JP3176556U - 紙パック容器に注ぎ口を取付ける円形穴あけカッター - Google Patents

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Abstract

【課題】紙パック容器に注ぎ口を取付る円形穴あけカッター及び紙パック容器用注ぎ口を、簡単且つ安価で提供することを目的としている。
【解決手段】紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面を備えた把持部11の摺動面に、先端が尖ったL字状の中心軸12が立設されている。前記摺動面と直角を成す面には、前記中心軸12を軸心として把持部11を回転させることにより、円形穴をくり抜くことができる切刃13が設けられている。【選択図】図1

Description

この考案は、牛乳やジューズ等の飲料を封入した紙パック容器において、この紙パツク容器の頂部に形成された開封部を開封せずに、紙パツク容器内の飲料を注出するために、紙パック容器に注ぎ口を取付ける円形穴あけカッター及び紙パック容器用注ぎ口に関するものである。
従来、牛乳やジューズ等の飲料を封入した紙パック容器の開封部は、強固に貼着されていて開封し難いため、開封時に開封部付近が破損することがあり、使用し難いものであった。
これを改善するために様々な工夫がなされている。例えば、円環状板体の上面に心合わせ用の十字形状印が形成され、下面に複数の針が取付けられた固定部材及び該固定部材の中央部に同心状に取付けられ上面中心に下面を向く中心軸が立設されると共に下面が開口し側面に複数の窓を有する略円筒形状の押え部材より成る固定部と、該固定部における上記十字形状印の中心位置に対応する位置を中心に回転可能で且つ長さが調整可能なアームと、該アームの先端に取付けられたハンドルと、該ハンドルに刃先の長さが調整可能に取付けられた切り出し刃とで成り、上記針を切り抜き対象としての紙に差し込んで上記ハンドルを回転することにより上記切り出し刃によって上記紙に円形の穴が切り取られるようにした円切りカッターが開示されている(特許文献1参照。)。
また、円筒状に形成された口金の両側には紙パツクの頂部付近に開口部を穿孔するための刃物を嵌着した内装部と、この内装部を前記開口部内に挿通したときに紙パック内の飲料を導出するために紙パック外に露出される外装部とを、前記口金の中央部付近に突設されたフランジで区画して併設し、前記内装部と前記外装部とに対しそれぞれ着脱可能に外嵌された両キャップの一方には紙パックの一部に通気小孔を穿設するための突刺し針を付設した飲料注出具が開示されている(特許文献2参照)。
実公昭61−29680号公報 実公昭63−17674号公報
特許文献1に示す円切りカッターは、一方の手で押え部材を把持したまま、他方の手で切り出し刃が取付られたハンドルを円形に回転させて、ダンボール紙から円形穴を切り取るものである。この円切りカッターは両手で操作しなければならず、被切取材(例えば、ダンボール紙)は平坦面に載置して切取作業しなければなない。また、円切りカッターの構造が複雑であるため製造コストが高くなるという問題がある。
一方、特許文献2に記載の飲料注出具は、円筒状に形成された口金の端部に紙パツクの頂部付近に開口部を穿孔するための刃物を嵌着したものである。しかしながら、飲料を注出する口金と刃物が一体的に形成されているので、口金または刃物の何れかが破損や汚損すれば、新品と交換しなければならず、経済的でないという問題がある。
本考案は、これらの課題を解決するために成されたものであり、紙パック容器に注ぎ口を取付る円形穴あけカッター及び紙パック容器用注ぎ口を、簡単且つ安価で提供することを目的としている。
本考案の請求項1にかかる円形穴あけカッターは、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面を備えた把持部の摺動面に、先端が尖ったL字状の中心軸が立設されている。また、前記摺動面と直角を成す面には、前記中心軸を軸心として把持部を回転させることにより、円形穴をくり抜くことができる切刃が設けられている。
これによれば、円形穴をくり抜く位置の中心部に、前記先端が尖ったL字状の中心軸の尖端を突き刺して中心軸の基端まで挿入し、把持部の摺動面と紙パック容器の外表面とを当接させると、切刃が前記紙パック容器の外表面に突き刺さるので、この状態で把持部を一回転させると、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くことができる。また、くり抜かれた円形片は、前記把持部を前記紙パック容器の外表面に対して略直角方向に離すと、容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸に係止された状態で容易に除去することができる。
本考案の請求項2にかかる円形穴あけカッターは、前記把持部にスライド自在に挿通されたスライド片の先端部に前記切刃が取付られており、前記スライド片をスライドすることにより、くり抜く円形穴の口径を変えることができる。紙パック容器に挿入する注ぎ口の口径と、円形穴あけカッターでくり抜く口径は基本的に同一であるが、前記スライド片をスライドすることにより、様々な口径の円形穴をくり抜くことが可能となり、利用用途を拡大することができる。
