JP3176779U - メガホン - Google Patents

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Abstract

【課題】メガホンから発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができるメガホンを提供する。
【解決手段】メガホン11は、中央拡声筒21に側部拡声筒31および側部拡声筒32と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部が設けられている。また、メガホン11は、側部拡声筒31の中央拡声筒21に対向する面に、スロープ状突起部が形成されている。同様に、メガホン11は、側部拡声筒32の中央拡声筒21に対向する面にも、スロープ状突起部が形成されている。これにより、中央拡声筒21と、側部拡声筒31および側部拡声筒32と、の接触する面積の調整を簡単に行うことができるとともに、中央拡声筒21と、側部拡声筒31および側部拡声筒32と、が衝突する強さの調整を簡単に行うことができ、メガホン11から発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、メガホンに関し、特に、スポーツの応援等において使用するメガホンに関する。
従来、野球やサッカーなどの応援において使用するメガホンは、円錐状の筒形のものが知られている。このような一般のメガホンは、拡声器としての利用と、メガホンを手の平に打ちつけて拍子木の代用にする利用と、がある。
このようなメガホンとして、例えば、一つのメガホンを二つの筒体に分離し、分離した筒体同士を拍子木風に叩き合わせることにより、簡単に音を出すようにしたメガホンが提案されている(特許文献1参照)。
また、このようなメガホンは、野球チームやサッカーチームの公式グッズとして使用されることがあるが、公式グッズとして販売するためには、チームの認定を得ることが必要となる。
ここで、各チームは、このようなメガホンを査定して、認定を与えることとなるわけだが、各チームによって事情は異なり、メガホンに対する要求も異なることがある。例えば、メガホンによる大きな音で盛り上げたいというチームもあれば、あまり大きな音を出させたくないというチームもある。
具体的には、観戦者による生の声による声援を大事にするチームでは、メガホンのような、いわゆる、鳴り物による応援の音はなるべく大きくしたくないといったこともあるし、野球場、サッカー場、競技場等の周辺環境の問題、例えば、近隣に住宅地があり、苦情が来る等の理由で、大きな音を出せないといった事情もある。
特開平10−268869号公報
しかしながら、上述した従来のメガホンにおいては、メガホンから発せられる音の大きさを、大きくしたり、小さくしたりすることが、製造段階であっても簡単に行うことができず、適切に調節することができないという問題があった。例えば、メガホンから発せられる音の大きさを変更しようとすると、本体の硬さや柔軟性を変えるなどといった、材質そのものを変えるなど、根本的な制作段階の変更を行わなければならず、容易に音の調節をすることができないという問題があった。
本考案は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、メガホンから発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができるメガホンを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、(1)本考案は、一端部から他端部に向けて太くなるよう形成された中空の複数の拡声筒と、前記複数の拡声筒を並べて連結し、前記一端部を把持する連結筒と、を備え、
前記複数の拡声筒は、両側面に前記拡声筒が配置される中央拡声筒と、片側面のみに前記拡声筒が配置される側部拡声筒と、を備え、
前記中央拡声筒は、他の前記拡声筒と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部を有する、断面が略長方形に形成され、前記側部拡声筒は、前記連結筒に把持される被連結部と、前記中央拡声筒の筒対向側面と対向する筒対向側面を有し、前記被連結部と所定の角度を持って一体形成された筒本体部と、を有することを特徴とする。
また、(2)本考案は、前記側部拡声筒が、前記筒対向側面の前記筒本体部と前記被連結部との接続部近傍に、前記中央拡声筒の筒対向側面と接触するスロープ状突起部が形成されていることを特徴とすることを特徴とする。
