JP3178126B2 - 金属断熱層の形成方法 - Google Patents

金属断熱層の形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐熱衝撃性な
どに優れた金属断熱層を金属基体、例えば内燃機関部
材、溶接,溶射用ノズル、保温,保冷用部材などに形成
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】内燃機
関部材、例えば自動車のライナーは、燃焼室内での熱が
エンジン本体に伝導し難いものであることが要望され
る。また、溶接,溶射用ノズルなども、その内部を流れ
る高温流体の熱が外部に容易に伝導しないものであるこ
とが望まれる。
【0003】従来、このような高熱を遮断し、断熱効果
を高める方法としては、ライナーやノズルなどの金属基
体の高熱に曝される側の表面に溶射等によりセラミック
層を形成することが知られているが、セラミック層は脆
く、また金属基体との密着性が十分でなく、更に熱膨張
係数の相違などから高温下で使用しているうちに容易に
剥離、剥落が生じるという問題がある。
【0004】従って、上記の如く金属基体に対し、密着
よく、剥離、剥落が生じ難く、耐熱性、耐熱衝撃性に優
れた断熱層を形成することが求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記要望に応えるため鋭意検討を行った結果、断熱層を形
成すべき金属基体の表面に金属めっき皮膜を形成した
後、該皮膜上にセラミック微粒子を金属めっき液中に分
散してなる複合めっき液を用いて上記金属めっき皮膜側
から上記微粒子分散量が漸次増大し、更に微粒子分散量
が最大となったのち、微粒子分散量が漸次減少する傾斜
機能を有する複合めっき皮膜を形成し、次いで該複合め
っき皮膜上に金属めっき皮膜を形成することにより、優
れた断熱性を有すると共に、耐熱性、耐熱衝撃性などに
優れた金属断熱層を形成し得ることを知見した。
【0006】即ち、従来より金属めっき液中にセラミッ
ク微粒子を分散してなる複合めっき液を用いて複合めっ
きをおこない、金属マトリックス中にセラミック微粒子
が均一に分散してなる複合めっき皮膜を形成することは
知られているが、この場合この複合めっき皮膜に良好な
断熱性を付与するためには、該皮膜中のセラミック微粒
子分散量を多くする必要がある。しかしながら、セラミ
ック微粒子分散量を多くすると、複合めっき皮膜の金属
基体に対する密着性が低下し、セラミック溶射層を形成
した場合と同様の不利が生じる。
【0007】このため、本発明者はかかる問題を解決す
る目的で、金属基体に対し、金属基体側から表面側に向
ってセラミック微粒子分散量が漸次増大する傾斜機能を
有する複合めっき皮膜を形成することを試みたが、この
めっき皮膜は金属基体に対し良好な密着性を有している
ものの(なお改良の余地はあるが)、特に表面のセラミ
ック微粒子分散量の多い部分において、急激な熱変動や
高温に曝されることによりブリスターが発生することな
どの問題が生じることが知見された。
【0008】それ故、本発明者は更に検討を重ねた結
果、上述したように金属基体に先ず金属めっき皮膜を形
成し、更にその上にこの金属めっき皮膜側からセラミッ
ク微粒子の分散量を漸次増大させ、次いでセラミック微
粒子の分散量を漸次減少させた複合めっき皮膜を形成
し、最後に金属めっき皮膜を形成すること、つまりセラ
ミック微粒子の分散量が厚さ方向中央部で最大で、これ
よりそれぞれ厚さ方向両面に向うに従って分散量が漸減
する傾斜機能を有する複合めっき皮膜を2層の金属めっ
き皮膜間に介在させるようにすることによって、金属基
体との密着性に優れ、耐熱、耐熱衝撃性、耐食、耐薬品
性などの優れた特性を有し、ブリスターの発生などのな
い優れた断熱機能を有する断熱層が形成されることを知
見し、本発明をなすに至ったものである。
【0009】従って、本発明は、断熱層を形成すべき金
属基体の表面に金属めっき皮膜を形成した後、該皮膜上
にセラミック微粒子を金属めっき液中に分散してなる複
合めっき液を用いて上記金属めっき皮膜側から上記微粒
子分散量が漸次増大し、更に微粒子分散量が最大となっ
たのち、微粒子分散量が漸次減少する傾斜機能を有する
複合めっき皮膜を形成し、次いで該複合めっき皮膜上に
金属めっき皮膜を形成することを特徴とする金属断熱層
の形成方法を提供する。
【0010】本発明によれば、表面部は金属めっき皮膜
が露呈しており、表面側のセラミック粒子分散量は少な
