JP3177790U - 車両用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーの展開及び収納を容易かつ迅速に行い、収納時の体積を減らすとともに、車両固定用の調整バンドの信頼性、費用対効果を上昇せしめる車両用カバーを提供する。
【解決手段】自動車等の車両を覆うカバー1と、カバー1の大部分を占めるようにカバー1に縫合された2つの撓み性金属リング2と、カバー1を車両に接続する複数の調整バンド3a,3bとを備える。調整バンド3a,3bは、伸縮性のある伸縮バンドと伸縮性のない非伸縮バンドとを、それぞれ一端を接続することによって構成し、伸縮バンドが接続されていない側の端に車両への固定のためのフックを備えるフック台座に接続することによって構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、自動車等の車両用カバーに関し、特に、展開及び収納を容易かつ迅速に行うとともに、収納時の体積を減らすことを可能にする車両用カバーに関する。
一般に屋外に停車した自動車等の車両では、雨水等による塵埃の付着と日射しによる塗装の劣化や車両内部温度の上昇を防止するために、車両の外部をカバーで覆う。
しかしながら、従来知られている車両用カバーは、車両の形状に合わせて縫合又は成形された軟質の防水布によって形成されており、使用に際してその展開及び収納が不便である。すなわち、車両用カバーの展開時には、車両用カバーの各部分を車両の各部に合わせてひろげるようにして装着する必要があり、収納時には、車両用カバーを車両から取り外し、ひろがった状態の車両用カバーを折りたたんで収納をする必要がある。これらの作業をすべて手作業で行うため、非常に手間がかかり、収納時の折りたたみのしかたが一定せず、折りたたみのために位置合わせをする補助部材に相当するものがないためその形状を一定形状とすることができず、収納時の形状及び体積にばらつきを生じる。
このように、従来の車両用カバーは、その展開及び収納が非常に面倒で不便であり、かつ折りたたみによって、収納時の形態を一定の少ない体積で形成することが困難である。
実開昭63−1181529号公報 特開2005−059762号公報
車両用カバーの展開及び収納を容易かつ迅速に行うことを目的とする車両用カバーが種々考案されている。
たとえば、特許文献1には、車両用カバーの一端をリールに巻き取るように接続し、展開時には、車両用カバーをリールから引き出し、収納時にはリールに巻き取るような車両カバーが記載されている。しかしながら、この特許文献1に記載された車両用カバーの場合には、複雑な機構のリール装置が必要となり、またリール装置を車体へ取付けなければならない。したがって、リール装置のためのコストが上昇し、車両の改造が必要になるという問題がある。
そこで、特許文献2に示す車両用カバーが考案されている。特許文献2に記載された車両用カバーは、その面積が車両の上部及びその四方の車窓、ボンネット、トランク蓋等被覆したい部分を覆い、この車両用カバーの内面に、車両長さ方向に順に間隔をおいて配列され、かつ形状及び内径の面積がほぼ同じ撓み性金属リングが2つ以上設けられている。これら撓み性金属リングが車両用カバーの大部分の面積を占め、かつ車両用カバーの縁部に複数の調整バンドが設けられ、これら調整バンドの端部にそれぞれフックが設けられている。車両用カバーを展開使用する場合には、これら撓み性金属リングがその金属の弾性により全体のカバーを自然に外向きに展開させ、車両上部及び四方の車窓部分を覆い、そしてフックによって車体底部下縁部分、たとえばフェンダに係止される。本考案の車両用カバーを折りたたんで収納する場合には、カバーの全体が、これら撓み性金属リングを主体として重ね合わされて、そしてその撓み性によってこれらリングが3層の小さいリング状に折りたたまれる。全体のカバーは、これに連帯して扁平な比較的小さいリング状形態とされるために、大幅にその面積及び体積が縮小される。小さく折りたたまれた本考案の車両用カバーは、小型の収納用の袋体等に収容することによって、携帯し、あるいは車両の後部トランクに収納することができる。
