JP3178870U - ネットワーク信号結合回路 - Google Patents

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有志 劉
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Abstract

【課題】信号結合効果を高めることができるネットワーク信号結合回路を提供する。
【解決手段】回路基板上に配置され、両端に、ネットワークコネクタ及びネットワークチップを接続して信号結合回路とする。信号結合回路には、2つの回路を有する2つ又は2つ以上のチャンネル12が設けられる。そのうち、1つ又は1つ以上のチャンネル12の両端間には、結合モジュール14が接続される。結合モジュール14は、チャンネル12の各回路にキャパシタ141,142が直列接続され、キャパシタ141,142に、等価抵抗143,144,145,146が並列接続されて構成される。等価抵抗143,144,145,146のキャパシタ141,142が接続される端部と反対の端部には、信号等価接地端147が接続される。
【選択図】図2

Description

本考案は、ネットワーク信号結合回路に関し、特に、ネットワークコネクタ及びネットワークチップに接続される信号結合回路であり、信号結合回路は、1つ又は1つ以上のチャンネルに結合モジュールがそれぞれ接続され、結合モジュールは、2つの回路にキャパシタがそれぞれ直列接続され、キャパシタの両端に、等価抵抗がそれぞれ並列接続されて構成され、等価抵抗には、信号等価接地端がそれぞれ接続され、これにより、信号結合効果を高めることができるネットワーク信号結合回路に関する。
現在、コンピュータ技術は、急速に発展しており、デスクトップ型パソコン又はノート型パソコンは、社会の至る所で使用されている。また、コンピュータは、演算機能が強化され、演算速度が高められ、体積が小型化される方向に発展している。また、ネットワーク通信技術も急速に発展しており、人々の生活、学習、仕事及びレクリエーションに、従来とは異なる斬新な機能を提供している。これにより、ネットワーク通信を通じて、ユーザ間において、必要とされるリアルタイムな情報、宣伝広告、メールなどを相互に伝送することが可能となっている。また、ネットワークを通じ、各種情報を検索したり、リアルタイム通信を行ったり、オンラインゲームで遊んだりすることもできる。即ち、人とネットワークとは、密接な関係を有する。
ネットワークにおいては、ケーブル接続又は無線接続の2つの方式により、データが伝送される。ケーブル接続の場合、ネットワークコネクタが必要とされる。従来のネットワークコネクタは、変圧器モジュール及び同相信号除去モジュールを有する。図5を参照する。図5に示すように、従来のネットワークコネクタにおいては、変圧コイルB及びフィルタコイルCが回路基板A上に装着される。また、変圧コイルB及びフィルタコイルCのコアD上には、導線D1が巻設される。導線D1の末端は、回路基板Aの接点に溶接される。コイルは、手作業で巻線作業を行う必要があるため、生産効率が低く、自動生産することができない。また、コイルは、断裂しやすいため、コストが高い。また、巻線の緊密度、距離、巻数などの差異がネットワークコネクタの機能に影響を与えるため、品質にバラツキが生じやすい。
また、ネットワークの運用が広がるにつれ、ネットワーク上において伝送されるデータ通信量も増大されている。また、ネットワーク業者は、ユーザの需要を満たすため、ネットワークの伝送速度を常に高めている(例えば、10Mbpsから100Mbps又は1Gbpsに高めている)。また、現在推し進められている光ケーブルネットワークにおいては、伝送速度が10Gbps以上にも達する。変圧コイルBは、インダクタであり、インダクタのインピーダンス(Z)は、誘導リアクタンスと呼ばれ、その単位はオーム(Ω)である。誘導リアクタンスの公式を数式1に示す。
Z=2π×f×L・・・数式1
数式1中のfは周波数であり、単位はヘルツ(Hz)である。Lは、インダクタのインダクタンス値であり、単位はヘンリー(H)である。ネットワークコネクタは、変圧コイルBのインダクタンス特性により、電気を絶縁し、信号を結合するものである。そのため、信号を一次側から二次側へと伝達するには、変圧コイルBが所定のインダクタンス値を有する必要がある。上述の公式から分かるように、誘導リアクタンスは、動作周波数及びインダクタンス値に正比例するため、信号周波数が増大すると、誘導リアクタンスも増大する(図6を参照。図6は、350μHのキャパシタの周波数と誘導リアクタンスとの関係を示すグラフである)。しかし、誘導リアクタンスが増大すると、信号の減衰が大きくなるため、ネットワークが断線したり、ネットワークの伝送速度が低下したりする。図7を参照する。図7から分かるように、変圧器の挿入損失が−3dbの場合、周波数応答は、約0.45MHz〜240MHzである。これを超えた場合、挿入損失が急激に増大するため、変圧器の動作周波数は、所定の狭い周波数帯内にしなければならない。また、変圧コイルBの特性は、低周波数が低強度、中周波数が高強度、高周波数が低強度からなる曲線であるため、ネットワーク伝送速度が1Gbpsに到達する場合、変圧コイルBの信号強度が低下し、製品に要求される機能を実現することが難しくなる。
そこで、従来の変圧コイルの品質が悪く、コストが高く、自動生産することができず、ネットワークの伝送速度が速い場合に強度が低下する問題の解決が求められていた。
本考案の考案者は、上述の問題及び欠点を解決するために、関連資料を収集し、多方面に渡って研究を行い、長年に渡る経験に基づき、幾度もの試作及び修正を経て、本考案のネットワーク信号結合回路を案出した。
