JP3178396U - トルクリミッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】組立て/分解を容易に行えるとともに、分解後も構成部品を再利用可能なトルクリミッタを提供する。
【解決手段】トルクリミッタ10は、円筒状外周部を有する第1回転体11と、円筒状外周部に対向する円筒状内周部を有し、第1回転体11と同軸上で互いに対して相対的に回転可能に設けられた第2回転体20とからなり、第1回転体11の円筒状外周部には永久磁石13が、第2回転体20の円筒状内周部にはヒステリシス材23が設けられる。第2回転体20は軸方向の一端側に開口部24を有し、開口部24を塞ぐ蓋22が設けられる。第2回転体20の開口部24近傍の内周部には突出部25が設けられる。蓋22は、突出部25で保持される。蓋22は、蓋22を取外し可能な治具を受入れる切欠きを有する。
【選択図】図1

Description

この考案は、例えば複写機やプリンター、ファクシミリ等の給紙分離装置に用いられるトルクリミッタに関する。
手間とコストをかけることなく製造できる従来のトルクリミッタが、たとえば、特開2008−281112号公報(特許文献1)に記載されている。図4および図5は同公報に記載されたトルクリミッタの断面図と、図4においてV−Vで示す部分の平面図である。図4および図5を参照して、トルクリミッタ110は、内周にヒステリシス材123を有するハウジング121と、ヒステリシス材123に対向する円筒状の磁石113を有し、ハウジング121と同軸上で相対的に回転可能に設けられたロータ軸112とを含む。
ハウジング121は軸方向の一端側に開口部124を有し、開口部124は蓋122で塞がれている。蓋122はハウジング121の開口部124近傍の内周部に設けられた突出部125とヒステリシス材123の上端部とで保持されている。
特開2008−281112号公報
手間とコストをかけることなく製造できる従来のトルクリミッタは上記のように構成されていた。ハウジング121に樹脂部材を主体で構成されるトルクリミッタの組立てにおいてハウジング121と蓋122との接合においては、圧入、溶着、凹凸を利用した嵌め込みが行われている。例えば、生産工程における不良品発生、組立て後に設定トルクが変更必要となった場合、長期使用後のリユースを目的とした部品メンテナンスの時にハウジング121の接合部を解体して構成部品を取り出す必要がある。上記の様な接合方法ではハウジング121分解時に過度の負荷がかかり、ハウジングを壊したり、傷つけてしまい、分解した部品を部分的にしか再利用できないという問題が生じる場合があった。
この考案は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、ハウジングを壊したり、傷つけてしまうことなく、トルクリミッタの組立て/分解を容易に行えるとともに、分解後も構成部品を再利用可能なトルクリミッタを提供することを目的とする。
この考案に係るトルクリミッタは、円筒状外周部を有する第1回転体と、円筒状外周部に対向する円筒状内周部を有し、第1回転体と同軸上で互いに対して相対的に回転可能に設けられた第2回転体とからなる。第1回転体の円筒状外周部および第2回転体の円筒状内周部のいずれか一方には永久磁石が、いずれか他方にはヒステリシス材が設けられる。
第2回転体は軸方向の一端側に開口部を有し、トルクリミッタは、開口部を塞ぐ蓋と、第2回転体の開口部近傍の内周部に突出して設けられた突出部とを含み、蓋は、突出部で保持され、蓋は、蓋を取外す治具を受入れる切欠きを有し、蓋は円板状であり、切欠きは円板状の蓋の外周上に設けられ、切欠きは貫通孔であり、切欠きは円板状の蓋の180度離れた位置に一対設けられる。
第2回転体の内周部に設けられる永久磁石またはヒステリシス材は、第1回転体側に突出して設けられ、蓋は、第2回転体の内周部に突出して設けられた永久磁石またはヒステリシス材と突出部とで保持されるのが好ましい。
また、突出部は第2回転体の内周部において、軸方向内部から開口部側に向かって滑らかに突出してもよい。
また、突出部の断面は半円形状であるのが好ましい。
トルクリミッタの蓋には、蓋を取外し可能な治具を受入れる切欠きを設け、切欠きは円板状の蓋の180度離れた位置に一対設けられるたため、トルクリミッタの組立て/分解を容易に行えるとともに、分解後も構成部品を再利用可能なトルクリミッタを提供できる。
この考案の一実施の形態に係るトルクリミッタの断面図である。 トルクリミッタの蓋を示す図である。 図1においてIII−IIIで示した部分の矢視図およびその断面図である。 従来のトルクリミッタの断面図である。 図4においてV−Vで示す部分の矢視図である。
