JP3177805U - チューブ供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マークチューブの製造工程において、チューブを巻回したホルダからチューブを円滑に繰り出すチューブ供給装置を提供する。
【解決手段】チューブ2を保持しているホルダ3の中心軸となる筒体1の両端間隔よりも大きな間隔で配置した一対の支柱4、4の対向位置に、先端部分が支柱の対向面から先方に向けて突出する支持ローラ5、5を配置する。支持ローラ5を支持するローラ支持軸6を、支持ローラ5の軸芯と水平方向に直交し回転可能な取り付け軸7に固定することによって、支持ローラ5全体を上下方向に回動可能とする。支持ローラ5は、略水平位置よりも上方への回動を許容し下方への回動を制限し、ホルダ3の筒体を内接状態に支持する。ホルダ3を下から上に移動させることによって、支柱4に着脱することができる。
【選択図】 図1

Description

配電盤などに接続する配線には、配線を間違わないために例えば配線先端の圧着端子に、配線ナンバーを印字したマークチューブが装着される。本考案は、マークチューブを製造する印字工程などにおいて、チューブを能率的に供給するチューブ供給装置に関する考案である。
マークチューブを製造するためのチューブは、一般に巻芯を使用しないで、一定の内径にチューブを巻回させて束ねた状態で供給される。従来、このチューブを使用するマークチューブの製造現場では、束ねたチューブを回転台の上に載置し、順次必要量のチューブを引き出して使用していた。束ねたチューブは、偏平な箱に巻回状態のまま収容し、必要に応じてチューブを収容した箱を取り出して使用に供する。
平面的に配置した巻回状態のチューブを引き出すに際して、特許文献2や3には、巻回状態のチューブを水平状態に支持し、巻回状態のチューブの内周を支持する支持部材を設けた繰出し装置の考案が開示されている。
特許文献1には、巻回状態のチューブを縦方向に支持する支持ドラムの考案が開示されている。特許文献1に開示された考案は、内側と外側の円板の間に支持腕を配置し、チューブの巻回の内径変化に対応することができるように、支持腕を径方向に移動させることができるようにしている。
実開平05−65965号公報 特開平11−79548号公報 実開平07−973号公報
従来の、平面的に置いた巻回状態のチューブの一端をそのまま引っ張り出す方法では、引き出されたチューブに捩れを生じ易く、マークチューブとして加工する場合に、チューブ表面に正しく印字されない可能性があった。また、チューブを引き出す場合に縺れる可能性があり、縺れたチューブは縺れ部分を切断して廃棄されることが多く、手数を要するとともに不経済であった。
使用するチューブは、偏平な箱に収容したまま保管しているため、例えばサイズや色彩を変更する場合、保管してあるチューブを一々取り出してセットする必要があり、取替えに手数を要する欠点や使用するチューブを取り違える可能性があった。
巻回状態のチューブを平面的に配置しておきチューブを引き出す方法では、平面的に広い場所を必要とするため多種類のチューブを配置しておき、適宜使い分けることが困難である。そのため、多種類のチューブを棚などに保管しておく必要があった。
特許文献2や3に開示される繰出し装置を使用する場合でも、平面的に広いスペースを必要とし多種類のチューブを使い分けることが困難であった。
特許文献1に開示された考案では、支持ドラムにチューブを装着する場合に、支持ドラムをスタンドから取外し、円板を分解して巻回状態のチューブを装着する必要があり、チューブの装着作業に手数を要する欠点があった。したがって、サイズや色彩といった種類の異なるチューブを迅速に使い分けるのが困難であった。種類の異なるチューブを使い分けるために、複数台の支持ドラムを配置して使い分ける場合、大きなスペースを必要とするとともに、複数の支持ドラムを使用することは、支持ドラムが高価であることから不経済である。
また、特許文献1ないし3のいずれに記載された考案においても、チューブを引き出したときの慣性によって余分なチューブが引き出され、正確な寸法の引き出しが困難となる、あるいは切断寸法が不正確となる他、切断面が斜めに成り易いなどの欠点があった。