さらに、(3)本考案は、前記中央拡声筒が、前記側部拡声筒の前記筒本体部と前記被連結部との接続部近傍に対向する、前記筒対向側面の一部に、前記側部拡声筒の筒対向側面と接触するスロープ状突起部が形成されていることを特徴とする。
さらに、(4)本考案は、前記スロープ状突起部が、外壁のみで形成されていることを特徴とする。
さらに、(5)本考案は、前記スロープ状突起部が、弾性部材により形成されていることを特徴とする。
さらに、(6)本考案は、一端部から他端部に向けて太くなるよう形成された中空の複数の拡声筒と、前記複数の拡声筒を並べて連結し、前記一端部を把持する連結筒と、を備え、
前記複数の拡声筒は、両側面に前記拡声筒が配置される中央拡声筒と、片側面のみに前記拡声筒が配置される側部拡声筒と、を備え、
前記側部拡声筒は、前記連結筒に把持される被連結部と、他の前記拡声筒と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部を有し、前記被連結部と所定の角度を持って一体形成された筒本体部と、を有することを特徴とする。
本考案によれば、メガホンから発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができるメガホンを提供することができる。
第1の実施の形態におけるメガホンの概略構成を示す斜視図である。 中央拡声筒の概略構成を示す斜視図である。 側部拡声筒の概略構成を示す側面図および下面図である。 メガホンの概略構成を示す断面図である。 第2の実施の形態におけるメガホンおよび中央拡声筒の概略構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態におけるメガホンおよび側部拡声筒の概略構成を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態におけるメガホンについて、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態におけるメガホンの概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように、メガホン11は、中央拡声筒21と、2つの側部拡声筒31、32と、連結筒41と、を備えている。
なお、以下の説明では、中央拡声筒21に対して、側部拡声筒31の配置されている方向を上方とし、側部拡声筒32の配置されている方向を下方とする。また、上下方向に垂直でメガホン11の長手方向を側面とする。
図2に、中央拡声筒の概略構成を示す斜視図を示し、説明する。
図2に示すように、中央拡声筒21は、中空で、一端部(以下、基端部という)21aから他端部(以下、先端部という)21bに向けて太くなるように形成されている。また、中央拡声筒21は、基端部21a側に配置された中央被連結部21cと、先端部21b側に配置された中央筒本体部21dと、により構成されている。なお、中央被連結部21cと中央筒本体部21dとは、一体形成されている。
中央被連結部21cは、断面が略長方形の形状となっている。また、中央被連結部21cは、上面に窪み部21e、21fが設けられている。さらに、中央被連結部21cには、図示しない下面にも同様に、窪み部が2ヶ所設けられている。
また、中央被連結部21cは、側面に溝部21g、21hが設けられている。さらに、中央被連結部21cは、上面に台形の凹部21iが設けられている。また、中央被連結部21cには、図示しない下面にも同様に、台形の凹部が設けられている。
中央筒本体部21dは、断面が略長方形の形状となっており、中央被連結部21c側から先端部21bに向けて太くなるように形成されている。また、中央筒本体部21dは、断面長方形の長辺となる面、すなわち、上面および下面に、台形の凹部21k、21lが設けられている。そして、この凹部21k、21lは、中央被連結部21c側から先端部21bに向けて広がるように形成されている。
次に、図3に側部拡声筒31の概略構成を示す側面図および下面図を示し、説明する。なお、側部拡声筒31においては、中央拡声筒21に対向する面側を下面とする。
図3に示すように、側部拡声筒31は、中空で、一端部(以下、基端部という)31aから他端部(以下、先端部という)31bに向けて太くなるように形成されている。また、側部拡声筒31は、基端部31a側に配置された側部被連結部31cと、先端部31b側に配置された側部筒本体部31dと、により構成されている。
