JP3178503U - 加熱機能付きタンブラー - Google Patents

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Abstract

【課題】タンブラー本体内に収容した、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を一定温度に加熱することが可能で、保温性、携帯性に優れ、そのまま直接飲用でき、通勤、通学、小旅行などに広範に使用することができる加熱機能付きタンブラーを提供する。
【解決手段】タンブラー本体12内に配置され、タンブラー本体12に収容した液体を加熱するヒーターと、タンブラー本体12内に配置され、ヒーターによって加熱された液体の温度を感知する温度センサーと、タンブラー本体12の底部を着脱自在に装着可能で、タンブラー本体12体内のヒーターに通電する給電制御台34と、給電制御台34またはタンブラー本体12内に配置され、温度センサーの検知温度に基づいて、ヒーターへの通電を入切制御する制御部とを備える。
【選択図】図9

Description

本考案は、タンブラーに関し、より詳細には、保温性を有するタンブラー内に収容した、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を一定温度に加熱することが可能な加熱機能付きタンブラーに関する。
従来、この種のタンブラーは、カップ形状、ボトル形状などであり、例えば、真空断熱構造、断熱材を用いた断熱構造を備えたもの、断熱材を用いない構造のものなどがあり、ステンレス、合成樹脂から構成されている。このため、保温性に優れ、携帯性に優れるため、通勤、通学、小旅行などに広範に使用されるようになっている。
特開2011−244877号公報
しかしながら、このような従来のタンブラーは、いずれも、加熱機能を備えておらず、タンブラーの上部から蓋体を取り外したり、蓋体に設けた開閉可能な注ぎ口を介して、別途、薬缶などで沸かして一定温度に加熱したお茶、コーヒー、紅茶などの液体を、タンブラーの容器本体内に注ぎ入れるように構成されている。
従って、別途、薬缶などで沸かして一定温度に加熱したお茶などを準備しなければならず、手間がかかることになる。また、いったんタンブラー内に収容した液体は、時間が経過するとともに、温度が低下するが、従来のタンブラーでは、このように温度が低下したタンブラー内の液体を加熱することができず、不便である。
なお、例えば、特許文献1(特開2011−244877号公報)に開示されるように、電気ケトルにおいては、加熱機構が備えられている。
すなわち、電気ケトル100では、図13に示したように、給電台102と、給電台102に載置されるケトル本体104とを備えている。そして、給電台102は、円盤状の給電台本体106と、給電台本体106の上面中央部から上方に突出する電気接続端子部108と、電源コード110とを備えている。
また、ケトル本体104は、ケトル胴体112と、底体114と、蓋体116とを備えており、ケトル胴体112の内部には、液体が収容される内容器118が収容されている。そして、内容器118の底部外面には、図示しないが、ヒーターが配設されている。
しかしながら、このような電気ケトル100は、内容器118に収容した液体を加熱(沸騰)することを目的とするものであって、別途用意したタンブラー、コーヒーカップなどの容器に注ぎ入れるためのものである。
また、この電気ケトル自体は大型であり、通勤、通学、小旅行などには、持ち運びに不便であり、また、保温性にも優れず、別途用意した保温性を有するタンブラーに電気ケトルから加熱した液体を注がなければならず面倒である。
本考案は、このような現状に鑑み、タンブラー内に収容した、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を一定温度に加熱することが可能で、保温性、携帯性に優れ、そのまま直接飲用でき、通勤、通学、小旅行などに広範に使用することができる加熱機能付きタンブラーを提供することを目的とする。
本考案は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために考案されたものであって、本考案の加熱機能付きタンブラーは、
内部に液体を収容可能で、保温性を有するタンブラー本体と、
前記タンブラー本体内に配置され、タンブラー本体に収容した液体を加熱するヒーターと、
前記タンブラー本体内に配置され、前記ヒーターによって加熱された液体の温度を感知する温度センサーと、
前記タンブラー本体の底部を着脱自在に装着可能で、前記タンブラー本体内のヒーターに通電する給電制御台と、
