JP3178442U - 遊技機設置島台 - Google Patents

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Abstract

【課題】回胴式遊技機の着脱を容易に行うことができ、しかも回胴式遊技機の本体枠や島台の支持枠の損傷を防止して再利用することのできる遊技機設置島台を提供する。
【解決手段】島台50にスロットマシーン1の上部を固定する上部固定装置80と、スロットマシーン1の下部を固定するスライド固定装置60を設ける。上部固定装置80は、固定ボルトを手動で回転して押圧板でスロットマシーン1の上端面を押圧することにより島台50にスロットマシーン1の上部を固定する。スライド固定装置60は、天板35上に設けられたレールと係合して島台50の前後方向にスライド固定装置60を進退自在に移動させるスライド機構を有し、スロットマシーン1の底板の前端部に係合する係合突起と、固定ボルトを手動で回転してスロットマシーン1の背面を押圧する押圧板とで、スロットマシーン1を挟持することにより島台50にスロットマシーン1の下部を固定する。
【選択図】図11

Description

本考案は、回胴式遊技機が設置される遊技機設置島台に関り、さらに詳しくは、回胴式遊技機の着脱を容易に行うことのできる遊技機設置島台に関する。
従来よりスロットマシーン等の回胴式遊技機は、遊技機設置島台(以下、単に「島台」ともいう)と呼ばれる木材やスチール等の骨組みからなる構造物に固定して使用されている。島台は、一般的に、複数の回胴式遊技機を横並び状に背向列設し、これら列設した回胴式遊技機に対して、遊技媒体となるメダル等を補給したり回収したりする機能を有している。
ところで、多数の回胴式遊技機が設置される遊技場においては、遊技者の興味を持続させるべく、回胴式遊技機の入れ替えが頻繁に行われる。しかしながら、回胴式遊技機の島台への取り付けは、例えば特許文献1に示すように、回胴式遊技機の本体枠の上面や下面を釘やボルト等により島台の支持枠に固定するようにしていた。
特開2005−342261号公報
上記のように、従来では、回胴式遊技機を釘やボルト等により島台に固定しているため、回胴式遊技機を島台に取り付けたり、取り外したりする作業は極めて煩雑なものとなっていた。しかも、このように釘やボルト等により回胴式遊技機を繰り返し固定すると、回胴式遊技機の本体枠や島台の支持枠が損傷し、再利用に支障を来すことがある。
本考案は、上記した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、回胴式遊技機の着脱を容易に行うことができ、しかも回胴式遊技機の本体枠や島台の支持枠の損傷を防止して再利用することのできる遊技機設置島台を提供することにある。
この様な問題を解決するために、本考案の遊技機設置島台(島台50)は、請求項1に記載したように、本体枠(本体枠10)と、該本体枠に開閉可能に取り付けられた前扉(前扉20)を備えた回胴式遊技機(スロットマシーン1)が設置される遊技機設置島台であって、前記回胴式遊技機が載置される天板(天板35)上に、前後方向に進退自在に移動可能なスライド固定装置(スライド固定装置60)を設け、該スライド固定装置は、前記回胴式遊技機を載置する平面板(平面板58)と、該平面板の前端から上方に突出して前記本体枠の前側下端(前端部24a)と係合する係合突起(係合突起59a)と、該平面板の後部に設けられて前記本体枠の背面(背面板26)側下部と係合する押圧板(押圧板74)を有した下部固定手段(下部固定装置70)と、を有し、前記回胴式遊技機を、引き出した前記スライド固定装置の前記平面板上に載置し、前記下部固定手段により前記押圧板を前方に移動させて前記本体枠を背面から押圧し、前記本体枠下部の前後を該押圧板と前記係合突起とで挟持することにより該回胴式遊技機を固定することを要旨とする。
このように、本考案の遊技機設置島台は、スライド固定装置を引き出して回胴式遊技機を平面板上に載置し、回胴式遊技機の本体枠の前側下端を、平面板の前端から上方に突出する係合突起に係合させ、下部固定手段の押圧板を前方に移動させて本体枠を背面から押圧することで、本体枠下部の前後を押圧板と係合突起とで挟持するという、極めて容易な作業で回胴式遊技機を固定することができる。また、回胴式遊技機を遊技機設置島台から取り外す作業も、上記と逆の手順で同様に極めて容易な作業で行うことができる。即ち、本考案の遊技機設置島台は、回胴式遊技機の着脱を容易に行うことができる。
従ってこのように構成される本考案の遊技機設置島台においては、従来の釘やボルトにより回胴式遊技機を取り付けたり、釘やボルトにより固定されている回胴式遊技機を取り外したりする際の煩雑な作業を行う必要がなく、その結果、回胴式遊技機の遊技機設置島台への着脱作業を極めて効率よく行うことができる。
また、スライド固定装置で回胴式遊技機を押圧するように固定するので、釘やボルトにより回胴式遊技機に固定するときのように、本体枠や遊技機設置島台を構成する支持枠等の部材が変形したり損傷してしまうことがなく、その結果、機種変更等で回胴式遊技機を取り替える場合に本体枠や支持枠等の部材を再利用することが可能になり、廃棄物が発生せずにコストダウンとなる。
また、請求項2に記載の遊技機設置島台は、請求項1に記載の遊技機設置島台において、前記スライド固定装置の移動範囲を規制する移動規制手段(後端58b、スライド機構63)を設け、該移動規制手段は、前記スライド固定装置を、前記回胴式遊技機を着脱するときの前方規制位置(図5、11の(B)に示すスライド固定装置60の位置)と、前記回胴式遊技機を設置するときの後方規制位置(図5、11の(A)に示すスライド固定装置60の位置)との間を移動可能にしたことを要旨とする。
従ってこのように構成される本考案の遊技機設置島台においては、スライド固定装置の移動範囲が、移動規制手段により回胴式遊技機を着脱するときの前方規制位置と、回胴式遊技機を設置するときの後方規制位置との間に規制されるので、その結果、回胴式遊技機の遊技機設置島台への着脱作業、つまりスライド固定装置の引き出し作業や押し込み作業が容易となる。
ここで、後方規制位置は、次のようにするとよい。即ち、請求項3に記載の遊技機設置島台は、請求項2に記載の遊技機設置島台において、前記後方規制位置は、前記スライド固定装置を後側に移動したとき、該スライド固定装置の所定箇所(後端58b)が前記遊技機設置島台を構成する部材(右側板37、右側板38a)と当接する位置としたことを要旨とする。このような構成によれば、スライド固定装置を確実に後方規制位置に停止することができる。
一方、前方規制位置は、次のようにするとよい。即ち、請求項4に記載の遊技機設置島台は、請求項2または請求項3に記載の遊技機設置島台において、前記前方規制位置は、前記回胴式遊技機と前記遊技機設置島台との間に、該遊技機設置島台の前面側から前記下部固定手段の操作が可能な所定の間隔(間隔D)が形成される位置としたことを要旨とする。
このような構成によれば、スライド固定装置が前方規制位置に位置(回胴式遊技機を着脱するときの位置)しているとき、遊技機設置島台の前面側から下部固定手段を操作できるので、極めて使い勝手がよい。
また、請求項5に記載の遊技機設置島台は、請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記スライド固定装置が前記後方規制位置に位置するときに、該スライド固定装置の移動を不能にするストッパー手段(ストッパー装置90)を設けたことを要旨とする。このような構成によれば、スライド固定装置が後方規制位置に位置(回胴式遊技機が設置されているときの位置)しているとき、スライド固定装置を確実に固定することができる。
ここで、ストッパー手段の構成は、次のようにするとよい。即ち、請求項6に記載の遊技機設置島台は、請求項5に記載の遊技機設置島台において、前記ストッパー手段は、前記スライド固定装置の後端(後板61)側に設けられるL字部材(L字金具72)の下面(下面72a)に穿設した挿通孔(挿通孔72b)に、前記天板の裏面側に設けられた固定ピン(固定ピン91)を下側から貫通させることにより前記スライド固定装置を移動不能にしたことを要旨とする。