なお、側部筒本体部31dは、側部被連結部31cに対して、外側(図中上側)に所定の角度開いた状態で一体形成されている。また、側部拡声筒31は、上記角度が変形する程度に柔軟性を有している。
側部被連結部31cは、断面が略弓形の形状となっている。また、側部被連結部31cは、下面に突起部31e、31fが設けられている。さらに、側部被連結部31cは、下面以外の外周に溝部31gが設けられている。
側部筒本体部31dは、断面が略弓形の形状となっており、側部被連結部31c側から先端部31bに向けて太くなるように形成されている。また、側部筒本体部31dは、下面の側部被連結部31c側の一部に、中央拡声筒21の中央筒本体部21dと接触するスロープ状突起部31mが形成されている。
このスロープ状突起部31mは、底部が側部筒本体部31dの下面に固定され、側部被連結部31c側が低く、先端部31bに向けて斜面が高くなるように形成されている。また、このスロープ状突起部31mは、外壁のみで形成されている。さらに、このスロープ状突起部31mは、側部被連結部31cおよび側部筒本体部31dと同一の材料で一体形成されている。
ここで、スロープ状突起部31mの材質は、第1に側部被連結部31cおよび側部筒本体部31dと同一の材質が考えられる。また、スロープ状突起部31mの材質として、他にはゴム等の弾性部材が考えられる。このように、スロープ状突起部31mの材質は、合成樹脂、ゴム等、多様なものが考えられる。
また、側部拡声筒32は、側部拡声筒31と上下が逆転した同様の構成である。さらに、本実施の形態においては、中央拡声筒21および側部拡声筒31、32は、異なる色(例えば、赤、青、黄色)の着色が施された合成樹脂により形成されている。ここで、中央拡声筒21および側部拡声筒31、32の各色は、チームカラー(例えば、赤、白、黒色)であることが望ましい。さらに、この中央拡声筒21および側部拡声筒31、32の各色は、2色(例えば、赤、白)であったり、1色(例えば、赤)であっても良い。
なお、本実施の形態においては、側部拡声筒31および側部拡声筒32の断面形状を、弓形としたが、これに限らず、長方形であったり、台形であったり、あるいは、五角形等であっても良い。
図4は、本実施の形態におけるメガホンの概略構成を示す断面図である。
図4に示すように、連結筒41は、断面が略円形の筒形状であり、内部に環状突起部41aが設けられている。また、連結筒41は、中央拡声筒21、側部拡声筒31および側部拡声筒32を並べて連結し、各被連結部を一体的に把持するようになっている。さらに、連結筒41は、中央拡声筒21、側部拡声筒31および側部拡声筒32が、全体として略円錐形状となるように、把持するものである。
このように構成されたメガホン11は、まず、中央拡声筒21の上面に側部拡声筒31を合わせ、中央拡声筒21の下面に側部拡声筒32を合わせる。具体的には、中央拡声筒21の上面の窪み部21e、21fに、側部拡声筒31の突起部31e、31fを合わせる。また、中央拡声筒21の下面の窪み部に、側部拡声筒32の突起部を合わせ、中央拡声筒21、側部拡声筒31および側部拡声筒32を一体化させる。
次に、一体化させた中央拡声筒21、側部拡声筒31および側部拡声筒32の被連結部を、連結筒41に挿入させる。一体化させた中央拡声筒21、側部拡声筒31および側部拡声筒32の被連結部を、連結筒41に所定の位置まで挿入させると、側部拡声筒31の溝部31g、中央拡声筒21の溝部21g、21h、および、側部拡声筒32の溝部に、連結筒41の環状突起部41aが嵌まり込み、連結筒41からの抜けが防止される。
一方、側部拡声筒31には、スロープ状突起部31mが設けられているので、中央拡声筒21の中央筒本体部21dと、側部拡声筒31の側部筒本体部31dと、の間に隙間が形成される。同様に、側部拡声筒32にも、スロープ状突起部が設けられているので、中央拡声筒21の中央筒本体部21dと、側部拡声筒32の側部筒本体部と、の間にも隙間が形成される。
また、中央拡声筒21の中央筒本体部21dの上面には、台形の凹部21kが設けられているので、この凹部21kによっても、中央拡声筒21の中央筒本体部21dと、側部拡声筒31の側部筒本体部31dと、の間に隙間が形成される。同様に、中央拡声筒21の中央筒本体部21dの下面には、台形の凹部21lが設けられているので、この凹部21lによっても、中央拡声筒21の中央筒本体部21dと、側部拡声筒32の側部筒本体部と、の間にも隙間が形成される。
