JP3178280U - ステップチェアの構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、作業状況に応じて物置フレームの高さを調整することができ、工具や関連物を取ったり置いたりしやすく、スペースをとらないステップチェアの構造を提供する。
【解決手段】前フレームと、中フレームと、後フレームと、連結モジュールと、伸縮可能な物置フレームとからなる。前フレームは、コ形フレームの二本の側管の間に、複数の踏板の前段の両側を枢設してなり、中フレームは、二本の縦管間に、各踏板の後側を支える複数の横バーを設けてなり、後フレームは、下横バーを二本の縦管に結合してなり、後フレームの上端は、前フレームの二本の側管の中段に枢設される。連結モジュールの一端は、中フレームの二本の縦管に連結され、連結モジュールの他端は、後フレームの二本の縦管に連結され、それにより、スライド連結構造が形成される。物置フレームは、中フレームの上端に設けられる。
【選択図】図1
【解決手段】前フレームと、中フレームと、後フレームと、連結モジュールと、伸縮可能な物置フレームとからなる。前フレームは、コ形フレームの二本の側管の間に、複数の踏板の前段の両側を枢設してなり、中フレームは、二本の縦管間に、各踏板の後側を支える複数の横バーを設けてなり、後フレームは、下横バーを二本の縦管に結合してなり、後フレームの上端は、前フレームの二本の側管の中段に枢設される。連結モジュールの一端は、中フレームの二本の縦管に連結され、連結モジュールの他端は、後フレームの二本の縦管に連結され、それにより、スライド連結構造が形成される。物置フレームは、中フレームの上端に設けられる。
【選択図】図1
Description
本考案はステップチェアの構造に関し、特に物置フレームに伸縮調整機能を設けることにより、展開と折り畳みの操作をさらにスムーズ且つ楽に行うことが可能なステップチェアの構造に関する。
台湾特許第534217号『折り畳み式梯子の物置き台支持構造』と第M415196号『折り畳み式梯子』の二つの特許は、物置台を設けることにより、工具や関連物を置いたり取ったりすることができる。しかしながら、これらの物置台は固定式であり、異なる工事、作業に合わせてその高さを調整することはできないため、使用者が工具や関連物を取るとき或いは置く時に、登り降りしなければならず、時間と体力が浪費されるため、使用上、非常に不便である。
また、台湾特許第M246448号の「脚立の構造」は、前フレームと、中フレームと、二つの連結モジュールと、後フレームと、からなる。二つのスライド可能な連結モジュールにより、ステップチェアを展開させたときに固定することができるとともに、展開・折り畳みの操作が簡単である。
二つの連結モジュールの構造は、左ブロックのコ形溝と右ブロックの縦向半円溝を中フレームの二本の縦バーに取り付けるが、一つには、コ形溝、縦向半円溝と二本の縦バー表面は接触面積が大きく、二つには、中フレームと後フレームの間に、左、右ブロック、連結バー等の複数の部材を連結させるため、干渉抵抗力が増し、展開させたり折りたたんだりする操作の際の摩擦抵抗力が大きくなり、スムーズではなく使用の際に力がいる上、構造が複雑でコストも高くなる。
また、この構造は、物を置く構造を備えておらず、使用者が工具や関連物を取ったり置いたりする際、昇り降りしなければならず、時間と体力が浪費され、使用上不便である。
そこで、本考案は、作業状況に応じて物置フレームの高さを調整することができ、工具や関連物を取ったり置いたりしやすく、スペースをとらないステップチェアの構造を提供することを目的とする。
また、本考案は、構造がシンプルで、連結の接触面積と部材の干渉抵抗力を減らし、展開と収容の操作を、スムーズに行うことができるステップチェアの構造を提供することを目的とする。
本考案によるステップチェアの構造は、前フレームと、中フレームと、後フレームと、連結モジュールと、伸縮可能な物置フレームとからなる。前フレームは、コ形フレームの二本の側管の間に、複数の踏板の前段の両側を枢設してなり、中フレームは、二本の縦管間に、各踏板の後側を支える複数の横バーを設けてなり、後フレームは、下横バーを二本の縦管に結合してなり、後フレームの上端は、前フレームの二本の側管の中段に枢設される。連結モジュールの一端は、中フレームの二本の縦管に連結され、連結モジュールの他端は、後フレームの二本の縦管に連結され、それにより、スライド連結構造が形成される。物置フレームは、中フレームの上端に設けられる。
図1から図3に示すように、本考案は、前フレーム10と、中フレーム20と、後フレーム30と、連結モジュール40と、物置フレーム50と、からなる。
前フレーム10は、コ形フレームの二本の側管11の間に、複数の踏板12の前段の両側を枢設してなる。
