JP3178598U - Push button switch - Google Patents
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Abstract
【課題】厚さの異なる押し子への変更を容易に行なうことができる押釦スイッチを提供するものである。
【解決手段】押釦スイッチ100は、可動接点部材1と、可動接点部材1が接触する固定接点部3を有する基台2と、基台2に貼付けられ可動接点部材1を覆う保護シート4と、可動接点部材1に対応する位置で保護シート4に溶着された押し子5と、を有し、押し子5は、光により保護シート4に溶着された溶着部5aと、光を透過する透過部5bとを積層して形成している。これにより、押し子5の厚さ寸法を変える時に透過部5bの厚さ寸法のみを変えて対応することができるため、押し子5の厚さ寸法を変えたとしても、溶着する為の光の照射条件を都度変更する必要がなくなる。
【選択図】図2A push button switch is provided which can be easily changed to a pusher having a different thickness.
A pushbutton switch 100 includes a movable contact member 1, a base 2 having a fixed contact portion 3 with which the movable contact member 1 contacts, a protective sheet 4 attached to the base 2 and covering the movable contact member 1. A pusher 5 welded to the protective sheet 4 at a position corresponding to the movable contact member 1, the pusher 5 being welded to the protective sheet 4 by light, and a transmitting part that transmits light. 5b is laminated. As a result, when the thickness dimension of the pusher 5 is changed, only the thickness dimension of the transmission portion 5b can be changed, so even if the thickness dimension of the pusher 5 is changed, the light for welding is changed. There is no need to change the irradiation conditions each time.
[Selection] Figure 2
Description
本考案は、押し子が保護シートに一体化された押釦スイッチに関し、特に、押し子の厚さが変わっても生産性のよい押釦スイッチに関するものである。 The present invention relates to a pushbutton switch in which a pusher is integrated with a protective sheet, and more particularly to a pushbutton switch with good productivity even if the thickness of the pusher changes.
昨今、電子機器の操作スイッチとして用いられる押釦スイッチには、取り付けられた電子部品の操作部材により押圧される押し子が保護シートに一体化されたものがある。このような押釦スイッチには、取り付けられる電子機器に応じて、押し子の厚さを変更して対応することが求められている。 Recently, there is a push button switch used as an operation switch of an electronic device in which a pusher pressed by an operation member of an attached electronic component is integrated with a protective sheet. Such a push button switch is required to respond by changing the thickness of the pusher according to the electronic device to be attached.
このような従来の押釦スイッチとしては、下記の特許文献1に記載の押釦スイッチが知られている。以下、図7を用いて、特許文献1に記載の押釦スイッチについて説明する。図7は、特許文献1における押釦スイッチ900の構造を示す断面図である。特許文献1に記載の押釦スイッチ900は、シート部材910と、シート部材910の一方の面側に保持されたクリックばね940と、クリックばね940とは対向するシート部材910の他方の面に設けられ、クリックばね940への押圧力を伝達する押圧力伝達部材920とを有している。シート部材910と押圧力伝達部材920とを、互いに溶着可能な合成樹脂材で形成し、シート部材910と押圧力伝達部材920との重ね合わせ部Pに、レーザーを照射、あるいは超音波を印加させることにより、重ね合わせ部Pを溶着させてシート部材910と押圧力伝達部材920とを固定している。
As such a conventional push button switch, a push button switch described in
特許文献1に記載の押釦スイッチ900は、厚さの異なる押圧力伝達部材920を複数種類準備し厚さを変更することで、取り付けられる電子機器に最適な高さに切り換えることができる。しかしながら、要求に合わせて押圧力伝達部材920の厚さを変更すると、押圧力伝達部材920の蓄熱容量が変わるため、押圧力伝達部材920の厚さに合わせてレーザー光などの強度や照射時間などを調整する必要があり、生産性を向上させ難かった。
The
本考案は、上述した課題を解決して、押圧力伝達部材920のような押し子の厚さが変わっても生産性のよい押釦スイッチを提供するものである。
The present invention solves the above-described problems and provides a push button switch with good productivity even when the thickness of the pusher such as the push
