JP3177382U - 一対の紐掛け金具の配設構造 - Google Patents

一対の紐掛け金具の配設構造 Download PDF

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Abstract

【課題】たとえばベランダガーデニングにおいて屋根下にグリーンカーテンの支点をとるような用途に適した、建物の要所に一対の紐掛け金具を配設する構造を提供する。
【解決手段】室内外を区切る壁面にほぼ沿った方向に間隔をおいて右側金具1と左側金具2が屋根下面に固定されている。右側金具1と左側金具2はともに、長い主棒部の下端に、短い副棒部が、約3/4円形のループ棒部を介してα字型に繋がった一連の屈曲棒からなり、主棒部の下端側に副棒部が間隔をあけて交差している。右側金具1と左側金具2はともに、上端に設けられた固定構造部により屋根下面に固定され、主棒部が下向きに配置され、副棒部が横向きに配置される。右側金具1と左側金具2の屈曲棒の形態は対称になっており、右側金具1においては副棒部は主棒部の右側に位置して先端が室内側を向き、左側金具2においては副棒部が主棒部の左側に位置して先端が室内側を向いている。
【選択図】図4

Description

この考案は、たとえばベランダガーデニングにおいて屋根下に園芸用ネットの支点をとるような目的で、建物の要所に一対の紐掛け金具を配設する構造に関する。
マンションなどのベランダにおいてガーデニングを楽しむために、下記に例示するような各種の器具が考案されている。
・特開2000−274157号公報「ガーデニング用サッシ」
・特開2001−352840号公報「ベランダや塀の上のガーデニング」
・特開2001−95392号公報「支柱等設置用トレリス及びその取付金具」
・特開平11−244111号公報「プランター吊下具」
・特開2002−85225号公報「吊り下げ具」
===考案の概要===
この考案は、マンションのベランダにニガウリやヘチマや朝顔などのグリーンカーテンを植栽することがきっかけとなって創作された。グリーンカーテンを植栽するには、ベランダの手すりなどを利用してプランターを設置するとともに、プランターの位置からベランダ屋根の下面に向けてツルを絡ませる園芸用ネットを設置する必要がある。ここで最重要の事柄は、園芸用ネットの取付取外しやガーデニングの作業を行っている人が転落しないこと、そして、プランターやネットあるいは成長した植物などをベランダから落下させてはならないことである。
上記のガーデニングにおいては、ベランダ屋根の下面あるいはその近くの壁面に園芸用ネットの上部支点をとらなければならない。つまりネットの上端を何かに引っ掛ける必要がある。マンションのベランダ周辺には、物干金物やガス給湯器、避難ハッチなどが設置されているが、グリーンカーテンの好ましいレイアウトを考えると、多くの場合、物干金物やエアコン設置用金具などの他の設備を園芸用ネットの上部支点として都合よく流用することができないばかりか、ガス給湯器や避難ハッチなどがネット上部支点の障害になることもある。
そこで、ベランダ屋根下やその近くの壁面の適切な場所ににグリーンカーテンの上部支点となる紐掛け金具を設置しようと考え、相反する以下のふたつの事項を考慮しつつ、この考案を創作したものである。もちろん、その紐掛け金具は必要最小限の大きさで、取付場所を選ばない単純な形状が好ましい。
(ア)金具に手が届かなくても簡単な補助具を用いて金具に園芸用ネットなどの紐を引っ掛けることと、金具から紐を外すことが簡単に行えること
(イ)設置したネットに絡んで植物が成長すると、大きな風圧を受けて激しく揺れることがあるが、その場合でも、金具に引っ掛けてある紐が外れないこと
===考案の核心===
第1の考案に係る一対の紐掛け金具の配設構造は、つぎの事項(1)〜(4)により特定されるものである。
(1)室内外を区切る壁面にほぼ沿った方向に間隔をおいて右側金具と左側金具が屋根下面に固定されていること
(2)右側金具と左側金具はともに、長い主棒部の下端に、短い副棒部が、約3/4円形のループ棒部を介してα字型に繋がった一連の屈曲棒からなり、主棒部の下端側に副棒部が間隔をあけて交差していること
(3)右側金具と左側金具はともに、上端に設けられた固定構造部により屋根下面に固定され、主棒部が下向きに配置され、副棒部が横向きに配置されること
(4)右側金具と左側金具の屈曲棒の形態は対称になっており、右側金具においては副棒部は主棒部の右側に位置して先端が室内側を向き、左側金具においては副棒部が主棒部の左側に位置して先端が室内側を向いていること
第2の考案に係る一対の紐掛け金具の配設構造は、つぎの事項(1)〜(4)により特定されるものである。
(1)ほぼ水平方向に間隔をおいて右側金具と左側金具が外壁面に固定されていること
(2)右側金具と左側金具はともに、長い主棒部の一端に、短い副棒部が、約3/4円形のループ棒部を介してα字型に繋がった一連の屈曲棒からなり、主棒部の他端側に副棒部が間隔をあけて交差していること
(3)右側金具と左側金具はともに、一端に設けられた固定構造部により外壁面に固定され、主棒部が横向きに配置され、副棒部が上向きに配置されること
(4)右側金具と左側金具の屈曲棒の形態は対称になっており、右側金具においては副棒部は主棒部の右側に位置して先端が上方を向き、左側金具においては副棒部が主棒部の左側に位置して先端が上方を向いていること