中フレーム20は、二本の縦管21間に、踏板11をのせる複数の横バー22を設けてなり、二本の縦管21の上段には、複数の位置決め孔211が貫設される。
後フレーム30は、二本の縦管31と下横バー32とからなる。二本の縦管31の上端は、前フレーム10の二本の側管11の中段に、軸ピンで枢設される。二本の側管11における軸ピンの上方には、後フレーム30の二本の縦管31をストップする安全ストッパーピン13が設けられる(図6を図示)。
連結モジュール40は、連結バー41と、連結バー41に設けられる二本のL形42(溶接或いはネジによって固定される)とからなる。連結バー41の両端は、後フレーム30の二本の縦管31の内壁に枢設され、二本のL形係合バー42は、側面の開口から、中フレーム20の両側の縦管21に嵌め込まれ、それにより、後フレーム30と中フレーム20のスライドの位置を限定する構造となる。連結バー41中段には、留め具43が枢設される。
図2に示すように、物置フレーム50は、コ形伸縮フレーム51と、物置台52とからなる。コ形伸縮フレーム51の二本の側管は、中フレーム20の二本の縦管21内に嵌め込まれ、コ形伸縮フレーム51の二本の側管内には、それぞれ、位置決め凸粒512が結合されたV形弾性片513が嵌め込まれる。それにより、位置決め凸粒512は二本の側管の外壁から突出し、それを、中フレーム20の二本の縦管21のいずれかの位置決め孔211と係合させることにより高さを調整して固定することができる。コ形伸縮フレーム51の上横管514には、内側に向かって、横向きの上ストップ部515が設けられるとともに、下に向かって、縦向きの下ストップ部516が設けられる。物置台52には、工具で位置決めするための複数の差込孔521が貫設され、底部には、展開する時に上ストップ部515と係合する上係合ブロック522(これはC形状にすることができる)と、収納する時に下ストップ部516と係合する下係合ブロック523(これもC形状にすることができる)とが設けられ、物置台52の底部の両側には、上横管514に嵌合される二つの結合台座524が設けられ、それに、位置決めブロック525を組み合わせて螺合することにより、物置台52を上横管514に沿って水平に回転させて展開させたり、垂直に回転させ収納させたりすることができる。
図4に示すように、本考案のステップチェアを展開して使用する時は、物置フレーム50の位置決め凸粒512を押して、コ形伸縮フレーム51の昇降を調整することで、作業の高さに合わせて物置台52の高さを調整することができる。それにより、工具や物を取ったり置いたりしやすくなる。
図7と図8に示すように、本考案のステップチェアを展開して使用する時は、物置台52を水平になるように回転させ、底部のC形状の上係合ブロック522をコ形伸縮フレーム51の上横管514の上ストップ部515に係合させるだけで、物置台52を固定して、その上に物を置くことができる。ステップチェアをたたむ時は、物置台52を外側へ(下方向へ)回転させ、底部のC形状の下係合ブロック523を下ストップ部516に係合させることで、物置台52を折り畳んで固定することができる。以上のように、物置台は、上横管に沿って水平に展開或いは垂直に収納することができ、その操作は非常に素早く簡単に行うことができる。そして、この物置台は、ステップチェアに収納することでスペースを節約することができる。
図9に示すように、本考案の中フレーム20と後フレーム30に連結される連結モジュール40は、連結バー41の二本のL形係合バー42の横向きの開口に、中フレーム20の二本の縦管21を嵌め込めば、二本の係合バー42は円形のバーであるため、二本の縦管21と二本のL形係合バー42の間は点で接触し、単一の部材でスライド可能に連結しているため、接触による摩擦と連結による干渉抵抗力を減らすことができ、より小さい力でスムーズにステップチェアを展開あるいは収納することができる(図4、図5に図示)。展開させる時は、後フレーム30の下端を後方へ引っ張って前フレーム10と人の字状を形成させ、前フレーム10と平行の中フレーム20を、二本目の横バー22によって連結モジュール40の二本のL形係合バー42に当接させる(図10に図示)。それにより、中フレーム20の各横バー22は、各踏板12の後段をしっかりと支えることができ、また、連結モジュール40中段の留め具43を中フレーム20の二本目の横バー22に係合させることにより、固定を強化することができる。
10 前フレーム
11 側管
12 踏板
13 安全ストッパーピン
20 中フレーム
21、31 縦管
211 位置決め孔
22 横バー
30 後フレーム
32 下横バー
40 連結モジュール
41 連結バー
42 L形係合バー
43 留め具
50 物置フレーム
51 コ形伸縮フレーム