以下、この考案の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1(A)および(B)はこの考案の一実施の形態に係るトルクリミッタ10を示す要部断面図である。図1(A)を参照して、トルクリミッタ10はハウジングに樹脂部材を主体で構成される、図示のない駆動用のシャフトに止めネジ(図示なし)を介して一体的に回転するようにされた、円筒状外周部を有する第1回転体11と、第1回転体11の円筒外周部に対向する円筒状内周部を有する第2回転体20とを含む。
第1回転体11は、ロータ軸12と、ロータ軸12の外周部にインサート成形等により設けられた円筒状の永久磁石13とを含む。ここでは、インサート成形時の永久磁石13の位置決めのために段部15が設けられている。
第2回転体20は、ハウジング21と蓋22とを含む。ハウジング21と蓋22とは、第1回転体11と、軸摺動部14a,14bで摺動する。ハウジング21の内周面には、円筒状の永久磁石13の外周部に対向する円筒体であるヒステリシス材(半硬質磁石)23が設けられている。ヒステリシス材23は、ハウジング21の内周面にインサート成形されており、ハウジング21の内周面からロータ軸方向に突出している。また、その軸方向の長さは、永久磁石13の長さよりも長くしてもよいし、短くてもよい。この長さは設定されるトルクによって適宜決定する。
ハウジング21はその一方端に円形の開口部24を有し、開口部24は、軸方向に突出した突出部25と突出部25の下方向(図1において矢印Y方向)に所定の高さを有して延在する開口側内周部26とを有する。ハウジング21の内周面にヒステリシス材23がインサート成形されている部分は所定の厚さを有しているが、開口側内周部26の厚さはヒステリシス材23が成形されている部分よりも薄くなっており、それによって、ハウジ
ング21の内周面には段部27が形成されている。
突出部25は、断面が半円形状であるのが好ましい。蓋22はこの突出部25の半円形
状に沿って嵌め込み後、開口側内周部26と当接して固定される構造とする。すなわち、
蓋22は、この突出部25と、ハウジング21の内周面に設けられた段部27で挟まれて
固定される。
なお、ヒステリシス材23の上端部の位置を段部27に揃えてヒステリシス材23の上
端部および段部で蓋22を挟んで固定してもよい。
また、ここでは、ハウジング21と蓋22とが、第1回転体11と、軸摺動部14a,
14bで摺動する場合について説明したが、これに限らず、軸摺動部14aとロータ軸1
2の下部14cで摺動してもよい。この場合の図1(A)に対応する図を図1(B)に示
す。
図2は蓋22を示す図である。(A)は平面図であり、(B)および(C)はそれぞれ
、(A)において、矢印B−B、C−Cで示した部分の断面図である。図2を参照して、
蓋22は下部に円柱状部を有し全体として円錐台形状である。蓋22にはその中央部に設
けられ、ロータ軸12と摺動する貫通孔29と、円周上で180度離れた位置に円周側端
部から半径方向に延びる一対の切欠き28とが設けられている。蓋22の底部には円形の
凹部30が設けられている。なお、切欠き28は、蓋22の厚み方向に貫通した形状であ
る。
切欠き28は上から見てほぼ矩形状であり、円錐台の台部を構成する端部31から縦方
向(図1においてY方向)に延在している。切欠き28は途中から中心方向(図1におい
てX方向)に延在して段部28aを有して凹部30に繋がっている。
なお、蓋22の円周上で180度離れた位置に切欠き28を設けたが、これは、蓋22
が成形品であり、その精度を上げるために中心に対して点対称の形状とするためである。
したがって、対称であれば任意の位置に切欠きを設けてもよい。
図3は図1においてIII―IIIで示した部分の矢視図(図3(A))と、図3(A
)において、矢印IIIB−IIIBで示す部分の断面図(図3(B))である。
なお、図3においては、ハウジング21には段部27を設けることなく、蓋22は突出
部25とハウジング21の内周に設けられたヒステリシス材23の上部とによって挟まれ
て固定されているが、この部分は図1に示した構成であってもよい。
図2および図3を参照して、蓋22は全体として円錐台形状であり、下部に円柱状部を
有するため、突出部25の傾斜に沿って容易に突出部25の下部とヒステリシス材23(
または、段部とヒステリシス材23の)上端部との間に嵌め込まれる。また、円錐台の上
面の径は突出部25によって形成される開口部24の開口寸法より小さく、下面の径は突