請求項1に記載の押釦スイッチは、可動接点部材と、該可動接点部材が接触する固定接点部を有する基台と、前記基台に貼付けられ前記可動接点部材を覆う保護シートと、前記保護シートに溶着された押し子と、を有し、前記押し子は、光により溶着された溶着部と、光を透過する透過部とを積層して形成している、という特徴を有する。
The pushbutton switch according to
請求項2に記載の押釦スイッチは、前記溶着部は黒色または暗色で、前記透過部は透明または半透明である、という特徴を有する。
The push button switch according to
請求項3に記載の押釦スイッチは、前記押し子は、ポリエーテルエーテルケトンからなる材料で形成されている、という特徴を有する。
The pushbutton switch according to
請求項4に記載の押釦スイッチは、前記保護シートは、前記可動接点部材と対向する側の面に、前記保護シートを前記基台に貼り付ける粘着層が形成され、前記保護シートの粘着層と前記可動接点部材との間には、前記可動接点部材に対応する箇所の少なくとも一部にカバー部材が配設されている、という特徴を有する。
The pushbutton switch according to
請求項1の考案によれば、押し子を、光の照射により溶着される溶着部と、光を透過する透過部とを積層して形成することで、レーザー光などにより溶着される溶着部の厚さを一定にし、透過部の厚さを要求に合わせて調整することが可能となる。これにより、押し子の厚さを変えても溶着部の厚さは変わらないので押し子の蓄熱容量は変わらず、レーザー光の照射条件を変える必要はなくなる。したがって、押し子の厚さに対して複数種類の要求があったとしても、その都度レーザー光の照射条件を調整する必要がなくなるため、押し子の厚さが変わっても生産性のよい押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
According to the invention of
請求項2の考案によれば、溶着部の色を黒色または暗色とすることで効率的に熱を吸収しやすくなるとともに、透過部の色を透明または半透明とすることで光は透過され熱を吸収し難くなる。したがって、押し子の厚さが変わっても押し子の蓄熱容量はより変動しにくく、レーザー光の照射条件の調整はより必要がなくなるため、押し子の厚さが変わっても生産性のよりよい押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。 According to the second aspect of the present invention, heat can be efficiently absorbed by making the color of the welded portion black or dark, and light can be transmitted and heat by making the color of the transmissive portion transparent or translucent. It becomes difficult to absorb. Therefore, even if the thickness of the pusher changes, the heat storage capacity of the pusher is less likely to fluctuate, and adjustment of the laser light irradiation conditions is no longer necessary. There is an effect that a push button switch can be provided.
請求項3の考案によれば、押し子を、耐熱性の良いポリエーテルエーテルケトンで形成することで、高温環境に配置された場合でも変形し難くなる。したがって、リフロー半田付けなどの高温環境にも対応可能な押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
According to the invention of
請求項4の考案によれば、保護シートと可動接点部材との間の、可動接点部材に対応した箇所にカバー部材を配設することで、可動接点部材が保護シートに貼り付きにくくなる。保護シートと可動接点部材が貼り付くと、保護シートと可動接点部材とは互いの動作を阻害し、押釦スイッチの操作者は引っかかり感を感じるなど操作感触が悪いと感じることがある。保護シートが可動接点部材に貼り付きにくくなることで、引っかかり感がなく操作感触がよい押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
According to the invention of
以上より、本考案によれば、押し子を光の照射により溶着される溶着部と、光を透過する透過部とを積層して形成することで、溶着部の厚さを一定にし、透過部の厚さを要求に合わせて調整することが可能となる。これにより、押し子の厚さが変わっても溶着部の蓄熱容量は変わらないため、押し子の厚さに合わせてレーザー光などの照射条件を都度調整する必要がなくなり、押し子の厚さが変わっても生産性のよい押釦スイッチを提供することができる。 As described above, according to the present invention, the thickness of the welded part is made constant by forming the pusher by laminating the welded part welded by light irradiation and the light transmitting part. It is possible to adjust the thickness of the sheet to meet the requirements. As a result, even if the thickness of the pusher changes, the heat storage capacity of the welded portion does not change, so there is no need to adjust the irradiation conditions such as laser light according to the thickness of the pusher. Even if it changes, a push button switch with good productivity can be provided.
