JP3177609U - アンカー用ねじ - Google Patents

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勤 宮川
吉幸 中井
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Abstract

【課題】引抜き耐力及び請求項構成を大幅に高められたアンカー用ネジを提供する。
【解決手段】コンクリート構造体に穿設したプラグ挿入孔内へプラスチック製プラグを嵌合すると共に、当該プラスチック製プラグ内へねじ込みすることによりコンクリート構造体に構造物等を固定するようにしたアンカー用ねじに於いて、当該アンカー用ねじのねじ部を二条ねじとすると共に、二条ねじの何れか一方のねじ条を台形のねじ条としたり、或いは、当該アンカー用ねじを、台形歯形のねじ条から成る第1ねじ条1aと三角形歯形のねじ条から成る第2ねじ条1bを備えた二条ねじとする構成としている。
【選択図】図2

Description

本考案は、コンクリート構造体へ構造物等を固定する際に使用するアンカー用ねじの改良に係り、アンカー用ねじを二条ねじにすると共に各ねじ条の歯型を特定の形状とすることにより、施工性の向上及び引抜き耐力(引張強度)の大幅な増強を可能としたアンカー用ねじに関するものである。
従前から、コンクリート構造体へ後から構造物等を支持、固定する場合に、先ずコンクリート構造体に所定深さ及び内径のプラグ挿入孔を穿設し、次にこのプラグ挿入孔内へプラスチック製プラグを嵌挿し、その後、アンカー用ねじをプラスチック製プラグ内へねじ込みすることにより、構造物等をコンクリート構造体へ固定するようにした工法が広く用いられている(特表平8−503057号等)。
即ち、図6に示すように、コンクリートドリルによりコンクリート構造体Cに穿設された深さL、内径Dのプラグ挿入孔H内へプラスチック製プラグPを嵌挿し、このプラスチック製プラグP内へアンカー用ねじSをねじ込みすることにより、構造物E等をコンクリート構造体Cへ固定する。
また、前記プラスチック製プラグPは、プラグ挿入孔Hの内径と略同等の外径を有する筒体に形成されており、図7の(X)、(Y)、(Z)の如き形態のものが多く使用されている。尚、プラスチック製プラグPそのものは公知であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
更に、前記アンカー用ねじSとしては、図8の(a)、(b)に示す如き皿木ねじ(JISB1112)や皿タッピンねじ(JISB1122)等の所謂一条ねじが多く利用されている。
尚、前記プラスチック製プラグP及びアンカー用ねじSの長さ寸法や外径寸法は、取付固定する構造物E等の形状や重量によって適宜に選定され、また、使用するアンカー用ねじSは、如何なる種類であっても良いことは勿論である。
上記図6に示した従前のアンカー用ねじSを用いた構造物E等の固定方法は、施工が比較的容易なうえに資材費も安価であり、優れた実用的効用を奏するものである。
しかし、当該図6に示した従前の工法にも、未だ解決すべき多くの問題が残されており、その中でもアンカー用ねじSの固定強度、即ち引抜力に対する耐力(引張強度)をより高めること、及びアンカー用ねじSの建て込みやねじ込みに要する時間を短縮して施工性の向上を図ることの二点が、その早期解決を強く要望されている。
特表平8−503057号
本考案は、従前のプラスチック製プラグPとアンカー用ねじSを用いたコンクリート構造体への構造物等の固定に於ける上述の如き問題、即ちアンカー用ねじSの引技き力に対する耐力が比較的弱いこと、及びアンカー用ねじSの建込みや締込みに時間が掛ること等の問題を解決せんとするものであり、アンカー用ねじSを二条ねじにすると共にねじ条の歯形を適宜に選定することにより、迅速にねじ込みできると共に高い引技に対する耐力(引張強度)を有するアンカー用ねじSを提供することを考案の主目的とするものである。