このような構成によれば、固定ピンが、挿通孔を貫通してL字部材の下面から上方に突出するだけなので、容易な構成でスライド固定装置を移動不能にできる。特に、請求項3との関係では、スライド固定装置は確実に後方規制位置に停止するので、ストッパー手段は確実に機能する。なお、スライド固定装置を移動したいときは、上記と逆の手順で、固定ピンをL字部材の挿通孔から抜脱すればよい。
さらに、固定ピンの構成は、次のようにするとよい。即ち、請求項7に記載の遊技機設置島台は、請求項6に記載の遊技機設置島台において、前記固定ピンは、前記天板の裏面側に設けられた係合部材(係合部93)に上下方向に移動可能に取り付けられると共に、該係合部材に係止及び係脱可能に設けられた係止片(係止片95a)を有し、常時は付勢部材により上方側に付勢され、前記係止片が前記係合部材に係止されるとき、前記固定ピンは、その先端が前記挿通孔の下方に位置する第1位置に位置し、前記係止片が前記係合部材から係脱したとき、前記付勢部材の付勢力により、前記固定ピンは、前記第1位置から、その先端が前記挿通孔を貫通する第2位置に移動することを要旨とする。
このような構成によれば、固定ピンの係止片を、天板の裏面側に設けられた係合部材に係止したり係脱したりするだけの極めて容易な操作で、確実にストッパー手段を機能させて、スライド固定装置を移動不能または移動可能にすることができる。
そして、ストッパー手段の操作は、次のようにするとよい。即ち、請求項8に記載の遊技機設置島台は、請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記天板の下方には、前記遊技機設置島台の前面下部を覆う腰板(腰板32)が着脱自在に設けられ、前記ストッパー手段の操作は、該腰板を外して前記遊技機設置島台の前面側から行うことができるようにしたことを要旨とする。このような構成によれば、腰板を外して遊技機設置島台の前面側からストッパー手段(固定ピン)を操作できるので、極めて使い勝手がよい。
また、請求項9に記載の遊技機設置島台は、請求項2乃至請求項8の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記スライド固定装置が前記後方規制位置に位置するときに、前記回胴式遊技機の上部を固定する上部固定手段(上部固定装置80)を設けたことを要旨とする。このような構成によれば、スライド固定装置が後方規制位置に位置しているとき、回胴式遊技機をより確実に固定することができる。
ここで、上部固定手段の構成は、次のようにするとよい。即ち、請求項10に記載の遊技機設置島台は、請求項9に記載の遊技機設置島台において、前記上部固定手段は、前記遊技機設置島台を構成する上部材(上板34、下板54)に取り付けられる上部固定ボルト(固定ボルト82)と、上部固定ボルトの先端に取り付けられた押圧部材(押圧板83)とを有し、前記上部固定ボルトを操作して前記押圧部材を下方に移動させて前記本体枠を上から押圧し、前記本体枠の上下を該押圧部材と前記スライド固定装置の前記平面板とで挟持することにより前記回胴式遊技機を固定することを要旨とする。
このような構成によれば、上部固定ボルトを操作して押圧部材を下方に移動させるという極めて容易な作業で、本体枠を上から押圧することができ、これにより本体枠の上下を押圧部材とスライド固定装置の平面板とで挟持して、回胴式遊技機を固定することができる。即ち、本体枠の前後を押圧板と係合突起とで、本体枠の上下を押圧部材と平面板とで挟持することで、回胴式遊技機を極めて強固に固定することができる。しかも、押圧部材で回胴式遊技機を押圧するように固定するので、上述したように、本体枠や遊技機設置島台を構成する支持枠等の部材が変形したり損傷することがない。
さらに、押圧部材の上部固定ボルトへの取り付けは、次のようにするとよい。即ち、請求項11に記載の遊技機設置島台は、請求項10に記載の遊技機設置島台において、前記押圧部材は、前記上部固定ボルトに遊嵌され、揺動自在に設けられていることを要旨とする。
このように押圧部材を上部固定ボルトに対して揺動自在に設ければ、例え回胴式遊技機の機種毎で本体枠の上面の形状が異なっていても、押圧部材は、それら上面の形状に適応して本体枠により密着することが可能となり、その結果、より強固に回胴式遊技機の上部を押圧して固定することができる。
そして、押圧部材は、回胴式遊技機の固定を解除するとき、次のようにするとよい。即ち、請求項12に記載の遊技機設置島台は、請求項10または請求項11に記載の遊技機設置島台において、前記押圧部材は、前記上部固定ボルトを操作して前記回胴式遊技機の固定を解除するとき、上方に移動して前記遊技機設置島台を構成する上部材に設けられた前記上部固定ボルトが貫通する貫通孔(貫通孔34a、54a)の内部に収納可能に設けられることを要旨とする。
このような構成によれば、押圧部材は、回胴式遊技機を固定したスライド固定装置を前後に移動させる際、貫通孔の内部に収納することができるので、スライド固定装置の移動に支障することがない。さらに、回胴式遊技機が設置されていない状態においても、押圧部材を貫通孔の内部に収納することができるので、その結果、押圧部材が何らかの原因で損傷してしまうことを防止できる。
また、請求項13に記載の遊技機設置島台は、請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記下部固定手段は、前記押圧板を前後に移動させる下部固定ボルト(固定ボルト73)を有し、前記押圧板は、該下部固定ボルトに遊嵌され、少なくとも上下に揺動自在に設けられていることを要旨とする。
このような構成によれば、下部固定ボルトを操作して押圧板を前後に移動させるという極めて容易な作業で、本体枠を背面から押圧したり、押圧を解除したりすることができる。しかも、押圧板を下部固定ボルトに対して少なくとも上下に揺動自在に設けているので、例え回胴式遊技機の機種毎で本体枠の背面の形状が異なっていても、押圧板は、それら背面の形状に適応して本体枠により密着することが可能となり、その結果、より強固に回胴式遊技機の背部を押圧して固定することができる。
ここで、押圧板の構成は、次のようにするとよい。即ち、請求項14に記載の遊技機設置島台は、請求項1乃至請求項13の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記押圧板は、上端側に上部折返片(上部折返片74a)と、下端側に下部折曲片(下部折曲片74b)とを有し、該上部折返片及び該下部折曲片は、それぞれ先端側に所定数の上部係止爪(係止爪75a)及び下部係止爪(係止爪75b)を有し、該上部係止爪及び下部係止爪は、その先端が尖った形状に形成されると共に、水平線から下向きの斜め前方に所定の角度を持って形成されていることを要旨とする。
このような構成によれば、回胴式遊技機の前扉を開放したとき、前扉の重みにより回胴式遊技機が前側に傾斜した場合であっても、本体枠の背部に上部係止爪及び下部係止爪が食い込むので、その結果、回胴式遊技機が前側に転倒して遊技機設置島台から落下してしまうことを防止できるという、極めて顕著な効果を奏する。
そして、上部折返片と上部係止爪及び下部折曲片と下部係止爪の構成は、次のようにするとよい。即ち、請求項15に記載の遊技機設置島台は、請求項14に記載の遊技機設置島台において、前記上部折返片と前記上部係止爪及び前記下部折曲片と前記下部係止爪は、それぞれ直線状に設けられ、且つ、前記上部折返片と前記下部折曲片及び前記上部係止爪と前記下部係止爪は、それぞれほぼ平行になるように形成されていることを要旨とする。このような構成によれば、押圧板が形成し易くなると共に、回胴式遊技機が前側に傾斜したときに、本体枠の背部に上部係止爪及び下部係止爪が、より食い込み易くなる。