本考案の主な目的は、キャパシタの信号結合効果が周波数が高まると共に増大する特性により、高周波ネットワークに使用した場合、キャパシタのネットワーク信号結合効果が高まり、これにより、信号結合効果を高めることができるネットワーク信号結合回路を提供することにある。
本考案のもう1つの目的は、回路基板に直接溶接されるキャパシタ及び受動素子のみが使用されることにより、自動生産することができる上、キャパシタ及び受動素子は、入荷した際に品質管理を行うことができ、品質を良品の基準内に維持することができ、これにより、製品の品質及び生産速度を高めることができるネットワーク信号結合回路を提供することにある。
上述の課題を解決するため、請求項1の考案は、ネットワークチップを有する回路基板上に配置される上、回路基板に、ネットワークコネクタが電気的に接続されることにより、信号を結合する信号結合回路を備え、信号結合回路には、2つの回路を有する2つ又は2つ以上のチャンネルが設けられ、2つ又は2つ以上のチャンネルの両端は、ネットワークコネクタが接続される第1の接続端と、ネットワークチップが接続される第2の接続端と、を有し、チャンネル中の1つ又は1つ以上のチャンネルには、結合モジュールがそれぞれ接続され、結合モジュールは、チャンネルの2つの回路に第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが直列接続され、第1のキャパシタ及び第2のキャパシタの第2の接続端に近い側部に、第1の等価抵抗及び第2の等価抵抗が並列接続され、第1のキャパシタ及び第2のキャパシタの第1の接続端に近い側部に、第3の等価抵抗及び第4の等価抵抗が並列接続されて構成され、第1の等価抵抗及び第2の等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、信号等価接地端が接続され、第3の等価抵抗及び第4の等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、もう1つの信号等価接地端が接続されることを特徴とするネットワーク信号結合回路である。
請求項2の考案は、第1の接続端に接続される2つ又は2つ以上のチャンネルは、フィルタモジュール及び結合モジュールが接続される上、第2の接続端に接続され、フィルタモジュールは、チャンネルの2つの回路に第1のコイル及び第2のコイルが直列接続されて構成されることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク信号結合回路である。
請求項3の考案は、複数のチャンネルが有する各回路のキャパシタと、キャパシタ両端に並列接続される等価抵抗と、により、π形回路が形成され、2つ回路のπ形回路は、対称であり、2つの回路のキャパシタの両端には、等価抵抗が並列接続され、ネットワークチップに近い2つの等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される信号等価接地端は、接地端であり、ネットワークコネクタに近い2つの等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される信号等価接地端は、供給電圧であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク信号結合回路である。
請求項4の考案は、キャパシタ及びキャパシタ両端の等価抵抗は、マッチングを行い、マッチング後のキャパシタは、0.1μファラド(F)であり、ネットワークチップに近い等価抵抗は、49.9オーム(Ω)であり、ネットワークコネクタに近い等価抵抗は、75オーム(Ω)であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク信号結合回路である。
請求項5の考案は、ネットワークコネクタ内部の回路基板上に配置される上、ネットワークコネクタに、ネットワークチップが電気的に接続されることにより、信号を結合する信号結合回路を備え、信号結合回路には、2つの回路を有する2つ又は2つ以上のチャンネルが設けられ、2つ又は2つ以上のチャンネルの両端は、ネットワークコネクタが接続される第1の接続端と、ネットワークチップが接続される第2の接続端と、を有し、チャンネル中の1つ又は1つ以上のチャンネルには、結合モジュールがそれぞれ接続され、結合モジュールは、チャンネルの2つの回路に第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが直列接続され、第1のキャパシタ及び第2のキャパシタの第2の接続端に近い側部に、第1の等価抵抗及び第2の等価抵抗が並列接続され、第1のキャパシタ及び第2のキャパシタの第1の接続端に近い側部に、第3の等価抵抗及び第4の等価抵抗が並列接続されて構成され、第1の等価抵抗及び第2の等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、信号等価接地端が接続され、第3の等価抵抗及び第4の等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、もう1つの信号等価接地端が接続されることを特徴とするネットワーク信号結合回路である。
請求項6の考案は、第1の接続端に接続される2つ又は2つ以上のチャンネルは、フィルタモジュール及び結合モジュールが接続される上、第2の接続端に接続され、フィルタモジュールは、チャンネルの2つの回路に第1のコイル及び第2のコイルが直列接続されて構成されることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク信号結合回路である。