いものであるから、表面側の熱伝導性は良好なものであ
る。しかし、上記複合めっき皮膜の厚さ方向中央部に向
うに従ってセラミック粒子が増大していき、中央部でセ
ラミック粒子が最大となるので、この部分において良好
な断熱機能を発揮し、表面部に伝えられた熱の伝導を可
及的に遮断し得るものである。
【0011】しかも、本発明の断熱層は、表面部がセラ
ミック微粒子を含まない金属層であり、これから中央部
にかけてセラミック微粒子が漸次増大するように分散さ
れているので、急激な温度変化が生じたり、室温に曝さ
れたりした場合もセラミック微粒子の剥落、亀裂発生が
確実に防止され、ブリスター等の発生を防止し得るもの
である。
【0012】また、本発明の断熱層は、セラミック微粒
子が厚さ方向中央部からそれぞれ厚さ方向両面にかけて
漸減する傾斜機能を有するため、強度、機械的特性や耐
熱性などの物理的特性が漸次変化していくので、部分的
に機械的応力、熱的応力が集中するようなことがなく、
良好な物理的特性を保持し、しかも良好な断熱作用が支
持されるものである。
【0013】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の断熱層の形成方法は、まず図1に示すように金属基
体1の所用面に金属めっき皮膜2を形成する。
【0014】ここで、金属基体1は断熱層を形成するこ
とが必要な部材であればいずれのものでもよく、例えば
自動車のライナーその他の内燃機関部材、溶接や溶射な
どに用いられるノズル、保温、保冷用部材などが挙げら
れる。
【0015】また、金属基体1の材質としては、ニッケ
ル,Ni−P,Ni−B,Ni−Co,Ni−Fe等の
ニッケル合金、銅,Cu−ZnやCu−Zn−Sn等の
銅合金、鉄、鉄合金などが使用できる。
【0016】上記金属基体1に形成する金属めっき皮膜
2を得るための金属めっき液は、ニッケル、ニッケル合
金、銅、銅合金、鉄、鉄合金めっきなどの適宜な金属め
っき液が用いられ、金属めっき液は電気めっき液であっ
ても無電解めっき液であってもよい。これらは公知の浴
組成とすることができ、例えば、電気ニッケルめっき液
としては、スルファミン酸浴、ワット浴、高硫酸ニッケ
ル浴、高塩化物浴などが使用し得る。
【0017】次に、本発明においては、上記金属めっき
皮膜2上に複合めっき皮膜3を形成する。この複合めっ
き皮膜3は、金属マトリックス中にセラミック微粒子が
分散されてなるもので、この場合セラミック微粒子の分
散量が最も多い厚さ方向中央部に形成された層3aと、
その両側にそれぞれ形成されたセラミック微粒子の分散
量が中央部からそれぞれその外側に向うにしたがい漸減
する層3b,3cとからなる傾斜機能を有しているもの
である。
【0018】この複合めっき皮膜3の形成は、金属めっ
き液にセラミック微粒子を分散させた複合めっき液を用
いて行なうものである。この場合、この金属めっき液と
しては、上記金属めっき皮膜2の形成に用いる金属めっ
き液とその組成は相違しても同じでもよいが、同じ金属
のめっき液を用いることが好ましい。
【0019】また、セラミック微粒子としては、ジルコ
ニア、イットリア、セリア、シリカ、アルミナ、チタニ
ア、ムライト、炭化珪素などが挙げられ、これらの固溶
体粒子を用いることもできる。
【0020】上記のような傾斜機能を有する複合めっき
皮膜を得る方法としては、セラミック微粒子の金属めっ
き液中への分散量を増減させる方法が採用される。
【0021】即ち、上記金属めっき液へのセラミック微
粒子の分散量は0〜1000g/lの範囲で適宜選定さ
れるが、この場合他の条件が同一であれば分散量が多く
なるほど共析量も増大する。従って、互いにセラミック
微粒子分散量のみが異なる複数の同一めっき浴を準備
し、順次めっきする方法を採用することにより、上記傾
斜機能を有するめっき膜を形成することができる。
【0022】上記セラミック微粒子の粒径は種々選定し
得るが、0.1〜30μm、より好ましくは0.5〜1
0μm(平均粒径)が好ましい。粒径が小さすぎる場
合、逆に大きすぎる場合は、粒子の共析量が少なくな
り、共析量のコントロールが困難になる場合が生じ、十
分な傾斜機能を付与し難くなる。
【0023】また、粒子の比表面積をコントロールする
ことも有効である。この場合、比表面積が小さいほど、
同一分散量で共析量が増大する。
【0024】本発明において、上記傾斜機能を有するめ
っき膜を形成する方法としては、上述したセラミック微
粒子のめっき液中への分散量や比表面積を変化させる以
外に、めっき条件を変化させる方法も採用される。