[第1実施形態]
以下に第1実施形態における押釦スイッチ100について説明する。まず始めに本実施形態における押釦スイッチ100の構成について図1ないし図3を用いて説明する。図1は第1実施形態における押釦スイッチ100の外観を示す図であり、図1(a)は押釦スイッチ100の外観を示す斜視図であり、図1(b)は押釦スイッチ100の外観を示す平面図である。図2は第1実施形態における押釦スイッチ100の構成を示す分解斜視図である。図3は図1(b)に示す断面I−Iで押し子5を切断した状態を示す断面図である。
[First Embodiment]
The
押釦スイッチ100は、図1に示すような外観であり、図2に示すように、可動接点部材1と、可動接点部材1が接触する固定接点部3を有する基台2と、基台2に貼付けられ可動接点部材1を覆う保護シート4と、保護シート4に溶着された押し子5と、可動接点部材1と保護シート4との過度な粘着を防ぐカバー部材6を備えている。
The
可動接点部材1は、導電性を有した金属板からなり、中央部には一方側へ略球面形状に突出してなる膨出部1aを有する。膨出部1aは、突出した方向から押圧されると、押圧された方向へ撓んだ後に反転可能である。
The
基台2は、合成樹脂材料からなり、略直方体形状に形成されている。基台2は、図2におけるZ1方向側の面である上面に、凹形状に形成され可動接点部材1を内部に収容可能な収容部2aを有している。収容部2aの内部底面には固定接点部3が露出して形成されている。また、基台2のX1−X2方向の側面のY2方向側には、それぞれ、金属板からなる第1接続端子部3cが突出して形成され、基台2のX1−X2方向の側面のY1方向側には、それぞれ、金属板からなる第2接続端子部3dが突出して形成されている。第1接続端子部3cおよび第2接続端子部3dは、外部との電気的接続が可能である。
The
固定接点部3は、導電性を有した金属板からなり、一部を基台2の収容部2aの内部底面に露出して基台2と一体に形成されている。また、固定接点部3は、収容部2aの内部底面の中央部に形成された第1固定接点部3aと、収容部2aの内部底面の第1固定接点部3aを挟んで対向する位置に形成された第2固定接点部3bとからなる。なお本実施形態においては、第2固定接点部3bは、X1−X2方向に平行で第1固定接点部3aを通る仮想直線上の収容部2aの外周端近傍に形成されている。また、第1固定接点部3aと第2固定接点部3bとは電気的に接続していない。また、第1固定接点部3aと第1接続端子部3cとは電気的に接続されており、第2固定接点部3bと第2接続端子部3dとも電気的に接続されている。
The fixed
押し子5は、合成樹脂材からなり、略円柱状に形成されている。押し子5は、図3に示すように、光により溶着可能な溶着部5aと、光を透過する透過部5bとを積層して形成されており、本実施形態においてはポリエーテルエーテルケトン(Polyetheretherketone、以降はPEEKと記す)からなる材料で形成されるとともに、溶着部5aは黒色または暗色に着色されており、透過部5bは透明または半透明としている。
The
保護シート4は、透光性を有した合成樹脂材からなり、シート状に形成され、基台2の収容部2aを覆うことができる大きさである。なお、本実施形態においては、保護シート4は、押し子5と同じ材料であるPEEKから形成されている。また、保護シート4の一方の面には、粘着剤からなり粘着力を備えた粘着層4aが形成されている。
The
