JP3177126U - バランス枕 - Google Patents

バランス枕 Download PDF

Info

Publication number
JP3177126U
JP3177126U JP2012002741U JP2012002741U JP3177126U JP 3177126 U JP3177126 U JP 3177126U JP 2012002741 U JP2012002741 U JP 2012002741U JP 2012002741 U JP2012002741 U JP 2012002741U JP 3177126 U JP3177126 U JP 3177126U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balance
user
raised portion
arc
pillow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012002741U
Other languages
English (en)
Inventor
錦文 陳
Original Assignee
陳 靖容
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 陳 靖容 filed Critical 陳 靖容
Priority to JP2012002741U priority Critical patent/JP3177126U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3177126U publication Critical patent/JP3177126U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Abstract

【課題】使用者の健康を確保することができるバランス枕を提供する。
【解決手段】バランス枕は本体1を有し、本体1は波浪状を呈する上表面11を備え、上表面11は横方向に延伸する第一隆起部12と第二隆起部13に区分され、第一隆起部12と第二隆起部13との間には連続状の凹入部14を形成し、第一隆起部12は第二隆起部13より高く、第一隆起部12には使用者頚部の弧度に対応する内陥没部16を設置する。さらに、第一隆起部12と第二隆起部13と凹入部14との間には使用者の頭の弧度に対応する円凹部17を設置し、円凹部17内には別に内凹槽15を設置し、内凹槽15は使用者頭蓋骨の後頭骨より小さく、後頭骨にバランスがとれたサポート作用を提供し、これにより、後頭骨は圧力のバランスがとれた状態で内凹槽15に接触し、バランスサポート効果を達成することができる。
【選択図】図1

