JP3176355U - 津波/水害救命キャビン - Google Patents

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Abstract

【課題】津波/水害に遭遇した時に、避難者に救命措置をし、しかも搭乗し避難する過程において本体が転がることがなく、避難者に不安感及びケガなどの危険を与えることがない、津波/水害救命キャビンを提供する。
【解決手段】キャビン10、キャビン蓋20、乗車台30を備え、外部のソフトブロック40の抗衝撃表面、及び衝撃緩和表面の耐物衝撃及び耐水衝撃の作用を利用し、加えて、キャビン10下部のおもり部13は、転がった後のもとに戻そうとする復元作用を生じさせ、キャビン蓋20上の通気装置23は、通気状態を常に維持し、乗車台30の加重部33により、台体31は常に重心を下向きに保ち、ローリングボール32は、キャビン10の滑らかな内弧状面12上において、転がる形式で接触し、球形キャビンが転がる時には、乗車台30には、過度に転がるという状況は発生しない。
【選択図】図1

Description

本考案は津波/水害救命キャビンに関し、津波/水害に遭遇した時に、避難者に救命措置を提供し、しかも搭乗し避難する過程において本体が転覆することがないため、避難者に不安感や危険を与えることがない津波/水害救命キャビンに関する。
近年、地震が原因の津波、或いは大雨が引き起こす水害が世界中で発生し、多くの尊い生命を奪っている。津波/水害が襲った地区では、高台、或いは水が及ばない地区への避難が間に合わなかった人々に深刻な被害が及んでいる。それは、安全状況を満たした救難設備、或いは装置が全く存在しないことが、主因である。浮遊物利用、救命胴衣着用、浮き輪使用、泳ぐ、ゴムボートに乗るなどは、津波/大規模な水害では、人的被害を抑えるには効果が低いことは明らかである。特に、津波が陸地に押し寄せた際の激しい濁流は、各種浮遊物を巻き込み巨大な破壊力を持つ。人が水に落ちてしまえば、さまざまな物体の衝突を受け、ほとんどの場合意識を失ってしまい、無事であることはまず難しいといわざるを得ない。
よって、津波/水害に襲われたなら、避難する際の救命設備、或いは装置は、避難者の意識を覚醒させ続け、及び水流中物体の衝撃から身体を保護できることが必要である。
しかも、設備、或いは装置そのものが、外力の衝撃に対して抵抗力を備え、また衝撃力を吸収緩和する能力を備えている必要がある。
救命設備、或いは装置そのものが、外力により破壊されにくく、避難者の意識を良好に維持しつつ、外力による傷害を防ぐことができるプロテクト機能を備えるなら、救命、救難の機会を大幅に高めることができる。
本考案は、従来の津波/水害救命キャビンの上記した欠点に鑑みてなされたものである。
本考案が解決しようとする第一の課題は、中空半球形のキャビン、中空半球形のキャビン蓋、乗車台を備え、キャビンはキャビン壁内部に、滑らかな内弧状面により、搭乗空間を形成し、キャビン壁外部には多数のソフトブロックを碁盤の目状に並べ、抗衝撃性を備える表面を形成し、しかもキャビン壁下部にはおもり部を備え、上端には1個以上の固定部を備え、ヒンジとキャビン蓋の蓋壁下端により、可動状態で連接し、キャビン蓋は蓋壁内部に、滑らかな内弧状面により、可動空間を形成し、蓋壁外部には多数のソフトブロックを碁盤の目状に並べ、衝撃緩和力を備える表面を形成し、しかも蓋壁上にはさらに1個以上の通気装置を設置し、これにより可動空間は外界と通気することができ、蓋壁下端には、キャビンの各固定具に対応し、1個以上の固定ロックを備え、乗車台は、キャビンの搭乗空間内に設置し、半球形に近い台体を備え、台体内は、避難者搭乗空間として使用し、しかも台体上では、多数のローリングボールが、キャビンの滑らかな内弧状面と接触し、避難者が着席する空間の底部には、加重部を設置し、これにより乗車台の台体全体の重心は、常に中心底部に位置し、こうして津波/水害が襲う前に、避難