JP3177491U - 変形フィギュア形携帯用扇風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】取扱いにも収納にも便利で美しさ溢れる変形フィギュア形携帯用扇風機を提供する。
【解決手段】この携帯用扇風機は、筐体後部の上半部3が開閉式のフィギュア本体10と、本体10に内設され、出力軸に柔軟性のある羽根20を有するモータ30を備える。さらに、本体10に内設され、モータ30を当該モータの軸方向の向きを横方向又は縦方向に転換自在に回動し、柔軟性のある羽根20を本体10の内部又は外部に回動変位する枢動装置40と、本体10に内設され、モータ30と電気的に接続されて、モータ30の起動・停止を制御する電源装置50とを備えて構成される。
【選択図】図1

Description

本考案は、変形フィギュア形携帯用扇風機に関する。
に関する。
蒸し暑い夏に、室内環境での悪い空気循環は、勉強や労働の効率を悪くする結果につながる。
そこで、業者は小型で安全な携帯用の扇風機を提供している。この種の扇風機は、柔軟性のある羽根が採用されることで、安全性が高いだけでなく、羽根に打たれたとしても痛くなく、室内環境での空気循環を改善することができる。また、労働環境でも、安全で、静かに、涼感を与えることができ、労働効率の改善にもつながる。
このような安全な携帯用扇風機は携帯するにも使用するにも便利だが、使用する際に冷風を提供する機能だけで、娯楽の方の機能では目立つところがないので、業者としては、扇風機の外観のデザインを変更することにより、消費者の目を引いて需要を喚起しようとする。それでも、長く使用しているうちに、消費者は飽きがきやすく、思い出した時にしか使わないようになり、携帯用扇風機は捨て置かれることになる。
従来の一般的な携帯用扇風機では、次のような問題がある。
(1)本体の形状を変化させる工夫を施すことでそれなりの外観を呈するが、羽根に限られるため、本体の形状のデザインには制限があり、羽根に合わせる必要がある。
(2)羽根が露出しているため、外力の引っ張りにより脱落しやすく、それを維持するのもたやすくない。
(3)携帯、使用の点では従来の扇風機よりよいが、羽根の影響で、携帯用扇風機の収納性の点ではそれほど便利ではない。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、安全性が高く、携帯性、使用性の点で便利な効果は維持することを前提に、収納性の点でも、外観のデザイン性の点でも、さらにメンテナンスが容易でない点も含めて、これらの問題点を解決しようとするものである。
そこで、本考案は、取り扱いにも収納にも便利で、美しさのあふれる変形フィギュア形携帯用扇風機を提供すること、を目的とする。
上記問題点を解決し、上記の目的を達成するために、本考案の変形フィギュア形携帯用扇風機は、フィギュア本体と、前記フィギュア本体に内設し、片端には柔軟性のある羽根を有するモータと、前記フィギュア本体に内設し、前記モータを枢動させることで横方向や縦方向に自在に転換できることにより、前記柔軟性のある羽根を前記フィギュア本体の内部又は外部に枢動できる枢動装置と、前記フィギュア本体に内設し、前記モータと電気的接続を行うことにより前記モータの起動・停止を制御する電源装置とを備え、前記フィギュア本体は上半部と下半部を有する筐体前部と、前記筐体前部の下半部に対応する位置に緊結する筐体後部の下半部と、前記筐体後部の下半部と筐体前部から遠い片端に枢結し、前記筐体前部の上半部に対応する位置に、前記筐体前部の上半部と合わせることにより、開状態や閉状態を呈することができ、可動式の筐体後部の上半部とから形成され、前記モータは前記筐体前部の上半部と筐体後部の上半部との間に設けられ、前記モータと接続する左端と右端に対応する位置に、それぞれ左回転軸と右回転軸を設け、さらに前記上半部に隣接する前記モータの側面に保持用凸部が配置され、前記枢動装置は前記左回転軸に隣接する自由端に設けられるギアと、前記上半部にスライド式で内設され、前記ギアと噛合し、前記ギアから遠い片端に順次に配置される押止部とL字形駆動部を有し、前記モータを枢動させるラックと、前記上半部で、前記L字形駆動部に対応する位置に枢設され、前記ラックを変位させることにより、前記モータを枢動させる枢動部と、前記筐体後半の上半部で、接続部の内側に前記枢動部に対応する位置に、前記枢動部と合わせることによって、前記筐体後部の上半部を開くときに、前記枢動部を通じて、前記モータを枢動させるアクションロッドと、前記筐体前部の上半部に、前記モータを枢動させる際に前記保持用凸部と合わせることによって、前記モータを位置決め又は放出するためのスナップ・フィット機構から構成され、前記電源装置は、前記右回転軸に対応する片端に、前記モータと電気的接続を行い、前記モータの起動・停止を制御する電源スイッチと、前記右回転軸の自由端に、前記電源スイッチの上に位置し、前記モータを枢動させた後、前記電源スイッチをオン又はオフに切り替えるための制御用凸部と、前記筐体前部の下半部と前記筐体後部の下半部との間に、前記電源スイッチと電気的接続を行い、前記モータを駆動するための電源から構成される、ことを要旨とする。
また、この携帯用扇風機は、各部に次のような構成が採用されることが好ましい。
(1)前記筐体前部と前記筐体後部の上半部と前記筐体後部の下半部との間に、前記モータと前記枢動装置と前記電源装置及び位置決めするための前記スペーサを設けられる。この場合、前記スペーサの前記モータに対応する位置に第一開口部が、前記枢動部に対応する位置に第二開口部が設けられることが好ましい。
(2)前記筐体後部の上半部内側の縁に、前記筐体後部の上半部を閉める際に位置決めするための少なくとも一つの凹部が設けられ、また、前記スペーサの前記位置決め用凹部に対応する位置に、位置決め用保持部が設けられる。
(3)前記スナップ・フィット機構は前記筐体前部の上半部に前記モータに対応する位置に設けられ、前記モータを枢動させる際に前記保持用凸部と合わせるく字形着接部と、前記く字形着接部の前記モータに隣接する片端に設けられ、前記モータを枢動させる際に前記保持用凸部と合わせるフック状保持部と、前記く字形着接部の前記モータから遠い片端に設けられる柱状突起と、片端が前記筐体前部の上半部に突き出るし、前記モータを放出するための前記柱状突起に覆設されるボタンと、前記柱状突起と前記ボタンとの間に覆設される第一バネと、前記く字形着接部の前記フック状保持部に対応する反対側に設けられ、前記筐体前部の上半部に接続するための第二バネとから構成される。
(4)前記左回転軸の自由端及び前記枢動部の枢接する端に、それぞれねじりバネが設けられる。
(5)前記筐体前部の上半部の前記ラックに対応する位置にスライド溝が設けられる。
(6)前記電源は前記電源スイッチと電気的接続を行う少なくとも一つの前記電池から構成され、前記筐体前部の下半部と前記筐体後部の下半部の前記電池の下端に対応する位置に、前記電池を位置決めするための電池フタが設けられる。
(7)前記筐体後部の下半部の上端に、これが前記筐体前部に対応する位置に、両者の外側に位置決めリングが周設される。この場合、前記位置決めリングはペアで相対位置に設けられる第一リングと第二リングから形成されることが好ましい。
(8)前記筐体前部の上半部と前記筐体後部の上半部と両者の前記モータに対応する定着端に、前記モータに対応する切り欠きが設けられる。
(9)前記フィギュア本体の片端に、前記電源スイッチと前記電源と電気的に接続される間に挟まれ、使用者が自分で前記電源を制御できる安全スイッチを有する。
(10)前記安全スイッチは、前記フィギュア本体に内設されると同時に、前記電源スイッチと前記電源との間に前記両者と電気的に接続されるディップスイッチと、片端に前記ディップスイッチと接続されると同時に、前記フィギュア本体に突き出る反対側に設けられ、使用者が前記ディップスイッチを制御できるトグルスイッチと、から構成される。
本考案の変形フィギュア形携帯用扇風機では、フィギュア本体と、柔軟性のある羽根を有するモータと、枢動装置及び電源装置とを組み合わせることにより、モータを枢動させることでの放出又は収納することができるので、取り扱いに便利だけではなく、収納にも外観デザインにもメンテナンスにも容易ではないといった問題点を有効的に解決できる。
また、本考案の変形フィギュア携帯扇風機では、枢動装置と電源装置とを応用する電子式ではない機械式に近い設計なので、信頼性が高いのは勿論、全体のコストダウンにつながるだけではなく、維持とメンテナンスも容易になる。もし故障が発生しても、簡単に修理することができ、寿命が短いという問題が発生することはない。