前記給電制御台またはタンブラー本体内に配置され、前記温度センサーの検知温度に基づいて、ヒーターへの通電を入切制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、タンブラー本体の内部に、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を収容して、タンブラー本体の底部を給電制御台に装着する。これにより、タンブラー本体内のヒーターに通電され、タンブラー本体に収容した液体を加熱することができる。
また、タンブラー本体内に配置された温度センサーによって、ヒーターによって加熱された液体の温度が感知され、給電制御台またはタンブラー本体内に備えられた制御部により、温度センサーの検知温度に基づいて、ヒーターへの通電を入切制御され、タンブラー本体の内部に収容された液体を所定の温度に加熱することができる。
従って、このように所定の温度に加熱された液体を収容したタンブラー本体を、給電制御台から取り外すことによって、タンブラーとして、保温性、携帯性に優れ、そのまま直接飲用でき、通勤、通学、小旅行などに広範に使用することができる。
さらに、一定温度に加熱したお茶、コーヒー、紅茶、お湯、牛乳などの液体を別途準備したコップなどに移し替える必要がなく、そのまま直接飲用することができ便利である。
しかも、この場合、別途、薬缶などで沸かして一定温度に加熱したお茶などを準備する必要がなく、極めて便利である。
また、いったんタンブラー本体内に収容した液体は、時間が経過するとともに、温度が低下するが、本考案のタンブラーでは、タンブラー本体の底部を給電制御台に再び装着することによって、このように温度が低下したタンブラー本体内の液体を再び加熱することができ、非常に便利である。
さらに、この場合、ヒーターへの通電を入切制御する制御部が、給電制御台側に配置された態様では、タンブラー本体側を簡単な構造とすることができ、軽量化が図れ、携帯に非常に便利である。
さらに、この場合、ヒーターへの通電を入切制御する制御部が、タンブラー本体側に配置された態様では、給電制御台側を簡単な構造とすることができる。
また、本考案の加熱機能付きタンブラーは、
前記タンブラー本体の底部には、本体側着脱嵌合部を備え、
前記給電制御台には、前記本体側着脱嵌合部と嵌合する給電嵌合部を備え、
前記本体側着脱嵌合部に備えられたヒーター給電端子と、前記給電制御台に備えられたヒーター給電端子とが電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、コンセントに接続された給電制御台のヒーター給電端子から、本体側着脱嵌合部に備えられたヒーター給電端子を介して、タンブラー本体内に配置されたヒーターに通電することができ、タンブラー本体に収容した液体を加熱することが可能となる。
また、本考案の加熱機能付きタンブラーは、
前記本体側着脱嵌合部に備えられたセンサー給電端子と、前記給電制御台に備えられたセンサー給電端子とが電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、本体側着脱嵌合部に備えられたセンサー給電端子と、給電制御台に備えられたセンサー給電端子とが電気的に接続されるので、タンブラー本体内に配置された温度センサーによって、ヒーターによって加熱された液体の温度が感知される。
これにより、給電制御台、あるいはタンブラーに備えられた制御部により、温度センサーの検知温度に基づいて、ヒーターへの通電を入切制御され、タンブラー本体の内部に収容された液体を所定の温度に加熱することができる。
また、本考案の加熱機能付きタンブラーは、
前記給電制御台には、前記タンブラー本体の下部を支持する外周フランジが形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、給電制御台に形成された外周フランジによって、タンブラー本体の下部を支持するので、タンブラー本体の底部を給電制御台に装着した際に、タンブラー本体を安定して支持することができる。
これにより、タンブラー本体に収容した液体を加熱する際に、タンブラー本体が倒れることがなく、タンブラー本体に収容した液体が外部にこぼれて周囲を汚染することなく、安全である。
タンブラー本体の内部に、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を収容して、タンブラー本体の底部を給電制御台に装着する。これにより、タンブラー本体内のヒーターに通電され、タンブラー本体に収容した液体を加熱することができる。