ここで、特許文献2に記載された車両用カバーでは、車両用カバーを車両に固定するための調整バンドがすべて伸縮性の素材で構成されるか、あるいはすべて非伸縮性の素材で構成されている。車両用カバーを車両に固定するための調整バンドがすべて伸縮性の素材で形成されている場合には、調整バンドのコストが上昇し、伸縮素材の伸び切りによる強度の劣化を生じやすく、また調整バンドの長さ調整を行いにくいという問題がある。また、調整バンドがすべて非伸縮性の素材で形成されている場合には、調節リングによりその長さを調整することができるものの、車両の種類によって、あるいは同一の車両であってもフックを係止する位置によって、調整バンドの長さを調整せねばならず、取り付けに不便である。
そこで、本考案は、展開及び収納を容易かつ迅速に行い、収納時の体積を減らすとともに、車両固定用の調整バンドの信頼性、費用対効果を上昇せしめることを目的とする。
上述した課題を解決するために本考案は、車両を覆うカバーと、カバーの大部分面積を占めるようにカバーに縫合された2つ以上の撓み性環状体と、車両を覆う際にカバーを車両に固定する複数のフックと、複数のフックをカバーにそれぞれ接続する複数の接続帯とを有する複数の接続具とを備える。そして、接続具の接続帯は、伸縮性部材からなる伸縮接続帯と伸縮接続帯に接続された非伸縮性部材からなる非伸縮接続帯とを有する。
本考案は、カバーの大部分面積を占めるように縫合された少なくとも2つの撓み性環状体と、車両を覆う際にカバーを車両に固定する複数のフック及び複数のフックをカバーにそれぞれ接続する複数の接続帯とを有する複数の接続具とを備えているので、カバーの展開及び収納を容易に行い、収納時の体積を減らすことができる。そして、接続具の接続帯が、伸縮性部材からなる伸縮接続帯と、伸縮接続帯に接続された非伸縮性部材からなる非伸縮接続帯とを有しているので、接続具(調整バンド)の信頼性が向上し、コスト低減を可能にする。
本考案の車両用カバーを展開した状態の平面図である。 本考案の車両用カバーの調整バンド及びフックの形状を示す斜視図である。 本考案の車両用カバーの調整バンドの構成の変形例を示す斜視図である。 本考案の車両用カバーの撓み性リングの収容部分を示す部分平面図である。 本考案の車両用カバーを自動車に取り付けた状態の(A)平面図及び(B)斜視図である。 本考案の車両用カバーを展開して、自動車に取り付ける場合の手順を説明するための概念図である。(A)自動車のトランクから取出し、(B)自動車の後方から前方に向かってカバーをひろげ、(C)4か所の調整バンドを引き出し、(D)調整バンド先端のフックを自動車の前輪、後輪のフェンダやホイールに引っかけてカバーを固定する状態をそれぞれ示す図である。 本考案の車両用カバーを折りたたんで収納する場合の手順を説明するための概念図である。(A)前方に配された撓み性金属リングを後方に配された撓み性金属リングに重ねるようにして、(B)車両用カバーを折りたたみ、(C)重ねた撓み性金属リングの一方を他方にさらに重ねるようにし、(D)重ねた部分を保持しながら、(E)折り曲げているリングの部分を手前に引きいれながら、(F)撓み性金属リングが三重の輪になるようにして収納する。 本考案の車両用カバーの折りたたみ時の撓み性金属リングの折りたたみ過程の一実施の形態を(A)〜(E)の順を追って示す概念図である。 本考案の車両用カバーの折りたたみ時の撓み性金属リングの折りたたみ過程の他の実施の形態を(A)〜(E)の順を追って示す概念図である。 本考案の車両用カバーを折りたたみ後に収納する袋体の斜視図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本考案は、以下の実施の形態のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