本考案の請求項3にかかる円形穴あけカッターは、前記中心軸を、前記摺動面の所定位置に移動可能としている。これによれば、前記と同様に、様々な口径の円形穴をくり抜くことが可能となり、利用用途を拡大することができる。
本考案の請求項4にかかる紙パック容器用注ぎ口は、円筒状に形成された胴体の略中央部に鍔が設けられており、前記鍔の外側部は雄ネジが設けられて、この雄ネジ部にキャップが着脱自在に螺設されている。一方、前記鍔の内側部にも雄ネジが設けられ、前記鍔の側面と当接するようにシール材が外嵌されている。
これによれば、容器内の飲料は紙パック容器用注ぎ口を通じて容易に取り出すことが可能であり、紙パック容器の外表面と当接する紙パック容器用注ぎ口の鍔面はOリング等のシール材で液密されているので、容器内の飲料が紙パック容器用注ぎ口から漏出するのを防止することができる。
本考案の請求項5にかかる紙パック容器用注ぎ口は、前記注ぎ口の内側部は、紙パック容器内の飲料を排出し易いように断面略楕円(または半楕円)に切除されている。これによれば、内側部の注ぎ口の開口面積が大きくなるため、飲料の排出を容易に行なうことができる。
本考案の円形穴あけカッターは、円形穴をくり抜く位置の中心部に、先端が尖ったL字状の中心軸を突き刺して、把持部の摺動面と紙パック容器の外表面とを当接させて、把持部を一回転させると、紙パック容器の表面に円形穴をくり抜くことができる。また、くり抜かれた円形片は、容器内の飲料中に落下することなく、L字状の中心軸に係止された状態で容易に除去することができる。
本考案の円形穴あけカッターは、前記把持部にスライド自在に挿通されたスライド片の先端部に前記切刃が取付られており、前記中心軸を前記摺動面の所定位置に移動可能としているので、様々な口径の円形穴をくり抜くことが可能となり、利用用途を拡大することができる。
本考案の紙パック容器用注ぎ口は、鍔面がOリング等のシール材で液密されているので、容器内の飲料が紙パック容器用注ぎ口から漏出するのを防止することができる。また、前記注ぎ口の内側部は、断面略楕円(または半楕円)に切除されているので、飲料を容易に排出することができる。
本考案の実施形態の一例を示す円形穴あけカッターの斜視図である 本考案の実施形態の他例を示す円形穴あけカッターの斜視図である 本考案の他の実施形態を示す円形穴あけカッターの斜視図である 本考案の円形穴あけカッターの摺動面の一例を示す正面図である 本考案の紙パック容器用注ぎ口の側面断面図である 本考案の他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の上面図である 本考案の他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の側面図である 本考案の円形穴あけカッターを紙パック容器の表面に当接させて、くり抜く状態を示す説明図である 本考案の紙パック容器用注ぎ口を紙パック容器に取付けた状態を示す要部断面図である
以下、本考案について、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一部材については、各図面を通して同一符号を付与している。図1は本考案の実施形態の一例を示す円形穴あけカッターの斜視図である。図1において、円形穴あけカッター1は、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面22を備えた把持部11と、前記摺動面22にL字状に立設され先端が尖先23に形成された中心軸12と、前記摺動面22と直角を成す面に設けられ、前記中心軸12を軸心として把持部11を一回転させることにより、円形穴をくり抜く切刃13より構成されている。
前記把持部11は、合成樹脂製で所定厚さを有する略長方形に形成されている。この把持部11は、指で挟持したときに握り易くするためと、滑り止め効果を与えるために円形の貫通穴21を設けている。なお、この貫通穴21に変えて凹面(例えば、椀形)としてもよく、あるいは、貫通穴21を設けなくても機能的に問題はない。前記把持部11の側面は紙パック容器の外表面と摺動する平滑な摺動面22であり、この摺動面22にはL字状の先端が尖先23に形成された中心軸12が立設されている。この中心軸12は紙パック容器中の液体に接触することがあるため、ステンレス鋼線やメッキ鋼線等の防錆効果のある材料を用いることが望ましく、線径は1mm〜2mmが望ましい。中心軸12の先端の尖先23は、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くときに、中心位置を定めるため紙パック容器の外表面の所定位置に突き刺す機能を有しており、紙パック容器の外表面に突き刺した後、中心軸12の基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させる。