者はキャビン蓋を開け、乗車台に進入し、固定具と固定ロックの固定ロック操作を利用し、キャビン蓋とキャビンを固定し、水面上に浮かぶ球状の救命キャビンを形成することができ、キャビン、及びキャビン蓋外部のソフトブロックの抗衝撃表面、及び衝撃緩和表面の耐物衝撃及び耐水衝撃の作用を利用し、さらに、球状のキャビンは水面を浮動する際に、障害物に遭遇しても、転がる方式で避けることができ、加えて、キャビン下部のおもり部は、転がった後の救難キャビンに対して、随時、元に戻す動作を生じるため、キャビン蓋上の通気装置は、外界と正常な通気状態を常に維持することができ、こうして、球体キャビン内に搭乗する避難者は、津波、或いは水害に遭遇しても、比較的安全な条件の下避難し、救援を待つことができ、しかも、乗車台の加重部により、台体は常に重心を下向きに、水面と垂直を保ち、台体上のローリングボールは、キャビンの滑らかな内弧状面上において、転がる形式で接触し、球形キャビンが転がる時には、乗車台の転がり作用を、同時に連動することはないため、乗車台には、過度に転がるという現象、或いは状況は発生せず、そのため、避難者が感じる不安感及び危険を低下させることができる津波/水害救命キャビンを提供することである。
本考案が解決しようとする第二の課題は、キャビンのキャビン壁下部には、おもり部を備え、キャビン壁は、滑らかな内弧状面の内壁、及び外部に多数のソフトブロックを碁盤の目状に排列する外壁により構成し、しかも、内壁と外壁間の底部には、金属板をおもり部として設置し、減量ギャップ部を形成し、ギャップ部内には、骨格棒を設置し、壁面強化に用い、キャビンは底部がより重く、上部がより軽い構造であるため、キャビンにキャビン蓋を被せた後は、おもり部が水中に入る形態で、水面上に浮遊することができ、外物が衝突して転がったとしても、おもり部により、水中に底部が入る状態を自然に回復し、これにより、キャビン蓋は随時もとの位置を回復しキャビン上部の封鎖を保持し、こうして、通気装置の通気機能は正常に維持される、津波/水害救命キャビンを提供することである。
本考案が解決しようとする第三の課題は、キャビンのキャビン壁上端には、1個以上の固定具を設置し、キャビン蓋の蓋壁下端には、各固定具に相対し、1個以上の固定ロックを設置し、固定具は、固定台上に、固定ハンドルを可動状に設置し、固定ハンドルの可動設置部側辺には、固定フックを偏心可動状に設置し、固定ロックは、ロック台上にロック棒を設置し、固定ハンドルを下方へと動かす操作を行い、固定フックを引き動かし、固定ロックのロック棒上に掛け、下方へと動かしロックする動作を生じ、こうして、キャビン蓋を、キャビン上端に緊密に固定する封鎖効果を達成し、しかも、固定ハンドルを上方へと動かすことで、固定フックの固定ロックのロック棒へのロックを簡単に解除することができる津波/水害救命キャビンを提供することである。
本考案が解決しようとする第四の課題は、キャビン蓋の蓋壁は、多数の骨棒により、内外に内壁層と外壁層を設置し、中空の蓋壁体を構成し、中空の蓋壁により、キャビン蓋全体は重量を軽減することができ、これによりキャビン蓋をキャビン上に固定した時にも、キャビン底部おもり部の正常な重量配置機能に影響を及ぼすことはなく、しかも、キャビン蓋の蓋壁の内壁層と外壁層は共に、抗衝撃性能を備える透明の高分子プラスチック材料により構成するため、キャビン蓋内から、外界の状況を透視することができ、避難者の精神を落ち着かせる効果を備える津波/水害救命キャビンを提供することである。
本考案が解決しようとする第五の課題は、キャビン蓋の蓋壁外部には、碁盤の目状に排列する緩衝作用を備える多数のソフトブロックを設置し、多数のソフトブロックは、目に鮮やかな色を持つソフトブロックで、そのため、球形の避難キャビンに搭乗し救援を待つ際にも、ソフトブロックの鮮やかな色で、発見されやすいという利点があり、しかも、鮮やかな色を持つソフトブロックは、排列により図形、或いは文字を表現し、対外的に救援要請情報を発信することもできる津波/水害救命キャビンを提供することである。