Description

本考案はバランス枕に関し、特に使用者の頭の形及び頚部の弧度に対応し、円凹部、内凹槽、内陥没部を設置する枕で、内凹槽は使用者頭蓋骨の後頭骨より小さく、頭部、後頭骨、頚部にバランスがとれたサポート作用を提供でき、しかも後頭骨は応力均衡に向かい移動しないため、使用者の健康を確保することができるバランス枕に関する。
人体において、頭部と頚部は非常に繊細な部位である。また同時に、姿勢の悪さが起こす病変も最多の部位である。中でも、寝相の影響が最大である。
頚部が引き起こす病変は、血液、神経の流れに直接的な影響を及ぼし、頭部は完全な機能を発揮することができなくなってしまう。それが長くなれば、血流不足で脳は鈍化、老化、病的変化を起こし、身体が気持ちについていかなくなり、心と身体の健康に極めて大きな影響を及ぼす。また、人の身体構造の対称性に基づき、頭部は臀部に対応し、頚椎は腰椎に対応するため、頭部と頚部が調子を崩せば、腰、臀部の調子も必然的に悪くなり、病気になってしまう。さらに、人体構造全体の関係に基づけば、頭部と頚部はそれぞれ身体全体の健康に影響を及ぼす。
人体頭部の後方位置には、後頭骨を形成する。後頭骨は、頭蓋の後部に位置し、その前下部には、大後頭孔と呼ばれる卵円形の大きな孔を形成する。これは、頭蓋腔と脊柱管の通り道である。大後頭孔の後縁外の後頭隆起両側は頚部靭帯、後頭部筋肉の付着位置で、上項線は僧帽筋と胸鎖乳突筋の付着位置で、下項線は頭後の大、小腹直筋の付着位置である。後頭骨と脊椎の仙骨は相互に対称で、しかも人体上の各器官に対応している。後頭骨が圧迫を受け移動すると、対応する仙骨及び対応する人体器官部位に問題が発生し、腰や背中の痛み、不快感が頻発し、或いは病に罹りやすい等状況に陥る。そのため、いわゆる「頭仙骨平衡療法」が開発された。後頭骨は、特に神経系統、筋骨系統、血管系統、リンパ系統、内分泌系統、呼吸系統と関連があり、後頭骨と仙骨が圧迫を受け異常が起きると、上記した人体各系統に対して必然的に重大な傷害を引き起こす。よって、後頭骨は、人体の健康にとって非常に重要な地位を占めている。
そのため、一般に人は睡眠時に、枕を頭部後頭骨の位置に対応させる2005年11月1日に公告された特許文献1は、「3D弧面枕」を開示している。上記した構造では、枕頂点面前端には、第一弧凸部を設置し、後端には、第二弧凸部を設置する。枕両側にはそれぞれ平緩部を設置し、第一弧凸部、第二弧凸部、両側の平緩部の間には、弧凹部を設置する。
弧凹部の設置により、仰臥或いは側臥時に、使用者の頭部は良好にサポートされ、枕と頭部とが不適当に接触し、快適な睡眠を得にくいという状況を改善することができる。次に、枕前端の2個の角には、外へと延伸し、しかも斜傾面を備える導枕部を設置する。これにより、横たわっている人の肩部は、良好にサポートされる。さらに、導枕部と第一弧凸部との間に形成する凹欠部により、横たわっている人の背中、頚部、或いは側臥者の肩部は、横たえるためのより充分な空間を得ることができる。また、使用者の肩幅や厚み、頚椎の長さ、頭の形はすべて異なるため、実施時には、使用者或いは市場のニーズに応じて、高度、幅、曲度、円弧凹面の深さ、傾斜度等多種の立体弧面に対して、調整を行う。こうして、使用者に自然な睡眠動作に適した枕を提供し、枕は快適な睡眠をサポートし補助する効果を充分に発揮することができる。
上記した特許文献1では、図14に示すように、使用者の睡眠時には、後頭骨A1を含む人体頭蓋骨Aの後部はすべて、枕Bの弧凹部位B1に接触する。そのため、後頭骨A1両側の頭蓋の縫合線及び他の頭骨は依然として圧迫を受け、後頭骨等の移動を招く。これにより、頭部で問題が発生し、相対する器官、内臓の病変を招く。よって、使用において、健康を促進する目的を達成することはできない。しかも、違った使用者に対してそれぞれ適した枕を製造し、使用に供することは難しく、実務上及びコストパフォーマンスの面からも、オーダーメイドは不可能であるため、寝易く、快適で、健康によいという効果を達成することはできない。
現在一般に見られる枕は、表面が一次元の変化を行い、上下弧度を頭部と頚部の表面に対応させられるだけで、頭部に対して三次元空間の均衡(上下、左右、前後)を達成することはできない。これにより、頭部後頭骨のバランスをとることは難しく、頭部の各骨が移動して圧迫してしまい、相対する各部位の病変を招いてしまう。すなわち、良い枕とは、使用時に、使用者が快適に感じ圧迫感がなく、眠りに入り易く、しかも頭痛、頭部の病変を招くことがなく、脊椎、内臓等の身体の他の部位も病変することはない。枕とは人体工学の原理に基づき製造すべきものである。枕の上下方向(仰臥を例とすると、人体の身長に沿った方向)は、後頭部及び頚部の標準的な生理的弧度に合致しているものでなければならない。枕の左右方向(仰臥を例とすると、人体を左右に横断する方向)も、側臥により頭骨の移動を招き、頭部内外器官及び身体全体の健康に影響を及ぼさないようにしなければならない。さらに、枕の前後方向(仰臥を例とすると、人体の顔から後頭部へ向かう方向)に関しては、さまざまな問題を引き起こし、突然死の危険さえあるため、医学的にうつ伏せ寝をしてはならないことが証明されている。
よって、良好な枕は、後頭部の応力を、頭蓋骨後半部のすべての点に均等に分布させ、後頭骨両側頭蓋の縫合線の異常を招かないようにしなければならない。顔の方へと前向きに圧迫すれば、各頭骨の連鎖圧迫は鼻等中間器官にも及び、上記した圧迫作用は血管、神経の流れに影響を及ぼす。頭骨が移動すれば頭蓋の縫合線が開きすぎ、吸気の困難を招き、頭蓋の縫合線が密着し過ぎれば、呼気の困難を招き、いずれにしろ呼吸に問題が及ぶ。
上記を要約すれば、良好な枕は、睡眠時に、頭部と頚部に立体均衡をもたらし、神経、血管、呼吸の圧迫の原因となる、頭骨の一方向或いは多方向への移動を引き起こすことがない。さらに、良い枕の安定感は、快適な眠りに誘い、継続した眠りをもたらし、姿勢の悪さにより心身の異常を引き起こすことがない。同時に、良好な枕は、使用時に、それが対応する人体頚部の部位は生理弧度に適合している必要があり、圧迫感或いは病変を招くことがあってはならない。