このようなメガホン11を、上下に振ったり、手や物にぶつけて叩くと、側部拡声筒31および側部拡声筒32は所定の柔軟性を有しているので、側部拡声筒31の側部筒本体部31dと中央拡声筒21の中央筒本体部21d、および、中央拡声筒21の中央筒本体部21dと側部拡声筒32の側部筒本体部、が衝突し、音が発せられる。
このとき、中央拡声筒21の中央筒本体部21dに設けられた凹部21k、21lの大きさ、特に幅によって、側部拡声筒31と中央拡声筒21、および、中央拡声筒21と側部拡声筒32の接触面積が調整される。そして、この側部拡声筒31と中央拡声筒21、および、中央拡声筒21と側部拡声筒32の接触面積の違いにより、メガホン11から発せられる音の大きさが異なることとなる。
また、スロープ状突起部31mの大きさ、特に高さ、柔軟性、および、側部拡声筒31および側部拡声筒32の柔軟性によっても、メガホン11から発せられる音の大きさが異なることとなる。
以上のように、本実施の形態におけるメガホン11は、中央拡声筒21に側部拡声筒31および側部拡声筒32と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部21k、21lが設けられているので、中央拡声筒21と、側部拡声筒31および側部拡声筒32と、の接触する面積の調整を簡単に行うことができ、メガホン11から発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができる。
また、本実施の形態におけるメガホン11は、側部拡声筒31の中央拡声筒21に対向する面に、スロープ状突起部31mが形成されている。また、本実施の形態におけるメガホン11は、側部拡声筒32の中央拡声筒21に対向する面にも、スロープ状突起部が形成されている。したがって、中央拡声筒21と、側部拡声筒31および側部拡声筒32と、が衝突する強さの調整を簡単に行うことができ、メガホン11から発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本考案の第2の実施の形態におけるメガホンについて、図面を参照して説明する。
図5は、本実施の形態におけるメガホンの概略構成を示す斜視図、および、中央拡声筒の概略構成を示す斜視図である。
図5に示すように、本実施の形態におけるメガホン12は、中央拡声筒23と、2つの側部拡声筒33、34と、連結筒43と、を備えている。
なお、以下の説明では、中央拡声筒23に対して、側部拡声筒33の配置されている方向を上方とし、側部拡声筒34の配置されている方向を下方とする。また、上下方向に垂直でメガホン12の長手方向を側面とする。
図5に示すように、中央拡声筒23は、中空で、一端部(以下、基端部という)23aから他端部(以下、先端部という)23bに向けて太くなるように形成されている。また、中央拡声筒23は、基端部23a側に配置された中央被連結部23cと、先端部23b側に配置された中央筒本体部23dと、により構成されている。なお、中央被連結部23cと中央筒本体部23dとは、一体形成されている。
中央被連結部23cは、上記実施の形態における中央被連結部21cと同様の構成であるので、説明を省略する。
中央筒本体部23dは、上記実施の形態における中央筒本体部21dと同様の構成に、一部突起部が形成されている。中央筒本体部21dと同様の構成については、説明を省略する。
中央筒本体部23dの上面には、スロープ状突起部23mが形成されている。スロープ状突起部23mは、中央筒本体部23dの上面において、中央被連結部23c側の一部に形成されている。
また、スロープ状突起部23mは、底部が中央筒本体部23dの上面に固定され、中央被連結部23c側が低く、先端部23bに向けて斜面が高くなるように形成されている。また、このスロープ状突起部23mは、外壁のみではなく、全面がスロープ状に形成されている。
さらに、このスロープ状突起部23mは、中央被連結部23cおよび中央筒本体部23dと同一の材料で一体形成されている。また、本実施の形態においても、スロープ状突起部23mの材質は、ゴム等の弾性部材をはじめとする、他の材質であっても良い。
また、中央筒本体部23dの下面においても、スロープ状突起部23mと同様な、図示しないスロープ状突起部が形成されている。すなわち、中央筒本体部23dの下面は、中央筒本体部23dの上面と上下が逆転した同様の構成となっている。