上記従来技術の欠点に鑑み、本考案は、使用するチューブを簡単にセットして使用に供することができるとともに、チューブを引き出したときに、巻回状態のチューブが慣性によって余分に回動する可能性が少なく、所望量のチューブを繰出して供給することができる、チューブ供給装置を提供することを目的とするものである。
さらに、本考案の別の目的は、比較的簡単な構造であって安価なチューブ供給装置を提供するとともに、狭いスペースに、より多くの巻回状態のチューブを保持させることができ、かつ、保持させた複数の巻回状態のチューブから、適宜必要なチューブを供給することができるチューブ供給装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する請求項1記載の考案は、巻回状態のチューブ2を保持し、中心位置に筒体1を備えたホルダ3からチューブ2を繰出すチューブ供給装置である。チューブ2を保持するホルダ3を保持するために、中心軸となる筒体1の軸方向両端間隔よりも大きな間隔で、一対の支柱4、4を配置する。一対の支柱4、4の対向位置には、先端部分が対向位置の支柱に向けて突出し、外径が前記筒体1の内径よりも小径である支持ローラ5を配置する。
支持ローラ5を回転自在に支持するローラ支持軸6などの支持部材の基端部を、支持ローラ5の軸芯と水平方向に直交し回転可能とした取り付け軸7に固定することによって、支持ローラ5全体が取り付け軸7を中心として上下方向に回動可能に配置する。上下方向に回動可能に配置した支持ローラ5は、略水平位置よりも上方への回動を許容し下方への回動を制限することによって、ホルダ3の筒体1を内接状態に支持してチューブ2の繰出しを許容し、支持ローラ5を上方に回動させることによってホルダを着脱可能とする。
請求項2記載の考案は、支持ローラ5を、支持ローラ5の軸芯方向に配置するローラ支持軸6によって軸支する。支持部材であるローラ支持軸6は、基端を取り付け軸7に固定するとともに取り付け軸7の両端を横断面略コ字状とした取り付け台7の両側壁に回動自在に支持させる。そして、前記取り付け台8に形成した底壁から上方に向けてストッパー軸9を設け、先端をローラ支持軸6に下方から当接させることによって、支持ローラ5の下方への回動を制限するとともに、前記取り付け台8を支柱4に固定することによって支持ローラ5を支柱4に配置する。
請求項3記載の考案は、一対の支柱4、4の上下複数の対向位置に、それぞれ支持ローラ5、5を配置することである。
請求項1記載の考案によれば、チューブ2が巻回状態で支持させたホルダ3は、筒体1の両端部を支柱4、4の対向位置に配置した支持ローラ5、5によって回転自在に支持される。すなわち、縦位置に回転自在に支持されたホルダ3から必要量のチューブ2を繰出すため、繰出されたチューブ2に捩れを生じることがない。そのため、繰出されたチューブ2に印字をする場合は、正確な位置に印字することができ、切断する場合は、捩れ力によって斜めに切断されるようなことがなく正確に切断することができる。
ホルダ3を使用状態にセットするには、支持ローラ5よりも下方においてホルダ3を支柱4と4の間に位置させ、ホルダ3を上方に持ち上げると、ホルダ2の側面部分が支持ローラ5の下に当接する。さらにホルダ2を上方に持ち上げると、支持ローラ5が持ち上げられて上方に回動する。支持ローラ5の先端部分が、ホルダ3の筒体1の筒孔の位置に達すると、支持ローラ5が支えを失い、略水平位置まで下方に回動して支持ローラ5の先端部分が筒体1の中に入り込む。この状態では、支持ローラ5の下方への回動が阻止されているため、ホルダ3の持ち上げを離すと、支持ローラ5の先方部分で筒体1内周面の上位置が支受される。すなわち、ホルダ3の筒体1を支持ローラ5が内接状態に支持することによってホルダ3の装着が完了する。
装着されているホルダ3を取外す場合は、ホルダ3を上方に持ち上げる。ホルダ3を持ち上げると、支持ローラ5が筒体1の内周面の下位置に当接して上方に回動し、ホルダ3を上方に抜き取ることができる。すなわち、ホルダを持って下から上へ移動させることによって支柱4に対するホルダ3の着脱を容易に、かつ短時間に行なうことができる。