よって、枕は使用時に、身体の靜態構造の大きさ、拡大、縮小の全体関係と対称関係に基づき、及び動態作動の均衡原理に基づき、頭部と頚部を健全に保持する必要がある。こうして、全身の健康を維持しなければならない。しかし、従来の枕は、上記した機能を達成できず、使用において理想的とは言いがたい。
本考案は、従来の枕の上記した欠点に鑑みてなされたものである。
台湾特許第M279290号公報
そこで、本考案が解決しようとする課題は、使用者の健康を確保することができるバランス枕を提供することである。
上記課題を解決するため、本考案は下記のバランス枕を提供する。
バランス枕は、本体を備え、
該本体には、波浪状を呈する上表面を設置し、
該上表面には、横方向に延伸する第一隆起部及び第二隆起部をそれぞれ設置し、
該第一隆起部と該第二隆起部との間には、連続状の凹入部を形成し、該第一隆起部は、該第二隆起部より高く、該第一隆起部には、使用者頚部の弧度に対応する内陥没部を設置し、該第一隆起部と該第二隆起部と該凹入部との間には、使用者の頭の弧度に対応する円凹部を設置し、
該円凹部内には、別に内凹槽を設置し、該内凹槽は、使用者頭蓋骨の後頭骨より小さく、
該第一隆起部は、該本体底部の方向へと傾斜して延伸し、その傾斜幅は、使用者肩の側視輪郭に対応し、こうして使用者の肩に密着し、
該円凹部と前記内凹槽は、使用者頭部の上下、左右、前後の弧度に対応し、均衡へ向かう弧度を形成し、該内陥没部は、使用者頚部の弧度に対応し、立体均衡の弧面を形成し、
該内凹槽の底表面は、使用者後頭骨部位の頭の形に対応し、弧面を呈し、
該内凹槽の辺縁輪郭は、三角形、円形或いは多辺形に近似する。
本考案のバランス枕は、以下の長所を備える。
1.本考案は使用者の頭蓋骨後頭骨にバランスがとれたサポート作用を提供し、後頭骨は弧面設計の円凹部及び内凹槽により均一に接触され、それが受ける圧力の状態は、ヘルメットを被った時のようで、頭部のある部位に力が集中し、或いは偏移することで傷害が起きることがなく、弧面設計の円凹部及び内凹槽を利用し応力を分散でき、これにより後頭骨は一切の圧迫を受けず移動せず、これにより後頭骨が対応する身体の他の各部位器官には、確実に疼痛或いは傷害が起きることはない。
2.本考案の内凹槽の辺縁輪郭は、三角形、円形或いは多辺形を形成し、異なる使用者はそれぞれ選択して使用でき、利便性、快適性、多様性を提供することができる。
3.本考案の内凹槽は大、中、小の3種の設計があり、成人、児童、嬰児に合わせて使用することができ、通用性を拡大することができる。
4.本考案バランス枕は不良な寝相を矯正することができ、これにより快適に眠りに入ることができ、心と身体の健康を保つことができる。
5.本考案バランス枕において、使用者は顔を真上に向けて寝る時、顔の垂直方向とバランス枕との間の挟角はおおよそ90度で、本考案の弧形の第一隆起部は使用者の頭部をやや後傾させるが、過度に前俯、或いは後仰させることがないため、血管、神経等が圧迫を受けて頭、頚部に不快な症状が出ることはなく、同時に内陥没部の最高点は頚椎の中央に位置するため、頚椎は標準的な弧度を呈することができる。
6.本考案バランス枕において使用者が側臥する時には、耳は内凹槽内に位置するため、耳が圧迫されて聴力に影響を及ぼすことを避けることができる。
7.本考案バランス枕の第一隆起部の外端は、使用者の肩に密着するため、冷たい空気がその部位を通過し、身体に不快な状態を招くことを回避できる。
8.本考案バランス枕の第一隆起部は、使用者頚部に対して上、下弧度の均衡を呈し、その内部には、内陥没部を設置し、左、右弧度の均衡を呈し、しかもその底表面弧度は、頚椎を均一に受止めるため、安定させることができる。
9.本考案バランス枕は、上下、左右及び前後の三次元空間の平衡を実現し、これにより頭骨、頚椎は、移動による病変を起こさず、睡眠の質に悪影響を及ぼすこともない。
10.本考案バランス枕において、使用者が仰臥時には、後頭部の圧力は両側へと圧迫することはなく、その間の血管、神経及び頭蓋の縫合線等を圧迫せず、最終的に鼻或いは他の顔の器官を圧迫し、それが長く続くことで、病変を起こす、という事態の発生を避けることができる。
11. 本考案バランス枕は、応力が均衡しているため、後頭部から顔の方向へと押す圧力を減らすことができ、頭蓋内外各器官が圧迫されて移動することがないため、頭部の機能を正常化することができる。
12.本考案バランス枕の使用により、頚椎が偏ることはなく、しかも標準的な生理弧度を維持でき、頚椎に病変を起こすことはない。
13.人体後頭骨は小全形で、身体全体は大全形であるが、バランス枕は小全形の後頭骨を正常な位置にさせてバランスをとることで、身体全体のバランスをとることで、各種病変の発生を予防することができる。
14.本考案バランス枕の使用により、使用者は後頭骨と仙骨を脊椎の両端に位置させられ、バランス枕は後頭骨に対応する仙骨の位置を戻し、こうして病気の発症を減らすことができる。
15.本考案バランス枕の使用により、後頭骨は平衡を保持でき、外力による圧迫の影響を受けず、対応する身体の各部位器官はバランスのとれた健康を保持することができる。
16.本考案バランス枕は眠りについた後も非常に快適で、圧迫感がなく、眠りに入り易く、しかも頭痛等頭部の病変を起こすことがなく、しかもそれが対応する部位及び内臓には病変が起きることはない。
17.本考案バランス枕の内凹槽及び内陥没部は、大、中、小の三種の設計が可能で、成人、児童、嬰児に適用することができる。
18.本考案バランス枕は、立体三次元空のバランスを提供し、立体の均衡は、身体に立体的な健康をもたらすことができる。
19.本考案バランス枕の立体均衡は、頭蓋骨の均衡をもたらし、移動させないため、頭蓋の縫合線は標準となり、呼吸困難を引き起こす恐れがない。
20.本考案バランス枕は、頭蓋骨を移動させないため、血管、神経、呼吸等が圧迫されず、細胞を活性化でき、こうして頭部及び身体全体の病痛を減らすことができ、快適な睡眠は脳力の発揮にプラスの効果を及ぼす。
21.本考案バランス枕は標準の頭、頚の形に対応してバランスがとれた円凹部、内凹槽及び内陥没部を形成し、頭部及び頚部の偏移を矯正でき、これにより安定に向かわせ、最終的に主体の均衡を達成し、主体の均衡こそ主体の健康である。
22.本考案バランス枕の上表面には、下方へと貫通した複数の減縮状の凹孔を備え、頭、頚部はエネルギーを分散し、圧力を減らし、こうして頭、頚部はよりリラックスでき、眠りに入り易くなる。