なお、押し子5と保護シート4とを個別に説明したが、実際には押し子5と保護シート4とは一体に形成された状態で用いられる。図3に示すように、保護シート4の粘着層4aを有する面の裏面の中央部に、すなわち、保護シート4を基台2に貼り付けたときに可動接点1に対応する位置に、押し子5は溶着部5aと保護シート4とが接触するように配置される。保護シート4上に配置された押し子5は、図3に示す矢印Lのように、Z2方向から保護シート4を介して溶着部5aにレーザー光が照射される。レーザー光が照射された溶着部5aは黒色または暗色に着色されているため、レーザー光を透過しない。したがって、溶着部5aはレーザー光の熱により溶かされ、図3に示す破線で囲んだA部近傍が溶着され、押し子5と保護シート4とは一体に形成される。
In addition, although the
カバー部材6は、合成樹脂材からなり、シート状に形成され、基台2の収容部2aの内部に納まる大きさである。なお、本実施形態においては、カバー部材6は、押し子5と同じ材料であるPEEKから形成されている。また、本実施形態においては、カバー部材6は、図2のZ1方向から平面視した際に、可動接点部材1とほぼ同じ形状で、かつほぼ同じ大きさに形成されている。
The
次に押釦スイッチ100の構造について図4を用いて説明する。図4は図1(b)に記載の断面I−Iで押釦スイッチ100を切断した状態を示す断面図であり、図4(a)は初期状態における押釦スイッチ100を示す断面図であり、図4(b)は押圧操作を受けた状態の押釦スイッチ100を示す断面図である。
Next, the structure of the
可動接点部材1は、膨出部1aをZ1方向である上方を向けて、基台2の収容部2aの内部に配設される。このとき、可動接点部材1の外周端部は第2固定接点部3bに接触し、可動接点部材1と第2固定接点部3bとは電気的に接続される。押し子5が一体に形成された保護シート4は、粘着層4aと収容部2aとが対向する向きで、保護シート4が収容部2aを覆うように、基台2に積層して配設され、保護シート4を基台2に貼り付けることで保持される。なお、このとき、可動接点部材1に対応する粘着層4aの箇所の少なくとも一部には、カバー部材6が貼り付けられており、カバー部材6は保護シート4の粘着層4aと可動接点部材1との間に配設される。なお本実施形態においては、可動接点部材1に対応する箇所のほぼすべての箇所にカバー部材6が配設されている。押釦スイッチ100はこのような構造で形成されている。
The
次に押釦スイッチ100の動作について図4を用いて説明する。押圧操作を受けていない初期状態の押釦スイッチ100は、図4(a)に示すように、第1固定接点部3aと第2固定接点部3bとは電気的な接続はされていない。次に、図4(b)に示すように、押釦スイッチ100が、例えば、電子機器の構成部品である押圧部材OPなどにより押し子5をZ2方向へ押圧操作されると、押し子5は保護シート4およびカバー部材6を介して可動接点部材1をZ2方向へ押圧する。Z2方向へ押圧された可動接点部材1は、膨出部1aがZ2方向へ撓んだ後にZ2方向へ反転し、第1固定接点部3aに接触する。可動接点部材1と第1固定接点部3aとが接触することで、第1固定接点部3aと第2固定接点部3bとの間が電気的に接続される。また、押し子5への押圧を解除すると、押釦スイッチ100は図4(a)に示す初期状態に復帰し、第1固定接点部3aと第2固定接点部3bとの間の電気的な接続がなくなる。このようにして第1固定接点部3aと第2固定接点部3bとの間の電気的な接続状態を切り換え、第1接続端子部3cおよび第2接続端子部3dを介して外部へ出力することで、押釦スイッチとして機能する。
Next, the operation of the
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。 Hereinafter, the effect by having set it as this embodiment is demonstrated.