また、タンブラー本体内に配置された温度センサーによって、ヒーターによって加熱された液体の温度が感知され、給電制御台またはタンブラー本体内に備えられた制御部により、温度センサーの検知温度に基づいて、ヒーターへの通電を入切制御され、タンブラー本体の内部に収容された液体を所定の温度に加熱することができる。
従って、このように所定の温度に加熱された液体を収容したタンブラー本体を、給電制御台から取り外すことによって、タンブラーとして、保温性、携帯性に優れ、そのまま直接飲用でき、通勤、通学、小旅行などに広範に使用することができる。
さらに、一定温度に加熱したお茶、コーヒー、紅茶、お湯、牛乳などの液体を別途準備したコップなどに移し替える必要がなく、そのまま直接飲用することができ便利である。
しかも、この場合、別途、薬缶などで沸かして一定温度に加熱したお茶などを準備する必要がなく、極めて便利である。
また、いったんタンブラー本体内に収容した液体は、時間が経過するとともに、温度が低下するが、本考案のタンブラーでは、タンブラー本体の底部を給電制御台に再び装着することによって、このように温度が低下したタンブラー本体内の液体を再び加熱することができ、非常に便利である。
図1は、本考案の加熱機能付きタンブラーの正面図である。 図2は、図1の加熱機能付きタンブラーの背面図である。 図3は、図1の加熱機能付きタンブラーの右側面図である。 図4は、図1の加熱機能付きタンブラーの左側面図である。 図5は、図1の加熱機能付きタンブラーの平面図である。 図6は、図1の加熱機能付きタンブラーのタンブラー本体の底面図である。 図7は、考案の加熱機能付きタンブラーの給電制御台の平面図である。 図8は、加熱機能付きタンブラーの底面図である。 図9は、図1の加熱機能付きタンブラーの使用状態を説明する分解斜視図である。 図10は、本考案の加熱機能付きタンブラーの回路図である。 図11は、本考案の別の実施例の加熱機能付きタンブラーのタンブラー本体の正面図である。 図12は、本考案の別の実施例の加熱機能付きタンブラーの回路図である。 図13は、従来の電気ケトルの分解斜視図である。
以下、本考案の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本考案の加熱機能付きタンブラーの正面図、図2は、図1の加熱機能付きタンブラーの背面図、図3は、図1の加熱機能付きタンブラーの右側面図、図4は、図1の加熱機能付きタンブラーの左側面図、図5は、図1の加熱機能付きタンブラーの平面図、図6は、図1の加熱機能付きタンブラーのタンブラー本体の底面図、図7は、考案の加熱機能付きタンブラーの給電制御台の平面図、図8は、加熱機能付きタンブラーの底面図、図9は、図1の加熱機能付きタンブラーの使用状態を説明する分解斜視図、図10は、本考案の加熱機能付きタンブラーの回路図である。
図1〜図10において、符号10は、全体で本考案の加熱機能付きタンブラーを示している。
図1〜図9に示したように、本考案の加熱機能付きタンブラー10は、図示しないが、内部に液体を収容する収容部を備え、例えば、真空構造などで構成された保温性を有し、ボトル形状のタンブラー本体12を備えている。
また、タンブラー本体12は、例えば、ネジ式、スナップフィット式などで、タンブラー本体12の口部に着脱自在に構成された蓋部14を備えている。この蓋部14をタンブラー本体12の口部から取り外すことによって、タンブラー本体12の口部の開口部から、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を、タンブラー本体12の収容部に収容することができるようになっている。
さらに、この蓋部14には、タンブラー本体12の収容部と連通する小径の連通孔16が形成されている。そして、図5の矢印で示したように、この連通孔16を開閉することができるように、スライド部材18が、タンブラー本体12にスライド可能に装着されている。
このスライド部材18に形成した把持用凹部18aに形成した把持部18bを指で引っ掛けて、スライド部材18をスライドして、連通孔16を開くことによって、タンブラー本体12の収容部に収容した液体を、口で直接、連通孔16を介して飲んだり、別途用意したコップ、カップなどに注ぐことができるように構成されている。なお、図5中、18cは、スライド部材18を閉じる側にスライドした際に、連通孔16を閉じてシールするための下方(内側)に突設する突設部を示している。
なお、この実施例では、蓋部14に、連通孔16、スライド部材18を設けるように構成したが、このような連通孔16、スライド部材18を設けずに、蓋部14をタンブラー本体12の口部から取り外すことによって、タンブラー本体12の口部の開口部から、タンブラー本体12の収容部に収容した液体を、口で直接、連通孔16を介して飲んだり、別途用意したコップ、カップなどに注ぐことができるように構成することも可能である。
