JP3177048U - 土器片様クッキー - Google Patents
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Abstract
【課題】縄文時代及び弥生時代の土器を表象したクッキーを提供する。
【解決手段】クッキー生地上に、縄文時代及び弥生時代の土器に実際に施された文様表現を同様の手段・手法を用いて施し、土器胎土についてもココアパウダーで色調を変化させたクッキー生地を組み合わせるなどして、飲食可能な範囲で実際の土器片を再現する。
【選択図】図2
【解決手段】クッキー生地上に、縄文時代及び弥生時代の土器に実際に施された文様表現を同様の手段・手法を用いて施し、土器胎土についてもココアパウダーで色調を変化させたクッキー生地を組み合わせるなどして、飲食可能な範囲で実際の土器片を再現する。
【選択図】図2
Description
この考案は、焼き菓子であるクッキーの形状に関する。
従来、縄文時代及び弥生時代の土器をクッキーとして表象した商品は、図12に示すように、土器全体のイメージを抽象化して象るだけのものであった。
しかしながら、以上の技術によれば、縄文時代及び弥生時代の土器の文様表現や胎土について、リアリティのあるクッキーをつくることが出来ず、細部を観察しながら食しても、縄文時代及び弥生時代の土器作りに思いを馳せることが出来ない。
そこで、この考案は、縄文時代及び弥生時代の土器の文様表現や胎土を再現した、リアリティのある土器片様クッキーを提供することを課題とする。
そこで、この考案は、縄文時代及び弥生時代の土器の文様表現や胎土を再現した、リアリティのある土器片様クッキーを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、クッキー生地に対し、縄文時代及び弥生時代の土器に施されたものと同様の文様を、同様の手段・手法を用いて施し、焼成することを特徴とする土器片様クッキーである。
また第二考案は、クッキー生地に対し、縄文時代及び弥生時代の土器胎土混和剤と外見上類似した、飲食可能な細粒物質を混ぜて、焼成することを特徴とする第一考案記載の土器片様クッキーである。
また、第三考案は、ココアパウダーの多く入ったクッキー生地を、それよりもココアパウダーが少ないクッキー生地で上下から挟み、焼成することで、クッキー断面を縄文時代及び弥生時代の土器片に外見上類似させることを特徴とする第一考案記載の土器片様クッキーである。
また第二考案は、クッキー生地に対し、縄文時代及び弥生時代の土器胎土混和剤と外見上類似した、飲食可能な細粒物質を混ぜて、焼成することを特徴とする第一考案記載の土器片様クッキーである。
また、第三考案は、ココアパウダーの多く入ったクッキー生地を、それよりもココアパウダーが少ないクッキー生地で上下から挟み、焼成することで、クッキー断面を縄文時代及び弥生時代の土器片に外見上類似させることを特徴とする第一考案記載の土器片様クッキーである。
第一考案によれば、縄文時代及び弥生時代の土器文様に忠実な文様を、クッキー生地にそのまま再現することが出来る。
また、第二考案によれば、縄文時代及び弥生時代の土器胎土に外見上忠実なクッキーを再現することが出来る。
また、第三考案によれば、縄文時代及び弥生時代の土器片に外見上忠実な断面を持つクッキーを再現することが出来る。
また、第二考案によれば、縄文時代及び弥生時代の土器胎土に外見上忠実なクッキーを再現することが出来る。
また、第三考案によれば、縄文時代及び弥生時代の土器片に外見上忠実な断面を持つクッキーを再現することが出来る。
この考案の一実施形態を、図1から図11にかけて示す。
まず、図1のように、土器片状に成形したクッキー生地(1)の上面に、縄文施文原体(撚り紐)(2)を転がす。その結果、クッキー生地上面に、縄目が施文された状態が図2である。図3のように、図2の状態にしたクッキー生地上面に、紐状に成形したクッキー生地(4)を貼り付けることで、さらに装飾を施すことも出来る。
図4は、クッキー生地上面に、縄文土器の施文原体の一つである竹管を半裁したもの(5)で沈線(7)を描出し、さらに同様に縄文土器の施文原体の一つである貝殻(6)の先端を用いて施した文様(8)で、その沈線内部を充填施文した状態である。また、図5は、クッキー生地の上面に、紐状に成形したクッキー生地(4)を貼り付け、その内側に、竹管を半裁したもの(5)によって押し引き状の文様(9)を施文し、さらに5によって沈線(7)の文様を施文したものである。これらの施文技法は、全て縄文時代の土器装飾に実際に使用されていたものであり、このような施文技法を組み合わせることで、地域・時期によって異なる、多様なバリエーションの縄文土器片様クッキーを製作することが可能である。