さらに、押圧板の構成は、次のようにするとよい。即ち、請求項16に記載の遊技機設置島台は、請求項1乃至請求項15の何れか1項に記載の遊技機設置島台において、前記押圧板は、左右の長さが前記本体枠より短く形成され、前記押圧板が前記本体枠の背面を押圧するとき、該押圧板は前記本体枠の左右の何れか一方寄りに位置して該押圧板が位置していない該本体枠の背面側に開放空間が形成されることを要旨とする。このような構成によれば、回胴式遊技機の背面から後ろ側に突出して設けられるスピカー装置等の機器との緩衝を、適宜回避することが可能になる。
本実施形態に係わるスロットマシーン1の正面図である。 本実施形態に係わるスロットマシーン1の右側面図である。 本実施形態に係わるスロットマシーン1の前扉20を開放したときの斜視図である。
本実施形態に係わるスロットマシーン1を設置する島台50の正面図である。 本実施形態に係わる図4における島台50のA−A断面図である。 本実施形態に係わるスライド固定装置60の平面図、正面図、右側面図である。
本実施形態に係わるスライド固定装置60の下部固定装置70の説明図である。 本実施形態に係わる図4における島台50のB−B断面図である。 本実施形態に係わるストッパー装置90の構成を説明するための説明図である。
本実施形態に係わる上部固定装置80の構成を説明するための説明図である。 本実施形態に係わるスロットマシーン1を島台50に固定したときの図4における島台50のA−A断面図である。
本実施形態に係わるスロットマシーン1をスライド固定装置60に固定したときの状態を説明するための説明図である。
<1.スロットマシーン1の構成>
以下に、本考案を実施するための形態を図を用いて説明する。まず、図1〜3を参照しながら、回胴式遊技機としてのスロットマシーン1の構成について説明する。図1は、スロットマシーン1の正面図、図2は、スロットマシーン1の右側面図、図3は、スロットマシーン1の前扉20を開放したときの斜視図である。
スロットマシーン1は、いわゆる3リール型のスロットマシーンであり、マシン内部に円筒外周面に沿ってそれぞれ異なる配置パターンで多種類の図柄が描かれた3つのリール2a、2b、2cを有している。このスロットマシーン1は、遊技者のスタート操作に基づいて3つのリールを同時に回転起動させた後、それぞれ個別の停止操作に基づいて各リールの回転を停止させ、停止後に表示される3つのリール2a、2b、2cの図柄の組み合わせが入賞図柄に該当するときに、その入賞状態に応じた枚数の遊技メダルを払い出すように構成されている。
スロットマシーン1は、全体として上下に長い矩形箱状の筐体を有して構成されており、大別すると、図3に示すように、中空の本体枠10と、この本体枠10の一側にヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられた前扉20とから構成されている。
本体枠10は、上板23、底板24、一対の側板25a、25b、背面板26とで、図3に示すように、前面が開放した箱形を成している。本体枠10の中空内部には、ホッパー5、電源装置6、集中端子板7、中継基板8を取り付けている。ホッパー5は、ゲーム結果にもとづいて遊技者にメダルを排出するものであり、メダル排出装置として機能する。そして、ホッパー装置5は、図3に示すように、本体枠10の底板24に取り付けられている。
電源装置6は、スロットマシーン1の各機器に電源を供給するものであり、本体枠10の側板25bに取り付けられている。集中端子板7は、図示していないが、外部出力端子を有し、スロットマシーン1の稼働状況等の情報を外部に出力するためのものであり、本体枠10の側板25aに取り付けられている。中継基板8は、図示しないカードユニット等にハーネスを介して接続されるものであり、本体枠10の側板25aの集中端子板7の下側に取り付けられている。
一方、前扉20は、図1に示すように、その前面側に、リール2a、2b、2cが臨む表示窓12a、12b、12cと、メダルを投入するためのメダル投入口13と、後述のリール装置14を駆動させるためのスタートレバー15と、リール装置14のリール2a、2b、2cを個別に停止可能な3個のストップスイッチ16と、クレジットの切替スイッチ17と、クレジットメダルの投入スイッチ18等が設けられている。さらに、前扉20は、その前面側の下部に、交換可能な装飾パネル19と、ホッパー5から排出されたメダルが貯留されるメダル貯留皿21が設けられている。
また、前扉20は、図3に示すように、その裏面側に、リール装置14、主基板22が取り付けられている。リール装置14は、遊技者のスタートスイッチ15の操作により、リール2a、2b、2cがモータの駆動力により個別に回転するようになっており、表示窓12a、12b、12cの裏側に取り付けられている。主基板22は、リール装置14やホッパー5等のスロットマシーン1の各種機器の制御を行うものであり、本実施形態ではリール装置14の上面に取り付けられている。
なお、スロットマシーン1は、図1、2に示すように、前扉20が閉じた状態であっても、底板24の前端部24aの下部が露出するようになっており、スロットマシーン1を後述する島台50に固定する場合には、この露出している前端部24aの下部に、島台50に設けられたスライド固定装置60の係合突起59aが係合するようになっている。
<2.島台50の構成>
次に、上記した構成のスロットマシーン1を設置する島台50について、図を参照しながら詳細に説明する。図4は、スロットマシーン1を設置する島台50の正面図、図5は、図4における島台50のA−A断面図であり、(A)は後述のスライド固定装置60が通常の位置(スロットマシーン1が設置されているときの位置)を示し、(B)はスライド固定装置60が前方に突出した位置(スロットマシーン1を着脱するときの位置)を示している。
島台50は、その下部側に、平面視したとき略腰までの高さの4本の支柱33a、33bが矩形の四隅に位置するように垂設されている。支柱33a、33bは、スチール等の材質で形成され、その上端には、島台50に対して前方側に突出する略矩形板状の天板35が取り付けられている。また、天板35の下方には、図5に示すように、支柱33aと支柱33bを連結する横桟29a、29bと、支柱33b間を連結する横桟31が架設されている。
天板35は、その長手方向前側の略中央に、島台50に対して前方に自在に突出してメダルを収容する玉箱を載置可能な玉箱載置部材35aを備えており、また、その上方には、上板34と、右側板37と、玉箱ボックス38と、下板39とから成る木等の材質により形成される略矩形状の支持枠36が取り付けられている。また、天板35の下方には、化粧用のサイドカバー30と腰板32が設けられ、腰板32は、前方に傾斜するように(図5参照)サイドカバー30間に着脱自在に付設されている。また、腰板32の下端には内側に向かって短い突出片32aが設けられ、この突出片32aと上記横桟31の上に、底板28が載置されるように設けられている。
この底板28は、平面視したとき4本の支柱33a、33bで形成される空間を隙間なく覆うように閉塞する矩形の平板状に形成され、この底板28上には、スロットマシーン1から排出されたメダルを回収するための回収装置(図示省略)が設置されるようになっている。なお、このような構成の底板28により、島台50から遊技媒体としてのメダルや、ボルト、ナット等を始めとする内部の備品が、島台50の下部や外部に落下するのを防止することができる。
また、支柱33a、33bは、その下端に、該支柱33aと該支柱33bを連結するL字金具44が装着されており、このL字金具44は、アンカーボルト46により遊技場の床面に固定されている。つまり、島台50は、このL字金具44及びアンカーボルト46により、遊技場の床面に立設される。
