JP3177568U - 押出推進器 - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性に優れると共に操作が簡単な押出推進器を提供する。
【解決手段】握持ユニット21と結合ユニット23とを含む。握持ユニット21は、収容空間と収容空間に内設された中空管体と握持ユニットの外周側に凹設され、且つ、収容空間に連絡し、握持ユニットに隣接する一端から握持ユニットの他端へ延伸して構成された少なくとも1個の溝214とを、備える。結合ユニット23は収容空間内に移動自在に摺設される。
【選択図】図2A

Description

本考案は、押出器に関し、特に、優れた利便性及び簡単な操作性を兼ね備えた押出推進器に関する。
一般的に家庭、オフィス及び公共場所でよく見られる便器構造は、便器の清潔さの維持及びそこから発せられる臭気に配慮するため、通常便器の貯水タンクに芳香洗浄剤を入れ、芳香洗浄剤を貯水タンク内で徐々に溶解させると水タンク内の水と混ざり合うようになっている。便器を使用してから水を流した時、貯水タンク内の芳香洗浄剤が混ざり合った水により便器上の汚れ及び臭気を除去して、洗浄及び消臭を効果的に上げることができる。
上記従来の方法は、洗浄及び消臭の効果を挙げることができるが、別の問題が派生している。芳香洗浄剤を使用する度に、貯水タンクの蓋を取り外してから、芳香洗浄剤を貯水タンクに投入し、次に蓋を貯水タンクに取り付けなければならないため、使用上、非常に手間が掛かり、従って操作し難いと共に利便性に欠ける。そこで業者は使用上の不便を改善するため、押出器の開発に至った。
図1A、図1B、図1Cを参照しながら説明する。従来の押出器は、握持体11と筒体12とを含み、該筒体12は握持体11内の収容空間111に移動自在に摺設され、筒体12上の凸起部121と握持体11の外周側に設けられた複数の間隔に対応して設けられ穴113とを係合させ、そのため使用者が押出器を操作した時、使用者16の片手が筒体12上の凸起部121を下向きに押し下げ、また使用者16の別の片手は握持体11を便器17に対応する方向に向かって引き上げることで、筒体12上の凸起部121を握持体11の次の穴113へ移動させることができ、同時に筒体12内のゲル状芳香洗浄剤19を押出して、該便器17の内壁に付着させることで、使用上の利便効果を上げることができる。
しかし、従来の押出器は使用上便利であるが、その効果は顕著ではない。操作において筒体12の凸起部121を押し込み及び握持体11を便器17の反対方向へ引き上げなければならないため、両者のいずれかの加圧の力が不均一の場合、筒体12の凸起部121を握持体11の上下の穴113に移動させることができない。相対的にゲル状芳香洗浄剤19を押し出すことができず、利便性が悪い及び操作しにくいという状況が起きてしまう。
上記によると、従来の技術には下記の欠点がある。
1. 利便性が悪い。
2. 操作しにくい。
そこで、上記従来技術の欠点を解決するため、本考案は、利便性が良好で操作も簡単な押出推進器を提供することを主な目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、握持ユニットと結合ユニットとを含んだ押出推進器を提供することにあり、該握持ユニットは収容空間と該収容空間に内設された中空管体と該握持ユニットの外周側に凹設形成され、且つ収容空間に連絡し、該握持ユニットに隣接する一端から該握持ユニットの他端へ延伸して構成された少なくとも1個の溝とを、備える。
また該結合ユニットは、該握持ユニットに相対する収容空間内に移動自在に摺設され、且つその外側に摺動係止突部が設けられ、該摺動係止突部は相対の溝内に沿って移動する。前記溝と対応する摺動係止突部の結合移動を通じて、結合ユニット内に収納された充填物を簡単に押し出すことができるため、操作が簡単及び利便性が良好な効果を上げることができる。
従来の組立立体図である。 従来の断面立体図である。 従来の実施立体図である。 本考案の好ましい実施例の組立立体図である。 本考案の好ましい実施例の他の組立立体図である。 本考案の好ましい実施例の分解立体図である。 本考案の好ましい実施例の断面立体図である。 本考案の握持ユニットの立体図である。 本考案の好ましい実施例の実施立体図である。 本考案の好ましい実施例の他の実施立体図である。 本考案の好ましい実施例の他の実施立体図である。
以下、本考案の上記目的及びその構造と機能上の特徴について、好ましい実施例を添付図面に基づいて説明する。
本考案に係る押出推進器について、図2A、図2B、図3、図5図に示される本考案の好ましい実施例の組立図及び分解図を参照しながら説明する。該押出推進器2は握持ユニット21と結合ユニット23とを含む。前記握持ユニット21は収容空間211と中空管体213と少なくとも1個の溝214とを備える。前記収容空間211は第1の開放側2111と第2の開放側2112とを備え、該第1の開放側2111が第2の開放側2112に対応すると共に前記収容空間211を区画する。
その他、前記中空管体213は該収容空間211に内設され、且つ固定端2131及び自由端2132を設ける。該固定端2131は該第2の開放側2112に隣接する収容空間211内壁まで延伸する。該自由端2132は該第1の開放側2111から突出し、つまり該自由端2132が該固定端2131から対応する第1の開放側2111に向かって外側へ延伸して構成され、且つ第1の開放側2111から突出する。