図6は、半裁した竹管(5)による沈線(7)内を、非常に細かい縄文原体(撚り紐)(10)を転がすことで、充填する。その結果が図7であるが、図7の斜線部分には、赤色あるいはピンク色のアイシングを用いて着彩(11)を施す。これは、弥生土器に見られる文様の形態であり、土器を赤く塗る手法も、弥生時代の土器に一般的に見られるものである。このように、弥生時代の土器であっても、クッキーによる施文手法の再現が可能である。
図8は、クッキー生地にココアパウダーを少なく混ぜた生地(12)によって、クッキー生地にココアパウダーをそれよりも多く混ぜた生地(13)を挟んだ状態である。縄文土器及び弥生土器には、焼成時の被熱の違いにより、このように土器片内部が黒色化するものがあり、地域によっては重要な特徴ともなる。これは、ココアパウダーの多寡によって、クッキーの断面自体を、より本来の土器片の状態に近づけようとする一実施形態である。また、図9は、クッキー生地に、飲食可能な細粒物質(14)(例:アーモンドを砕いたもの・ゴマ)を混ぜた状態である。土器は、焼成時の破裂を防ぐため、粘土に砂等の混和材を混ぜることが一般的であるが、砂をクッキー生地に実際に混ぜることは当然不可能であるため、代替物として飲食可能な細粒物質を混ぜた。これによって、クッキー生地を土器胎土に出来るだけ似させることが出来る。
図10及び図11は、縄文施文原体(撚り紐)の中でも特に複雑なものについて、その施文状態を示したものである。専門的には、図10は結節縄文、図11は木目状撚り糸文と呼ばれるが、これらの文様を描出し得る縄文施文原体(撚り紐)の形状も専門的研究からわかっているため、それら施文原体を製作し、用いることで、このような複雑な文様についても、クッキー生地への施文が可能となる。
以上のような手法を用いて、クッキーを成形し、最終的に飲食用に焼成することにより、この考案の一実施形態は完結する。(クッキーの材料・調理手法は問わない。また、道具については全て、衛生上問題のない清潔なものを使用することを前提とする。)
まず、図1のように、土器片状に成形したクッキー生地(1)の上面に、縄文施文原体(撚り紐)(2)を転がす。その結果、クッキー生地上面に、縄目が施文された状態が図2である。図3のように、図2の状態にしたクッキー生地上面に、紐状に成形したクッキー生地(4)を貼り付けることで、さらに装飾を施すことも出来る。
図4は、クッキー生地上面に、縄文土器の施文原体の一つである竹管を半裁したもの(5)で沈線(7)を描出し、さらに同様に縄文土器の施文原体の一つである貝殻(6)の先端を用いて施した文様(8)で、その沈線内部を充填施文した状態である。また、図5は、クッキー生地の上面に、紐状に成形したクッキー生地(4)を貼り付け、その内側に、竹管を半裁したもの(5)によって押し引き状の文様(9)を施文し、さらに5によって沈線(7)の文様を施文したものである。これらの施文技法は、全て縄文時代の土器装飾に実際に使用されていたものであり、このような施文技法を組み合わせることで、地域・時期によって異なる、多様なバリエーションの縄文土器片様クッキーを製作することが可能である。
図6は、半裁した竹管(5)による沈線(7)内を、非常に細かい縄文原体(撚り紐)(10)を転がすことで、充填する。その結果が図7であるが、図7の斜線部分には、赤色あるいはピンク色のアイシングを用いて着彩(11)を施す。これは、弥生土器に見られる文様の形態であり、土器を赤く塗る手法も、弥生時代の土器に一般的に見られるものである。このように、弥生時代の土器であっても、クッキーによる施文手法の再現が可能である。
図8は、クッキー生地にココアパウダーを少なく混ぜた生地(12)によって、クッキー生地にココアパウダーをそれよりも多く混ぜた生地(13)を挟んだ状態である。縄文土器及び弥生土器には、焼成時の被熱の違いにより、このように土器片内部が黒色化するものがあり、地域によっては重要な特徴ともなる。これは、ココアパウダーの多寡によって、クッキーの断面自体を、より本来の土器片の状態に近づけようとする一実施形態である。また、図9は、クッキー生地に、飲食可能な細粒物質(14)(例:アーモンドを砕いたもの・ゴマ)を混ぜた状態である。土器は、焼成時の破裂を防ぐため、粘土に砂等の混和材を混ぜることが一般的であるが、砂をクッキー生地に実際に混ぜることは当然不可能であるため、代替物として飲食可能な細粒物質を混ぜた。これによって、クッキー生地を土器胎土に出来るだけ似させることが出来る。
図10及び図11は、縄文施文原体(撚り紐)の中でも特に複雑なものについて、その施文状態を示したものである。専門的には、図10は結節縄文、図11は木目状撚り糸文と呼ばれるが、これらの文様を描出し得る縄文施文原体(撚り紐)の形状も専門的研究からわかっているため、それら施文原体を製作し、用いることで、このような複雑な文様についても、クッキー生地への施文が可能となる。