ここで、上記支持枠36の下板39は、図4に示すように、上板34よりも左右の長さが短く形成されており、この下板39と玉箱ボックス38(右側板38a)の間には、本考案の要部を構成するスライド固定装置60が介装されている。なお、玉箱ボックス38は、前面開放の複数段状(図示では4段)に形成され、玉箱以外にも遊技者の荷物等が収容できるようになっている。また、スライド固定装置60の構成については、後に詳述する。
しかして、このスライド固定装置60と、上板34、右側板37、玉箱ボックス38の右側板38a、下板39とで、スロットマシーン1と図示しない台間ユニットが設置される前後面開放の遊技機設置空間40を形成している。そして、遊技機設置空間40のうち、スロットマシーン1はスライド固定装置60に載置するように配置され、台間ユニットは下板39に載置するように配置される。なお、台間ユニットは、スロットマシーン1と電気的に接続され、遊技者の金銭の投入に対してメダルを払い出したり、プリペイドカードや会員カード等、遊技を行うための所定のカードを挿入するためのカード挿入口等が設けられるようになっている。
一方、島台50の上部側には、支持枠36の上方に上ユニット51が設置されており、この上ユニット51は、上板52と、一対の側板53と、下板54とで形成される前後面開放の箱枠と、この箱枠の前側に開閉自在に設けられる幕板55と、この箱枠内において幕板55の右側に設けられる機器設置部56とにより構成されている。
幕板55は、島台50内部でメダルの玉詰まりや内部機器が故障を起こしたとき等に、店員が対処できるようにするため、島台50に対して開閉自在に設けられるものであり、また、その前面には、店員を呼び出したり、スロットマシーン1が特賞状態(例えば大当り状態)等になったときに点等/点滅する呼出ランプが取り付けられるようになっている。なお、図中、57は、取り付けられた呼出ランプの配線を島台50内に引き込むための、幕板55に穿設された円形孔である。また、機器設置部56は、遊技者から挿入される紙幣を識別するビルバリ(紙幣識別装置)等の機器が組み込まれるようになっている。
ここで、上ユニット51の下板54(及び支持枠36の上板34)には、遊技機設置空間40にスロットマシーン1が設置される際、スライド固定装置60と協働してスロットマシーン1を島台50に固定するための上部固定装置80が取り付けられている。この上部固定装置80の構成については、以下に述べる。
<3.スライド固定装置60、上部固定装置80の構成>
次に、スロットマシーン1を島台50に固定するための、本考案の要部となるスライド固定装置60、上部固定装置80の構成について説明する。まず、図10を参照しながら、上部固定装置80の構成について説明する。図10は、上部固定装置80の構成を説明するための説明図であり、(A)は上部固定装置80が島台50に取り付けられた状態を上方から見た斜視図、(B)は上部固定装置80が島台50に取り付けられた状態を下方から見た斜視図である。
上部固定装置80は、上ユニット51の下板54及び支持枠36の上板34の左右に一対取り付けられる装置であって、矩形平板状の座板81と、頭部82aと軸部82bを有する固定ボルト82と、固定ボルト82の先端に取り付けられた椀状の押圧板83とにより構成されている。
座板81の中央には、固定ボルト82の軸部82bのネジ山と螺合するネジ穴81aが穿設されており、軸部82bは、ネジ穴81aと螺合して該ネジ穴81aから下方に突出した状態となっている。そして、このネジ穴81aから突出した軸部82bの先端に、押圧板83が遊嵌されており、押圧板83は軸部82bに対して揺動自在となっている。また、固定ボルト82の頭部82aは、軸部82bの略3倍くらいの径で円柱状に形成され、人の手で回転し易いように円周部に細かい縦溝が形成されている。
一方、島台50において、上部固定装置80が取り付けられる上ユニット51の下板54と、下板54と重合する支持枠36の上板34の左右2箇所には、円形の貫通孔54a、34aがそれぞれ連設されており、この貫通孔54a、34aの径は、同径であって、図10(B)に示すように、押圧板83の径より大きく形成されている。
そして、上記のように構成される上部固定装置80を島台50に取り付けるには、貫通孔54a、34aに上方から押圧板83及び軸部82bを挿入し、座板81が貫通孔54aを塞ぐように該座板81を下板54の上面に載置し、ビス等で座板81を下板54に固定するようにすればよい。
このようにして上部固定装置80を島台50に取り付けた場合、上部固定装置80は、スロットマシーン1が島台50に設置されていないときは、押圧板83が貫通孔54a、34a内に位置するように固定ボルト82の頭部82aを操作すればよい。これにより、スロットマシーン1が島台50に設置されていない状態では、押圧板83が何らかの原因で損傷してしまうことを好適に防止できる。
一方、スロットマシーン1が島台50に設置されているときは、固定ボルト82の頭部82aを回転することにより、押圧板83が上板34の貫通孔34aから僅かに突出して該押圧板83がスロットマシーン1の上端を押圧するようになっている。これにより、上部固定装置80は、スロットマシーン1の上部側を容易に固定することができる。なお、図10(B)は、押圧板83が上板34の貫通孔34aから突出している状態を示している。
次に、スライド固定装置60の構成について説明する。図6は、スライド固定装置60の構成を示す平面図、正面図、右側面図、図7は、スライド固定装置60の下部固定装置70の説明図であり、(A)は下部固定装置70付近の部分斜視図、(B)は下部固定装置70付近の拡大右側面図であり、図8は、図4における島台50のB−B断面図であり、(A)はスライド固定装置60が通常の位置(スロットマシーン1が設置されているときの位置、図5(A)に対応)を示し、(B)はスライド固定装置60が前方に突出した位置(スロットマシーン1を着脱するときの位置、図5(B)に対応)を示しており、図9は、ストッパー装置90の構成を説明するための説明図であり、(A)はストッパー装置90によりスライド固定装置60がスライド不能に固定されている状態を示す斜視図、(B)はストッパー装置90による固定が解除されてスライド固定装置60がスライド可能になっている状態を示す斜視図である。
スライド固定装置60は、大別すると、スライド本体部65と、下部固定装置70と、ストッパー装置90とから構成されている。まずスライド本体部65の構成について、主に図6を参照しながら説明する。スライド本体部65は、全体がスチール等の材質で形成され、スロットマシーン1を載置する面となる略矩形の平面板58と、平面板58の前端及び後端に設けられる前板59及び後板61とを備えている。
平面板58は、スロットマシーン1の横幅(底板24)とほぼ同じ横幅で、その奥行きは、スロットマシーン1の奥行きより略後述の下部固定装置70の分だけ大きく形成されている。平面板58は、図6の正面図に示すように、その裏面側に4つのL字金具62が取り付けられており、このL字金具62の側面には、スライド機構63が取り付けられている。スライド機構63は、ボールベアリング等を有する周知の構造でその説明は省略するが、島台50の天板35に設けられる後述のレール部材64(図8参照)と係合して、スライド固定装置60を島台50の前後方向に進退自在にスライドさせる機能を有している。なお、図6の正面図では、説明容易のため、前板59の記載を省略している。
また、平面板58には、図6の平面図に示すように、その前部両側に、スライド機構63を覆うL字状の覆い部58aが連設されている。この覆い部58aは、スライド固定装置60が通常の位置(スロットマシーン1が設置されているときの位置、図8(A)参照)のとき、島台50の前方に露出するスライド機構63の前部を覆うようになっており、これにより島台50の美観は損なわれることがない。また、覆い部58aの後端58bの外側先端は(図6の平面図参照)、スライド固定装置60が通常の位置では、島台50の右側板37及び玉箱ボックス38の右側板38aと当接するようになっており、これによりスライド固定装置60における通常の位置が規定される。