本考案が解決しようとする第六の課題は、キャビン蓋の蓋壁上には、通気装置を設置し、通気装置は、可動空間と外界とをつなげる通気管の外部に、遮水蓋を設置して構成し、しかも通気管上部の遮水蓋下縁には、1個以上の通気孔を備え、遮水蓋により、外界の水が、通気管内に進入しないよう遮蔽し水のキャビン内への侵入を防止し、同時に、通気孔により、外界と通じるキャビン内に酸素を供給する効果を備える津波/水害救命キャビンを提供することである。
本考案が解決しようとする第七の課題は、乗車台の台体内の避難者搭乗空間底部には、加重部を設置し、台体は、内部に、多数のローリングボール台を備える中空壁体で、台体が中空であるため軽量化でき、さらに、ローリングボール台に収納するローリングボールの転がり運動を通して、加重部の、台体底部における加重効果はより明らかとなり、こうして、台体の重心を恒常的に下向きに保ち、ローリングボールが転がる作用により、キャビンが転がっても、乗車台を連動することがなく、そのため、キャビン内の乗車台に着席する避難者が、転倒するような状況は発生しない津波/水害救命キャビンを提供することである。
本考案が解決しようとする第八の課題は、乗車台の台体の、避難者搭乗空間にはさらに、1脚以上の座席を設置し、これにより、座席に避難者は着席することができ、キャビン内での避難者の快適性を向上させることができ、また、座席は重心が中心に向かう寝椅子の形態で、しかも、座席上には、シートベルトを備えるため、避難者はほとんど横になった状態で、座席上にシートベルトで身体を固定し、搭乗時の安全性を高めることができる津波/水害救命キャビンを提供することである。
上記課題を解決するため、本考案は下記の津波/水害救命キャビンを提供する。
本考案の津波/水害救命キャビンは、津波/水害に遭遇した時に、避難者に救命措置を提供し、しかも搭乗し避難する過程において本体が転がることがないため、避難者に不安感及びケガなどの危険を与えることがない。
本考案キャビンのキャビン蓋を開けた状態を示す構造模式図である。 本考案キャビンのキャビン蓋を閉めた状態を示す構造模式図である。 本考案においてキャビン及びキャビン蓋外部のソフトブロックの外観立体模式図である。 本考案が津波/水害に遭遇した際の状態を示す模式図(一)である。 本考案が津波/水害に遭遇した際の状態を示す模式図(二)である。 本考案においてキャビン上の固定具とキャビン蓋上の固定ロックの構造模式図である。 本考案においてキャビン上の固定具とキャビン蓋上の固定ロックをロック固定時の構造模式図である。 本考案キャビン上の通気装置の構造模式図である。
以下に図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1、2、3に示すように、津波/水害救命キャビンは、中空半球形のキャビン10、中空半球形のキャビン蓋20、乗車台30を備える。キャビン10は、キャビン壁11内部に、滑らかな内弧状面12により、搭乗空間を形成する。キャビン壁11外部には、多数のソフトブロック40を碁盤の目状に並べ、抗衝撃性を備える表面を形成する。しかも、キャビン壁11下部には、おもり部13を備える。上端には、1個以上の固定部14を備え、ヒンジ15とキャビン蓋20の蓋壁21下端により、可動状態で連接する。キャビン蓋20は蓋壁21内部に、滑らかな内弧状面22により、可動空間を形成する。蓋壁21外部には、多数のソフトブロック40を碁盤の目状に並べ、衝撃緩和力を備える表面を形成する。しかも、蓋壁21上にはさらに、1個以上の通気装置23を設置する。これにより、可動空間は外界と通気することができる。蓋壁21下端には、キャビン10の各固定具14に対応し、1個以上の固定ロック24を備える。乗車台30は、キャビン10の搭乗空間内に設置し、半球形に近い台体31を備える。台体31内は、避難者搭乗空間として使用する。