以上のような手法を用いて、クッキーを成形し、最終的に飲食用に焼成することにより、この考案の一実施形態は完結する。(クッキーの材料・調理手法は問わない。また、道具については全て、衛生上問題のない清潔なものを使用することを前提とする。)
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、クッキー生地の可塑性に富む特性により、縄文時代及び弥生時代の土器に施された、現在施文手法が知られている限りの多種多様な文様表現を、そのままクッキー上で再現することが可能となる。
また、土器混和材のようにそのまま再現出来ないものについては、アーモンド砕片などの飲食可能な材料を応用することで、可能な限り再現し、よりリアリティのある土器片様クッキーとして焼成することが可能となる。
「他の実施形態」
図1から図7までの実施形態では、文様表現に関して、代表的なものについて触れただけであったが、縄文土器及び弥生土器について、現在知られている、その他の土器文様表現であっても良い。
この実施形態によれば、クッキー生地の可塑性に富む特性により、縄文時代及び弥生時代の土器に施された、現在施文手法が知られている限りの多種多様な文様表現を、そのままクッキー上で再現することが可能となる。
また、土器混和材のようにそのまま再現出来ないものについては、アーモンド砕片などの飲食可能な材料を応用することで、可能な限り再現し、よりリアリティのある土器片様クッキーとして焼成することが可能となる。
「他の実施形態」
図1から図7までの実施形態では、文様表現に関して、代表的なものについて触れただけであったが、縄文土器及び弥生土器について、現在知られている、その他の土器文様表現であっても良い。
1 クッキー生地 2 縄文施文原体(撚り紐)
3 施文後の縄文 4 紐状に成形したクッキー生地
5 竹管を半裁したもの 6 施文工具としての貝殻
7 沈線文様 8 貝殻の先端で施文した文様
9 押し引き文様 10 非常に細かい縄文施文原体(撚り紐)
11 アイシングによる赤彩
12 ココアパウダーを少なめに入れた生地
13 ココアパウダーを多めに入れた生地
14 砕いたアーモンドなどの飲食可能な細粒物質
3 施文後の縄文 4 紐状に成形したクッキー生地
5 竹管を半裁したもの 6 施文工具としての貝殻
7 沈線文様 8 貝殻の先端で施文した文様
9 押し引き文様 10 非常に細かい縄文施文原体(撚り紐)
11 アイシングによる赤彩
12 ココアパウダーを少なめに入れた生地
13 ココアパウダーを多めに入れた生地
14 砕いたアーモンドなどの飲食可能な細粒物質
Claims (3)
- クッキー生地に対し、縄文時代及び弥生時代の土器に施されたものと同様の文様を、同様の手段・手法を用いて施し、焼成することを特徴とする土器片様クッキー。
- クッキー生地に対し、縄文時代及び弥生時代の土器胎土混和剤と外見上類似した、飲食可能な細粒物質を混ぜて、焼成することを特徴とする請求項1記載の土器片様クッキー。
- ココアパウダーの多く入ったクッキー生地を、それよりもココアパウダーが少ないクッキー生地で上下から挟み、焼成することで、クッキー断面を縄文時代及び弥生時代の土器片に外見上類似させることを特徴とする請求項1記載の土器片様クッキー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002895U JP3177048U (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 土器片様クッキー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012002895U JP3177048U (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 土器片様クッキー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3177048U true JP3177048U (ja) | 2012-07-19 |
Family
ID=48003930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012002895U Expired - Fee Related JP3177048U (ja) | 2012-04-26 | 2012-04-26 | 土器片様クッキー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177048U (ja) |
-
2012
- 2012-04-26 JP JP2012002895U patent/JP3177048U/ja not_active Expired - Fee Related
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