なお、図中、66は、平面板58に矩形に穿設された回収孔であり、この回収孔66は、島台50に設置されたスロットマシーン1から排出されるメダルを回収して内部の回収機構へ導出するための装置であり、これは後述するが、天板35及び座板35bにも同様に形成されている(図8参照)。
前板59は、矩形の左右に細長い平板状に形成され、図6の右側面図に示すように、平面板58と直交し、その上端には、平面板58からやや突出する係合突起59aが形成されている。この係合突起59aは、上述したスロットマシーン1の本体枠10を構成する底板24の前端部24aと係合する部材である(後述の図11、12参照)。また、前板59の左右の長さは、L字金具62及びスライド機構63が前面側から見たとき露出しないよう、図6の正面図に示すように、平面板58と左右の覆い部58aの前面を全て覆う長さに形成されており、これにより島台50の美観は損なわれることがない。
一方、後板61は、前板59と同様に矩形の左右に細長い平板状に形成されているが、その左右の長さは前板59より短く、且つ平面板58の右寄りに配置され、図6の右側面図に示すように、平面板58の後端から上方に延びて垂直状に立設されている。後板61が平面板58の右寄りに配置されるのは、スロットマシーン1裏面の定位置に突出して設けられるスピカー装置等との緩衝を回避するためである。
また、後板61の裏面には、左右に一対のナット部67が設けられており、このナット部67のネジ穴と連通するように後板61に挿通孔71が穿設され、このナット部67及び挿通孔71に後述の下部固定装置70が固定されるようになっている。さらに、後板61の裏面には、その略中央に後述のストッパー装置90と係合するL字金具72が、後板61から下方に突出するように設けられている。なお、このL字金具72の突出長は、図6の正面図に示すように、上記したL字金具62のスライド機構63が取り付けられている側面の高さとほぼ同じ長さになっている。これにより、L字金具72がスライド固定装置60の移動に支障することはない。また、後板61の大きさは、図6に示すように、後述の下部固定装置70の押圧板74の大きさとほぼ同じ大きさになっている。
次に、下部固定装置70の構成について、主に図7を参照しながら説明する。下部固定装置70は、上記したようにスライド本体部65の後板61に取り付けられる装置であって、頭部73aと軸部73bを有する左右一対の固定ボルト73と、固定ボルト73の先端に取付部74dを介して取り付けられた略矩形の左右に細長い押圧板74とにより構成されている。
固定ボルト73は、軸部73bが、後板61の上記ナット部67及び挿通孔71に軸部73bのネジ山が螺合及び挿通して、後板61から前方に突出した状態となっている。そして、この後板61から突出した軸部73bの先端に、押圧板74が遊嵌されており、押圧板74は軸部73bに対して、図7の矢印Yに示すように上下方向に揺動自在となっている。また、固定ボルト73の頭部73aは、人の手で握り易いハンドル状に形成されている。
押圧板74は、スチール等の材質で形成され、平板状の基板74cと、その上端が前方側に折り返された上部折返片74aと、その下端が前方側に折り曲げられた下部折曲片74bと、基板74cの裏面側に設けられた椀状の取付部74dを有し、上部折返片74aと下部折曲片74bには、その左右の両端及び中央に三角状の係止爪75a、75bが突出するように設けられている。また、下部折曲片74bの係止爪75bは、スライド本体部65の平面板58と接触しておらず、両者の間には若干の隙間が存在する(図6の正面図、右側面図参照)。
図7(B)に示すように、上部折返片74aと係止爪75a及び下部折曲片74bと係止爪75bはそれぞれ直線状に設けられ、また、上部折返片74aと下部折曲片74b及び係止爪75aと係止爪75bは、それぞれほぼ平行になるように形成されている。そして、上部折返片74a(係止爪75a)と基板74cとが交わる角度Aは、30〜45度程度に形成されるようになっており、これは、当然ながら、下部折曲片74b(係止爪75b)と基板74cとが交わる角度も同じである。
次に、ストッパー装置90の構成について、主に図9を参照しながら説明する。ストッパー装置90は、上記したようにスライド本体部65の後板61に設けられたL字金具72と係合する装置であって、天板35の略中央後端の裏面側に設けられている。
ここで、天板35には、その上面のスライド固定装置60の通常の位置(スロットマシーン1が設置されているときの位置、図8(A)参照)と対応する大部分に鉄板状の座板35bがビス41で螺着されており、この座板35bには、上述したスライド機構63と係合してスライド固定装置60を島台50の前後方向に進退自在にスライドさせる4本のレール部材64が、平行に取り付けられている(図8(B)参照)。つまり、スライド固定装置60は、スライド機構63がレール部材64と係合することにより島台50に取り付けられている。
そして、天板35は、ストッパー装置90が取り付けられる部分が切り欠かれており、つまり、ストッパー装置90は、座板35bの略中央後端の裏面側に取り付けられている。また、L字金具72は、図9に示すように、その下面72aの中央に円形の挿通孔72bが穿設されており、座板35bは、スライド固定装置60が通常の位置のとき、このL字金具72の挿通孔72bとほぼ合致する位置に円形の挿通孔35cが穿設されている。
挿通孔72bと挿通孔35cは、ほぼ同じ大きさに形成され、スライド固定装置60が通常の位置では、挿通孔72bと挿通孔35cとは、僅かな隙間を持って上下に重なるように配置されている。なお、天板35及び座板35bには、スライド固定装置60が通常の位置のとき、スライド固定装置60の平面板58に穿設された回収孔66と対応する位置に、それぞれ同様の回収孔35d、35eが穿設されている(図8参照)。
一方、ストッパー装置90は、頭部91aと軸部91bを有する固定ピン91と、座板35bに固着され、固定ピン91が上下方向に移動自在に取り付けられる固着部材92とにより構成されている。固着部材92は、その下部側に6角ナット状の係合部93が設けられ、この係合部93の側面には、図9(B)に示すように、切欠部93aが形成されている。
また、固定ピン91は、その頭部91aが、下部先端側の円形のツマミ部94と、ツマミ部94から筒状に延びる該ツマミ部94より小径の係合部95とからなっており、係合部95には、固着部材92の切欠部93aと同一形状の係止片95aが設けられている。そして、軸部91bは、その下端部が係合部95に嵌着されている。なお、ツマミ部94は、軸部91bの略3倍くらいの径で円柱状に形成され、人の手で回転し易いように円周部に細かい縦溝が形成されている。また、軸部91bは、挿通孔35c、72bから挿脱可能なように、その径が、挿通孔35c、72bの径より若干小さく形成されている。
このように構成されるストッパー装置90は、図9(A)に示すように、スライド固定装置60が通常の位置では、係合部93の切欠部93aに係合部95の係止片95aが嵌合し、固定ピン91は、その軸部91bが、挿通孔35c、72bを介してL字金具72の下面72aから上方に突出した状態となっている。これは、図示していないが、固着部材92の内部に設けられたスプリング等の付勢部材の付勢力により、固定ピン91は、常時、上方側に付勢されるように設けられているからである。従って、この状態では、スライド固定装置60の移動は規制される。
次に、この状態で、図9(B)に示すように、ツマミ部94を摘まんで下方(矢印YA方向)に付勢部材の付勢力に抗して該ツマミ部94を引っ張り、この引っ張った状態のままでツマミ部94を矢印YB方向に回転させてから解放すると、係合部95の係止片95aが固着部材92の係合部93に係止され、固定ピン91は、その軸部91bの先端が挿通孔72bより下方に位置し、L字金具72から抜脱した状態となる。つまり、固定ピン91は、上記図9(A)に示した状態から、係止片95aの高さ分だけ下方に移動する。従って、この状態では、スライド固定装置60は、島台50の前後方向に進退自在に移動可能となる。