本考案の一実施の形態における変形フィギュア形携帯用扇風機の構成を示す斜視図 同携帯用扇風機の内部の構成を示す分解斜視図 同携帯用扇風機の内部の各部の構成を示す分解斜視図 同携帯用扇風機の使い方を示す斜視図 同携帯用扇風機の使い方(図4のつづき)を示す斜視図 同携帯用扇風機の図4、図5に示す使用時の内部の各部の動作を示す斜視図 同携帯用扇風機の使い方(図5のつづき)を示す斜視図 同携帯用扇風機の使い方(図7のつづき)を示す斜視図 同携帯用扇風機の使い方(図8のつづき)を示す斜視図 同携帯用扇風機の図7から図9までに示す使用時の内部の各部の動作を示す斜視図 同携帯用扇風機に安全スイッチを備えた状態を示す斜視図 同携帯用扇風機の安全スイッチの動作を示す斜視図
次に、この考案を実施するための形態について図を用いて説明する。図1は変形フィギュア形携帯用扇風機の全体構成を示し、図2はこの携帯用扇風機の内部の構成を示し、図3はこの携帯用扇風機の内部の各部の構成を示している。
図1乃至図3に示すように、変形フィギュア形携帯用扇風機は、フィギュア本体10と、フィギュア本体10に内設され、出力軸に柔軟性のある羽根20を有するモータ30と、フィギュア本体10に内設され、モータ30をモータ30の軸方向の向きを横方向又は縦方向に転換自在に回動し、柔軟性のある羽根20をフィギュア本体10の内部又は外部に回動変位する枢動装置40と、フィギュア本体10に内設され、モータ30と電気的に接続されて、モータ30の起動・停止を制御する電源装置50とを備える。
フィギュア本体10は、上半部11及び下半部12を有する筐体前部1と、筐体前部1の下半部12に対応する位置に緊結される筐体後部の下半部2と、筐体後部の下半部2の上部で筐体前部1から遠い片側一方の端部(筐体前部1とは反対側の端部)に枢結され、筐体前部1の上半部11に対応する位置で、筐体前部1の上半部11から離される開状態、及び筐体前部1の上半部11と合わせられる閉状態を呈する、可動式の筐体後部の上半部3とから構成される。
モータ30は、筐体前部の上半部11と筐体後部の上半部3の間に設けられ、モータ30の左端と右端の対応する位置にそれぞれ、左回転軸4と右回転軸5が設けられ、さらに、筐体前部の上半部11に隣接するモータ30の側面に保持用凸部6が配置される。
枢動装置40は、左回転軸4に設けられるギアAと、筐体前部の上半部11にスライド式に内設され、ギアAと噛合し、ギアAを駆動してモータ30を回動させるラックB、及びラックBのギアAから遠い片側一方の端部に順次配置される押止部B1、L字形駆動部B2と、筐体前部の上半部11で、L字形駆動部B2に対応する位置に枢設され、ラックBを変位させて、モータ30を回動させる枢動部Cと、筐体後部の上半部3で、下半部2との接続部の内側の枢動部Cに対応する位置に設けられ、筐体後部の上半部3を開くときに、枢動部Cと合わせることによって、この枢動部Cを介して、モータ30を回動させるアクションロッドDと、筐体前部1の上半部11に設けられ、モータ30を回動させた際に保持用凸部6と合わせることによって、モータ30を位置決め又は放出するためのスナップ・フィット機構Eとから構成される。
電源装置50は、筐体前部1の上半部11で右回転軸5に対応する片側一方の端部に設けられ、モータ30と電気的に接続されて、モータ30の起動・停止を制御する電源スイッチFと、右回転軸5に設けられ、電源スイッチFの上に位置し、モータ30を回動させるときに、電源スイッチFをオン又はオフに切り替えるための制御用凸部Gと、筐体前部1の下半部12と筐体後部の下半部2との間に設けられ、電源スイッチFと電気的に接続され、モータ30を駆動するための電源Hとから構成される。
このようにこの携帯用扇風機では、フィギュア本体10と、柔軟性のある羽根20を有するモータ30と、枢動装置40及び電源装置50とを組み合わせ、枢動装置40により、モータ30を筐体から放出又は筐体に収納するようになっている。したがって、フィギュア本体10に合わせれば、柔軟性のある羽根20のメンテナンス又は収納が容易でないという問題を心配する必要がなくなる。