前記摺動面22と直角を成す面には切刃13が設けられている。前記切刃13は、前記把持部11の上面先端部に設けられた段差部24に載置され、その上から押え板14で押圧してビス止め15されている。また、前記切刃13は、前記把持部11の摺動面22よりも突設されているため、前記中心軸12を基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させると、前記切刃13は前記紙パック容器の外表面を貫通した状態となる。ここで把持部11を一回転させると、前記中心軸12が円形の中心となり、紙パック容器の外表面が円形穴にくり抜かれる。そして、くり抜かれた円形片は、前記L字状の中心軸12に係止されているので、把持部11を前記紙パック容器の外表面から略直角方向に離すと容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図2は、本考案の実施形態の他例を示す円形穴あけカッターの斜視図である。図2において、円形穴あけカッター1aは、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面22を備えた把持部11と、前記摺動面22にL字状に立設され先端が尖先23に形成された中心軸12と、前記摺動面22と直角を成す面に設けられ、前記中心軸12を軸心として把持部11を一回転させることにより、円形穴をくり抜く切刃13より構成されている。
前記把持部11は、合成樹脂製で所定厚さを有する略長方形に形成されている。この把持部11は、指で挟持したときに握り易くするためと、滑り止め効果を与えるために円形の貫通穴21を設けている。なお、この貫通穴21に変えて凹面(例えば、椀形)としてもよく、あるいは、貫通穴21を設けなくても機能的に問題はない。前記把持部11の側面は紙パック容器の外表面と摺動する平滑な摺動面22であり、この摺動面22にはL字状の先端が尖先23に形成された中心軸12が立設されている。この中心軸12は紙パック容器中の液体に接触することがあるため、ステンレス鋼線やメッキ鋼線等の防錆効果のある材料を用いることが望ましく、線径は1mm〜2mmが望ましい。中心軸12の先端の尖先23は、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くときに、中心位置を定めるため紙パック容器の外表面の所定位置に突き刺す機能を有しており、紙パック容器の外表面に突き刺した後、中心軸12の基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させる。
前記摺動面22と直角を成す面には切刃13が設けられている。前記切刃13は、前記把持部11の上面先端部に設けられた溝に挿入されている。また、前記切刃13は、前記把持部11の摺動面22よりも突設されているため、前記中心軸12を基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させると、前記切刃13は前記紙パック容器の外表面を貫通した状態となる。ここで把持部11を一回転させると、前記中心軸12が円形の中心となり、紙パック容器の外表面が円形穴にくり抜かれる。そして、くり抜かれた円形片は、前記L字状の中心軸12に係止されているので、把持部11を前記紙パック容器の外表面から略直角方向に離すと容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図3は、本考案の他の実施形態を示す円形穴あけカッターの斜視図である。図3において、円形穴あけカッター1bは、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面22を備えた把持部11と、前記摺動面22にL字状に立設され先端が尖先23に形成された中心軸12が設けられている。把持部11には、その両長辺を直角方向に貫通する貫通穴31が設けられており、この貫通穴31にスライド片32がスライド自在に挿通されている。このスライド片32の先端部には、ビス止め15された押え板14の先端に切刃13が取付けられている。このスライド片32をスライドすることにより、くり抜く(または切抜く)円形穴の口径を変更することができる。なお、スライド片32には、くり抜く(または切抜く)円形穴の半径(または口径)を目視できる目盛33が設けられている。
前記把持部11は、合成樹脂製で所定厚さを有する略長方形に形成されている、この把持部11は、指で挟持したときに握り易くするためと、滑り止め効果を与えるために円形の貫通穴21を設けている。なお、この貫通穴21に変えて凹面(例えば、椀形)としてもよく、あるいは、貫通穴21を設けなくても機能的に問題はない。前記把持部11の側面は紙パック容器の外表面と摺動する平滑な摺動面22であり、この摺動面22にはL字状の先端が尖先23に形成された中心軸12が立設されている。この中心軸12は紙パック容器中の液体に接触することがあるため、ステンレス鋼線やメッキ鋼線等の防錆効果のある材料を用いることが望ましく、線径は1mm〜2mmが望ましい。中心軸12の先端の尖先23は、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くときに、中心位置を定めるため紙パック容器の外表面の所定位置に突き刺す機能を有しており、紙パック容器の外表面に突き刺した後、中心軸12の基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させる。