<4.スロットマシーン1の着脱>
次に、スロットマシーン1を島台50に着脱する場合について説明する。図11は、スロットマシーン1を島台50に固定したときの図4における島台50のA−A断面図であり、(A)はスライド固定装置60が通常の位置(スロットマシーン1が設置されているときの位置)を示し、(B)はスライド固定装置60が前方に突出した位置(スロットマシーン1を着脱するときの位置)を示しており、図12は、スロットマシーン1をスライド固定装置60に固定したときの状態を説明するための説明図であり、(A)はスロットマシーン1をスライド固定装置60に固定したときの右側面図、(B)は(A)の下部固定装置70付近の拡大図、(C)は(B)の状態でスロットマシーン1が前傾したときの下部固定装置70付近の拡大図である。
まず、図11(A)に示す島台50に設置されているスロットマシーン1を、入れ替え等で島台50から取り外すには、上部固定装置80の固定ボルト82の頭部82aを人の手で回転して固定ボルト82を緩める。すると、固定ボルト82の軸部82bの先端に遊嵌されスロットマシーン1の上板23を押圧していた図11(A)に示す押圧板83が、上方に移動して図11(B)に示すようにスロットマシーン1と乖離する。これにより、島台50におけるスロットマシーン1の上部の固定が解除される。また、このとき、上方に移動した押圧板83は、図11(B)に示すように、下板54、上板34の貫通孔54a、34a内に位置している。
次に、ストッパー装置90の固定ピン91のツマミ部94を人の手で摘まんで付勢力に抗して下方に引っ張り、この引っ張った状態のままでツマミ部94を回転させてから解放する。すると、固定ピン91の係合部95の係止片95aが固着部材92の係合部93の下端面に係止し、固定ピン91は、図9(A)に示す軸部91bがL字金具72の下面72aから上方に突出した状態から、図9(B)に示すように、軸部91bの先端が挿通孔72bより下方に移動してL字金具72から抜脱した状態となる。これにより、スロットマシーン1の下部が固定されたスライド固定装置60は、島台50の前後方向に進退自在に移動可能となる。なお、上記したように、島台50の腰板32は着脱自在に設けられているので、ストッパー装置90のツマミ部94の操作は、腰板32を外して島台50の前面側から手を差し込んで行うことができる。
そして、この状態で、スライド固定装置60を引き出し式に島台50の前方に移動する。このとき、スロットマシーン1の上端面と島台50の上板34の下面の間には、若干の隙間があるので、スライド固定装置60はスムースに島台50の前方に移動する。
ここで、スライド機構63には、レール部材64上を移動させたときにスライド機構63とレール部材64が分離しないよう、スライド機構63の移動範囲を規制する移動規制機構が設けられており、つまり、スライド固定装置60は、図11(A)に示す後方規制位置(スライド固定装置60が通常の位置(スロットマシーン1が設置されているときの位置))から、レール部材64上を最大限前方に移動させた図11(B)に示す前方規制位置(スライド固定装置60が前方に突出した位置(スロットマシーン1を着脱するときの位置))の間を自由に移動可能になっている。
そして、スライド固定装置60が前方規制位置に到達したら、下部固定装置70の固定ボルト73の頭部73aを人の手で回転して固定ボルト73を緩める。すると、固定ボルト73の軸部73bの先端に遊嵌されスロットマシーン1の背面板26を押圧していた図11(A)に示す押圧板74が、後方に移動して図11(B)に示すようにスロットマシーン1と乖離する。つまり、スロットマシーン1の底板24の前端部24aに係合していた前板59の係合突起59aと、下部固定装置70の係止爪75a、75bとで挟持するようにしていたスロットマシーン1の下部の固定(図12(A)参照)が解除され、即ちスロットマシーン1は島台50から取り外すことが可能になる。
しかして、スライド固定装置60が前方規制位置に位置している場合には、図11(B)に示すように、スロットマシーン1の背面板26と島台50の前面(支持枠36の前面)との間に間隔Dが形成されるようになっている。従って、スロットマシーン1を島台50から取り外す際には、島台50の前面側から間隔Dに手を差し込んで、下部固定装置70の固定ボルト73の頭部73aを操作することができる。
一方、スロットマシーン1を島台50に取り付けるには、上述した手順と逆の手順で行えばよく、以下に簡単に説明すると、まず、前方規制位置に位置しているスライド固定装置60の平面板58にスロットマシーン1を載置する。この際、スロットマシーン1の底板24の前端部24aとスライド固定装置60の前板59の係合突起59aとが係合するように載置する。そして、下部固定装置70の固定ボルト73の頭部73aを回転し、押圧板74を前方に移動して係止爪75a、75bでスロットマシーン1の背面板26を押圧する(図12(B)参照)。このとき、押圧板74は、軸部73bに揺動自在に遊嵌されているので、スロットマシーン1の背面板26の形状に沿ってぴったりと背面板26に密着する。
そして、この状態で、スライド固定装置60を、島台50の後方に移動させ、後方規制位置に停止させる。このとき、上部固定装置80の押圧板83は、図11(B)に示すように、下板54、上板34の貫通孔54a、34a内に位置しているので、スライド固定装置60の後方への移動に支障することはない。また、スライド固定装置60が後方規制位置に到達するとき、覆い部58aの後端58bが島台50の右側板37及び玉箱ボックス38の右側板38aと当接するので、スライド固定装置60は確実に後方規制位置に停止する。
そして、ストッパー装置90の固定ピン91のツマミ部94を、若干下方に引っ張った状態のままで回転させてから解放し、係合部93の切欠部93aに係合部95の係止片95aを嵌合する。すると、固定ピン91は、その軸部91bが、挿通孔35c、72bを介してL字金具72の下面72aから上方に突出する。そして、上部固定装置80の固定ボルト82の頭部82aを回転し、押圧板83でスロットマシーン1の上板23を押圧する。このとき、押圧板83は、軸部82bに揺動自在に遊嵌されているので、スロットマシーン1の上板23の形状に沿ってぴったりと上板23に密着する。これにより、スロットマシーン1を島台50に取り付けることができる。
なお、上述した手順では、スロットマシーン1を島台50から取り外す場合に、上部固定装置80の固定を解除してからストッパー装置90を解除するようにしたが、この順序は逆であってもよい。また、スロットマシーン1を島台50に取り付ける場合に、ストッパー装置90で固定してから上部固定装置80で固定するようにしたが、この順序も逆であってもよい。
また、スロットマシーン1を島台50に取り付けた状態では、スロットマシーン1の前扉20を開放したとき、前扉20の重みによりスロットマシーン1が、図12(A)(C)の二点鎖線で示すように、前側に傾斜するおそれがあるが、このような場合には、スロットマシーン1の背面板26に下部固定装置70の係止爪75a、75bが食い込むようになっているので(図12(C)参照)、これにより、スロットマシーン1が前側に転倒して島台50から外れてしまうことを防止している。これは、下部固定装置70の押圧板74が軸部73bに揺動自在に遊嵌されていることと、上部折返片74a、下部折曲片74b(係止爪75a、係止爪75b)と基板74cとが交わる角度Aが30〜45度程度に形成されていることによる。
<5.効果>
以上の説明から明らかなように、本考案の島台50によれば、以下のような効果を奏する。
(1)島台50は、スライド固定装置60と上部固定装置80とで、何らの道具を用いることなく、人の手のみでスロットマシーン1を取り付けたり、取り外したりすることができ、その結果、頻繁に行われる機種変更等の際、従来の釘やボルトによりスロットマシーン1を島台50に取り付けたり、釘やボルトにより固定されているスロットマシーン1を島台50から取り外したりしていた煩雑な作業を、極めて容易に行うことができる。