次に、該溝214は大まかに蛇状或いは連続弓字状となり、且つ該握持ユニット21の外周側に凹設され、該収容空間211に連絡し、つまり前記溝214は該握持ユニット21に隣接する一端から該握持ユニット21の他端へ延伸して凹設形成する。また該溝214に複数の定位ゾーン2141、複数の推進ゾーン2142及び複数の凸部材2144を設ける。これら定位ゾーン2141は該溝214の屈曲部に位置し、相対する結合ユニット23の外側に設けられた摺動係止突部231を定位(或いは固定)することで、摺動係止突部231の移動を防止することに用いる。
図2A、図2B、図3、図4、図5を参照しながら説明する。これら推進ゾーン2142は、これら定位ゾーン2141の間に位置し、該摺動係止突部231を該溝214内の推進ゾーン2142に沿って他の相対する定位ゾーン2141方向へ移動するようガイドすることに用いる。つまり、前記摺動係止突部231は、相対する該溝214内に沿って移動する。これら凸部材2144は、これら定位ゾーン2141の内壁に形成され、対応する該摺動係止突部231にある切欠部2311と係合することで、該摺動係止突部231を対応する定位ゾーン2141内に効果的に固定させることができる。
また、前記結合ユニット23は、該握持ユニット21の収容空間211内に移動自在に摺設され、且つ中空筒体233と基台234と蓋体235が設けられる。該中空筒体233は、該基台234の一端から軸方向延伸して構成し、その中に充填物3(例えばゲル状芳香洗浄剤)を収容するための収納空間2331と、該基台234の一端に対向する該中空筒体233の収納空間2331内に設けられ、また該自由端2132に対向する押出部25と、を備える。該押出部25は、第1の端面251と該第1の端面251に対向する第2の端面252とを備える。
前記第1の端面251は、充填物3に対向して貼設され、該第2の端面252に複数の受柱253が設けられる。これら受柱253は、該第2の端面252から外側へ凸起して構成し、且つ対応する自由端2132に当接するため、摺動係止突部231が該溝214内の推進ゾーン2142に沿って他の相対する定位ゾーン2141方向へ移動すると同時に、該受柱253は自由端2132の前への水平力を受けて、該押出部25が収納空間2331内の充填物3に対して前へ押進して移動させる。
次に、前記蓋体235は、該基台234の他端と対応して嵌合し、また該押出推進器2を使用しない時、該収納空間2331内の充填物3の溢出を効果的に防止することに用い、従ってより一層防塵の効果を上げる。該基台234は開口部2341を備え、該開口部2341が該収納空間2331に連絡し、該収納空間2331内の充填物3が押出部25の前への押進を受けて移動した後、該開口部2341から外部へ押し出される。
以下、実施例を挙げて説明する。
図3、図4、図6A、図6B、図6Cを参照しながら説明する。使用者5は押出推進器2を使用しようとする時、該中空筒体233を該収容空間211に相対する第1の開放側2111へ入れ込み(或いは滑り入れ)、該中空筒体233にある摺動係止突部231を対応する該溝214の定位ゾーン2141内(図4)に係着させながら該中空管体213の自由端2132がこれら受柱253に当接し、その後基台234上の開口部2341を便器4の内壁に合わせ、そして該中空筒体233を推進ゾーン2142方向へ回すと共に前に押し込み(図6A、図6B)、該摺動係止突部231を該溝214内の推進ゾーン2142に沿って他の相対する定位ゾーン2141方向へ移動させる。
この場合、これら受柱253は、該中空管体213の自由端2132の前への押進を受け、従って該押出部25の第1の端面251を駆動して前に充填物3が押し出され、該摺動係止突部231が他の定位ゾーン2141(図6B)に係着すると同時に、前記充填物3が押出部25の押進を受けて開口部2341から押し出されると共に該便器4の内壁に付着する(図6C)。
よって、本考案の押出推進器2の設計により、使用上非常に便利である以外に、実際に操作した時、使用者5は片手で操作しても簡単に充填物3を押し出すことができ、従って操作が容易にできるという効果を上げる。
上記によれば、従来に比べて本考案が以下の長所を持っている。
1. 利便性が良い。
2. 操作が容易であるという効果を上げる。
以上好ましい具体的実施例により、本考案の特徴及び趣旨をさらに詳しく記述したが、前述に開示した好ましい具体的実施例は、本考案の範疇を限定するものではない。本考案の分野内において当業者が容易に想到する種々の変更及び改変は、本考案の実用新案登録請求の範囲内に含まれるものであるのが勿論である。
2 押出推進器
21 握持ユニット
211 収容空間
2111 第1の開放側
2112 第2の開放側
213 中空管体
2131 固定端
2132 自由端
214 溝
2141 定位ゾーン
2142 推進ゾーン
2144 凸部材
23 結合ユニット
231 摺動係止突部
2311 切欠部
233 中空筒体
2331 収納空間
234 基台
2341 開口部
235 蓋体
25 押出部
251 第1の端面
252 第2の端面
253 受柱
3 充填物
4 便器
5 使用者