請求項7の考案は、複数のチャンネルが有する各回路のキャパシタと、キャパシタ両端に並列接続される等価抵抗と、により、π形回路が形成され、2つ回路のπ形回路は、対称であり、2つの回路のキャパシタの両端には、等価抵抗が並列接続され、ネットワークチップに近い2つの等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される信号等価接地端は、接地端であり、ネットワークコネクタに近い2つの等価抵抗の第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される信号等価接地端は、供給電圧であることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク信号結合回路である。
請求項8の考案は、キャパシタ及びキャパシタ両端の等価抵抗は、マッチングを行い、マッチング後のキャパシタは、0.1μファラド(F)であり、ネットワークチップに近い等価抵抗は、49.9オーム(Ω)であり、ネットワークコネクタに近い等価抵抗は、75オーム(Ω)であることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク信号結合回路である。
本考案のネットワーク信号結合回路は、キャパシタの信号結合効果が周波数が高まると共に増大する特性により、高周波ネットワークに使用した場合、キャパシタのネットワーク信号結合効果が高まり、これにより、信号結合効果を高めることができる。また、回路基板に直接溶接されるキャパシタ及び受動素子のみが使用されることにより、自動生産することができる上、キャパシタ及び受動素子は、入荷した際に品質管理を行うことができ、品質を良品の基準内に維持することができ、これにより、製品の品質及び生産速度を高めることができる。
本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路の応用状態を示すブロック図である。 本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路を示す回路図である。 0.01μFのキャパシタの周波数と容量リアクタンスとの関係を示すグラフである。 本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路のもう1つの応用状態を示すブロック図である。 従来のネットワークコネクタを示す斜視図である。 350μHのキャパシタの周波数と誘導リアクタンスとの関係を示すグラフである。 従来の変圧器の挿入損失と周波数との関係を示すグラフである。
本考案の目的、特徴および効果を示す実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
図1〜図3を参照する。図1は、本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路の応用状態を示すブロック図である。図2は、本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路を示す回路図である。図3は、0.01μFのキャパシタの周波数と容量リアクタンスとの関係を示すグラフである。図1〜図3から分かるように、本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路は、回路基板4上に配置される上、両端にネットワークコネクタ2とネットワークチップ3とが接続される信号結合回路1である。信号結合回路1には、2つの回路を有する2つ又は2つ以上のチャンネル12が設けられる。2つ又は2つ以上のチャンネル12の両端は、ネットワークコネクタ2が接続される第1の接続端10と、ネットワークチップ3が接続される第2の接続端11と、を有する。第1の接続端10に接続される1つ又は1つ以上のチャンネル12は、フィルタモジュール13及び結合モジュール14が接続される上、第2の接続端11に接続される。フィルタモジュール13は、各チャンネルの2つの回路に第1のコイル131及び第2のコイル132が直列接続されて構成される。結合モジュール14は、2つのチャンネルの各回路に第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142が直列接続され、第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142の第2の接続端11に近い側部に、第1の等価抵抗143及び第2の等価抵抗144が並列接続され、第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142の第1の接続端10に近い側部に、第3の等価抵抗145及び第4の等価抵抗146が並列接続されて構成される。また、第1の等価抵抗143及び第2の等価抵抗144の第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142が接続される端部と反対の端部には、信号等価接地端147が接続される。また、第3の等価抵抗145及び第4の等価抵抗146の第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142が接続される端部と反対の端部には、もう1つの信号等価接地端147が接続される。