前記したように、使用状態にセットしたホルダ3は、支持ローラ5によって筒体1の内周面上位置を支持されることになる。すなわち、支持ローラ5はホルダ3の重心よりも上方位置を支持するため、ホルダの自重によって回転に対する制動力が作用し、チューブ2を繰出したときの慣性によってホルダ3が過剰に回転し、余分なチューブが繰出される欠点を解消することができる。
その他、使用状態において、ホルダ3は縦位置に設置するため、必要な平面的なスペースが少なく複数のチューブ供給装置を配置することができる。
請求項2記載の考案によれば、ホルダ3を支持する支持ローラ5は、支持ローラ5を取り付けた取り付け台7を支柱4に取り付けることによって簡単に取り付けることができる。また、取り付け台7にストッパー軸を進退可能に設けたため、支持ローラ5の下方への回動を阻止する位置を簡単に調節することができる。
請求項3記載の考案によれば、一つのチューブ供給装置に複数のホルダ3、3を配置し、複数のホルダ3,3のいずれか任意のホルダからチューブ2を供給することができる。そのため、複数のホルダ3、3をセットしておき、適宜必要な種類のチューブ2を繰出すことができる。そのため、使用するチューブ2(繰出すチューブ)の変更を簡単に行うことができる。また、従来のように、チューブ2の巻回物を棚などに平面的に配置して保管する必要がなく、いつでも使用することができる状態に保管することができる効果がある。
図1は、本考案に係るチューブ供給装置の実施形態における、ホルダの装着過程を示す断面図、 図2は、チューブ供給装置の実施形態を示す斜視図、 図3は、図2に示す実施形態の正面図、 図4は、図2に示す実施形態のホルダを一つ除去した中央縦断面図、 図5は、図4のV部分の拡大図、 図6は、図5のVI−VI線断面図、 図7は、支持ローラを装着した取り付け台の平面図、 図8は、図7のVIII−VIII線断面図、 図9は、チューブのホルダの分解斜視図、 図10は、組み立てた状態のホルダの縦断面図、 図11図10のXI−XI線断面図、 図12は、別の実施形態を示すチューブ供給装置全体の斜視図である。
本考案に係るチューブ供給装置は、筒体1に巻回状態のチューブ2を保持させたホルダ3から、例えばマークチューブを製造するために、チューブ2を一定寸法繰出すために使用するものである。
図1、図2に示すように、チューブ2を保持したホルダ3は、中心軸となる筒体1の軸方向両端間隔Lよりも大きな間隔Wで配置した一対の支柱4、4の間に配置している。支柱4、4には、その対向位置に先端部分が支柱4、4から先方に向けて突出する支持ローラ5、5を配置している。この支持ローラ5は、少なくとも外径が前記筒体1の内径よりも小径である。
支持ローラ5を回転自在に支持する支持部材である、ローラ支持軸6の基端部は、支持ローラ6の軸芯と水平方向に直交し回転可能とした取り付け軸7に固定している。これにより、支持ローラ5全体が取り付け軸7を中心として上下方向に回動する。
上下方向に回動可能とした支持ローラ5は、略水平位置よりも上方への回動を許容し下方への回動を制限する。例えば、上方には垂直位置まで回動するが、下方には水平位置から下方への回動を制限する。したがって、支持ローラ5で、ホルダ3の筒体1を内接状態に支持すると、ホルダ3を回転可能に支持することになり、チューブ2の繰出しが可能となる。支持ローラの下方への回動を制限する位置は、必ずしも正確に水平位置である必要はなく、筒体の両端を支持することができる状態であればよい。
上記構成とする、本考案の実施形態によれば、支持ローラ5を取り付け台にセットしたユニット構造とすることになる。したがって、ホルダ3を支柱4、4に着脱することによって、支持ローラ5、5を支柱4、4に簡単に着脱することができる。
本考案の使用状態を図1に基いて説明する。
図1(a)に示すように、支柱4、4の間にホルダ3を位置させて上方に持ち上げると、ホルダ3の一部が支持ローラ5の下面に当接し、図1(b)に示すように支持ローラ5が持ち上げられて上方に回動する。図示実施形態においては、支持ローラ5が筒体1の両端部にのみ当接するようにしているが、ホルダ3のどの部分が最初に支持ローラ5に当接するものであってもよい。