側部拡声筒33は、上記実施の形態における側部拡声筒31と同様の構成であり、スロープ状突起部31mが設けられていないことだけが異なっている。また、側部拡声筒34は、側部拡声筒33と上下が逆転した同様の構成である。したがって、側部拡声筒33および側部拡声筒34の説明は、省略する。
連結筒43は、上記実施の形態における連結筒41と同様の構成であり、内部に環状突起部が設けられている。また、連結筒43は、中央拡声筒23、側部拡声筒33および側部拡声筒34を並べて連結し、各被連結部を一体的に把持するようになっている。
このように構成されたメガホン12は、上記実施の形態のメガホン11と同様に、まず、中央拡声筒23の上面に側部拡声筒33を合わせ、中央拡声筒23の下面に側部拡声筒34を合わせる。具体的には、中央拡声筒23の上面の窪み部に、側部拡声筒33の突起部を合わせる。また、中央拡声筒23の下面の窪み部に、側部拡声筒34の突起部を合わせ、中央拡声筒23、側部拡声筒33および側部拡声筒34を一体化させる。
次に、一体化させた中央拡声筒23、側部拡声筒33および側部拡声筒34の被連結部を、連結筒43に挿入させる。一体化させた中央拡声筒23、側部拡声筒33および側部拡声筒34の被連結部を、連結筒43に所定の位置まで挿入させると、側部拡声筒33の溝部、中央拡声筒23の溝部、および、側部拡声筒34の溝部に、連結筒43の環状突起部が嵌まり込み、連結筒43からの抜けが防止される。
一方、中央拡声筒23の上面には、スロープ状突起部23mが設けられているので、中央拡声筒23の中央筒本体部23dと、側部拡声筒33の側部筒本体部と、の間に隙間が形成される。同様に、中央拡声筒23の下面にも、スロープ状突起部が設けられているので、中央拡声筒23の中央筒本体部23dと、側部拡声筒34の側部筒本体部と、の間にも隙間が形成される。
したがって、中央拡声筒23に設けられたスロープ状突起部23mの大きさ、特に高さ、柔軟性によって、メガホン12から発せられる音の大きさが異なることとなる。
以上のように、本実施の形態におけるメガホン12は、中央拡声筒23の側部拡声筒33に対向する面に、スロープ状突起部23mが形成されている。また、本実施の形態におけるメガホン12は、中央拡声筒23の側部拡声筒34に対向する面にも、スロープ状突起部が形成されている。したがって、中央拡声筒23と、側部拡声筒33および側部拡声筒34と、が衝突する強さの調整を簡単に行うことができ、メガホン12から発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本考案の第3の実施の形態におけるメガホンについて、図面を参照して説明する。
図6は、本実施の形態におけるメガホンの概略構成を示す斜視図、および、側部拡声筒の概略構成を示す斜視図である。
図6に示すように、本実施の形態におけるメガホン13は、中央拡声筒25と、2つの側部拡声筒35、36と、連結筒45と、を備えている。
なお、以下の説明では、中央拡声筒25に対して、側部拡声筒35の配置されている方向を上方とし、側部拡声筒36の配置されている方向を下方とする。また、上下方向に垂直でメガホン13の長手方向を側面とする。
中央拡声筒25は、上記実施の形態における中央拡声筒21と同様の構成、または、中央拡声筒21の凹部21kが設けられていない側面が平坦なものとなっている。中央拡声筒25の詳細な説明は、省略する。
図6に示すように、側部拡声筒35は、中空で、一端部(以下、基端部という)35aから他端部(以下、先端部という)35bに向けて太くなるように形成されている。また、側部拡声筒35は、基端部35a側に配置された側部被連結部35cと、先端部35b側に配置された側部筒本体部35dと、により構成されている。なお、側部被連結部35cと側部筒本体部35dとは、一体形成されている。
側部被連結部35cは、上記実施の形態における側部被連結部31cと同様の構成であるので、説明を省略する。
側部筒本体部35dは、上記実施の形態における側部筒本体部31dと同様の構成に、下面に台形の凹部35kが設けられている。そして、この凹部35kは、側部被連結部35c側から先端部35bに向けて広がるように形成されている。なお、側部筒本体部31dと同様の構成については、説明を省略する。
また、側部拡声筒36は、側部拡声筒35と上下が逆転した同様の構成である。このため、側部拡声筒36の説明も省略する。