上述の2つの回路121に接続される第1のコイル131及び第2のコイル132は、互いに隣り合って配置され、信号のフィルタ処理を行う。また、第1のキャパシタ141の第1の接続端10に近い端部に接続される第3の等価抵抗145の第1のキャパシタ141が接続される端部と反対の端部に電気的に接続される信号等価接地端147は、接地端1471である。また、第1のキャパシタ141の第2の接続端11に近い端部に接続される第1の等価抵抗143の第1のキャパシタ141が接続される端部と反対の端部に電気的に接続される信号等価接地端147は、供給電圧1472である。また、第2のキャパシタ142の第1の接続端10に近い端部に接続される第4の等価抵抗146の第2のキャパシタ142が接続される端部と反対の端部に電気的に接続される信号等価接地端147は、接地端1471である。また、第2のキャパシタ142の第2の接続端11に近い端部に接続される第2の等価抵抗144の第2のキャパシタ142が接続される端部と反対の端部に電気的に接続される信号等価接地端147は、供給電圧1472である。第1の等価抵抗143及び第2の等価抵抗144の第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142が接続される端部と反対の端部は、互いに接続された後、供給電圧1472に接続される。また、第3の等価抵抗145及び第4の等価抵抗146の第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142が接続される端部と反対の端部は、互いに接続された後、接地端1471に接続される。
信号結合回路1は、第1の接続端10がネットワークコネクタ2の各端子と電気的に接続される上、第2の接続端11がネットワークチップ3の複数の接続ピンと電気的に接続される。2つ又は2つ以上のチャンネル12の各回路は、MD0+とMX0+、MD0−とMX0−、MD1+とMX1+、MD1−とMX1−、MD2+とMX2+、MD2−とMX2−、MD3+とMX3+、MD3−とMX3−が接続される。また、その位置は、必要に応じて変更することができ、本考案の範囲を限定するものではない。
上述の結合モジュール14は、キャパシタと、キャパシタ両端の等価抵抗と、からなるπ形回路(第1のキャパシタ141、第1の等価抵抗143及び第3の等価抵抗145、或いは、第2のキャパシタ142、第2の等価抵抗144及び第4の等価抵抗146)である。また、各チャンネル12の2つの回路のπ形回路は、対称であり、キャパシタ141,142により、回路を結合し、両端に並列接続される等価抵抗143,144,145,146により、インピーダンスマッチングが行われる。使用環境に応じ、マッチング後の第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142は、0.1μファラド(F)である。キャパシタ141,142のネットワークチップ3に近い端部に接続される第1の等価抵抗143及び第2の等価抵抗144は、49.9オーム(Ω)である。キャパシタ141,142のネットワークコネクタ2に近い端部に接続される第3の等価抵抗145及び第4の等価抵抗146は、75オーム(Ω)である。キャパシタのインピーダンス(Z)は、容量リアクタンスと呼ばれ、その単位は、オーム(Ω)である。容量リアクタンスの公式を数式2に示す。
Z=1/(2π×f×C)・・・数式2
数式2中のfは周波数であり、単位はヘルツ(Hz)である。Cは、キャパシタの容量値であり、単位はファラド(F)である。キャパシタの特性により、電気を絶縁し、信号を結合するため、上述の公式から、容量リアクタンスは、動作周波数及び容量値と反比例することが分かる。従って、信号周波数が増大する場合、容量リアクタンスは減少し(図3を参照。図3は、0.01μFのキャパシタの周波数と容量リアクタンスとの関係を示すグラフである)、信号の減衰が低下する。これにより、良好なネットワーク接続を実現することができる上、信号伝送速度も速くなる。キャパシタの周波数が高いほど、特性が増大する特性が利用されるため、ネットワークの周波数(周波数帯)が高い(1Gbpsを超える)状況においても、キャパシタは、コンピュータの直流電を絶縁して形成する電場誘起により、信号を結合する。また、キャパシタの特性により、高周波ネットワークにおける信号結合効果が高まる。
図1及び図4を参照する。図1は、本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路の応用状態を示すブロック図である。図4は、本考案の一実施形態によるネットワーク信号結合回路のもう1つの応用状態を示すブロック図である。図1に示すように、信号結合回路1が配置される回路基板4に、ネットワークチップ3が直接配置される上、ネットワークコネクタ2の複数の端子が電気的に接続される。また、図4に示すように、信号結合回路1が配置される回路基板4をネットワークコネクタ2内部に配置し、ネットワークコネクタ2を外部の回路基板上に配置されたネットワークチップ3と電気的に接続することもできる。即ち、ネットワークコネクタ2とネットワークチップ3との間で伝送される信号に対し、結合及びフィルタリングを行う機能を有すればよい。また、信号結合回路1が使用されるネットワーク伝送速度が10Mbps〜100Mbpsの場合、信号結合回路1は、2つのチャンネル12を有すればよい。また、信号結合回路1が使用されるネットワーク伝送速度が100Mbpsを超える(例えば、1Gbps又は10Gbps)場合、信号結合回路1は、4つのチャンネル12を有する必要がある。しかし、ネットワークコネクタ2及びネットワークチップ3の配置は、従来技術であり、本考案の重要な技術ではないため、これ以上の説明は、ここでは行わない。