そして、タンブラー本体12内には、図10に示したように、タンブラー本体12の収容部に収容した液体を加熱するヒーター20が設けられている。この場合、ヒーター20としては、特に限定されるものではなく、例えば、シリコンラバーヒーター、ニクロム線ヒーター、シーズヒーターなど公知のヒーターを使用することができる。
また、タンブラー本体12内には、図10に示したように、ヒーター20によって加熱された液体の温度を感知する温度センサー22が設けられている。
さらに、タンブラー本体12の底部24には、図6に示したように、同心円状に形成された複数個の突設形状の本体側着脱嵌合部26が形成されている。そして、この本体側着脱嵌合部26の間に形成された凹部28内には、図10に示したように、ヒーター給電端子30と、センサー給電端子32とが形成されている。
さらに、本考案の加熱機能付きタンブラー10は、図1、図9に示したように、裁頭円錐台形状の給電制御台34を備えている。この給電制御台34には、その背面側の底部近傍に電源コード36が設けられているとともに、その正面側に電源ランプ38が埋設されている。
そして、給電制御台34には、図9に示したように、外周フランジ40が形成されており、この外周フランジ40内に、嵌合用凹部42が形成されている。また、この嵌合用凹部42の底部には、同心円状に形成された複数個の突設形状の給電嵌合部44が形成されている。そして、この給電嵌合部44の間に形成された凹部46内には、図10に示したように、ヒーター給電端子48と、センサー給電端子50とが形成されている。
さらに、給電制御台34内には、図10に示したように、温度センサー22の検知温度に基づいて、ヒーター20への通電を入切制御する制御部52が設けられている。
このように構成することによって、タンブラー本体12の底部24を、給電制御台34の嵌合用凹部42に装着した際に、タンブラー本体12の底部24の本体側着脱嵌合部26が、給電制御台34の給電嵌合部44の間に形成された凹部46内に嵌合する。また、給電制御台34の給電嵌合部44が、タンブラー本体12の底部24の本体側着脱嵌合部26の間に形成された凹部28内に嵌合する。
これにより、図10に示したように、本体側着脱嵌合部26に備えられたヒーター給電端子30と、給電制御台34に備えられたヒーター給電端子48とが電気的に接続可能となっている。また、本体側着脱嵌合部26に備えられたセンサー給電端子32と、給電制御台34に備えられたセンサー給電端子50とが電気的に接続可能に構成されている。
これにより、電源コード36を介して、コンセントに接続された給電制御台34のヒーター給電端子48から、本体側着脱嵌合部26に備えられたヒーター給電端子30を介して、タンブラー本体12内に配置されたヒーター20に通電することができ、タンブラー本体12に収容した液体を加熱することが可能となる。
また、この際、本体側着脱嵌合部26に備えられたセンサー給電端子32と、給電制御台34に備えられたセンサー給電端子50とが電気的に接続されるので、タンブラー本体12内に配置された温度センサー22によって、ヒーター20によって加熱された液体の温度が感知される。
これにより、給電制御台34に備えられた制御部52により、温度センサー22の検知温度に基づいて、ヒーター20への通電を入切制御され、タンブラー本体12の内部に収容された液体を所定の温度に加熱することができる。
すなわち、蓋部14をタンブラー本体12の口部から取り外すことによって、タンブラー本体12の内部に、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を収容して、タンブラー本体12の底部24を給電制御台34に装着する。これにより、タンブラー本体12内のヒーター20に通電され、タンブラー本体12に収容した液体を加熱することができる。
また、タンブラー本体12内に配置された温度センサー22によって、ヒーター20によって加熱された液体の温度が感知され、給電制御台34に備えられた制御部52により、温度センサー22の検知温度に基づいて、ヒーター20への通電を入切制御され、タンブラー本体12の内部に収容された液体を所定の温度に加熱することができる。
従って、このように所定の温度に加熱された液体を収容したタンブラー本体12を、給電制御台34から取り外すことによって、タンブラーとして、保温性、携帯性に優れ、そのまま直接飲用でき、通勤、通学、小旅行などに広範に使用することができる。
さらに、一定温度に加熱したお茶、コーヒー、紅茶、お湯、牛乳などの液体を別途準備したコップなどに移し替える必要がなく、そのまま直接飲用することができ便利である。
しかも、この場合、別途、薬缶などで沸かして一定温度に加熱したお茶などを準備する必要がなく、極めて便利である。