しかも、台体31上では、多数のローリングボール32が、キャビン10の滑らかな内弧状面12と接触する。避難者が着席する空間の底部には、重金属の加重部33を設置する。これにより、乗車台30の台体31全体の重心は、常に中心底部に位置する。こうして、津波/水害が襲う前に、避難者はキャビン蓋20を開け、乗車台30に進入し、固定具14と固定ロック24の固定ロック操作を利用し、キャビン蓋20とキャビン10を固定し、水面上に浮かぶ球状の津波/水害救命キャビンを形成することができる。図4、5に示すように、津波/水害時には、キャビン10、及びキャビン蓋20外部のソフトブロック40の抗衝撃表面、及び衝撃緩和表面の耐物衝撃及び耐水衝撃の作用を利用する。さらに、球状のキャビンは水面を浮動する際に、障害物に遭遇しても、転がる方式で避けることができる。加えて、キャビン10下部のおもり部13は、転がった後の救難キャビンに対して、随時、元に戻す動作を生じるため、キャビン蓋20上の通気装置23は、外界と正常な通気状態を常に維持することができる。こうして、球体キャビン内に搭乗する避難者は、津波、或いは水害に遭遇しても、非常に安全な条件の下避難し、救援を待つことができる。しかも、乗車台30の加重部33により、台体31は常に重心を下向きに、水面と垂直を保ち、台体31上のローリングボール32は、キャビン10の滑らかな内弧状面12上において、転がる形式で接触する。球形キャビンが転がる時には、乗車台30の転がり作用を、同時に連動することはないため、乗車台30には、過度に転がるという現象、或いは状況は発生しない。そのため、避難者が感じるであろう不安感およびケガなどの危険を低下させることができる。
上記した実施例に基づき、図1、2に示すように、キャビン10のキャビン壁11下部には、おもり部13を備える。キャビン壁11は、滑らかな内弧状面12の内壁110、及び外部に多数のソフトブロック40を碁盤の目状に排列する外壁111により構成する。しかも、内壁110と外壁111間の底部には、金属板をおもり部13として設置し、減重空隙部112を形成する。空隙部112内には、骨格棒113を設置し、壁面強化に用いる。キャビン10は底部がより重く、上部がより軽い構造であるため、キャビン10にキャビン蓋20を被せた後は、おもり部13が水中に入る形態で、水面上に浮遊することができる。図4、5に示すように、外物(外力)が衝突して転がったとしても、おもり部13により、水中に底部が入る状態を自然に回復する。これにより、キャビン蓋20は随時もとの位置を回復し、キャビン10上部への封鎖を保持する。こうして、通気装置23の通気機能は、正常に維持される。
上記した実施例に基づき、図1、2に示すように、キャビン10のキャビン壁11上端には、1個以上の固定具14を設置する。キャビン蓋20の蓋壁21下端には、各固定具14に相対し、1個以上の固定ロック24を設置する。固定具14は、図6、7に示すように、固定台140上に、固定ハンドル141を可動状に設置する。固定ハンドル141の可動設置部側辺には、固定フック142を偏心可動状に設置する。固定ロック24は、ロック台240上にロック棒241を設置する。これにより、固定ハンドル141を下方へと動かす操作を行い、固定フック142を偏心引き動かし、固定ロック24のロック棒241上に掛け、下方へと動かしロックする動作を生じる(図2、7参照)。こうして、キャビン蓋20を、キャビン10上端に緊密に固定する封鎖効果を達成する(図1、6参照)。しかも、固定ハンドル141を上方へと動かすことで、固定フック142の固定ロックのロック棒241へのロックを簡単に解除することができる。
上記した実施例に基づき、図1、2に示すように、キャビン蓋20の蓋壁21は、多数の骨棒210により、内外に内壁層211と外壁層212を設置し、中空の蓋壁21体を構成する。中空の蓋壁21により、キャビン蓋20全体は重量を軽減することができ、これによりキャビン蓋20をキャビン10上に固定した時にも、キャビン10底部おもり部13の正常な重量配置機能に影響を及ぼすことはない。しかも、キャビン蓋20の蓋壁21の内壁層211と外壁層212は共に、抗衝撃性能を備える透明の高分子プラスチック材料により構成するため、キャビン蓋20内から、外界の状況を透視することができ、避難者の精神を落ち着かせる効果を備える。
上記した実施例に基づき、図1、2、3に示すように、キャビン蓋20の蓋壁21外部には、碁盤の目状に排列する緩衝作用を備える多数のソフトブロック40を設置する。多数のソフトブロック40は、目に鮮やかな色を持つ。そのため、球形の避難キャビンに搭乗し救援を待つ際にも、ソフトブロック40の鮮やかな色で、遠方からでも発見されやすいという利点がある。しかも、鮮やかな色を持つソフトブロック40は、排列により図形、或いは文字を表現し、対外的に救援要請情報を発信することもできる。
上記した実施例に基づき、図1、2に示すように、キャビン蓋20の蓋壁21上には、通気装置23を設置する。図8に示すように、通気装置23は、可動空間と外界とをつなげる通気管230の外部に、遮水蓋231を設置して構成する。しかも、通気管230上部の遮水蓋231下縁には、1個以上の通気孔232を備える。遮水蓋231により、外界の水が、通気管230内に進入しないよう遮蔽し水のキャビン内への侵入を防止し、同時に、通気孔232により、外界と通じるキャビン内に酸素を供給する効果を備える。
上記した実施例に基づき、図1、2に示すように、乗車台30の台体31内の避難者搭乗空間底部には、加重部33を設置する。台体31は、内部に、多数のローリングボール台310を備える中空壁体である。台体31が中空であるため軽量化できる。さらに、ローリングボール台310に収納するローリングボール32の転がり運動を通して、加重部33の、台体31底部における加重効果はより明らかとなる。こうして、台体31の重心を恒常的に下向きに保ち、ローリングボール32が転がる作用により、図4、5に示すように、キャビン10が転がっても、乗車台30を連動することがない。そのため、キャビン内の乗車台30に着席する避難者が、転倒するような状況は発生しない。
上記した実施例に基づき、図1、2に示すように、乗車台30の台体31の、避難者搭乗空間にはさらに、1脚以上の座席34を設置する。これにより、座席34に避難者は着席することができ、キャビン内での避難者の快適性を向上させることができる。また、座席34は重心が中心に向かう寝椅子の形態である。しかも、座席34上には、シートベルト(図示なし)を備えるため、避難者はほとんど横になった状態で、座席34上にシートベルトで身体を固定し、搭乗時の安全性を高めることができる。
上記の本考案名称と内容は、本考案技術内容の説明に用いたのみで、本考案を限定するものではない。本考案の精神に基づく等価応用或いは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本考案の保護範囲に含むものとする。
本考案は実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。
10 キャビン
11 キャビン壁
110 内壁
111 外壁
112 空隙部
113 骨格棒
12 滑らかな内弧状面
13 おもり部
14 固定具
140 固定台
141 固定ハンドル
142 固定フック
15 ヒンジ
20 キャビン蓋
21 蓋壁
210 骨棒
211 内壁層
212 外壁層
22 滑らかな内弧状面
23 通気装置
230 通気管
231 遮水蓋
232 通気孔
24 固定ロック
240 ロック台
241 ロック棒
30 乗車台
31 台体
310 ローリングボール台
32 ローリングボール
33 加重部
34 座席
40 ソフトブロック

Claims (11)

  1. 津波/水害救命キャビンは、中空半球形のキャビン、中空半球形のキャビン蓋、乗車台を備え、
    前記キャビンは、キャビン壁内部に、滑らかな内弧状面により、搭乗空間を形成し、前記キャビン壁外部には、多数のソフトブロックを碁盤の目状に並べ、抗衝撃性を備える表面を形成し、しかも前記キャビン壁下部には、おもり部を備え、上端には、1個以上の固定部を備え、ヒンジとキャビン蓋の蓋壁下端により、可動状態で連接し、
    前記キャビン蓋は、蓋壁内部に、滑らかな内弧状面により、可動空間を形成し、前記蓋壁外部には、多数のソフトブロックを碁盤の目状に並べ、衝撃緩和力を備える表面を形成し、しかも前記蓋壁上にはさらに、1個以上の通気装置を設置し、これにより可動空間は外界と通気することができ、前記蓋壁下端には、前記キャビンの各固定具に対応し、1個以上の固定ロックを備え、
    前記乗車台は、前記キャビンの搭乗空間内に設置し、半球形に近い台体を備え、前記台体内は、避難者搭乗空間として使用し、しかも前記台体上では、多数のローリングボールが、前記キャビンの滑らかな内弧状面と接触し、避難者が着席する空間の底部には、加重部を設置し、これにより前記乗車台の台体全体の重心は、常に中心底部に位置することを特徴とする津波/水害救命キャビン。
  2. 前記キャビンのキャビン壁下部には、おもり部を備え、
    前記キャビン壁は、滑らかな内弧状面の内壁、及び外部に多数のソフトブロックを碁盤の目状に排列する外壁により構成し、
    しかも、前記内壁と前記外壁間の底部には、金属板をおもり部として設置し、減量ギャップ部を形成し、
    前記ギャップ部内には、骨格棒を設置し、壁面強化に用いることを特徴とする請求項1に記載の津波/水害救命キャビン。
  3. 前記キャビンのキャビン壁上端には、1個以上の固定具を設置し、
    前記キャビン蓋の蓋壁下端には、前記各固定具に相対し、1個以上の固定ロックを設置し、
    前記固定具は、前記固定台上に、固定ハンドルを可動状に設置し、前記固定ハンドルの可動設置部側辺には、固定フックを偏心可動状に設置し、
    前記固定ロックは、ロック台上にロック棒を設置することを特徴とする請求項1に記載の津波/水害救命キャビン。
  4. 前記キャビン蓋の蓋壁は、多数の骨棒により、内外に内壁層と外壁層を設置し、中空の蓋壁体を構成することを特徴とする請求項1に記載の津波/水害救命キャビン。
  5. 前記キャビン蓋の蓋壁の内壁層と外壁層は共に、抗衝撃性能を備える透明の高分子プラスチック材料により構成することを特徴とする請求項4に記載の津波/水害救命キャビン。
  6. 前記キャビン蓋の蓋壁外部には、碁盤の目状に排列する緩衝作用を備える多数のソフトブロックを設置し、
    前記多数のソフトブロックは、目に鮮やかな色を持つソフトブロックであることを特徴とする請求項1に記載の津波/水害救命キャビン。
  7. 前記鮮やかな色を持つソフトブロックは、排列により図形、或いは文字を表現し、対外的に救援要請情報を発信することもできることを特徴とする請求項6に記載の津波/水害救命キャビン。
  8. 前記キャビン蓋の蓋壁上には、通気装置を設置し、
    前記通気装置は、可動空間と外界とをつなげる通気管の外部に、遮水蓋を設置して構成し、しかも前記通気管上部の遮水蓋下縁には、1個以上の通気孔を備えることを特徴とする請求項1に記載の津波/水害救命キャビン。
  9. 前記乗車台の台体内の避難者搭乗空間底部には、加重部を設置し、
    前記台体は、内部に、多数のローリングボール台を備える中空壁体であることを特徴とする請求項1に記載の津波/水害救命キャビン。
  10. 前記乗車台の台体の、避難者搭乗空間にはさらに、1脚以上の座席を設置することを特徴とする請求項1に記載の津波/水害救命キャビン。
  11. 前記座席は重心が中心に向かう寝椅子の形態で、しかも前記座席上には、シートベルトを備えることを特徴とする請求項10に記載の津波/水害救命キャビン。
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