本実施形態の押釦スイッチ100では、可動接点部材1と、可動接点部材1が接触する固定接点部3を有する基台2と、基台2に貼付けられ可動接点部材1を覆う保護シート4と、保護シート4に溶着された押し子5と、を有し、押し子5は、光により溶着された溶着部5aと、光を透過する透過部5bとを積層して形成している、構成とした。
In the
これにより、押し子5を、光の照射により溶着される溶着部5aと、光を透過する透過部5bとを積層して形成する構成としたことで、押し子5の厚さ寸法t0は、図3に示すように溶着部5aの厚さ寸法t1と透過部5bの厚さ寸法t2とを足した値となる。各種要求に合わせて厚さ寸法t0を変更するとき、従来技術では押し子5に該当する部材は、溶着部5aと同様の材料のみで形成されているため、厚さ寸法が変わると蓄熱容量も変化してしまう。したがって、その都度、レーザー光の照射条件を変更しないと、押し子5に該当する部材が溶けず溶着できなくなったり、溶けすぎて穴が開いたりするなどの不具合が発生してしまう。本実施形態の構成とすることで、押し子5の厚さ寸法t0を変更する際に、レーザー光などにより溶着される溶着部5aの厚さ寸法t1を一定にし、透過部5bの厚さ寸法t2を要求に合わせて調整することが可能となる。例えば、図3に示す押し子5の厚さ寸法t0の2倍の厚さ寸法t3に形成する場合について、図3および図5を用いて説明する。図5は、図1(b)に示す断面I−Iで切断した厚さ寸法がt3の押し子5を示す断面図である。図3においては、溶着部5aの厚さ寸法t1と透過部5bの厚さ寸法t2とはほぼ同じ厚さ寸法で図示している。図5に示すように、押し子5の厚さ寸法t0を図3における押し子5の厚さ寸法t0の2倍の厚さ寸法t3に形成するときには、溶着部5aの厚さ寸法t1は図3の状態から変更せずに、図3における透過部5bの厚さ寸法t2を、3倍の厚さとなる厚さ寸法t4にすることで対応できる。これにより、押し子5の厚さを変えても、レーザー光などにより溶着される溶着部5aの蓄熱容量は変わらないので、レーザー光の照射条件を変える必要はなくなる。したがって、押し子の厚さが変わっても生産性のよい押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
Thereby, the
また、本実施形態の押釦スイッチ100では、溶着部5aは黒色または暗色で、透過部5bは透明または半透明である、構成とした。
Further, the
これにより、溶着部5aの色を黒色または暗色とすることで効率的に熱を吸収しやすくなるとともに、透過部5bの色を透明または半透明とすることで光は透過され熱を吸収し難くなる。よって、透過部5bの厚さ寸法t2が変わることで、押し子5の蓄熱容量が変動することをより確実に防ぐことができる。したがって、押し子の厚さが変わっても押し子の蓄熱容量はより変動しにくく、レーザー光の照射条件の調整はより必要がなくなるため、押し子の厚さが変わっても生産性のよりよい押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
This makes it easy to efficiently absorb heat by setting the color of the welded portion 5a to black or dark, and makes it difficult to absorb heat by transmitting light by making the color of the
また、本実施形態の押釦スイッチ100では、押し子5は、PEEKからなる材料で形成されている、構成とした。
Further, in the
これにより、押し子5を、耐熱性の良いPEEKで形成することで、高温環境に放置された場合でも変形し難くなる。リフロー半田付けなどの高温環境にも対応可能な押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
Thereby, by forming the
また、本実施形態の押釦スイッチ100では、保護シート4は、可動接点部材1と対向する側の面に、保護シート4を基台2に貼り付ける粘着層4aが形成され、保護シート4の粘着層4aと可動接点部材1との間には、可動接点部材1に対応する箇所の少なくとも一部にカバー部材6が配設されている、構成とした。
Further, in the
これにより、保護シート4と可動接点部材1との間の、可動接点部材1に対応した箇所にカバー部材6を配設することで、可動接点部材1が保護シート4に貼り付きにくくなる。保護シート4と可動接点部材1が貼り付くと、保護シート4と可動接点部材1とは互いの動作を阻害し、押釦スイッチの操作者は引っかかり感を感じるなど操作感触が悪いと感じることがある。保護シート4が可動接点部材1に貼り付きにくくなることで、引っかかり感がなく操作感触がよい押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
Thereby, the
また、本実施形態においては、カバー部材6は、図2のZ1方向から平面視した際に、可動接点部材1とほぼ同じ形状で、かつほぼおなじ大きさに形成されている。これにより、可動接点部材1と保護シート4とが貼り付くことをほぼ確実に防ぐことができる。したがって、引っかかり感がなく、より操作感触がよい押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
Further, in the present embodiment, the
また、本実施形態の押釦スイッチ100では、保護シート4、押し子5およびカバー部材6を同一材料のPEEKを用いて形成した。これにより、押釦スイッチ100がリフロー半田付け工程などの高温度環境の中に配置され、保護シート4、押し子5およびカバー部材6がそれぞれ熱膨張した場合に、熱膨張係数が同じことから極端に膨張の仕方が異なる部材が無い。よって、熱膨張により応力が集中する箇所が発生し難く、応力集中による破損や、剥がれなどが発生し難い構成となっている。したがって、リフロー半田により確実に対応可能な押釦スイッチを提供することができる、という効果を奏する。
Moreover, in the
以上のように、本考案の実施形態に係る押釦スイッチを具体的に説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば、次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本考案の技術的範囲に属する。 As described above, the pushbutton switch according to the embodiment of the present invention has been specifically described. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. Is possible. For example, the present invention can be modified as follows, and these embodiments also belong to the technical scope of the present invention.