【0025】即ち、めっき浴としては、スルファミン酸
浴を用いた方が硫酸塩浴を用いた場合よりもセラミック
微粒子の共析量が多くなり、まためっき液中には非イオ
ン活性剤、アニオン活性剤、カチオン活性剤等を0.0
001〜1g/l、特に0.01〜0.1g/lの範囲
で添加し得るが、アニオン活性剤、非イオン活性剤、カ
チオン活性剤の順で共析量が多くなり、その添加量が多
くなる程また共析量も増加する。なお、上記活性剤とし
ては、従来からめっきに使用されているものがいずれも
好適に用いられるが、共析量を増大させる点から、炭化
水素系及びフルオロアルキル基系界面活性剤が好まし
く、またラウリル硫酸ナトリウムはめっき膜のピットを
防止する点から0.5〜1g/lを添加することが好ま
しい。
【0026】また、公知のニッケルめっきの第一次光沢
剤、例えば有機スルホイミド化合物並びに第二次光沢
剤、例えばアセチレンアルコール化合物を0.5〜20
g/l添加することにより、めっき皮膜の柔軟性及び外
観の改善に効果がある。
【0027】めっき液のpHは、めっき浴の種類に応じ
た通常の範囲とすることができ、例えば電気ニッケルめ
っき液等の場合はpH3.5〜4.5とすることができ
るが、セラミック微粒子の共析量はpHが低くなる程増
加する傾向にある。
【0028】次に、電気めっきを行なう場合において、
陰極電流密度は通常0.5〜10A/dm2の範囲で選
定し得るが、電流密度が低くなる程セラミック微粒子の
共析量が増加する。また、めっき液の撹拌としては、機
械撹拌、ポンプ撹拌、空気撹拌、カソードロッキング等
が採用し得、特に機械撹拌が好適であるが、この場合撹
拌が強い程共析量が増加する。例えば、機械撹拌(プロ
ペラ撹拌)においては、プロペラの回転数を50〜25
00rpmの範囲とすることができ、ポンプ撹拌におい
ては、めっき液の循環量を10〜100回/時間とする
ことができ、空気撹拌においては、空気量を0.5〜3
0m3 /m2/分とすることができ、カソードロッキング
においては、振幅0.5〜200cm、往復回数0.5
〜150回/分とすることができるが、いずれも強撹拌
によりセラミック微粒子の共析量が増加する。
【0029】上記の陰極電流密度及び撹拌度合いを変化
させる方法は、めっき液組成を変化させることなく、し
かも連続的制御が可能であるため、セラミック微粒子の
共析量をコントロールする方法として有効に採用され
る。
【0030】また、めっき温度は電着応力の少ない柔軟
なめっき膜を得る点から通常30〜60℃であるが、め
っき温度が高い程共析量は増加する。従って、めっき温
度を変化させることによっても共析量をコントロールし
得る。
【0031】上記複合めっき皮膜3を形成した後は、そ
の上に金属めっき皮膜4を形成する。この金属めっき皮
膜4の形成は上記金属めっき皮膜2の形成と同様の金属
めっき液を用いて行なう。なお、この皮膜4は複合めっ
き皮膜3のマトリックスと同じ金属の皮膜であることが
好ましい。
【0032】ここで、各めっき皮膜の厚さはその用途等
に応じ適宜選定し得る。
【0033】また、中央層3aにおけるセラミック微粒
子分散量は平均して20〜40%(容量%、以下同
様)、特に25〜35%とすることが好ましい。この場
合、中央層3aにおいて、セラミック微粒子が均等に分
散していてもよく、また真中でセラミック微粒子が最も
多く、これより内外面に向うに従って漸次セラミック微
粒子が減少するように不均等に分散されていてもよい。
【0034】内外の層3b,3cにおけるセラミック粒
子分散量はそれぞれ40%以下とすることが好ましい。
この場合、内外の層3b,3cを例えば2層に分け、中
央層3aに近い層のセラミック微粒子分散量を10〜4
0%、特に15〜25%とし、遠い層の分散量を10%
以下、特に5%以下とすることができる。また、これら
層3b,3cはそれぞれセラミック微粒子が均等に分散
していてもよく、それぞれ中央層3a側から内外面に向
うにしたがい漸次セラミック微粒子が減少するように不
均一に分散されていてもよい。なお層3b,3cのセラ
ミック微粒子の分散状態は互いに同じであっても異なっ
ていてもよい。
【0035】本発明において、セラミック微粒子の分散
量の漸減は上述したように中央部から内外面方向にかけ
て一連に連続的であってもよく、階段状に減少していて
もよいが、金属母材は一体性が実質的に保持されている
ことが好ましく、これにより傾斜機能が有効に発揮され
る。従って、このような場合、金属が共通しているの
で、各皮膜や層間において図1に示したような明瞭な境