また、柔軟性のある羽根20とモータ30がフィギュア本体10の中に収納されるので、フィギュア本体10の外観のデザインは、柔軟性のある羽根20の影響を心配することなく、より自由に変更が可能となる。これにより、消費者の目をひきつけ、産業上の利用可能性を有するものとなる。
さらに、この携帯用扇風機では、枢動装置40と電源装置50とを用いる電子式でなく機械式に近い設計なので、この携帯用扇風機の維持とメンテナンスが容易になるだけでなく、全体のコストダウンにもつながる。もし故障が発生しても、簡単に修理することができると同時に、一般の携帯用扇風機よりも寿命が長く、安全である。
この携帯用扇風機の場合、筐体前部1と筐体後部の上半部2及び下半部3との間に、モータ30、枢動装置40及び電源装置50を位置決めするためのスペーサ7が設けられる。この場合、スペーサ7のモータ30に対応する位置に第一開口部71が、枢動部Cに対応する位置に第二開口部72が設けられる。このスペーサ7により、内部の部品を位置決め又は固定することができる。これにより、生産又は組立が便利になり、生産効率の向上にもつながる。なお、スペーサ7に第一開口部71と第二開口部72が設けられるため、モータ30と枢動部Cがスムーズに正常に動作できる。
筐体後部の上半部3の内側の縁部には少なくとも一つ、筐体後部の上半部3を閉める際に当該上半部3を位置決めするための位置決め用凹部31が設けられ、また、スペーサ7のこの位置決め用凹部31に対応する位置には、位置決め用保持部73が設けられる。このようにして位置決め用凹部31と位置決め用保持部73を組み合わせることにより、筐体後部の上半部3を閉める際にこの上半部3をしっかりと位置決めでき、ぶつかることによる誤作動防止が可能である。
スナップ・フィット機構Eは、筐体前部1の上半部11にモータ30に対応する位置に設けられ、モータ30を回動させる際に保持用凸部6と合わせるく字形着接部E1と、く字形着接部E1のモータ30に隣接する片側一方の端部に設けられ、モータ30を回動させる際に保持用凸部6と合わせるフック状保持部E2と、く字形着接部E1のモータ30から遠い片側他方の端部に設けられる柱状突起E3と、柱状突起E3に覆設されて、一端が筐体前部1の上半部11から突き出され、モータ30を放出するためのボタンE4と、柱状突起E3とボタンE4との間に覆設される第一バネE5と、く字形着接部E1の片側一方の端部のフック状保持部E2とは反対側に設けられ、筐体前部1の上半部11に接続するための第二バネE6とから構成される。
このようにして、く字形着接部E1とフック状保持部E2と柱状突起E3とボタンE4と第一バネE5と第二バネE6とを組み合わせることにより、回動後のモータ30を簡単にしっかりと位置決めする。しかも、これにより、消費者は速やかにモータ30を閉合及び収納することが可能である。
左回転軸4の一端及び枢動部Cの枢接される端にそれぞれ、ねじりバネ8が設けられる。このねじりバネ8により、モータ30及び枢動部Cが自動的に元の位置に戻されるため、モータ30及び枢動部Cに正常な動作が可能である。
筐体前部1の上半部11のラックBに対応する位置にスライド溝111が設けられる。このスライド溝111により、ラックBがスムーズに滑り動くため、外部からの衝撃による位置ずれや誤作動又は故障を防止することが可能である。
電源Hは電源スイッチFと電気的に接続される少なくとも一つの電池H1から構成され、筐体前部1の下半部12と筐体後部の下半部2の電池H1の下端に対応する位置に、電池H1を位置決めするための電池フタH2が設けられる。この電池H1と電池フタH2の組み合わせにより、安定化電源を提供できるだけでなく、消費者の電池交換もより便利になる。
筐体後部の下半部2の上端及びこれに対応する筐体前部1の位置の両者の外側に位置決めリングJが周設される。この位置決めリングJはペアで(対をなし)、筐体前部、筐体後部の相対位置に設けられる第一リングJ1と第二リングJ2から構成される。この位置決めリングJにより、筐体後部の下半部2と筐体前部1が接続され、内部の部品がよりしっかりと位置決め又は固定されるため、位置ずれが発生しないだけでなく、一定の解体防止機能になっている。