図1(b)に示す状態からさらにホルダ3を持ち上げると、ホルダ3と支持ローラ5との当接位置が、ホルダ3の筒体1の上面を通過して筒部分に達する。すると、持ち上げられていた支持ローラ5は支えを失い、図1(c)に示すように下方に回動する。このとき、支持ローラ5は略水平位置よりも下方への回動が制限され、略水平位置に係止される。最終的に、ホルダの持ち上げを解除すると、図1(d)に示すように、ホルダ3は支持ローラ5、5によって、筒体1の両端部上端が内接状態に支持されることになる。
ホルダ3を取外す場合は、前記場合とは逆に、図1(d)の装着状態にあるホルダ3を、上方に持ち上げると筒体1の下端内周面によって支持ローラ5が持ち上げられ、支持ローラ5は筒体1との当接位置を通過して上方に取外すことができる。
すなわち、ホルダ3を支持ローラ5の下方から上方に持ち上げることによって装着し、装着状態のホルダを持ち上げると操作によって、簡単に着脱することができる。
上記、手順によって装着されたホルダ3は、筒体1の両端部をそれぞれ支持ローラ5、5によって内接状態で支持される。すなわち、支持ローラによって、ホルダ3全体の重心よりも上方である筒体1の内周上端部を支持した吊下げ状態となる。そのため、ホルダ3の重力が支持ローラ5によって支持された位置を保持するように働き、チューブ2を繰出すに際して重力に打ち勝つ力が必要となる。すなわち、チューブ2を繰出すためにチューブ2を引っ張ると、その張力によって支持ローラ5が回転しチューブ2を繰出すことができる。所望寸法のチューブ2を繰出し、引っ張り力を解除すると、ホルダ3の重力が回転に対するブレーキとして作用する。
そのため、チューブ2を引き出した際の慣性によってホルダ3が過回転をし、余分なチューブ2が引き出されるのを防止することができる。
支柱4、4の対向位置に配置する支持ローラ5は、取り付け台8にセットしたユニットとして支柱に取り付けるようにすることができる。
すなわち、図7、図8に示すように、支持ローラ5は、支持ローラの軸芯方向に配置するローラ支持軸6によって軸支する。支持ローラ5を軸支したローラ支持軸6は、基端を支持ローラ5の軸芯と水平方向に直交する取り付け軸7に固定する。取り付け軸7は、その両端を横断面略コ字状とした取り付け台8の側壁8a、8aに回動自在に支持させてユニットとする。13は、取り付け軸7を回転自在に支持する軸受けである。
取り付け台8の底壁8bには、上方に向けてストッパー軸9を進退可能に設け、その先端をローラ支持軸6に下方から当接させている。これにより、図8に実線で示すように、支持ローラ5の下方への回動を制限する。支持ローラ5は、二点鎖線で示すように上方に向けては自由に回動する。ストッパー軸9は、図8にように進退自在とし、支持ローラ5の下方への回動位置を、例えば水平状態に調節することができるようにしている。
上記、支持ローラ5が取り付けられた取り付け台8を用いる場合、取り付け台8を支柱4に固定することによって、支柱4に支持ローラ5を設置することができる。
すなわち、一定間隔を隔てて配置する支柱4、4の対向位置に貫通孔14を穿設しておき、支柱4の外側面にボルト15によって取り付け台8を固定する。このとき、図5、図6に示すように、取り付け台8に装着した支持ローラ5の先端部分を、前記貫通孔14から内方に突出させる。貫通孔14は、一対の支柱4、4のそれぞれ正対する位置に穿設し、対向する支持ローラ5、5が同じ高さに配置されるようにする。貫通孔14の形状は縦長とし、取り付け軸7を中心として上方に回動した支持ローラ5が入り込む形状とする。
図示実施形態において支持ローラ5は、支持ローラ5を貫通するローラ支持軸6によって支持させているが、支持ローラ5の一端面をベアリングで支持する構造、その他の支持部材によって支持ローラ5を回転自在に支持する構造とすることもできる。
本考案に係るチューブ供給装置は、一対の支柱4、4の複数の対向位置に支持ローラを配置して、複数のホルダ3、3を支持させることができるように実施するのが好ましい。