連結筒45は、上記実施の形態における連結筒41または連結筒43と同様の構成であり、内部に環状突起部が設けられている。また、連結筒45は、中央拡声筒25、側部拡声筒35および側部拡声筒36を並べて連結し、各被連結部を一体的に把持するようになっている。
このように構成されたメガホン13は、上記実施の形態のメガホン11、メガホン13と同様に、まず、中央拡声筒25の上面に側部拡声筒35を合わせ、中央拡声筒25の下面に側部拡声筒36を合わせる。具体的には、中央拡声筒25の上面の窪み部に、側部拡声筒35の突起部を合わせる。また、中央拡声筒25の下面の窪み部に、側部拡声筒36の突起部を合わせ、中央拡声筒25、側部拡声筒35および側部拡声筒36を一体化させる。
次に、一体化させた中央拡声筒25、側部拡声筒35および側部拡声筒36の被連結部を、連結筒45に挿入させる。一体化させた中央拡声筒25、側部拡声筒35および側部拡声筒36の被連結部を、連結筒45に所定の位置まで挿入させると、側部拡声筒35の溝部、中央拡声筒25の溝部、および、側部拡声筒36の溝部に、連結筒45の環状突起部が嵌まり込み、連結筒45からの抜けが防止される。
また、側部拡声筒35の側部筒本体部35dの下面には、台形の凹部35kが設けられているので、この凹部35kによって、中央拡声筒25の中央筒本体部と、側部拡声筒35の側部筒本体部35dと、の間に隙間が形成される。同様に、側部拡声筒36の側部筒本体部の上面には、台形の凹部が設けられているので、この凹部によっても、中央拡声筒25の中央筒本体部と、側部拡声筒36の側部筒本体部と、の間にも隙間が形成される。
このようなメガホン13を、上下に振ったり、手や物にぶつけて叩くと、側部拡声筒35および側部拡声筒36は所定の柔軟性を有しているので、側部拡声筒35の側部筒本体部35dと中央拡声筒25の中央筒本体部、および、中央拡声筒25の中央筒本体部と側部拡声筒36の側部筒本体部、が衝突し、音が発せられる。
このとき、側部拡声筒35の側部筒本体部35dに設けられた凹部35k、および、側部拡声筒36の側部筒本体部に設けられた凹部の大きさ、特に幅によって、側部拡声筒35と中央拡声筒25、および、中央拡声筒25と側部拡声筒36の接触面積が調整される。そして、この側部拡声筒35と中央拡声筒25、および、中央拡声筒25と側部拡声筒36の接触面積の違いにより、メガホン13から発せられる音の大きさが異なることとなる。
以上のように、本実施の形態におけるメガホン13は、側部拡声筒35に中央拡声筒25と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部35kが設けられている。また、本実施の形態におけるメガホン13は、側部拡声筒36に中央拡声筒25と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部が設けられている。したがって、中央拡声筒25と、側部拡声筒35および側部拡声筒36と、の接触する面積の調整を簡単に行うことができ、メガホン13から発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができる。
なお、本実施の形態におけるメガホンでは、中央拡声筒または側部拡声筒に設ける凹部を、中央拡声筒または側部拡声筒の何れか一方に設けるようにしているが、これに限らず、中央拡声筒または側部拡声筒の双方に設けるようにしても良い。
また、本実施の形態におけるメガホンでは、中央拡声筒に設ける凹部を、1つとしているが、これに限らず、複数設けるようにしても良い。また、側部拡声筒に設ける凹部についても同様に、1つとしているが、これに限らず、複数設けるようにしても良い。
さらに、本実施の形態におけるメガホンでは、スロープ状突起部を、側部拡声筒または中央拡声筒の何れか一方に設けるようにしているが、これに限らず、側部拡声筒および中央拡声筒の双方に設けるようにしても良い。
さらに、本実施の形態におけるメガホンでは、拡声筒として、中央拡声筒と2つの側部拡声筒による3つの拡声筒を設けるようにしているが、これに限らず、拡声筒の数はいくつ設けるようにしても良い。例えば、中央拡声筒を3つ設けて、5つの拡声筒からなるようにしても良い。
以上説明したように、本考案に係るメガホンは、メガホンから発せられる音の大きさを、構造的に容易に調節することができるという効果を有し、特に、スポーツの応援等において使用するメガホン等として有用である。
11、12、13 メガホン
21、23、25 中央拡声筒
21a、23a 基端部
21b、23b 先端部
21c、23c 中央被連結部