本考案の立体外観図である。 本考案の上視図である。 図2中のA−A位置における断面図である。 図2中のB−B位置における断面図である。 図2中のC−C位置における断面図である。 図2中のD−D位置における断面図である。 本考案において、本体を頭蓋骨下方に敷く様子を示す使用模式図である。 本考案において、三角形の内凹槽の任意の断面の境界距離が、後頭骨の境界距離より小さいことを示す模式図である。 本考案において、後頭骨が内凹槽に接触する様子を示す模式図である。 本考案第二実施例において、内凹槽が円形を呈する様子を示す模式図である。 本考案第三実施例において、内凹槽が多辺形を呈する様子を示す模式図である。 本考案第四実施例において、上表面に複数の凹孔を設置する様子を示す模式図である。 凹孔が徐々に縮小する状態を呈することを示す図12のE−E位置における剖面図である。 従来の枕の弧凹部の全部が後頭骨及び後頭骨以外の頭骨の一部に接触する様子を示す模式図である。
以下に図面を参照しながら本考案の最良の実施形態について詳細に説明する。
図1、2に示すように、本考案の実施例では、ラテックス或いは他の発泡材質により本体1を一体成型する。
本体1には、波浪状を呈する上表面11を設置し、上表面11は、横方向に延伸する第一隆起部12と第二隆起部13に区分する。第一隆起部12と第二隆起部13との間には、連続状の凹入部14を形成する。第一隆起部12は、第二隆起部13より高い。第一隆起部12の中央位置には、使用者頚部の弧度に対応する内陥没部16を設置する。第一隆起部12と第二隆起部13と凹入部14との間には、使用者の頭の弧度に対応する円凹部17を設置する。
円凹部17内には、別に内凹槽15を設置する。内凹槽15の辺縁輪郭は、三角形に近似し、内凹槽15は、使用者頭蓋骨の後頭骨より小さい。円凹部17の表面は、使用者の頭の弧度に対応し、弧面を呈する。内凹槽15の底表面は、使用者頭蓋骨の後頭骨弧度に対応し、弧面を呈する。内陥没部16は、使用者頚部の弧度に対応し、立体均衡の弧面を呈する(図3〜6参照)。
使用時には、図7、8に示すように、本体1を、使用者の頭蓋骨Aの下に敷く(本実施例では成人の頭蓋骨を例として説明する)。これにより、使用者の頚部は、内陥没部16に密着し、頭蓋骨Aは、本体1の円凹部17に密着する。頭蓋骨A中の後頭骨A1の大部分は、内凹槽15の弧面に密着し、内凹槽15は弾性により支え、後頭骨A1の辺縁は、円凹部17の弧面に密着する。
内凹槽15が使用者頭蓋骨Aの後頭骨A1より小さいという設計を利用する。図8中の内凹槽15の任意の断面の境界距離Cは、その位置の使用者頭蓋骨Aの後頭骨A1の境界距離Dより小さいため、後頭骨A1は、内凹槽15の位置に密着し、定位される。こうして、後頭骨A1に平衡に向かうサポート作用を提供し、これにより後頭骨A1は、均衡がとれた状態で内凹槽15に接触する。本体1が受ける圧力は、前後左右上下の均衡分散をそれぞれ呈し、こうして後頭骨A1は、一切の圧迫を受けず、移動することがないため、使用者の健康を確保することができる。
この原理は、ヘルメットを被ると、頭部に完全に密着する感覚に似ている。上記した後頭骨A1と内凹槽15との完全な密着は、圧力を平均に分散するため、後頭骨A1が移動することで、対応する身体の各器官部位に不具合が生じることがなく、健康を確保でき、一切の不快、疼痛が生じず、病変が起こることもない。本バランス枕の設計において、本体1上下は、人体工学原理の生理的幅に符合している他、頭、頚部をサポートする第一隆起部12は、凹入部14方向へと傾斜し、これにより睡眠時に気管、血管、神経が圧迫されることはない。
本考案の第二実施例では、図10に示すように、本体2は、同様に円凹部27、内陥没部26、内凹槽25を備える。内凹槽25辺縁輪郭は、円形に近似し、しかも内凹槽25の任意の断面の境界距離C1は、その位置の使用者頭蓋骨Aの後頭骨A1の境界距離D1より小さい。それは同様に後頭骨A1にバランスがとれたサポート作用を提供でき、これにより後頭骨A1は、バランスがとれた状態で内凹槽25に密着し、一切の圧迫を受けず、移動することがない。
本考案の第三実施例では、図11に示すように、本体3は同様に円凹部37、内陥没部36、内凹槽35を備える。内凹槽35の辺縁輪郭は、五辺形に近似し、しかも内凹槽35の任意の断面の境界距離C2は、その位置の使用者頭蓋骨Aの後頭骨A1の境界距離D2より小さい。これにより、後頭骨A1にバランスがとれたサポート作用を提供し、こうして後頭骨A1はバランスがとれた状態で内凹槽35に接触し、一切の圧迫を受けず、移動しない。
本考案の第四実施例では、図12、13に示すように、本体4は同様に円凹部47、内陥没部46、内凹槽45を備える。他の構造は、図1に示す実施例と相同であるため、再記述は行わない。本実施例の特異な点は、バランス枕の上表面41に、下方へと貫通した複数の減縮状の凹孔48を備えるところである。使用者は、使用時に、凹孔48の設計により、頭、頚部はエネルギーを分散し、圧力を減らし、こうして頭、頚部はよりリラックスでき、眠りに入り易くなる。
上記の本考案名称と内容は、本考案技術内容の説明に用いたのみで、本考案を限定するものではない。本考案の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本考案の保護範囲に含むものとする。
本考案は登録要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩性を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
1:本体、11:上表面、12:第一隆起部、13:第二隆起部、14:凹入部、15:内凹槽、16:内陥没部、17:円凹部、2:本体、24:凹入部、25:内凹槽、26:内陥没部、27:円凹部、3:本体、34:凹入部、35:内凹槽、36:内陥没部、37:円凹部、4:本体、41:上表面、45:内凹槽、46:内陥没部、47:円凹部、48:凹孔、A:頭蓋骨、A1:後頭骨、B:枕、B1:弧凹部位、C、C1、C2:(内凹槽の)境界距離、D、D1、D2:(後頭骨の)境界距離。