前記切刃13は、前記把持部11の摺動面22よりも突設されているため、前記中心軸12を基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させると、前記切刃13は前記紙パック容器の外表面を貫通した状態となる。ここで把持部11を一回転させると、前記中心軸12が円形の中心となり、紙パック容器の外表面が円形穴にくり抜かれる。そして、くり抜かれた円形片は、前記L字状の中心軸12に係止されているので、把持部11を前記紙パック容器の外表面から略直角方向に離すと容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図4は、本考案の円形穴あけカッターの摺動面の一例を示す正面図である。図4において、通常、中心軸は摺動面22のa点に設けられている。また、円形穴をくり抜く口径を変えるために、中心軸12をb点またはc点に差替することを可能としている。この場合、中心軸の基部には雄ネジを設け、a点、b点およびc点には雌ネジを螺設し、これらのa点、b点およびc点に中心軸の基部に設けた雄ネジを螺合することで中心軸の差替えを行なう。なお、くり抜く口径を変更しない場合は、例えば、a点のみを設けて固設してもよい。
図5は、本考案の紙パック容器用注ぎ口の側面断面図、図6は、本考案の他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の上面図、図7は、本考案の他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の側面図である。なお、図5〜図7は、理解を容易にするために拡大表示している。図5において、紙パック容器用注ぎ口4は、前記紙パック容器の上部の傾斜状に形成された外表面に着脱自在に装着されるものである。この紙パック容器用注ぎ口4は、合成樹脂製で略円筒状に形成されており、軸心方向の略中間位置に鍔41が設けられて、この鍔41で外側部42と内側部43に区画されている。前記外側部42は、前記紙パック容器の外表面の外側に位置し、前記内側部43は前記外表面の内側に挿入される。
前記外側部42は、円形穴あけカッター1でくり抜かれた円形穴に前記内側部43を挿入したときに、紙パツク容器内の飲料を排出するために紙パツク容器の外表面51に露出され、その外周部には雄ネジ47が形成されている。キャップ44は前記外側部42の雄ネジ47に着脱自在に螺着されるものであり、紙パック容器内の飲料を排出しない時や紙パック容器の貯蔵時に螺着される。なお、キャップ44と外側部42を連結する紐48は、前記キャップ44を前記外側部42から外した時の紛失や汚損を防止するために、キャップ44の円周縁から延設した紐48の先端部をリング状とし、このリングを外側部42に外嵌したものである。なお、前記紐48を設けない形状とすることも当然可能である。
前記内側部43は、円形穴あけカッター1、1a、1bでくり抜かれた円形穴に挿入する部分である。鍔41側の内側部43には雄ネジ47が設けられており、先端は図6および図7に示すように断面略楕円(または半楕円)に切欠46されている。先端を切欠いて断面を断面略楕円(または半楕円)とすることにより、容器内の飲料を容易に排出することができる。また、前記鍔41と当接するようにOリングまたはシートパッキン等のシール材45が外嵌されている。また、前記内側部43を紙パック容器内に挿入するときに、円形穴の円縁が前記雄ネジ47と噛み合う雌ネジの役目をして、円滑に挿入することができる。
図8は、本考案の円形穴あけカッターを紙パック容器の上部の外表面51に当接させて、くり抜く状態を示した説明図である。図8に基づいて、円形穴あけカッター1の使用方法を説明する。51は紙パック容器の上部の傾斜部の外表面51であり、1は円形穴あけカッターである。紙パック容器の上部傾斜部の外表面51に、円形穴をくり抜く位置を決定し、その円形穴の中心となる位置に、円形穴あけカッター1の摺動面22に立設した中心軸12の先端の突先23を突き刺して、摺動面22が前記紙パック容器の外表面51に当接するまで挿入する。
前記円形穴あけカッター1の切刃13は、前記摺動面22よりも突設されているので、前記摺動面22が前記外表面51に当接すると、前記切刃13は前記外表面51を貫通した状態となっている。ここで、中心軸12を軸心として、把持部11を一回転させると、前記外表面51から円形穴がくり抜かれる。くり抜かれた円形片は、前記把持部11を前記紙パック容器の外表面51に対して略直角方向に離すと、容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図9は、本考案の紙パック容器用注ぎ口を紙パック容器に取付けた状態を示した要部断面図である。前記外表面51にあけられた円形穴に、図9に示すように前記紙パック容器用注ぎ口4の内側部43を挿入する。また、前記キャップ44を前記外側部42から外せば、紙パック容器内の飲料を注ぎ口から排出することができる。
この考案は、主として牛乳やジューズ等の飲料を封入した紙パック容器内の飲料を注出するために用いる円形穴あけカッター及び紙パック容器用注ぎ口を提供するものである。しかし、くり抜く円形穴の口径を自由に変更することが可能であるため、前記紙パック容器に限定されるものではなく、様々な紙パック容器や紙シートに対して口径の異なるくり抜き穴をあけるために広く適用することが可能である。
1、1a、1b 円形穴あけカッター、11 把持部、12 中心軸、13 切刃