上述の本考案のネットワーク信号結合回路を使用することにより、以下(1)及び(2)に示す効果を実現することができる。
(1)信号結合回路1には、2つの回路を有する2つ又は2つ以上のチャンネル12が設けられる。そのなかの1つ又は1つ以上のチャンネル12の両端間には、結合モジュール14が接続される。結合モジュール14は、各チャンネル12の2つの回路に第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142が直列接続され、第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142の第2の接続端11に近い側部に、第1の等価抵抗143及び第2の等価抵抗144が並列接続され、第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142のフィルタモジュール13に近い側部に、第3の等価抵抗145及び第4の等価抵抗146が並列接続されて構成される。また、第1の等価抵抗143と第2の等価抵抗144との間には、信号等価接地端147が接続され、第3の等価抵抗145と第4の等価抵抗146との間には、信号等価接地端147が接続される。キャパシタの周波数が高いほど、信号結合効果が増大される特性により、ネットワークの周波数が高い場合、キャパシタのネットワーク信号結合効果が高くなる。
(2)結合モジュール14は、キャパシタ141,142と、キャパシタ141,142両端に並列接続される等価抵抗143,144,145,146と、により、π形回路が形成されるため、一般のキャパシタ及び受動素子のみが使用される。このため、手作業で巻線作業を行う必要がなく、回路基板上に直接溶接することができる。これにより、自動生産を実現することができる。また、生産する際、キャパシタ及び受動素子の品質を維持することができる。
以上の説明から分かるように、本考案は、ネットワーク信号結合回路を提供するものである。本考案の信号結合回路1には、2つの回路を有する2つ又は2つ以上のチャンネル12が設けられる。そのなかの1つ又は1つ以上のチャンネル12の両端の第1の接続端10と第2の接続端11との間には、結合モジュール14が接続される。結合モジュール14は、各チャンネル12の2つの回路に第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142が直列接続され、第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142の第2の接続端11に近い側部に、第1の等価抵抗143及び第2の等価抵抗144が並列接続され、第1のキャパシタ141及び第2のキャパシタ142のフィルタモジュール13に近い側部に、第3の等価抵抗145及び第4の等価抵抗146が並列接続されて構成される。また、第1の等価抵抗143と第2の等価抵抗144との間には、信号等価接地端147が接続され、第3の等価抵抗145と第4の等価抵抗146との間には、信号等価接地端147が接続される。キャパシタ141,142及び等価抵抗143,144,145,146によって形成されるπ形回路により、ネットワークの周波数が高い場合、キャパシタの特性が増大し、ネットワーク信号結合効果が高まる。これにより、信号結合効果が高まることが本考案の重要な特徴である。しかし、以上の説明は、本考案の好適な実施形態を示すものであり、本考案の実施範囲を限定するものではない。従って、本考案の明細書及び図面の簡易な修飾及び同等効果である変更は、全て本考案に含まれる。
以上の説明から分かるように、本考案のネットワーク信号結合回路を実際に使用した場合、所望の効果及び目的を実現することができるため、実用性に優れた考案であると言える。
1 信号結合回路
10 第1の接続端
11 第2の接続端
12 チャンネル
13 フィルタモジュール
131 第1のコイル
132 第2のコイル
14 結合モジュール
141 第1のキャパシタ
142 第2のキャパシタ
143 第1の等価抵抗
144 第2の等価抵抗
145 第3の等価抵抗
146 第4の等価抵抗
147 信号等価接地端
1471 接地端
1472 供給電圧
2 ネットワークコネクタ
3 ネットワークチップ
4 回路基板
A 回路基板
B 変圧コイル
C フィルタコイル
D コア
D1 導線

Claims (8)

  1. 回路基板上にネットワークチップと、ネットワークコネクタが電気的に接続される信号結合回路とを備え、
    前記信号結合回路には、それぞれ2つの回路を有する複数のチャンネルが設けられ、前記複数のチャンネルの両端は、前記ネットワークコネクタが接続される第1の接続端と、前記ネットワークチップが接続される第2の接続端と、を有し、前記チャンネルには、結合モジュールがそれぞれ接続され、前記結合モジュールには、前記チャンネルの2つの回路に第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが直列接続され、前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタの前記第2の接続端に近い側部に、第1の等価抵抗及び第2の等価抵抗が並列接続され、前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタの前記第1の接続端に近い側部に、第3の等価抵抗及び第4の等価抵抗が並列接続され、前記第1の等価抵抗及び前記第2の等価抵抗の前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、信号等価接地端が接続され、前記第3の等価抵抗及び前記第4の等価抵抗の前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、他の信号等価接地端が接続されることを特徴とするネットワーク信号結合回路。