請求項1の考案は、コンクリート構造体に穿設したプラグ挿入孔内へプラスチック製プラグを嵌合すると共に、当該プラスチック製プラグ内へねじ込みすることによりコンクリート構造体に構造物等を固定するようにしたアンカー用ねじに於いて、当該アンカー用ねじのねじ部を二条ねじとすると共に、二条ねじの何れか一方のねじ条を台形歯形のねじ条とするようにしたものである。
請求項2の考案は、請求項1に記載のアンカー用ねじに於いて、二条ねじの他方のねじ条を歯形が三角形のねじ条としたものである。
請求項3の考案は、請求項2に記載のアンカー用ねじに於いて、三角形歯形のねじ条のねじ山山頂を平坦面としたものである。
請求項4の考案は、請求項1に記載のアンカー用ねじに於いて、当該アンカー用ねじを、台形歯形のねじ条から成る第1ねじ条と三角形歯形のねじ条から成る第2ねじ条を備えた二条ねじとしたものである。
請求項5の考案は、請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、第1ねじ条を形成する台形歯形のねじ山山頂を幅広の平坦面とすると共に、第2ねじ条を形成する三角形歯形のねじ山山頂を幅狭の平坦面とするようにしたものである。
請求項6の考案は、請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、ねじ先端部のねじ条のねじ山山頂をとがり山とするようにしたものである。
請求項7の考案は、請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、平面視に於いてねじ先端部のねじ両側の対向する位置に、二条ねじを形成する第1ねじ条と第2ねじ条のねじ山が夫々対向状に位置するようにしたものである。
請求項8の考案は、請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、第1ねじ条のねじ山角度を30°に、及び第2ねじ条のねじ山角度を40°とするようにしたものである。
請求項9の考案は、請求項6に記載のアンカー用ねじに於いて、ねじ先端部の歯形先端をとがり山としたねじ条のねじ山角度を40°とするようにしたものである。
コンクリート構造体に穿設したプラグ挿入孔内へプラスチック製プラグを嵌合すると共に、当該プラスチック製プラグ内へねじ込みすることによりコンクリート構造体に構造物等を固定するようにしたアンカー用ねじに於いて、当該アンカー用ねじのねじ部を二条ねじとすると共に、二条ねじの何れか一方のねじ条を台形のねじ条としたり、或いは、当該アンカー用ねじを、台形歯形のねじ条から成る第1ねじ条と三角形歯形のねじ条から成る第2ねじ条を備えた二条ねじとする構成としている。
その結果、ねじ込みしたアンカー用ねじSにより、コンクリート構造体Cに設けたプラグ挿入孔H内のプラスチックプラグPが、プラグ挿入孔の壁面方向により大きく拡張されることになり、これにより引抜き耐力(引張強度)が大幅に向上する。
また、第2ねじ条をねじ山が三角形のねじ条とすることにより、アンカー用ねじSのねじ込み時にプラスチックプラグPへの喰い込みが容易となってより高い推進力が得られると共に、二条ねじ構造としているためにねじ込み時間の短縮が図れ、従前の一条ねじを使用する場合に比較して、施工性が略1.7〜2.0倍に向上する。
本考案の実施形態に係るアンカー用ねじの平面図であり、(a)はA型アンカー用ねじ、(b)はB型アンカー用ねじを示すものである。 アンカー用ねじのねじ先端部の部分拡大平面図である。 ねじ込みした状態のアンカー用ねじのねじ部の部分縦断面図であり、(a)は本考案に係るB型アンカー用ねじ、(b)は従前の皿木ねじの場合を示すものである。 試験1の引張強度試験の結果を示す線図であり、(a)はプラスチック製プラグPがXのとき、(b)はプラスチック製プラグPがYのとき、(c)はプラスチック製プラグPがZのときの結果を示すものである。 試験2の引張強度試験の結果を示す線図であり、(a)はプラスチック製プラグPがXのとき、(b)はプラスチック製プラグPがYのとき、(c)はプラスチック製プラグPがZのときの結果を示すものである。 従前のプラスチック製プラグを用いたコンクリート構造体への構造物等の固定工法の説明図である。 従前のプラスチック製プラグX、Y、Zのへ平面概要図である。 従前のアンカー用ねじSの一例を示すものであり、(a)は皿木ねじ(JISB1112)、(b)は皿タッピンねじ(JISB1122)のねじ部及びねじ先端部の拡大図を示すものである。