界線は実際的には形成されない。
【0036】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0037】自動車のライナーに対し、常法に従って前
処理した後、下記組成の電気ニッケルめっき液を用いて
下記条件でめっきを行ない、厚さ10μmのニッケル層
を形成した。
【0038】めっき液組成及び条件 NiSO4・6H2O 300g/l NiCl2・6H2O 45g/l H3BO3 40g/l ピット防止剤 0.5g/l pH 4.2 温度 45℃ 陰極電流密度 3A/dm2
【0039】次に、下記組成のジルコニア粒子分散電気
ニッケルめっき液を用いて下記条件を複合めっきを行な
った。
【0040】めっき液組成及び条件 スルファミン酸ニッケル 300g/l ホウ酸 30g/l ピット防止剤 0.5g/l ジルコニア粒子(平均粒径2μm) 0〜600g/l 温度 40℃ 陰極電流密度 3A/dm2
【0041】このめっき液組成において、まずジルコニ
ア粒子を添加しないめっき液を作り、次いでこれに徐々
にジルコニア粒子を添加していき(0〜28分)、最大
量に達した後、所定時間のめっきを行ない(28〜11
2分)、次いでめっき液の所定量を濾過することによ
り、徐々にめっき液中のジルコニア粒子分散量を減少さ
せる(112〜140分)というめっき操作により、内
側中間部(厚さ30μm,ZrO2共析量0〜40%に
傾斜)、中央部(厚さ90μm,ZrO2共析量40
%)、外側中間部(厚さ30μm,ZrO2共析量40
〜0%に傾斜)をそれぞれ形成した。
【0042】次いで、上記組成の電気ニッケルめっき液
を用いてめっきを施し、厚さ10μmのめっき皮膜を得
た。
【0043】得られたライナーの上記めっき皮膜に対す
る熱衝撃性は優れたものであった。
【0044】なお、ニッケルめっき皮膜及び種々ZrO
2量の複合めっき皮膜の熱伝導度は下記の通りである。
ここで、熱伝導度測定は、約φ10×2(mm)寸法の
円板形状に加工した各種の複合めっき皮膜のサンプルを
用いて、レーザーフラッシュ法により測定した。測定装
置は理学製のLF/TCM−FA8510Bを用い、室
温から800℃の範囲で熱拡散率及び熱容量を測定し、
熱伝導率を測定した。結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、優れた断熱機能を有
し、しかも耐熱衝撃性が良好なもので、ブリスター等の
発生もない金属断熱層を簡単かつ確実に製造することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られる金属断熱層を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 金属基体 2 金属めっき皮膜 3 複合めっき皮膜 4 金属めっき皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外川 守人 愛知県小牧市東田中1200 三菱重工業株 式会社 名古屋誘導推進システム製作所 内 (72)発明者 松村 宗順 大阪府枚方市出口1−5−1 上村工業 株式会社 中央研究所内 (72)発明者 岡田 益雄 大阪府守口市梶町3−35−23 株式会社 サミックス内 (56)参考文献 特開 昭59−226199(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 15/02 C23C 18/52 F16J 10/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱層を形成すべき金属基体の表面に金
    属めっき皮膜を形成した後、該皮膜上にセラミック微粒
    子を金属めっき液中に分散してなる複合めっき液を用い
    て上記金属めっき皮膜側から上記微粒子分散量が漸次増
    大し、更に微粒子分散量が最大となったのち、微粒子分
    散量が漸次減少する傾斜機能を有する複合めっき皮膜を
    形成し、次いで該複合めっき皮膜上に金属めっき皮膜を
    形成することを特徴とする金属断熱層の形成方法。
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WO2011096432A1 (ja) * 2010-02-04 2011-08-11 日本精機宝石工業株式会社 放熱性材料
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