図1に示すように、本考案の車両用カバー10は、自動車等の車両を覆うカバー1と、カバー1の大部分を占めるようにカバー1に縫合された2つの撓み性金属リング2と、カバー1を車両に接続する複数の調整バンド3a,3bを備える。カバー1は、防水性を具えた布材を車両上部の表面形状に合わせて裁断縫製することによって形成される。カバー1の面積は、車両上部の覆う、たとえば車両の前面ガラス、ルーフトップ、後面ガラス、及び両側のガラス等の部分を覆うように定められる。たとえば、セダンタイプの小型車や普通車サイズの車種に用いる場合には、カバー1のサイズは、車幅方向の長さが2400mm程度とし、車両の全長方向の長さが3500mm程度とするのが好ましい。さらに車両のボンネット及びトランク蓋を被覆するものとすれば、車両の全長方向に大寸化することにより対応が可能である。また、ワンボックスタイプやSUV(Sport Utility Vehicle、スポーツ・ユーティリティ・ビークル)等の高車高の車両向けには車幅方向の長さを増大させることによって対応が可能になる。カバー1には車両の全長方向に、面積と形状が同じかほぼ同じ少なくとも2つの撓み性金属リング2が所定の間隔をあけて順に配列され、これら撓み性金属リング2がカバー1の大部分の面積を占めるようにする。たとえば車両前方側の撓み性金属リング2が前面ガラスとルーフトップ上半部に位置し、車両後方側の撓み性金属リングが後面ガラス及びルーフトップの後方半分の位置を覆うように配置する。撓み性金属リング2は、剛性及び強度の面から形状記憶合金、たとえば鉄系形状記憶合金等を用いるのが好ましいがステンレス等汎用の金属材料を用いてもよい。後述するように、円形又は楕円形に形状記憶した線条をカバー1表面に縫合されて形成された環状収容部に挿入し、線条の両端を管状継手で接続することによって、撓み性金属リング2をカバー1に固定することができる。
カバー1の縁部の各角部には締めつけ用バンドを設けて、カバー1により車両上部を結束、被覆するようにしてもよい。また、本考案の車両用カバー10を、車両上に展開し、取り付ける際に車両に固定するために、カバー1の後縁部に展開時固定用バンド4を備えるようにしてもよい。
本考案の車両用カバー10を車両に固定するために、調整バンド3a,3bがカバー1の各角部近傍に配置されるのが好ましい。車両の前方寄りの調整バンド3aは、ループ状の補助バンド18を介してカバー1に接続されるのが好ましい。カバー1に覆われる車両のサイドミラーを補助バンド18によって形成されたループ内に挿入するようにして調整バンド3aを用いると、車両用カバー10を車両に安定して固定することができる。車両の後方寄りの調整バンド3bは、一端が直接カバーの縁部に接続される。なお、車両の前方寄りの調整バンド3aの一端を補助バンド18を介さずに直接カバー1の縁部に接続してももちろんよい。調整バンド3a,3b及び補助バンド18をカバー1の縁部に接続するには、それぞれを重ねて縫合することによって接続してもよく、リベットのような接続具を用いて接続したり、接着剤によって接続する等、周知の方法を用いて接続する。
図2に示すように、調整バンド3a,3bは、たとえばゴム素材のような伸縮性のある素材からなる伸縮バンド17と伸縮性のない素材からなる非伸縮バンド16とを、それぞれの一端同士が接続される。伸縮バンド17が接続されていない側の端は、車両への固定のためのフック11を備えるフック台座12に接続される。非伸縮バンド16とフック台座12とを接続するのに、非伸縮バンド16の他方の端部14をフック台座に開口した取付孔13を通して、さらに長さ調節リング15を介して接続するのが好ましい。端部14の位置を長さ調節リング15によって変えることによって、非伸縮バンド16の長さを変えることができ、ひいては調整バンド3a,3b全体の長さを調整することができる。