図1は本考案の実施形態に係るアンカー用ねじの平面図であり、(a)はねじ部1の外径が首部(軸部)の外径より大きい構造のアンカー用ねじ(以下、A型と呼ぶ)、(b)はねじ部1の外径が首部(軸部)の外径と同一の構成のアンカー用ねじ(以下、B型と呼ぶ)を夫々示すものである。
また、図2は、本考案に係るアンカー用ねじSのねじ先端部の部分拡大平面図である。
尚、図1及び図2に於いて、前記図6乃至図8と同一部位にはこれと同じ参照番号が付されている。
図1及び図2を参照して、本考案に係るアンカー用ねじSのねじ部1は所謂二条ねじに形成されており、1ねじピッチの間に二条のねじ山が形成されていて、アンカー用ねじSの1回転により2ピッチ分に相当するリードが得られる。
また、本考案に係るアンカー用ねじSのねじ部1は、図2に示す如く第1ねじ条1aと第2ねじ条1bから成る二条ねじに形成されており、前者の第1ねじ条1aは、歯形が台形を呈する所謂台形ねじ条に形成されていて、ねじ山角度θは30°に設定されている。又、台形ねじ条のねじ山山頂は広幅の平坦面に形成されている。
また、後者の第2ねじ条1bは、前記第1ねじ条1aよりもねじ底幅員がやや小さい台形ねじ若しくはねじ山山頂を狭幅の平坦面にした所謂三角形ねじに形成されており、ねじ山角度θは40°に設定されている。
更に、前記両ねじ条1a、1bのねじ部1に於けるねじ山の山頂は、平坦面に形成されているが、ねじ先端部(ねじ先)に於いては、歯の山頂がフラット面ではなしにとがり先に形成され、且つねじ山角度θは60°に設定されている。これにより、後述するようにねじ先端部のプラスチック製プラグP内への喰い付きが極めて良好となる。
加えて、ねじ先端部に於いては、両ねじ条1a、1bのねじ山1a´、1b´が、図2に示すように平面視に於いて夫々対面する位置に設けられている。これにより、後述するようにねじ先端部がプラグP内へ喰い付きした時の傾きが少なくなり、真直にプラグ内へねじ込みされることになる。
図3は、コンクリート構造体Cにプラグ挿入孔Hを穿設し、その内部へプラスチック製プラグPを嵌挿したあと、アンカー用ねじSをねじ込みした時のねじ部1の部分断面概要図であり、(a)は本考案に係るB型アンカー用ねじ(図1のb)の場合、及び(b)は従前の皿木ねじ(JISB1112・図8のa)の場合を夫々示すものである。
図3の(a)を参照して、プラグP内へ締込みしたアンカー用ねじSの第1ねじ条1aのねじ山1a´及び第2ねじ条1bのねじ山1b´には、夫々イ方向及びロ方向の応力が作用する。前者のイ方向の応力は、プラグPを拡径(拡張)する作用をし、挿入孔Hの内壁面に対して垂直方向(即ち、ねじ軸心と垂直方向)に作用をする。これにより、アンカー用ねじSの引抜きに対する耐力が向上することになる。
又、後者のロ方向の応力は、ねじ山1a´、1b´をプラグPへ喰付き(喰込み)させる作用をするものであり、ねじ軸心と傾斜方向に作用する。これにより、アンカー用ねじSがプラグSの軸心方向(即ち、プラグSの横断面を垂直)にプラグS内へ喰込み嵌入すると共に、ねじ込み時のねじの推進力が得られる。
換言すれば、本願考案のアンカー用ねじSでは、第1ねじ条1aの台形ねじ山1a´によって、従前の皿木ねじの場合よりもより大きな引抜き耐力(引張強度)が得られると共に、第2ねじ条1bのねじ山1b´によって、大きなアンカー用ねじSの喰込み力及び推進力が得られることになる。
これに対して、図3の(b)に示した従前の皿木ねじの場合には、大きなプラスチック製プラグPへの喰込み力や推進力が得られるものの、プラグPを拡径させる方向の応力が分散され、引抜き阻止力(引張強度)が低下することになる。