また、筐体前部1の上半部11と筐体後部の上半部3の両者のモータ30に対応する定着端に、モータ30に対応する切り欠き9が設けられる。この切り欠き9により、モータ30が放出されても、安定的に動作できるため、揺れが出ることがない。
図4、図5にこの携帯用扇風機の使い方を示し、図6にこの携帯用扇風機の図4、図5に示す使用時の内部の各部の動作を示している。
図4乃至図6に示すように、筐体を開く際に、まず筐体後部の上半部3を開くと、アクションロッドDが枢動部Cに突き当たる。これにより、L字形駆動部B2が下方に移動するとともに、ラックBが駆動される。このラックBの駆動により、ギアAと左回転軸4が回動されるため、モータ30が筐体前部1の上半部11から突き出されるとともに、モータ30の軸方向の向きが横方向から縦方向に転換される。
このモータ30の回動と同時に、右回転軸5も回動する。これにより、制御用凸部Gが電源スイッチFに突き当たり、モータ30が電源Hと電気的に接続されて、柔軟性のある羽根20が回転する。
また、モータ30が縦方向に転換される際に、スナップ・フィット機構Eのフック状保持部E2がモータ30の保持用凸部6に係合し、モータ30が位置決めされる。そして、筐体後部の上半部3を閉めると、涼感を与える携帯用扇風機となる。
図7、図8及び図9に図5につづくこの携帯用扇風機の使い方を示し、図10にこの携帯用扇風機の図7から図9までに示す使用時の内部の各部の動作を示している。
図7乃至図10に示すように、筐体を開く際、まず、筐体後部の上半部3を開いて、ボタンE4を押すと、く字形着接部E1が動作することで、フック状保持部E2がモータ30の保持用凸部6から離される。また、左回転軸4の一端のねじりバネ8により、モータ30が元の位置に戻されるとともに、ギアAが回動し、ラックBもまた元に戻される。この場合、押止部B1を以って、ラックBが戻りすぎないという作用がある。したがって、モータ30のスペーサ7への衝突防止が可能である。
また、モータ30の回動とともに、右回転軸5も回動する。これにより、制御用凸部Gが電源スイッチFから離され、モータ30が電源Hと電気的に接続されない状態になって、柔軟性のある羽根20の回転が停止される。これにより、安全性が高いという効果が得られる。
モータ30が元の位置に戻された後、最後に筐体後部の上半部3を閉めると、モータ30が収納される。これにより、収納を便利に行えるという効果が得られる。
また、この携帯用扇風機では、フィギュアとして使用されることが可能なため、幅広い利用性を持っている。
図11にこの携帯用扇風機に採用される安全スイッチを示し、図12にこの安全スイッチの動作を示している。
図11及び図12に示すように、この携帯用扇風機では、フィギュア本体10の片側一方の端部に、電源スイッチFと電源Hが電気的に接続される接続部間に挟まれて設置され、使用者が自分で電源Hを制御できる安全スイッチKを備える。
この安全スイッチKは、フィギュア本体10に内設され、電源スイッチFと電源Hとの間に両者と電気的に接続されるディップスイッチK1と、一端がディップスイッチK1と接続され、他端がフィギュア本体10から突き出されて、使用者がディップスイッチK1を制御できるトグルスイッチK2とから構成される。
このように安全スイッチKが設けられることにより、安全性がより高くなるという効果が得られる。これは、保険を契約しているのと同じように、幼い子供が手を入れて、うっかりして柔軟性のある羽根20に打たれることを心配することがなく、安全な使用が可能である。しかも、柔軟性のある羽根20とモータ30を収納せず、電源を切ることが可能である。このため、この携帯用扇風機は省電力で、次回の使用にも便利であるという効果があり、実用性が高くなる。
以上の説明から明らかなように、この携帯用扇風機では、フィギュア本体10と、柔軟性のある羽根20を有するモータ30と、枢動装置40と、電源装置50とを組み合わせ、モータ30を回動させることで筐体から放出又は収納するようにしたので、本来の効果を維持するという前提のもと、収納性、外観のデザイン性、さらにメンテナンスも容易ではないなどといった従来の問題点を有効に解決することができる。したがって、この携帯用扇風機は、従来の携帯用扇風機に比べて、応用性、実用性、有効性のいずれもが高く、産業上の利用可能性を有するという効果がある。