上述では、カバー1の縁部に接続する側を伸縮バンド17とし、フック11に接続する側を非伸縮バンド16としたが、逆の配置としてもよい。すなわち、非伸縮バンド16の一方の端をカバー1の縁部に接続し、非伸縮バンド16の他方の端に伸縮バンド17を接続して、伸縮バンド17の他方の端にフック台座12を介してフック11を接続するようにしてもよい。また、上述の構成の変形例として、図3に示すように、非伸縮バンド16aと伸縮バンド17と非伸縮バンド16とが直列に接続される構成とすることができる。すなわち、カバー1の縁部に一方の端が接続された非伸縮バンド16aと、この非伸縮バンド16aの他方の端に一方の端が接続される伸縮バンド17と、この伸縮バンド17の他方の端がもう1つの非伸縮バンド16の一方の端に接続され、この非伸縮バンド16の他方の端がフック台座12を介してフック11に接続される構成としてもよい。
このように、伸縮バンドを一部に含む調整バンド3a,3bとすることによって、より少ない伸縮バンド17によって、車両取付時のカバーの「ハリ」を維持するという調整バンド3a,3bの機能を果たすことができる。そして、低コスト化に寄与するとともに、伸縮バンド17の伸び切り防止にも貢献することができる。また、非伸縮バンド16,16aに長さ調節リング15を用いることによって、車両変更時等に際して、調整バンド3a,3bの長さをより正確にかつ迅速に調整することが可能となる。
図2に示すように、上向きに湾曲するよう延伸された係止形状を有するフック11は、フック台座12の一面に固定される。フック11及びフック台座12は、ABS等の合成樹脂を一体成型することによって形成してもよく、日射による紫外線に対する強度を確保するために金属製で打ち抜き等の加工により形成してもよい。
図4に示すように、たとえばカバー1の一方の面に2つの環状に形成された布の通し管21が縫い付けられ(図4では、2つの通し管21は同等なので、1つの通し管21のみ示す。)、この通し管21の一部に撓み性金属リング2を挿入するための開口22が形成される。上述の撓み性金属リング2は、線条の一端を開口22から挿入して、その一端と他端とを管状継手23によって接続することにより構成される。撓み性金属リング2を形成する線条の一端と他端とを接続するには、溶接、接着等他の周知の方法を用いることができる。
図5に示すように、本考案の車両用カバー10は、セダンタイプの自動車の上面を覆うようにして用いられる。図5(A)に示すように、車両20の前方寄りに配置された撓み性金属リング2の部分は、フロントガラスのほぼ全面とルーフトップの前方寄りを覆い、車両20の後方寄りに配置された撓み性金属リング2の部分は、リアガラスのほぼ全面とルーフトップの後方寄りを覆うのが好ましい。図5(B)に示すように、前方寄りの調整バンド3aは、補助バンドのループ内にサイドミラーを挿入し、フック11によって車両20の前輪のフェンダに係止される。後方寄りの調整バンド3bも、車両20の後輪のフェンダに係止される。伸縮バンド17の弾性力によってカバー1の適切な「ハリ」となるように非伸縮バンド16の長さ調節リング15によって調整バンド3a,3bの長さを調整する。図5の実施の形態においては、前輪、後輪のフェンダにフックを係止したが、調整バンド3a,3bの長さを適切に調整して、前輪、後輪のホイールに係止することも可能である。
図6(A)〜(D)に示すように、本考案の車両用カバーは、容易に展開して車両20を覆うことができる。
図6(A)において、本考案の車両用カバーは、カバー1の車両20の後縁部に該当する位置に、展開時固定用バンド4を有する。展開時固定用バンド4は、両端がカバー1の縁部に縫合等周知の方法によってループ状をなすように接続される。ループ状の展開時固定用バンド4は、伸縮性素材であってもよいが、位置固定と伸び切り防止のために非伸縮性の素材であることが好ましい。展開時固定用バンド4を車両20のトランク内の荷物固定用フック等に係止してカバー1の一端を固定する。図6(B)において、カバー1を車両20上に展開する。図6(C)において、前方寄りの撓み性金属リング2が車両20のフロントガラス付近を覆い、後方寄りの撓み性金属リング2がリアガラスを覆うようにカバー1を引き延ばす。図6(D)において、前方寄りの調整バンド3aを補助バンドのループ内にサイドミラーが挿入され、フック11を前輪のフェンダに係止し、後方寄りの調整バンド3bのフック11を後輪のフェンダに係止する。以上で、本考案の車両用カバーの展開及び装着が完了する。