(1)本実施形態において、基台2は合成樹脂材料からなり、固定接点部3を備え、略直方体形状に形成された構成としたが、基台2は固定接点部3を備え、平板状に形成された構成でも良い。例えば、基台2をプリント基板とし、プリント基板にパターン配線により固定接点部3を設け、固定接点部3に対応するプリント基板上に可動接点部材1を配設し、可動接点部材1を押し子5およびカバー部材6と一体に形成された保護シート4で覆うようにプリント基板上に保持する構成でもよい。
(1) In this embodiment, the
(2)本実施形態において、保護シート4、押し子5およびカバー部材6を同一材料のPEEKを用いて形成する構成としたが、リフロー半田付け工程などの高温度環境の中に配置されない用途で使用する場合には、それぞれ異なる材料で形成されていても良い。例えば、PEEKよりも耐熱性が低く、価格の安い材料にして低コスト化するなどしてもよい。
(2) In the present embodiment, the
(3)本実施形態において、カバー部材6を可動接点部材1とほぼ同じ大きさとする構成としたが、カバー部材6と可動接点部材1との互いの動作を阻害しない程度に、一部分で貼り付くようにカバー部材6の一部が削除されている構成としてもよい。図6はカバー部材6の形状が図2における形状と異なる場合を示した押釦スイッチ100の構成を示す分解斜視図であるが、例えば、図6に示すように、カバー部材6の中央部に開口部Xを設け、可動接点部材1の膨出部1aの一部が保護シート4に貼り付く構成としてもよい。
(3) In the present embodiment, the
1 可動接点部材
1a 膨出部
2 基台
2a 収容部
3 固定接点部
3a 第1固定接点部
3b 第2固定接点部
3c 第1接続端子部
3d 第2接続端子部
4 保護シート
4a 粘着層
5 押し子
5a 溶着部
5b 透過部
6 カバー部材
100 押釦スイッチ
DESCRIPTION OF
Claims (4)
該可動接点部材が接触する固定接点部を有する基台と、
前記基台に貼付けられ前記可動接点部材を覆う保護シートと、
前記可動接点部材に対応する位置で前記保護シートに溶着された押し子と、を有し、
前記押し子は、光により前記保護シートに溶着された溶着部と、光を透過する透過部とを積層して形成されていることを特徴とする押釦スイッチ。 A movable contact member;
A base having a fixed contact portion with which the movable contact member contacts;
A protective sheet affixed to the base and covering the movable contact member;
A pusher welded to the protective sheet at a position corresponding to the movable contact member,
The push button switch, wherein the pusher is formed by laminating a welded portion welded to the protective sheet by light and a transmissive portion that transmits light.
前記保護シートの粘着層と前記可動接点部材との間には、前記可動接点部材に対応する箇所の少なくとも一部にカバー部材が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ。 In the protective sheet, an adhesive layer is formed on the surface facing the movable contact member, and the adhesive sheet is attached to the base.
2. The pushbutton according to claim 1, wherein a cover member is disposed between at least a part corresponding to the movable contact member between the adhesive layer of the protective sheet and the movable contact member. switch.
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