なお、以上の実施の形態は、本考案の構造と、特徴及び作用効果を説明するために用いられるものであり、これを以って、本考案の実用新案登録請求の範囲が制限されることは無く、本考案の思想を逸脱することなく種々の改造やそれと同じ置き換えを行っても、それはすべて本考案の範囲に含まれるものである。
1 筐体前部
11 上半部
111 スライド溝
12 下半部
2 筐体後部の上半部
3 筐体後部の下半部
31 位置決め用凹部
4 左回転軸
5 右回転軸
6 保持用凸部
7 スペーサ
71 第一開口部
72 第二開口部
73 位置決め用保持部
8 ねじりバネ
9 切り欠き
10 フィギュア本体
20 柔軟性のある羽根
30 モータ
40 枢動装置
50 電源装置
A ギア
B ラック
B1 押止部
B2 L字形駆動部
C 枢動部
D アクションロッド
E スナップ・フィット機構
E1 く字形着接部
E2 フック状保持部
E3 柱状突起
E4 ボタン
E5 第一バネ
E6 第二バネ
F 電源スイッチ
G 制御用凸部
H 電源
H1 電池
H2 電池フタ
J 位置決めリング
J1 第一リング
J2 第二リング
K 安全スイッチ
K1 ディップスイッチ
K2 トグルスイッチ

Claims (13)

  1. フィギュア本体と、
    前記フィギュア本体に内設され、出力軸に柔軟性のある羽根を有するモータと、
    前記フィギュア本体に内設され、前記モータを当該モータの軸方向の向きを横方向又は縦方向に転換自在に回動し、前記柔軟性のある羽根を前記フィギュア本体の内部又は外部に回動変位する枢動装置と、
    前記フィギュア本体に内設され、前記モータと電気的に接続されて、前記モータの起動・停止を制御する電源装置と、
    を備え、
    前記フィギュア本体は、上半部及び下半部を有する筐体前部と、前記筐体前部の下半部に対応する位置に緊結される筐体後部の下半部、及び前記筐体後部の下半部に前記筐体前部から遠い片側一方の端部に枢結され、前記筐体前部の上半部に対応する位置で、前記筐体前部の上半部から離される開状態、及び前記筐体前部の上半部と合わせられる閉状態を呈する、可動式の筐体後部の上半部とから構成され、
    前記モータは、前記筐体前部の上半部と前記筐体後部の上半部との間に設けられ、前記モータの左端及び右端に対応する位置にそれぞれ、左回転軸及び右回転軸を有し、前記筐体前部の上半部に隣接する前記モータの側面に保持用凸部を配置され、
    前記枢動装置は、前記左回転軸に設けられるギアと、前記上半部にスライド式に内設され、前記ギアと噛合し、前記ギアを回動して前記モータを回動させるラック、及び前記ラックの前記ギアから遠い片側一方の端部に順次配置される押止部、L字形駆動部と、前記筐体前部の上半部で、前記L字形駆動部に対応する位置に枢設され、前記ラックを駆動して、前記モータを回動させる枢動部と、前記筐体後部の上半部で、前記筐体後部の下半部との接続部の内側で前記枢動部に対応する位置に配設され、前記筐体後部の上半部を開くときに、前記枢動部に合わせられて、前記枢動部を介して、前記モータを回動させるアクションロッドと、前記筐体前部の上半部に配設され、前記モータを回動させる際に前記保持用凸部と合わせられて又は前記保持用凸部から離されて、前記モータを位置決め又は放出するスナップ・フィット機構とにより構成され、
    前記電源装置は、前記筐体前部の上半部で前記右回転軸に対応する片側一方の端部に設けられ、前記モータと電気的接続に接続され、前記モータの起動・停止を制御する電源スイッチと、前記右回転軸に設けられ、前記電源スイッチの上に位置し、前記モータの回動により、前記電源スイッチをオン又はオフに切り替える制御用凸部と、前記筐体前部の下半部と前記筐体後部の下半部との間に設けられ、前記電源スイッチと電気的に接続されて、前記モータを駆動する電源とから構成される、
    ことを特徴とする変形フィギュア形携帯用扇風機。