次に、本考案に係るアンカー用ねじSの引抜き耐力試験(引張強度試験)について説明する。
[試験1]6mmφプラグ使用の場合
1 無筋のコンクリート構造体(厚さ100mm×横幅300mm×縦幅600mm)に、ドリル径6mmφ(実寸6.25mmφ)、深さ50mmのプラグ挿入孔Hを60mm×70mmの間隔で合計28個(7行×4列)穿設する。
2 各挿入孔H内を清掃後、長さ30mm×6mmφのプラスチック製プラグX、Y、Z(図7に示したプラスチックプラグX、Y、Z)を嵌挿する。
3 各プラスチックプラグP内へ試験試料(アンカー用ねじS)をねじ込みする。アンカー用ねじSとしては、図1の(a)のA型(十字穴付皿4.5×60mm)、図1の(b)のB型(十字穴付皿、4.5×60mm)、図8(a)の十字穴付き皿木ねじ(4.5×50mm)及び図8(b)の十字穴付き皿タッピンねじ(4.5×50mm)の4種類を使用した。
4 試験器(RT−3000LD)により、各アンカー用ねじSの頭部を垂直に引き上げ、引抜き強度(引張強度)を測定する。
[試験結果(1)]
試験試料(アンカー用ねじS)が4.5×60mmA型の場合、3種のプラスチックプラグX、Y、Zに対する試験結果は、表1の通りである。
試験試料(アンカー用ねじS)が4.5×60mmの場合の試験結果は、表2の通りである。
試験試料(アンカー用ねじS)が皿木ねじ(4.5×50mm)の場合の試験結果は、表3の通りである。
試験試料(アンカー用ねじS)が皿タッピングねじ(4.5×50mm)の場合の試験結果は表4の通りである。
[試験2] 8mmφプラグ使用の場合
ドリル径を8.5mmφ(実寸8.73mmφ)、アンカー用ねじSを十字穴付き皿(6×70B型)及び十字穴付き皿木ねじ(5.8×90)とし、前記試験1と同方法により引き抜き耐力試験(引張強度試験)を実施した。
試験結果(2)
試験試料(アンカー用ねじS)が(6×70)B型の場合の3種のプラスチックプラグX、Y、Zに対する試験結果は、表5の通りである。
試験試料(アンカー用ねじS)が(5.8×90)の皿木ねじの場合の試験結果は、表6の通りである。
図4は、試験1の結果をグラフ化したものであり、(a)はプラスチック製プラグPがXのとき、(b)はプラスチック製プラグPがYのとき、(c)はプラスチック製プラグPがZの時の結果を示すものである。
即ち、図4の(a)に於いて、曲線T11は、プラグPがXで、アンカー用ねじSがB型(4.5×60)、T12はアンカー用ねじSがA型(4.5×60)、T13はアンカー用ねじSが皿木ねじ(4.5×50mm)、T14はアンカー用ねじSが皿タッピンねじ(4.5×50mm)の時の引張強度(KN)と変位量(mm)の関係を示すものである。
また、(b)の曲線T21、T22、T23、T24はプラグPがYの場合、及び(c)の曲線T31、T32、T33、T34はプラグPがXの場合の、各引張強度(KN)と変位量(mm)の曲線を示すものである。
同様に、図5の(a)に於いて、曲線R11は、プラグPがXでアンカー用ねじSがB型(6×80)、R12はアンカー用ねじSが皿木ねじ(5.8×90)のときの引張強度(KN)と変位量(mm)の関係を示すものである。
また、(b)の曲線R21、R22はプラグPがYの場合及び(c)の曲線R31、R32はプラグPがZの場合の各引張強度(KN)と変位量(mm)の関係を示すものである。
図4及び図5からも明らかなように、本考案に係るアンカー用ねじSは、A型及びB型の何れであっても、従前のアンカー用ねじS(皿木ねじやタッピンねじ等)に比較して、高い引張強度を有しており、且つプラスチックプラグPの種類が変っても、その傾向に変化の無いことが判る。
即ち、本考案に係るアンカー用ねじSに於いては、前記図2に示したように、第1ねじ条のねじ山1a´の形状をねじ山山頂にフラット部を設けた台形状とすることにより、コンクリート構造体Cに設けたプラグ挿入孔Hの壁面方向にプラスチックプラグPがより大きく拡張されることになり、これにより引抜き耐力(引張強度)が大幅に向上することになる。