出部25によって形成される開口部の開口寸法より大きく、ハウジング21の内周部の径
よりも大きい。
次に図1〜3に示したトルクリミッタ10の使用方法について説明する。この実施の形
態に係るトルクリミッタ10は、部品として、永久磁石13を外周部に有する軸部材と、
永久磁石13に対向するヒステリシス材23を内周部に有するハウジング21と、ハウジ
ング21の開口部24を覆う蓋22とからなる。このトルクリミッタ10の製造時におい
て組み立て後にロータ軸12の不良が検査工程で発見される場合がある。このような場合
に、従来であれば、トルクリミッタ本体を廃棄する必要があった。
これに対して、この実施の形態に係るトルクリミッタ10においては、このような場合
に、蓋22に設けられた切欠き28に図示のない長手形状の治具を挿入して蓋22をこじ
れば、蓋22を容易にハウジング21から除去でき、その内部に位置するロータ軸12を
容易に取出すことができる。したがって、ハウジング21に樹脂部材を主体で構成される
トルクリミッタ10おいて、組立て/分解の工程を容易に行なえ再利用が可能になる。
その結果、分解組立てを繰り返しても構成部品が再使用可能となる。また、構成部品を
交換することにより、トルクを容易に変更することができる。
なお、上記実施の形態に示したような構成を有する本願考案に係る蓋の開閉を複数回行
なったところ、10回蓋を取りはずしても、ハウジングの損傷、故障はなく、問題なく使
用できた。
しかし、図4および図5に示したような切欠きのない蓋を用いた従来品は1回蓋をこじ
開けると、ハウジングの損傷、破損が確認でき、再使用は不可能だった。
なお、上記実施の形態においては、蓋に2つの切欠き28を設けた場合について説明し
たが、これに限らず、少なくとも一箇所以上切欠き28があればよい。
また、切欠き28は厚み方向に貫通した形状に限らず、蓋をこじるための治具を挿入可
能であれば、単なる凹部であってもよい。
また、この突出部にも所定の位置に切欠き等を設け、相対的に回転させたときに切欠き
の寸法が大きくなるように構成してもよいし、相対的に回転させたときにのみ切欠きが形
成されるようにしてもよい。
以上、図面を参照してこの考案の実施形態を説明したが、この考案は、図示した実施形
態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この考案と同一の範囲内におい
て、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この考案に係るトルクリミッタは、組立て/分解を容易に行えるとともに、分解後も構
成部品を再利用が可能であるため、トルクリミッタとして有利に使用される。
10 トルクリミッタ、11 第1回転体、12 ロータ軸、13 永久磁石、20 第
2回転体、21 ハウジング、22 蓋、23 ヒステリシス材、24 開口部、25
突出部、28 切欠き。

Claims (4)

  1. 円筒状外周部を有する第1回転体と、前記円筒状外周部に対向する円筒状内周部を有し
    、前記第1回転体と同軸上で互いに対して相対的に回転可能に設けられた第2回転体とか
    らなり、前記第1回転体の円筒状外周部および前記第2回転体の円筒状内周部のいずれか
    一方には永久磁石が、いずれか他方にはヒステリシス材が設けられるトルクリミッタであ
    って、
    前記第2回転体は軸方向の一端側に開口部を有し、
    前記開口部を塞ぐ蓋と、
    前記第2回転体の前記開口部近傍の内周部に突出して設けられた突出部とを含み、
    前記蓋は、前記突出部で保持され、
    前記蓋は、前記蓋を取外す治具を受入れる切欠きを有し、
    前記蓋は円板状であり、前記切欠きは前記円板状の蓋の外周上に設けられ、
    前記切欠きは貫通孔であり、前記切欠きは前記円板状の蓋の180度離れた位置に一対設けられる、トルクリミッタ。
  2. 前記第2回転体の内周部に設けられる永久磁石またはヒステリシス材は、前記第1回転
    体側に突出して設けられ、
    前記蓋は、前記第2回転体の内周部に突出して設けられた永久磁石またはヒステリシス
    材と前記突出部とで保持される、請求項1に記載のトルクリミッタ。
  3. 前記突出部は第2回転体の内周部において、軸方向内部から前記開口部側に向かって滑
    らかに突出する、請求項1または2に記載のトルクリミッタ。
  4. 前記突出部の断面は半円形状である、請求項1〜3のいずれかに記載のトルクリミッタ。
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