14. 請求項13において、
    前記噴射ノズルが、化粧液の噴射用とされ、
    前記流速調整手段が、前記噴射ノズルの有効開口面積を小さくするためのエアマッサージ用ノズルによって構成されている、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  15. 請求項14において、
    前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに対して着脱自在に嵌合される、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  16. 請求項15において、
    前記エアマッサージ用ノズル部材が、全体的に弾性部材により形成されると共に、使用状態においてもっとも先端側に位置される、ことを特徴とするエアノズル装置。
  17. 請求項10ないし請求項12のいずれか1項において、
    前記流量調整手段として、前記噴射ノズルの有効開口面積よりも小さな有効開口面積を有するエアマッサージ用ノズルをさらに有し、
    前記噴射ノズルが、化粧液噴射用とされると共に前記ノズル本体に着脱自在に取付けられ、
    前記エアマッサージ用ノズルが、前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に取付けられる、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  18. 請求項17において、
    前記エアマッサージ用ノズルの少なくとも先端部が、弾性部材によって形成されている、ことを特徴とするエアノズル装置。
  19. 請求項14ないし請求項18のいずれか1項において、
    前記エアマッサージ用ノズルとして、有効開口面積の異なる複数種が用意されている、ことを特徴とするエアノズル装置。
  20. 請求項1ないし請求項19のいずれか1項において、
    前記噴射ノズルが、前記ノズル本体に対して着脱自在に取付けられ、
    前記噴射ノズルに代えて前記ノズル本体に着脱自在に設けられ、フィルタと膨張室とを有する泡立てノズルをさらに有し、
    前記貯溜部に洗顔液を貯溜させることにより、前記泡立てノズル内に噴射された前記エアと洗顔液との混合物が前記フィルタと前記膨張室とを通過することにより、洗顔液がクリーム状となって前記泡立てノズルの先端から吐出される、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
  21. 請求項1ないし請求項20のいずれか1項において、
    前記ノズル本体が、前記ノズル部の開口面積を閉状態から全開状態に渡る範囲でもって変更するための操作部を有している、ことを特徴とするエアノズル装置。
  22. 請求項1ないし請求項21のいずれか1項において、
    前記ノズル部は、弁筒部材と、該弁筒部材内に挿入された先細状のニードル弁と、を備えて、該ニードル弁の変位に応じて該ノズル部の開口面積が変更され、
    前記ノズル本体内には、前記ノズル部が閉状態となるように前記ニードル弁を先端側に向けて付勢するスプリングが設けられ、
    前記操作部によって前記スプリングに抗して前記ニードル弁を後退変位させることにより、前記ノズル部の開口面積が大きくされる、
    ことを特徴とするエアノズル装置。
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KR102486232B1 (ko) * 2021-09-06 2023-01-10 주식회사 씨티알 휴대용 거품 분사기

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