  2. 前記筐体前部と前記筐体後部の上半部及び下半部との間に、前記モータ、前記枢動装置及び前記電源装置を位置決めするためのスペーサを設けられることを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  3. 前記スペーサの前記モータに対応する位置に第一開口部が、前記枢動部に対応する位置に第二開口部が設けられることを特徴とする請求項2に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  4. 前記筐体後部の上半部の内側の縁部に少なくとも一つ、前記筐体後部の上半部を閉める際に当該上半部を位置決めするための位置決め用凹部が設けられ、また、前記スペーサの前記位置決め用凹部に対応する位置に、位置決め用保持部が設けられることを特徴とする請求項2に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  5. 前記スナップ・フィット機構は、前記筐体前部の上半部に前記モータに対応する位置に設けられ、前記モータを回動させる際に前記保持用凸部と合わせられるく字形着接部と、前記く字形着接部の前記モータに隣接する一方端に設けられ、前記モータを枢動させる際に前記保持用凸部と合わせるフック状保持部と、前記く字形着接部の前記モータから遠い他方端に設けられる柱状突起と、前記柱状突起に覆設され、一端が前記筐体前部の上半部から突き出され、前記モータを放出するためのボタンと、前記柱状突起と前記ボタンとの間に覆設される第一バネと、前記く字形着接部の一方端で前記フック状保持部とは反対側に設けられ、前記筐体前部の上半部に接続するための第二バネとから構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  6. 前記左回転軸の一端及び前記枢動部の枢接される端にそれぞれ、ねじりバネが設けられることを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  7. 前記筐体前部の上半部の前記ラックに対応する位置にスライド溝が設けられることを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  8. 前記電源は前記電源スイッチに電気的に接続される少なくとも一つの電池から構成され、前記筐体前部の下半部と前記筐体後部の下半部の前記電池の下端に対応する位置に、前記電池を位置決めするための電池フタが設けられることを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  9. 前記筐体後部の下半部の上端及びこれに対応する前記筐体前部の位置の両者の外側に位置決めリングが周設されることを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  10. 前記位置決めリングは対をなし、前記筐体後部及び前記筐体前部の相対位置に設けられる第一リングと第二リングから構成されることを特徴とする請求項9に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  11. 前記筐体前部の上半部及び前記筐体後部の上半部の両者の前記モータに対応する定着端に、前記モータに対応する切り欠きが設けられることを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  12. 前記フィギュア本体に、前記電源スイッチと前記電源が電気的に接続される接続部間に挟まれて設置され、使用者により前記電源を制御するための安全スイッチを備えることを特徴とする請求項1に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
  13. 前記安全スイッチは、前記フィギュア本体に内設され、前記電源スイッチと前記電源との間で両者と電気的に接続されるディップスイッチと、一端が前記ディップスイッチに接続され、他端が前記フィギュア本体から突き出されて、使用者が前記ディップスイッチを制御するためのトグルスイッチとから構成されることを特徴とする請求項12に記載の変形フィギュア形携帯用扇風機。
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CN106762748A (zh) * 2017-03-26 2017-05-31 金勇� 迷你小风扇

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