  2. 前記第1の接続端に接続される前記複数のチャンネルは、フィルタモジュール及び前記結合モジュールが接続されるとともに、前記第2の接続端に接続され、前記フィルタモジュールは、前記チャンネルの2つの回路に第1のコイル及び第2のコイルが直列接続されることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク信号結合回路。
  3. 前記複数のチャンネルが有する各回路の前記キャパシタと、前記キャパシタ両端に並列接続される前記等価抵抗と、により、π形回路が形成され、前記2つ回路のπ形回路は、対称であり、前記2つの回路のキャパシタの両端には、前記等価抵抗が並列接続され、前記ネットワークチップに近い前記2つの等価抵抗の前記キャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される前記信号等価接地端は、接地端であり、前記ネットワークコネクタに近い前記2つの等価抵抗の前記キャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される前記信号等価接地端は、供給電圧であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク信号結合回路。
  4. 前記キャパシタ及び前記キャパシタ両端の等価抵抗は、マッチングを行い、マッチング後の前記キャパシタは、0.1μファラド(F)であり、前記ネットワークチップに近い等価抵抗は、49.9オーム(Ω)であり、前記ネットワークコネクタに近い等価抵抗は、75オーム(Ω)であることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク信号結合回路。
  5. ネットワークコネクタ内の回路基板上に配置されるとともに、前記ネットワークコネクタに、ネットワークチップが電気的に接続されることにより、信号を結合する信号結合回路を備え、
    前記信号結合回路には、それぞれ2つの回路を有する複数のチャンネルが設けられ、前記複数のチャンネルの両端は、前記ネットワークコネクタが接続される第1の接続端と、前記ネットワークチップが接続される第2の接続端と、を有し、前記チャンネルには、結合モジュールがそれぞれ接続され、前記結合モジュールには、前記チャンネルの2つの回路に第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが直列接続され、前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタの前記第2の接続端に近い側部に、第1の等価抵抗及び第2の等価抵抗が並列接続され、前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタの前記第1の接続端に近い側部に、第3の等価抵抗及び第4の等価抵抗が並列接続され、前記第1の等価抵抗及び前記第2の等価抵抗の前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、信号等価接地端が接続され、前記第3の等価抵抗及び前記第4の等価抵抗の前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタが接続される端部と反対の端部には、他の信号等価接地端が接続されることを特徴とするネットワーク信号結合回路。
  6. 前記第1の接続端に接続される前記複数のチャンネルは、フィルタモジュール及び前記結合モジュールが接続されるとともに、前記第2の接続端に接続され、前記フィルタモジュールは、前記チャンネルの2つの回路に第1のコイル及び第2のコイルが直列接続されることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク信号結合回路。
  7. 前記複数のチャンネルが有する各回路の前記キャパシタと、前記キャパシタ両端に並列接続される前記等価抵抗と、により、π形回路が形成され、前記2つ回路のπ形回路は、対称であり、前記2つの回路のキャパシタの両端には、前記等価抵抗が並列接続され、前記ネットワークチップに近い前記2つの等価抵抗の前記キャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される前記信号等価接地端は、接地端であり、前記ネットワークコネクタに近い前記2つの等価抵抗の前記キャパシタが接続される端部と反対の端部に接続される前記信号等価接地端は、供給電圧であることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク信号結合回路。
  8. 前記キャパシタ及び前記キャパシタ両端の等価抵抗は、マッチングを行い、マッチング後の前記キャパシタは、0.1μファラド(F)であり、前記ネットワークチップに近い等価抵抗は、49.9オーム(Ω)であり、前記ネットワークコネクタに近い等価抵抗は、75オーム(Ω)であることを特徴とする請求項5に記載のネットワーク信号結合回路。
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