即ち、スロットマシーン1の本体枠10の上板23や底板24を釘やボルトにより島台50に固定するには、スロットマシーン1内の本体枠10に設けられるホッパー5やリール装置14(本実施形態と異なり、リール装置14が本体枠10に設けられる場合)等の装置が邪魔となって困難な作業(最悪の場合、スロットマシーン1内の装置を取り外す作業)となるが、本実施形態では、スライド固定装置60を引き出してスロットマシーン1を載置するように固定し、その後スライド固定装置60を元の位置に戻して上部固定装置80で固定するだけでよく、その結果、極めて容易な作業でスロットマシーン1を固定することができる。また、本体枠10の上板23や底板24から釘やボルトを抜き取ってスロットマシーン1を島台50から取り外す作業も、上記と逆の手順で同様に極めて容易な作業で行うことができる。
(2)島台50は、スライド固定装置60と上部固定装置80とでスロットマシーン1を押圧するように島台50に固定するので、釘やボルトによりスロットマシーン1を島台50に固定するときのように、スロットマシーン1の本体枠10や島台50の支持枠36が変形したり損傷してしまうことがなく、その結果、機種変更等でスロットマシーン1を取り替える場合に本体枠10や支持枠36を再利用することが可能になり、廃棄物が発生せずにコストダウンとなる。
(3)島台50の腰板32は着脱自在に設けられており、また、スライド固定装置60が前方規制位置に位置(スロットマシーン1を着脱するときの位置)している場合には、スロットマシーン1の背面板26と島台50の前面との間に間隔Dが形成されるので、スライド固定装置60(下部固定装置70、ストッパー装置90)、上部固定装置80は、島台50の前面側から操作可能となり、その結果、スロットマシーン1の島台50への着脱作業は、極めて容易で作業効率がよい。しかも、これらの操作は、下部固定装置70は固定ボルト73の頭部73aを、ストッパー装置90は固定ピン91のツマミ部94を、上部固定装置80は固定ボルト82の頭部82aを、それぞれ回転するだけの極めて容易な操作で行うことができる。
(4)スライド固定装置60は、後方規制位置(スロットマシーン1が島台50に設置されているときの位置)では、覆い部58aの後端58bが島台50の右側板37及び玉箱ボックス38の右側板38aと当接するので、スライド固定装置60は確実に後方規制位置に停止し、その結果、L字金具72の挿通孔72bと座板35bの挿通孔35cが合致し、固定ピン91の軸部91bが、挿通孔35c、72bを貫通してL字金具72の下面72aから上方に突出できるので、ストッパー装置90が確実に機能する。
(5)下部固定装置70の押圧板74は、軸部73bに揺動自在に遊嵌されているので、例えスロットマシーン1の機種毎で背面板26の形状が異なっていても、それらの背面板26の形状に適応し、その結果、より強固にスロットマシーン1の下部を係合突起59aと係止爪75a、75bとで挟持して固定することができる。同様に、上部固定装置80の押圧板83は、軸部82bに揺動自在に遊嵌されているので、例えスロットマシーン1の機種毎で上板23の形状が異なっていても、それらの上板23の形状に適応し、その結果、より強固にスロットマシーン1の上部を押圧して固定することができる。
(6)上部固定装置80の押圧板83は、スロットマシーン1を下部固定装置70で固定したスライド固定装置60を、島台50の後方に移動させて後方規制位置に停止させる際、下板54、上板34の貫通孔54a、34a内に位置しているので、その結果、スライド固定装置60の移動に支障することがない。同様に、スロットマシーン1が島台50に設置されていない状態においても、押圧板83は、上板34の貫通孔54a、34a内に位置しているので、その結果、押圧板83が何らかの原因で損傷してしまうことを防止できる。
(7)スロットマシーン1の前扉20を開放したとき、前扉20の重みによりスロットマシーン1が前側に傾斜した場合であっても、スロットマシーン1の背面板26に下部固定装置70の係止爪75a、75bが食い込むので、その結果、スロットマシーン1が前側に転倒して島台50から外れてしまうことを防止できる。特に、本実施形態のように、前扉20側にリール装置14や主基板22が設けられるスロットマシーン1では、前扉20の重量が重くなり、さらに有効である。
(8)下部固定装置70の押圧板74及びスライド本体部65の後板61は、その左右の長さが前板59より短く、且つ平面板58の右寄りに配置されているので、その結果、スロットマシーン1裏面の定位置に突出して設けられるスピカー装置等の機器との緩衝を回避することができる。
以上、本考案の実施形態に係わる島台1を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成は実施形態に示したものに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加などがあっても本考案に含まれる。
例えば、上述した実施形態においては、スロットマシーン1は、前扉20が閉じた状態でも底板24の前端部24aの下部が露出するものを示したが、これは、前扉20が閉じた状態で底板24の前端部24aが全て遮蔽されるものであってもよい。このようなスロットマシーン1であっても、スライド固定装置60の係合突起59aは十分に薄い平板状に形成されているので、前扉20が閉じた状態で係合突起59aは、前端部24aと前扉20の間で挟持されるように位置し、係合突起59aにより前扉20の開閉に支障することはない。
また、上述した実施形態では、上部固定装置80によりスロットマシーン1の上部側を固定するようにしたが、この上部固定装置80を省略するようにしてもよい。ただし、この場合には、スロットマシーン1の上端面と島台50の上板34の下面の間の隙間は、ほとんど無くすように形成するのがよい。つまり、スロットマシーン1を固定したスライド固定装置60を島台50の前後方向に移動したとき、スロットマシーン1の上端面と島台50の上板34の下面とが僅かに接触する程度が好ましい。このようにすれば、スライド固定装置60の移動に支障を来すこともない。
また、下部固定装置70の押圧板74には、その左右両端及び中央に3つの係止爪75a、75bを設けるようにしたが、この係止爪75a、75bは、その数や互いの間隔は、上述した実施形態に限らず、適宜設定するようにすればよい。
1…スロットマシーン、 2a、2b、2c…リール、
5…ホッパー、 6…電源装置
7…集中端子板、 8…中継基板、
10…本体枠、 12a、12b、12c…表示窓、
13…メダル投入口、 14…リール装置、
15…スタートレバー、 16…ストップスイッチ、
17…切替スイッチ、 18…投入スイッチ、
19…装飾パネル、 20…前扉、
21…メダル貯留皿、 22…主基板、
23…上板、 24…底板、
24a…前端部、 25a、25b…側板、
26…背面板、 28…底板、
29a、29b…横桟、 30…サイドカバー、
31…横桟、 32…腰板、
32a…突出片、 33a、33b…支柱、
34…上板、 34a…貫通孔、
35…天板、 35a…玉箱載置部材、
35b…座板、 35c…挿通孔、
35d…回収孔、 35e…回収孔、
36…支持枠、 37…右側板、
38…玉箱ボックス、 38a…右側板、
39…下板、 40…遊技機設置空間、
41…ビス、 44…L字金具、
46…アンカーボルト、 50…島台、
51…上ユニット、 52…上板、
53…側板、 54…下板、
54a…貫通孔、 55…幕板、
56…機器設置部、 57…円形孔、
58…平面板、 58a…覆い部、
58b…後端、 59…前板、
59a…係合突起、 60…スライド固定装置、
61…後板、 62…L字金具、
63…スライド機構、 64…レール部材、
65…スライド本体部、 66…回収孔、
67…ナット部、 70…下部固定装置、
71…挿通孔、 72…L字金具、