次に、図7(A)〜(F)に示すように、本考案の車両用カバーは、容易に折りたたんで小さな体積にして収納することができる。
図7(A)において、前方寄りの撓み性金属リング2を、後方寄りの撓み性金属リング2に重ねるようにして、カバー1を折りたたむ。図7(B)において、2つの撓み性金属リング2を重ねてカバー1を折りたたむ。図7(C)において、重ねた撓み性金属リング2の一方を撓み性金属リング2の径方向に対向する他方にさらに重ねる。図7(D)において、重ねた部分を保持する。図7(E)において、折り曲げているリングの部分を手前に引き入れる。図7(F)において、撓み性金属リング2が3層の輪になるようにして重ねる。
より明りょうに本考案の車両用カバーの収納過程を説明するために、実際には2つのリングを重ねて収納するところ、図8及び図9に示すように、カバー1を除去した状態の1つのリングの場合について示すことにする。撓み性金属リング2の折りたたみ過程中の撓み性金属リング2の各部分の変動と位置を示すため、撓み性金属リング2にA、B、C等の記号を記している。
図8(A)及び図8(B)に示すように、撓み性金属リング2の一部分であるC部をA−B側に矢印方向に折り曲げてふたつ折りにし、第1の小リング2aと第2の小リング2bを構成する。図8(C)に示すように、第1の小リング2aと第2の小リング2bの間に、図示する矢印の方向にC部を引っぱり、徐々に第3の小リング2cを引き出す。図8(D)に示すように、第3の小リング2cを第2の小リング2bの後ろに置く。図8(E)に示すように、相互に連結された3つの小リングを重ね合わせて2a−2b−2cの順序として、A部、B部及びC部が重なるようにして扁平リング状形態となるようにする。
図9(A)〜(E)は、上述の撓み性金属リング2の折りたたむ場合の他の実施の形態を示す。図8の場合と同様の折りたたみ過程を有するが、図9(C)に示すように、折りたたみ時に、第3の小リング2cを第1の小リング2aと第2の小リング2bの間に置き、図9(D)及び図9(E)に示すように、小リングを重ね合わせて2a−2c−2bの順序となし、扁平リング状形態となるようにする。
上述のいずれの場合においても、1つのリングを3つの扁平リング状形態とすることができ、リングの面積を小さくすることができ、これを車両用カバーに適用することによって、車両用カバーの収納時の体積を小さくすることができる。
上述した本考案の車両用カバーの収納過程は、分解動作でこれを説明してはいるが、その折りたたみ動作は連続した動作であり、その収納は、非常に簡便かつ迅速である。特に、本考案の車両用カバーは撓み性金属リング2を設置することによって、カバー1を折りたたんで扁平形態となす際の案内作用を有するので収納操作が迅速である。また、収納時の体積を一定にすることができ、収納と携帯に便利である。
上述のようにして3つの小リングを重ねるようにして折りたたんだ車両用カバーは、図10に示すように、小リングの形状に対応する扁平な袋体30の内部に収容してもよい。袋体5の開口部には、スライド式ファスナー31が設けられており、スライド式ファスナー31を閉じることによって、収納された扁平形態となす。この袋体31には、図示しないが、ショルダーバンドあるいは手提げ用バンドを設けてもよい。
なお、本考案でいう車両20は、上述したセダンタイプ、SUVタイプ等の自動車に限らず広義の動力車両、たとえば、ボート、オートバイ等を含む。ボートや大型のSUV等では車体長さが比較的長いため、本考案の車両用カバーは撓み性金属リング2を3つ用いることによって、そのカバー1の展開後の長さを増加させることができる。