図2、図4に示す実施形態のチューブ供給装置は、キャスタ16、16付きの台車17に、門形に形成した支柱4、4を立設し、上下三箇所に支持ローラを配置して三個のホルダ3、3を使い分けることができるようにしている。支柱4には、把手18を設けチューブ供給装置全体を容易に移動させることができるようにしている。
図12に示す実施形態は、中心位置に四本の支柱を角柱状に形成するとともに、上端及び下端において、中心の支柱から四方に向けて一定寸法の間隔部材19、19を固定し、該間隔部材19、19の先端、すなわち中心位置の支柱4から一定間隔を隔てて別の支柱4、4を立設し、四方の対向する支柱4、4の三箇所に支持ローラを配置したものである。角柱状に組み合わせた中心位置の支柱の下端には、キャスタ16付の脚20を固定し、自由に移動させることができるようにしている。
四方に形成される、各対の支柱4、4には、上下方向の三箇所に支持ローラ5、5を配置しチューブのホルダ3を装着することができるようにしている。ただし、隣接する支柱に装着したホルダがぶつからないように、装着する上下位置をずらせるようにしている。 すなわち、図12に示す実施形態においては、二対の支柱4、4に各二個のホルダ3、3を、別の二対の支柱4,4に各一個のホルダ3を装着し、全体として六個のホルダを装着して使用することができるようにしている。
巻回状態のチューブ2を保持するホルダ3は、中心位置に筒体を備え、筒体を中心として回転させながらチューブ2を繰出すことができるものであれば、その形状、構造は特に限定されるものではない。例えば、図12に示す実施形態のチューブ供給装置に装着されているホルダ3は、中心に太い筒体1を備え、筒体1の両端に側板10、10を設け、側板10と10の間にチューブ2を巻回させている。このようなホルダ3を装着する場合、支柱4と4の間にホルダを位置させてホルダを上方へ持ち上げると、ホルダ3の側板10が支持ローラ5に当接し、上方に回動することになる。仮に、側板がないホルダの場合は、巻回物自体が支持ローラを押し上げることになる。
図1に示す実施形態で使用するホルダ3は、筒体1の両端から一定寸法内方に側板10、10を備え、支柱4、4から突出する対向位置の支持ローラ5、5の先端と先端の間隔を、前記ホルダの側板と側板の間隔よりも広く、筒体1の両端間の寸法よりも狭く形成している。この構成とすることによって、ホルダの着脱に際して、支持ローラ5が筒体にのみ当接するようにし、側板10やチューブ2には当接しないようにすることができる。
マークチューブを製造するためのチューブは、一般に巻芯を使用しないで、一定の内径にチューブを巻回させて束ねた状態で供給される。本考案者らは、本考案を実施する上において、上記チューブを保持して繰出すのに便利なホルダ3を工夫した。
図9〜図11に示す実施形態のホルダは、円筒状の筒体1と、着脱が可能な第一ホルダ3Aと、第二ホルダ3B及び二つの固定リング21、21で構成している。
第一ホルダ3Aは、円筒状の筒体1よりも大径であって、巻回状態のチューブ2を挿入することができる外径の保持筒11の一端に、側板10を固定もしくは一体に形成している。保持筒11は、側板10の中心に位置し、側板10の中心位置には筒体1が挿通する貫通孔22を穿設している。側板10の外形は多角形(図面上八角形)とし、その中心位置に形成する保持筒11も角筒状(八角筒状)としている。
第二ホルダ3Bは、前記第一ホルダ3Aの保持筒11に挿入される嵌合筒12の一端に、前記第一ホルダ3Aの側板10と同形である側板10を固定もしくは一体に形成している。嵌合筒12は、側板10の中心に位置し、側板10の中心位置には、筒体1が挿通する貫通孔23を穿設している。
すなわち、第二ホルダ3Bは、第一ホルダ3Aと略対称形であるが、嵌合筒12が保持筒11よりも小径であって、嵌合筒12が保持筒11に嵌挿入されるものである。嵌合筒12の長さは、保持筒と同一もしくは短く形成し、装着状態において、側板10と10の間隔が一定となるようにするのが好ましい。
固定リング21は、筒体1に挿入することができる内径の金属あるいは合成樹脂製のリングであって、複数位置にねじ孔24、24を設けてあり、筒体1に挿入した後、適宜ボルトで固定することができる。