14 押え板、15 ビス止め、21 貫通穴、22 摺動面、23 尖先
24 段差部、25 雄ネジ、26 基端、31 貫通穴、32 スライド片
33 目盛、4 紙パック容器用注ぎ口、41 鍔、42 外側部、43 内側部
44 キャップ、45 シール材(Oリング等)、46 切欠、47 雄ネジ
48 紐、51 紙パック容器の外表面、a a点、b b点、c c点
この考案は、牛乳やジューズ等の飲料を封入した紙パック容器において、この紙パック容器の頂部に形成された開封部を開封せずに、紙パック容器内の飲料を注出するために、紙パック容器に注ぎ口を取付ける円形穴あけカッターに関するものである。
従来、牛乳やジューズ等の飲料を封入した紙パック容器の開封部は、強固に貼着されていて開封し難いため、開封時に開封部付近が破損することがあり、使用し難いものであった。
これを改善するために様々な工夫がなされている。例えば、円環状板体の上面に心合わせ用の十字形状印が形成され、下面に複数の針が取付けられた固定部材及び該固定部材の中央部に同心状に取付けられ上面中心に下面を向く中心軸が立設されると共に下面が開口し側面に複数の窓を有する略円筒形状の押え部材より成る固定部と、該固定部における上記十字形状印の中心位置に対応する位置を中心に回転可能で且つ長さが調整可能なアームと、該アームの先端に取付けられたハンドルと、該ハンドルに刃先の長さが調整可能に取付けられた切り出し刃とで成り、上記針を切り抜き対象としての紙に差し込んで上記ハンドルを回転することにより上記切り出し刃によって上記紙に円形の穴が切り取られるようにした円切りカッターが開示されている(特許文献1参照)。
また、円筒状に形成された口金の両側には紙パックの頂部付近に開口部を穿孔するための刃物を嵌着した内装部と、この内装部を前記開口部内に挿通したときに紙パック内の飲料を導出するために紙パック外に露出される外装部とを、前記口金の中央部付近に突設されたフランジで区画して併設し、前記内装部と前記外装部とに対しそれぞれ着脱可能に外嵌された両キャップの一方には紙パックの一部に通気小孔を穿設するための突刺し針を付設した飲料注出具が開示されている(特許文献2参照)。
実公昭61−29680号公報 実公昭63−17674号公報
特許文献1に示す円切りカッターは、一方の手で押え部材を把持したまま、他方の手で切り出し刃が取付られたハンドルを円形に回転させて、ダンボール紙から円形穴を切り取るものである。この円切りカッターは両手で操作しなければならず、被切取材(例えば、ダンボール紙)は平坦面に載置して切取作業しなければなない。また、円切りカッターの構造が複雑であるため製造コストが高くなるという問題がある。
一方、特許文献2に記載の飲料注出具は、円筒状に形成された口金の端部に紙パックの頂部付近に開口部を穿孔するための刃物を嵌着したものである。しかしながら、飲料を注出する口金と刃物が一体的に形成されているので、口金または刃物の何れかが破損や汚損すれば、新品と交換しなければならず、経済的でないという問題がある。
本考案は、これらの課題を解決するために成されたものであり、紙パック容器に注ぎ口を取付る円形穴あけカッターを、簡単且つ安価で提供することを目的としている。
本考案の請求項1にかかる円形穴あけカッターは、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面を備えた把持部の摺動面に、先端が尖ったL字状の中心軸が立設されている。また、前記摺動面と直角を成す面には、前記中心軸を軸心として把持部を回転させることにより、円形穴をくり抜くことができる切刃が設けられている。
これによれば、円形穴をくり抜く位置の中心部に、前記先端が尖ったL字状の中心軸の尖端を突き刺して中心軸の基端まで挿入し、把持部の摺動面と紙パック容器の外表面とを当接させると、切刃が前記紙パック容器の外表面に突き刺さるので、この状態で把持部を一回転させると、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くことができる。また、くり抜かれた円形片は、前記把持部を前記紙パック容器の外表面に対して略直角方向に離すと、容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸に係止された状態で容易に除去することができる。
本考案の請求項2にかかる円形穴あけカッターは、前記把持部にスライド自在に挿通されたスライド片の先端部に前記切刃が取付られており、前記スライド片をスライドすることにより、くり抜く円形穴の口径を変えることができる。紙パック容器に挿入する注ぎ口の口径と、円形穴あけカッターでくり抜く口径は基本的に同一であるが、前記スライド片をスライドすることにより、様々な口径の円形穴をくり抜くことが可能となり、利用用途を拡大することができる。
本考案の請求項3にかかる円形穴あけカッターは、前記中心軸を、前記摺動面の所定位置に移動可能としている。これによれば、前記と同様に、様々な口径の円形穴をくり抜くことが可能となり、利用用途を拡大することができる。
本考案の円形穴あけカッターは、円形穴をくり抜く位置の中心部に、先端が尖ったL字状の中心軸を突き刺して、把持部の摺動面と紙パック容器の外表面とを当接させて、把持部を一回転させると、紙パック容器の表面に円形穴をくり抜くことができる。また、くり抜かれた円形片は、容器内の飲料中に落下することなく、L字状の中心軸に係止された状態で容易に除去することができる。