ベランダ屋根の下面に一対の紐掛け金具(右側金具1と左側金具2)を取り付けた状態の概略図 右側金具1の詳細図 左側金具2の詳細図 図1に園芸用ネットの輪状紐3と4を付加した図 図2に輪状紐3を付加した図 図3に輪状紐4を付加した図
図1に示しているのは、ベランダ屋根の下面に一対の紐掛け金具(右側金具1と左側金具2)を取り付けた実施例である。この実施例において、図2は右側金具1の詳細を示し、図3は左側金具2の詳細を示している。また図4・図5・図6はそれぞれ図1・図2・図3に対応し、園芸用ネットの紐を金具1と2に引っ掛けた状態を示している。ここで、右側・左側というのは、室内からベランダを見た場合の相対的な位置関係である。
図2に示すように、右側金具1は、長い主棒部11の下端に、短い副棒部12が、約3/4円形のループ棒部13を介してα字型に繋がった一連の屈曲棒からなり、主棒部11の下端側に副棒部12が間隔をあけて交差している。主棒部11の上端部分は雄ネジを形成したボルト部14となっている。この実施例では、棒材の直径は約10ミリメートルであり、ループ棒部13の外周の直径は約50ミリメートルとなっている。また、主棒部11と副棒部12の交差部の間隔は約6ミリメートルとなっている。また図から明らかなように、この実施例では、主棒部11と副棒部12とは直交している。
図3に示すように、左側金具2は、長い主棒部21の下端に、短い副棒部22が、約3/4円形のループ棒部23を介してα字型に繋がった一連の屈曲棒からなり、主棒部21の下端側に副棒部22が間隔をあけて交差しているという点、ボルト部24が形成されている点、およびその寸法に関しては右側金具1と同じである。
図2と図3を対比すると理解できるように、右側金具1と左側金具2の屈曲棒の形態は対称になっている。つまり、右側金具1と左側金具2が同じようにα字型に見えるように配置した場合、右側金具1では副棒部12が手前になり、左側金具2では主棒部21が手前になる。
図1の実施例では、ベランダ屋根の下面に右側金具1と左側金具2を取り付けている。右側金具1と左側金具2を結ぶ方向は、ベランダの長手方向とほぼ平行である(室内外を区切る壁面にほぼ沿った方向)。右側金具1と左側金具2の間隔は、園芸用ネットの好ましい幅寸法に合わせてある。そのような位置にボルト部14、ボルト部24をねじ込むナットが埋め込まれている。
右側金具1および左側金具2を固定する回転位置が重要な要素となる。右側金具1については、室内側から見て、主棒部11の右側に副棒部12が位置し、副棒部12の先端が室内側を向く姿勢で固定する。左側金具2については、同じく室内側から見て、主棒部21の左側に副棒部22が位置し、副棒部22の先端が室内側を向く姿勢で固定する。この固定を確実にするために、ボルト部14およびボルト部24の根本部分にあらかじめナットを装着しておき、ベランダ屋根の埋め込みナットにボルト部14、24をねじ込んで所定の姿勢にして根本のナットで固定することが望ましい。
以上のように設置した一対の紐掛け金具に園芸用ネットの輪状紐を引っ掛けた状態を図4、図5、図6に示している。右側金具1には輪状紐3が引っ掛かっており、左側金具2には輪状紐4が引っ掛かっている。もちろん輪状紐3と輪状紐4は園芸用ネットで繋がっている。
園芸用ネットに絡んで植物が成長し、風圧を受けてネットが揺れる状態を想定する。右側金具1に引っ掛かっている輪状紐3はネットに繋がっているので、ネットの揺れにより輪状紐3は左側に強く引っ張られるが、右側に大きく引っ張られることはない。右側金具1の副棒部12は主棒部11の右側に位置しているので、左側に引っ張られる輪状紐3が副棒部12から抜けるような動きはしない。
また、園芸ネットの前後の動きについて考えてみる。主棒部11はループ棒部13より室内よりに位置しているので、輪状紐3が室内側へ引っ張られても、主棒部11にあたって外れることはない。輪状紐3が室外側へ引っ張られても、副棒部12の先端は主棒部11と交差して室内側を向いているので、輪状紐3が副棒部12から抜け出ることはない。
左側金具2と輪状紐4の関係は上述した右側と対称の関係になっているので、上述したのと同様な作用により、園芸用ネットが大きく揺れても輪状紐4が左側金具2から外れることはない。
ベランダ屋根下に固定された一対の金具に輪状紐を引っ掛ける作業がどのようなものになるのかは、以上詳しく説明した右側金具1と左側金具2の形態および姿勢から容易に想像できるであろう。金具に手が届かなくても、先端が二又の補助棒に輪状紐を引っ掛けて金具の副棒部の先端に引っ掛けることができれば良く、それだけでほぼ作業終了である。きわめて簡単である。そのうえ、上述したように園芸用ネットが大きく揺れても外れることはない。
図2と図3に示した金具を壁面に取り付ける場合も、以上の実施例と同様の作用効果を奏することができる。つまり、右側金具1の主棒部11がほぼ水平な姿勢で壁面に取り付け、副棒部12が主棒部11の右側に位置して先端が上を向く姿勢で固定する。左側金具2も同様に主棒部21を横向きにして壁面に取り付け、副棒部22が主棒部21の左側に位置して先端が上を向く姿勢で固定する。
金具を建物に取り付ける構成としては実施例のボルト部に限定されない。木ねじでも良い。また、前記主棒部の端面に主棒部と直行する取付面を有するフランジ部を一体形成し、このフランジ部に複数個の取付穴を形成しておく構成としても良い。
1…右側金具、11…主棒部、12…副棒部、13…ループ棒部、14…ボルト部、2…左側金具、21…主棒部、22…副棒部、23…ループ棒部、24…ボルト部、3…輪状紐、4…輪状紐