また、いったんタンブラー本体12内に収容した液体は、時間が経過するとともに、温度が低下するが、本考案のタンブラーでは、タンブラー本体12の底部24を給電制御台34に再び装着することによって、このように温度が低下したタンブラー本体12内の液体を再び加熱することができ、非常に便利である。
さらに、この場合、ヒーター20への通電を入切制御する制御部52が、給電制御台34側に配置されるので、タンブラー本体12側を簡単な構造とすることができ、軽量化が図れ、携帯に非常に便利である。
また、給電制御台34に形成された外周フランジ40によって、タンブラー本体12の下部56を支持するので、タンブラー本体12の底部24を給電制御台34に装着した際に、タンブラー本体12を安定して支持することができる。
これにより、タンブラー本体12に収容した液体を加熱する際に、タンブラー本体12が倒れることがなく、タンブラー本体12に収容した液体が外部にこぼれて周囲を汚染することなく、安全である。
なお、この実施例では、制御部52により、温度センサー22の検知温度に基づいて、ヒーター20への通電を入切制御される際に、電源ランプ38を点灯または消灯して、使用者が視認できるようにすれば、使用者にタンブラー本体12の内部に収容された液体を所定の温度に加熱されたことが分かり便利である。
また、この際、このような電源ランプ38の代わりに、または、電源ランプ38とともに、例えば、チャイムなどの音声により使用者に指示するようにすれば便利である。
さらに、図11に示したように、タンブラー本体12に、縦長の窓部54を設けて、タンブラー本体12の内部に収容された液体の量を視認できるようにすれば、いわゆる「空焚き」を防止することができ便利である。
さらに、図示しないが、タイマーなどの安全装置を設けておき、電源スイッチのボタンを押して、タンブラー本体12の内部に収容した液体が設定温度に加熱された後、例えば、10分以後には、再び加熱しないような安全装置を設けておくことも可能である。
さらに、温度センサー22の他、例えば、温度ヒューズを設けておき、一定温度範囲に(例えば、122℃〜122℃の範囲に)タンブラー本体12の内部に収容した液体が維持されるようにすることも可能である。
図12は、本考案の別の実施例の加熱機能付きタンブラーの回路図である。
である。
この実施例の加熱機能付きタンブラー10は、図1〜図11に示した実施例の加熱機能付きタンブラー10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
図1〜図11に示した実施例の加熱機能付きタンブラー10では、給電制御台34に備えられた制御部52により、温度センサー22の検知温度に基づいて、ヒーター20への通電を入切制御され、タンブラー本体12の内部に収容された液体を所定の温度に加熱するように構成したが、この実施例の加熱機能付きタンブラー10では、図12に示したように、タンブラー本体12内に、温度センサー22の検知温度に基づいて、ヒーター20への通電を入切制御する制御部52を設けており、温度センサー22と制御部52が直接接続されている。
従って、タンブラー本体12の底部24を、給電制御台34の嵌合用凹部42に装着した際に、本体側着脱嵌合部26に備えられたヒーター給電端子30と、給電制御台34に備えられたヒーター給電端子48のみが電気的に接続可能となっている。
また、この場合には、タンブラー本体12に制御部52と接続するように電源ランプ38を設ければよい。なお、図示しないが、給電制御台34に電源ランプ38を設けて、タンブラー本体12の制御部52と接続するようにすることももちろん可能である。
このように構成することによって、蓋部14をタンブラー本体12の口部から取り外すことによって、タンブラー本体12の内部に、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を収容して、タンブラー本体12の底部24を給電制御台34に装着する。これにより、タンブラー本体12内のヒーター20に通電され、タンブラー本体12に収容した液体を加熱することができる。
また、タンブラー本体12内に配置された温度センサー22によって、ヒーター20によって加熱された液体の温度が感知され、タンブラー本体12内に配置された制御部52により、温度センサー22の検知温度に基づいて、ヒーター20への通電を入切制御され、タンブラー本体12の内部に収容された液体を所定の温度に加熱することができる。
従って、このように所定の温度に加熱された液体を収容したタンブラー本体12を、給電制御台34から取り外すことによって、タンブラーとして、保温性、携帯性に優れ、そのまま直接飲用でき、通勤、通学、小旅行などに広範に使用することができる。
