JP3179136U

JP3179136U - タッチパネル

Info

Publication number: JP3179136U
Application number: JP2012004767U
Authority: JP
Inventors: 志忠林
Original assignee: 志忠林
Priority date: 2012-08-03
Filing date: 2012-08-03
Publication date: 2012-10-18
Anticipated expiration: 2022-08-03

Abstract

【課題】第一軸、第二軸方向電極間の相互干渉を低減し、信号雑音比を向上させた静電気容量量型タッチパネルを提供する。
【解決手段】第一透明基板１１及び第二透明基板１２の相対する面にそれぞれ複数の第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１を形成し、該第一軸方向電極１１１には各電極間に絶縁領域を設け、これらと交差する該第二軸方向電極には同様に絶縁領域を設け、
第一軸方向電極に重なる位置に中空エリア１２１４を設けると共に第二軸方向電極両側に該電極及びそれぞれの間で絶縁された複数の電極ブロック１２１１を配置する。
【選択図】図２

Description

本考案は、タッチユニットに関するもので、特に信号雑音比を高め、電極間の相互干渉を低減してタッチ応答性を上げるタッチパネルに関わる。

情報技術及び通信技術の急速な発展によって、電子情報製品は徐々に人々に普及しており、相対してタッチパネルも急速に発展している。今日のタッチパネルは、センサー原理がそれぞれ異なり、主にレジスタ式、電気容量式、電磁式以及び光学式等四種に分かれている。そのうち電気容量式タッチパネル構造は防塵、防火及び高解析度等特性を備えているため、広く採用されている。該電気容量式タッチパネル作用原理は、主に電気容量量の変化によって、接触点位置を検知し、接触物（例として手指等の導体）の接近によって電極間に電気容量性の電気変化を生み、接触点の座標を確定する。

電気容量式タッチパネルは、既にタッチ技術の主流となりつつあり、各種電子情報製品、例として携帯電話、パレット端末、携帯式音楽端末、携帯式電子装置(設備)、各種ディスプレイ、モニター等々に応用されている。該複数の電気容量式タッチパネルの電子情報製品の原理は、人体の微弱電流が形成した電気容量値の変化を感知する方式でタッチ制御の目的を達成し、手指の位置変化とクリック状況を検出し、操作制御の目的を達成する。

また、一般の電気容量式タッチパネルは、二層式タッチパネルの構造を具え、その二層式タッチパネルは、どちらも各透明導電基板上に於いて、複数本のスクリーン印刷製造工程もしくは感光エッチング製造工程でインジウムスズ酸化物(ITO)層を成形する。更に一般公知のタッチパネル技術において、そのタッチパネルが使用するセンサー電極は、通常菱形構造で連結線によって同一軸方向のセンサー電極を直列接続する。しかし、菱形構造のセンサー電極をタッチパネルに応用すると、透明導電基板上に被せる範囲が限られるため、タッチパネルは信号雑音比が低く、電極間の相互干渉が大きいという現象が発生する。

特開２００４−３５５５４５号公報

解決しようとする問題点は、信号雑音比が低く、電極間の相互干渉が多きいことである。拠って、上述の公知の問題と欠点を改善するため、本考案を提案する。

本考案は、第一透明基板及び第二透明基板から構成され、該第一透明基板は複数の第一軸方向電極及び少なくとも絶縁領域を備え、第二透明基板は複数の第二軸方向電極を備え、各第二軸方向電極は複数の第一センサー電極ブロック及び少なくとも第二センサー電極ブロックを含む。該複数の第一センサー電極ブロックは該第二センサー電極ブロック両側に設置し、第二方向に沿って延びて配列する。また該複数の第二センサー電極ブロックの中央位置には中空エリアが形成されることを最も主要な特徴とする。

本考案のタッチパネルは、信号雑音比を高め、電極間の相互干渉が低減し、タッチ応答性が向上するという利点がある。

本考案の第一実施例の平面組立指示図である。本考案の第一実施例の平面分解指示図である。本考案の第一実施例の断面指示図である。本考案の第二実施例の平面組立指示図である。本考案の第二実施例の平面分解指示図である。本考案の第三実施例の平面組立指示図である。本考案の第三実施例の平面分解指示図である。