52 物置台
521 差込孔
512 位置決め凸粒
513 V形弾性片
514 上横管
515 上ストップ部
516 下ストップ部
522 上係合ブロック
523 下係合ブロック
524 結合台座
525 位置決めブロック
11 側管
12 踏板
13 安全ストッパーピン
20 中フレーム
21、31 縦管
211 位置決め孔
22 横バー
30 後フレーム
32 下横バー
40 連結モジュール
41 連結バー
42 L形係合バー
43 留め具
50 物置フレーム
51 コ形伸縮フレーム
52 物置台
521 差込孔
512 位置決め凸粒
513 V形弾性片
514 上横管
515 上ストップ部
516 下ストップ部
522 上係合ブロック
523 下係合ブロック
524 結合台座
525 位置決めブロック
Claims (4)
- 前フレームと、中フレームと、後フレームと、連結モジュールと、伸縮可能な物置フレームとからなるステップチェアの構造であって、
前フレームは、コ形フレームの二本の側管の間に、複数の踏板の前段の両側を枢設してなり
中フレームは、二本の縦管間に、各踏板の後側を支える複数の横バーを設けてなり、
後フレームは、下横バーを二本の縦管に結合してなり、後フレームの上端は、前フレームの二本の側管の中段に枢設され、
連結モジュールの一端は、中フレームの二本の縦管に連結され、連結モジュールの他端は、後フレームの二本の縦管に連結され、それにより、スライド連結構造が形成され、
物置フレームは、中フレームの上端に設けられることを特徴とする、ステップチェアの構造。 - 物置フレームは、コ形伸縮フレームと物置台とからなり、コ形伸縮フレームの二本の側管は、中フレームの二本の縦管内に嵌め込まれ、コ形伸縮フレームの二本の側管内には、それぞれ、位置決め凸粒が結合されたV形弾性片が嵌め込まれ、位置決め凸粒は二本の側管外壁から突出し、中フレームの二本の縦管の上段の管壁には、位置決め凸粒を係合して位置を調整するための複数の位置決め孔が貫設され、コ形伸縮フレームの上横管には、内側に向かって、横向きの上ストップ部が設けられるとともに、下に向かって、縦向きの下ストップ部が設けられ、物置台には、工具で位置決めするための差込孔が貫設され、物置台の底部の中間には、展開する時に上ストップ部と係合する上係合ブロックと、収納する時に下ストップ部と係合する下係合ブロックとが設けられ、物置台の底部の両側には、上横管に嵌合される二つの結合台座が設けられ、それに、位置決めブロックを組み合わせて螺合することにより、物置台を上横管に沿って水平に回転させたり、垂直に回転させ収納させたりすることができることを特徴とする、請求項1に記載のステップチェアの構造。
- 連結モジュールは、連結バーと、二本のL形係合バーからなり、連結バーは後フレームの二本の縦管の上方に枢設され、二本のL形係合バーは、連結バー内側に設けられ、二本のL形係合バーを中フレームの二本の縦バーに嵌合することにより、ステップチェアを展開収納した際の位置を固定する構造を形成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のステップチェアの構造。
- 連結バーの中段には、ステップチェアを展開した時にフレームの横バーと係合されて連結を強化する留め具が枢設され、前フレームの二本の側管における後フレームの軸ピンが枢設される上方には、後フレームの二本の縦管が外に開くのを防ぐことができる安全ストッパーピンが設けられることを特徴とする、請求項3に記載のステップチェアの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003896U JP3178280U (ja) | 2012-06-28 | 2012-06-28 | ステップチェアの構造 |
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JP2012003896U JP3178280U (ja) | 2012-06-28 | 2012-06-28 | ステップチェアの構造 |
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JP3178280U true JP3178280U (ja) | 2012-09-06 |
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2012
- 2012-06-28 JP JP2012003896U patent/JP3178280U/ja not_active Expired - Fee Related
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