Claims (8)

  1. 収容空間と前記収容空間に内設された中空管体と握持ユニットの外周側に凹設され、且つ、前記収容空間に連絡し、握持ユニットに隣接する一端から握持ユニットの他端へ延伸して構成された少なくとも1個の溝とを、備える握持ユニットと、
    前記収容空間内に移動自在に摺設され、且つ、その外側に摺動係止突部が設けられ、前記摺動係止突部は相対の前記溝内に沿って移動する結合ユニットと、
    を含むことを特徴とする押出推進器。
  2. 前記収容空間は、第1の開放側と第2の開放側とを備え、前記第1の開放側が第2の開放側に対応すると共に前記収容空間を区画することを特徴とする請求項1に記載の押出推進器。
  3. 前記中空管体に固定端、及び、前記固定端から外側へ延伸する自由端が設けられ、前記固定端は前記第2の開放側に隣接する収容空間の内壁まで延伸し、前記自由端が前記第1の開放側から突出することを特徴とする請求項2に記載の押出推進器。
  4. 前記溝内に複数の定位ゾーン、及び、複数の推進ゾーンが設けられ、前記定位ゾーンは前記溝の屈曲部に位置し、前記推進ゾーンが前記定位ゾーンの間に位置することを特徴とする請求項1に記載の押出推進器。
  5. 前記溝は、複数の凸部材を備え、前記凸部材が前記定位ゾーンの内壁に形成され、対応する前記摺動係止突部にある切欠部と係合することを特徴とする請求項4に記載の押出推進器。
  6. 前記結合ユニットに中空筒体と基台と蓋体が設けられ、前記中空筒体は、前記基台の一端から軸方向延伸して構成し、且つ、その中に充填物を収容するための収納空間と、前記基台の一端に対向する該中空筒体の収納空間内に設けられ、また、前記自由端に対向する押出部とを備え、前記基台の他端は前記蓋体と対応して嵌合し、且つ、開口部を備え、前記開口部が前記収納空間に連絡することを特徴とする請求項1に記載の押出推進器。
  7. 前記溝は、大まかに蛇状、或いは、連続弓字状となることを特徴とする請求項1に記載の押出推進器。
  8. 前記押出部は、第1の端面と前記第1の端面に対向する第2の端面とを備え、前記第1の端面は前記充填物に対向して貼設され、前記第2の端面に複数の受柱が設けられ、前記受柱は前記第2の端面と対応する自由端に当接することを特徴とする請求項6に記載の押出推進器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016124594A (ja) * 2015-01-06 2016-07-11 小林製薬株式会社 押出器具
JP2016210451A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 大日本印刷株式会社 薬剤用カートリッジ装置および薬剤入りカートリッジ装置
JP2021102445A (ja) * 2019-12-24 2021-07-15 小林製薬株式会社 押出し器具及びこれに用いられるカートリッジ

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