Claims (9)

  1. バランス枕は、本体を備え、
    前記本体には、波浪状を呈する上表面を設置し、前記上表面には、横方向に延伸する第一隆起部及び第二隆起部をそれぞれ設置し、
    前記第一隆起部と前記第二隆起部との間には、連続状の凹入部を形成し、前記第一隆起部は、前記第二隆起部より高く、前記第一隆起部には、使用者頚部の弧度に対応する内陥没部を設置し、前記第一隆起部と前記第二隆起部と前記凹入部との間には、使用者の頭の弧度に対応する円凹部を設置し、
    前記円凹部内には、別に内凹槽を設置し、前記内凹槽は、使用者頭蓋骨の後頭骨より小さいことを特徴とするバランス枕。
  2. 前記第一隆起部は、前記本体底部の方向へと傾斜して延伸することを特徴とする請求項1に記載のバランス枕。
  3. 前記第一隆起部は、前記本体底部の方向へと傾斜し、その幅は、使用者の肩の輪郭に対応し、こうして使用者の肩に密着することを特徴とする請求項2に記載のバランス枕。
  4. 前記円凹部と前記内凹槽には、使用者頭部の上下、左右、前後の弧度に対応し、均衡へ向かう弧度を形成し、
    前記内陥没部には、使用者頚部の弧度に対応し、立体均衡の弧面を形成することを特徴とする請求項1に記載のバランス枕。
  5. 前記内凹槽の底表面は、使用者後頭骨部位の頭の形に対応し、弧面を呈することを特徴とする請求項1に記載のバランス枕。
  6. 前記内凹槽の辺縁輪郭は、三角形に近似することを特徴とする請求項1に記載のバランス枕。
  7. 前記内凹槽の辺縁輪郭は、円形に近似することを特徴とする請求項1に記載のバランス枕。
  8. 前記内凹槽の辺縁輪郭は、多辺形に近似することを特徴とする請求項1に記載のバランス枕。
  9. 前記バランス枕の上表面は、下方へと貫通した複数の減縮状の凹孔を備えることを特徴とする請求項1に記載のバランス枕。
JP2012002741U 2012-05-10 2012-05-10 バランス枕 Expired - Fee Related JP3177126U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002741U JP3177126U (ja) 2012-05-10 2012-05-10 バランス枕