また、第2ねじ条のねじ山1b´の歯形をねじ山山頂にフラット部を設けた三角ねじ(又は幅員の小さな台形状)とすることにより、アンカー用ねじSのねじ込み時にプラスチック製プラグPへの喰い込みが容易となってより高い推進力が得られると共に、ねじ山山頂に設けたフラット部によってプラスチック製プラグPがより拡径されることになり、高い引抜き耐力が得られることになる。
更に、アンカー用ねじSを二条ねじとすると共に、ねじ先端部のねじ山形状を変化(フラット山頂からとがり山頂)させたり、ねじの両側対面に対向状にねじ山を位置させるようにしているため、ねじの喰込み性が向上することと相俟ってプラグP内へのアンカー用ねじSの建て込みがより容易になると共に、ねじSのねじ込み速度も一条ねじの場合に比較して早くなり、従前の一条ねじを使用する場合に比較して施工性を略1.7〜2.0倍に向上させることが可能となる。
このように、本考案に係るアンカー用ねじSは、高い実用的効用を奏するものである。
本考案は、コンクリート構造体のみならず、あらゆる種類の構造体への構造物の固定に使用できるものであり、また、使用するプラグもプラスチック製以外の金属製プラグ、例えば鉛製プラグ等であっても適用可能である。
Aはコンクリートドリル
Cはコンクリート構造体
Lは深さ
Dは内径
Hはプラグ挿入孔
Pはプラスチック製プラグ
Sはアンカー用ねじ
Eは被固定構造物
1aは第1ねじ条
1a´はねじ山
1bは第2ねじ条
1b´はねじ山
θは第1ねじ条のねじ山角度
θは第2ねじ条のねじ山角度
θはねじ先端部のねじ山角度
11〜T34は引張強度の曲線
11〜R22は引張強度の曲線

Claims (9)

  1. コンクリート構造体に穿設したプラグ挿入孔内へプラスチック製プラグを嵌合すると共に、当該プラスチック製プラグ内へねじ込みすることによりコンクリート構造体に構造物等を固定するようにしたアンカー用ねじに於いて、当該アンカー用ねじのねじ部を二条ねじとすると共に、二条ねじの何れか一方のねじ条を台形のねじ条としたアンカー用ねじ。
  2. 請求項1に記載のアンカー用ねじに於いて、二条ねじの他方のねじ条を歯形が三角形のねじ条としたアンカー用ねじ。
  3. 請求項2に記載のアンカー用ねじに於いて、三角形歯形のねじ条のねじ山山頂を平坦面としたアンカー用ねじ。
  4. 請求項1に記載のアンカー用ねじに於いて、当該アンカー用ねじを、台形歯形のねじ条から成る第1ねじ条と三角形歯形のねじ条から成る第2ねじ条を備えた二条ねじとしたことを特徴とするアンカー用ねじ。
  5. 請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、第1ねじ条を形成する台形歯形のねじ山山頂を広幅の平坦面とすると共に、第2ねじ条を形成する三角形歯形のねじ山山頂を狭幅の
    平坦面とするようにしたアンカー用ねじ。
  6. 請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、ねじ先端部のねじ条のねじ山山頂をとがり山とするようにしたアンカー用ねじ。
  7. 請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、平面視に於いてねじ先端部のねじ両側の対向する位置に、二条ねじを形成する第1ねじ条と第2ねじ条のねじ山が夫々対向状に位置するようにしたアンカー用ねじ。
  8. 請求項4に記載のアンカー用ねじに於いて、第1ねじ条のねじ山角度を30°に、及び第2ねじ条のねじ山角度を40°とするようにしたアンカー用ねじ。
  9. 請求項6に記載のアンカー用ねじに於いて、ねじ先端部の歯形先端をとがり山としたねじ条のねじ山角度を40°とするようにしたアンカー用ねじ。
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