さらに、そのまま直接飲用できるので、一定温度に加熱したお茶、コーヒー、紅茶、お湯、牛乳などの液体を別途準備したコップなどに移し替える必要がなく、そのまま直接飲用することができ便利である。
しかも、この場合、別途、薬缶などで沸かして一定温度に加熱したお茶などを準備する必要がなく、極めて便利である。
また、いったんタンブラー本体12内に収容した液体は、時間が経過するとともに、温度が低下するが、本考案のタンブラーでは、タンブラー本体12の底部24を給電制御台34に再び装着することによって、このように温度が低下したタンブラー本体12内の液体を再び加熱することができ、非常に便利である。
以上、本考案の好ましい実施の態様を説明してきたが、本考案はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、ボトル形状のタンブラー本体12としたが、カップ形状などその他の形状とすることが可能であり、また、真空断熱構造以外にも、断熱材を用いた断熱構造、断熱材を用いない構造とすることもでき、ステンレス、合成樹脂から構成することも可能である。
また、上記実施例では、タンブラー本体12の底部24に、同心円状に形成された複数個の突設形状の本体側着脱嵌合部26と、給電制御台34に、同心円状に形成された複数個の突設形状の給電嵌合部44との嵌合構造としたが、図13に示したような従来の給電台本体106の上面中央部から上方に突出する電気接続端子部108のような構造とすることも可能であるなど本考案の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本考案は、保温性を有するタンブラー内に収容した、例えば、お茶、コーヒー、紅茶、水、牛乳などの液体を一定温度に加熱することが可能な加熱機能付きタンブラーを提供することができる。
10 タンブラー
12 タンブラー本体
14 蓋部
16 連通孔
18 スライド部材
18a 把持用凹部
18c 突設部
18b 把持部
20 ヒーター
22 温度センサー
24 底部
26 本体側着脱嵌合部
28 凹部
30 ヒーター給電端子
32 センサー給電端子
34 給電制御台
36 電源コード
38 電源ランプ
40 外周フランジ
42 嵌合用凹部
44 給電嵌合部
46 凹部
48 ヒーター給電端子
50 センサー給電端子
52 制御部
54 窓部
56 下部
100 電気ケトル
102 給電台
104 ケトル本体
106 給電台本体
108 電気接続端子部
110 電源コード
112 ケトル胴体
114 底体
116 蓋体
118 内容器

Claims (4)

  1. 内部に液体を収容可能で、保温性を有するタンブラー本体と、
    前記タンブラー本体内に配置され、タンブラー本体に収容した液体を加熱するヒーターと、
    前記タンブラー本体内に配置され、前記ヒーターによって加熱された液体の温度を感知する温度センサーと、
    前記タンブラー本体の底部を着脱自在に装着可能で、前記タンブラー本体内のヒーターに通電する給電制御台と、
    前記給電制御台またはタンブラー本体内に配置され、前記温度センサーの検知温度に基づいて、ヒーターへの通電を入切制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする加熱機能付きタンブラー。
  2. 前記タンブラー本体の底部には、本体側着脱嵌合部を備え、
    前記給電制御台には、前記本体側着脱嵌合部と嵌合する給電嵌合部を備え、
    前記本体側着脱嵌合部に備えられたヒーター給電端子と、前記給電制御台に備えられたヒーター給電端子とが電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱機能付きタンブラー。
  3. 前記本体側着脱嵌合部に備えられたセンサー給電端子と、前記給電制御台に備えられたセンサー給電端子とが電気的に接続可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の加熱機能付きタンブラー。
  4. 前記給電制御台には、前記タンブラー本体の下部を支持する外周フランジが形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の加熱機能付きタンブラー。
JP2012003872U 2012-06-26 2012-06-26 加熱機能付きタンブラー Expired - Fee Related JP3178503U (ja)

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