Claims (5)

  1. つぎの事項(1)〜(4)により特定される一対の紐掛け金具の配設構造。
    (1)室内外を区切る壁面にほぼ沿った方向に間隔をおいて右側金具と左側金具が屋根下面に固定されていること
    (2)右側金具と左側金具はともに、長い主棒部の下端に、短い副棒部が、約3/4円形のループ棒部を介してα字型に繋がった一連の屈曲棒からなり、主棒部の下端側に副棒部が間隔をあけて交差していること
    (3)右側金具と左側金具はともに、上端に設けられた固定構造部により屋根下面に固定され、主棒部が下向きに配置され、副棒部が横向きに配置されること
    (4)右側金具と左側金具の屈曲棒の形態は対称になっており、右側金具においては副棒部は主棒部の右側に位置して先端が室内側を向き、左側金具においては副棒部が主棒部の左側に位置して先端が室内側を向いていること
  2. つぎの事項(1)〜(4)により特定される一対の紐掛け金具の配設構造。
    (1)ほぼ水平方向に間隔をおいて右側金具と左側金具が外壁面に固定されていること
    (2)右側金具と左側金具はともに、長い主棒部の一端に、短い副棒部が、約3/4円形のループ棒部を介してα字型に繋がった一連の屈曲棒からなり、主棒部の他端側に副棒部が間隔をあけて交差していること
    (3)右側金具と左側金具はともに、一端に設けられた固定構造部により外壁面に固定され、主棒部が横向きに配置され、副棒部が上向きに配置されること
    (4)右側金具と左側金具の屈曲棒の形態は対称になっており、右側金具においては副棒部は主棒部の右側に位置して先端が上方を向き、左側金具においては副棒部が主棒部の左側に位置して先端が上方を向いていること
  3. 一対の前記金具の前記固定構造部は雄ネジが形成されたボルト部であり、建物側に埋め込まれたナットにねじ込んで固定される
    請求項1または請求項2に記載の一対の紐掛け金具の配設構造。
  4. 一対の前記金具の前記固定構造部は木ねじ部である
    請求項1または請求項2に記載の一対の紐掛け金具の配設構造。
  5. 一対の前記金具の前記固定構造部は、前記主棒部の端面に主棒部と直行する取付面を有するフランジ部であり、このフランジ部に複数個の取付穴が形成されている
    請求項1または請求項2に記載の一対の紐掛け金具の配設構造。
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