本考案の円形穴あけカッターは、前記把持部にスライド自在に挿通されたスライド片の先端部に前記切刃が取付られており、前記中心軸を前記摺動面の所定位置に移動可能としているので、様々な口径の円形穴をくり抜くことが可能となり、利用用途を拡大することができる。
本考案の実施形態の一例を示す円形穴あけカッターの斜視図である 本考案の実施形態の他例を示す円形穴あけカッターの斜視図である 本考案の他の実施形態を示す円形穴あけカッターの斜視図である 本考案の円形穴あけカッターの摺動面の一例を示す正面図である 紙パック容器用注ぎ口の側面断面図である 他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の上面図である 他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の側面図である 本考案の円形穴あけカッターを紙パック容器の表面に当接させて、くり抜く状態を示す説明図である 紙パック容器用注ぎ口を紙パック容器に取付けた状態を示す要部断面図である
以下、本考案について、図面を参照して詳細に説明する。なお、同一部材については、各図面を通して同一符号を付与している。図1は本考案の実施形態の一例を示す円形穴あけカッターの斜視図である。図1において、円形穴あけカッター1は、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面22を備えた把持部11と、前記摺動面22にL字状に立設され先端が尖先23に形成された中心軸12と、前記摺動面22と直角を成す面に設けられ、前記中心軸12を軸心として把持部11を一回転させることにより、円形穴をくり抜く切刃13より構成されている。
前記把持部11は、合成樹脂製で所定厚さを有する略長方形に形成されている。この把持部11は、指で挟持したときに握り易くするためと、滑り止め効果を与えるために円形の貫通穴21を設けている。なお、この貫通穴21に変えて凹面(例えば、椀形)としてもよく、あるいは、貫通穴21を設けなくても機能的に問題はない。前記把持部11の側面は紙パック容器の外表面と摺動する平滑な摺動面22であり、この摺動面22にはL字状の先端が尖先23に形成された中心軸12が立設されている。この中心軸12は紙パック容器中の液体に接触することがあるため、ステンレス鋼線やメッキ鋼線等の防錆効果のある材料を用いることが望ましく、線径は1mm〜2mmが望ましい。中心軸12の先端の尖先23は、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くときに、中心位置を定めるため紙パック容器の外表面の所定位置に突き刺す機能を有しており、紙パック容器の外表面に突き刺した後、中心軸12の基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させる。
前記摺動面22と直角を成す面には切刃13が設けられている。前記切刃13は、前記把持部11の上面先端部に設けられた段差部24に載置され、その上から押え板14で押圧してビス止め15されている。また、前記切刃13は、前記把持部11の摺動面22よりも突設されているため、前記中心軸12を基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させると、前記切刃13は前記紙パック容器の外表面を貫通した状態となる。ここで把持部11を一回転させると、前記中心軸12が円形の中心となり、紙パック容器の外表面が円形穴にくり抜かれる。そして、くり抜かれた円形片は、前記L字状の中心軸12に係止されているので、把持部11を前記紙パック容器の外表面から略直角方向に離すと容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図2は、本考案の実施形態の他例を示す円形穴あけカッターの斜視図である。図2において、円形穴あけカッター1aは、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面22を備えた把持部11と、前記摺動面22にL字状に立設され先端が尖先23に形成された中心軸12と、前記摺動面22と直角を成す面に設けられ、前記中心軸12を軸心として把持部11を一回転させることにより、円形穴をくり抜く切刃13より構成されている。
前記把持部11は、合成樹脂製で所定厚さを有する略長方形に形成されている。この把持部11は、指で挟持したときに握り易くするためと、滑り止め効果を与えるために円形の貫通穴21を設けている。なお、この貫通穴21に変えて凹面(例えば、椀形)としてもよく、あるいは、貫通穴21を設けなくても機能的に問題はない。前記把持部11の側面は紙パック容器の外表面と摺動する平滑な摺動面22であり、この摺動面22にはL字状の先端が尖先23に形成された中心軸12が立設されている。この中心軸12は紙パック容器中の液体に接触することがあるため、ステンレス鋼線やメッキ鋼線等の防錆効果のある材料を用いることが望ましく、線径は1mm〜2mmが望ましい。中心軸12の先端の尖先23は、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くときに、中心位置を定めるため紙パック容器の外表面の所定位置に突き刺す機能を有しており、紙パック容器の外表面に突き刺した後、中心軸12の基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させる。