21d、23d 中央筒本体部
21e、21f 窪み部
21g、21h 溝部
21i 凹部
21k、21l 凹部
23m スロープ状突起部
31、32、33、34、35、36 側部拡声筒
31a、35a 基端部
31b、35b 先端部
31c、35c 側部被連結部
31d、35d 側部筒本体部
31e、31f 突起部
31g 溝部
31m スロープ状突起部
35k 凹部
41、43、45 連結筒
41a 環状突起部

Claims (10)

  1. 一端部から他端部に向けて太くなるよう形成された中空の複数の拡声筒と、
    前記複数の拡声筒を並べて連結し、前記一端部を把持する連結筒と、
    を備え、
    前記複数の拡声筒は、
    両側面に前記拡声筒が配置される中央拡声筒と、
    片側面のみに前記拡声筒が配置される側部拡声筒と、
    を備え、
    前記中央拡声筒は、他の前記拡声筒と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部を有する、断面が略長方形に形成され、
    前記側部拡声筒は、
    前記連結筒に把持される被連結部と、
    前記中央拡声筒の筒対向側面と対向する筒対向側面を有し、前記被連結部と所定の角度を持って一体形成された筒本体部と、
    を有することを特徴とするメガホン。
  2. 前記側部拡声筒は、前記筒対向側面の前記筒本体部と前記被連結部との接続部近傍に、前記中央拡声筒の筒対向側面と接触するスロープ状突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のメガホン。
  3. 前記中央拡声筒は、前記側部拡声筒の前記筒本体部と前記被連結部との接続部近傍に対向する、前記筒対向側面の一部に、前記側部拡声筒の筒対向側面と接触するスロープ状突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のメガホン。
  4. 前記スロープ状突起部は、外壁のみで形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のメガホン。
  5. 前記スロープ状突起部は、弾性部材により形成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のメガホン。
  6. 一端部から他端部に向けて太くなるよう形成された中空の複数の拡声筒と、
    前記複数の拡声筒を並べて連結し、前記一端部を把持する連結筒と、
    を備え、
    前記複数の拡声筒は、
    両側面に前記拡声筒が配置される中央拡声筒と、
    片側面のみに前記拡声筒が配置される側部拡声筒と、
    を備え、
    前記側部拡声筒は、
    前記連結筒に把持される被連結部と、
    他の前記拡声筒と対向する筒対向側面に所定の幅を持つ凹部を有し、前記被連結部と所定の角度を持って一体形成された筒本体部と、
    を有することを特徴とするメガホン。
  7. 前記中央拡声筒は、前記側部拡声筒の前記筒本体部と前記被連結部との接続部近傍に対向する、他の前記拡声筒と対向する筒対向側面の一部に、前記側部拡声筒の筒対向側面と接触するスロープ状突起部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のメガホン。
  8. 前記側部拡声筒は、前記筒対向側面の前記筒本体部と前記被連結部との接続部近傍に、前記中央拡声筒の筒対向側面と接触するスロープ状突起部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のメガホン。
  9. 前記スロープ状突起部は、外壁のみで形成されていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のメガホン。
  10. 前記スロープ状突起部は、弾性部材により形成されていることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のメガホン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070986A (ja) * 2013-10-04 2015-04-16 タイガースポリマー株式会社 応援用打音器具

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