72a…下面、 72b…挿通孔、
73…固定ボルト、 73a…頭部、
73b…軸部、 74…押圧板、
74a…上部折返片、 74b…下部折曲片、
74c…基板、 74d…取付部、
75a…係止爪、 75b…係止爪、
80…上部固定装置、 81…座板、
81a…ネジ穴、 82…固定ボルト、
82a…頭部、 82b…軸部、
83…押圧板、 90…ストッパー装置、
91…固定ピン、 91a…頭部、
91b…軸部、 92…固着部材、
93…係合部、 93a…切欠部、
94…ツマミ部、 95…係合部、
95a…係止片

Claims (16)

  1. 本体枠と、該本体枠に開閉可能に取り付けられた前扉を備えた回胴式遊技機が設置される遊技機設置島台であって、
    前記回胴式遊技機が載置される天板上に、前後方向に進退自在に移動可能なスライド固定装置を設け、
    該スライド固定装置は、前記回胴式遊技機を載置する平面板と、該平面板の前端から上方に突出して前記本体枠の前側下端と係合する係合突起と、該平面板の後部に設けられて前記本体枠の背面側下部と係合する押圧板を有した下部固定手段と、
    を有し、
    前記回胴式遊技機を、引き出した前記スライド固定装置の前記平面板上に載置し、前記下部固定手段により前記押圧板を前方に移動させて前記本体枠を背面から押圧し、前記本体枠下部の前後を該押圧板と前記係合突起とで挟持することにより該回胴式遊技機を固定することを特徴とする遊技機設置島台。
  2. 前記スライド固定装置の移動範囲を規制する移動規制手段を設け、該移動規制手段は、前記スライド固定装置を、前記回胴式遊技機を着脱するときの前方規制位置と、前記回胴式遊技機を設置するときの後方規制位置との間を移動可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機設置島台。
  3. 前記後方規制位置は、前記スライド固定装置を後側に移動したとき、該スライド固定装置の所定箇所が前記遊技機設置島台を構成する部材と当接する位置としたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機設置島台。
  4. 前記前方規制位置は、前記回胴式遊技機と前記遊技機設置島台との間に、該遊技機設置島台の前面側から前記下部固定手段の操作が可能な所定の間隔が形成される位置としたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の遊技機設置島台。
  5. 前記スライド固定装置が前記後方規制位置に位置するときに、該スライド固定装置の移動を不能にするストッパー手段を設けたことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
  6. 前記ストッパー手段は、前記スライド固定装置の後端側に設けられるL字部材の下面に穿設した挿通孔に、前記天板の裏面側に設けられた固定ピンを下側から貫通させることにより前記スライド固定装置を移動不能にしたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機設置島台。
  7. 前記固定ピンは、前記天板の裏面側に設けられた係合部材に上下方向に移動可能に取り付けられると共に、該係合部材に係止及び係脱可能に設けられた係止片を有し、常時は付勢部材により上方側に付勢され、
    前記係止片が前記係合部材に係止されるとき、前記固定ピンは、その先端が前記挿通孔の下方に位置する第1位置に位置し、前記係止片が前記係合部材から係脱したとき、前記付勢部材の付勢力により、前記固定ピンは、前記第1位置から、その先端が前記挿通孔を貫通する第2位置に移動することを特徴とする請求項6に記載の遊技機設置島台。
  8. 前記天板の下方には、前記遊技機設置島台の前面下部を覆う腰板が着脱自在に設けられ、前記ストッパー手段の操作は、該腰板を外して前記遊技機設置島台の前面側から行うことができるようにしたことを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
  9. 前記スライド固定装置が前記後方規制位置に位置するときに、前記回胴式遊技機の上部を固定する上部固定手段を設けたことを特徴とする請求項2乃至請求項8の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
  10. 前記上部固定手段は、前記遊技機設置島台を構成する上部材に取り付けられる上部固定ボルトと、上部固定ボルトの先端に取り付けられた押圧部材とを有し、
    前記上部固定ボルトを操作して前記押圧部材を下方に移動させて前記本体枠を上から押圧し、前記本体枠の上下を該押圧部材と前記スライド固定装置の前記平面板とで挟持することにより前記回胴式遊技機を固定することを特徴とする請求項9に記載の遊技機設置島台。
  11. 前記押圧部材は、前記上部固定ボルトに遊嵌され、揺動自在に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の遊技機設置島台。
  12. 前記押圧部材は、前記上部固定ボルトを操作して前記回胴式遊技機の固定を解除するとき、上方に移動して前記遊技機設置島台を構成する上部材に設けられた前記上部固定ボルトが貫通する貫通孔の内部に収納可能に設けられることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の遊技機設置島台。
  13. 前記下部固定手段は、前記押圧板を前後に移動させる下部固定ボルトを有し、前記押圧板は、該下部固定ボルトに遊嵌され、少なくとも上下に揺動自在に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
  14. 前記押圧板は、上端側に上部折返片と、下端側に下部折曲片とを有し、該上部折返片及び該下部折曲片は、それぞれ先端側に所定数の上部係止爪及び下部係止爪を有し、該上部係止爪及び下部係止爪は、その先端が尖った形状に形成されると共に、水平線から下向きの斜め前方に所定の角度を持って形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項13の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
  15. 前記上部折返片と前記上部係止爪及び前記下部折曲片と前記下部係止爪は、それぞれ直線状に設けられ、且つ、前記上部折返片と前記下部折曲片及び前記上部係止爪と前記下部係止爪は、それぞれほぼ平行になるように形成されていることを特徴とする請求項14に記載の遊技機設置島台。
  16. 前記押圧板は、左右の長さが前記本体枠より短く形成され、前記押圧板が前記本体枠の背面を押圧するとき、該押圧板は前記本体枠の左右の何れか一方寄りに位置して該押圧板が位置していない該本体枠の背面側に開放空間が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項15の何れか1項に記載の遊技機設置島台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015173925A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社スリーストン 遊技機の位置決め装置
JP2015173924A (ja) * 2014-03-17 2015-10-05 株式会社スリーストン 遊技機の取付装置
JP2016052481A (ja) * 2014-09-04 2016-04-14 株式会社スリーストン 遊技機の位置決め装置
CN113685481A (zh) * 2021-06-18 2021-11-23 中国舰船研究设计中心 一种异形宽频隔振装置及安装方法、隔振器更换方法

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