公知技術の欠点を改善し、信号雑音比を高め、電極間の相互干渉が低減するタッチパネルを提供することを本考案の主な目的とする。

タッチ応答性が向上するタッチパネルを提供することを本考案の別の目的とする。

上述の目的を達成するため、本考案はタッチユニットを提供する。それは第一透明基板及び第二透明基板をからなる。該第一透明基板は複数の第一軸方向電極を備え、該第一軸方向電極は第一方向に沿って延びて形成し、且つ隣接する第一軸方向電極間では少なくとも絶縁領域を備える。また該第二透明基板は該第一透明基板一側に設置し、且つ該第二透明基板は複数の第二軸方向電極を備え、更に各第二軸方向電極は複数の第一センサー電極ブロック及び少なくとも第二センサー電極ブロックを含む。該複数の第一センサー電極ブロックは該第二センサー電極ブロック両側に設置し、且つ該複数の隣接する第一センサー電極ブロック間は少なくとも一第一方向絶縁間隔を備え更に、第二方向に沿って延びて配列する。また該複数の第二センサー電極ブロックの中央位置では中空エリアを形成し、該複数の第一センサー電極ブロックとの間に少なくとも第二方向絶縁間隔を備え、本考案の第一軸方向電極及び第二軸方向電極的構造によって、信号雑音比を有効に高め、電極間の相互干渉が低減する効果を達成する。

本考案の上述目的及びその構造と機能の特性を図に基づき、実施例を挙げて説明する。

本考案は、一種のタッチパネル１０であり、図１、２、３は、本考案第一実施例の平面組立指示図及び平面分解指示図である。該タッチパネル１０は、第一透明基板１１及び第二透明基板１２を有する。
これら該第一透明基板１１及び第二透明基板１２の材質は、実施例ではガラスで説明しているが、それに制限されることなく、ポリエチレン・テレフタレート(Polyethylene Terephthalate，PET)、ポリカーボネート(Poly Carbonate，PC)、ポリエチレン(polyethylene，PE)、ポリ塩化ビニル(Poly Vinyl Chloride，PVC)、ポリプロピレン(Poly Propylene，PP)、ポリスチレン(Poly Styrene，PS)、ポリメタクリル酸メチル(Polymethylmethacrylate，PMMA)、シクロオレフィン共重合体(cycloolefin coplymer，COC)のうち任意の材質を選択してもよい。

そのうち、該第一透明基板１１は複数の第一軸方向電極１１１を備え、該第二透明基板１２は該第一透明基板１１に相対して設置する。また、該第二透明基板１２は複数の第二軸方向電極１２１を備える。これら複数の第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１材質はインジウムスズ酸化物(Indium Tin Oxide，ITO)、もしくはアンチモンスズ酸化物(Antimony Tin Oxide，ATO)、もしくはインジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide，IZO)薄膜とする。更に、該第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１は実施例に於いてスパッタリングにより該第一透明基板１１及び第二透明基板１２の一側面上に形成するが、これに制限されず、具体的に実施する場合、ジェル塗布、電気メッキもしくは真空蒸着法などで該側面上に形成しても良い。

また、該複数の第一軸方向電極１１１は第一方向Xに沿って延長形成し、本実施例では第一方向Xは図のX軸とし、且つ該複数の隣接する第一軸方向電極１１１間は少なくとも絶縁領域１１２を備える。第一軸方向電極１１１は該第一透明基板１１に形成して布設し、該第一透明基板１１上には、絶縁領域１１２を除き、それ以外のすべての位置に該第一軸方向電極１１１を敷設する。

また、該第二透明基板１２は、該該第一透明基板１１一側に相対して設置し、且つ該第二透明基板１２は上記第一軸方向電極１１１に交差して配置される複数の第二軸方向電極１２１を備え、更に各第二軸方向電極１２１は複数の第一センサー電極ブロック１２１１及び少なくとも第二センサー電極ブロック１２１３から構成する。該複数の第一センサー電極ブロック１２１１は該第二センサー電極ブロック１２１３両側に設置し、且つ該複数の隣接する第一センサー電極ブロック１２１１間には少なくとも第一方向絶縁間隔１２１２を備え、更に第二方向Yに沿って延長して配列し、該複数の第二センサー電極ブロック１２１３の第一軸方向電極１１１に交差する中央位置には中空エリア１２１４を形成し、該複数の第一センサー電極ブロック１２１１との間には少なくとも第二方向絶縁間隔１２１５を備える。且つ本実施例図では第二センサー電極ブロック１２１３は該第二方向Yに沿って第一軸方向電極１１１に対応して三箇所の中空エリア１２１４を形成する。また該第二方向絶縁間隔１２１５は該第一センサー電極ブロック１２１１と第二センサー電極ブロック１２１３間を完全に絶縁遮断する。