前記摺動面22と直角を成す面には切刃13が設けられている。前記切刃13は、前記把持部11の上面先端部に設けられた溝に挿入されている。また、前記切刃13は、前記把持部11の摺動面22よりも突設されているため、前記中心軸12を基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させると、前記切刃13は前記紙パック容器の外表面を貫通した状態となる。ここで把持部11を一回転させると、前記中心軸12が円形の中心となり、紙パック容器の外表面が円形穴にくり抜かれる。そして、くり抜かれた円形片は、前記L字状の中心軸12に係止されているので、把持部11を前記紙パック容器の外表面から略直角方向に離すと容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図3は、本考案の他の実施形態を示す円形穴あけカッターの斜視図である。図3において、円形穴あけカッター1bは、紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面22を備えた把持部11と、前記摺動面22にL字状に立設され先端が尖先23に形成された中心軸12が設けられている。把持部11には、その両長辺を直角方向に貫通する貫通穴31が設けられており、この貫通穴31にスライド片32がスライド自在に挿通されている。このスライド片32の先端部には、ビス止め15された押え板14の先端に切刃13が取付けられている。このスライド片32をスライドすることにより、くり抜く(または切抜く)円形穴の口径を変更することができる。なお、スライド片32には、くり抜く(または切抜く)円形穴の半径(または口径)を目視できる目盛33が設けられている。
前記把持部11は、合成樹脂製で所定厚さを有する略長方形に形成されている。この把持部11は、指で挟持したときに握り易くするためと、滑り止め効果を与えるために円形の貫通穴21を設けている。なお、この貫通穴21に変えて凹面(例えば、椀形)としてもよく、あるいは、貫通穴21を設けなくても機能的に問題はない。前記把持部11の側面は紙パック容器の外表面と摺動する平滑な摺動面22であり、この摺動面22にはL字状の先端が尖先23に形成された中心軸12が立設されている。この中心軸12は紙パック容器中の液体に接触することがあるため、ステンレス鋼線やメッキ鋼線等の防錆効果のある材料を用いることが望ましく、線径は1mm〜2mmが望ましい。中心軸12の先端の尖先23は、紙パック容器の外表面に円形穴をくり抜くときに、中心位置を定めるため紙パック容器の外表面の所定位置に突き刺す機能を有しており、紙パック容器の外表面に突き刺した後、中心軸12の基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させる。
前記切刃13は、前記把持部11の摺動面22よりも突設されているため、前記中心軸12を基端26まで挿入して前記摺動面22を紙パック容器の外表面に当接させると、前記切刃13は前記紙パック容器の外表面を貫通した状態となる。ここで把持部11を一回転させると、前記中心軸12が円形の中心となり、紙パック容器の外表面が円形穴にくり抜かれる。そして、くり抜かれた円形片は、前記L字状の中心軸12に係止されているので、把持部11を前記紙パック容器の外表面から略直角方向に離すと容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図4は、本考案の円形穴あけカッターの摺動面の一例を示す正面図である。図4において、通常、中心軸は摺動面22のa点に設けられている。また、円形穴をくり抜く口径を変えるために、中心軸12をb点またはc点に差替することを可能としている。この場合、中心軸の基部には雄ネジを設け、a点、b点およびc点には雌ネジを螺設し、これらのa点、b点およびc点に中心軸の基部に設けた雄ネジを螺合することで中心軸の差替えを行なう。なお、くり抜く口径を変更しない場合は、例えば、a点のみを設けて固設することも可能である。
図5は、紙パック容器用注ぎ口の側面断面図、図6は、他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の上面図、図7は、他の実施形態を示す紙パック容器用注ぎ口の側面図である。なお、図5〜図7は、理解を容易にするために拡大表示している。図5において、紙パック容器用注ぎ口4は、前記紙パック容器の上部の傾斜状に形成された外表面に着脱自在に装着されるものである。この紙パック容器用注ぎ口4は、合成樹脂製で略円筒状に形成されており、軸心方向の略中間位置に鍔41が設けられて、この鍔41で外側部42と内側部43に区画されている。前記外側部42は、前記紙パック容器の外表面の外側に位置し、前記内側部43は前記外表面の内側に挿入される。
前記外側部42は、円形穴あけカッター1でくり抜かれた円形穴に前記内側部43を挿入したときに、紙パック容器内の飲料を排出するために紙パック容器の外表面51に露出され、その外周部には雄ネジ47が形成されている。キャップ44は前記外側部42の雄ネジ47に着脱自在に螺着されるものであり、紙パック容器内の飲料を排出しない時や紙パック容器の貯蔵時に螺着される。なお、キャップ44と外側部42を連結する紐48は、前記キャップ44を前記外側部42から外した時の紛失や汚損を防止するために、キャップ44の円周縁から延設した紐48の先端部をリング状とし、このリングを外側部42に外嵌したものである。なお、前記紐48を設けない形状とすることも当然可能である。
前記内側部43は、円形穴あけカッター1、1a、1bでくり抜かれた円形穴に挿入する部分である。鍔41側の内側部43には雄ネジ47が設けられており、先端は図6および図7に示すように断面略楕円(または半楕円)に切欠46されている。先端を切欠いて断面を断面略楕円(または半楕円)とすることにより、容器内の飲料を容易に排出することができる。また、前記鍔41と当接するようにOリングまたはシートパッキン等のシール材45が外嵌されている。また、前記内側部43を紙パック容器内に挿入するときに、円形穴の円縁が前記雄ネジ47と噛み合う雌ネジの役目をして、円滑に挿入することができる。
図8は、本考案の円形穴あけカッターを紙パック容器の上部の外表面51に当接させて、くり抜く状態を示した説明図である。図8に基づいて、円形穴あけカッター1の使用方法を説明する。51は紙パック容器の上部の傾斜部の外表面51であり、1は円形穴あけカッターである。紙パック容器の上部傾斜部の外表面51に、円形穴をくり抜く位置を決定し、その円形穴の中心となる位置に、円形穴あけカッター1の摺動面22に立設した中心軸12の先端の突先23を突き刺して、摺動面22が前記紙パック容器の外表面51に当接するまで挿入する。
前記円形穴あけカッター1の切刃13は、前記摺動面22よりも突設されているので、前記摺動面22が前記外表面51に当接すると、前記切刃13は前記外表面51を貫通した状態となっている。ここで、中心軸12を軸心として、把持部11を一回転させると、前記外表面51から円形穴がくり抜かれる。くり抜かれた円形片は、前記把持部11を前記紙パック容器の外表面51に対して略直角方向に離すと、容器内の飲料中に落下することなく、前記L字状の中心軸12に係止された状態で容易に除去することができる。
図9は、紙パック容器用注ぎ口を紙パック容器に取付けた状態を示した要部断面図である。前記外表面51にあけられた円形穴に、図9に示すように前記紙パック容器用注ぎ口4の内側部43を挿入する。また、前記キャップ44を前記外側部42から外せば、紙パック容器内の飲料を注ぎ口から排出することができる。
この考案は、主として牛乳やジューズ等の飲料を封入した紙パック容器内の飲料を注出するために用いる円形穴あけカッターであり、様々な紙パック容器や紙シートに対して口径の異なるくり抜き穴をあけるために広く適用することが可能である。
1、1a、1b 円形穴あけカッター、11 把持部、12 中心軸、13 切刃
14 押え板、15 ビス止め、21 貫通穴、22 摺動面、23 尖先
24 段差部、25 雄ネジ、26 基端、31 貫通穴、32 スライド片
33 目盛、4 紙パック容器用注ぎ口、41 鍔、42 外側部、43 内側部
44 キャップ、45 シール材(Oリング等)、46 切欠、47 雄ネジ
48 紐、51 紙パック容器の外表面、a a点、b b点、c c点

Claims (5)

  1. 紙パック容器の外表面に当接させて摺動する摺動面を備えた把持部と、
    前記摺動面にL字状に立設され先端が尖った中心軸と、
    前記摺動面と直角を成す面に設けられ、前記中心軸を軸心として把持部を回転させることにより、円形穴をくり抜く切刃より構成されていることを特徴とする紙パック容器に注ぎ口を取付ける円形穴あけカッター。
  2. 前記把持部にスライド自在に挿通されたスライド片の先端部に前記切刃が取付られており、前記スライド片をスライドすることにより、くり抜く円形穴の口径を変えることを特徴とする請求項1に記載の紙パック容器に注ぎ口を取付ける円形穴あけカッター。
  3. 前記中心軸を、前記摺動面の所定位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の紙パック容器に注ぎ口を取付ける円形穴あけカッター。
  4. 円筒状に形成された胴体の略中央部に鍔が設けられており、前記鍔の外側部は雄ネジが設けられ、この雄ネジ部にキャップが着脱自在に螺設されており、前記鍔の内側部は雄ネジが設けられ、この鍔の側面と接するシール材が外嵌されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の紙パック容器に注ぎ口を取付ける円形穴あけカッターでくり抜かれた円形穴に、前記内側部を着脱自在に挿入することを特徴とする紙パック容器用注ぎ口。
  5. 前記注ぎ口の内側部は、紙パック容器内の飲料を排出し易いように断面略楕円または断面略半楕円に切除されていることを特徴とする請求項4に記載の紙パック容器用注ぎ口。
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