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012002741U JP3177126U (ja) 2012-05-10 2012-05-10 バランス枕

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3177126U true JP3177126U (ja) 2012-07-19

Family

ID=48004001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012002741U Expired - Fee Related JP3177126U (ja) 2012-05-10 2012-05-10 バランス枕

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3177126U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020525241A (ja) * 2017-07-05 2020-08-27 カン, ソク—ジョンKANG, Suk−Jong

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020525241A (ja) * 2017-07-05 2020-08-27 カン, ソク—ジョンKANG, Suk−Jong

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20130298333A1 (en) Balance pillow
KR101577903B1 (ko) 교정 및 치료 효과를 가지는 베개
CN103249333B (zh) 枕头
JP2008517686A (ja) 人間工学的枕
US11259656B2 (en) Support pillow
JP2012245312A (ja) 整形用枕
US11412870B2 (en) Ergonomic and orthopaedic pillow for avoiding face wrinkles during sleep
KR20150049415A (ko) 기능성 날개 베개
KR100685801B1 (ko) 종합 베개
CN202919716U (zh) 磁疗定型易筋枕
JP3177126U (ja) バランス枕
KR102475466B1 (ko) 교정용 경추베개
JP5968246B2 (ja) 腹臥位用敷き寝具セット
RU203586U1 (ru) Подушка анатомическая
CN201123611Y (zh) 组合式枕具
CN212036993U (zh) 颈椎复位高低枕
JP2019042365A (ja) まくら構造
CN210902427U (zh) 一种硬度可调的护颈枕
CN201755040U (zh) 新型保健枕头
CN201256829Y (zh) 具有仰卧和侧卧生理曲度的颈椎保健枕
JP2005118397A (ja) 快適枕
CN213097280U (zh) 弓形女士护肩枕
CN210810311U (zh) 一种新型养生枕
CN213405618U (zh) 一种分区调节护颈的枕芯
CN213696431U (zh) 一种睡觉养生枕垫

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3177126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150627

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees