JP3176016U - 清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で被清掃面の両面を同時に清掃し得る清掃装置を提供する。
【解決手段】従動側清掃体20の磁石28は、駆動側清掃体12の回転中心から所定間隔で配置される磁石17に対応して配置される。即ち、従動側清掃体20は、磁石17及び28同士の吸引力にむらが生じることなく、駆動側清掃体12の従動が確実である。駆動側清掃体12は、被清掃面W2に対向する対向面23Aに複数本の毛先が補強された補強部を有する合成樹脂の清掃部材24を備える。即ち、従動側清掃体20は、タワシ等に比べて毛先が強靭な補強部26Aで被清掃面W2の苔などを確実に擦り落とし得る。両清掃体12及び20の清掃部材15及び24が、ループ毛及び樹立毛となっているので、被清掃面W1及びW2との摩擦力が皮革等に比べて小さくなるので、回転が円滑となる。
【選択図】図1
【解決手段】従動側清掃体20の磁石28は、駆動側清掃体12の回転中心から所定間隔で配置される磁石17に対応して配置される。即ち、従動側清掃体20は、磁石17及び28同士の吸引力にむらが生じることなく、駆動側清掃体12の従動が確実である。駆動側清掃体12は、被清掃面W2に対向する対向面23Aに複数本の毛先が補強された補強部を有する合成樹脂の清掃部材24を備える。即ち、従動側清掃体20は、タワシ等に比べて毛先が強靭な補強部26Aで被清掃面W2の苔などを確実に擦り落とし得る。両清掃体12及び20の清掃部材15及び24が、ループ毛及び樹立毛となっているので、被清掃面W1及びW2との摩擦力が皮革等に比べて小さくなるので、回転が円滑となる。
【選択図】図1
Description
本考案は、例えば熱帯魚などの飼育・観賞に用いる水槽の両面を挟み、同時に清掃し得る清掃装置に関するものである。
特許文献1には、一対の清掃板間に働く磁力を強弱調節することができ、且つ洗浄液を伴う払拭動作と洗浄液の除去を伴う払拭動作を被清掃面に同時に加えることができる清掃器具が、開示されている(段落番号「0006」参照)。即ち、モータで駆動される駆動側清掃板と従動側清掃板の夫々は、ガラス面への当接部を備えた支承体と、該支承体に回転自在に設けられた回転盤とを有する。これらの回転盤には、払拭部材と磁石板とが設けられている(要約の「解決手段」欄及び図1参照)。
また、特許文献2は、外側部品が水槽外壁面上自走し、これに磁気的に対向吸着される内側部品で水槽内壁面を清掃させるタイプの清掃装置である。具体的には、水槽の壁を挟んで外側部品と内側部品が磁気的に対向吸着される水槽内壁面清掃装置である。外側部品は、水槽外壁面上自走のための駆動体と、水槽外壁面に当接する複数のボールを備える。内側部品は、水槽内壁面を擦る清掃部材と、重心から外れた位置に水中スクリューを備える(要約「解決手段」欄及び図1乃至図3参照)。
ところで、特許文献1の清掃器具は、その払拭部材として、フェルト状物、織布、皮革、ブラシ、スポンジなどが用いられる。特許文献1の払拭部材は、フェルト状素材や連続気孔を有するスポンジ状物などから成るパッドと、三日月状或いは鎌刃状の断面によってできる掬い角を持つゴム弾性素材から成るワイパーとの組み合わせである。そして、先ず洗浄液を含んだパッドは汚れを浮かし、次にその汚れをワイパーは洗浄液と一緒にすくい取り、引続きそのすくい取った汚れは遠心力によりワイパーの湾曲面に沿って移動させ飛散させる(段落番号「0011」参照)。
また、特許文献1の清掃器具には、その移動軸の他端付近に刻設した雄ネジ部に、磁石位置調節用の磁力調節ネジを螺合し、支承体が中空軸を回転自在に支持している(要約の「解決手段」欄及び図1参照)。なお、特許文献1の清掃器具は、窓ガラス等の板状物の両面を同時に清掃し得る清掃器具に関するものである(段落番号「0001」参照)。即ち、特許文献1の清掃器具は、その払拭部材などを特殊加工を施しており、且つ従動側清掃板を水中で用いる構成とはしてない。従って、特許文献1の清掃器具は、その構成が複雑であり、高価となる。
特許文献2の清掃装置は、その内側部品の水槽側の面にスポンジ(清掃部材)が取り付けられており、該スポンジによって水槽内壁面を擦ることができるようになっている。また、スポンジは、ボール及び中央部材を避けて形作られており、上記ボールによる走行円滑化の効果を妨げない(段落番号「0038」及び図1b参照)。そして、水槽の壁を挟んで外側部品を外側、内側部品を内側にして対向させ、ネオジウム磁石の磁気的吸引力で両者を対向吸着させる(段落番号「0041」及び図2参照)。
次に、外側部品の駆動体及び内側部品の水中スクリューを駆動させる。内側部品においては、水中スクリューによって外周部材が回転し、これに伴ってスポンジが回転して水槽内壁面の苔等を擦り落とす。また、駆動体により外側部品が水槽外壁面上を自走し、これに伴って、磁気吸引された内側部品が水槽内壁面上を走行する(段落番号「0042」及び図3参照)。即ち、特許文献2の自走式清掃装置は、本考案の清掃装置とは駆動方式が異なる。
本考案の目的は、簡易な構成で被清掃面の両面を同時に清掃し得る清掃装置を提供することにある。
本考案の清掃装置は、駆動手段の駆動力に基づき回転して被清掃面を清掃する駆動側清掃体と、この駆動側清掃体の回転に従動して被清掃面を清掃する従動側清掃体とからなる清掃装置において、上記駆動側清掃体は、その回転中心から所定間隔で配置される磁石と、上記駆動手段を連結する連結部と、被清掃面に対向させる対向面に配置される清掃部材とを備え、上記従動側清掃体は、上記駆動側清掃体の磁石に対応して配置される磁石と、被清掃面に対向する対向面に複数本の毛先が補強された補強部を有する合成樹脂の清掃部材とを備えることを特徴とする。
ここで、本考案の清掃装置は、上記駆動側清掃体の清掃部材は合成樹脂製フィラメント糸をループ状に成形する複数本のループ毛とし、上記従動側清掃体の清掃部材は支柱状に成形する毛(樹立毛)の上記補強部をフック状または膨頭状としても良い。また、本考案の清掃装置は、上記従動側清掃体はその自重より水から浮遊可能な容量の空気部を備えると共に、上記従動側清掃体の上記磁石を複数の箇所にそれぞれ配置させても良い。更に、本考案の清掃装置は、上記従動側清掃体はその外形を水の抗力が小さくなるような流線型としても良い。
本考案によれば、従動側清掃体の磁石が駆動側清掃体の回転中心から所定間隔で配置される磁石に対応して配置されるので、従動側清掃体は磁石同士の吸引力にむらが生じることなく、駆動側清掃体の従動が確実かつ円滑となる。また、本考案によれば、駆動側清掃体は被清掃面に対向する対向面に複数本の毛先が補強された補強部を有する合成樹脂の清掃部材を備えるので、従動側清掃体がタワシ等に比べて毛先が強靭な補強部で被清掃面の苔などを確実に擦り落とし得る。なお、両清掃体の清掃部材をループ毛及び樹立毛にそれぞれする場合には、被清掃面との摩擦力が皮革等に比べて小さくなるので、走行(回転)が円滑となる。
また、両清掃体の清掃部材をループ毛及び樹立毛とする場合、たとえ両清掃体の磁石同士の磁気的吸引力が強すぎても、両被清掃面上を円滑に走行し得、操作性も良好となる。本考案によれば、従動側清掃体はその自重より水から浮遊可能な容量の空気部を備えるので、従動側清掃体の回転時において水の抵抗が小さく、周りに渦(乱流)を発生させない。本考案によれば、従動側清掃体はその外形を水の抗力が小さくなるような流線型となっているので、従動側清掃体の外形に凹凸が形成される場合に比べ、除去した苔など又は水槽内の砂などを拡散するのを防止し得る。
以下、本考案を実施するための形態について、具体化した一実施例を説明する。
以下、図1乃至図6に基づいて、本考案の一実施例である清掃装置について説明する。ここで、清掃装置を駆動(回転)させる駆動手段は、市販されているハンディタイプの電動モータであり、その駆動手段である出力軸S(図1の2点鎖線参照)が連結軸16に連結される。
図1及び図6に示すように、清掃装置10は、駆動側清掃体12及び従動側清掃体(以下、両者を「清掃体」ともいう)20を備え、これらの外形は略円盤状(いわゆる皿状)となっている。即ち、清掃装置10は、一対の清掃体12及び20で例えば熱帯魚などの飼育・観賞に用いる水槽Wの被清掃面である両面W1及びW2(図4及び図1の2点鎖線参照)を清掃するタイプである。
(駆動側清掃体に関する構成)
駆動側清掃体12は、図示しない駆動手段の駆動力(回転力)に基づき回転して被清掃面W1を清掃する。この清掃体12は、断面略C字状の筐体13及びその筐体13の開放口を閉止する蓋体14を備える。これらの筐体13及び蓋体14は、硬質の合成樹脂製で、それぞれ一体成型される。また、図1及び図2に示すように、筐体13は、その中心に円形の孔13Aが形成され、且つ金属製で6角柱の連結軸(連結部)16が配置されている。
駆動側清掃体12は、図示しない駆動手段の駆動力(回転力)に基づき回転して被清掃面W1を清掃する。この清掃体12は、断面略C字状の筐体13及びその筐体13の開放口を閉止する蓋体14を備える。これらの筐体13及び蓋体14は、硬質の合成樹脂製で、それぞれ一体成型される。また、図1及び図2に示すように、筐体13は、その中心に円形の孔13Aが形成され、且つ金属製で6角柱の連結軸(連結部)16が配置されている。
この連結軸16は、その略半分が筐体13内に埋め込まれ、残りが外方へ向かって突設されている。なお、連結部の一部を構成する孔13Aは、図1の2点鎖線に示す出力軸Sよりも若干径大となっており、出力軸Sが孔13A内に挿入される。そして、連結軸16は、出力軸Sの6角孔S1(図1の2点鎖線参照)内に挿入され、出力軸Sと連結する。図1及び図2の破線に示すように、蓋体14には、その裏面に複数(本例では4個)の磁石17が、所定の角範囲(本例では90度)に亘って回転中心を囲んだ円中にそれぞれ配置されている。
即ち、コイン状の磁石17は、図1及び図2の破線に示すように、蓋体14(連結棒16)の中心から所定間隔をもって接着剤などで固定(接着)している。ここで、磁石17は、永久磁石としてフェライト磁石でも良いが、希土類永久磁石たとえばNd-Fe-B系永久磁石(ネオジム磁石など)が最適である。また、本実施例において、磁石17を回転中心ではなく、回転中心を囲んで4箇所に配置したのは、吸引力にむらが生じなくするためである。なお、図1に示すように、蓋体14の裏面には、磁石17を所定位置に位置決めする収納部18がそれぞれ形成されている。また、図2の破線に示すように、一対の磁石17は、取付板19の両端にそれぞれ取付けられている。
図1に示すように、蓋体14には、その表面14A(「対向面」と同義)に円形の清掃部材15(図3参照)が、接着剤などで貼付されている。図3に示すように、清掃部材15は、繊維を製編織した基材(「製織基布」の同義)15A及びこの基材15Aに植毛(植設)したような複数本のループ毛15Bの柔軟な製織面フアスナーを用いる。即ち、ループ毛15Bは、例えばポリエステル、ポリオレフイン等の合成樹脂製フィラメント糸をループ状に成形する。本実施例では、ループ毛15Bと被清掃面W1との摩擦力が皮革等に比べて小さいので、走行(回転)が円滑となる。
(従動側清掃体に関する構成)
従動側清掃体20は、駆動側清掃体12の回転に従動して被清掃面W2を清掃する。この清掃体20は、断面略C字状の筐体22及びその筐体22の開放口を閉止する蓋体23を備える。これらの筐体22及び蓋体23は、硬質の合成樹脂製で、それぞれ一体成型される。なお、図1及び図4に示すように、筐体22において、その蓋板23の反対面は、平面状となっており、凹凸は形成されていない。即ち、上記蓋板23の反対面は、駆動側清掃体12の筐体13とは異なり、孔13Aが形成されていない。
従動側清掃体20は、駆動側清掃体12の回転に従動して被清掃面W2を清掃する。この清掃体20は、断面略C字状の筐体22及びその筐体22の開放口を閉止する蓋体23を備える。これらの筐体22及び蓋体23は、硬質の合成樹脂製で、それぞれ一体成型される。なお、図1及び図4に示すように、筐体22において、その蓋板23の反対面は、平面状となっており、凹凸は形成されていない。即ち、上記蓋板23の反対面は、駆動側清掃体12の筐体13とは異なり、孔13Aが形成されていない。
蓋体23には、図1及び図4の破線に示すように、その裏面に複数(本例では4個)の磁石28が、所定の角範囲(本例では90度)に亘ってそれぞれ配置されている。即ち、複数の磁石28は、駆動側清掃体12の磁石17に対応してそれぞれ配置している。なお、上述したように、磁石28を回転中心ではなく、回転中心を囲んで所定間隔で各々配置したのは、吸引力にむらが生じなくし、従動側清掃体20の追随回転(「従動」と同義)を確実かつ円滑とするためである。
また、図1に示すように、蓋体23の裏面には、磁石28を所定位置に位置決めする収納部30がそれぞれ形成されている。更に、図4の破線に示すように、一対の磁石28は、取付板32の両端にそれぞれ取付けられている。ここで、磁石52に関する構成は、駆動側清掃体12の磁石17に関する構成と同様であるので、詳細説明は省略する。
図1に示すように、蓋体23には、その表面23A(「対向面」と同義)に円形の清掃部材24(図5参照)が、接着剤などで貼付されている。図5に示すように、清掃部材24は、合成樹脂の基材25及びこの基材25に植毛したような複数本の樹立毛(以下単に「毛」ともいう)26を備える。これらの樹立毛26は支柱状たとえば円柱状などに成形しており、その毛先には補強された補強部26Aが形成されている。
補強部26Aは、図5に示すように、フック状または膨頭状などとなっており、硬質(上述した製織面フアスナーのループ毛15Bと比較して硬質)となっている成型面フアスナーを用いる。即ち、基材25及び樹立毛26は、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフイン、塩化ビニル系重合体、ポリウレタンなどの熱可塑性で可撓性重合体を溶融成型あるいはモールド成型している。即ち、補強部26Aを含む樹立毛26(清掃部材24)は、市販されているブラシ又はタワシ等に比べて、強靭に一体形成されている。即ち、本実施例では、樹立毛26と被清掃面W2との摩擦力が皮革等に比べて小さいので、走行(回転)が円滑となる。
図1に示すように、従動側清掃体20は、その自重より水から浮遊可能な容量の空気部34を備える。この空気部34は、上述したように、蓋体23が筐体22の開放口を閉止し、筐体23内を密閉することによって形成する。また、図6に示すように、従動側清掃体20は、その外形を水の抗力が小さくなるような流線型としている。即ち、従動側清掃体20には、その外形に流れを乱すような凹凸が形成されていない。ここで、流線型は、外形に凹凸を形成している場合に比べ、水の抗力が小さいことを意味する。その他の構成は、図1及び図2に示す駆動側清掃体12と同様であるので、詳細説明は省略する。
(本実施例の作用)
先ず、例えば図1に示す駆動側清掃体12には、予め図示しない電動モータの出力軸S(図1の2点鎖線参照)を、連結軸16及び孔13Aに連結させる。次に、駆動側清掃体12は、その清掃部材15の対向面側を水槽W外の被清掃面W1に対向させる。また、従動側清掃体20は、その清掃部材24の対向面側を水槽W内の被清掃面W2に対向させる。そして、駆動側清掃体12及び従動側清掃体20が水槽Wの壁を挟んだ対向状態において、磁石17及び28同士が磁気的吸引力で対向吸着するように移動(回転など)させる。
先ず、例えば図1に示す駆動側清掃体12には、予め図示しない電動モータの出力軸S(図1の2点鎖線参照)を、連結軸16及び孔13Aに連結させる。次に、駆動側清掃体12は、その清掃部材15の対向面側を水槽W外の被清掃面W1に対向させる。また、従動側清掃体20は、その清掃部材24の対向面側を水槽W内の被清掃面W2に対向させる。そして、駆動側清掃体12及び従動側清掃体20が水槽Wの壁を挟んだ対向状態において、磁石17及び28同士が磁気的吸引力で対向吸着するように移動(回転など)させる。
引続き、図示しない電動モータを駆動させると、出力軸Sを介して駆動側清掃体12は回転(駆動)するので、従動側清掃体20も従動して回転する。即ち、本実施例においては、磁石17を清掃体12及び20の回転中心ではなく、回転中心を囲んだ円中にそれぞれ配置したので、吸引力にむらが生ずることがなく、従動側清掃体20の従動が確実かつ円滑となる。また、本実施例によれば、たとえ磁石17及び28同士の磁気的吸引力が強すぎても、上述したように、清掃部材15及び24がループ毛15B及び樹立毛26となっているので、被清掃面W1及びW2上を円滑に走行し得、操作性も良好となる。
従って、本実施例では、図3及び図5に示すように、清掃部材15及び24のループ毛15B及び樹立毛26が、水槽Wの壁両面(被清掃面W1及びW2)を同時に清掃する。具体的には、図5に示すように、従動側清掃体20の清掃部材24が、ブラシ又はタワシ等に比べて、強靭な複数の樹立毛26及びその補強部26Aとなっているので、被清掃面W2に付着している苔などを迅速かつ確実に擦り落とし得る。
ここで、図6に示すように、従動側清掃体20は、その外形を水の抗力が小さくなるような流線型としているので、その回転時において水の抵抗が小さく、周りに渦(乱流)を発生させない。即ち、本実施例によれば、従動側清掃体20の外形を水の抗力が小さくなるような流線型としているので、従動側清掃体20の外形に凹凸が形成される場合に比べ、除去した苔など又は水槽W内の砂などを拡散するのを防止し得る。
最後に、図6に示すように、清掃終了後など駆動側清掃体12を被清掃面W1から離間させると、清掃体12及び20同士が離間する。そのため、図1に示す磁石17及び28同士の磁気的吸引力が解除されるので、図6の2点鎖線に示すように、従動側清掃体20は、その自重より水から浮遊可能な容量の空気部34を備えるので、水中に浮くことができ、水上に浮上する。
即ち、本実施例においては、空気部34で従動側清掃体20が水上に浮上するので、ユーザの腕などを水で濡らすことなく取出すことができる。従って、本実施例によれば、空気部34で従動側清掃体20が水上に浮上するので、ユーザが水槽内に腕などを入れて回収する手間を省ける。
本実施例によれば、従動側清掃体20の磁石28が駆動側清掃体12の回転中心から所定間隔で配置される磁石17に対応して配置されるので、従動側清掃体20は磁石17及び28同士の吸引力にむらが生じることなく、駆動側清掃体12の従動が確実かつ円滑となる。また、本実施例によれば、駆動側清掃体12は被清掃面W2に対向する対向面23Aに複数本の毛先が補強された補強部26Aを有する合成樹脂の清掃部材24を備えるので、従動側清掃体20がタワシ等に比べて毛先が強靭な補強部26Aで被清掃面W2の苔などを確実に擦り落とし得る。
なお、本実施例の磁石17及び28は、例えば回転中心から所定間隔で配置される円状としても良く、または複数箇所は2箇所以上であれば6箇所でも良い。本実施例の従動側清掃体20は、その筐体22の外形を、図1の例よりも更に円弧状にしても良い。本実施例の清掃体20は、その蓋体23を例えば曲面ガラスとなる被清掃面に沿って撓うようにしても良い。本実施例の清掃体12及び20には、それらの磁石17及び28に対応する位置に、外部から目視できるよう印(マーク)例えば筐体22の外周面に刻印などを設けるようにしても良い。
本実施例の清掃部材15及び24は、蓋体14及び23の表面14A及び23Aに対して交換(着脱)可能としても良い。本発明では、従動側清掃体20の重量を軽減するため、磁石28は4箇所にそれぞれ配置するのが好ましく、また取付板32を削除しても良い。本発明では、補強部を有する合成樹脂の清掃部材または合成樹脂製フィラメント糸をループ状に成形した清掃部材を、駆動側清掃体または従動側清掃体に適宜変更して配置させるようにしても良い。例えば、両清掃体には、補強部を有する合成樹脂の清掃部材を、それぞれ配置させるなどしても良い。
10…清掃装置、12…駆動側清掃体、14A…蓋体の表面(対向面)、15…清掃部材、15A…ループ毛、16…連結軸(連結部)、17…磁石、20…従動側清掃体、23A…蓋体の表面(対向面)、24…清掃部材、26…樹立毛(毛)、26A…補強部、28…磁石、34…空気部、S…電動モータの出力軸(駆動手段)、W…水槽、W1(W2)…水槽の面(被清掃面)
Claims (4)
- 駆動手段の駆動力に基づき回転して被清掃面を清掃する駆動側清掃体と、この駆動側清掃体の回転に従動して被清掃面を清掃する従動側清掃体とからなる清掃装置において、
上記駆動側清掃体は、その回転中心から所定間隔で配置される磁石と、上記駆動手段を連結する連結部と、被清掃面に対向させる対向面に配置される清掃部材とを備え、
上記従動側清掃体は、上記駆動側清掃体の磁石に対応して配置される磁石と、被清掃面に対向する対向面に複数本の毛先が補強された補強部を有する合成樹脂の清掃部材とを備えることを特徴とする清掃装置。 - 請求項1に記載の清掃装置において、上記駆動側清掃体の清掃部材は合成樹脂製フィラメント糸をループ状に成形する複数本のループ毛とし、上記従動側清掃体の清掃部材は支柱状に成形する毛の上記補強部をフック状または膨頭状とすることを特徴とする清掃装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の清掃装置において、上記従動側清掃体はその自重より水から浮遊可能な容量の空気部を備えると共に、上記従動側清掃体の上記磁石を複数の箇所にそれぞれ配置させることを特徴とする清掃装置。
- 請求項1乃至請求項3の1項に記載の清掃装置において、上記従動側清掃体はその外形を水の抗力が小さくなるような流線型とすることを特徴とする清掃装置。
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