図示例において、側板10は多角形(八角形)としているが、円形であってもよい。しかしながら、多角形とすることによって、例えば床面などに載置した場合に転がるのを防止することができる。また、保持筒11は角筒状としているが、角筒状とすることによってチューブと保持筒のすべりが減少し、チューブを引っ張って繰出した場合にホルダが円滑の回転し、またチューブが保持筒を締め付けて密着することを予防できる。
上記、図示実施形態のホルダを使用するには、第一ホルダ3Aの保持筒11に巻回状態のチューブ2を挿入し保持させる。その後、保持筒11の開放端に第二ホルダ3Bの嵌合筒12を嵌挿する。これにより、第一ホルダ3Aの側板10と、第二ホルダ3Bの側板10の間にチューブ2が保持される。このように、第一ホルダ3Aと、第二ホルダ3Bが組み合わされた状態で、その中心に筒体1を挿入する。さらに、筒体1の両端から固定リング21、21を挿入し、固定リングを筒体1の定位置に固定することによってホルダ3の組立を完了する。
第一ホルダ3Aと、第二ホルダ3Bを組み立てた状態では、図10、図11に示すように、保持筒11と嵌合筒12が嵌合し、筒体1が中心に位置する。支持ローラ5は、図1(d)に示すように、筒体1の内周面上端部を支持されることになる。このとき、筒体1に内径に比較して支持ローラ5の直径が小さいほど、ホルダ3に作用する回転の制動作用が大きくなる。
1…筒体、 2…チューブ、 3…ホルダ、 3A…第一ホルダ、 3B…第二ホルダ、 4…支柱、 5…支持ローラ、 6…ローラ支持軸、 7…取り付け軸、 8…取り付け台、 8a…側壁、 8b…底壁、 9…ストッパー軸、 10…側壁、 11…保持筒、 12…嵌合筒、 13…軸受け、 14…貫通孔、 15…ボルト、 16…キャスタ、 17…台車、 18…把手、 19…間隔部材、 20…脚、 21…固定リング、 22、23…貫通孔、 24…ねじ孔。

Claims (3)

  1. 巻回状態のチューブを保持し、中心位置に筒体を備えたホルダからチューブを繰出すチューブ供給装置において、
    チューブを保持するホルダの中心軸となる筒体の軸方向両端間隔よりも大きな間隔で配置した一対の支柱の対向位置に、先端部分が支柱の対向面から先方に向けて突出し外径が前記筒体の内径よりも小径である支持ローラを配置し、
    該支持ローラを回転自在に支持する支持部材の基端部を、支持ローラの軸芯と水平方向に直交し回転可能とした取り付け軸に固定することによって、支持ローラ全体が取り付け軸を中心として上下方向に回動可能に配置し、
    前記、上下方向に回動可能に配置した支持ローラは、略水平位置よりも上方への回動を許容し下方への回動を制限することによって、ホルダの筒体を内接状態に支持してチューブの繰出しを許容し、支持ローラを上方に回動させることによって支持ローラに対してホルダを着脱可能としたことを特徴とするチューブ供給装置。
  2. 支持ローラは、支持ローラの軸芯方向に配置するローラ支持軸によって軸支し、該ローラ支持部材の基端を取り付け軸に固定するとともに、該取り付け軸の両端を横断面略コ字状とした取り付け台の両側壁に回動自在に支持し、
    前記取り付け台に形成した底壁から上方に向けてストッパー軸を設け、先端をローラ支持軸に下方から当接させることによって、支持ローラの下方への回動を制限するとともに、前記取り付け台を支柱に固定することによって支持ローラを支柱に配置することを特徴とする請求項1記載のチューブ供給装置。
  3. 一対の支柱には、上下の複数位置において、それぞれ対向位置に支持ローラを配置することを特徴とする請求項1又は2記載のチューブ供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101248313B1 (ko) * 2012-06-29 2013-03-27 세메스 주식회사 헤드 교체 장치 및 이를 포함하는 다이 본딩 시스템
CN110439296A (zh) * 2019-08-02 2019-11-12 中建四局安装工程有限公司 一种滚管及放缆多功能架

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