更に、図３に示すとおり、該タッチパネル１０は更に絶縁層１３を備え、該絶縁層１３は該第一透明基板１１と第二透明基板１２間に介挿されて、該第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１を電気的に隔離する。更に、第一透明基板１１、絶縁層１３及び第二透明基板１２を相互に重畳した時、その第一軸方向電極１１１の絶縁領域は二箇所の第一方向絶縁間隔１２１２位置に相対して配置される。拠って、本考案の第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１の構造により、信号雑音比を有効に高め、電極間の相互干渉を低減する効果を達成し、更に手袋を装着している状況下においても、正確にタッチ信号を検出し、該タッチパネル１０のタッチ応用性を高める。
その他、該各第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１は、更に少なくとも連接線（図未提示）を備え、それぞれ第一軸方向電極１１１と第一センサー電極ブロック１２１１及び第二センサー電極ブロック１２１３に連接して電気連接の目的を達成する。

図４及び図５に示すのは、本考案の第二実施例の平面組立指示図及び平面分解指示図である。図に示すとおり、本実施例は前述の第一実施例と一部構造は同じであるため、その説明は省く。
本実施例と前述の第一実施例の異なる点として、そのうちの該第二透明基板１２上の一部の第一センサー電極ブロック１２１１は該第二センサー電極ブロック１２１３と接続される。
本実施例に於いて、第二軸方向電極１２１の中間エリアの両第一センサー電極ブロック１２１１が該第二センサー電極ブロック１２１３に接続する。本考案の第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１の構造によって、信号雑音比を有効に高め、電極間の相互干渉を低減する効果を達成する。

図６及び図７に示すのは、本考案の第三実施例の平面組立指示図及び平面分解指示図である。図に示すとおり、本実施例係と前述第二実施例の一部構造は同じであるため、その点については重複して説明しない。
本実施例と前述の第二実施例の異なる点として、該第二透明基板１２の第二センサー電極ブロック１２１３の中空エリア１２１４内には少なくとも第三センサー電極ブロック１２１６が設置される。
本実施例では該中空エリア１２１４内に、両第三センサー電極ブロック１２１６を設置することによって、本考案の第一軸方向電極１１１及び第二軸方向電極１２１の構造は信号雑音比を有効に高め、電極間の相互干渉を低減する効果を向上する。

以上は、本考案の良好な具体的実施例であるが、本考案の特徴を制限するものではない。当該領域に習熟した者が本考案に基づいた変化及び修飾を行った場合、それは本考案の請求範囲に含むものとする。

１０タッチパネル
１１第一透明基板
１１１第一軸方向電極
１２第二透明基板
１２１第二軸方向電極
１２１１第一センサー電極ブロック
１２１２第一方向絶縁間隔
１２１３第二センサー電極ブロック
１２１４中空エリア
１２１５第二方向絶縁間隔
１２１６第三センサー電極ブロック
１３絶縁層
Ｘ第一方向
Ｙ第二方向

Claims

タッチパネルにおいて、
複数の第一軸方向電極を備え、その隣接する第一軸方向電極の間には絶縁領域を備える第一透明基板と、
該第一透明基板一側に相対して設置し、上記第一軸方向に交差する第二軸方向に配列する複数の第二軸方向電極を備え、
その各第二軸方向電極は複数の第一センサー電極ブロック及び少なくとも第二センサー電極ブロックから構成され、該複数の第一センサー電極ブロックは第二センサー電極ブロック両側に且つ第二軸方向に沿って延長して配列され、該第二センサー電極ブロックの第一軸方向電極に交差する中央位置には中空エリアが形成された第二透明基板を具えることを特徴とするタッチパネル。
前記第一軸方向電極は、第一方向に沿って延長して形成されることを特徴とする請求項１記載のタッチパネル。
前記複数の隣接する第一センサー電極ブロック間は第一方向絶縁間隔を備えることを特徴とする請求項１記載のタッチパネル。
前記第一センサー電極ブロックと第二センサー電極ブロック間は、第二方向絶縁間隔を備えることを特徴とする請求項１記載のタッチパネル。
前記局部の第一センサー電極ブロックは、該第二センサー電極ブロックに接続することを特徴とする請求項１記載のタッチパネル。
前記中空エリアは、内部に少なくとも一つの第三センサー電極ブロックを設置することを特徴とする請求項１記載のタッチパネル。
前記絶縁領域は、該第一方向に第一軸方向電極間に絶縁間隔を形成することを特徴とする請求項１記載のタッチパネル。
前記タッチパネルは、更に絶縁層を具え、
該絶縁層は該第一透明基板と第二透明基板間に介挿して設置し、且つ該第一軸方向電極及び第二軸方向電極を電気的に隔離することを特徴とする請求項１記載のタッチパネル。