一方、本考案においては、撓み性金属リング2を1つのみ用いる場合を排除している。1つの撓み性金属リングで車両前部の上面及び四方のガラスを被覆すると、撓み性金属リングの外径が過大となり、その面積及び体積が過大となるため、一人で折りたたみ操作を行なうことが困難となり、かつ撓み性金属リングの側辺が車両の側辺に対して突出し過ぎ、車両上部と四方のガラスを緊密に覆うことができなくなり、本考案の適用ができなくなるためである。2つ以上の撓み性金属リングを用いると、その撓み性金属リングの直径は、一人が両手を外向きに伸ばした長さと身体部分の総合の幅以内となり、作業者が一人で展開と折りたたみの操作を容易に行えるようになる。
1 カバー、2 撓み性金属リング、3a,3b 調整バンド、4 展開時固定用バンド、11 フック、12 フック台座、13 取付孔、14 端部、15 調節リング、16,16a 非伸縮バンド、17 伸縮バンド、18 補助バンド、20 車両、 21 通し管、22 開口、23 管状継手、30 袋体、31 スライド式ファスナー

Claims (7)

  1. 車両を覆うカバーと、
    上記カバーの大部分面積を占めるように該カバーに縫合された2つ以上の撓み性環状体と、
    上記車両を覆う際に上記カバーを該車両に固定する複数のフックと、該複数のフックを該カバーにそれぞれ接続する複数の接続帯とを有する複数の接続具とを備え、
    上記接続具の接続帯は、伸縮性部材からなる伸縮接続帯と該伸縮接続帯に接続された非伸縮性部材からなる非伸縮接続帯とを有することを特徴とする車両用カバー。
  2. 上記接続具の接続帯は、上記伸縮接続帯の一方の端が上記カバーの縁部に接続され、該伸縮接続帯の他方の端が上記非伸縮接続帯の一方の端に接続され、該非伸縮接続帯の他方の端に上記フックが接続されていることを特徴とする請求項1記載の車両用カバー。
  3. 上記接続具の接続帯は、上記伸縮接続帯に接続された他の非伸縮接続帯を更に有し、該他の非伸縮接続帯の一方の端が、上記カバーの縁部に接続され、該他の非伸縮接続帯の他方の端が、該伸縮接続帯の一方の端に接続され、該伸縮接続帯の他方の端が該非伸縮接続帯の一方の端に接続され、該非伸縮接続帯の他方の端に上記フックが接続されていることを特徴とする請求項1記載の車両用カバー。
  4. 上記接続具の接続帯は、上記伸縮接続帯に接続された他の非伸縮接続帯を有し、該他の非伸縮接続帯の両方の端が、上記カバーの縁部に接続され、該伸縮接続帯の一方の端が、該他の非伸縮接続帯の一部の接続され、該伸縮接続帯の他方の端が該非伸縮接続帯の一方の端に接続され、該非伸縮接続帯の他方の端に上記フックが接続されていることを特徴とする請求項1記載の車両用カバー。
  5. 上記接続具の接続帯は、上記非伸縮接続帯の一方の端が上記カバーの縁部に接続され、該非伸縮接続帯の他方の端が上記伸縮接続帯の一方の端に接続され、該伸縮接続帯の他方の端に上記フックが接続されていることを特徴とする請求項1記載の車両用カバー。
  6. 上記非伸縮接続帯は、該非伸縮接続帯の長さを調整する長さ調整部材を有することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の車両用カバー。
  7. 上記撓み性環状体は、形状記憶合金からなることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の車両用カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104228533A (zh) * 2013-04-04 2014-12-24 赵彦杰 汽车防热罩

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